JP5069422B2 - 折れ戸装置 - Google Patents

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本発明は、店舗、住宅や公共施設等の建物の開口部に備えられる折れ戸装置に関する。詳しくは、備えられた戸体を円滑にかつ適切に折り畳むことのできる折れ戸装置に関する。
折れ戸装置は、その開放時には、折れ戸装置に備えられる複数の戸体が、折り畳まれて略室内外方向に並べられ、開口部の端部にまとめて配置される。そのため戸体を開放したときに開口部を広く有効に利用することができる。また一方で、戸体の閉鎖時には該戸体に具備されたガラスパネルにより、中を見ることができたり、光を採り入れたりすることができる。かかる利便性から、例えば店舗におけるシャッターの代わりとして用いられることも多くなってきた。
折れ戸装置は、建物開口部の4辺に沿って取り付けられる枠体と、該枠体の内側に配置される複数の戸体とを有している。複数の戸体は、隣り合う戸体で、該戸体の幅方向端部同士を回動可能に連結するヒンジを備えている。そして戸体が折り畳み及び展開可能とされることにより折れ戸装置の開放及び閉鎖ができるように構成されている。詳しくは、戸体が折り畳まれたときには、該戸体が室内外方向に略平行に並べられるとともに、開口部の左右のいずれかの端部にまとめられるように配置されて開口部が開放される。一方、戸体の展開時には該戸体は開口部に平行に、枠体内全体に亘り配置されることにより開口部の閉鎖が行われる。
かかる構成を有する折れ戸装置では、戸体の展開の姿勢(開口部の閉鎖の姿勢)から折り畳みの姿勢(開口部の開放の姿勢)にされるとき、各戸体の両端に配置される上記のヒンジのうち一方が枠体の上下横枠に沿って移動し、他方が室内側又は室外側に突出するように移動する。従って、戸体は、その折り畳みの過程で、開口部に沿って移動するとともに、その向きを略90度方向に回動させられる。
このような移動及び回動が適切に行われることにより円滑に戸体が折り畳まれる。しかし、従来の折れ戸装置において、該折れ戸装置を開放させようとしたときに、いずれの戸体も折り畳みを開始せず、展開した姿勢で動かなくなってしまう場合があった。これは、折れ戸装置を開放させようとする力が、戸体を室内又は室外方向へ折り畳む力に変換されず、戸体の折り畳みが適切に行われないことによる。
かかる問題を解決するため、特許文献1には戸体の折り畳みに際して該戸体を室内外方向に移動させる機構が開示されている。これは、戸体の連結部に配置されるトーションばねを用いることにより戸体の折り畳みを円滑にするというものである。また、当該特許文献1に記載された折れ戸装置には枠体に設けられた斜面を有するブロックと、戸体に設けられブロックに接して摺動するカムとが備えられていることにより、戸体を室内外方向へ移動させることができる。
実公平6−3970号公報
しかし、従来の折れ戸装置においては、上記問題を解決することが依然として求められている。また特許文献1に記載されているトーションばねによるものでは、戸体の展開時には、常にトーションばねが戸体を折り畳もうとする方向に付勢されており、戸体にも折り畳もうとする力が働いているので安定した戸体の展開の姿勢が取り難かった。また、特許文献1に記載されているブロックとカムとの関係による戸体の移動手段に関しては、該移動手段を枠体の外にまで延在させることは好ましくないので、戸体を室内外方向に移動することができる大きさに限界があった。従って近年における折れ戸装置の多様化に対応することが困難とされていた。
そこで本発明はかかる観点から、外観に優れるとともに、戸体の折り畳みを適切に、かつ円滑に行うことのできる折れ戸装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、建物開口部の4辺に沿って配置される上横枠(3)、下横枠(4)、及び縦枠(5、6)を有する枠体(2)と、該枠体内に具備される複数の戸体(10、10、…)と、隣り合う戸体の端部同士を回動可能に連結するヒンジ(20、20、…)と、を有し、戸体が折り畳み、及び展開可能とされることにより開放、及び閉鎖される折れ戸装置(1)であって、戸体の折り畳み時に、該戸体を室内外方向に移動させる装置である蹴り出し装置(40)を有し、蹴り出し装置が、戸体を室内外方向に移動させることを開始する位置の上横枠又は下横枠の内側に戸体側に突出して具備される枠体側部材(41)と、枠体側部材が設けられた側の戸体上端部又は下端部に具備され、鉛直軸を中心に回動可能とされるアーム(44)と、を備え、戸体の折り畳みのために該戸体を移動させる際、アームが枠体側部材に掛止し、該掛止した部位を中心にアームが回動することにより、戸体が上横枠又は下横枠に平行な方向及び室内外方向に移動することを特徴とする折れ戸装置を提供することにより前記課題を解決する。
