JP5070766B2 - 硬化性組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、硬化性組成物に関する。
ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端に加水分解性シリル基を有する重合体(以下、変成シリコーンポリマーともいう。)を含む硬化性組成物は、加水分解反応によりゴム弾性に優れた硬化物を形成する。そのため、前記硬化性組成物は、接着剤、コーティング剤、シーリング材等として、物品を被覆、密閉または密着するために用いられている。
変成シリコーンポリマーにおける加水分解性シリル基としては、一般に、アルキルジアルコキシシリル基とトリアルコキシシリル基が用いられる。アルキルジアルコキシシリル基を有する変成シリコーンポリマーは、加水分解反応によりゴム物性に優れた硬化物を形成するが、反応速度が低く速硬化性組成物に調整しにくい。トリアルコキシシリル基を有する変成シリコーンポリマーは、反応速度が速く速硬化性組成物に調製しやすいが、加水分解反応における架橋密度が高くゴム物性(特に伸び物性。)に優れた硬化物を形成しにくい。また、貯蔵安定性も低下しやすい。
変成シリコーンポリマーとしては、その分子末端にアルキルジアルコキシシリル基とトリアルコキシシリル基とを有する変成シリコーンポリマー(特許文献1参照。)、および、その分子末端の85%以上に加水分解性シリル基を有する変成シリコーンポリマー(特許文献2および3参照。)が知られている。
特開10−245484号公報 特開2000−319642号公報 特開2000−327902号公報
接着剤、コーティング剤、シーリング材等の分野においては、作業性の観点から、速硬化性と貯蔵安定性を有し、かつゴム物性に優れた硬化物を形成する硬化性組成物を用いるのが好ましいが、前記した通り、その調製は容易ではない。特許文献1〜3のいずれの変成シリコーンポリマーを使用した場合も、かかる硬化性組成物を調製するのは容易ではない。
本発明者らは、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体にトリアルコキシシリル基が導入された重合体における、アルケニル基の量、そのアルケニル基に導入されるトリアルコキシシリル基の量、および該重合体の分子量を鋭意検討した。その結果、速硬化性と貯蔵安定性を有し、かつゴム物性に優れた硬化物を形成する硬化性組成物を見いだした。
すなわち、本発明は下記の発明を提供する。
<1>:ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体(V)にトリアルコキシシリル基が導入された重合体(P)を含む硬化性組成物であって、重合体(V)のアルケニル基数が1分子あたり平均して1.6〜2.5であり、重合体(V)のアルケニル基の63〜88%にトリアルコキシシリル基が導入され、かつ重合体(P)の数平均分子量が10000〜23000であることを特徴とする硬化性組成物。
<2>:重合体(V)が、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H)にアリル基が導入された重合体(V)である<1>に記載の硬化性組成物。
<3>:重合体(V)が、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H)にアリル基が導入された重合体(V)であって、かつドロキシ基を有さない重合体である<1>または<2>に記載の硬化性組成物。
<4>:重合体(V)が、活性水素原子を2個有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H−2)にアリル基が導入された重合体(V−2)を含む<1>または<2>に記載の硬化性組成物。
<5>:アルキレンオキシドが、プロピレンオキシドである<2>〜<4>のいずれかに記載の硬化性組成物。
<6>:前記重合体(H)が、触媒の存在下、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドを開環重合させる方法により製造された重合体であり、該触媒が有機配位子を有する亜鉛ヘキサシアノコバルテートである<2>〜<5>のいずれかに記載の硬化性組成物。
<7>:前記重合体(P)におけるトリアルコキシシリル基の導入方法が、ラジカル開始剤の存在下、重合体(V)と、メルカプト基とトリアルコキシシリル基を有する化合物とを作用させ、重合体(V)のアルケニル基と該化合物中のメルカプト基とを付加反応させる方法である<1>〜<6>のいずれかに記載の硬化性組成物。
<8>:アミノ基を有するシランを含む<1>〜<7>のいずれかに記載の硬化性組成物。
<9>:エポキシ基を有するシランを含む<1>〜<8>のいずれかに記載の硬化性組成物。
<10>:<1>〜<9>のいずれかに記載の硬化性組成物を用いてなる接着剤。
<11>:ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体(V)にトリアルコキシシリル基が導入された重合体(P)を含む硬化性組成物の製造方法であって、重合体(V)のアルケニル基数が1分子あたり平均して1.6〜2.5であり、かつ重合体(P)の数平均分子量が10000〜23000であり、重合体(V)のアルケニル基の63〜88%にトリアルコキシシリル基を導入することを特徴とする硬化性組成物の製造方法。
本発明によれば、速硬化性と貯蔵安定性に優れ、かつゴム物性に優れた硬化物を形成する硬化性組成物が提供される。本発明の硬化性組成物は、物品を被覆、密閉または密着するために用いられる、接着剤、コーティング剤、またはシーリング材として有用である。
本明細書においては、分子量をMと、数平均分子量をMと、重量平均分子量をMと、分子量分布をM/Mと、記す。
本発明の硬化性組成物は、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体(V)にトリアルコキシシリル基が導入された重合体(P)を含む。
ポリオキシアルキレン鎖を有する重合体とは、アルキレンオキシドの開環重合により形成されたアルキレンオキシドに由来する繰り返し単位(以下、オキシアルキレン単位ともいう。)からなる分子構造(以下、ポリオキシアルキレン構造ともいう。)を重合体が有することをいう。
ポリオキシアルキレン構造は、1種のオキシアルキレン単位からなっていてもよく、2種以上のオキシアルキレン単位からなっていてもよい。後者の場合、それぞれのオキシアルキレン単位の並び方は、ランダム状であってもよく、ブロック状であってもよい。
アルキレンオキシドは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、およびヘキシレンオキシドからなる群から選ばれる1種以上のアルキレンオキシドが好ましく、プロピレンオキシドが特に好ましい。
