JP6757146B2 - 窓開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、換気や排煙を行うために窓を開閉する窓開閉装置に関するものである。
例えば特許文献1に示すように、左右の縦枠(窓枠)の上下方向の中間に設けた水平横軸を中心に揺動する障子で建物の窓を開閉する、いわゆる横軸回転窓(揺動窓)が知られている。その特許文献1の横軸回転窓では、前記窓を開閉する開閉機構を設けており、その開閉機構の電動シリンダーによって障子を強制的に全閉姿勢にするとともに、その全閉姿勢を解除して障子が風圧に応じた角度に揺動できるようにしている。
また、特許文献1の横軸回転窓にあっては、障子を全閉姿勢でロックするためのロック機構を設けている。具体的には、前記ロック機構には、前記開閉機構の電動シリンダーとは別の電動シリンダーによって窓枠に沿って左右方向へ駆動するロックピンと、障子の框に設けた係止具とを有している。そして、障子を全閉姿勢にしたのちに、ロック機構の電動シリンダーによって前記ロックピンを駆動して前記係止具の後方(障子が開く方向)に臨ませることで、障子が全閉姿勢でロックされるようになっている。
特開2011−64046号公報
前記特許文献1では、前記開閉機構と前記ロック機構とは電動シリンダーなどの駆動機構を別々に設けているので、その分だけ機構が複雑になって、部品点数が多くなるうえに嵩張ってしまうといった問題があった。
本発明は、かかる不都合を解決することを目的として提供されたものであり、窓の開閉操作およびロック操作のための機構の簡略化を図ることができる窓開閉装置を提供することにある。
本発明は、かかる不都合を解決するために、建物の外壁に配置した窓枠3内に、障子4を建物の内外方向に揺動可能な状態で支持しており、障子4を開閉操作するための窓開閉操作部11と、障子4を全閉姿勢でロックするためのロック部12と、ロック部12に一端を連結しているとともに他端を窓開閉操作部11に連結している一本のチェーン26とを有しており、障子4は、建物の内外方向に傾くように付勢されていて、ロック部12がロックを解除したときには自然風の風圧に応じた角度に搖動可能になっており、ロック部12は、窓枠3に沿って延びるガイドレール21と、ガイドレール21に沿ってスライド移動するスライド部材22と、スライド部材22に配置しているロックピン23と、ロックピン23に対応して障子4に配置している受け部材24とを有しており、チェーン26の一端側は、横長のチェーンボックス29内に収納していて、連結部材27を介してスライド部材22に連結しており、チェーン26にはスプロケット32が噛合していて、スプロケット32が回転駆動されることでチェーン26が長さ方向へ移動して、窓開閉操作部11が障子4を全閉したのちに、ロックピン23が受け部材24に当たって摺動することで、ロックピン23によって障子4を全閉姿勢でロックすることを特徴とするものである。
ここでの建物には、オフィスビルディングやマンションビルディングなどが該当する。ここでは、スプロケット32をハンドルボックス37のハンドル40で回転させるものや、前記スプロケット32を電動モータなどで回転駆動させるものなどが該当する。チェーン26と窓開閉操作部11やロック部12とは、直接連結する場合やロッドなどの部材を介して連結する場合などが含まれる。
窓開閉操作部11が障子4を全閉したのちにロック部12が障子4をロックするようにタイミングを合わせる手段としては、例えばチェーン26の長さを調節してタイミングを合わせるものや、窓開閉操作部11とロック部12との位置関係を調節してタイミングを合わせるものなどが該当する。ここでは、チェーン26が長さ方向の中間で屈曲や湾曲している場合なども含まれる。障子4の全閉姿勢としては、当該障子4が完全に閉じている姿勢のみならず、障子4が若干開いている姿勢も含まれる。本発明は、横軸回動窓や縦軸回動窓などに適用することができる。
また、チェーン26の移動によってロック部12による障子4のロックを解除してから窓開閉操作部11が障子4を開くようにすることができる。ここでは、窓開閉操作部11が障子4の搖動を可能にすることで、当該障子4が自重やバランサー9の重量などによって開く場合やバネの付勢力で開く場合などが含まれる。障子4のロックを解除してから窓開閉操作部11が障子4を開く手段としては、窓開閉操作部11が障子4を全閉したのちにロック部12が障子4をロックするとともに障子4のロックを解除してから窓開閉操作部11が障子4を開くように、例えばチェーン26の長さを調節したり、窓開閉操作部11とロック部12との位置関係を調節したりすることなどが該当する。
