JP4693729B2 - 電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器 - Google Patents

電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電圧のゼロクロス又は瞬時停電を検出するための電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器に関する。
従来例のAC電源のゼロクロス検出回路が、特許文献1に開示されている。従来例のAC電源のゼロクロス検出回路は、発光ダイオードと受光トランジスタとからなり、AC電源により前記発光ダイオードに電流が流されるフォトカプラと、このフォトカプラの前記受光トランジスタのオン/オフによる信号でトリガされるモノステープルマルチバイブレータと、このマルチバイブレータの出力信号を入力とし、出力を前記AC電源のゼロクロス検出結果とするフェーズロックループ回路とを備える。
上記従来例のAC電源のゼロクロス検出回路では、2つのフォトカプラを用いて、AC電源が接続される一次側(発光ダイオード側)と、回路が接続される二次側(受光トランジスタ側)とを絶縁する構成であった。
特開平2−223218号公報(第1図、第3図)。
しかしながら、上記従来例のAC電源のゼロクロス検出回路では、フォトカプラの一次側から二次側へ信号を伝達させるためには、発光ダイオードに規定値以上の駆動電流を流す必要がある。近年、電子機器のACプラグが電源コンセントに差し込まれた状態で、電子機器本体を使用していない時の待機時消費電力の低減が求められているが、従来例のゼロクロス検出回路では、発光ダイオードに常時駆動電流を流し続けるため、ゼロクロス検出回路を搭載する電子機器の待機時消費電力を低下させることが困難である、という問題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来例に比較して、待機時消費電力を低減する電圧検出回路を提供することにある。
第1の発明に係る電圧検出回路は、入力端子を介して入力された所定の周期で変化する交流電圧を、所定のピンチオフ電圧にピンチオフする接合型電界効果トランジスタと、前記ピンチオフされた交流電圧が所定の基準電圧値を超えるか否かを検出し、当該検出結果を示す検出信号を出力する比較手段と、前記検出信号を所定の信号形式に変換して出力する信号処理回路と、交流電圧を整流した後段の接地電位を電圧検出回路の基準電位として用い、前記所定の周期で変化する交流電圧の値が前記電圧検出回路の基準電位より低くなる期間において、前記入力端子と接合型電界効果トランジスタの間に逆電流素子デバイスが直列に電気的接続され、前記基準電位から前記入力端子への方向に電流が逆流することを防止する逆電流防止手段とを備えたことを特徴とする。
また、上記電圧検出回路において、前記信号処理回路は、前記検出信号を所定のパルス幅を有するパルス信号に変換して出力してもよい。ここで、前記信号処理回路は、前記パルス信号のパルス幅を変更するパルス幅設定回路を備えてもよい。
さらに、上記電圧検出回路において、前記信号処理回路は、前記所定の周期で変化する交流電圧が前記電圧検出回路の基準電位でクロスするタイミングでオンとなる信号を出力してもよい。
またさらに、上記電圧検出回路において、前記信号処理回路は、前記所定の周期で変化する交流電圧の振幅値の低下によりオンとなる信号を出力してもよい。
また、上記電圧検出回路は、モノリシック集積回路上に構成され、ピン以上でかつ10ピン以下のパッケージに搭載されてもよい。
さらに、上記電圧検出回路において、前記比較手段は、前記所定の基準電圧値をしきい値とするロジックインバータ回路であってもよい。
第2の発明に係る電源装置は、前記入力された所定の周期で変化する交流電圧を直流電圧に変換する変換手段を備えた電源装置において、上記電圧検出回路を備えたことを特徴とする。
第3の発明に係るスイッチングレギュレータ装置は、外部から入力された所定の周期で変化する交流電圧を直流電圧に変換して負荷に出力するスイッチングレギュレータ装置において、上記電源装置を備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る電子機器は、上記スイッチングレギュレータ装置を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器によれば、接合型電界効果トランジスタを備えることにより、比較手段の入力インピーダンスを高くすることができ、入力端子に流れこむ電流を低減できるので、従来例に比較して、電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器の待機時消費電力を低減できる。
また、電圧検出回路が逆電流防止手段をさらに備えることにより、所定の周期で変化する交流電圧の値が電圧検出回路の基準電位より低くなる期間において、入力端子へ電流が逆流することを防止し、動作を安定させるとともに、逆電流による消費電力の増加を防止できる。
さらに、電圧検出回路の信号処理回路は、例えば、比較手段から入力された信号を所定のパルス幅を有するパルス信号を出力することができる。また、信号処理回路がパルス幅設定回路を備えることにより、パルス信号のパルス幅を所望のパルス幅に設定することができる。
またさらに、電圧検出回路の信号処理回路が所定の周期で変化する交流電圧が電圧検出回路の基準電位でクロスするタイミングでオンとなる信号を出力することにより、例えば、所定の周期で変化する電圧がゼロクロスするタイミングを検出することができる。
また、電圧検出回路の信号処理回路が所定の周期で変化する交流電圧の振幅値の低下によりオンとなる信号を出力することにより、例えば、停電及び瞬時停電等を検出することができる。
さらに、電圧検出回路をモノリシック集積回路上に構成し、ピン以上でかつ10ピン以下のパッケージに搭載することにより、電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器を小型化できる。
またさらに、電圧検出回路の比較手段として、所定の基準電圧値をしきい値とするロジックインバータ回路を用いることにより、電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器の消費電力を低減できる。
また、電源装置が変換手段の出力側に整流手段をさらに備えることにより、電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器を小型化できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図を示す。図1において、電源装置は、交流電源1と、ノイズフィルタ2と、全波整流回路3と、ソリッドステートリレー(以下、SSRという。)4と、電解コンデンサ5と、交流電源電圧検出回路8とを備えて構成される。