本発明における重合体(V)は、分子末端にアルケニル基を有する。重合体(V)が分子末端にアルケニル基を有するとは、重合体(V)のポリオキシアルキレン構造の末端にアルケニル基を有することをいう。アルケニル基は、アリル基が好ましい。
重合体(V)は、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にヒドロキシ基を有する重合体(H)のヒドロキシ基にアルケニル基を導入することにより製造される。
本発明においては、重合体(H)のヒドロキシ基の100%にアルケニル基が導入されているのが好ましい。すなわち、重合体(V)はドロキシ基を有さないのが好ましい。この場合、硬化性組成物は、増粘率が低く貯蔵安定性に特に優れている。その理由は必ずしも明確ではないが、重合体(V)にヒドロキシ基を有する場合、重合体(V)にトリアルコキシシリル基を導入して得られる重合体(P)中において、ヒドロキシ基とトリアルコキシシリル基が、経時的にアルコール交換反応によって、架橋し二量化や多次元架橋が起こりうるので、こういった反応が抑制されることが貯蔵安定性に優れている要因の一つになっていると考える。
重合体(H)は、触媒の存在下、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドを開環重合させる方法により製造されるのが好ましい。
触媒は、特に限定されず、複合金属シアン化物錯体が好ましく、亜鉛ヘキサシアノコバルテートがより好ましく、有機配位子を有する亜鉛ヘキサシアノコバルテートが特に好ましい。
有機配位子は、エーテル系配位子またはアルコール系配位子が好ましい。エーテル系配位子の具体例としては、エチレングリコールジメチルエーテル(グライム)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)、トリエチレングリコールジメチルエーテルが挙げられる。アルコール系配位子の具体例としては、tert−ブチルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、iso−ペンチルアルコール、エチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルが挙げられる。
活性水素原子を有する化合物は、特に限定されず、活性水素原子を有する有機化合物が好ましく、ヒドロキシ基またはアミノ基を有する有機化合物がより好ましく、ヒドロキシ基を有する有機化合物が特に好ましい。活性水素原子を有する化合物中の活性水素原子の数は、k個(ただし、kは1、2、3または4を示す。以下同様。)が好ましい。活性水素原子を有する化合物は、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
活性水素原子を有する有機化合物の具体例としては、エチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,ブタンジオール,ヘキサメチレングリコール,水素化ビスフェノールA,ネオペンチルグリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,アリルアルコール,メタリルアルコール,グリセリン,トリメチロールメタン,トリメチロールプロパン,ペンタエリスリトール等の非重合体状アルコール類;ポリオキシプロピレンモノオール、ポリオキシプロピレンジオール、ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキシエチレンモノオール、ポリオキシエチレンジオール、およびポリオキシエチレントリオールからなる群から選ばれる重合体状アルコールが挙げられる。重合体状アルコールのMは、300〜1500が好ましい。
なお、重合体(H)は、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端に1分子あたりk個のヒドロキシ基を有する重合体を主成分とするとともに、アルキレンオキシドに由来する不飽和モノアルコールにアルキレンオキシドが環開重合して形成された、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にヒドロキシ基とアルケニル基をそれぞれ1個有する重合体を、通常は副成分として含んでいる。たとえば、プロピレンオキシドを用いた場合、重合体(H)は、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にヒドロキシ基とアリル基をそれぞれ1個有する重合体を、通常は副成分として含んでいる。
重合体(H)にアルケニル基を導入する方法は、重合体(H)とアルカリ金属水酸化物(KOHまたはNaOHが好ましい。)を反応させることにより重合体(H)のヒドロキシ基をアルコラート化した後に、重合体(H)とアルケニルハライド(アリルクロライドが好ましい。)を反応させる方法が好ましい。該方法においては、ドロキシ基を有さない重合体(V)を得るために、重合体(H)のヒドロキシ基の総量に対してアルケニルハライドの過剰量(1.1〜2.0当量が好ましい。)を反応させるのが好ましい。
本発明においては、重合体(V)は1種の重合体(V)を用いてもよく2種以上の重合体(V)を用いてもよい。重合体(V)は、活性水素原子を2個有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H−2)にアリル基が導入された重合体(V−2)を必須とするのが好ましい。この場合、重合体(V)のアリル基の数を所望の範囲に調整しやすい。
重合体(V)の好ましい態様としては、重合体(V−2)のみを用いる態様、重合体(V−2)と、活性水素原子を1個有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H−1)にアリル基が導入された重合体(V−1)または活性水素原子を3個有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H−3)にアリル基が導入された重合体(V−3)とを用いる態様が挙げられる。
本発明における重合体(P)は、重合体(V)の分子末端のアルケニル基にトリアルコキシシリル基が導入された、ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にトリアルコキシ基を有する重合体である。トリアルコキシシリル基は、トリメトキシシリル基またはトリエトキシシリル基が好ましい。
重合体(V)にトリアルコキシシリル基を導入する方法は、下記方法1または下記方法2が好ましく、重合体(P)のトリアルコキシシリル基の導入率を調整しやすい観点から、下記方法2が特に好ましい。
