JP5077916B2 - 商品陳列具 - Google Patents

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Description

本発明は、スーパーなどで使用される袋状商品や箱型商品など種々の容器形態を有する陳列商品の背もたれとして好適な折り畳み式商品背もたれ体及び商品陳列具に関するものである。
スーパー等の陳列棚において、陳列された商品は顧客が取り易いように前出しされている。また、その陳列棚に陳列する商品の個数が少ない場合、最後尾の商品の後ろにL字断面形状の商品背もたれ板あるいは商品押圧体を設置して、陳列商品全体を前出して、当該陳列棚における適正な前出しを行っている。
一方、WO2006/027872A1公報には、商品を陳列する基板と、該基板に載置され、自然状態において常に前方移動状態にある商品押圧板を備える商品前出し体と、を有し、該商品前出し体の底板の裏面又は該基板の上面のいずれか一方又は両方の滑り手段を付設した商品自動前出し具が開示されている。
WO2006/027872A1公報(請求項1、図1)
しかしながら、従来のL字断面形状の商品背もたれ板やWO2006/027872A1公報記載の商品自動前出し具は、水平基板の上面が平坦なものであると、袋状の商品や薄い箱物商品などは自立できず、全体が後方へ倒伏したような陳列姿勢となり、顧客によい印象を与えない。また、水平基板の上面に前後方向に所定のピッチで滑り止め用の突起が形成されたものであると、厚い箱物商品などは直立姿勢が採れず、同様に顧客によい印象を与えない。これを解決するものとして、平坦な水平基板を有する商品背もたれ板と、前後方向に所定のピッチで滑り止め用の突起が形成された商品背もたれ板の両方を使い分ける方法がある。しかしながら、この方法は異なる商品背もたれ板を準備する必要があり、コストを上昇させると共に、在庫管理が面倒となる。従って、ひとつの商品背もたれ板で、袋状の商品、薄い箱物商品及び厚い箱物商品の全てを陳列姿勢よく、安定して陳列できる商品背もたれ板及び商品押圧体の開示が望まれていた。
一方、従来の商品前出し具は、陳列商品の幅寸法に見合う大きさの商品押圧板が設けられており、幅寸法が更に大きい陳列商品を前出しする場合、それに見合う商品自動前出し具を別途用意する必要があった。この場合、コストを上昇させると共に、在庫管理が面倒となる。従って、1種類の商品前出し具で、種々の幅寸法を有する商品を安定して前出しできる商品前出し具の開示が望まれていた。
また、陳列棚の特定の陳列ラインにおいては、常時、陳列商品を前出しすることよりも、常時、適正な陳列量を補充することに重点をおきたい場合がある。従来の商品前出し具は、常時、陳列商品を前出し状態とするものであり、常時、適正な陳列量を補充する構造を備えるものはなかった。
従って、本発明の目的は、ひとつの商品背もたれ板で、袋状の商品、薄い箱物商品及び厚い箱物商品の全てを陳列姿勢よく、安定して陳列できる商品背もたれ板を提供することにある。また、本発明の他の目的は、該商品背もたれ板を備えるものであって、常時、適正な陳列量を補充することができる商品陳列具を提供することにあり、また、本発明の他の目的は、該商品背もたれ板を備えるものであって、且つ1種類の商品陳列具で、種々の幅寸法を有する商品を安定して前出しできる商品陳列具を提供することにある。
かかる実用において、本発明者らは鋭意検討を行った結果、L字断面形状の商品背もたれ板であって、水平部材と起立状の背もたれ部材を折り畳み式とすれば、ひとつの商品背もたれ板で、袋状の商品、薄い箱物商品及び厚い箱物商品の全てを陳列姿勢よく、安定して陳列できること、また、外力により幅方向に縮小自在なバネを背もたれ部材に付設した商品陳列具であれば、ひとつの商品陳列具で、種々の幅寸法を有する商品を安定して前出しできることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、前後方向に延びるレール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、該レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されていることを特徴とする商品陳列具を提供