交流電源1は、一定周波数のサイン波のAC電圧Vac(例えば、200V)を供給する。ノイズフィルタ2は、交流電源1の両端に接続され、AC電圧Vacに含まれるノイズを除去した後、全波整流回路3に出力する。全波整流回路3は、ノイズフィルタ2の後段に接続され、4つのダイオードをブリッジ型に接続することによって構成され、AC電圧VacをDC電圧に変換して出力する。全波整流回路3により変換されたDC電圧は、全波整流回路3の両端に接続された電解コンデンサ5により平滑される。SSR4は、交流電源1の電源が投入されたときの突入電流を制限するために、全波整流回路3と電解コンデンサ5の高電位側との間に接続され、外部から入力される信号Srによりオン及びオフを制御される。電界コンデンサ5の両端にそれぞれ接続される接続端子6及び7には、DC電圧を電源電圧とする各種電子機器等の図示しない負荷が接続される。図1の交流電源電圧検出回路においては、接続端子7は接地され、各種電子機器等の基準電位として機能する。なお、本実施形態において、交流電源電圧検出回路はノイズフィルタ2及びSSR4を備えるが、ノイズフィルタ2及びSSR4は必ずしも設けなくてもよい。
交流電源電圧検出回路8は、レギュレータ9と、交流電圧検出回路10と、信号処理回路11と、入力端子TR,TS,Taと、出力端子Toutと、電源端子Tddと、接地端子GNDとを備える。交流電源電圧検出回路8は、半導体デバイスでモノリシック集積回路上に構成され、図14に示すような、チップパッケージに搭載される。図14のチップパッケージのピン数は、入力端子TR,TS,Ta、接地端子GND、電源端子Tdd、出力端子Toutが各1ピンと、空きピンNC(Non Connect)が4ピンで、計10ピンであるが、空きピンNCは無くても良く、6ピン以上であれば、交流電源電圧検出回路8を搭載できる。
入力端子TR及びTSは、それぞれ交流電源1の高電位側(R相)及び低電位側(S相)に接続され、入力端子Taは、全波整流回路3とSSR4との間に接続される。レギュレータ9は、入力端子Taから入力した電圧を用いて、交流電源電圧検出回路8の電源電圧Vddと、基準電圧Vref1(例えば、10V)とを生成して出力する電圧可変回路である。電源端子Tddにはレギュレータ9により生成された電源電圧Vddが印加され、接地端子GNDは接地される。電源端子Tddと接地端子GNDとの間には、回路動作を安定させるためのコンデンサ11が接続される。
交流電圧検出回路10は、逆電流阻止ダイオード22R,22Sと、抵抗21R,21Sと、電流制限抵抗23R,23Sと、接合型電界効果トランジスタ(以下、JFET(Junction Field Effect Transistor)という。)24a及び金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(以下、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)という。)24bからなるJFET回路24Rと、JFET25a及びMOSFET25bからなるJFET回路25Sと、比較器26R,26Sとを備えて構成される。
逆電流阻止ダイオード22Rのアノード端子は入力端子TRに接続され、そのカソード端子は電流制限抵抗23Rの一端に接続される。抵抗21Rは逆電流阻止ダイオード22Rと並列に接続される。逆電流阻止ダイオード22Rは、交流電圧Vacの値が接地電位より低くなる期間において、接地電位から入力端子TRへ電流が逆流することを防止する。電流制限抵抗23Rの他端はJFET24aのドレイン端子に接続される。JFET24a及びMOSFET24bのゲート端子は接地電位に短絡され、JFET24aのソース端子はMOSFET24bのドレイン端子に接続され、MOSFET24bのソース端子は接地される。JFET24a及びMOSFET24bの接続点は比較器26Rの非反転入力端子(+)に接続される。比較器26Rの反転入力端子(−)には、レギュレータ9により生成された基準電圧Vref1が入力される。比較器26Rは、基準電圧Vref1と、JFET24a及びMOSFET24bの接続点電圧VinRとを比較し、比較結果を信号処理回路11に出力する。
また、同様に、逆電流阻止ダイオード22Sのアノード端子は入力端子TSに接続され、そのカソード端子は電流制限抵抗23Sの一端に接続される。抵抗21Sは逆電流阻止ダイオード22Sと並列に接続される。逆電流阻止ダイオード22Sは、交流電圧Vacの値が接地電位より低くなる期間において、接地電位から入力端子TSへ電流が逆流することを防止する。電流制限抵抗23Sの他端はJFET25aのドレイン端子に接続される。JFET25a及びMOSFET25bのゲート端子は接地電位に短絡され、JFET25aのソース端子はMOSFET25bのドレイン端子に接続され、MOSFET25bのソース端子は接地される。JFET25a及びMOSFET25bの接続点は比較器26Sの非反転入力端子(+)に接続される。比較器26Sの反転入力端子(−)には、レギュレータ9により生成された基準電圧Vref1が入力される。比較器26Sは、基準電圧Vref1と、JFET25a及びMOSFET25bの接続点電圧VinSとを比較し、比較結果を信号処理回路11に出力する。
ここで、図3に、図1のJFET回路24Rの入出力特性図を示す。図3では、JFET回路24Rを例に取って説明するが、JFET回路25Sも同様の入出力特性を有する。JFET回路24Rは、JFET回路24RのJFET24aのソース端子に印加される電圧VRinを入力電圧とし、JFET24aのソース端子とMOSFET24bのドレイン端子との接続点電圧VinRを出力電圧とする。図3に示すように、出力電圧VinRは、入力電圧VRinがJFET24aのピンチオフ電圧Vpoff以下であるときは、入力電圧VRinとほぼ等しい電圧であるが、入力電圧VRinがピンチオフ電圧Vpoffを超えると、ほぼ一定のピンチオフ電圧Vpoffに保持される。ピンチオフ電圧Vpoffは、MOSFETの形状及び電荷数等の電気的特性に応じて、数V〜100V程度に設定することが好ましいが、交流電圧Vacの最大電圧値以下の所望の値に設定されてよい。
図1に戻って、交流電源電圧検出回路8の構成の説明を続ける。比較器26Rは、上記JFET回路24Rから出力される電圧VinRと基準電圧Vref1とを入力し、電圧VinRが基準電圧Vref1より大きいときハイレベル電圧を出力し、電圧VinRが基準電圧Vref1以下であるときロウレベル電圧を出力する。同様に、比較器26Sは、上記JFET回路25Rから出力される電圧VinSと基準電圧Vref1とを入力し、電圧VinSが基準電圧Vref1より大きいときハイレベル電圧を出力し、電圧VinSが基準電圧Vref1以下であるときロウレベル電圧を出力する。従って、比較器26R及び26Sはそれぞれ交流電圧VacのR相及びS相に間接的に接続されているので、比較器26R及び26Sの出力信号は、交流電圧Vacの半周期(180度)毎に交互にロジックレベルが反転するような信号となる。このとき、比較器26R,26Sの入力端子は、JFET24a,25a及びMOSFET24b,25bによりハイインピーダンスに維持される。その結果、交流電圧Vacが高くなった場合でも、入力端子TRに流れ込む電流値はほぼゼロとみなせるので、交流電圧検出回路10での消費電力はほぼゼロと考えることができる。
