JP4853253B2 - 入力断検出機能付き電源回路 - Google Patents

入力断検出機能付き電源回路 Download PDF

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Description

この発明は、様々の電気機器に搭載される電源回路のうちAC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出機能付きの電源回路に関する。
以前より、AC電源を入力して動作する電気装置において、停電時にそれを速やかに検知してAC電源の電源供給から蓄電池の電源供給へと切り替える入力断検出機能を備えたものがある(例えば特許文献1,2)。
また、電源スイッチのオフ操作や、電源プラグがコンセントから外されたことを検出して、供給電圧が動作電圧を下回る前に内部のLSI(大規模集積回路)に必要なデータの退避動作をさせたり、様々な表示回路の出力動作を素早く停止させたりする入力断検出機能を備えたものもある。
従来、AC電源の入力が断たれたことの検出は、電源ラインの電圧を整流回路や平滑容量等を介して検出回路に入力させ、この電圧が一定の電圧以下となった場合にAC電源の入力断と判別するように構成するのが一般であった。
特開昭58−212335号公報 特開平3−139132号公報
近年、AC電源を入力してスイッチングレギュレータ等により所定のDC電圧を生成して内部回路に供給する電源回路においては、高調波抑制のために電源ライン上にフィルタ回路を設けるのが一般である。しかしながら、このようにフィルタ回路を設けた場合、AC電源の入力が断たれた際、フィルタ回路の容量素子に一定の電荷が蓄えられた状態となるため、電源ラインの電圧は速やかに収束せず、それによりAC電源の切断を速やかに検出することが出来ないという課題が生じていた。
すなわち、電源ライン上の電圧を整流回路と平滑容量とを介して検出回路で検出する従来の検出回路では、電源ラインの電圧が速やかにゼロに収束しないと、電源ラインから平滑容量に電圧が供給されつづけ、検出電圧が速やかに低下しない。
また、電源ラインの電圧を速やかに収束させるために、電源ライン間に設けられる抵抗の値を比較的小さく設定してフィルタ容量の電荷を速やかに放出させる構成も採用されているが、この方式では電源の入力断を速やかに検出するには抵抗値を小さくしなければならず、そうすれば待機電力や無駄な電力消費が増すという問題が生じる。
この発明の目的は、電源ライン上に比較的に大きなフィルタ容量等が設けられていても、AC電源の入力が断たれた場合にそれを速やかに検出することの出来る検出機能付きの電源回路を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、AC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出機能付きの電源回路(図1:10)であって、複数の入力端子を介してAC電源を入力する複数の電源ライン(La,Lb)と、前記複数の電源ラインのうち一つの電源ラインから電圧を入力して電圧の変化を検出する第1検出回路(21)と、前記複数の電源ラインのうち他の一つの電源ラインから電圧を入力して電圧の変化を検出する第2検出回路(22)とを備え、前記第1検出回路と前記第2検出回路の検出に基づきAC電源の入力が断たれたことを判別する構成とした。
このような手段によれば、AC電源の入力が断たれた後、複数の電源ラインの電圧が速やかにゼロ電圧に収束しない場合でも、複数の検出回路で2つの電源ラインの電圧を検出する構成を有しているので、一つの電源ラインでは正電圧が続いて一定の電圧変化を検出できなくても、他方の電源ラインでは負電圧が続いて一定の電圧変化を検出することが可能となる。従って、これら第1検出回路と第2検出回路との両方の検出に基づいて、常にAC電源入力断の検出を速やかに行うことが可能となる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、AC電源の入力が断たれたことを検出する入力断検出機能付きの電源回路であって、複数の入力端子を介してAC電源を入力する複数の電源ライン(La,Lb)と、前記複数の電源ラインのうち一つの電源ライン(La)から正電圧を入力して電圧の変化を検出する第1検出回路(図8,図10:21a)と、前記一つの電源ラインから負電圧を入力して電圧の変化を検出する第2検出回路(図8,図10:22b)とを備え、前記第1検出回路と前記第2検出回路の検出に基づきAC電源の入力が断たれたことを判別する構成とした。
