JP5072201B2 - 環境保全工法 - Google Patents

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本発明は、環境保全工法に係り、特に汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築して環境への影響を防止する環境保全工法に関するものである。
従来より、図15に示すように、廃棄物Hの捨場等の汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁1、例えば、コンクリート壁を不透水層4まで到達するように構築する、あるいはさらに底にコンクリートの不透水性壁(図示せず)を構築することが行われてきた。そして、地震などの外的要因または経年変化により遮断壁にクラックが生じる場合を考慮し、遮断壁内に汚染物質を捕捉する捕捉物質を入れることが行なわれている。なお、図1における符号5A,5Bは不透水層シートを示している。
施工方法としては、具体的には、図16に示すように、最終的に掘削溝1Aの長手方向に汚染物質を捕捉する捕捉物質を含む捕捉杭6、6…を並べて構築する関係で、図17に示すように、まず、多数の透孔7a,7a,…を有する中空管7をベントナイト等の安定液9で満たされた掘削溝1A内に間隔を置いて挿入する。次に、図18示すように、底付き中空の空間形成管8を中空管内に挿入する。そして、空間形成管8の挿入を終了したならば、安定液9に硬化用添加材を添加して攪拌し硬化を図るか、安定液9をたとえばセメントと置換するなどして、図19に示すように、固化性材料10の固化を図る。最終的に、この固化性材料10の流動性が無くなったまたは固化した後、図20に示すように、空間形成管8を引き抜き、その引き抜いた空間を充填用空間とし、その後、図21に示すように、中空管7内に汚染物質の捕捉物質を投入して充填するものである(例えば、特許文献1参照)。
特許3157017号公報(3頁)
しかしながら、上記工法では、捕捉杭6、6…を形成するにあたり、捕捉物質を収納する中空管7や空間形成管8等の部材を予め用意する必要があるため施工コストがかかっていた。また、施工工程においても多くの手間がかかっていた。
そこで、本発明の主たる課題は、施工コストや施工手間を低減させると共に、確実に汚染物質の拡散を防止する環境保全工法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法において、汚染物質を含む液を遮断して、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を構築し、その後、前記遮断壁の一部を掘削して掘削孔を形成し、この掘削孔に汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、前記遮断壁に連接するように、所定の間隔をもって構築する、ことを特徴とする環境保全工法である。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法において、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、所定の間隔をもって構築し、その後、汚染物質を含む液を遮断して、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を前記浄化杭に連接して前記浄化杭間に構築する、ことを特徴とする環境保全工法である。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターと、を備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて溝掘削して前記遮断壁を構築し、単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて掘削して掘削孔を形成し、前記掘削軸を引き上げながら、又は引き上げた後に前記浄化材料を吐出して前記浄化杭を構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法である。
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて掘削して、前記遮断壁と前記浄化杭とを構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法である。
<請求項5記載の発明>
請求項5記載の発明は、矢板を用いて前記遮断壁を構築し、単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて隣接する矢板の間を掘削して掘削孔を形成し、前記掘削軸を引き上げながら、又は引き上げた後に前記浄化材料を吐出して前記浄化杭を構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法である。
(作用効果)
汚染物質を含む液を遮断して、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を構築し、その後、汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、遮断壁に連接するように、所定の間隔をもって構築することにより、遮断壁内に汚染物質が存在している状態で、主に遮断壁で汚染物質の遮断を図り、浄化杭の部分で汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解することによって、確実に汚染物質の拡散を防止することができる。