信号処理回路11は、パルス幅設定回路27と、NOR回路28と、NAND回路29と、インバータ回路30とを備えて構成される。パルス幅設定回路27は、交流電圧検出回路10の比較器26R又は26Sから入力したパルス信号のパルス幅を、所定のパルス幅に変更して出力する。NOR回路28は、入力された交流電圧検出回路10の比較器26R及び26Sからのパルス信号に応じて演算し、演算結果を出力する。NAND回路29は、入力されたNOR回路28からの出力信号と、パルス幅設定回路27からの出力信号とに応じて演算し、演算結果を出力する。インバータ回路30は、入力されたNAND回路29からの出力信号を反転して、出力端子Toutから出力する。従って、出力端子Toutから出力される信号Voutは、交流電圧Vacの各相の電圧がゼロクロスするタイミングでオンとなる所定のパルス幅を有するパルス信号となる。この信号は、電源装置に接続された各種電子機器にゼロクロス検出信号として出力され、電源投入、電源遮断、信号処理、周波数の検出、タイミング制御等を実施する目的で利用される。
この交流電源電圧検出回路8では、レギュレータ9の消費電力と信号処理回路13の消費電力のみで交流電圧のゼロクロスを検出できるので、1mW以下の電力で動作させることができ、低消費電力であり、待機時消費電力を低減できる。
図2は、図1の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。図2(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図2(b)は交流電源電圧検出回路8の入力端子Taの電圧Vaを示し、図2(c)は接続端子6の電圧VPNを示し、図2(d)は交流電源電圧検出回路8の入力端子TRの電圧VRを示し、図2(e)は交流電源電圧検出回路8の入力端子TSの電圧VSを示し、図2(f)はレギュレータ9で生成される交流電源電圧検出回路8の電源電圧Vddを示し、図2(g)は交流電源電圧検出回路8の出力端子Toutの電圧Voutを示す。また、図2(d)において、比較器26Rの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinRが破線で示され、図2(e)において、比較器26Sの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinSが破線で示され、図2(d)〜(f)において、レギュレータ9で生成される基準電圧Vref1が一点鎖線で示されている。
図1の電源装置では、交流電源1が図2(a)に示されるような交流電源Vacを出力すると、図2(b)に示すように、全波整流回路3により交流電源Vacの全サイクルが正方向の電流に変換される。レギュレータ9は、この変換された電圧Vaを入力端子Taから入力して、図2(f)に実線で示すような交流電源電圧検出回路8の電源電圧Vddと、図2(d)〜(f)に一点鎖線で示すような基準電圧Vref1とを生成する。また、図2(c)に示すように、電源起動後、所定時間が経過して出力波形が安定すると、SSR4への信号Srをオンとすることによって、接続端子6の電圧VPNがロウレベル電圧からハイレベル電圧となり、接続端子6及び7に接続された各種電子機器に直流電圧が印加される。さらに、図2(d)に示すように、入力端子TRから入力される電圧VRがJFET24aによりピンチオフされ、電圧VinRが比較器26Rの非反転入力端子(+)に入力される。比較器26Rは、電圧VinRと基準電圧Vref1とを比較し、電圧VinRが基準電圧Vref1より大きい場合にハイレベル電圧で、電圧VinRが基準電圧Vref1以下である場合にロウレベル電圧である信号を出力する。同様に、図2(e)に示すように、入力端子TSから入力される電圧VSがJFET25aによりピンチオフされ、電圧VinSが比較器26Sの非反転入力端子(+)に入力される。比較器26Sは、電圧VinSと基準電圧Vref1とを比較し、電圧VinSが基準電圧Vref1より大きい場合にハイレベル電圧となり、電圧VinSが基準電圧Vref1以下である場合にロウレベル電圧となる信号を出力する。比較器26R及び26Sからの出力信号は、信号処理回路11により処理されたのち、図2(g)に示すようなゼロクロス検出信号である電圧Voutが出力端子Toutから出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る電源装置によれば、交流電圧VacをJFET24a,25aのピンチオフ電圧Vpoffにより検出するため、交流電源電圧検出回路8の消費電力は、比較器26R,26Sの入力端子をハイインピーダンスにすることができ、入力端子TR,TSに流れこむ電流を低減できるので、電源装置全体の待機時消費電力を低減できる。例えば、フォトカプラや抵抗により交流電源電圧を検出する方式においては、交流電圧検出回路には必ず電流を供給する必要があり、実使用上の条件により供給する電流値を小さくするには限界があり、待機時の消費電力を低減させるには限界があった。しかし、本交流電圧検出回路では、JFET24a,25aのピンチオフ電圧Vpoffにより交流電圧Vacを検出するので、交流電源電圧検出回路8の交流電圧検出回路10の消費電力をほぼ0にまで低減でき、電源装置全体の消費電力を低減できる。
また、フォトカプラや抵抗を利用した交流電圧検出方式では、外部回路部品定数のバラツキや入力AC電圧値によって、検出電圧が変動し、高精度化することが困難であった。例えば、従来例のフォトカプラを用いたAC電源のゼロクロス検出回路では、AC電源の検出電圧値の精度は、フォトカプラの一次側から二次側への変換効率に大きく影響を受けるが、一般的なフォトカプラの変換効率は下限値と上限値間に500%〜1000%程度のバラツキが存在し、検出電圧値の精度が悪い。本実施形態に係る電源装置においては、交流電源電圧検出回路8内のレギュレータ9により電源電圧Vdd及び基準電圧Vref1を形成し、JFET24a,25aのピンチオフ電圧Vpoffにより交流電圧Vacを検出するので、外部回路部品定数のばらつきや入力されるAC電圧値に関係なく高精度に交流電圧Vacのゼロクロスを検出できる。さらに、交流電圧Vacが100V及び200V等で切り替わった場合でも外部部品定数の変更する必要がない。
またさらに、交流電源電圧検出回路8は、逆電流阻止ダイオード22R,22Sを備えるので、交流電圧Vacの値が接地電位より低くなる期間において、接地電位から入力端子TR,TSへ電流が逆流することを防止し、交流電源電圧検出回路8の動作を安定させるとともに、逆電流による消費電力の増加を防止できる。
また、信号処理回路11は、パルス幅設定回路27を備えることにより、パルス信号のパルス幅を所望のパルス幅に設定することができる。
また、フォトカプラや抵抗を利用した交流電圧検出方式では、多数の電子部品で回路構成されているため、プリント基板上の実装スペースを小さくすることが困難であった。しかし、本交流電源電圧検出回路8は、半導体デバイスでモノリシック集積回路上に交流電源電圧検出回路8を構成され、6ピン以上かつ10ピン以下の小型パッケージに搭載されて1チップ化されるため、プリント基板上での実装スペースを極めて小さくすることが可能となり、汎用性を高めることができる。
第2の実施形態.