このような手段によれば、AC電源の入力が断たれて、電源ラインの電圧が正電圧或いは負電圧のまま維持されて速やかにゼロ電圧に収束しない場合でも、第1検出回路と第2検出回路の何れか一方では、入力される検出電圧が速やかにゼロに収束して、AC電源の入力断を検出することが出来る。すなわち、電源ラインが正電圧で維持されるときには負電圧を入力して電圧検出する第2検出回路で速やかな電圧変化を検出できるし、逆に、電源ラインが負電圧で維持されるときには正電圧を入力して電圧検出する第1検出回路で速やかな電圧変化を検出することが出来る。従って、これら第1検出回路と第2検出回路との両方の検出に基づいて、常にAC電源入力断の検出を速やかに行うことが可能となる。
具体的には、前記第1検出回路と前記第2検出回路の何れかが所定の電圧変化を検出した場合に前記AC電源の入力断を示す信号を出力する信号発生回路(24)を設けると良い。
このような構成により、信号発生回路の出力を電気装置のLSIや表示器の駆動回路に供給して、電源供給が完全に断たれる前にLSI内で必要なデータの退避動作をさせたり、表示器の駆動を速やかに停止させることが出来る。
さらに具体的には、前記第1検出回路および前記第2検出回路は、検出対象の電源ラインからそれぞれ整流素子(D1,D2,D5,D6,D11,D12)或いはツェナーダイオード(Z1〜Z4)を介して電圧が入力される構成とすると良い。
また具体的には、前記第1検出回路および第2検出回路は、各検出対象の電源ラインとAC電源を整流する全波整流回路(13:図12)のグランド端子との間にそれぞれ分割抵抗(R1,R2とR3,R4)が接続され、これらの分割抵抗の分割点(N1,N2)から電圧が入力される構成とすると良い。
また、前記第1検出回路および前記第2検出回路は、検出対象の電源ラインからさらに平滑容量(C1,C2)を介してそれぞれ電圧が入力される構成とし、平滑容量から所定の時定数で電荷を放出させる抵抗素子(R2,R4,R9,R10)をそれぞれ設けると良い。さらに、前記第1検出回路および前記第2検出回路は、入力電圧と参照電圧(Vf,Vf2)とを比較してこれらの比較結果を表わす信号を出力する構成とすると良い。
このような構成とすることで、第1検出回路および第2検出回路を低コストに構成することが出来る。
さらに具体的には、前記第1検出回路および前記第2検出回路と各検出対象の電源ラインとの間にコンデンサ(C3,C4,C5,C6)を直列接続した構成とすると良い。
このような構成により、電源ラインと第1検出回路および第2検出回路とがコンデンサを介して絶縁され、また、第1検出回路や第2検出回路に入力される電圧もコンデンサ分割により低い電圧とすることが出来る。
また、上記本発明の構成は、前記電源ライン上のノイズを低減させるフィルタ回路(12)を備えている電源回路や、前記電源ラインに入力されたAC電源を整流する整流回路(13)と、整流された電圧から所定の電圧を生成するスイッチングレギュレータ(14)とを備えた電源回路に適用して特に有用なものである。
なお、この項目の説明において、実施形態との対応関係を示す符号を括弧書きで記したが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明に従うと、AC電源の入力が断たれた後に電源ラインの電圧が速やかにゼロ電圧まで収束しないような電源回路であっても、速やかにAC電源の入力断の検出を行って、電源断時の動作に素早く移行させることが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1実施形態の電源回路を示す構成図である。
この実施の形態の電源回路10は、電気機器に搭載され、外部からAC電源を入力して内部回路にDC電圧を供給するものである。電源回路10には、コイルLfと容量Cfと抵抗(図示略)等を接続してなる高調波抑制フィルタ12と、全波整流回路13と、整流された電圧を平滑する平滑容量C0および所定のDC電圧を生成するスイッチングレギュレータ回路14等を備えている。
さらに、この電源回路10は、ACプラグ11がコンセントから外された場合や、停電発生時などに、AC電源の入力が断たれたことを検知して内部回路へAC電源入力断の信号を供給する入力断検出機能を備えたものである。
この入力断検出機能は、ACプラグ11のA端子側の電源ラインLaの電圧を半波整流して入力しその電圧変化を検出するA端子半波整流検出回路21と、ACプラグ11のB端子側の電源ラインLbの電圧を半波整流して入力しその電圧変化を検出するB端子半波整流検出回路22と、これらA端子半波整流検出回路21およびB端子半波整流検出回路22の出力に基づきAC電源の入力断を示す信号を生成する信号発生回路24等から構成される。
そして、AC電源の入力が断たれた場合に、内部回路のLEDランプの点灯停止回路51や、マイクロコンピュータLSIの電源停止対応回路52などに、信号発生回路24から信号が出力されて、LEDランプの点灯が速やかに停止されたり、LSI内で必要なデータの退避動作が行われるようになっている。