し、また、本発明は、前後方向に延びる第1レール溝と該第1レール溝の下方に位置する第2レール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、該第1レール溝に前後移動自在に嵌合する操作部材に後方側で固定される常時後方へバネ付勢される後方操作部と、該第2レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる該後方操作部の前方に位置する折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されることを特徴とする商品陳列具を提供し、また、本発明は、前後方向に延びる第1レール溝と該第1レール溝の下方に位置する第2レール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、該第1レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、該第2レール溝に前後移動自在に嵌合する操作部材に後方側で固定される常時後方へバネ付勢される後方操作部と、商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる該後方操作部の前方に位置する折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されることを特徴とする商品陳列具を提供するものである。
本発明の折り畳み式商品背もたれ板によれば、商品を載置する水平部材を設置面に設置した状態、すなわち、略L字断面形状の商品背もたれ板として、陳列商品の最後尾に設置すれば、水平部材に載置された商品は、水平部材の商品滑り防止部材により、袋状の商品あるいは薄い箱物商品であっても、起立姿勢よく、安定して陳列できる。また、商品を載置する水平部材を起こして背もたれ部材に折り畳んだ状態、すなわち、略I字断面形状の商品背もたれ板として、陳列商品の最後尾に設置すれば、陳列商品は平坦状の設置面に載置することになり、商品滑り防止部材などの突起部がないため、厚みのある箱物商品であっても、起立姿勢よく、安定して陳列できる。このため、ひとつの商品背もたれ板で、袋状の商品、薄い箱物商品及び厚い箱物商品の全てを陳列姿勢よく、安定して陳列できる。
また、本発明の商品陳列具は、常時、陳列商品を前出しするものではなく、陳列商品が抜かれて無くなっても、商品背もたれ板は置き去りにされ、その設置位置は変わらない。このため、陳列商品が完全に無くなった場合、商品背もたれ板の前方に商品を補充すれば、その棚板の陳列量は前回と同様にでき、その陳列ライン(縦方向のライン)特有の陳列量を続けて保持することができる。
また、本発明の商品陳列具は、背もたれ部材に形成される中空部とガイド部材が、内部に配設されたスプリングバネのより縮小自在に固定されており、他の商品陳列具の側面板とで商品を挟みこめば、1種類の商品陳列具で、種々の幅寸法を有する商品を安定して前出しできる。
本発明の実施の形態における折り畳み式商品背もたれ板(以下、単に「商品背もたれ板」とも言う。)を図1及び図2を参照して説明する。図1は本例の商品背もたれ板の斜視図、図2は図1の商品背もたれ板を折り畳んだ状態の斜視図である。なお、本明細書中、前後方向及び左右方向は顧客側から見た方向を言う。
商品背もたれ板10は、不図示の商品を載置する水平部材1と、水平部材1の後端より上方に起立する背もたれ部材2からなる略L字断面形状であって、水平部材1の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材13、13が配設され、且つ水平部材1は水平部材1の先端を上方に起こすことにより、背もたれ部材2に折り畳まれるものである。
商品滑り止め部材13は、本例では左右方向に延出する突起部材が前後に所定間隔離間して2つ形成されたものである。これにより、水平部材上に載置された陳列商品が袋状であったとしても、安定した起立姿勢を採ることができる。なお、商品滑り止め部材13としては、突起部材に限定されず、例えば左右方向に延出する凹状部材、不連続な突起部材又は不連続な凹状部材が挙げられる。不連続とは規則正しく点在する形態、不規則に点在する形態、又は左右方向あるいは前後方向に断続的に延出する部材が複数個存在する形態などが挙げられる。また、突起部材や凹状部材の設置個数も特に制限去れず、適宜決定される。