[方法1]白金触媒の存在下、重合体(V)とトリアルコキシシランを作用させ、重合体(V)中のアルケニル基とトリアルコキシシランとを付加反応させることにより重合体(P)を製造する方法。
[方法2]ラジカル開始剤の存在下、重合体(V)と、メルカプト基とトリアルコキシシリル基を有する化合物とを作用させ、重合体(V)のアルケニル基と該化合物中のメルカプト基とを付加反応させることにより重合体(P)を製造する方法。
前記化合物の具体例としては、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリn−プロポキシシラン、3−メルカプトプロピルトリイソプロポキシシラン、3−メルカプトプロピルジメトキシエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメトキシジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルメトキシエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジn−プロポキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジイソプロポキシシラン、3−メルカプトプロピルエチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルエチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルエチルジn−プロポキシシラン、3−メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメチルエトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメチルn−プロポキシシランが挙げられる。
本発明の硬化性組成物においては、重合体(P)は、アルケニル基を1分子あたり平均して1.6〜2.5個有する重合体(V)のアルケニル基にトリアルコキシシリル基を導入して、調製される。そのため、本発明の硬化性組成物は適度な架橋密度で硬化してゴム物性に優れた硬化物を形成する。さらに、重合体(P)は、重合体(V)のアルケニル基の63〜88%にトリアルコキシシリル基を導入して調整される。そのため、本発明の硬化性組成物は、充分に速硬化性を有しつつ、ゴム物性に優れた硬化物を形成する。
重合体(V)のアルケニル基は、1分子あたり平均して1.8〜2.3個が好ましい。また、重合体(V)のアルケニル基の65〜85%にトリアルコキシシリル基を導入して調整されることが好ましい。さらに、重合体(P)のMは10000〜23000であり、10000〜18000が好ましく、11000〜15000が特に好ましい。
本発明の硬化性組成物は、さらに、硬化触媒、充填材、可塑剤、接着性付与剤、溶剤、脱水剤、チキソ付与剤、老化防止剤、および顔料からなる群から選ばれる1以上の添加剤を含んでいてもよい。
本発明における硬化触媒は、重合体(P)のトリアルコキシシリル基の加水分解反応を触媒する化合物であれば、特に限定されない。硬化触媒の具体例としては、有機スズ化合物、スズ以外の金属を含む有機金属化合物、金属有機アルコキシド、スズ以外の金属を含む錯体、有機アミン、その他の触媒が挙げられる。
有機スズ化合物の具体例としては、ジブチルスズジアセテート,ジブチルスズジラウレート,ジオクチルスズジラウレート,(n−CSn(OCOCH=CHCOOCH,(n−CSn(OCOCH=CHCOO(n−C)),(n−C17Sn(OCOCH=CHCOOCH,(n−C17Sn(OCOCH=CHCOO(n−C)),(n−C17Sn(OCOCH=CHCOO(iso−C17))等の有機スズカルボン酸塩;(n−CSn(SCHCOO),(n−C17Sn(SCHCOO),(n−C17Sn(SCHCHCOO),(n−C17Sn(SCHCOOCHCHOCOCHS),(n−CSn(SCHCOO(iso−C17)),(n−C17Sn(SCHCOO(iso−C17)),(n−C17Sn(SCHCOO(n−C17)),(n−CSnS,(C17Sn(SCHCOOC17等の硫黄原子を含む有機スズ化合物;
(n−CSnO,(n−C17SnO等の有機スズオキシド化合物;有機スズオキシドとエステル(エチルシリケート、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジオクチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル等。)を反応させて得た反応生成物;(n−CSn(acac),(n−C17Sn(acac),(n−CSn(OC17)(acac),(n−CSn(etac),(n−C17Sn(etac),(n−CSn(OC17)(etac),ビスアセチルアセトナートスズ等の有機スズ化合物のキレート;有機スズ化合物のキレートとアルコキシシラン(テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン等。)を反応させて得た反応生成物;(n−C(CHCOO)SnOSn(OCOCH)(n−C,(n−C(CHO)SnOSn(OCH)(n−C等の−SnOSn−結合を有する有機スズ化合物;2−エチルヘキサン酸スズ、n−オクチル酸スズ,ナフテン酸スズ,ステアリン酸スズ等の2価スズカルボン酸塩が挙げられる。ただし、acacはアセチルアセトナト配位子を、etacはエチルアセトアセテート配位子を、示す(以下同様。)。
スズ以外の金属を含む有機金属化合物の具体例としては、カルボン酸カルシウム、カルボン酸ジルコニウム、カルボン酸鉄、カルボン酸バナジウム、ビスマストリス−2−エチルヘキソエートなどのカルボン酸ビスマス、カルボン酸鉛、カルボン酸チタニウム、カルボン酸ニッケルが挙げられる。
有機金属アルコキシドの具体例としては、テトライソプロピルチタネート,テトラブチルチタネート,テトラメチルチタネート,テトラ(2−エチルへキシルチタネート)等のチタンアルコキシド;アルミニウムイソプロピレート、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウムアルコキシド;ジルコニウム−n−プロピレート、ジルコニウム−n−ブチレート等のジルコニウムアルコキシド;チタンテトラアセチルアセトナート、チタンエチルアセトアセテート、チタンオクチレングリコレート、チタンラクテート等のチタンアルコキシドが挙げられる。
スズ以外の金属を含む錯体の具体例としては、アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート,ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート等のアルミニウムキレート;ジルコニウムテトラアセチルアセトナート,ジルコニウムビスアセチルアセトナート,ジルコニウムアセチルアセトナートビスエチルアセトアセテート,ジルコニウムアセテート等のジルコニウムキレートが挙げられる。