図2には、AC電源の入力断を検出する回路の第1の具体例を示した回路図を示す。
A端子半波整流検出回路21は、図2に示すように、A端子の電源ラインLaとグランド間に順に直列接続された整流ダイオードD1および抵抗R1,R2、抵抗R2と並列接続された平滑コンデンサC1、平滑コンデンサC1の電圧を参照電圧Vfと比較して大小を表わす信号を出力するコンパレータ等を有した電圧検出回路21aなどから構成される。
B端子半波整流検出回路22は、B端子の電源ラインLbとグランド間に順に直列接続された整流ダイオードD2および抵抗R3,R4、抵抗R4と並列接続された平滑コンデンサC2、平滑コンデンサC2の電圧を参照電圧Vfと比較して大小を表わす信号を出力するコンパレータ等を有した電圧検出回路22aなどから構成される。
ここで、平滑コンデンサC1,C2の容量値と抵抗R2,R4の値は、これらの時定数が電圧検出回路21a,22aの検出時間に影響を及ぼすものとなる。本回路の検出時間が許される範囲でこの時定数を選ぶことが可能であるが、一般には、例えばAC電源の周期の1.5倍から5倍程度に設定すると、検出時間を短くすることが出来て良い。
信号発生回路24は、これら2つの電圧検出回路21a,22aの出力をそれぞれ受けて、何れか一方が電圧低下を示す信号を出力していれば、電源入力断の信号を出力するように構成されている。
図3には、AC電源の入力が断たれたときの動作を説明する波形図を示す。同図中、(a)と(b)は2つの電源ラインLa,Lbの電圧波形図、(c)と(d)は2つの電圧検出回路21a,22aの入力ノードN1,N2の電圧波形図である。
なお、図3(a)と(b)はそれぞれ逆側の電源ラインLb,Laの電圧を基準電位とした波形図、図3(c)と(d)はグランド電位を基準とした電圧波形図である。
上記のような回路構成によれば、AC電源が入力されている通常時には、電源ラインLaが正電圧となる位相において、電源ラインLaから他方の電源ラインLbへダイオードD1,抵抗R1,R2、ダイオードD3を介して微少電流が流れる。
また、逆側の電源ラインLbが正電圧となる位相では、この電源ラインLbから他方の電源ラインLaへダイオードD2、抵抗R3,R4、ダイオードD4を介して微少電流が流れる。なお、上記のダイオードD3,D4は、図2のように新たに設ける必要はなく、図1の全波整流回路13のダイオードを用いても同様の作用が及ぼされる。
そして、図3(c),(d)の前半部分の波形に示すように、これらの微少電流により、平滑コンデンサC1,C2の入力ノードN1,N2に、半周期位相をずらして半波整流された電圧(図3(c),(d)に点線で示す)が加えられ、図3(c),(d)の実線に示すように、これらがコンデンサC1,C2により平滑されて電圧検出回路21a,22aにそれぞれ入力される。従って、AC電源が入力されている間は、入力ノードN1,N2の電圧は参照電圧Vfをともに上回った電圧に維持される。
次に、AC電源の入力が断たれた場合、例えば、A端子側の電源ラインLaが正電圧のとき(図3のタイミングT1)に入力が切断されると、高調波抑制フィルタ12の容量Cf等により電源ラインLaは正電圧のまま、他方の電源ラインLbは負電圧のまま比較的長い時間維持される。
すると、A端子側の電圧検出回路21aの入力ノードN1には、正電圧の電源ラインLaから電圧が入力されるため、図3(c)に示すように、比較的長い時間電圧が低下しない。一方、B端子側の電圧検出回路22aの入力ノードN2には、負電圧に維持された電源ラインLbから電圧が入力されないので、入力ノードN2の電圧は、図3(d)に示すように、平滑コンデンサC2と抵抗R4により定まる時定数に従って速やかに低下する。そして、電圧検出回路22aの比較電圧Vfを下回り(図3のタイミングT2)、これにより、AC電源の入力が断たれたことを速やかに検出することが出来る。例えば、AC電源の1〜2周期或いはそれ以下の時間で電源断の検出を行うことが出来る。
以上のように、この第1実施形態の入力断検出機能付き電源回路10によれば、AC電源の入力が断たれた後に電源ラインLa,Lbの電圧が暫くゼロ電圧に収束しない回路構成であっても、2つの電源ラインLa,Lbについてそれぞれ独立して電圧検出を行うことで、単純な構成の検出回路21,22により、速やかにAC電源の入力が断たれたことを検出できる。
また、それにより、例えば、ACプラグをコンセントから外したときに電気機器の表示器の点灯を速やかに停止させて、表示器の点灯がだらだらと続いてしまうのを回避したり、或いは、供給電圧がLSIの動作電圧を下回る前に余裕を持って必要なデータの退避動作を完了させる等の処理が可能となる。
[第2の実施の形態]
