JPH07182589A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JPH07182589A
JPH07182589A JP32710793A JP32710793A JPH07182589A JP H07182589 A JPH07182589 A JP H07182589A JP 32710793 A JP32710793 A JP 32710793A JP 32710793 A JP32710793 A JP 32710793A JP H07182589 A JPH07182589 A JP H07182589A
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JP
Japan
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speaker
output
transformer
relay contact
power amplifier
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Application number
JP32710793A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Hori
正敏 堀
Munemasa Suzuki
宗応 鈴木
Koji Abiko
浩二 安彦
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防災監視装置に関し、受信機からスピーカに
至る配線の断線を監視し、その断線障害を報知すること
で断線で警報を発することができないようなことを防止
することを目的とする。 【構成】 スピーカ2aのボイスコイル165と直列に
直流を阻止するコンデンサ166を設けるとともに最終
段のスピーカ端子158,159に負電圧をバイアスす
る方向に終端ダイオード164を接続し、受信機100
には、パワーアンプ137の出力を変圧するトランス1
67と、トランス167の出力側の一端に制御部112
の指示により出力を切り換えるリレー接点169とを設
け、トランス167の出力側の他端とリレー接点169
の間に警報信号に直流電圧を重畳するための電圧を出力
する第1直流電源170と、断線監視用の負電圧を出力
する第2直流電源171と、断線の判断をするためのフ
ォトカプラ172をそれぞれ直列に設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅などにおいて
音声で火災等の非常事態を警報する防災監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】火災等の非常事態を警報する場合、ベル
の鳴動で行うのが一般的である。しかしながら、マンシ
ョン等の集合住宅では廊下などにベルを設けてもドアや
壁の音に対する遮蔽性が優れ、ベルの鳴動が室内では十
分聞こえないことがあるので、近年では、室内に設けら
れたスピーカを介して音声メッセージで警報する防災監
視装置が提案されている。
【0003】なお、この種の音声警報装置としては、集
合住宅用に用いられるものとしては例えば特開平4−3
50800号公報に示すようにドアホン子器のスピーカ
を利用して音声メッセージで警報したり、ビルや地下街
に用いられるものとしては特開平2−35597号公報
に示すように非常事態の発生場所と種類を音声メッセー
ジで警報するものが知られている。
【0004】ところで、音声メッセージで警報する場
合、避難誘導を適切に行うためには警戒エリア毎に異な
る音声メッセージで同時に警報することが望ましく、こ
の従来例としては例えば特開平4−3297号公報に示
されている。図9及び図10はその概略を示し、集合住
宅において各階の複数の住戸にスピーカ2cとこのスピ
ーカ2cの入力側を切り換えるためのリレー15dが設
けられている。
【0005】このリレー15dの一方の入力側は集合住
宅共通の音声ラインL1に接続され、他方の入力側は集
合住宅の各階毎に設けられている音声ラインL2,L3
〜の当該階の音声ラインに接続されている。そして、こ
のリレー15dは住戸内スピーカ2cを通常状態では階
毎の音声ライン側に接続しており、火災が検出されると
制御部の制御により共通の音声ラインL1側に接続す
る。
【0006】これに対し、受信機100aは、火災が発
生した住戸に対しては「あなたの住戸が火事です」のよ
うな特別な音声メッセージをパワーアンプAMP1から
共通の音声ラインL1を介して送出し、火災が発生した
住戸を除くその階の他の住戸と直上階の全ての住戸に対