ここで、蹴り出し装置は、上横枠及び戸体上端側、又は下横枠及び戸体下端側のいずれに設けられても良い。また、戸体の折り畳まれる方向は室内側、室外側のいずれでもよく、これによって限定されるものではない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の折れ戸装置(1)のアーム(44)が、戸体(10、10、…)の折り畳みの際、枠体(3)側部材に掛止したときに戸体を移動させる力により、該力に抵抗するように付勢される弾性部材(46)を備え、弾性部材の付勢された力により掛止を維持することを特徴とする。
本発明によれば、戸体の折り畳み時に蹴り出し装置によって戸体が室内側、又は室外側に適切に蹴り出されるので、戸体の折り畳みを円滑に進行させることができる。また、本発明に備えられる蹴り出し装置はアームの回動によるので、アームの長さを調節することにより蹴り出し量を調節することができる。この際、アームを蹴り出すとき以外は、該アームは室内外に突出することがなく、外観に優れた折れ戸装置を提供することができる。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は1つの実施形態にかかる本発明の折れ戸装置1の室外視正面図である。折れ戸装置1は、建物開口部の4辺に沿って取り付けられる枠体2と、該枠体内に備えられる複数の戸体10、10、…とを有している。該複数の戸体10、10、…の隣り合う戸体10、10同士は幅方向端部でヒンジ20、20、…(図2参照)を介して該端部を中心に回動可能に連結されている。枠体2は、長尺の型材である上横枠3と、下横枠4と、縦枠5、6とが枠状に組み合わされて形成されている。また、戸体10は、ガラスパネル15、15と、該ガラスパネル15、15の外周を囲むように取り付けられる横框11、12、縦框13、14とを有している。図1に示した戸体10、10、…は全て同様の構成を有しているが、見易さのため一部符号の記載を省略している。折れ戸装置1は図1の紙面右に配置された戸体10の縦枠5側の端部に戸先部材21を備えている。戸先部材21は、いわゆる戸先に配置される部材で、通常、該戸先部材21を操作することにより折れ戸装置1の開閉を行う。従って、折れ戸装置1では、戸先部材21を紙面左に移動させることにより開放を行う。開放が行われると戸体10、10、…は紙面左側に順次折り畳まれるように配置される。また、折れ戸装置1は図1の紙面左に配置された戸体10の縦枠6側の端部に吊り元部材22を備えている。吊り元部材22は縦枠6と係合されている。
図2は、戸体10、10、…が折り畳まれたときにおける折れ戸装置1の水平断面図である。図2では、紙面上が室内側、紙面下が室外側である。また、図2でも見易さのため一部符号を省略している。このように、折れ戸装置1では、その開放時には戸体10、10、…が縦枠6側に折り畳まれるように配置される。その時の戸体10、10、…は室内外方向に略平行になる姿勢である。これにより開放時には大きく開口され、開口部を有効に利用することができる。また、図2からわかるように、隣り合う戸体10、10は、その端部同士をヒンジ20、20、…で連結されている。当該ヒンジ20と戸体10の端部とは該端部を中心に連結部16、16、16、…で回動可能に連結されている。そして、一方の端部が上横枠3、下横枠4(図1参照)に沿って移動し、他方の端部が室内側へ突出するように移動する。上横枠3及び下横枠4に沿って移動するヒンジ20、20、…には後述するように移動手段としての上軸30、車輪32、32等が設けられている(図3参照)。このような動作により、戸体10、10、…が折り畳まれる。