図4は、AC電源の入力断を検出する回路の第2の具体例を示した回路図である。図5には、この回路の動作を説明する波形図を示す。
第2実施形態は、電源ラインLa,Lbと各電圧検出回路21a,22aとの間にコンデンサC3,C4を直列に接続し、これらの間を絶縁するようにしたものである。すなわち、第2実施形態では、図1のA端子半波整流検出回路21として、A端子側の電源ラインLaとグランド間に順に直列接続されたコンデンサC3,抵抗R5,R6と、抵抗R6と並列接続された平滑コンデンサC1と、抵抗R5,R6の結節点と平滑コンデンサC1との間に順方向に接続された整流ダイオードD5と、平滑コンデンサC1の電荷を所定の時定数で放出させる抵抗R9と、平滑コンデンサC1の電圧を参照電圧Vfと比較して大小を表わす信号を出力するコンパレータ等を有する電圧検出回路21a等が設けられている。
また、図1のB端子半波整流検出回路22として、B端子側の電源ラインLaとグランド間に直列接続されるコンデンサC4,抵抗R7,R8と、抵抗R8と並列接続された平滑コンデンサC2と放電用の抵抗R10と、抵抗R8と平滑コンデンサC2の間に順方向に接続された整流ダイオードD6と、コンパレータ等を有する電圧検出回路22a等が設けられている。
このような回路構成によれば、AC電源が入力される通常時には、電源ラインLaが正電圧となる位相で、コンデンサC3、抵抗R5,R6、ダイオードD7を介して微少電流が流れて、抵抗R5,R6の結節点の電圧がそれに応じて上昇する。そして、この電圧が整流ダイオードD5を介して平滑コンデンサC1に入力されるので、図5(c)の前半部分の波形に示すように、電圧検出回路21aの入力ノードN5の電圧が一定以上に維持される。
また、逆側の電源ラインLbが正電圧となる位相では、コンデンサC4、抵抗R7,R8、ダイオードD8を介して微少電流が流れ、抵抗R7,R8の結節点の電圧を上昇させる。そして、図5(d)の前半部分の波形に示すように、この電圧が整流ダイオードD6を介して平滑コンデンサC2に入力されて、電圧検出回路22aの入力ノードN6の電圧が一定以上に維持される。
一方、AC電源の入力が断たれた場合には、図5のタイミングT1以降の波形に示すように、電源ラインLa,Lbの電圧は正電圧と負電圧とに比較的長い時間維持され、電圧検出回路21aの入力ノードN5には、正電圧の電源ラインLaから電圧が入力されて、比較的長い時間電圧が低下しない。しかしながら、B端子側の電圧検出回路22aの入力ノードN6には、電圧が入力されずに速やかに電圧が低下して参照電圧Vfを下回る(図5のタイミングT2)。
以上のように、このような回路構成においても、AC電源の入力が断たれたことを速やかに検出することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図6は、AC電源の入力断を検出する回路の第3の具体例を示した回路図である。図7には、この回路の動作を説明する波形図を示す。
第3実施形態では、各電源ラインLa,Lbの電圧を電圧検出回路21a,22aに入力するのに、整流ダイオードの代わりにツェナーダイオードZ1,Z2を接続して、正電圧のうちツェナー電圧以上となる部分のみを入力して電圧検出を行うようにしたものである。
図4の整流ダイオードD5,D6を、逆向きのツェナーダイオードZ1,Z2に変えたことの他は、図4の実施形態と同様の構成である。
このような回路構成であっても、図7に示すように、AC電源の入力時には、電圧検出回路21a,22aの入力ノードN7,N8に、抵抗R5,R6や抵抗R7,R8の結節点の電圧がツェナー電圧を超える期間に電源ラインLa,Lb側から電圧が入力されて、各入力ノードN7,N8の電圧は一定値以上に維持される。
また、AC電源の入力が断たれたときには、第2実施形態と同様に、一方の入力ノードN7又はN8の電圧が低下して、AC電源の入力断を速やかに検出することが可能となる。
なお、この回路構成においては、検出対象の電源ラインLa,Lbの電圧が低くなる位相で、平滑コンデンサC1,C2からツェナーダイオードZ1,Z2を介して電荷が逆流する。そのため、この逆流を無くすように、ツェナーダイオードZ1,Z2と直列に順方向のダイオードを接続するようにしても良い。また、ツェナーダイオードZ1,Z2を介した逆電流により、平滑コンデンサC1,C2の放電を行うようにしても良く、その場合、放電用の抵抗R9,R10を省略して、抵抗R6,R8により、放電の時定数を決定するようにしてもよい。
[第4の実施の形態]
図8は、AC電源の入力断を検出する回路の第4の具体例を示した回路図である。図9には、この回路の動作を説明する波形図を示す。
第4実施形態の電源回路は、一つの電源ラインLaから正電圧と負電圧とをそれぞれ別個に2つの電圧検出回路21a,22bに入力させ、これらの電圧変化を検出させて電源断の検出を行うようにしたものである。
