JP2006239135A - 商品陳列棚 - Google Patents

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Kuniyuki Sato
邦之 佐藤
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Abstract

【課題】 棚板(載置棚)の組立作業を煩雑にすることなく、棚板の上面(載置面)の摩擦抵抗を減らすことができ、かつ、どのようなサイズの商品にも対応できるとともに商品の陳列替えをも手軽に行える商品陳列棚を提供すること。
【解決手段】 前方に向かって下方に傾斜した棚板2の傾斜面2dを仕切板7で区画し、この区画毎にシート材10を配設することで、このシート材10上であって傾斜面に沿って陳列した複数の商品の最前列の商品をとる毎に、その後方の商品が前方に移動するようにした商品陳列棚において、シート材10は高滑り性能を有する事でたとえ滑りにくい紙製の容器Wであっても前方への移動がスムーズに行えるとともに、棚板2に対する前方への移動を傾斜面2d前方の非シート材載置面で停止させることで落下防止具4への当接も避けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、前方側が下がるように傾斜された棚板の上面に、前後方向を向く複数の仕切板を適宜の間隔をおいて設け、棚板に載置される商品が、自重により棚板の前方側へと移動する商品陳列棚に関する。
従来、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置される商品陳列棚において、前方側が下がるように傾斜された物品載置棚の載置面と、この載置面上に陳列される商品との間の摩擦抵抗と減らして商品を摺動し易くするために、ポリスチレン樹脂等により成形された摩擦抵抗の低い棒状部材を載置面に配設させ、この棒状部材上に陳列される複数の商品の内、前方側に位置する商品が客によって取り出されると、その後方側に位置する複数の商品が自重によって棒状部材上を滑りながら前方側に移動され、客が商品を常に商品陳列棚の前方側から取り出せるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−10108号公報(第4頁、第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、ポリスチレン樹脂等で成形された棒状部材を載置面上に配設するために、棒状部材を載置棚に固定するためのリテーナ等の固定手段が必要となっており、このリテーナは、断面が円形状や矩形状を成す棒状部材に嵌合させるために、複雑な形状に成形する必要があるとともに、複数のリテーナを載置面上に互いに平行になるように固着させなければならず、載置棚の組立作業が煩雑になる。また、棒状部材の配置間隔が商品サイズに対応して設定されているため、商品の陳列替えをしようとしたときに、他の商品を既設棒状部材に配置できない不具合が生じることもあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、棚板(載置棚)の組立作業を煩雑にすることなく、棚板の上面(載置面)の摩擦抵抗を減らすことができ、かつ、どのようなサイズの商品にも対応できるとともに商品の陳列替えをも手軽に行える商品陳列棚を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の商品陳列棚は、前方に向かって下方に傾斜した棚板の上面に、前後方向を向く複数の仕切板を適宜の間隔をおいて設け、左右を前記仕切板によって仕切られた棚板上面の各商品載置部に陳列した複数の商品の最前列の商品をとる毎に、その後方の商品が前方に移動するようにした商品陳列棚において、前記商品載置部の少なくとも一つの棚板上面に高滑り性能を有するシート材を載置したことを特徴としている。
この特徴によれば、商品載置部の棚板上面に高滑り性能を有するシート材が設けられているので、滑りにくい紙製の容器であっても前方への移動がスムーズであり、また商品載置部毎に選択して高滑り性能を有するシート材を配設できるので、滑りやすい金属製缶類と滑りにくい紙製の容器を共通の棚板上に陳列させることができる。しかも仕切板の取付位置を変えることで、各種の商品サイズに対応することができるとともに、シート材は棚板上に載置してあるだけなので、シート材の取り除きや移設が自由に行え、例えば商品の陳列位置を替える際も、手軽に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の商品陳列棚は、請求項1に記載の商品陳列棚であって、前記シート材の前後方向の長さは、棚板の後端部から棚板の前端部より所定間隔後方の位置までの長さであることを特徴としている。