捕捉物質を収納する中空管や空間形成管等の部材を予め用意して、遮断壁内に挿入する従来技術のものとは異なり、浄化杭の構築にあたってこれら部材を必要としないため施工コストを低減させることができると共に、施工作業の効率化を図ることができる。
そして、汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、所定の間隔をもって構築し、その後、汚染物質を含む液を遮断して、汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を浄化杭に連接して構築しても上記課題を解決できる。
なお、遮断壁は、チェーンカッター方式掘削装置、単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置又は矢板を用いて構築することができ、浄化杭については単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて構築することができる。
本発明によれば、施工コストや施工手間を低減させると共に、確実に汚染物質の拡散を防止することができる等の利点がもたらされる。
以下、図1乃至図14に基づき、本発明の実施の形態を説明する。なお、図1は本発明に係る一実施の形態(実施例1)における遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図2はその遮断壁に掘削孔を形成した状態を示す概要平面図であり、図3は実施例1における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図4は実施例1における浄化杭の変形例(その1)の概要平面図であり、図5は実施例1における浄化杭の変形例(その2)の概要平面図であり、図6は実施例1の施工工程の派生形における、浄化杭を形成した状態を示す概要平面図であり、図7はその浄化杭に連接して掘削溝を形成した状態を示す概要平面図であり、図8は実施例1の施工工程の派生形における、浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図9は他の実施の形態(実施例2)における遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図10は実施例2における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図11は実施例2の施工工程の派生形における、浄化杭を形成した状態を示す概要平面図であり、図12は実施例2の施工工程の派生形における、浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図であり、図13は実施例2における浄化杭の変形例の概要平面図であり、図14はさらなる他の実施の形態(実施例3)における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。
本発明に係る環境保全工法は、汚染物質の移動を阻止する遮断壁と、この遮断壁に連設され、汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化杭と、を構築する工法である。そして、遮断壁内に汚染物質が存在している状態で、主に遮断壁で汚染物質の遮断を図り、浄化杭の部分で汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解することにより、確実に汚染物質の拡散を防止するものである。以下に、遮断壁材料、浄化材料及び本発明に係る環境保全工法の実施例について詳述する。
遮断壁材料>
汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築するための遮断壁材料としては、ベントナイト懸濁液にセメント等の固化材を添加したセメントベントナイトを用いることができるが、地盤の変形等への追従性を持たせ、遮断壁を長期にわたり確保する観点から、セメント等の固化材を添加しないことが好ましい。すなわち、粘土鉱物であるベントナイトの自己修復性に起因する、地盤変形に対する追従性を利用し、掘削土砂(原位置土)にベントナイト懸濁液などの粘土鉱物溶液を混合攪拌して形成するベントナイト泥水壁工法により遮断壁を形成することが好ましい。なお、遮断壁の透水係数としては、1×10-6cm/sec以下が好ましい。
<浄化材料>
本発明における浄化材料としては、有機汚染物質や重金属汚染物質を吸着又は保持する捕捉材料を利用することができる。
捕捉材料に関しては、汚染物質を吸着または保持するもの、たとえば活性炭、ゼオライト、バーミキュライト、カオリン、ナトリウムベントナイト、シリカ、高炉スラグのほか、他の粘土鉱物を単独または複数混合した状態で用いることができる。この種のものには、イオン交換能力や吸着能力を有するので、これを利用することができる。汚染物質が、アンモニア性窒素などである場合には、これらに対応した捕捉材料を用いることができる。廃棄物の捨場には、多種の汚染物質がある場合がある。そこで、浄化杭における使用捕捉材料の種類を異ならせることができる。なお、捕捉材料は、単位粒子そのままでもよいが、ペレットのように団粒化または塊粒化させて使用することができる。