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。図4において、電源装置は、図1の交流電源電圧検出回路8に代えて交流電源電圧検出回路8Aを備えた点において、図1に示した第1の実施形態に係る電源装置とは異なる。交流電源電圧検出回路8Aは、図1のレギュレータ9に代えてレギュレータ9Aを備えた点、交流電圧検出回路10に代えて交流電圧検出回路10Aを備えた点、抵抗43R,44R,43S,44Sと、比較器45R,45Sと、信号処理回路13をさらに備えた点において、図1の交流電源電圧検出回路8とは異なる。交流電圧検出回路10Aは、抵抗41R,42R,41S,42Sをさらに備えた点において図1の交流電圧検出回路10とは異なる。それ以外の点については、第1の実施形態に係る電源装置と同様であるため、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Aは、ゼロクロスを検出するだけでなく停電又は瞬時停電等の交流電圧Vacの振幅値の低下をも検出するため、JFET24a,25aの各ピンチオフ電圧Vpoffは、第1の実施形態に係る交流電源電圧検出回路8のJFET24a,25aの各ピンチオフ電圧Vpoffよりも高い電圧(例えば100V)に設定されることが望ましい。
レギュレータ9Aは、入力端子Taから入力された電圧Vaを用いて、交流電源電圧検出回路8Aの電源電圧Vdd、基準電圧Vref1、及び、基準電圧Vref1とは異なる基準電圧Vref2を生成して出力する電圧可変回路である。交流電圧検出回路10Aにおいて、抵抗41R及び42Rの直列回路が、JFET24a及びMOSFET24bの接続点と接地電位との間に接続され、抵抗41R及び42Rの接続点が比較器26Rの非反転入力端子(+)に接続される。同様に、抵抗41S及び42Sの直列回路が、JFET25a及びMOSFET25bの接続点と接地電位との間に接続され、抵抗41S及び42Sの接続点が比較器26Sの非反転入力端子(+)に接続される。
また、抵抗43R及び44Rの直列回路が、JFET24a及びMOSFET24bの接続点と接地電位との間に接続され、抵抗43R及び44Rの接続点が比較器45Rの非反転入力端子(+)に接続される。比較器45Rの反転入力端子(−)には、レギュレータ9Aにより生成された基準電圧Vref2が入力される。比較器45Rは、基準電圧Vref2と、JFET24a及びMOSFET24bの接続点電圧VinRとを比較し、比較結果を信号処理回路13に出力する。同様に、抵抗43S及び44Sの直列回路が、JFET25a及びMOSFET25bの接続点と接地電位との間に接続され、抵抗43S及び44Sの接続点が比較器45Sの非反転入力端子(+)に接続される。比較器45Sの反転入力端子(−)には、レギュレータ9Aにより生成された基準電圧Vref2が入力される。比較器45Sは、基準電圧Vref2と、JFET25a及びMOSFET25bの接続点電圧VinSとを比較し、比較結果を信号処理回路13に出力する。
信号処理回路13は、インバータ回路46R,46S,49と、遅延回路47R,47Sと、NOR回路48とを備えて構成される。信号処理回路11が交流電圧Vacのゼロクロス検出信号を出力するのに対して、信号処理回路13は、交流電圧Vacの停電及び瞬時停電検出信号を出力するための回路である。インバータ回路46R,46Sは、それぞれ比較器46R,46Sから入力された信号を反転した後、それぞれ遅延回路47R,47Sに出力する。遅延回路47R,47Sは、入力した信号の立ち上がりタイミングをそれぞれ所定の遅延時間だけ遅延させた後、NOR回路48に出力する。NOR回路48は、遅延回路47R,47Sからの両出力信号を入力し、NOR演算を行って、演算結果を出力する。インバータ回路49は、NOR回路48からの出力信号を反転し、出力端子Tout2から反転結果である出力電圧Voutを出力する。
上記構成において、抵抗41R,42Rと、抵抗41S,42Sと、抵抗43R,44Rと、抵抗43S,44Sとによってそれぞれ構成される分圧回路によって、JFET24a,25aの各接続点電圧VinR,VinSは、各所望の電圧VinR2,VinS2に分圧されて比較器26R,26S,45R,45Sにそれぞれ入力される。本実施形態においては、説明を簡易にするために、各分圧回路はそれぞれ互いに同じ分圧比に設定されているものとするが、ゼロクロスを検出するか、停電及び瞬時停電を検出するかに応じて各分圧回路の分圧比を異なる値に設定してもよい。比較器26R,26Sは、基準電圧Vref1(例えば、10V)と、それぞれ上記各接続点電圧VinR,VinSが分圧された電圧VinR2,VinS2と比較し、信号処理回路11は、交流電圧Vacのゼロクロス検出信号を出力する。ゼロクロスの検出については、第1の実施形態において既に詳細に説明した。比較器45R,45Sは、基準電圧Vref2(例えば、95V)と、上記各電圧VinR2,VinS2とを比較し、その分圧された電圧が基準電圧Vref2よりも大きいときにハイレベル電圧となり、その分圧された電圧が基準電圧Vref2以下であるときにロウレベル電圧となる信号を出力する。比較器45R,45Sの出力信号は、信号処理回路13により信号処理された後、出力端子Tout2から停電検出信号として出力される。出力端子Tout2に接続された各種電子機器は、この停電検出信号がロウレベル電圧となることで、交流電圧Vacが低下して停電又は瞬時停電が起こっている可能性があることを通知され、安全に電源遮断等の処理を行う。