また、水平部材1の前端部には、所定高さの板状の商品滑り防止板12が設置される。板状の商品滑り防止板12の高さ寸法としては、特に制限されず、商品滑り止め部材13よりやや大きいことが、水平部材1に載置された数個の袋状商品を起立姿勢で陳列することができる点で好ましい。
水平部材1の後端は、両側が切り欠かれて中央に凸状部11を形成している。中央の凸状部11には軸穴(図1では不図示)が形成されており、背もたれ部材2が回動自在で軸支係合する構造になっている。水平部材1の前後方向の長さは、本例では、背もたれ部材2の高さと略同じである。これにより、図2に示すように、折り畳んだ際、水平部材1の商品滑り防止板12が背もたれ部材2の直上にくるため、折り畳み後であっても背もたれ部が同じ形状となる点で好ましい。なお、水平部材1の前後方向の長さは、図12のようなものに限定されず、背もたれ部材2の高さよりも短いものであってもよい。この場合、背もたれ部材2には、折り畳んだ際、水平部材1の商品滑り防止板12を収納できる収納横溝を形成しておくことが、折り畳み後であっても背もたれ部の後方傾斜角度を同じにできる点で好ましい(図10参照)。
背もたれ部材2は、基部22と基部22から上方へ先細りの箱状本体部21からなり、前面部23は、やや後方傾斜となっている。これにより、陳列商品は起立姿勢よりやや後方に倒れる状態であり、安定した陳列ができる。また、基部22は、中央が切り欠かれて両側腕部が軸支部221を形成しており、水平部材1が回動自在で軸支係合する構造になっている。背もたれ部材2の形状は、上記形状に限定されず、裏面がくり抜き状の枠体などであってもよい。
水平部材1は、背もたれ部材2の下端に軸支により回動自在に付設される。これにより、図1の略L字断面形状の商品背もたれ板10において、水平部材1を上方へ起こして背もたれ部材2に容易に折り畳むことができ、略I字断面形状の商品背もたれ板を形成することができる。水平部材1と背もたれ部材2の接合手段としては、上記軸支形態に限定されず、接合部分を屈曲性のある樹脂部材として、折り畳み後、水平部材1と背もたれ部材2を係合させるものであってもよい。このような係合手段としては、係合突起と係合凹部などが挙げられる。
商品背もたれ板10は、陳列棚に陳列された陳列商品の最後尾に設置される。略L字断面形状の商品背もたれ板10の場合、水平部材に載置された商品は、商品滑り防止部材13により、袋状の商品あるいは薄い箱物商品であっても、起立姿勢よく、安定して陳列できる。また、水平部材1を起こして背もたれ部材2に折り畳んだ状態、すなわち、略I字断面形状の商品背もたれ板10として、陳列商品の最後尾に設置すれば、陳列商品を平坦状の設置面に載置することになり、厚みのある箱状商品を鉛直姿勢で陳列することができる。
本発明の商品陳列具は、商品背もたれ板10と、商品背もたれ板10を前方へ付勢する前出し手段を備える。商品背もたれ板10を前方へ付勢する前出し手段としては、特に制限されず、バネやゴムなどの弾性部材で前方から引っ張る方法、バネにより後方から押し出す方法、商品仕切り板に付設された操作部材により背もたれ部材2の後方から前方へ外力を与え前出しする方法、あるいは前方下り傾斜の陳列面などが挙げられる。
次ぎに、本発明の好適な商品陳列具を図3〜図19を参照して説明する。図3は商品背もたれ板を略L字断面形状として用いる商品陳列具の斜視図、図4〜図7は、薄い箱物商品の陳列方法を説明する図、図8〜図10は、本例の変形例の商品陳列具の斜視図、図11は商品背もたれ板を略I字断面形状として用いる商品陳列具の斜視図、図12〜図15は、厚い箱物商品の陳列方法を説明する図、図16〜図18は商品背もたれ板の幅調整方法を説明する図、図19は本例の商品陳列具の使用方法を説明する図をそれぞれ示す。
商品陳列具20は、板状の底部材36と、底部材36の左端より上方へ延びる側面板3と、底部材36の前方端から上方へ延びる所定の高さを有する板状の商品転落防止板9と、後方操作部5と、商品背もたれ板10を備えるものである。