また、チェーン26が、プッシュプルチェーンであるものとすることができる。プッシュプルチェーンには、過度に曲がったり折れたりしないで窓開閉操作部11やロック部12を押したり引いたりすることができるものなどが該当する。
本発明の窓開閉装置は、一本のチェーン26で、窓開閉操作部11とロック部12とを駆動できるので、窓開閉操作部11を駆動する機構とロック部12を駆動する機構とを別々に設けなくても済み、その分だけ窓開閉装置の構成を簡単にできる。また、チェーン26は嵩張り難いので、その分だけ窓開閉装置のコンパクト化を図ることができる。
しかも、前記チェーン26は、容易に曲げることができるので、例えば曲げた状態でしか設置できない場所などあっても確実かつコンパクトに設置することができる。また、窓の種類によって、その寸法や形状などが異なっていても、チェーン26の長さや折り曲げ位置などを調節することで対応することができる。その分だけ窓の寸法や形状などの設計の自由度を増すことができる。
ロック部12による障子4のロックを解除してから窓開閉操作部11が障子4を開くので、例えば障子4が先に開こうとすることでその障子4の開き力がロック部12に加わることが防がれて、ロックが解除され難くなることが抑えられる。
チェーン26がプッシュプルチェーンであると、チェーン26によって窓開閉操作部11とロック部12とをしっかりと駆動することができる。
本発明に係る窓開閉装置の正面図である。 本発明に係る窓開閉装置の横断面図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 窓開閉装置の動作を説明するための図3相当図である。 窓開閉装置の動作を説明するための図3相当図である。
本発明に係る窓開閉装置を横軸回動窓に適用した一実施例を図面に基づいて説明する。前記横軸回動窓は、図1に示すように、窓部2を左右方向に並べた2連1組の連窓として構成しており、オフィスビルディングなどの建物の外壁に形成した開口に取り付けるようになっている。
各窓部2は、建物の外壁に配置してあって方形状に枠組みした窓枠3内に障子4をヒンジ5を介して装着している。そのヒンジ5は、窓枠3の左右の縦枠3a・3aおよび窓枠3の左右方向の中央に配置している方立6の上下方向の中央よりも上側にそれぞれ配置している。各障子4は、ヒンジ5を軸に建物の内外方向に揺動可能になっており、また方形状に枠組みした框7の内方に板ガラス8をそれぞれ装着している。
各障子4の框7の上框7aであって、その各上框7aの建物内部側には、図1および図3に示すように、左右横長のバランサー9を横設しており、各障子4は、自重およびバランサー9の重量によって当該障子4の上部が建物内部側へ傾くように付勢されている(図4参照)。各窓部2には、障子4の框7や窓枠3の縁に沿って合成ゴムなどからなる止水部材を設けてあり、障子4が全閉姿勢(図3の姿勢)になったときに前記止水部材によって框7と窓枠3(方立6)との間が塞がれるようにしている。
窓枠3(方立6)の建物内部側には、図1に示すように、各障子4を開閉操作するための窓開閉操作部11を配置している。また、窓枠3の下枠3bに沿って、図1および図2に示すように、各障子4をそれぞれ全閉姿勢でロックするためのロック部12を配置している。
前記窓開閉操作部11には、図1および図3に示すように、方立6の建物内部側に配置しているベース10と、そのベース10に搖動自在に支持していて上下方向へ延びている左右一対の規制アーム13・13と、その各規制アーム13の上下端にそれぞれ回動自在に支持されている合成樹脂製のローラ15・15と、一端部が前記規制アーム13の搖動軸16に連結しているとともに方立6側に延びている駆動プレート17と、その駆動プレート17に連結していて当該駆動プレート17を介して各規制アーム13を搖動操作する操作プレート18とを有している。操作プレート18は上下方向へ延びている。各規制アーム13は、上下中間部で建物内部側に若干屈曲している。
左右の規制アーム13・13は、前記搖動軸16を中心に同じ姿勢で搖動する。各規制アーム13のローラ15・15は、各障子4の左右の縦框7bのうち、方立6側に位置する縦框7bにそれぞれ当接可能になっている。前記駆動プレート17の他端部には、前記操作プレート18に設けている係合溝19に係合する係合ピン17aを有している。
駆動プレート17の下面側であって長さ方向の中間には、係止片17bを下向きに突出させている。操作プレート18の係合溝19は、上下方向へ延びていて、その係合溝19の他端側が建物外部側に屈曲している。つまり、係合溝19は、上下方向へ延びている縦溝部19aと、建物外部側に延びる横溝部19bとを有している。また、操作プレート18には、前記係止片17bに係止可能な係止ピン18aを設けている。