図5は、図4の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。図5(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図5(b)は交流電源電圧検出回路8Aの入力端子Taの電圧Vaを示し、図5(c)は接続端子6の電圧VPNを示し、図5(d)は交流電源電圧検出回路8Aの入力端子TRの電圧VRを示し、図5(e)は交流電源電圧検出回路8Aの入力端子TSの電圧VSを示し、図5(f)はレギュレータ9Aで生成される交流電源電圧検出回路8Aの電源電圧Vddを示し、図5(g)は交流電源電圧検出回路8Aの出力端子Toutの電圧Voutを示し、図5(h)は交流電源電圧検出回路8Aの出力端子Tout2の電圧Vout2を示す。また、図5(d)において、比較器26Rの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinR2が破線で示され、図5(e)において、比較器26Sの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinS2が破線で示され、図5(d)〜(f)において、レギュレータ9Aで生成される基準電圧Vref1が一点鎖線で示され、レギュレータ9Aで生成される基準電圧Vref2が二点鎖線で示されている。
電源装置は、図5(a)に示すように、交流電源1からの交流電圧Vacが停電又は瞬時停電により一時的に低い電圧となったとき、図5(b)、(d)及び(e)に示すように、入力端子Taの電圧Va、入力端子TRの電圧VR、及び、入力端子TSの電圧VSも同様に低い電圧となる。比較器45R,45Sにより、電圧VinR2及びVinS2と基準電圧Vref2とがそれぞれ比較され、その結果、図5(h)に示すように、電圧VinR2,VinS2が基準電圧Vref2以下になったとき、電圧Vout2はロウレベル電圧となる。
以上説明したように、本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Aによれば、第1の実施形態に係る交流電源電圧検出回路8における交流電圧Vacのゼロクロスの検出に加えて、交流電圧Vacの停電又は瞬時停電を検出することができる。
なお、本実施形態において、信号処理回路13の回路構成は一例であり、図5において、出力端子Vout2の出力は、停電又は瞬時停電を検出した場合にのみロウレベル電圧となる連続信号であった。しかし、本発明はこの構成に限らず、例えば、ゼロクロス検出信号と同様に、出力端子Vout2の出力をパルス信号としてもよい。この場合、電源装置に接続されている各種電子機器側で電圧Vout2をモニタして所定時間内のパルス数をカウントすることにより、交流電圧Vacの停電又は瞬時停電を検知することが可能である。出力端子Vout,Vout2に接続される各種電子機器に応じて、信号処理回路13の回路構成により他の所望の形式の信号に変換して出力してもよい。
また、本実施形態において、ゼロクロスの検出と、停電又は瞬時停電の検出とを両方行った。しかし、本発明はこの構成に限らず、停電又は瞬時停電の検出のみを行う構成であってもよい。
第3の実施形態.
図6は、本発明の第3の実施形態の交流電源電圧検出回路の回路図である。図6において、電源装置は、図1の交流電源電圧検出回路8に代えて交流電源電圧検出回路8Bを備えた点において、図1に示した第1の実施形態に係る電源装置とは異なる。交流電源電圧検出回路8Bは、交流電圧検出回路10に代えて交流電圧検出回路10Bを備えた点、信号処理回路11に代えて信号処理回路11Aを備えた点、図1の入力端子TSを除いた点において、図1の交流電源電圧検出回路8とは異なる。交流電圧検出回路10Bは、図1の抵抗21Sと、逆電流阻止ダイオード22Sと、電流制限抵抗23Rと、JFET25aと、MOSFET25bと、比較器26Sとを除いた点において、図1の交流電圧検出回路10とは異なる。信号処理回路11Aは、図1のNOR回路28に代えて、インバータ回路50を備えた点、及び、図1のパルス幅設定回路27に換えてパルス幅設定回路27Aを備えた点において、図1の信号処理回路11とは異なる。パルス幅設定回路27Aは、交流電圧検出回路10Bの比較器26Rから入力したパルス信号のパルス幅を、所定のパルス幅に変更して出力する。それ以外の点については、第1の実施形態に係る電源装置と同様であるため、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態の交流電源電圧検出回路8Bは、交流電圧VacのR相及びS相の両相の電圧を検出するのではなく、R相のみの電圧を検出する。
図7は、図6の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。図7(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図7(b)は交流電源電圧検出回路8Bの入力端子Taの電圧Vaを示し、図7(c)は接続端子6の電圧VPNを示し、図7(d)は交流電源電圧検出回路8Bの入力端子TRの電圧VRを示し、図7(e)はレギュレータ9で生成される交流電源電圧検出回路8Bの電源電圧Vddを示し、図7(f)は交流電源電圧検出回路8Bの出力端子Toutの電圧Voutを示す。また、図7(d)において、比較器26Rの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinRが破線で示され、図5(d)及び(e)において、レギュレータ9で生成される基準電圧Vref1が一点鎖線で示されている。
電源装置は、図7(a)に示されるような交流電源1からの交流電源Vacを出力すると、図7(d)に示すように、交流電圧Vacの正方向のサイクルのみの電圧VRが入力端子TRから入力される。従って、図7(f)に示すように、R相の交流電圧が正から負へとゼロクロスしたタイミングで発生される、交流電源Vacの周波数と同じ数のパルスを有するパルス信号が、出力端子Toutから電圧Voutとして出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Bによれば、交流電圧Vacのいずれか一相のみの電圧を検出することができるため、接続される各種電子機器に応じて、交流電圧Vacの両相の電圧を検出する必要が無い場合、高電圧が印加される端子数を低減できるので、回路構成を簡略化でき小型化が可能となる。
なお、本実施形態において、交流電源電圧検出回路8Bは、R相のみの電圧を検出する構成であった。しかし、本発明はこの構成に限らず、R相に代えてS相のみの電圧を検出する構成であってもよい。この場合、入力端子TRは、交流電圧Vacの高電位側ではなく、低電位側に接続すればよい。
第4の実施形態.