すなわち、第4実施形態では、一方の電源ラインLaとグランドとの間に、コンデンサC5と抵抗R11,R12を直列に接続し、他方の電源ラインLbとグランド間にコンデンサC6と抵抗R13を直列に接続する。これにより、一方の電源ラインLaが正電圧に変化した位相では、該電源ラインLaから他方の電源ラインLbに、コンデンサC5、抵抗R11,R12,R13、コンデンサC6を介して微少電流が流れる。また、電源ラインLbが負電圧に変化した位相では、これらと逆向きに微少電流が流れ、それにより抵抗R11,R12の結節点に電源ラインLaの電圧にほぼ比例した電圧が出力される。
そして、一方の電圧検出回路21aには、抵抗R11,R12の結節点から整流ダイオードD11を介して正電圧を入力させ、他方の電圧検出回路22aには、抵抗R11,R12の結節点から逆向きに接続された整流ダイオードD12を介して負電圧を入力させる。そして、これらの電圧を平滑コンデンサC1,C2で平滑し、さらに、放電用の抵抗R9,R10で所定の時定数で放電されるようにして、これらの電圧を電圧検出回路21a,22bによりそれぞれ検出させる。
2個の電圧検出回路21a,22bのうち、正電圧側の電圧検出回路21aは、正の参照電圧Vfと入力電圧とを比較して、入力電圧が参照電圧Vfを下回ったときに検出信号を出力する構成とする。また、負電圧側の電圧検出回路22bは、負の参照電圧Vf2と入力電圧とを比較して、入力電圧が参照電圧Vf2を上回ったときに検出信号を出力する構成とする。
このような回路構成によれば、図9の前半部分の波形に示すように、AC電源の入力がある通常時には、電圧検出回路21aの入力ノードN9に電源ラインLaから正電圧が供給されて入力ノードN9の電圧は一定電圧以上の正電圧に維持される。また、負電圧側の入力ノードN10には電源ラインLaから位相を半周期ずらして負電圧が供給され、それにより電圧検出回路22bの入力ノードN10の電圧は一定電圧以下の負電圧に維持される。
一方、AC電源の入力が断たれた場合には、図9のタイミングT1以降の波形に示すように、電源ラインLa,Lbの電圧は正電圧と負電圧とに比較的長い時間維持され、その結果、整流ダイオードD11,D12が接続される抵抗R11,R12の結節点には比較的長い時間正電圧が出力される。
従って、正電圧が入力される入力ノードN9の電圧は速やかに低下しないが、負電圧側の電圧検出回路22bの入力ノードN10の電圧は速やかにゼロに収束する。そして、この電圧が参照電圧Vf2を上回って(図9のタイミングT2)、AC電源の入力断の検出を速やかに行うことが出来る。
[第5の実施の形態]
図10は、AC電源の入力断を検出する回路の第5の具体例を示した回路図である。図11には、この回路の動作を説明する波形図を示す。
第5実施形態では、電源ラインLaの電圧を2つの電圧検出回路21a,22bに入力するのに、ツェナーダイオードZ3,Z4をそれぞれ介して、正電圧側ではツェナー電圧以上となる部分のみを入力し、負電圧側ではツェナー電圧以下となる部分のみを入力するようにしたものである。ツェナーダイオードZ3,Z4を追加した以外は、図8の回路構成と同様である。
このような回路構成であっても、図11の前半部分の波形に示すように、電源ラインLaが正電圧となる一部期間で電圧検出回路21aの入力ノードN11に正電圧が供給されるとともに、電源ラインLaが負電圧となる一部期間で電圧検出回路22bの入力ノードN12に負電圧が供給されて、入力ノードN11,N12の電圧はそれぞれ正電圧と負電圧に維持される。
さらに、AC電源の入力が断たれた場合には、電圧検出回路21a,22bの一方の入力ノード(図11では入力ノードN11)には電圧の供給が続けられるが、他方の入力ノード(図11では入力ノードN12)には電圧が供給されずに、速やかにゼロ電圧に収束する。そして、これにより、速やかにAC電源の入力が断たれたことが出来る。
[第6の実施の形態]
図12は、AC電源入力断を検出する回路部分の第6の具体例を示した回路図である。図13には、この回路の動作を説明する電圧波形図を示す。
第6実施形態の電源回路は、第1実施形態で示した図2の回路構成からダイオードD1,D2を省き、さらに、抵抗R1〜R3の抵抗値を"R1>>R2"、"R3>>R4"のように設定したものである。
すなわち、この実施の形態では、A端子半波整流検出回路として、A端子側の電源ラインLaとグランドの間に直列接続された抵抗R1,R2と、グランドとB端子側の電源ラインLbとの間に接続された整流ダイオードD7と、上記抵抗R1,R2の結節点とグランドの間に接続された平滑コンデンサC1と、この平滑コンデンサC1の電圧を参照電圧Vfと比較する電圧検出回路21a等が設けられている。