前記ベース10には、上下方向へ延びているガイドレール21を取り付けており、そのガイドレール21には、操作プレート18での裏面(ガイドレール21側の面)の上下方向の二箇所に配置している上下一対のローラ20・20をそれぞれ係合していて、操作プレート18は前記ガイドレール21に沿って上下方向へ移動可能になっている。
前記ロック部12は、図2に示すように、窓枠3の下枠3bに沿って左右方向に延びる左右一対のガイドレール21・21と、その各ガイドレール21に沿って左右方向へそれぞれスライド移動する左右一対のスライド部材22・22と、その各スライド部材22の上面にそれぞれ上向きに配置している左右一対のロックピン23・23と、その各ロックピン23に対応して各障子4の下框7cの下面にそれぞれ配置している左右一対の受け部材24・24とを有している。
各ロックピン23は、スライド部材22に固定している基部23aと、その基部23aから上向きに延びるピン23bとを有しており、各受け部材24は、障子4の下框7cの下面に固定している基部24aと、その基部24aから下向きに突出している係止部24bとを有している。
受け部材24の係止部24bは、左右方向に延びていて、左端部が建物内部側へ斜めに屈曲している。それにより、スライド部材22のスライド移動に伴ってロックピン23がロック位置(図2の実線図の位置)側へ移動する際に、ロックピン23のピン23bが、受け部材24の係止部24bの傾斜部に当たり、その傾斜部からロック位置側へ向けて係止部24bに沿って摺動することで、ロックピン23によって各障子4が窓枠3側へ引き寄せられ、各障子4が全閉姿勢で開閉不能にロックされる。
ロック部12の左右のスライド部材22・22は、締結部材(不図示)によって互いに連結していて、それによって連動するようにしている。ロック部12の一方のスライド部材22(図2では右側)と窓開閉操作部11の操作プレート18とは、図1および図2に示すように、所定長さのチェーン(プッシュプルチェーン)26を介して互いに連結している。そのチェーン26は、炭素鋼やステンレススチールなどの金属や合成樹脂などからなる。
詳しくは、前記一方のスライド部材22と前記チェーン26の一端(図2では右端)とは連結部材27などを介して連結している。チェーン26の他端(図1では左上端)は、前記操作プレート18に接続ロッド28(図3)などを介して連結している。チェーン26の下部側は、左右横長のチェーンボックス29内に収納しており、そのチェーンボックス29は、窓枠3の下枠3bに固定しているベース板30上に取り付けている。
チェーン26は、図1に示すように、方立6の下端部の建物内部側に配置しているスプロケット32に噛合していて、そのスプロケット32によって長さ方向に移動する(駆動される)。スプロケット32は、方立6の下端部の建物内部側に配置している駆動ギヤボックス33内の駆動ギヤ(不図示)と、窓枠3の下枠3bに沿って左右方向に延びる左右横長の駆動ロッド34と、べベルギヤボックス35内のべベルギヤ(不図示)と、上下縦長の連結ロッド36とを介してハンドルボックス37に連結している。なお、駆動ギヤボックス33内の駆動ギヤと、駆動ロッド34と、べベルギヤボックス35内のべベルギヤと、連結ロッド36と、ハンドルボックス37とは、それぞれ自在ジョイント38を介して連結している。
そして、ハンドルボックス37のハンドル40を回転操作することで、その回転が連結ロッド36とべベルギヤボックス35と駆動ロッド34とを介して駆動ギヤボックス33に伝わり、それによって前記スプロケット32が回転して前記チェーン26が移動する。
なお、前記ハンドル40およびハンドルボックス37に代えて、電動モータなどを用いて前記スプロケット32を回転駆動してもよい。前記チェーン26は、前記スプロケット32の位置でほぼ直角状に屈曲している。
次に、本発明に係る窓開閉装置を適用した横軸回動窓の動作例について説明する。各窓部2の障子4が図3の全閉姿勢の際には、ロック部12の各ロックピン23が各障子4の受け部材24でのロック位置(図2の実線図の位置)にそれぞれ位置していて、各障子4がロックされている(ロック状態)。そのとき、各規制アーム13の一方のアーム13bのローラ15が各障子4の縦框7bに当接していて(図3の状態)、各障子4をそれぞれ全閉している。また、窓開閉操作部11の駆動プレート17の係合ピン17aが操作プレート18の係合溝19の縦溝部19aの上端側に位置している。