しては例えば「○○階で火事です」のような共通の音声
メッセージをパワーアンプAMP2から階毎の音声ライ
ンを介して送出する。このように音声メッセージ毎にパ
ワーアンプAMP1,AMP2を設けることにより2種
類の音声メッセージを同時に送出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防災監視装置にあっては、受信機からスピーカに至る配
線の断線を監視していないため、断線を検出し、報知す
ることができなかった。その結果、断線したとき警報を
発することができないという問題点があった。本発明
は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、受信機からスピーカに至る配線の断線を監視し、
その断線障害を報知することで断線で警報を発すること
ができないようなことを防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、集合住宅の各住戸内に感知器およびスピ
ーカを設け、感知器が火災を検出したとき、受信機の制
御部の指示によりパワーアンプを駆動して前記スピーカ
から警報信号を出力する防災監視装置において、前記ス
ピーカのボイスコイルと直列に直流を阻止するコンデン
サを設けるとともに最終段のスピーカ端子に負電圧をバ
イアスする方向に終端ダイオードを接続し、前記受信機
には、前記パワーアンプの出力を変圧するトランスと、
該トランスの出力側の一端に前記制御部の指示により出
力を切り換えるリレー接点とを設け、前記トランスの出
力側の他端と前記リレー接点の間に前記警報信号に直流
電圧を重畳するための電圧を出力する第1直流電源と、
断線監視用の負電圧を出力する第2直流電源と、断線の
判断をするためのフォトカプラをそれぞれ直列に設けた
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、集合住宅の各住戸内に感
知器およびスピーカを設け、感知器が火災を検出したと
き、受信機の制御部の指示によりパワーアンプを駆動し
て中継器を介して前記スピーカから警報信号を出力する
防災監視装置において、前記受信機に、前記パワーアン
プの出力を変圧するトランスと、該トランスの出力側の
一端に前記制御部の指示により出力を切り換えるリレー
接点と、前記トランスと並列に接続され監視電流を該リ
レー接点を介して前記スピーカに出力する直流電源を設
け、前記中継器内の前記スピーカのボイスコイルと前記
トランスの出力側の他端を結ぶ信号線にフォトカプラと
抵抗を直列に接続し該フォトカプラと該抵抗と並列にリ
レー接点を設けるとともに該リレー接点を開閉するリレ
ーを設けたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、集合住宅の各住戸内に感
知器およびスピーカを設け、感知器が火災を検出したと
き、受信機の制御部の指示によりパワーアンプを駆動し
て前記スピーカから警報信号を出力する防災監視装置に
おいて、前記パワーアンプに発振出力を与える発振手段
と、該発振手段と前記パワーアンプの間に設けられリレ
ー接点の開閉信号も出力する手動スイッチ手段と、前記
パワーアンプの出力を変圧するトランスと、前記手動ス
イッチ手段からの開閉信号により開閉されトランスとス
ピーカの間に設けられたリレー接点と、該リレー接点に
接続され音声信号の倍電圧整流を行う倍電圧整流回路
と、該倍電圧整流回路の出力によりオンオフするスイッ
チ手段と、該スイッチ手段の出力により点滅するフォト
カプラを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、通常断線監視時には、リレー接点を切り換
え、第2直流電源から断線監視用の負電圧を出力し、フ
ォトカプラで断線の有無を検出するようにしたため、予
め断線障害を報知することができ、断線で警報を発する
ことができないようなことを防止することができ、信頼
性を高めることができる。
【0012】また、請求項2の発明においては、通常断
線監視時には、受信機のリレー接点をオフにするととも
に、中継器内のリレー接点をオフとして、直流電源から
スピーカに監視電流を出力し、中継器のフォトカプラの
オンにより、断線なしを検出するようにしたため、断線
で警報を発することができないようなことを防止するこ
とができ、信頼性を高めることができる。
【0013】また、請求項3の発明においては、配線の
点検時に手動スイッチ手段をオンし、発振出力をアンプ
に入力するとともに、リレー接点をオフにして、音声信
号を倍電圧整流回路に与え、倍電圧整流回路で整流した
倍電圧を得て、スイッチ手段のオンにより、フォトカプ