この特徴によれば、棚板の前端部から後方にかけては高滑り性能を有するシート材が敷かれていないので、最前列の商品をとったときに、後続の商品が棚板前端部に設けられている商品の落下防止具等に勢いよく当接することが避けられる。
本発明の請求項3に記載の商品陳列棚は、請求項1または2に記載の商品陳列棚であって、前記棚板上に設けた上方に突出した突片に前記シート材の前端を当接させたことを特徴としている。
この特徴によれば、棚板上に設けた突片にシート材の前端を当接させるだけで、シート材の前方への移動を停止させて、シート材の載置位置を規定することができる。
本発明の請求項4に記載の商品陳列棚は、請求項1または2に記載の商品陳列棚であって、前記シート材の後方部を下方に屈曲させた屈曲部を前記棚板の後端部に当接させたことを特徴としている。
この特徴によれば、シート材の後方部を下方に屈曲させて棚板の後端部に当接させるだけで、シート材の前方への移動を停止させて、シート材の載置位置を規定することができる。
本発明の請求項5に記載の商品陳列棚は、請求項1または2に記載の商品陳列棚であって、前記シート材の左右側端と前記仕切板間に係脱自在の係止手段を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、シート材の左右側端と前記仕切板間に係止手段を設けることで、シート材の前方への移動を停止させて、シート材の載置位置を規定することができる。
本発明の請求項6に記載の商品陳列棚は、請求項1乃至5のいずれかに記載の商品陳列棚であって、前記シート材は保持板に高滑り性能を有する薄膜体を貼着したものであることを特徴としている。
この特徴によれば、高滑り性能を有する薄膜体であっても保持板と組み合わせることで、この一体となったシート体の移動や保管が楽であり、かつ保持板を利用して陳列棚として必要な加工が施せる。
本発明の請求項7に記載の商品陳列棚は、請求項1に記載の商品陳列棚であって、前記シート材は保持板に高滑り性能を有する薄膜体を貼着したものであり、前記保持板の前後方向の長さは棚板の前後方向の長さと略同じであり、前記薄板膜は保持板の前方部分を残して貼着したことを特徴としている。
この特徴によれば、高滑り性能を有する薄膜体であっても保持板と組み合わせることで、シート体の移動や保管が楽であり、かつ保持板を利用して陳列棚として必要な加工が施せるとともに、保持板の前方部は高滑り性能を有する薄膜体が貼着されていないので、最前列の商品をとったときに、後続の商品が棚板前端部に設けられている商品落下防止具等に勢いよく当接することが避けられる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、商品陳列棚の全体像を示す斜視図であり、図2(a)は、シート板および落下防止具を棚板に取り付ける過程を示す分解組立斜視図であり、図2(b)は、棚板の組立完成斜視図であり、図3(a)は、シート板の表面を示す要部拡大平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線の断面図であり、図4は、商品の取り出しにともなう他の陳列商品の移動過程を示す棚板とその周辺部を示す要部拡大側断面図である。この商品陳列棚は、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置されており、商品陳列棚に複数の商品を数多く載置して、消費者が直に商品の取り出しを行えるようになっている。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、商品陳列棚1は図1に示されるように、床面に棚板2を設けた載置台5が設けられ、載置台5の後方に床面から上下方向に延びる脚柱3が左右に一対にて所定間隔離間されて立設されている。両脚柱3,3の上端部には横架材8が挟持されるように設けられており、これら左右の脚柱3,3、載置台5、横架材8によって枠体が構成されている。この枠体の脚柱3間に背面板6が嵌合して取り付けられている。
両脚柱3,3にはそれぞれ係合穴3aが上下方向に複数形成され、背面板6の所定の高さ位置には上下方向に棚板2が複数段(本実施例では3段)設けられている。これら棚板2は脚柱3の係合穴3aに予め取り付けられた板金状のブラケット9の上端に載置され係止されている。以下、本実施例では商品陳列棚1の正面側を前方とし、商品陳列棚1の背面側を後方として説明する。