図8は、本発明の第4の実施形態に係る電源装置の回路図である。図8において、電源装置は、図6の交流電源電圧検出回路8Bに代えて交流電源電圧検出回路8Cを備えた点、入力端子TRが全波整流回路3の後段の高側電位に接続される点、全波整流回路3の後段の高側電位とSSR4との間にダイオード51を備えた点において、図6に示した第3の実施形態に係る電源装置とは異なる。逆電流阻止ダイオード51のアノード端子は、全波整流回路3の高側電位に接続され、そのカソード端子は、SSR4の一端に接続される。交流電源電圧検出回路8Cは、交流電圧検出回路10Bに代えて交流電圧検出回路10Cを備えた点において、図6の交流電源電圧検出回路8Bとは異なる。交流電圧検出回路10Cは、抵抗21R及び逆電流阻止ダイオード22Rを除いた点において図6の交流電圧検出回路10Bとは異なる。入力端子TRには、電流制限抵抗23Rの一端が接続される。それ以外の点については、第3の実施形態に係る電源装置と同様であるため、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。
図8の構成を有する電源装置において、交流電源電圧検出回路8Cの入力端子TRには、全波整流回路3により整流された後の交流電圧Vacが印加されるため、一本の入力ラインで交流電圧VacのR相及びS相の両相を検出でき、かつ、常に正方向の電圧を入力するため、図6に示すような抵抗21R及び逆電流阻止ダイオード22Rが不要となり、回路構成を簡易化できる。
図9は、図8の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。図9(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図9(b)は交流電源電圧検出回路8Cの入力端子Taの電圧Vaを示し、図9(c)は接続端子6の電圧VPNを示し、図9(d)は交流電源電圧検出回路8Cの入力端子TRの電圧VRを示し、図9(e)はレギュレータ9で生成される交流電源電圧検出回路8Cの電源電圧Vddを示し、図9(f)は交流電源電圧検出回路8Cの出力端子Toutの電圧Voutを示す。また、図9(d)において、比較器26Rの非反転入力端子(+)に入力される電圧VinRが破線で示され、図9(d)及び(e)において、レギュレータ9で生成される基準電圧Vref1が一点鎖線で示されている。
電源装置は、図9(a)に示されるような交流電源1からの交流電源Vacを出力すると、図9(d)に示すように、交流電圧Vacの正方向及び負方向の両サイクルが正方向に変換された電圧VRが入力端子TRから入力される。従って、出力端子Toutからは、図9(f)に示すようなゼロクロス検出信号が出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Cによれば、入力端子TRを全波整流回路3の後段の高電位側に接続し、全波整流回路3の後段の高電位側に逆電流防止ダイオード51を設けることにより、高電圧が印加される入力端子数を低減するとともに、第1の実施形態に係る交流電源電圧検出回路8に比べて簡易な構成で交流電圧Vacの両相の電圧を検出でき、かつ交流電源電圧検出回路8Cに接地電位より低くなる電圧が印加されることが無いため、交流電源電圧検出回路8C内に逆方向電流を阻止するための素子を必要とせず、交流電源電圧検出回路8Cを小型化できる。本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Cは、ピン以上のパッケージに搭載することができる。
なお、本実施形態において、交流電圧Vacのゼロクロスを検出したが、本発明はこの構成に限らず、JFET24a,25aの各ピンチオフ電圧Vpoffを比較的高い電圧(例えば100V)に設定した上で、比較器26Rの基準電圧Vref1も各ピンチオフ電圧Vpoff以下の高い電圧(例えば95V)に設定し、信号処理回路11Aのパルス幅設定回路27A、インバータ回路50、NAND回路29に代えて、比較器26Rの出力を反転するためのインバータ回路、そのインバータ回路の出力を所定時間遅延させる遅延回路、その遅延回路の出力を反転するためのインバータ回路を備えることにより、停電又は瞬時停電等の交流電圧Vacの振幅値の低下を検知できる。
第5の実施形態.
図10は、本発明の第5の実施形態に係る電源装置の回路図である。図10において、電源装置は、図6の交流電源電圧検出回路8Bに代えて交流電源電圧検出回路8Dを備えた点、レギュレータ9に代えてレギュレータ9Bを備えた点において、図6に示した第3の実施形態に係る電源装置とは異なる。レギュレータ9Bは、交流電源電圧検出回路8Dの電源電圧Vddのみを生成して出力する。交流電源電圧検出回路8Dは、交流電圧検出回路10Bに代えて交流電圧検出回路10Dを備えた点において、図6の交流電源電圧検出回路8Bとは異なる。交流電圧検出回路10Dは、比較器26Rに代えてロジックインバータ回路52R及びインバータ回路53Rを備えた点において図6の交流電圧検出回路10Bとは異なる。それ以外の点については、第3の実施形態に係る電源装置と同様であるため、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。
ロジックインバータ回路52Rは、入力された電圧VinRが所定のしきい値Vth(例えば、10V)を越えたとき、ロウレベル電圧の信号を出力し、電圧VinRが所定のしきい値Vth以下となるとき、ハイレベル電圧の信号を出力する。インバータ回路53Rは、ロジックインバータ回路52Rの出力を反転して出力する。なお、ロジックインバータ回路52Rのしきい値電圧は、MOSFETの形状及び電荷数等の電気的特性に応じて、数V〜100V程度に設定することが好ましいが、交流電圧Vacの最大電圧値以下の所望の値に設定されてよい。
図11は、図10の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。図11(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図11(b)は交流電源電圧検出回路8Dの入力端子Taの電圧Vaを示し、図11(c)は接続端子6の電圧VPNを示し、図11(d)は交流電源電圧検出回路8Dの入力端子TRの電圧VRを示し、図11(e)はレギュレータ9Bで生成される交流電源電圧検出回路8Dの電源電圧Vddを示し、図11(f)は交流電源電圧検出回路8Dの出力端子Toutの電圧Voutを示す。また、図11(d)において、ロジックインバータ回路52Rに入力される電圧VinRが破線で示され、ロジックインバータ回路52Rの所定のしきい値電圧Vthが一点鎖線で示されている。
電源装置は、図11(a)に示されるような交流電源1からの交流電源Vacを出力すると、図11(d)に示すように、交流電圧Vacの正方向のサイクルのみの電圧VRが入力端子TRから入力される。従って、図7(f)に示すように、R相の交流電圧が正から負へとゼロクロスしたタイミングで発生される、交流電源Vacの周波数と同じ数のパルスを有するパルス信号が、出力端子Toutから電圧Voutとして出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る交流電源電圧検出回路8Dによれば、レギュレータ9Bが交流電源電圧検出回路8Dの電源電圧Vddのみを生成するため、レギュレータ9Bでの消費電力が少なく、図6に示した第3の実施形態における交流電源電圧検出回路8Bよりも消費電力を低減できる。
第6の実施形態.