ラをオンとして、断線なしを検出するようにしたため、
断線で警報を発することができないようなことを防止す
ることができ、信頼性を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図5は本発明の一実施例を示す図であ
る。図1は本発明の一実施例に係る要部回路図、図2は
警報鳴動時の信号波形図、図3は通常断線監視時の動作
説明図、図4は防災監視装置のブロック図、図5は各ブ
ロックの設置状態を示す説明図である。
【0015】図4および図5において、集合住宅の各住
戸内にアナログ型或いはオン/オフ型の煙感知器や熱感
知器のような戸外点検機能付き感知器1aと住戸内スピ
ーカ2aが設置される。住戸外には各住戸毎に自動戸外
点検機能付き中継器10と戸外表示器3が設置され、ま
た、廊下や階段などの集合住宅の共用部には戸外点検機
能付きアナログ型感知器1bと共用部スピーカ2bが設
置される。戸外点検器4は中継器10を介して住戸内の
感知器1aの点検を戸外から行うことができる。
【0016】音声警報付きR型受信機100は回線L,
Cを介して、各住戸に設けられている中継器10と住戸
外に設けられている感知器1bに対してポーリング方式
で端末アドレスを指定して呼び出し、呼び出された中継
器10と感知器1bは回線L,Cを介して受信機100
に対し、自己のアドレスと煙濃度信号や温度信号或いは
火災検出時に発報信号を送信し、受信機100はこの信
号に基づいて音声メッセージ等により火災警報を行う。
【0017】また、この装置では、上記回線L,Cの他
に、住戸全ての中継器10に対して共通に接続される音
声ラインL1と、各階毎の中継器10に対して共通に接
続される音声ラインL2〜Lnが設けられている。な
お、この実施例では最大n=16であり、したがって、
15階の集合住宅まで適用することができる。中継器1
0には、煙濃度や温度に応じて変化する住戸内感知器1
aの出力信号を検出する検出部11と、中継器10全体
の制御を行う制御部12と、アドレスを設定するための
アドレス設定部13と、受信機100との間でポーリン
グ方式で通信を行い、受信機100からの呼び出しに対
して自己のアドレスと煙濃度信号や温度信号或いは火災
検出時に発報信号を返信する入出力部14と、住戸内ス
ピーカ2aに対して2種類の音声メッセージを選択的に
出力するためのリレー15が設けられている。
【0018】このリレー15の一方の入力側接点15a
は全ての住戸に共通の音声ラインL1に接続され、他方
の入力側接点15bは各階毎に共通の音声ラインL2,
L3〜の当該階の音声ラインに接続され、出力側接点1
5cが住戸内スピーカ2aに接続されている。リレー1
5は住戸内スピーカ2aを通常状態では階毎に共通の音
声ラインL2,L3〜の入力側15接点bに接続してお
り、火災が検出されると制御部12の制御により全ての
住戸に共通の音声ラインL1の入力側接点15aに接続
する。
【0019】受信機100には中継器10と住戸外感知
器2bとの間でポーリング方式で通信を行うための入出
力制御部101と、入出力制御部101を介して受信し
た信号内の煙濃度信号や温度信号を解析して火災発生と
判断した場合に表示部103と音声警報部104を駆動
することにより火災発生を表示灯や音声メッセージで警
報させる受信制御部102が設けられ、また、この受信
制御部102は火災発生場所を示すアドレス等を音声制
御回路部110内の入力部111に出力する。なお、操
作部105は表示部103と音声警報部104による警
報を復旧させたりするための各種キーにより構成されて
いる。105aは一斉鳴動スイッチである。
【0020】音声制御回路部110内には、上記入力部
111から例えば8×3ビットのデータを取り込んで一
例として2種類の音声メッセージを複数の住戸内スピー
カ2aに対して選択的に送出する制御を行うCPU11
2が設けられている。CPU112は8ビットのデータ
と5本の制御線で音声合成部120を制御するととも
に、後述するアンプ部130内のパワーアンプ137の
出力信号を住戸全ての中継器10に共通の音声ラインL
1又は各階毎の中継器10に共通の音声ラインL2〜L
nに対して時分割で出力するために4ビットのデータで
ラッチ付きデコーダ113を介してアンプ部130内の
16個のリレー接点1301〜1316を選択的にオ
ン、オフする。なお、図5ではリレー接点1301〜1
316のリレーLは、図面の都合上1つのみが示されて
いる。
【0021】音声制御回路部110内にはまた、CPU
112の暴走を検出し、また、CPU112をリセット
するためのウォッチドッグタイマ(WDT)およびリセ
ット(RST)回路114が設けられている。なお、ウ