図3は、戸体10、10、…が展開された姿勢における折れ戸装置1の縦断面図である。図3では紙面右が室内側、紙面左が室外側である。折れ戸装置1は、上横枠3及び下横枠4に沿って移動するヒンジ20(図2参照)の上端部に移動手段としての上軸30と、車輪軸31と、車輪32、32とを備えている。詳しくは、上軸30は、ヒンジ20(図2参照)の上端部から上横枠3の内側に向けて鉛直に延在する。そして、車輪軸31は、上軸30の上端部に室内外方向に平行に設けられ、車輪32、32は、車輪軸31の両端に該車輪軸31を軸として回転可能に具備されている。また、ヒンジ20の下端部には、下横枠4の内側に向けて鉛直に延在する下軸35と、該下軸35を回転軸とする車輪36とを有している。これら上軸30、車輪軸31、車輪32、32、下軸35、及び車輪36は、上述したように折れ戸装置1に備えられたヒンジ20、20、…のうち上横枠3及び下横枠4に沿って移動するヒンジ20、20、…のそれぞれに具備されている。
上横枠3は、中空であるとともに断面における下辺が開口した部材であるレール部材25と、該レール部材25の下端にレール部材25の長手方向に沿って取り付けられる戸体ガイド26、27とを有している。レール部材25はその断面において、室内外の側壁から内側に向けて延在する片であるレール25a、25aを有している。このレール25a、25aの上面を上記車輪32、32が転動することにより移動することができる。戸体ガイド26、27は、断面においてレール部材25の下端から下方に戸体10の上端よりも若干下となる高さ位置まで延在する。さらに戸体ガイド26、27は、該戸体ガイド26、27の下端から内側に向けて延在する片26a、27aを有している。該片26a、27aはその対向する端部の間隔が戸体10の厚さより若干大きくなるようにされており、これによって戸体10が室内外方向に大きく移動することを防止し、いわゆる戸体10の「ばたつき」を抑えることが可能となる。
下横枠4は、中空であるとともに断面における上辺が開口した部材である。下横枠4は、その断面において、内側に所定の間隔を有する平行に立設された側壁4a、4aを有している。この側壁4a、4aの間を上記車輪36が転動できる。
さらに折れ戸装置1に備えられる部材について説明する。図4は、折れ戸装置1の戸体10、10、…が展開された姿勢における水平断面図で、以下に説明する蹴り出し装置40を含む部分に注目して示した図である。図4では、紙面上が室内側、紙面下が室外側である。図4には、戸体ガイド26、27のうち室外側の戸体ガイド27のみが現れている。これは、戸体ガイド26、27のうち室外側の戸体ガイド27は縦枠5、6の間に渡されるように配置されている一方、室内側の戸体ガイド26は、縦枠5から戸体ガイド27に略平行に延在するが、縦枠6には達しないように設けられていることによる。これは、戸体ガイド26が配置されない部分で戸体10、10、…が室内側に突出して折り畳まれるので、ここでは戸体10、10、…を室内方向に拘束するのは適当でないからである。
折れ戸装置1には、蹴り出し装置40が設けられている。蹴り出し装置40は、枠体側部材41と、戸体側部材42とを有している。そのうち枠体側部材41は、戸体ガイド27の室内側側面に室内側に凸となるように備えられている。また、枠体側部材41は、室内側に戸体ガイド26が備えられていない部分で、戸体10、10、…の折り畳みが開始される位置に具備される。一方、戸体側部材42は、戸体10の上端面に備えられる。蹴り出し装置40については後で詳しく説明する。
図5は、蹴り出し装置40が備えられた部分の折れ戸装置1の縦断面図で、そのうちの上端部を示した図である。図5では紙面右が室内側、紙面左が室外側である。蹴り出し装置40が備えられている部位なので、室内側の戸体ガイド26は配置されていない。図5からわかるように、蹴り出し装置40の枠体側部材41と戸体側部材42とは高さ方向位置が略同一となるように設置されている。