有機アミンの具体例としては、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ラウリルアミン等の脂肪族モノアミン;エチレンジアミン,ヘキサンジアミン等の脂肪族ジアミン;トリエチルアミン,ジエチレントリアミン,トリエチレンテトラミン,テトラエチレンペンタミン等の脂肪族ポリアミン;ピペリジン,ピペラジン等の複素環式アミン類;メタフェニレンジアミン等の芳香族アミン;モノエタノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;エポキシ樹脂の硬化に用いられる各種変性アミンが挙げられる。
その他の化合物の具体例としては、リン酸、p−トルエンスルホン酸、フタル酸が挙げられる。
硬化触媒は、取扱性の観点からは、有機スズ化合物であるのが好ましい。速硬化性の観点からは、(n−CSn(acac)、(n−C17Sn(acac)、(n−CSn(OC17)(acac)、(n−CSn(etac)、または(n−C17Sn(etac)であるのが特に好ましい。
また、硬化触媒を適宜選択して硬化性組成物の硬化速度を制御することも可能である。たとえば、硬化触媒として活性の低い触媒を選択することにより、本発明の硬化性組成物の硬化速度を遅くすることも可能である。
活性の低い触媒の具体例としては、特定の、配位子中に硫黄原子を含む有機スズ化合物(クロンプトン社製商品名UL−29、日東化成社製商品名ネオスタンU−860等。)が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、硬化触媒の1種を含んでいてもよく、硬化触媒の2種以上を含んでいてもよい。硬化触媒の2種以上を含む場合、本発明の硬化性組成物は、硬化性に優れることから、有機スズ化合物と有機アミンを含むのが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、重合体(P)の100質量部に対して、硬化触媒の0.001〜10質量部を含むのが好ましい。この場合、硬化速度が速く、かつ硬化時の発泡が抑制され、さらに硬化物の耐久性が優れるという効果がある。
本発明における充填材の具体例としては、炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、シリカ、無水ケイ酸、カーボンブラック、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、木炭、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ殻粉、もみ殻粉が挙げられる。充填材は、微少粉体であってもよく、微小中空体(シリカバルーン、シラスバルーン、ガラスバルーン、樹脂バルーン等。)であってもよい。本発明の硬化性組成物は、充填材の1種を含んでいてもよく、充填材の2種以上を含んでいてもよい。
炭酸カルシウムは、脂肪酸または樹脂酸により表面処理された炭酸カルシウムであるのが好ましい。炭酸カルシウムは、平均粒径1μm以下の膠質炭酸カルシウム、平均粒径1〜3μmの軽質炭酸カルシウム、または平均粒径1〜20μmの重質炭酸カルシウムであるのが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、重合体(P)の100質量部に対して、充填材の1〜1000質量部を含むのが好ましく、10〜250質量部を含むのが特に好ましい。
本発明における可塑剤は、フタル酸ジオクチル,フタル酸ジブチル,フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル類;アジピン酸ジオクチル,コハク酸ビス(2−メチルノニル)、セバシン酸ジブチル,オレイン酸ブチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;ペンタエリスリトールエステル等のアルコールエステル類;リン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類;エポキシ化大豆油、4,5−エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ系可塑剤;塩素化パラフィン;2塩基酸と2価アルコールを反応させて得たポリエステル系可塑剤類;ポリオキシプロピレングリコール等のポリエーテル系可塑剤;ポリ−α−メチルスチレン,ポリスチレン等のスチレン系可塑剤;ポリブタジエン,ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリクロロプレン,ポリイソプレン,ポリブテン,水添ポリブテン、エポキシ化ポリブタジエン等の高分子可塑剤が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、重合体(P)の100質量部に対して、可塑剤の1〜100質量部を含むのが好ましく、1〜50質量部を含むのが特に好ましい。
本発明における接着性付与剤の具体例としては、(メタ)アクリロイルオキシ基を有するシラン,アミノ基を有するシラン,エポキシ基を有するシラン,カルボキシル基を有するシラン等の有機シランカップリング剤;イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)プロピルトリメトキシチタネート,3−メルカプトプロピルトリメトキチタネート等の有機金属カップリング剤;エポキシ樹脂が挙げられる。
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するシランの具体例としては、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシランが挙げられる。
アミノ基を有するシランの具体例としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−(N−ビニルベンジル−2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アニリノプロピルトリメトキシシランが挙げられる。
エポキシ基を有するシランの具体例としては、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシランが挙げられる。
カルボキシル基含有シラン類の具体例としては、2−カルボキシエチルトリエトキシシラン、2−カルボキシエチルフェニルビス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(N−カルボキシルメチル−2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