ォッチドッグタイマがCPU112に内蔵されている場
合にはリセット回路のみがCPU112に対して外付け
される。
【0022】音声合成部120には、音声信号に応じた
データが予め記憶されたROM121と、ROM121
から読み出されたデータを音声信号に変換する音声合成
IC122と、ロウパスフィルタ123と、ロウパスフ
ィルタ123の出力信号を増幅してモニタ用スピーカ
(SP)125に出力するパワーアンプ124が設けら
れている。ROM121には火災が発生した住戸に送出
するための例えば「あなたの住戸が火災です」の音声メ
ッセージ用データと、火災が発生した住戸を除くその階
の他の住戸と直上階の全ての住戸に送出するための例え
ば「○○階で火災です」およびこの「○○」に挿入する
ための数字用の音声メッセージ用データが予め記憶さ
れ、これらのデータはCPU112の制御により選択的
に読み出される。
【0023】アンプ部130には上記リレー接点130
1〜1316の他に、音声合成部120のロウパスフィ
ルタ123の出力信号を増幅する1つのパワーアンプ1
37と、パワーアンプ137に対して電源を供給するた
めの電源部138が設けられ、パワーアンプ137の出
力端子がリレー接点1301〜1316の各一端に共通
に接続されている。
【0024】これに対し、一例としてリレー接点130
1の他端が、住戸全てに共通の音声ラインL1を介して
全ての中継器10内のリレー15の入力側接点15aに
接続され、リレー接点1302,1303〜の各他端が
それぞれ各階毎に共通の音声ラインL2〜Lnを介して
階毎に中継器10内のリレー15の入力側接点15bに
接続されている。なお、リレー接点1301〜1316
は、適用される集合住宅の階数に応じて増設することが
できる。
【0025】前述したように受信機100は各住戸に設
けられている中継器10等に対してポーリング方式で端
末アドレスを指定して呼び出し、呼び出された中継器1
0は受信機100に対して自己のアドレスと煙濃度信号
や温度信号或いは発報信号を送信する。例えば1階のあ
る住戸において火災と判断されると、その中継器10か
ら火災発生場所を示すアドレスがCPU112に送信さ
れ、また、火災が発生した住戸の中継器10内のリレー
15は、階毎に共通の音声ラインL2,L3〜の入力側
15bから住戸全てに共通の音声ラインL1の入力側接
点15aに切り替わる。
【0026】CPU112は火災発生場所を示すアドレ
スとデータ設定ROM140に設定されているデータに
基づいて、「あなたの住戸が火災です」と「(火事発生
の階数)階で火災です」の2種類の音声メッセージ用デ
ータをこの順番で音声合成部120のROM121から
読み出すとともに、「あなたの住戸が火災です」の区間
T1では住戸全てに共通の音声ラインL1用のリレー接
点1301のみをオンにするとともに他の全てのリレー
接点1302〜1316をオフにし、次いで「(火災発
生の階数)階で火災です」の区間T2では住戸全てに共
通の音声ラインL1用のリレー接点1301をオフにす
るとともに火災発生の階に対応するリレー接点1302
とその直上階であるリレー接点1303をオンにし、復
旧されるまでこれを繰り返す。
【0027】すなわち、火災が発生した住戸の中継器1
0内のリレー15のみが音声ラインL1の入力側接点1
5aに切り替わっているので、「あなたの住戸が火災で
す」の音声メッセージが送出され、「(火災発生の階
数)階で火災です」の音声メッセージは送出されない。
また、火災が発生した住戸を除くその階の他の住戸と直
上階の住戸では「あなたの住戸が火災です」の音声メッ
セージは送出されず、「(火災発生の階数)階で火災で
す」の音声メッセージが送出される。
【0028】したがって、2種類の音声メッセージを1
つのパワーアンプ137により増幅して順次出力し、メ
ッセージ毎にリレー接点1301〜1316を時分割で
切り換えるので、1つのパワーアンプ137で2種類の
音声メッセージを送出することができる。次に、図1は
本発明の一実施例に係る要部回路図である。
【0029】図1において、151,152は受信機1
00の端子、153,154はスピーカ回路155の端
子を、それぞれ示し、端子151,152は信号線15
6,157を介して端子153,154にそれぞれ接続
されている。158,159は最終段のスピーカ回路1
60の端子であり、端子153と端子158は信号線1
61を介して接続され、端子154と端子159は信号
線162を介して接続され、端子158と端子159は
信号線163を介して接続され、信号線163には負電
圧をバイアスする方向に終端ダイオード164が接続さ
れる。
【0030】スピーカ2aのボイスコイル165と直列