また、B端子半波整流検出回路として、B端子側の電源ラインLbとグランドの間に直列接続された抵抗R3,R4と、グランドとA端子側の電源ラインLaとの間に接続された整流ダイオードD8と、抵抗R3,R4の結節点とグランドの間に接続された平滑コンデンサC2と、この平滑コンデンサC2の電圧を参照電圧Vfと比較する電圧検出回路22a等が設けられている。
なお、上記の整流ダイオードD7,D8は、全波整流回路13のダイオードD7,D8を利用しているが、別途独立して設けても良い。
上記の回路構成では、図2の第1実施形態と比較して、抵抗R1,R2の前段の整流ダイオードD1と、抵抗R3,R4の前段の整流ダイオードD2が省略されているが、これらの抵抗R1,R2や抵抗R3,R4を通る電流経路にはグランドを介して整流ダイオードD7,D8が接続されているため、図2の回路とほぼ同一の回路動作が得られる。
すなわち、電源ラインLaから抵抗R1,R2と整流ダイオードD7を通って他方の電源ラインLbにつながる電流経路では、電源ラインLaが高電位となる位相では電流を流すが、逆側の電源ラインLbが高電位となる位相では整流ダイオードD7の作用によって電流は流れない。
また、電源ラインLbから抵抗R3,R4と整流ダイオードD8を通って電源ラインLaにつながる電流経路では、電源ラインLbが高電位となる位相では電流を流すが、逆側の電源ラインLaが高電位となる位相では整流ダイオードD8の作用により電流は流れない。
ただし、この回路構成では、図2のダイオードD1,D2が省略されているため、電源ラインLaから抵抗R1,R2、グランドを介して、抵抗R4,R3を通って他方の電源ラインLbにつながる電流経路に電流が流れるが、抵抗R1,R3をダイオードD7,D8の順方向の抵抗よりも非常に大きな値に設定しておくことで、この電流を無視できるレベルにすることが出来る。
さらに、この回路構成では、図2のダイオードD1,D2が省略されているため、一旦平滑コンデンサC1に充電された電荷がA端子側が低電位となる位相で電源ラインLaに放電されるという図2の回路と異なる動作を伴う。また同様に、平滑コンデンサC2に充電された電荷がB端子側が低電位となる位相で電源ラインLbに放電されてしまうという図2の回路と異なる動作を伴う。しかしながら、これらの放電は、抵抗R1,R2の抵抗値を"R1>>R2"、抵抗R3,R4の抵抗値を"R3>>R4"のように設定することで無視できるレベルにすることが出来る。
従って、この第6実施形態の回路構成でも、図13に示すように第1実施形態と同様の動作が得られて、AC電源の入力が断たれたことを速やかに検出することが可能となる。
なお、本発明は、上記第1〜第6の実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第1〜第3の実施形態では、2つの電源ラインLa,Lbからダイオードやツェナーダイオードを介して正電圧を入力してそれを検出することでAC電源の入力断を検出するようにしているが、ダイオードやツェナーダイオードを逆向きにして両方の検出回路に負電圧を入力し、その検出により入力断の検出を行うようにしても良い。
また、AC電源の入力が断たれた後に電源ラインLa,Lbの電圧が速やかに収束しない原因となる回路として高調波抑制フィルタのフィルタ容量を例示しているが、例えば平滑容量等も同様の作用を及ぼす。従って、本発明は、高調波抑制フィルタを備えていない電源回路であっても、電源ラインLa,Lbの電圧が速やかに収束しない電源回路であれば、有効に機能するものである。
また、上記の実施の形態では、電源ラインLa,Lbの電圧を検出するノードとして、フィルタ容量CfよりもACプラグ11側のノードから電圧を入力して電源断の検出を行っているが、電源ラインの電圧を検出するノードは高調波抑制フィルタ等の中間のノードとしたり、或いは、高調波抑制フィルタ等の後段のノードとしても良い。
また、上記の実施の形態では、単相2線式のAC電源に対応させた回路を例示しているが、三相のものや3線式のAC電源についても2つ以上の電圧検出回路を用いて本発明を同様に適用することが出来る。
本発明の第1実施形態の電源回路を示した構成図である。 図1のAC電源入力断を検出する回路部分の第1の具体例を示した回路図である。 AC電源の入力が断たれたときの図2の回路の動作を説明する電圧波形図である。 AC電源入力断を検出する回路部分の第2の具体例を示した回路図である。 図4の回路の動作を説明する電圧波形図である。 AC電源入力断を検出する回路部分の第3の具体例を示した回路図である。 図6の回路の動作を説明する電圧波形図である。 AC電源入力断を検出する回路部分の第4の具体例を示した回路図である。 図8の回路の動作を説明する電圧波形図である。 AC電源入力断を検出する回路部分の第5の具体例を示した回路図である。 図10の回路の動作を説明する電圧波形図である。 AC電源入力断を検出する回路部分の第6の具体例を示した回路図である。 図12の回路の動作を説明する電圧波形図である。