側面板3は、商品仕切り機能を有するものであり、且つ前後方向に延びる第1レール溝31と第1レール溝31の下方に位置する第2レール溝32を備える。すなわち、側面板3は所定の厚みと所定の高さを有する長尺の板状物において、上方から下方へ向けて、前後方向に延びる所定幅を有する第1レール溝31と、第1中間部材34と、第2レール溝32と、第2中間部材35を備えている。これにより、側面板としての強度を保持し、商品仕切り板としての板状形状を維持し、且つ後方操作部5や移動部材7の装着を可能としている。第1レール溝31及び第2レール溝32は矩形状の長尺溝の上下縁に、前後方向に所定のピッチで爪部311が形成されたものであり、装着される後方操作部5や移動部材7の円滑な滑りと外れ難さの両方を付与している。側面板3の後方部は、内側に屈曲させたバネ部材6を取り付ける後方基部36を形成している。
後方操作部5は、前方に位置する商品背もたれ板10を前出しするものであって、本例では上下縁部が後方へ屈曲した略板状物であって、第1レール溝31に前後移動自在に嵌合する操作部材4に後方側で固定され常時後方へバネ部材6によりバネ付勢されている。これにより、先端の摘み部41を把持し、操作部4をバネ付勢に抗して手前に引くと、後方操作部5は前方へ移動し、商品背もたれ板10を前出しする。一方、外力を除くと、バネ付勢により後方操作部5は後方側へ移動する。この時、商品背もたれ板10は置き去りにされる。
商品背もたれ板10は、第2レール溝32に前後移動自在に嵌合する短尺状のガイド部材7に角状のパイプ部材8を介して固定されている。すなわち、図16に示すように、ガイド部材7と商品背もたれ板10とは、商品背もたれ板10の背もたれ部材21にガイド部材7側から左右方向の奥側へくり抜き状に形成された中空部24に、ガイド部材7に固定されるパイプ部材8が左右方向に移動自在に挿入され、中空部24とパイプ部材8は、内部に配設されたスプリングバネ25により縮小自在に固定されている。すなわち、スプリングバネ25の一端は中空部24の底部に、他端はパイプ部材8の底部に固定されており、スプリングバネ25が最大長となる位置で中空部24とパイプ部材8は嵌合状態にある(図16参照)。これにより、商品背もたれ板10に対し外力を側面板3側へ与えると、バネ付勢に抗して商品背もたれ板10が側面板3側へ移動することになり、幅寸法Wは最小となり(図18参照)、外力を取り去ると、スプリングバネ25が最大長となり、幅寸法は最大Wとなる(図16参照)。
商品転落防止板9の下端部は、例えば既設陳列棚のPOSレールに係合する係合凹部が形成されている。これにより、商品陳列具20の設置が安定し、且つ既設陳列棚の棚面上を左右方向に移動自在となる。
次ぎに、商品陳列具20を用いた、厚みの薄い箱物商品の陳列方法について、図4〜図7を参照して説明する。この陳列は少量陳列の場合である。また、商品背もたれ板10は、水平部材1を開いた略L字断面形状のものとして用いる。当初の陳列は、商品背もたれ板10を奥にした状態で行なってもよい。これにより商品Aを並べる作業が行い易くなる。商品の陳列を終えると、前方側にスペースが出来た状態となる(図4参照)。次ぎに、操作部材4を手前に引くことで、後方操作部5はバネ付勢に抗して前方へ移動し、商品背もたれ板10を連れてくる。これにより、商品Aは前面に前出しされる(図5参照)。商品Aを前面に前出しした後は、操作部材4を離して、後方操作部5を後方へ戻すが、商品背もたれ板10は置き去り状態にある(図6参照)。この状態が、陳列状態である。少量陳列であっても商品Aは前出しされており、取り出し易くなっている。また、商品Aは厚みの薄い箱物商品であるものの、商品が載置される水平部材1上及びその先端には、商品滑り防止部材13や商品滑り防止部材12が付設されているため、やや後方に傾斜の安定した起立姿勢を保つことができる。商品Aは袋状商品であってもよい。
図7は陳列商品が完売された状態を示す。この状態において、商品背もたれ板10は、陳列状態における位置から移動していない。従って、商品背もたれ板10の前方に新たに商品を補充すれば、前回と同様の陳列量を陳列することができる。万一、商品背もたれ板10が移動していれば、当初の陳列と同じであり、操作部材4を引くことなどで調整すればよい。