にコンデンサ166が接続され、コンデンサ166は直
流を阻止する。パワーアンプ137にはトランス167
が接続され、トランス167はパワーアンプ137の出
力を変圧する。トランス167の二次巻線168の一端
にはリレー接点169が接続され、リレー接点169は
受信機100のCPU112によりオン、オフ制御され
る。リレー接点169がオンのときは、トランス167
の出力は、スピーカ2aに印加される。
【0031】二次巻線168の他端とリレー接点169
の間には、警報信号に直流電圧を重畳するために正電圧
を出力する第1直流電源170と、断線監視用負電圧を
出力する第2直流電源171と、フォトカプラ172の
LED173と、抵抗174がそれぞれ直列に接続され
る。通常断線監視時には、リレー接点169がオフにな
ると、第2直流電源171からの電流は、信号線17
5、信号線157、信号線162、信号線163、終端
ダイオード164、信号線161、信号線156を通
り、リレー接点169、抵抗174、LED173を通
って第2直流回路171に流れる。
【0032】LED173が発光すると、その発光は、
CPU112に接続したフォトカプラ172のフォトト
ランジスタ176で受光され、CPU112は断線がな
く正常であると判断する。次に、図1の動作を説明す
る。まず、警報鳴動時の動作を説明する。
【0033】警報鳴動時には、CPU112はリレー接
点169をオンにする。パワーアンプ137の出力は、
トランス167で変圧されるが、このとき、第1直流電
源170から警報信号に重畳する直流電圧を出力する。
このときの信号線156,157間の(A)部の信号波
形は、図2の(a)に示すようになる。すなわち、
(A)部の信号波形は、振幅の下限値が0V以上にシフ
トする。
【0034】(A)部の信号波形は、コンデンサ166
で直流分がカットされ、図2の(b)に示すような波形
となって、スピーカ2aに印加される。すなわち、
(B)部の信号波形は、振幅の中心が0Vとなって、ス
ピーカ2aに印加される。こうして、スピーカ2aより
警報音が出力される。なお、終端ダイオード164には
(A)部の信号波形の下限値が0V以上であることか
ら、逆電圧を印加されていることとなり、信号波形に影
響を与えることはない。
【0035】次に、通常断線監視時の動作を説明する。
通常断線監視時には、図3に示すように、CPU112
はリレー接点169をオフにする。したがって、パワー
アンプ137の音声信号は、スピーカ2aには印加され
ない。リレー接点169がオフになると、第2直流電源
171から断線監視のための負電圧が出力される。この
とき、矢印のような電流が流れ、LED173が発光す
る。すなわち、電流は信号線175、信号線157を通
り、直流分はコンデンサ166でカットされるので、ボ
イスコイル165には流れず、信号線162、信号線1
63、終端ダイオード164、信号線161、信号線1
56、リレー接点169、抵抗174、LED173を
通り、第2直流電源171に流れる。
【0036】LED173が発光すると、その発光は、
フォトトランジスタ176で受光され、受光信号がCP
U112に出力されるCPU112はこれにより、断線
がなく、正常であると判断する。なお、この実施例にお
いては、ボイスコイル165の断線は検出しない。次
に、図6および図7は本発明の第2実施例を示す要部回
路図である。
【0037】図6および図7において、181,182
は受信機100のトランス183の端子であり、端子1
81,182は信号線184,185を介して中継器1
86の端子187,188に接続され、端子187,1
88は信号線189,190を介して中継器186の端
子191,192に接続され、さらに、端子191,1
92はスピーカ回路193の端子194,195に接続
され、端子194と端子195はボイスコイル196を
介して接続される。
【0038】197,198は受信機100のCPU1
12の端子であり、端子197,198は制御線19
9,200を介して中継器186の端子201a,20
1bに接続される。中継器186の端子187は信号線
202を介して中継器186aの端子203に、中継器
186の端子188は信号線204を介して中継器18
6aの端子205に接続され、中継器186の端子20
1aの制御線206を介して中継器186aの端子20
7に接続され、中継器186の端子201bは制御線2
08を介して中継器186aの端子209に接続され
る。
【0039】パワーアンプ137にはトランス183が
接続され、トランス183はパワーアンプ137の警報
信号を変圧する。トランス183の二次巻線210の一
端は、リレー接点211に接続され、リレー接点211