符号の説明
10 電源回路
11 ACプラグ
12 高調波抑制フィルタ
Cf フィルタ容量
13 全波整流回路
C0 平滑容量
14 スイッチングレギュレータ回路
La,Lb 電源ライン
21a 第1の電圧検出回路
22a,22b 第2の電圧検出回路
24 信号発生回路
D1,D2,D5,D6,D11,D12 整流ダイオード
Z1〜Z4 ツェナーダイオード
C1,C2 平滑コンデンサ
R2,R4,R9,R10 放電用の抵抗
R1,R3 分割抵抗

Claims (4)

  1. AC電源が入力される第1電源ラインおよび第2電源ラインと、
    前記第1電源ラインおよび前記第2電源ラインに接続されてノイズを低減させる高調波抑制フィルタと、
    この高調波抑制フィルタの後段でAC電源を整流する全波整流回路と、
    この全波整流回路により整流された電圧を平滑する平滑容量と、
    この平滑容量により平滑された電圧から所定の電圧を生成するスイッチングレギュレータと、
    前記第1電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される負電圧の入力を遮断する第1ダイオードおよび第1分割抵抗と、
    前記第1分割抵抗の分割点と前記グランドとの間に接続されて前記第1分割抵抗により分割される電圧を平滑する第1平滑容量と、
    前記第1平滑容量が接続された前記第1分割抵抗の分割点から電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第1電圧検出回路と、
    前記第2電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される負電圧の入力を遮断する第2ダイオードおよび第2分割抵抗と、
    前記第2分割抵抗の分割点と前記グランドとの間に接続されて前記第2分割抵抗により分割される電圧を平滑する第2平滑容量と、
    前記第2平滑容量が接続された前記第2分割抵抗の分割点から電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第2電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路又は前記第2電圧検出回路により電圧の低下が検出された場合にAC電源の入力断を示す信号を出力する信号発生回路と、
    を備え、
    前記第1電源ラインと前記第2電源ラインにAC電源が入力されている期間には前記第1平滑容量および前記第2平滑容量の電圧が前記参照電圧以上に維持されるように構成されていることを特徴とする入力断検出機能付き電源回路。
  2. AC電源が入力される第1電源ラインおよび第2電源ラインと、
    前記第1電源ラインおよび前記第2電源ラインに接続されてノイズを低減させる高調波抑制フィルタと、
    この高調波抑制フィルタの後段でAC電源を整流する全波整流回路と、
    この全波整流回路により整流された電圧を平滑する平滑容量と、
    この平滑容量により平滑された電圧から所定の電圧を生成するスイッチングレギュレータと、
    前記第1電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される第1コンデンサおよび第1分割抵抗と、
    前記第1分割抵抗の分割点に一方の端子が接続されて負電圧の入力を遮断する第1ダイオードと、
    この第1ダイオードの他方の端子と前記グランドの間にそれぞれ並列に接続される第1平滑容量および該第1平滑容量から所定の時定数で電荷を放出させる第1抵抗と、
    前記第1ダイオードの前記他方の端子の電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第1電圧検出回路と、
    前記第2電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される第2コンデンサおよび第2分割抵抗と、
    前記第2分割抵抗の分割点に一方の端子が接続されて負電圧の入力を遮断する第2ダイオードと、
    この第2ダイオードの他方の端子と前記グランドの間にそれぞれ並列に接続される第2平滑容量および該第2平滑容量から所定の時定数で電荷を放出させる第2抵抗と、
    前記第2ダイオードの前記他方の端子の電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第2電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路又は前記第2電圧検出回路により電圧の低下が検出された場合にAC電源の入力断を示す信号を出力する信号発生回路と、