次ぎに、本例の変形例の商品陳列具20について図8〜図10を参照して説明する。図8〜図10において、図3と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。図8の商品陳列具20aにおいて、図3の商品陳列具20と異なる点は、商品転落防止板9の下端の形状にある。すなわち、商品陳列具20aにおいては、商品転落防止板9の下端を底部材36より更に下方に突出させ、この突出部92を、例えば既設陳列棚のPOSレールの係合溝に係合させるようにしたものである。
図9の商品陳列具20bおいて、図3の商品陳列具20と異なる点は、底部材36を省略した点にある。すなわち、商品陳列具20bは、底部材36がなくとも、商品転落防止板9の下端の係合部91を、既設の陳列棚の係合部に係合させれば、設置は安定する。この場合、商品背もたれ板10は既設の陳列棚の棚面に載置することになる。商品陳列具20bによれば、構成部材を省略することができる。
図10の商品陳列具20cにおいて、図3の商品陳列具20と異なる点は、商品背もたれ板10の水平部材1の形状を変更した点にある。すなわち、商品背もたれ板10aにおいて、水平部材1aは、前後方向の寸法を小さくして、滑り防止部材を先端部のみのものとし、背もたれ部21のほぼ中央には、先端の滑り防止部材12aが係合する係合横溝102を形成したものである。商品陳列具20cによれば、更に少量の陳列に好適である。
次ぎに、商品陳列具20を用いた、厚みのある箱物商品の陳列方法について、図11〜図15を参照して説明する。図11の商品陳列具において、図3の商品陳列具と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図11の商品陳列具20において、図3の商品陳列具と異なる点は、商品背もたれ板10の水平部材1を上方に起こして背もたれ部21に折り畳んだ点にある。すなわち、商品背もたれ板10を略I字断面形状のものとしたものである。この陳列は同様に少量陳列の場合である。
当初の陳列は、商品背もたれ板10を奥にした状態で行なってもよい。これにより商品Bを並べる作業が行い易くなる。商品の陳列を終えると、前方側にスペースが出来た状態となる(図12参照)。次ぎに、操作部材4を手前に引くことで、後方操作部5はバネ付勢に抗して前方へ移動し、商品背もたれ板10を連れてくる。これにより、商品Bは前面に前出しされる(図13参照)。商品Aを前面に前出しした後は、操作部材4を離して、後方操作部5を後方へ戻すが、商品背もたれ板10は置き去り状態にある(図14参照)。この状態が、陳列状態である。少量陳列であっても商品Bは前出しされており、取り出し易くなっている。また、商品Bは厚みのある箱物商品であるものの、商品が載置される底部材36は平坦面であるため、前出しの際に障害となるものがなく、また陳列姿勢も鉛直状の安定した起立姿勢を保つことができる。
図15は陳列商品Bが完売された状態を示す。この状態において、商品背もたれ板10は、陳列状態における位置から移動していない。従って、商品背もたれ板10の前方に新たに商品を補充すれば、前回と同様の陳列量を陳列することができる。万一、商品背もたれ板10が移動していれば、当初の陳列と同じであり、操作部材4を引くことなどで調整すればよい。
次ぎに、本発明の商品陳列具20の幅調整方法について図16〜図19を参照して説明する。ガイド部材7と商品背もたれ板10との接合は、前述の如くである。商品背もたれ板10の側面板3からの幅寸法は、外力が作用しない自然状態においてスプリングバネ25が最大長となる位置、すなわち、最大幅Wを示す位置である。この状態で1個又は2個を横並びで並列使用すれば、幅寸法が大の商品を陳列するのに好適である。また、2個以上の商品陳列具20を並列で使用し、少し幅を縮小させたい場合、他の商品陳列具20の側面板3aを陳列商品に対して内側方向へ押すように設置すればよい(図17参照)。更に、陳列幅を縮小させたい場合、他の商品陳列具20の側面板3aを陳列商品に対して更に内側方向へ押し込めばよい(図18参照)。本発明の商品陳列具20は、2個以上を並列に設置し、側面板同士で商品を挟持するように設置すれば、側面板3から商品背もたれ板10の外側端までの幅寸法を種々変えることができ、多様な陳列形態を実現することができる。