棚板2の上面は後方から前方に向けて緩やかな傾斜角度が形成されており、棚板2の前端部にはアクリル板などで構成された商品落下防止用の落下防止具4が設けられている。この棚板2の上面には、金属板で形成された後で詳述する仕切板7が前後方向に向けて複数(本実施例では4本)立設されており、棚板2の左右の長さ方向に所定間隔離間されて配置されることで、棚板2上面が複数の商品載置部に区画(本実施例では3つに区画)されている。
棚板2の前端部より若干後方に離間された位置から棚板2の後端部に掛けて、後で詳述するシート材に相当する薄板状のシート板10が仕切板7の区画毎に載置されている。そして、棚板2の傾斜面に沿って区画毎に複数の商品W(本実施例では飲料等の紙パック商品)が前後方向に並べて陳列され、落下防止具4によって最前位置の商品Wの落下が防止されている。
まず、棚板2について具体的に説明すると、図2(a)に示されるように棚板2の前端部2aには左右方向に向かって延びる上方が開口する取付孔2eが形成され、落下防止部4の下端部を挿し込むだけで取り付け可能になっている。さらに、取付孔2eの近傍位置後方には係合孔2gが左右方向に複数形成され、棚板2の後端部2bには係合孔2hが複数形成されており、前述の仕切板7の後端下方に形成された係合爪7bを係合孔2hに嵌合させながら、仕切板7の前端下方に形成された係合爪7aを係合孔2gに挿し込むことで仕切板7が簡便かつ確実に棚板2に取り付けられている。この係合孔2g、2hを選定することにより、仕切板7を棚板2上で適宜の間隔をおいて設けることで、各種商品サイズに対応できる。
図2(b)に示されるように、棚板2の傾斜面2dに載置されるシート板10は、複数の仕切板7で区切られた区画毎の大きさにあわせた形状になっており(本実施例では3枚のシート板10)、これらシート板10には棚板2の傾斜面2dの左右方向の略全域を覆うように載置される板状の載置部10aと、シート板10の後方部を下方に屈曲させることで形成した後端屈曲部10bとから構成されている。
そこで、区画毎にシート板10を棚板2に取り付けるには、矢印に図示されるようにシート板10を下方に向けて移動させながら、後端屈曲部10bを棚板2の後端部2bに当接させ、かつ載置部10aを傾斜面2dに載置させるだけで、傾斜面2dにシート板10が簡便に取り付けられている。後端屈曲部10bを後端部2bに係止させたことでシート板10の前方への移動が防止され、シート板10の載置位置が規定される。
次いで、シート板10について詳細に説明すると、図3(a)及び図3(b)に示されるように、シート板10は、プラスチック等の材質で形成された基材11と、表面にエンボス加工が施された薄膜状のエンボスシート12と、エンボスシート12の表面に塗布された塗膜13とで構成されている。つまり、保持板である基材11に薄膜体であるエンボスシート12を貼着したものである。
このエンボスシート12の表面には、複数の微小な突起14が形成されるとともに、このエンボスシート12の表面にケイ素樹脂を5〜10%の割合で含有させたポリエチレン樹脂が塗布されることで、塗膜13が形成されている。エンボスシート12は、接着剤等を用いて基材11の上面に貼り付けられている。尚、本実施例では、塗膜13にケイ素樹脂が含有されていたが、ケイ素樹脂に限らず、フッ素樹脂またはモリブデンが塗膜13に含有されていてもよい。
図3(a)に示されるように、エンボスシート12の厚みはエンボス加工が施し易いように、0.2〜0.5mmで形成されている。更にこのエンボスシート12の表面に形成された複数の突起14は、同一直径(本実施例では0.2〜1.0mm)、及び同一高さ(本実施例では0.1〜0.4mm)で形成されており、それぞれの突起同士の間隔が0.5〜1.5mmで配置されている。尚、本実施例では突起14の面積に対する占有率は5〜60%の範囲内となっている。
このようにして、シート板10を構成する基材11の表面にエンボスシート12が貼り付けられ、かつエンボスシート12の表面に塗膜13が塗布されていることで、滑り性能が高められており、シート板10の上面に載置された商品Wを摺動し易い構成となっている。さらに、複数の突起14によってシート板10の上面の商品Wとの接触面積がより制限され摩擦抵抗が低く抑えられている。
次に、図4に示されるようにブラケット9の後部に形成された係止溝9aに棚板2の後端部2bを係合させることで、棚板2が安定してブラケット9に位置固定されており、シート板10を備えた棚板2には複数の商品Wが陳列されている。そこで、最前列の商品Wが利用者によって抜き取られると、シート板10の高滑り性能により陳列された複数の商品Wが自重によって棚板2の傾斜面2dに沿って前方に円滑に移動されていく。このとき左右の仕切板7によって、商品Wの左右移動のブレの発生が防止される。