はCPU112によりオン、オフ制御される。すなわ
ち、CPU112はスピーカ2aを鳴動させるとき、リ
レー接点211をオンとし、通常断線監視時にはリレー
接点211をオフにする。
【0040】トランス183と並列に直流電源212が
接続され、直流電源212のプラス側はリレー接点21
1に接続され、マイナス側はトランス183の二次巻線
210の他端に接続される。リレー接点211がオフに
なると、直流電源212は通常監視電圧を出力する。
【0041】中継器186の信号線190には、フォト
カプラ213のLED214と抵抗215が直列に接続
され、LED214と並列に逆流阻止用のダイオード2
16が接続され、LED214と抵抗215に並列して
リレー接点217が接続される。218は中継器186
内に設けられた伝送制御部であり、伝送制御部218は
制御線199,200を介してCPU112に接続さ
れ、CPU112の指示によりリレー219をオンオフ
制御する。リレー219のオンオフにより、リレー接点
217が開閉する。
【0042】220はリレー219に並列に設けられた
逆超電圧防止用のダイオードである。伝送制御部218
にはフォトカプラ213のフォトトランジスタ221が
設けられ、LED214の発光により、フォトトランジ
スタ221はこれを受光して、受光信号を伝送制御部2
18に送る。伝送制御部218は受光信号により正常信
号をCPU112に送る。
【0043】次に、動作を説明する。まず、所定の中継
器186に接続されたスピーカ2aを鳴動させる場合に
ついて説明する。CPU112は、リレー接点211を
オンするとともに、所定の中継器186を選択して、伝
送制御部218を介してリレー219をオンし、リレー
接点217をオンにする。パワーアンプ137で増幅さ
れた音声信号は、トランス183で変圧され、図6の矢
印で示すように、リレー接点211を通り、スピーカ2
aに流れ、リレー接点217を通り、トランス183に
流れる。
【0044】次に、通常監視状態について説明する。通
常監視時においては、図7に示すように、CPU112
はリレー接点211をオフとするとともに、各伝送制御
部218,222を介して各リレー219,223をオ
フとし、各リレー接点217,224をオフとする。直
流電源212からの電流は、図7の矢印で示すように、
リレー接点211、信号線184、信号線189、信号
線225、ボイスコイル196、信号線226、信号線
190、LED214、抵抗215を通り、信号線18
5から直流電源212に入り、また、信号線184、信
号線202、信号線227、信号線228、ボイスコイ
ル196、信号線229、信号線230、LED23
1、抵抗232、信号線204を通り、信号線185か
ら直流電源212に入る。
【0045】各LED214,231が発光すると、こ
れらの発光を各フォトトランジスタ221,233が受
光し、受光信号を各伝送制御部218,222に出力す
る。各伝送制御部218,222は、制御部206,2
08,199,200を介してCPU112に正常信号
を出力し、CPU112は正常信号により、断線がな
く、正常であると、判断する。この実施例においては、
ボイスコイル196の断線も検出することができる。
【0046】次に、図8は本発明の第3実施例を示す要
部回路図である。図8において、241は発振手段とし
ての発振器であり、発振器241は手動スイッチ手段と
してのスイッチ242を介してパワーアンプ137に接
続されている。スイッチ242がオンになると、発振器
241は断線を検出するための交流信号をパワーアンプ
137に出力する。また、スイッチ242がオンになる
と、リレー接点243をオフにする信号をリレー接点2
43に出力する。
【0047】パワーアンプ137にはトランス244が
接続され、トランス244はパワーアンプ137の出力
を変圧する。トランス244の二次巻線245の一端は
スピーカ2aのボイスコイル246の一端に接続され、
ボイスコイル246の他端はリレー接点243を介して
トランス244の二次巻線245の他端に接続される。
【0048】ボイスコイル246の他端とリレー接点2
43の間の接続点A1と、二次巻線245の他端とリレ
ー接点243の間の接続点Aとの間には倍電圧整流回路
247が接続される。倍電圧整流回路247は断線を検
出するための交流信号を倍電圧整流するもので、ダイオ
ード248,249とコンデンサ250,251により
構成される。断線を検出するための交流信号<0のと
き、ダイオード248を通じてコンデンサ250が充電
され、断線を検出するための交流信号>0のときダイオ
ード249を通じてコンデンサ251が充電される。
【0049】コンデンサ250は所定電圧分だけ充電さ