    を備え、
    前記第1電源ラインと前記第2電源ラインにAC電源が入力されている期間には前記第1平滑容量および前記第2平滑容量の電圧が前記参照電圧以上に維持されるように構成されていることを特徴とする入力断検出機能付き電源回路。
  3. AC電源が入力される第1電源ラインおよび第2電源ラインと、
    前記第1電源ラインおよび前記第2電源ラインに接続されてノイズを低減させる高調波抑制フィルタと、
    この高調波抑制フィルタの後段でAC電源を整流する全波整流回路と、
    この全波整流回路により整流された電圧を平滑する平滑容量と、
    この平滑容量により平滑された電圧から所定の電圧を生成するスイッチングレギュレータと、
    前記第1電源ラインと前記全波整流回路のグランドとの間に他の素子をはさまずに接続される第1分割抵抗と、
    この第1分割抵抗の分割点と前記グランドとの間に接続されて前記第1分割抵抗により分割される電圧を平滑する第1平滑容量と、
    前記第1平滑容量が接続された前記第1分割抵抗の分割点から電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第1電圧検出回路と、
    前記第2電源ラインと前記全波整流回路のグランドとの間に他の素子をはさまずに接続される第2分割抵抗と、
    この第2分割抵抗の分割点と前記グランドとの間に接続されて前記第2分割抵抗により分割される電圧を平滑する第2平滑容量と、
    前記第2平滑容量が接続された前記第2分割抵抗の分割点から電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第2電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路又は前記第2電圧検出回路により電圧の低下が検出された場合にAC電源の入力断を示す信号を出力する信号発生回路と、
    を備え、
    前記第1電源ラインと前記第2電源ラインにAC電源が入力されている期間には前記第1平滑容量および前記第2平滑容量の電圧が前記参照電圧以上に維持されるように構成されていることを特徴とする入力断検出機能付き電源回路。
  4. AC電源が入力される第1電源ラインおよび第2電源ラインと、
    前記第1電源ラインおよび前記第2電源ラインに接続されてノイズを低減させる高調波抑制フィルタと、
    この高調波抑制フィルタの後段でAC電源を整流する全波整流回路と、
    この全波整流回路により整流された電圧を平滑する平滑容量と、
    この平滑容量により平滑された電圧から所定の電圧を生成するスイッチングレギュレータと、
    前記第1電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される第1コンデンサおよび第1分割抵抗と、
    前記第1分割抵抗の分割点に一方の端子が接続されてツェナー電圧以上の電圧を入力する第1ツェナーダイオードと、
    この第1ツェナーダイオードの他方の端子と前記グランドの間にそれぞれ並列に接続される第1平滑容量および該第1平滑容量から所定の時定数で電荷を放出させる第1抵抗と、
    前記第1ツェナーダイオードの前記他方の端子の電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第1電圧検出回路と、
    前記第2電源ラインから前記全波整流回路のグランドの間に順に直列接続される第2コンデンサおよび第2分割抵抗と、
    前記第2分割抵抗の分割点に一方の端子が接続されてツェナー電圧以上の電圧を入力する第2ツェナーダイオードと、
    この第2ツェナーダイオードの他方の端子と前記グランドの間にそれぞれ並列に接続される第2平滑容量および該第2平滑容量から所定の時定数で電荷を放出させる第2抵抗と、
    前記第2ツェナーダイオードの前記他方の端子の電圧を入力して当該電圧が参照電圧より低くなったことを検出する第2電圧検出回路と、
    前記第1電圧検出回路又は前記第2電圧検出回路により電圧の低下が検出された場合にAC電源の入力断を示す信号を出力する信号発生回路と、
    を備え、
    前記第1電源ラインと前記第2電源ラインにAC電源が入力されている期間には前記第1平滑容量および前記第2平滑容量の電圧が前記参照電圧以上に維持されるように構成されていることを特徴とする入力断検出機能付き電源回路。
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