そこで、例えば商品を棚板2に補充する店員は、棚板2上の商品Wを並び直す手間が省けるとともに、特に図示しないが、陳列された商品Wの最後部の後方のスペースより新たな商品Wを補充するだけで、常に商品を棚板2の前端部2aに位置させることができるとともに、店の利用者に棚板2の後方まで手を伸ばさせて商品Wを取らせる手間も生じさせない。
この図示される商品Wのように紙製の容器であっても、シート板10の表面に形成された複数の突起14は微小に形成されているため、商品Wの移動時においても引っ掛かりを生じさせない構成となっており、棚板2の前端部2a方向への移動がスムーズに行われる。
なお、商品Wの前方移動による摺動によって、シート板10に前方へ向けて摩擦が加えられても、後端屈曲部10bが棚板2の後端部2bに係合されているので、シート板10が前方に滑り落ちる恐れもない。
したがって、シート板10の取り外しも持ち上げながら棚板2の後端部2bから後端屈曲部10bの係合を解除させるだけで容易に取り外すことができ、シート板10を棚板2から分離して棚板2やシート板10の清掃、あるいはシート板10の交換も容易に行うことができる。つまり、高滑り性能を有するエンボスシート12が薄膜体であっても保持板である基材11と組み合わせることで、この一体となったシート体であるシート板10の移動や保管が楽であるとともに、シート板10を利用して商品陳列棚1として必要な加工が施せるようになっている。
しかも、シート板10の前後方向の長さは、棚板2の後端部2bから前端部2aより所定間隔後方の位置までの長さで構成され、前端部2aから所定間隔距離は高滑り性能を有するシート板10が敷かれていないので、最前列の商品Wをとったときに、後続の商品Wが棚板前端部2aに位置に設けられた商品の落下防止具4に勢いよく当接することが避けられる。この高滑り性能を有しない前方の領域をどの程度にするかは、商品Wの摩擦係数、棚板の傾斜角度、シート板の滑り性能等を考慮して設定する。また、シート板10は棚板2に載置しただけなので、商品として金属製の缶類に載置替えする場合は、シート板10を取り外して通常の滑り機能を有するシート板に交換することができる。
次に、本発明の実施例2を図5に基づいて説明する。図5は、シート板を棚板に載置した斜視図と、突片の要部拡大断面図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図5に示されるように棚板2’の傾斜面2dには、仕切板7の区画毎に前端部2aよりも若干後方に離間させた位置に、上方に突出する突片2f,2fが形成されている。この突片2fは図示される要部拡大断面図に示されるように、傾斜面2dの一部に切り込みを入れ、傾斜面2dの裏面側から上方に押し上げて隆起させ形成したものである。
シート板10’は前後長手方向に延設された矩形状で複数枚(本実施例では3枚)に構成され、傾斜面2dの区画毎に左右に並列して載置可能になっている。このシート板10’の上面には実施例1と同様に、特に図示しないがエンボスシート12の表面に塗膜13が塗布され滑り性能が高められている。
そこで、これらシート板10’を矢印に示されるように、棚板2’の傾斜面2dに区画毎に載置させたのち、さらに傾斜面2dに沿わせて前方に摺動させていくことで、シート板10’の前端が左右の突片2f,2fで係止され、シート板10’のさらなる前方への移動が停止されている。
このように、棚板2’上に設けた突片2f,2fにシート板10’の前端を当接させるだけで、シート板10’の前方への移動を停止させて、シート板10’の載置位置を規定することができることから、特に図示しないがシート板10’上に陳列された商品Wの前方への移動時においても、前方への滑りが確実に規制されるようになっている。
次に、本発明の実施例3を図6に基づいて説明する。図6(a)は、シート板を棚板に取り付ける過程を示す分解組立斜視図であり、図6(b)は、シート板の取り付け完成斜視図である。なお、以下の実施例3において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図6(a)に示されるように、棚板2’’の区画毎の左右仕切板7’,7’の内側面には、前端部2aよりも若干後方に離間させた位置で、それぞれ左右方向に突出した係止手段である係止片7c,7c’が形成されている。シート板10’’は前後長手方向に延設された矩形状で複数枚(本実施例では3枚)に構成され、傾斜面2dの区画毎に左右に並列して載置可能になっており、シート板10’’の前端から所定間隔で後方に離間させた左右側部位置に係止手段である係止片2i,2i’が突設されている。このシート板10’の上面は実施例1と同様に、特に図示しないがエンボスシート12の表面に塗膜13が塗布され滑り性能が高められている。