れているので、コンデンサ251の出力電圧は所定の電
圧分だけレベルシフトした波形を整流したものになる。
したがって、出力電圧は、2倍の電圧となる。252は
倍電圧整流回路247の出力によりオンオフするスイッ
チ手段であり、スイッチ手段252は、ダーリントン接
続された一対のトランジスタ253,254と抵抗25
5,256より構成される。
【0050】257はスイッチ手段252によりオンオ
フされるフォトカプラであり、フォトカプラ257はL
ED258とフォトトランジスタ259により構成され
る。トランジスタ253のエミッタとLED258のア
ノードの間には抵抗260が接続されている。261は
直流電源であり、直流電源261のプラス側は、トラン
ジスタ253,254に接続され、直流電源261のマ
イナス側はLED258のカソード、抵抗256および
倍電圧整流回路247に接続される。
【0051】また、端子Bはフォトトランジスタ259
のコレクタに接続され、端子B1はフォトトランジスタ
259のエミッタに接続され、断線の有無が端子B,B
1間に出力される。次に、動作を説明する。断線の点検
をしないときは、スイッチ242をオフにしておく。こ
のとき、リレー接点243はオンになる。音声信号がパ
ワーアンプ137に入力すると、パワーアンプ137で
増幅され、トランス244で変圧された後に、スピーカ
2aに印加される。こうして、スピーカ2aより警報音
が出力される。
【0052】断線の点検をするときは、スイッチ242
をオンにする。スイッチ242のオンにより、発振器2
41が発振出力をパワーアンプ137に与える。一方、
スイッチ242のオンにより、リレー接点243はオフ
になる。発振出力はパワーアンプ137で増幅された後
にトランス244で変圧され、リレー接点243がオフ
になっているので、スピーカ2aを通った音声信号は、
倍電圧整流回路247に入る。
【0053】音声信号は、倍電圧整流回路247で整流
され2倍の電圧となって、トランジスタ253,254
をオンにする。トランジスタ253,254のオンによ
り、フォトカプラ257が作動し、端子B,B1に断線
なしの信号が出力される。本実施例においては、トラン
ス244およびボイスコイル246の断線も検出するこ
とができる。
【0054】このように、断線を監視し、予めその断線
障害を報知することができ、したがって、断線で警報を
発することができないようなことを防止することがで
き、信頼性を高めることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、受信機からスピーカに至る配線に断線監視の電流を
流して、断線を監視し、予め断線障害を報知するように
したため、断線で警報を発することができないようなこ
とを防止することができ、信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る要部回路図
【図2】警報鳴動時の信号波形図
【図3】通常断線監視時の動作説明図
【図4】防災監視装置のブロック図
【図5】各ブロックの設置状態を示す説明図
【図6】本発明の第2実施例に係る要部回路図
【図7】通常断線監視時の動作説明図
【図8】本発明の第3実施例に係る要部回路図
【図9】従来の防災監視装置を示すブロック図
【図10】音声メッセージの送出タイミングを示す説明
【符号の説明】
1a:感知器 2a:スピーカ 2b:共用部スピーカ 3:戸外表示器 4:戸外点検器 10:中継器 11:検出部 12:制御部 13:アドレス設定部 14:入出力部 15:リレー 15a,15b:入力側接点 15c:出力側接点 100:受信機 101:入出力制御部 102:受信制御部 103:表示部 104:音声警報部 105:操作部 105a:一斉鳴動スイッチ 110:音声制御回路部 111:入力部 112:CPU 113:ラッチ付きデコーダ 114:ウォッチドッグタイマ及びリセット回路 120:音声合成部 121:ROM 122:音声合成IC 123:LPF 124,137:パワーアンプ 125:モニタ用スピーカ 130:アンプ部 1301〜1316:リレー接点 138:電源部 140:データ設定ROM 151,152,153,154,158,159:端
子 155,160:スピーカ回路 156,157,161,162,163,175:信
号線 164:終端ダイオード 165:ボイスコイル 166:コンデンサ 167:トランス 168:二次巻線 169:リレー接点 170:第1直流電源 171:第2直流電源 172:フォトカプラ 173:LED 174:抵抗 176:フォトトランジスタ 181,182,187,188,191,192,1