図12は、本発明の第6の実施形態に係るスイッチングレギュレータ装置75の回路図である。スイッチングレギュレータ装置75は、交流電源1の両端から交流電圧Vacを入力し、電子機器の負荷72に電圧Vregを供給する。スイッチングレギュレータ装置75は、ノイズフィルタ2と、全波整流回路3と、SSR4と、電解コンデンサ5と、電源制御回路76と、コンデンサ12,63と、スナバ回路64と、スイッチングトランス65と、ダイオード69と、有極コンデンサ70,71と、コイル78とを備えて構成される。なお、交流電源1、ノイズフィルタ2、全波整流回路3、SSR4、電解コンデンサ5及びコンデンサ12については、図1に示した実施形態1において同一符号を付した各構成要素と同様であるので、詳細な説明は省略する。
電源制御回路76は、所定パルスカウント回路73と、交流電源電圧検出回路8と、制御回路60と、レギュレータ74と、二次側電圧検出回路62と、スイッチング素子としてのトランジスタ61とを備えて構成される。交流電源電圧検出回路8については、図1に示した実施形態1で既に詳細に説明した。
所定パルスカウント回路73は、交流電源電圧検出回路8から入力したゼロクロス検出信号である電圧Voutの、起動後の最初の所定のパルス数だけカウントする間はロウレベル電圧を出力し続け、その後に入力したパルス信号をそのまま出力する。レギュレータ74は、SSR4の出力端子と電解コンデンサ5との接続点に接続され、制御回路60での動作電圧を形成して出力する。制御回路60は、二次側電圧検出回路62により検出された、ダイオード69と、有極コンデンサ70,71と、コイル68とによって構成される二次側回路に印加される電圧に基づいて、二次側回路に定電圧を供給するために、負荷状態に応じた最適の条件でトランジスタ61のオン及びオフを制御する。具体的には、二次側電圧が所定値より高いとき、トランジスタ61をオフに制御し、二次側電圧が所定値以下であるとき、トランジスタ61をオンに制御する。二次側電圧検出回路62は、二次側回路に印加される電圧に対応してスイッチングトランス65のフィードバックコイル67に流れる電流を検出することにより、電子機器の負荷72に印加される電圧Vregを検出して制御回路60に出力する。
トランジスタ61のソース端子は接地電位に接続され、そのドレイン端子はスナバ回路64とスイッチングトランス65の一次コイル66に接続される。スナバ回路64は、トランジスタ61のオン及びオフ切り替え動作時に発生するスパイク電流を低減するための周知の回路である。スイッチングトランス65は、一次コイル66と、フィードバックコイル67と、二次コイル68とを備えて構成される。一次コイル66の一端はSSR4と電解コンデンサ5との接続点に接続され、その他端はトランジスタ61のドレイン端子に接続される。フィードバックコイル67の一端は二次側電圧検出回路62に接続され、その他端は接地電圧に接続される。二次コイル68の一端は、ダイオード69のアノード端子に接続され、その他端は電子機器の負荷72に接続される。スイッチングトランス65は、SSR4と接地電圧との間にトランジスタ61を介して流れる電流を、一次コイル66及び二次コイル68により二次側回路に誘導することによって電子機器の負荷72に電流を供給するとともに、フィードバックコイル68により電子機器の負荷72に印加される電圧Vregをモニタする。
ダイオード69のアノード端子は二次コイル68の高電位側に接続され、そのカソード端子はコイル78の一端に接続される。コイル78の他端は電子機器の負荷72の一端に接続される。有極コンデンサ70及び71の正極側端子はコイル78の一端及び他端にそれぞれ接続され、それらの負極側端子は電子機器の負荷72の他端及び二次コイル68の低電位側に接続される。ダイオード69と、コイル78と、有極コンデンサ70及び71とは、二次コイル68から供給される電圧を整流及び平滑し、安定したDC電圧を負荷に供給するための電源回路部であって、図12において、電源回路部はフライバック方式のスイッチング電源回路で構成されているが、これに代えて、フォワード方式のスイッチング電源回路で構成されてもよい。
図13は、図12のスイッチングレギュレータ装置の各部の信号を示す動作波形図である。図13(a)は交流電源1から出力される交流電圧Vacを示し、図13(b)は交流電源電圧検出回路8の入力端子TRの電圧VRを示し、図13(c)は交流電源電圧検出回路8の入力端子TSの電圧VSを示し、図13(d)は交流電源電圧検出回路8の電源電圧Vddを示し、図13(e)は交流電源電圧検出回路8の出力端子Toutの電圧Voutを示し、図13(f)は電解コンデンサ5の高電位側の電圧VPNを示し、図13(g)はトランジスタ61のゲート電圧Vgateを示し、図13(h)は電子機器の負荷72への印加電圧Vregを示す。
スイッチングレギュレータ装置は、交流電源1が図13(a)に示されるような一定周波数のサイン波の交流電圧Vacを出力すると、交流電源電圧検出回路8の入力端子TR及びTSには図13(b)及び(c)に示されるような電圧が印加される。また、交流電源電圧検出回路8により、入力端子Taから入力される電圧Vaを用いて、図13(d)に示されるような電源電圧Vddが生成され、電源制御回路76が起動し、交流電源電圧検出回路8の出力端子Toutから、図13(e)に示されるようなゼロクロス検出信号が出力される。電源投入時には平滑コンデンサ5に突入電流が流れることによるスイッチングノイズの影響を少なくするためには、交流電圧Vacの値が低い位相においてSSR4をオンさせることが有効である。そのため、このゼロクロス検出信号である電圧Voutは所定パルスカウント回路73により起動後最初の所定のパルス分(図13の例では1パルス分)だけ除かれた後、SSR4に入力され、ゼロクロスに同期させてSSR4をオンする。これにより、交流電圧Vacの値が低い位相においてSSR4をオンし、スイッチングノイズを低減している。
SSR4がオンとなると、図13(f)に示すように、電圧VPNが上昇し始める。これにより電圧VPNを入力するレギュレータ74が起動し、レギュレータ74の電圧が所定の電圧値Vrに達すると制御回路60が起動し、図13(g)に示すように、スイッチング素子であるトランジスタ61のスイッチングを開始する。その結果、図13(h)に示すように、スイッチングトランス65を介して、電子機器の負荷72に定電圧Vregが供給される。また、このときフィードバックコイル67及び二次側電圧検出回路62により定電圧Vregを検出し、制御回路60により検出された定電圧Vregに応じて、最適な駆動信号でトランジスタ61が制御される。例えば、電圧Vregが高くなりすぎた場合には、制御回路60によりトランジスタ61のオンデューティを短くすることにより、電圧Vregを低下させ、電圧Vregが低くなりすぎた場合には、制御回路60によりトランジスタ61のオンデューティを長くすることにより、電圧Vregを上昇させる。
本実施形態に係るスイッチングレギュレータ装置によれば、実施形態1に係る交流電源電圧検出回路をスイッチングレギュレータ装置に適用することができ、スイッチングレギュレータ装置の待機時消費電力を低減できるとともに、高精度に交流電圧Vacのゼロクロスを検出することによりスイッチングノイズを低減できる。