これらシート板10’’を矢印に示されるように、棚板2’の傾斜面2dに区画毎に載置させたのち、さらに傾斜面2dに沿わせて前方に摺動させていくことで、図6(b)に示されるように、シート板10’’の係止片2i,2i’が左右の仕切板7’,7’の係止片7c,7c’で係止され、シート板10’’のさらなる前方への移動が停止されている。
以上の説明により実施例3では、シート板10’’の係止片2i,2i’を仕切板7’,7’の係止片7c,7c’に当接させるだけで、シート板10’’の前方への移動が停止さされ、シート板10’’の載置位置を規定することができることから、特に図示しないがシート板10’’上に陳列された商品Wの前方への移動時においても、シート板10’’の前方への移動が容易に停止される。
さらに、シート板10’’は棚板2’’の前端部2aから後方に向けて所定間隔離間されるので、この棚板2’’の傾斜面2dの非シート板敷設面で後方から前方に移動する商品Wの底面に摩擦が加えられ、棚板2’’前方の落下防止具4に勢いよく当接することはない。
次に、本発明の実施例4を図7に基づいて説明する。図7(a)は、シート板を棚板に取り付ける過程およびシート板の一部を棚板に取り付けた分解組立斜視図であり、図7(b)は、シート板の変形例を示した斜視図である。なお、以下の実施例4において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図7(a)に示されるように、棚板2’’’の両側部2c,2c’には傾斜面2dよりも上方に向けて突設された左右動拘束手段である当接片15,15’が前後方向に向けて、ネジ等で螺着されており、この当接片15,15’の間に左右に所定間隔離間された位置で、仕切板7が複数(本実施例では2本)立設されることで、傾斜面2dが左右方向に当接片15,15’および仕切板7,7で区画(本実施例では3区画)され、傾斜面2dの前端部2a側には前述の落下防止具4が立設されている。
シート板10’’’は前後長手方向に延設された矩形状で複数枚(本実施例では3枚)に構成され、傾斜面2dの区画毎に左右に並列して載置可能になっている。このシート板10’’’の上面には実施例1と同様に、特に図示しないがエンボスシート12の表面に塗膜13が塗布され滑り性能が高められている。
そこで、シート板10’’’を矢印に示されるように、シート板10’’’の左右の側端部をそれぞれ当接片15,15’および仕切板7,7で左右方向への移動を拘束させながら、傾斜面2dに沿わせて前方に摺動させていくことで、落下防止具4にシート板10’’’の前端が当接され、シート板10’’’のさらなる前方への滑りが規制され係止されている。
以上の説明により実施例4では、特別な棚板2’’’の前方への係止構造に講じることなく、商品陳列棚1に通常備えられている落下防止具4を利用して、シート板10’’’の前方への移動を停止させることができる。なお、落下防止具4としては従来公知の商品値札用のプライスレールも含まれる(図1参照)。
なお、図7(b)に示されるように、実施例4のシート板10’’’の変形例として、シート板10’’’と同型のアクリル板等で形成された保持板20の上面に、実施例1と同様である表面に塗膜13が塗布された高滑り性能のエンボスシート12’が、保持板20の前方部分を所定間隔残した状態で貼付されることで一体にシート材が構成されている。
このシート板を特に図示しないがシート板10’’’の代わりに棚板2’’’の区画毎に設置させ、保持板20の前端を落下防止具4に当接させることにより、エンボスシート12’が棚板2’’’の前端部2aから後方に向けて所定間隔離間されるので、後方から前方に移動する商品Wの底面に摩擦が加えられ、棚板2’’’前方の落下防止具4に勢いよく当接することが避けられる。
このようにエンボスシート12’のように薄膜体であっても、保持板20と組み合わせることで移動や保管が楽であり、この保持板20を利用しても商品陳列棚1として必要な加工が施せる(図1参照)。また、エンボスシート12’に陳列された商品Wが棚板2’’’の最前列に移動する際にも、保持板20の前端は落下防止具4まで当接されていることから、非シート敷設面との間に段差を生じさせることなく、商品Wを前方にむけて円滑に移動させることが可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、棚板傾斜面2dの区画の全てに高滑り性能のシート板を備えられているので、どの区画に商品Wが載置されても常に商品Wを棚板前方にスムーズに案内できることから好ましいが、本実施例はこれに限定されるものではなく、商品陳列棚1に載置される商品Wの特性や材質等または利用形態に合わせて区画毎にシート板を適用するか否かを適宜決めるようにすればよい。