本例の商品陳列具20は、前記商品背もたれ板10と同様の効果を奏する他、更に以下の効果を奏する。すなわち、本例の商品陳列具20は、常時、陳列商品を前出しするものではなく、陳列商品が抜かれて無くなっても、商品背もたれ板は置き去りにされ、その設置位置は変わらない。このため、陳列商品が完全に無くなった場合、商品背もたれ板の前方に商品を補充すれば、その棚板の陳列量は前回と同様にでき、その陳列ライン(縦方向のライン)特有の陳列量を続けて保持することができる。
また、本例の商品陳列具は、背もたれ部材に形成される中空部とガイド部材が、内部に配設されたスプリングバネのより縮小自在に固定されており、他の商品陳列具の側面板とで商品を挟みこめば、1種類の商品陳列具で、種々の幅寸法を有する商品を安定して前出しできる。
本例の商品陳列具20において、後方操作部5に商品背もたれ板10と同様の幅調整機能を付与してもよい。すなわち、後方操作部5に操作部材4側から左右方向の奥側へくり抜き状に中空部を形成し、操作部材4に固定されるパイプ部材がこれに左右方向に移動自在に挿入したものである。この場合、同様に、中空部とパイプ部材は、内部に配設されたスプリングバネにより縮小自在に固定される。これにより、商品背もたれ板10の幅調整と同期させて、後方操作部5も幅調整することができる。
本例の商品陳列具20において、幅調整機能は任意の構成要素であり、これを省略できる。例えば、図3中、パイプ部材8及び背もたれ部2の中空部24を省略して、ガイド部材7に背もたれ部2が直接接合する形態(変形例1)のものであってもよい。変形例1によれば、幅調整できない以外は、前記実施の形態例と同様の効果を奏する。また、この変形例1に対して、更に後方操作部5を含む商品背もたれ板10を前出しする手段を省略してもよい(変形例2)。すなわち、後方操作部5、バネ部材6及び操作部材4を省略することができる。この場合、商品背もたれ板10は手で前出しすることになる。また、変形例1及び2において、ガイド部材7を前方に延ばして操作部材を形成し、該操作部材を手で引き出すなどしてもよい(変形例3)。これにより、操作部材により商品背もたれ板10を直接前出しできる。
また、本例の商品陳列具20において、後方操作部5を含む商品背もたれ板10を前出しする手段を省略してもよい(変形例4)。すなわち、後方操作部5、バネ部材6及び操作部材4を省略することができる。この場合、幅調整機能を有するものの、商品背もたれ板10は手で前出しすることになる。
また、本例の商品陳列具20において、第1レール溝及び第2レール溝に嵌合する部材を逆とすることができる。すなわち、後方操作部は第2レール溝に前後移動自在に嵌合する操作部材に後方側で固定される常時後方へバネ付勢されるものであって、且つ商品背もたれ板は第1レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材に固定される該後方操作部の前方に位置するものであってもよい。
本実施の形態例の商品背もたれ板の斜視図。 図1の商品背もたれ板を折り畳んだ状態の斜視図。 商品背もたれ板を略L字断面形状として用いる商品陳列具の斜視図。 薄い箱物商品の陳列方法を説明する図。 薄い箱物商品の陳列方法を説明する図。 薄い箱物商品の陳列方法を説明する図。 薄い箱物商品の陳列方法を説明する図。 本実施の形態例の変形例の商品陳列具の斜視図。 本実施の形態例の他の変形例の商品陳列具の斜視図。 本実施の形態例の他の変形例の商品陳列具の斜視図。 商品背もたれ板を略I字断面形状として用いる商品陳列具の斜視図。 厚い箱物商品の陳列方法を説明する図。 厚い箱物商品の陳列方法を説明する図。 厚い箱物商品の陳列方法を説明する図。 厚い箱物商品の陳列方法を説明する図。 商品背もたれ板の幅調整方法を説明する図。 商品背もたれ板の幅調整方法を説明する図。 商品背もたれ板の幅調整方法を説明する図。 本実施の形態例の商品陳列具の使用方法を説明する図。
符号の説明
1 水平部材
2 背もたれ部
3 側面板
4 操作部材
5 後方操作部
6 バネ
7 ガイド部材
8 パイプ部材
9 商品転落防止板
10、10a 折り畳み式商品背もたれ板
13 商品滑り止め部材
20、20a〜20c 商品陳列具
A 厚みの薄い箱物商品
B 厚みのある箱物商品

Claims (11)

  1. 前後方向に延びるレール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、