さらに、捕捉材料の表面は、他の捕捉材料、特に液との接触で経時的に溶解する材料でコーティングすることができる。具体的には、中核となる捕捉材料(捕捉中核材料)の表面を被覆する被膜として、水に溶解する材料を用いればよく、たとえばゼラチン、セルロース系材料、酢酸ビニル系材料を用いることができる。
また、上記の捕捉材料に限られず、浄化材料として、有機物等を分解する微生物を繁殖させる材料を利用してもよい。例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ビニロン等の繊維、不織布、礫、あるいは鉄粉等の難分散性の材料などが考えられる。
<実施例1>
TRD工法により遮断壁を構築する場合の環境保全工法について説明する。なお、TRD工法とは、地盤に挿入したチェーン型のカッター(図示せず)をベースマシン(図示せず)と接続し、横方向に移動させて、溝の掘削と、原位置土との混合・撹拌等を行い、地中に連続した壁を造成する工法である。
まず、図1に示すように、ガイドウォール(図1では図示せず)を構築して、安定液としても機能する粘土鉱物溶液としてベントナイト懸濁液を吐出しながら、長い掘削溝1Aを掘削し、チェーン型のカッターにより、掘削土砂(原位置土)とベントナイト懸濁液を混合攪拌して遮断壁1を構築する。その後、ベントナイト懸濁液の粘性度が上昇し、流動性がなくなってきた状態で、遮断壁1に重ねて、かつ遮断壁の長手方向に所望の間隔をもって、図2に示すように、単軸掘削機(図示せず)により遮断壁の一部を掘削して掘削孔2A,2A,…を形成し、掘削軸(図示せず)を引き上げながら、又は引き上げた後に前述した浄化材料を吐出して、図3に示すように、浄化杭2,2,…を構築する。図3では、遮断壁1の幅よりも浄化杭2,2,…の直径の方が大きくなっているが、これに限らず、浄化杭2,2,…の直径を遮断壁1の幅と同一径又は遮断壁1の幅より小さくして、遮断壁1の幅内に納めるかたちとしてもよい。
これによって、遮断壁内に汚染物質が存在している状態で、主に遮断壁1で汚染物質の遮断を図り、浄化杭2,2,…の部分で汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解することにより、確実に汚染物質の拡散を防止することができる。そして、捕捉物質を収納する中空管や空間形成管等の部材を予め用意する従来技術のものとは異なり、施工コストを低減させることができると共に、施工作業の効率化を図ることができる。
なお、図4に示すように、浄化杭を構築するにあたって、単軸掘削機に換えて、多軸掘削機により浄化杭20,20,…を形成してもよい。また、図5に示すように、掘削方向の遮断壁1の長手方向に対して直角になるように掘削して浄化杭21,21,…を形成してもよい。ここで、図4では3軸掘削機によるものを示しているが、これに限られず、4軸、5軸等でもよい。
さらに、図6に示すように、所望の間隔で浄化杭2,2,…を構築してから、その後、図7及び図8に示すように、これら浄化杭2,2,…に連接するように掘削溝1Aを掘削し、掘削土砂(原位置土)とベントナイト懸濁液を混合攪拌して遮断壁1を構築してもよい。なお、この場合でも、図4及び図5のように、多軸掘削機によってもよい。
<実施例2>
多軸掘削機により遮断壁を構築する場合の環境保全工法について説明する。
まず、図9に示すように、浄化杭22,22,…を構築するためのスペースを空けながら、多軸掘削機(図示せず)により掘削孔11A,11A,…を形成する。掘削の際には、安定液としても機能するベントナイト懸濁液を吐出しながら掘削し、掘削土砂(原位置土)とベントナイト懸濁液を混合攪拌して遮断壁11,11,…を構築する。そして、隣接する掘削孔11A,11Aの両端の孔に多軸掘削機の側端掘削軸をガイドさせながら、隣接する掘削孔11A,11Aの間にさらなる浄化杭用の掘削孔22A,22A,…を順次形成し、掘削軸(図示せず)を引き上げながら、又は引き上げた後に、前述した浄化材料を吐出して、図10に示すように、浄化杭22,22,…を構築する。なお、本実施例では、多軸掘削機として3軸のものを想定しているが、これに限られず、4軸、5軸等でもよい。また、遮断壁を構築する際には、多軸掘削機ではなく、単軸掘削機によって掘削してもよい。浄化杭2を掘削する際にも、多軸掘削機ではなく、単軸掘削機によって掘削してもよい。さらに、図13に示すように、1つの掘削孔ではなく、複数の掘削孔で浄化杭23,23,…を構築してもよい。
なお、図11に示すように、遮断壁11を構築するスペースを空けながら、浄化杭22,22,…を構築してから、その後、図12に示すように、これら浄化杭22,22,…に連接するように遮断壁11,11,…を構築してもよい。
<実施例3>
矢板を用いて遮断壁を構築する場合の環境保全工法について説明する。
浄化杭24を構築するためのスペースを空けながら、連続壁状に矢板3A,3A,…を打ち込み、図14に示すように、遮断壁3を形成する。そして、隣接する矢板の間に掘削孔24Aを形成し、掘削軸(図示せず)を引き上げながら、又は引き上げた後に、前述した浄化材料を吐出して、浄化杭24を構築する。この浄化杭24を構築する際には、単軸掘削機に換えて、多軸掘削機によって掘削してよい。なお、掘削の際、例えば、軟弱地盤等の場合には、安定液としてベントナイト懸濁液を吐出してもよい。