次に蹴り出し装置40について説明する。図6は蹴り出し装置40の枠体側部材41の斜視図である。枠体側部材41は、上面視で略台形である(図4参照)いわゆるブロック体である。またその1つ側面から対向する他側面に貫通する2つの孔41a、41bを有している。該孔41a、41bを貫通させた固定部材により上横枠3に固定される。枠体側部材41は必ずしも上面視台形である必要はなく、後述するように戸体側部材42が適切に引っ掛かる形状であればその形は特に限定されるものではない。
図7は、蹴り出し装置40の戸体側部材42の斜視図である。戸体側部材42はその外観視で、ベース43と、アーム44と、ベース43とアーム44とを連結する軸45とを備えている。ベース43は、幅方向(紙面左上−右下方向)が戸体10の厚さと略同一であるブロック体であり、上面から下面に貫通する孔43a、43bを有している。該孔43a、43bを介して固定部材により戸体10の上面に取り付けられる。アーム44はベース43の上面に取り付けられたアーム状の部材である。該アーム状である一端は鉛直な方向に備えられた軸45によりベース43に回動可能に取り付けられている。また、他端側はその先端が上面視で細く形成されている。
さらに戸体側部材42について説明する。図8(a)は戸体側部材42の平面図、図8(b)は戸体側部材42の側面図である。戸体側部材42の内側には巻きバネ46が備えられている。図8(a)、図8(b)に巻きバネ46を破線で示した。巻きバネ46の巻かれた部分は軸45の外周に配置される。また、巻きバネ46の一端はベース43に、他端はアーム44に固定して取り付けられている。従って、戸体側部材42では、ベース43とアーム44とが最初に取り付けられた姿勢に対して、アーム44が回動された時、当該最初の姿勢に戻る方向に巻きバネ46が付勢される。従って、アーム44を回動させる力が除かれた場合、アーム44は巻きバネ46の力により最初の位置に戻る。
以上のような蹴り出し装置40を備えた折れ戸装置1により、戸体10、10、…の折り畳みが円滑に進められる。次に蹴り出し装置40の折れ戸装置1への配置について図4を参照しつつ説明する。図4は上述したように折れ戸装置1を上面から見た図で、吊り元側である縦枠6側の端部に注目して示した図である。蹴り出し装置40の枠体側部材41は、全ての戸体10、10、…が吊り元側に折り畳まれた姿勢とされた場合(図2参照)における最も戸先側の戸体10より戸先側である位置の上横枠3の室外側側壁(戸体ガイド27)に取り付けられる。この際、枠体側部材41が戸体10側に凸となるように配置される。
一方、戸体側部材42は、折り畳んだ姿勢で室内側に配置されるヒンジ20、20、…(図2参照)を挟んで左右に配置される戸体10、10、…のいずれか一方の戸体10の上端面に備えられる(図5参照)。このとき、戸体側部材42のアーム44の先端は、該アーム44が取り付けられた戸体10の上横枠3に沿った移動に追随して移動する際に、その軌道上に枠体側部材41が具備されるように設定される。例えば図4に示したような配置である。
戸体側部材42の戸体10の上部における取り付け位置は特に限定されるものではないが、上横枠3に沿って移動可能とされたヒンジ20に近い方が好ましい。これは、同じ長さのアーム44であってもより大きな蹴り出し量を得ることができるからである。
次に、上記のように配置された蹴り出し装置40により、戸体10が蹴り出される過程を図9を例に説明する。図9は(a)〜(f)で順を追って当該過程を説明するための図で、各図において紙面上が室内側、紙面下が室外側である。
図9(a)は、戸体10、10、…の全てが展開され、折れ戸装置1が閉鎖された姿勢である。かかる姿勢では、蹴り出し装置40の枠体側部材41と戸体側部材42とは接触していない。従って、このとき戸体10、10、…に展開させようとする力は生じておらず、折れ戸装置1は適切に閉鎖されている。
図9(a)の姿勢から、戸先部材21を利用して折れ戸装置1の開放(戸体10、10、…の折り畳み動作)を開始する。すなわち、戸体10、10、…を紙面左に移動させる。すると図9(b)のように吊り元部材22が縦枠6の内側に移動し、これにより枠体側部材41に戸体側部材42のアーム44の先端が接触する。さらに、折れ戸装置1の開放を続けると、図9(c)、さらには図9(d)のようにアーム44の先端が枠体側部材41に引っ掛かり、該先端を中心としてアーム44が回動する。これにより、戸体側部材42のベース43も上記先端を中心に回動する方向に移動するので、戸体10が室内外方向にも移動し始める。このときアーム44は上述した巻きバネ46により付勢される。このようにして戸体10が室内方向に大きく蹴り出されると、図9(e)に示したようにアーム44は枠体側部材41から離脱する。このときアーム44は巻きバネ46の付勢の力により元の姿勢に戻される。かかる過程により戸体10が室内側に蹴り出され、円滑な戸体10の折り畳みをすることができる。1組の戸体10、10が適切に折り畳まれた後は、図10(f)に示したように次の戸体側部材42について図9(b)〜図9(e)の動作を繰り返す。