また、上記実施例2では、既存の傾斜面2dの一部を利用して、突片2fを押し上げ形成させることでコストをなるべく生じさせずに、シート板10’の棚板2’の前方への移動を防止していることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、突片2fを一体成形させなくともよいことは言うまでもなく、突片2fを別体の部材で構成して傾斜面2dに固着するようにしてもよい。
また、上記実施例3では仕切板7’とシート板10’’の係止手段として、互いに係合する係止片7c,7c’および2i,2i’をそれぞれ設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、仕切板7’またはシート板10’’のいずれかに他方を係止する係止手段を設けるようにしても良いことは言うまでもなく、例えばシート板10’’の両側端に前方を向く係止爪を設け、仕切板7’に係止孔を形成することで、シート板10’’を係止するようにしてもよい。
更に、全ての実施例において、棚板全面を仕切板で仕切って商品陳列部を区画しているが、部分的に仕切板を使用しない領域を残すようにしても良い。
本発明の実施例1における商品陳列棚の全体像を示す斜視図である。 (a)は、シート板および落下防止具を棚板に取り付ける過程を示す分解組立斜視図であり、(b)は、シート板の取り付け完成斜視図である。 (a)は、シート板の表面を示す要部拡大平面図であり、(b)は、(a)のA−A線の断面図である。 商品の取り出しにともなう他の陳列商品の移動過程を示す棚板とその周辺部を示す要部拡大側断面図である。 本発明の実施例2におけるシート板を棚板に載置した斜視図と、突片の要部拡大断面図である。 (a)は、本発明の実施例3におけるシート板を棚板に取り付ける過程を示す分解組立斜視図であり、(b)は、シート板の取り付け完成斜視図である。 (a)は、本発明の実施例4におけるシート板を棚板に取り付ける過程およびシート板の一部を棚板に取り付けた分解組立斜視図であり、(b)は、シート板の変形例を示した斜視図である。
符号の説明
1 商品陳列棚
2、2’ 棚板
2’’、2’’’ 棚板
2a 前端部
2b 後端部
2c,2c’ 側部
2d 傾斜面
2e 取付孔
2f 突片
2g,2h 係合孔
2i,2i’ 係止片(係止手段)
3 脚柱
3a 係合穴
4 落下防止具(商品の落下防止具)
5 載置台
6 背面板
7、7’ 仕切板
7a、7b 係合爪
7c,7c’ 係止片(係止手段)
8 横架材
9 ブラケット
9a 係止溝
10、10’ シート板(シート材)
10’’、10’’’ シート板(シート材)
10a 載置部
10b 後端屈曲部
11 基材
12、12’ エンボスシート(薄膜体)
13 塗膜
14 突起
15、15’ 当接片
20 保持板
W 商品

Claims (7)

  1. 前方に向かって下方に傾斜した棚板の上面に、前後方向を向く複数の仕切板を適宜の間隔をおいて設け、左右を前記仕切板によって仕切られた棚板上面の各商品載置部に陳列した複数の商品の最前列の商品をとる毎に、その後方の商品が前方に移動するようにした商品陳列棚において、前記商品載置部の少なくとも一つの棚板上面に高滑り性能を有するシート材を載置したことを特徴とする商品陳列棚。
  2. 前記シート材の前後方向の長さは、棚板の後端部から棚板の前端部より所定間隔後方の位置までの長さである請求項1に記載の商品陳列棚。
  3. 前記棚板上に設けた上方に突出した突片に前記シート材の前端を当接させた請求項1または2に記載の商品陳列棚。
  4. 前記シート材の後方部を下方に屈曲させた屈曲部を前記棚板の後端部に当接させた請求項1または2に記載の商品陳列棚。
  5. 前記シート材の左右側端と前記仕切板間に係脱自在の係止手段を設けた請求項1または2に記載の商品陳列棚。
  6. 前記シート材は保持板に高滑り性能を有する薄膜体を貼着したものである請求項1乃至5のいずれかに記載の商品陳列棚。
  7. 前記シート材は保持板に高滑り性能を有する薄膜体を貼着したものであり、前記保持板の前後方向の長さは棚板の前後方向の長さと略同じであり、前記薄板膜は保持板の前方部分を残して貼着した請求項1に記載の商品陳列棚。
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