なお、一般的に、定常動作している時に交流電源1に停電又は瞬時停電が発生した場合、一次側電源のエネルギー供給がストップし、電子機器の負荷72への電圧が突然低下することにより、電子機器の負荷72に大きなダメージを与える場合がある。本スイッチングレギュレータ装置では、交流電源1に停電又は瞬時停電が発生した場合には、交流電圧検出回路8の出力端子Toutから出力されるゼロクロス検出信号Voutのパルス数に変化が生じるため、電子機器の負荷72側でゼロクロス検出信号Voutのパルス数を監視することで停電又は瞬時停電を検出することが可能である。電子機器の負荷72では、二次側回路の電圧が突然低下する前に、必要な処理を実行することができるので大きなダメージを回避できる。
また、本実施形態において、交流電圧検出回路8のゼロクロス検出信号VoutはSSR4のオンタイミングを制御するために利用されたが、本発明はこの構成に限らず、スイッチングレギュレータ装置に接続された電子機器に伝達してもよい。この場合、交流電圧検出回路8のゼロクロス検出信号Voutの基準電位は、全波整流回路3以降の直流部の基準電位であるが、電子機器に伝達されるときに他の基準電位の信号に変換されてもよい。
さらに、本実施形態において、スイッチングレギュレータ装置は、実施形態1に係る交流電源電圧検出回路8を備えた。しかし、本発明はこの構成に限らず、実施形態1に係る交流電源電圧検出回路8に代えて、実施形態2〜5に係る交流電源電圧検出回路8A〜8Dのいずれの交流電源電圧検出回路を備えてもよいことは言うまでもない。
またさらに、上記実施形態1〜6において、各交流電源電圧検出回路は交流電圧Vacを検出した。しかし、本発明はこの構成に限らず、交流電圧Vacに代えて、脈流等の電圧が変換する他の信号を検出してもよい。
本発明に係る電圧検出回路によれば、接合型電界効果トランジスタを備えることにより、比較手段の入力インピーダンスを高くすることができ、入力端子に流れこむ電流を低減できるので、従来例に比較して、電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器の待機時消費電力を低減できる。本発明の電圧検出回路並びにそれを備えた電源装置、スイッチングレギュレータ装置及び電子機器は、例えば、電源電圧のゼロクロス又は停電又は瞬時停電を検出することにより、電源投入、電源遮断、信号処理等を実施する各種電子機器に利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図1の電源装置の各部の信号を示す波形図である。 図1のJFET回路24Rの入出力特性図である。 本発明の第2の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図4の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。 本発明の第3の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図6の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。 本発明の第4の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図8の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。 本発明の第5の実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。 図10の電源装置の各部の信号を示す動作波形図である。 本発明の第6の実施形態に係るスイッチングレギュレータ装置の構成を示す回路図である。 図12のスイッチングレギュレータ装置の各部の信号を示す動作波形図である。 図1の交流電源電圧検出回路8を搭載したチップパッケージを示す外観図である。
符号の説明
1…交流電源、
2…ノイズフィルタ、
3…全波整流回路、
4…ソリッドステートリレー(SSR)、
5…平滑コンデンサ、
6,7…接続端子、
8,8A,8B,8C,8D…交流電源電圧検出回路、
9,9A…レギュレータ
10,10A,10B,10C,10D…交流電圧検出回路、
11,11A,13…信号処理回路、
12,63…コンデンサ、
27…パルス幅設定回路、
47R,47S…遅延回路、
51…逆流防止ダイオード、
60…制御回路、
62…二次側電圧検出回路、
64…スナバ回路、
65…スイッチングトランス、
72…電子機器の負荷、
73…所定パルスカウント回路、
74…レギュレータ、
76…電源制御回路。

Claims (10)

  1. 入力端子を介して入力された所定の周期で変化する交流電圧を、所定のピンチオフ電圧にピンチオフする接合型電界効果トランジスタと、
    前記ピンチオフされた交流電圧が所定の基準電圧値を超えるか否かを検出し、当該検出結果を示す検出信号を出力する比較手段と、
    前記検出信号を所定の信号形式に変換して出力する信号処理回路と、
    交流電圧を整流した後段の接地電位を電圧検出回路の基準電位として用い、前記所定の周期で変化する交流電圧の値が前記電圧検出回路の基準電位より低くなる期間において、前記入力端子と接合型電界効果トランジスタの間に逆電流素子デバイスが直列に電気的接続され、前記基準電位から前記入力端子への方向に電流が逆流することを防止する逆電流防止手段とを備えたことを特徴とする電圧検出回路。
  2. 前記信号処理回路は、前記検出信号を所定のパルス幅を有するパルス信号に変換して出力することを特徴とする請求項1記載の電圧検出回路。
  3. 前記信号処理回路は、前記パルス信号のパルス幅を変更するパルス幅設定回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の電圧検出回路。
  4. 前記信号処理回路は、前記所定の周期で変化する交流電圧が前記電圧検出回路の基準電位でクロスするタイミングでオンとなる信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の電圧検出回路。
  5. 前記信号処理回路は、前記所定の周期で変化する交流電圧の振幅値の低下によりオンとなる信号を出力することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の電圧検出回路。
  6. 前記電圧検出回路は、モノリシック集積回路上に構成され、ピン以上でかつ10ピン以下のパッケージに搭載されたことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の電圧検出回路。
  7. 前記比較手段は、前記所定の基準電圧値をしきい値とするロジックインバータ回路であることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の電圧検出回路。
  8. 前記入力された所定の周期で変化する交流電圧を直流電圧に変換する変換手段を備えた電源装置において、
    前記請求項1乃至7のうちのいずれか1つに記載の電圧検出回路を備えたことを特徴とする電源装置。
  9. 外部から入力された所定の周期で変化する交流電圧を直流電圧に変換して負荷に出力するスイッチングレギュレータ装置において、
    請求項8記載の電源装置を備えたことを特徴とするスイッチングレギュレータ装置。
  10. 請求項9記載のスイッチングレギュレータ装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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