本発明の折れ戸装置1に備えられる蹴り出し装置40は、以上のようにアーム44の回動によって蹴り出しが行われるので、アーム44の長さを変更するだけで、蹴り出し量を調整することが可能である。また、アームの長さを折れ戸装置の厚さよりも大きくして、大きく蹴り出しができるようにも設定できる。加えて、この場合であっても通常時において、蹴り出し装置が折れ戸装置から突出して配置されることがない。従って、大きく蹴り出すことができるとともに外観に優れた折れ戸装置を提供することができる。
本実施形態の折れ戸装置1は、室内側に突出するように戸体10、10、…が折り畳まれる態様であったが、室外側に突出するように戸体が折り畳まれる態様の折れ戸装置であってもよい。上記蹴り出し装置が適切に動作してその効果を得ることができる折れ戸装置であればその態様は特に限定されるものではない。
以上、現時点において、最も、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う折れ戸装置も本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1つの実施形態にかかる本発明の折れ戸の室外視正面図である。 戸体が折り畳まれた姿勢の折れ戸の横断面図である。 折れ戸の縦断面図である。 折れ戸に蹴り出し装置に注目して模式的に示した上面図である。 蹴り出し装置が備えられた部分の折れ戸の縦断面図で、そのうちの上端部を示した図である。 枠体側部材の斜視図である。 戸体側部材の斜視図である。 戸体側部材の平面図及び側面図である。 蹴り出し装置の動作を順を追って説明するための図である。
符号の説明
1 折れ戸装置
2 枠体
3 上横枠
4 下横枠
5 縦枠
6 縦枠
10 戸体
11 横框
12 横框
13 縦框
14 縦框
15 ガラスパネル
16 連結部材
20 ヒンジ
21 戸先部材
25 レール部材
26 戸体ガイド
27 戸体ガイド
30 上軸
31 車輪軸
32 車輪
35 下軸
36 車輪
40 蹴り出し部材
41 枠体側部材
42 戸体側部材
43 ベース
44 アーム
45 軸
46 巻きバネ

Claims (2)

  1. 建物開口部の4辺に沿って配置される上横枠、下横枠、及び縦枠を有する枠体と、該枠体内に具備される複数の戸体と、隣り合う前記戸体の端部同士を回動可能に連結するヒンジと、を有し、前記戸体が折り畳み、及び展開可能とされることにより開放、及び閉鎖される折れ戸装置であって、
    前記戸体の前記折り畳み時に、該戸体を室内外方向に移動させる装置である蹴り出し装置を有し、
    前記蹴り出し装置が、
    前記戸体を室内外方向に移動させることを開始する位置の前記上横枠又は下横枠の内側に前記戸体側に突出して具備される枠体側部材と、
    前記枠体側部材が設けられた側の前記戸体上端部又は下端部に具備され、鉛直軸を中心に回動可能とされるアームと、を備え、
    前記戸体の前記折り畳みのために該戸体を移動させる際、前記アームが前記枠体側部材に掛止し、該掛止した部位を中心に前記アームが回動することにより、前記戸体が前記上横枠又は下横枠に平行な方向及び室内外方向に移動することを特徴とする折れ戸装置。
  2. 前記アームが、前記戸体の前記折り畳みの際、前記枠体側部材に掛止したときに前記戸体を移動させる力により、該力に抵抗するように付勢される弾性部材を備え、
    前記弾性部材の前記付勢された力により前記掛止を維持することを特徴とする請求項1に記載の折れ戸装置。
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