また、2種以上のシランカップリング剤を反応させて得た反応物を用いてもよい。該反応物としては、アミノ基を有するシランとエポキシ基を有するシランを反応させて得た反応物、アミノ基を有するシランと(メタ)アクリロイルオキシ基を有するシランを反応させて得た反応物、エポキシ基を有するシランとメルカプト基を有するシランを反応させて得た反応物、異なるメルカプト基を有するシランの反応物が挙げられる。
エポキシ樹脂の具体例としては、ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ビスフェノールF−ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールA−グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA−プロピレンオキシド付加物のグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、4−グリシジルオキシ安息香酸グリシジル、フタル酸ジグリシジル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジル、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジル、ジグリシジルエステル系エポキシ樹脂、m−アミノフェノール系エポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン系エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジル−o−トルイジン、トリグリシジルイソシアヌレート、ポリアルキレングリコールジグリシジルエーテル、多価アルコール(グリセリン等。)のグリシジルエーテル、ヒダントイン型エポキシ樹脂、不飽和重合体(石油樹脂等。)エポキシ樹脂が挙げられる。
本発明の硬化性組成物が前記シランカップリング剤を含む場合、重合体(P)の100質量部に対して、シランカップリング剤の0超〜30質量部を含むのが好ましい。本発明の硬化性組成物が前記エポキシ樹脂を含む場合、重合体(P)の100質量部に対して、エポキシ樹脂の100質量部以下を含むのが好ましい。
本発明における溶剤の具体例としては、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、ケトン、エステル、エーテル、エステルアルコール、ケトンアルコール、エーテルアルコール、ケトンエーテル、ケトンエステル、エステルエーテルが挙げられる。アルコールを用いた場合には、硬化性組成物の保存安定性が向上する。アルコールは、炭素数1〜10のアルキルアルコールが好ましく、メタノール、エタノール、イソプロパノール、イソペンチルアルコール、またはヘキシルアルコールがより好ましく、メタノールまたはエタノールが特に好ましい。
本発明の硬化性組成物が溶剤を含む場合、重合体(P)の100質量部に対して、溶剤の500質量部以下を含むのが好ましい。
本発明における脱水剤の具体例としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、オルトケイ酸テトラメチル(テトラメトキシシランないしはメチルシリケート)、オルトケイ酸テトラエチル、オルトケイ酸テトラプロピル、オルトケイ酸テトラブチル等のシラン類;オルトぎ酸トリメチル,オルトぎ酸トリエチル,オルトぎ酸トリプロピル,オルトぎ酸トリブチル等のオルトぎ酸トリアルキル;オルト酢酸トリメチル,オルト酢酸トリエチル,オルト酢酸トリプロピル,オルト酢酸トリブチル等のオルト酢酸酸トリアルキルが挙げられる。
本発明の硬化性組成物がシラン類を含む場合、重合体(P)の100質量部に対して、シラン類の0.1〜10質量部を含むのが好ましく、0.3〜8質量部を含むのが特に好ましい。
本発明の硬化性組成物が溶剤を含む場合、重合体(P)の100質量部に対して、脱水剤の0.001〜30質量部を含むのが好ましい。
本発明におけるチキソ性付与剤の具体例としては、水添ひまし油、脂肪酸アミドが挙げられる。
本発明における老化防止剤の具体例としては、ポリウレタン樹脂用の酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤が挙げられる。老化防止剤の具体例としては、ヒンダードアミン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエ−ト系、シアノアクリレート系、アクリレート系、ヒンダードフェノール系、リン系、または硫黄系の老化防止剤が挙げられる。
本発明における顔料の具体例としては、酸化鉄,酸化クロム,酸化チタン等の無機顔料;フタロシアニンブルー,フタロシアニングリーン等の有機顔料が挙げられる。
本発明の硬化性組成物の製造方法は、特に限定されない。本発明の硬化性組成物が他の成分(前記硬化触媒、前記充填剤、前記接着性付与剤、前記溶剤、前記チキソ性付与剤、前記老化防止剤、前記脱水剤、前記顔料等。)(以下、他の成分という。)を含む場合の他の成分を配合する順序は、特に限定されず、本発明の硬化性組成物と硬化触媒以外の他の成分とを混合した後に、硬化触媒を混合するのが好ましい。
また、本発明の硬化性組成物の硬化方法は、特に限定されず、本発明の硬化性組成物と所望の他の成分とを混合密封して保存し、使用に際して空気中の湿気により硬化性組成物を硬化させる1液型硬化組成物の硬化方法、本発明の硬化性組成物と所望の他の成分とを使用に際して混合して、適宜硬化させる2液型硬化組成物の硬化方法を使用するのが好ましい。
本発明の硬化性組成物は、硬化性と貯蔵安定性が高く、かつ良好な機械物性を有する硬化物を形成可能である。本発明の硬化性組成物は、被覆・密封用の硬化組成物として、建築用シーラント、防水材、接着剤、コーティング剤として有用であり、特に接着剤として有用である。
本発明の硬化性組成物からなる接着剤の好ましい使用態様としては、本発明の硬化性組成物と所望の他の成分とを配合密封して保存し、使用に際しては空気中の湿気により接着剤を硬化させる1液硬化型接着剤、本発明の硬化性組成物と所望の他の成分とを使用に際して混合して硬化させる2液硬化型接着剤が挙げられる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明するが、この説明が本発明を限定するものではない。なお表中単位のない数字は質量部を表す。
ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアリル基を有する重合体(v)の1分子あたり平均のアリル基数は、重合体(v)の不飽和基価(以下、USVという。)と重合体(v)のMとから算出した(USVとMの積)。なお、オキシアルキレン重合体中に存在する水酸基は、JIS K1557に準拠した水酸基価の測定法で分析した。また、重合体(v)のUSVは、不飽和基価測定法(Wijs法)に準拠して行った。すなわち、重合体(v)(約2g)を三角フラスコに入れ、それを正確に秤量し、クロロホルム40mlを入れて溶解した。ウイス試薬を20mlホールピペットを用いて正確に量り加えた後、フラスコを冷暗所に1時間放置した。ヨウ化カリウム(2g)を100mlの水に溶かしたヨウ化カリウム水溶液にでんぷん溶液を数滴加えたものをフラスコ中に加えた後、撹拌しながらN/10チオ硫酸ナトリウムを滴下し、フラスコ中の溶液が無色透明になった時点を終点とした。終点により、下記式により不飽和基価を求めた。
不飽和基価(m当量/g)=((空試験滴定量(ml)−試料液滴定量(ml))×チオ硫酸ナトリウム溶液の力価)÷(20×試料(g))
、MおよびM/Mは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(以下、GPC法ともいう。)を用いて測定した。GPC法においては、Multipore HxL(東ソー株式会社製、商品名)を2本直列につないだカラムを用い、テトラヒドロフランを移動相に用いた。また、ポリスチレン(Polymer Laboratories社製、商品名:PS−2)を標準試料に用いた。GPC法の測定温度は40℃に保持した。
重合体(v)にトリメトキシシリル基が導入された重合体(p)における、重合体(v)のアリル基に導入されたトリメトキシシリル基の割合(以下、シリル化率という。)は、H−NMR分析法を用いて測定した。
すなわち、重合体(p)(0.50g)に内部標準のマレイン酸ジメチル(0.02g)を加え、さらに0.03質量%のテトラメチルシランを含む重クロロホルム溶液(5.00g)を加えてサンプルを調製した。該サンプルをH−NMR分析し、マレイン酸ジメチル由来のピーク面積とアリル基由来のピーク面積との比、およびマレイン酸ジメチル由来のピーク面積とトリメトキシシリル基由来のピーク面積との比から、サンプル中のアリル基量とトリメトキシシリル基量とをそれぞれ定量した。そして、アリル基量とトリメトキシシリル基量との和に対するトリメトキシシリル基量の割合をシリル化率として算出した。
H−NMR分析は、FT−NMR装置(日本電子株式会社製、JMTC−300/54/SS)を用い、測定温度23℃、積算回数64回、待ち時間30秒にて行った。また、テトラメチルシラン由来のピークを化学シフトの基準とし、マレイン酸ジメチル由来のピークを6.27ppmと、アリル基由来のピークを5.13〜5.32ppmと、トリメトキシシリル基由来のピークを0.63ppmと、した。
(製造例1)
n−ブタノールにプロピレンオキシド(以下、POという)を反応して得られるM800(水酸基価70)のポリオキシプロピレンモノオール800gを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテート−グライム錯体触媒(以下、DMC触媒という)1.4gの存在下で、POの6510gを重合させてポリオキシプロピレンモノオールを得た。
得られたモノオールの水酸基に対して1.05当量のナトリウムメトキシドのメタノール溶液を添加し、加熱減圧下でメタノールを留去した後、モノオールに対して、1.20当量の塩化アリルを加えて反応させた。反応後、未反応の塩化アリルを減圧して除去し、さらに精製しし、片末端がアリル基でもう一方の末端がブトキシ基を有するオキシアルキレン重合体(p1)を得た。USVは0.17ミリ当量でMは7000であった。1分子当たりのアリル基数は平均1.19であった。
この重合体(p1)1000gに対して、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン21.7g(以下、MPTMS)および2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(以下、ABMBN)3.0gを加えて、70℃で12時間加熱して反応させ、末端にメルカプトプロピル基を介してトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp1)を得た。
この重合体のMは7200であり、M/Mは1.12であり、NMRによるシリル化率は64.8%であった。
また、プロパンジオールにPOを開環付加して得られたMが3200のポリオキシジオール1000gを開始剤として用い、DMC触媒1.6gの存在下で、POの58000gを重合させ、ポリオキシアルキレンジオールを得た。このジオールを用い、上記と同様の方法により、両末端にアリル基を有するオキシアルキレン重合体(p2)を得た。USVは0.16ミリ当量であり、Mは12500であった。1分子当たりのアリル基数は平均2.00であった。
この重合体(p2)1000gを用い、MPTMSの20.4gおよびABMBNの3.0gを用い、上記と同様の方法により、両末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp2)を得た。この重合体のMは12800であり、M/Mは1.29であり、NMRによるシリル化率は65.1%であった。
上記重合体(sp1)および(sp2)を、質量比2:8の割合で混合し、1分子当りのアリル基数が平均1.8の重合体(v)にシリル化率65%でトリアルコキシシリル基を導入したオキシアルキレン重合体(ポリマー1)を得た。この重合体のMは、11700であった。
(製造例2)
製造例1で得られた1分子当たりのアリル基数が平均2.00の重合体(p2)1000gを用い、MPTMSの22.0gおよびABMBNの2.5gを用い、上記と同様の方法により、両末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp3)を得た。この重合体のMは12900であり、M/Mは1.32であり、NMRによるシリル化率は69.6%であった。この重合体を(ポリマー2)とした。
(製造例3)
製造例1で得られた1分子当たりのアリル基基数が平均2.00の重合体(p2)1000gを用い、MPTMSの26.7gおよびABMBNの3.8gを用い、上記と同様の方法により、両末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp4)を得た。この重合体のMは13000であり、M/Mは1.36であり、NMRによるシリル化率は84.9%であった。
また、グリセリンにPOを反応して得られるM3000のトリオール1000gを開始剤として用い、DMC触媒0.26gの存在下でPOの7650gを重合させて、ポリオキシアルキレントリオールを得た。このトリオールを用い、上記と同様の方法により、末端にアリル基を有するオキシアルキレン重合体(p3)を得た。USVは0.18ミリ当量であり、Mは16000であった。1分子当たりのアリル基数は平均2.90であった。