94,195,197,198,201a,201b,
203,205,207,209:端子 183:トランス 184,185,189,190,202,204,2
06,208,225,226,227,228,22
9,230:信号線 186:202:中継器 193:スピーカ回路 196:ボイスコイル 199,200,206,208:制御線 210:二次巻線 211,217,224:リレー接点 212:直流電源 213:フォトカプラ 214,231:LED 215,232:抵抗 216,220:ダイオード 218,222:伝送制御部 219,223:リレー 221,233:フォトトランジスタ 241:発振器(発振手段) 242:スイッチ(手動スイッチ手段) 243:リレー接点 244:トランス 245:二次巻線 246:ボイスコイル 247:倍電圧整流回路 248,249:ダイオード 250,251:コンデンサ 252:スイッチ手段 253,254:トランジスタ 255,256,260:抵抗 257:フォトカプラ 258:LED 259:フォトトランジスタ 261:バッテリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の各住戸内に感知器およびスピー
    カを設け、感知器が火災を検出したとき、受信機の制御
    部の指示によりパワーアンプを駆動して前記スピーカか
    ら警報信号を出力する防災監視装置において、 前記スピーカのボイスコイルと直列に直流を阻止するコ
    ンデンサを設けるとともに最終段のスピーカ端子に負電
    圧をバイアスする方向に終端ダイオードを接続し、 前記受信機には、前記パワーアンプの出力を変圧するト
    ランスと、該トランスの出力側の一端に前記制御部の指
    示により出力を切り換えるリレー接点とを設け、前記ト
    ランスの出力側の他端と前記リレー接点の間に前記警報
    信号に直流電圧を重畳するための電圧を出力する第1直
    流電源と、断線監視用の負電圧を出力する第2直流電源
    と、断線の判断をするためのフォトカプラをそれぞれ直
    列に設けたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】集合住宅の各住戸内に感知器およびスピー
    カを設け、感知器が火災を検出したとき、受信機の制御
    部の指示によりパワーアンプを駆動して中継器を介して
    前記スピーカから警報信号を出力する防災監視装置にお
    いて、 前記受信機に、前記パワーアンプの出力を変圧するトラ
    ンスと、該トランスの出力側の一端に前記制御部の指示
    により出力を切り換えるリレー接点と、前記トランスと
    並列に接続され監視電流を該リレー接点を介して前記ス
    ピーカに出力する直流電源を設け、前記中継器内の前記
    スピーカのボイスコイルと前記トランスの出力側の他端
    を結ぶ信号線にフォトカプラと抵抗を直列に接続し該フ
    ォトカプラと該抵抗と並列にリレー接点を設けるととも
    に該リレー接点を開閉するリレーを設けたことを特徴と
    する防災監視装置。
  3. 【請求項3】集合住宅の各住戸内に感知器およびスピー
    カを設け、感知器が火災を検出したとき、受信機の制御
    部の指示によりパワーアンプを駆動して前記スピーカか
    ら警報信号を出力する防災監視装置において、 前記パワーアンプに発振出力を与える発振手段と、該発
    振手段と前記パワーアンプの間に設けられリレー接点の
    開閉信号も出力する手動スイッチ手段と、前記パワーア
    ンプの出力を変圧するトランスと、前記手動スイッチ手
    段からの開閉信号により開閉されトランスとスピーカの
    間に設けられたリレー接点と、該リレー接点に接続され
    音声信号の倍電圧整流を行う倍電圧整流回路と、該倍電
    圧整流回路の出力によりオンオフするスイッチ手段と、
    該スイッチ手段の出力により点滅するフォトカプラを備
    えたことを特徴とする防災監視回路。
JP32710793A 1993-12-24 1993-12-24 防災監視装置 Pending JPH07182589A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118768A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Mitsumi Electric Co Ltd 入力断検出機能付き電源回路

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