変形例として、矢板3A,3A,…を打ち込むスペースを空けながら、浄化杭24を構築し、その後、この浄化杭24に連接するように、矢板3A,3A,…を打ち込み遮断壁3を構築してもよい。
実施例1における遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 その遮断壁に掘削孔を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例1における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例1における浄化杭の変形例(その1)の概要平面図である。 実施例1における浄化杭の変形例(その2)の概要平面図である。 実施例1の施工工程の派生形における、浄化杭を形成した状態を示す概要平面図である。 その浄化杭に連接して掘削溝を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例1の施工工程の派生形における、浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例2における遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例2における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例2の施工工程の派生形における、浄化杭を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例2の施工工程の派生形における、浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 実施例2における浄化杭の変形例の概要平面図である。 実施例3における浄化杭と遮断壁を形成した状態を示す概要平面図である。 施工対象領域の概念図である。 従来例の施工完了状態を示す遮断壁の水平断面図である。 従来例における掘削溝内に中空管を挿入した状態を示す概要断面図である。 中空管内に空間形成管を挿入した状態を示す概要断面図である。 安定液に固化性材料を入れた状態を示す概要断面図である。 中空管内から空間形成管を引き抜いた状態を示す概要断面図である。 中空管内に汚染物質の捕捉物質を投入して捕捉杭を形成した状態を示す概要断面図である。
1…遮断壁、1A…掘削溝、2…浄化杭、2A…掘削孔、3…遮断壁、3A…矢板、4…不透水層、5A,5B…不透水層シート、6…捕捉杭、7…中空管、7a…透孔、8…空間形成管、9…安定液、10…固化性材料、11…遮断壁、11A…掘削孔、20,21,22,23,24…浄化杭、24A…掘削孔、H…廃棄物。

Claims (5)

  1. 汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法において、
    汚染物質を含む液を遮断して、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を構築し、
    その後、前記遮断壁の一部を掘削して掘削孔を形成し、この掘削孔に汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、前記遮断壁に連接するように、所定の間隔をもって構築する、
    ことを特徴とする環境保全工法。
  2. 汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に、その領域から周辺への汚染物質の移動を阻止する遮断壁を構築する工法において、
    前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域の周囲またはその一部に汚染物質を吸着若しくは保持、又は分解する浄化材料を吐出して浄化杭を、所定の間隔をもって構築し、
    その後、汚染物質を含む液を遮断して、前記汚染されたまたは汚染の虞れがある領域内に留める遮断壁を前記浄化杭に連接して前記浄化杭間に構築する、
    ことを特徴とする環境保全工法。
  3. 移動可能なベースマシンと、対象地盤を溝掘削するカッターと、を備えたチェーンカッター方式掘削装置を用いて溝掘削して前記遮断壁を構築し、
    単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて掘削して掘削孔を形成し、前記掘削軸を引き上げながら、又は引き上げた後に前記浄化材料を吐出して前記浄化杭を構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法。
  4. 単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて掘削して、前記遮断壁と前記浄化杭とを構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法。
  5. 矢板を用いて前記遮断壁を構築し、単軸若しくは多軸の掘削軸を備えた掘削装置を用いて隣接する矢板の間を掘削して掘削孔を形成し、前記掘削軸を引き上げながら、又は引き上げた後に前記浄化材料を吐出して前記浄化杭を構築する、請求項1又は2記載の環境保全工法。
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