この重合体(p3)1000gを用い、MPTMSの26.7gおよびABMBNの4.8gを用い、上記と同様の方法により、末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp5)を得た。この重合体のMは16600であり、M/Mは、1.50であり、NMRによるシリル化率は84.5%であった。
上記重合体(sp4)および(sp5)を、質量比7:3の割合で混合し、1分子当たりのアリル基数が平均2.3の重合体(v)にシリル化率85%でトリアルコキシシリル基を導入したオキシアルキレン重合体(ポリマー3)を得た。この重合体のMは、14100であった。
(製造例4)
製造例1で得られた1分子当たりのアルケニル基数が平均2.00の重合体(p2)1000gを用い、MPTMSの28.2gおよびABMBNの4.0gを用い、上記と同様の方法により、末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp6)を得た。この重合体のMは13100であり、M/Mは、1.38であり、NMRによるシリル化率は89.0%であった。
また、製造例3で得られた1分子当たりのアルケニル基数が平均2.90の重合体(p3)1000gを用い、MPTMSの31.7gおよびABMBNの4.4gを用い、上記と同様の方法により、末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp7)を得た。この重合体のMは16700であり、M/Mは1.50であり、NMRによるシリル化率は90.5%であった。
上記重合体(sp6)および重合体(sp7)を、質量比5:5の割合で混合し、1分子当たりのアリル基数が平均2.5の重合体(v)にシリル化率90%でトリアルコキシシリル基を導入したオキシアルキレン重合体(ポリマー4)を得た。この重合体のMは14900であった。
(製造例5)
プロパンジオールにPOを反応させて得られたM1000のジオール1000gを開始剤として用い、DMC触媒0.23gの存在下でPOの8680gを重合させ、ポリオキシアルキレンジオールを得た。このジオールを用い、上記と同様の方法により、両末端にアリル基を有するオキシアルキレン重合体(p4)を得た。USVは0.27ミリ当量であり、Mは7400であった。1分子当たりのアリル基数は平均2.00であった。
この重合体(p4)1000gを用い、MPTMSの45.0gおよびABMBNの6.1gを用い、上記と同様の方法により末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp8)を得た。この重合体のMは7800であり、M/Mは1.10であり、NMRによるシリル化率は84.4%であった。この重合体を(ポリマー5)とした。
(製造例6)
プロパンジオールにPOを開環付加して得られたM1000のジオール700gを開始剤として用い、DMC触媒0.20gの存在下でPOの7812gを重合させ、ポリオキシアルキレンジオールを得た。このジオールを用い、上記と同様の方法により、両末端にアリル基を有するオキシアルキレン重合体(p5)を得た。USVは0.23ミリ当量であり、Mは8700であった。1分子当たりのアリル基数は平均2.00であった。
この重合体(p5)1000gを用い、MPTMSの36.1gおよびABMBNの4.9gを用い、上記と同様の方法により末端にトリメトキシシリル基を有するポリオキシアルキレン(sp9)を得た。この重合体のMは9100であり、M/Mは1.12であり、NMRによるシリル化率は85.4%であった。この重合体を(ポリマー6)とした。
(製造例7)
プロパンジオールにPOを反応させて得られたM3200のジオール600gを開始剤として用い、DMC触媒0.18gの存在下でPOの8424gを重合させて、ポリオキシアルキレンジオールを得た。このジオールを用い、上記と同様の方法により、両末端にアリル基を有するオキシアルキレン重合体(p6)を得た。USVは0.08ミリ当量であり、Mは25000であった。1分子当たりのアリル基数は平均2.00であった。
この重合体(p6)1000gを用い、MPTMSの12.5gおよびABMBNの1.7gを用い、上記と同様の方法により末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp10)を得た。この重合体のMは25500であり、M/Mは1.24であり、NMRによるシリル化率は83.2%であった。この重合体を(ポリマー7)とした。
(製造例8)
実施例3で製造した末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp5)を(ポリマー8)とした。
(製造例9)
製造例1で得られた1分子当たりのアルケニル基数が平均2.00の重合体(p2)1000gを用い、MPTMSの28.2gおよびABMBNの3.0gを用い、上記と同様の方法により両末端にトリメトキシシリル基を有するオキシアルキレン重合体(sp11)を得た。この重合体のMは13000であり、M/Mは1.34であり、NMRによるシリル化率は89.7%であった。この重合体(sp11)を(ポリマー9)とした。
上記の方法で得られた反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン重合体の性状を表1に示した。
(硬化性組成物の製造方法)
重合体の100質量部に対し、表面処理炭酸カルシウム(白石カルシウム社製 白艶化CCR)50質量部と、重質炭酸カルシウム(日東粉化工業社製 NS−400)30質量部とを加え、遊星式攪拌器(クラボウ社製)にて攪拌した。混合物の温度を室温まで下げ、ビニルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−1003)5質量部加えて攪拌を行った後、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−603)3質量部と、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−403)1質量部を加え、撹拌後に、硬化触媒としてジブチルスズモノアセテートを2質量部加え、攪拌し、それぞれの硬化性組成物を得た。
下記の方法で、引張りせん断強度とT字剥離強度を測定し、結果を表2に示した(実施例1〜3および比較例1〜6)。また、ポリマー2、3、9については、下記の方法により、シーリング材の評価に用いられるH型試験体による物性測定も実施した(実施例4〜5、比較例7)。結果を表3に示す。
(引張りせん断強度)