    該レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、
    商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、
    該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されていることを特徴とする商品陳列具。
  2. 前後方向に延びる第1レール溝と該第1レール溝の下方に位置する第2レール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、
    該第1レール溝に前後移動自在に嵌合する操作部材に後方側で固定される常時後方へバネ付勢される後方操作部と、
    該第2レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、
    商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる該後方操作部の前方に位置する折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、
    該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されていることを特徴とする商品陳列具。
  3. 前後方向に延びる第1レール溝と該第1レール溝の下方に位置する第2レール溝を有する商品仕切り機能をもつ側面板と、
    該第1レール溝に前後移動自在に嵌合するガイド部材と、
    該第2レール溝に前後移動自在に嵌合する操作部材に後方側で固定される常時後方へバネ付勢される後方操作部と、
    商品を載置する水平部材と、該水平部材の後端より上方に起立する背もたれ部材からなる略L字断面形状の商品背もたれ板であって、該水平部材の上面には、商品の前後方向の滑りを防止する商品滑り止め部材が配設され、且つ該水平部材は該水平部材の先端を上方に起こすことにより、該背もたれ部材に折り畳まれる該後方操作部の前方に位置する折り畳み式商品背もたれ板と、を備え、
    該背もたれ部材は該ガイド部材に固定されていることを特徴とする商品陳列具。
  4. 該商品滑り止め部材は、突起部材又は凹状部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品陳列具。
  5. 該水平部材は、該背もたれ部材の下端に軸支により回動自在に付設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品陳列具。
  6. 該水平部材の先端には、所定高さの商品滑り防止板が設置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の商品陳列具。
  7. 該ガイド部材と該折り畳み式商品背もたれ板との接合は、該折り畳み式商品背もたれ板の背もたれ部材に該ガイド部材側から左右方向の奥側へくり抜き状に形成された中空部に、該ガイド部材に固定されるパイプ部材が左右方向に移動自在に挿入されたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の商品陳列具。
  8. 該中空部と該パイプ部材は、内部に配設されたスプリングバネにより、縮小自在に固定されていることを特徴とする請求項7記載の商品陳列具。
  9. 該側面板の前方端から商品載置側に延出する商品転落防止板を、更に備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の商品陳列具。
  10. 該側面板の下端から商品載置側に延出する底部材を、更に備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の商品陳列具。
  11. 2以上を横並びで設置し、一方の側面板と他方の側面板との間で陳列商品を挟んで使用されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の商品陳列具。
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