上述の硬化性組成物を用い、JIS K6850の試験法に準拠して物性測定用試験体を作成した。各試験体は、23℃、50%の湿度条件下で3日硬化養生した後、スペーサーをはずし、50℃、65%の湿度条件下で6日間養生し、養生装置から各試験体を取り出した後、24時間以上23℃、50%湿度条件下に放置した後、テンシロン試験機を使用して、引張りせん断試験を行った。Tmax(N/mm2)は最大引張応力であり、E(mm)は最大応力時の伸びである。
(T字剥離強度)
同様に、上記各硬化性組成物を用いて、JIS K6854−3の試験法に準拠してT字剥離試験を行った。23℃、50%の湿度条件下で、長さ100mm、幅25mm、厚さ0.5mmの脱脂した2枚のアルミニウム基材のそれぞれの片面に1.0mm厚のテフロンテープ(テフロンは登録商標)をスペーサーとして硬化性組成物を塗布し、硬化性組成物の塗布面を張り合わせて、23℃、50%の湿度条件下で3日硬化養生後、スペーサーをはずし、50℃、65%の湿度条件下で6日間養生し、養生装置から各試験体を取り出した後、24時間以上23℃、50%湿度条件下に放置した後、100mm/分の引張り速度でT字剥離強度を測定した。
(H型試験体による試験)
H型試験体の試験方法は、JIS A1439の試験法に準拠して行った。すなわち、重合体の100質量部に対し、表面処理炭酸カルシウム(白石カルシウム社製 白艶化CCR)100質量部、重質炭酸カルシウム(白石カルシウム社製 ホワイトンSB)20質量部、チキソ性付与剤として楠本化成社製ディスパロン#305を3部、ジオクチルフタレート50部および酸化防止剤としてチバスペシャリティケミカル社製 イルガノックス1010を1部を加え、遊星式攪拌器(クラボウ社製)にて攪拌した。混合物の温度を室温まで下げ、ビニルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−1003)5質量部加えて攪拌を行った後、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−603)3質量部と、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製 KBM−403)1質量部を加え、撹拌後に、硬化触媒としてジオクチル錫/ラウリルアミン=3/1混合物を4質量部加え、攪拌し、それぞれの硬化性組成物を得た。50%モジュラスと伸びの値を測定した。
Figure 0005070766
Figure 0005070766
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実施例1〜3では、平均して、1分子当たり1.8〜2.3のアルケニル基を有する重合体のアルケニル基の65〜85%に反応性ケイ素基を導入した、Mが12000〜14100の重合体を用いている。表2に示すように、比較例1〜6に比べて、実施例1〜3では、T字型はくり強度が高く、かつ伸びが上昇している。これにより、せん断強度を維持したまま、良好な剥離接着強度と硬化体の充分な伸び物性を有する硬化性組成物が得られたことが明らかである。
表3に示すように、比較例7に比べて、実施例4、5では、伸び物性が改善されていることが分かる。
本発明の硬化性組成物は、速硬化性で貯蔵安定性に優れた硬化性組成物であって、機械強度に優れた硬化物を形成可能である。本発明の硬化性組成物は、シーリング材(建築用弾性シーリング材シーラント、複層ガラス用シーリング材等。)、封止剤(ガラス端部の防錆・防水用封止剤、太陽電池裏面封止剤等。)、電気絶縁材料(電線・ケーブル用絶縁被覆剤。)等の分野に用いられる接着剤として有用である。また、本発明の硬化性組成物は、粘着剤、塗料材料、フィルム材料、ガスケット材料、注型材料としても使用できる

Claims (11)

  1. ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体(V)にトリアルコキシシリル基が導入された重合体(P)を含む硬化性組成物であって、重合体(V)のアルケニル基数が1分子あたり平均して1.6〜2.5であり、重合体(V)のアルケニル基の63〜88%にトリアルコキシシリル基が導入され、かつ重合体(P)の数平均分子量が10000〜23000であることを特徴とする硬化性組成物。
  2. 重合体(V)が、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H)にアリル基が導入された重合体(V)である請求項1に記載の硬化性組成物。
  3. 重合体(V)が、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H)にアリル基が導入された重合体(V)であって、かつドロキシ基を有さない重合体である請求項1または2に記載の硬化性組成物。
  4. 重合体(V)が、活性水素原子を2個有する化合物にアルキレンオキシドが開環重合して形成された重合体(H−2)にアリル基が導入された重合体(V−2)を含む請求項1または2に記載の硬化性組成物。
  5. アルキレンオキシドが、プロピレンオキシドである請求項2〜4のいずれかに記載の硬化性組成物。
  6. 前記重合体(H)が、触媒の存在下、活性水素原子を有する化合物にアルキレンオキシドを開環重合させる方法により製造された重合体であり、該触媒が有機配位子を有する亜鉛ヘキサシアノコバルテートである請求項2〜5のいずれかに記載の硬化性組成物。
  7. 前記重合体(P)におけるトリアルコキシシリル基の導入方法が、ラジカル開始剤の存在下、重合体(V)と、メルカプト基とトリアルコキシシリル基を有する化合物とを作用させ、重合体(V)のアルケニル基と該化合物中のメルカプト基とを付加反応させる方法である請求項1〜6のいずれかに記載の硬化性組成物。
  8. アミノ基を有するシランを含む請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性組成物。
  9. エポキシ基を有するシランを含む請求項1〜8のいずれかに記載の硬化性組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の硬化性組成物を用いてなる接着剤。
  11. ポリオキシアルキレン鎖を有し、かつ分子末端にアルケニル基を有する重合体(V)にトリアルコキシシリル基が導入された重合体(P)を含む硬化性組成物の製造方法であって、重合体(V)のアルケニル基数が1分子あたり平均して1.6〜2.5であり、かつ重合体(P)の数平均分子量が10000〜23000であり、重合体(V)のアルケニル基の63〜88%にトリアルコキシシリル基を導入することを特徴とする硬化性組成物の製造方法。
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