その状態から、例えば換気モードにするためにハンドルボックス37のハンドル40を所定回数だけ回転操作すると、前記チェーン26が図2の左方向へ駆動されてロック部12の各スライド部材22がそれぞれスライド移動し(図2では左方向)、各ロックピン23のピン23bが各障子4の受け部材24の係止部24bからそれぞれ外れる(ロック解除)。
その際には、前記チェーン26の他端側が上昇するために、それに合わせて窓開閉操作部11の操作プレート18が上昇する。それにより、駆動プレート17の係合ピン17aが、操作プレート18の係合溝19の縦溝部19aを相対的に下降し、その係合溝19の縦溝部19aの下端に到達すると、係合溝19の横溝部19bに沿って建物外部側(図3では左側)に移動する。その移動に伴って駆動プレート17が前記搖動軸16を中心に図3の時計方向へ搖動し、それに応じて各規制アーム13が、図3の時計方向へ搖動して所定の換気回転角度の姿勢(図4の姿勢)になる。
その各規制アーム13の搖動によって、各規制アーム13の一方のアーム13bのローラ15が各障子4の縦框7bから離れ、各障子4の上部が、自重およびバランサー9の重量によって建物内部側へそれぞれ傾く。その傾いた状態の各障子4が、一方のアーム13bのローラ15によってそれぞれ受け止められる(図4の状態)。なお、その際には、駆動プレート17の係合ピン17aは操作プレート18の係合溝19の横溝部19bの建物外方側の端に位置している。
つまり、駆動プレート17の係合ピン17aが操作プレート18の係合溝19の縦溝部19a内を移動しているときには、その係合ピン17aは、係合溝19の縦溝部19aの建物外部側の側辺に当接していて、駆動プレート17(規制アーム13)の搖動が抑えられているが、係合ピン17aが係合溝19の縦溝部19aの下端の横溝部19bに到達することで、各規制アーム13が搖動可能になって各障子4が開かれる。
その換気モードでは、各障子4は自然風の風圧に応じた角度に搖動可能になっている。つまり、各障子4は、各規制アーム13の一方のアーム13bのローラ15に受け止められる図4の姿勢から前記止水部材によって受け止め可能になる閉じ姿勢になるまでの間で搖動可能になっている。なお、各障子4は、不図示の衝撃緩衝部材などによって閉じ姿勢で受け止められてもよい。
このように、換気モードでは各障子4は自然風の風圧に応じた角度に搖動するので、例えば、微風や弱風の場合(自然風の風圧が低い場合)には建物内に外気を取り入れて適正な換気ができる一方で、強風の場合(自然風の風圧が高い場合)には各障子4が閉じて、強風が建物内にそのまま吹き込んで、当該建物内に置いている書類などを吹き飛ばすことなどを抑えることができる。
また、例えば障子4が図3の全閉姿勢の状態で、排煙モードにするためにハンドルボックス37のハンドル40を所定回数だけ回転操作すると、前記換気モードと同様にチェーン26が駆動されて、各ロックピン23のピン23bが各障子4の受け部材24の係止部24bからそれぞれ外れる(ロック解除)。
そのチェーン26の駆動に応じて窓開閉操作部11の操作プレート18が上昇するが、その上昇位置は前記換気モードよりも高い位置になる。そのため、駆動プレート17の係合ピン17aは、操作プレート18の係合溝19の横溝部19bに達したのちに、係合溝19の下辺19cで押し上げられて、窓開閉操作部11の各規制アーム13が所定の排煙回転角度(例えば図5の角度)までそれぞれ回転する。その回転角度は、換気モードのときよりも大きくなっている。
その各規制アーム13の回転に伴って各規制アーム13の一方のアーム13bのローラ15が各障子4の縦框7bから離れ、各障子4の上部が建物内部側へそれぞれ傾く。その傾いた各障子4が、自然風などで閉じようとしても各規制アーム13の他方のアーム13a(図5では下側)のローラ15によってそれぞれ受け止められて(図5の状態)、閉じることが阻止される。なお、その際には、駆動プレート17の係合ピン17aは操作プレート18の係合溝19の縦溝部19aの下端に位置している。
例えば図5の排煙姿勢に開いている各障子4を閉じるために、ハンドルボックス37のハンドル40を回転(障子4を開く場合とは逆回転)操作すると、チェーン26が障子4を開くときとは逆方向へ駆動される。それによって窓開閉操作部11の操作プレート18が下降する。
すると、操作プレート18の係止ピン18aが、駆動プレート17の係止片17bを押し下げ、それに伴って駆動プレート17が図5の反時計方向に回転する。それにより、その係合ピン17aが、一旦、操作プレート18の係合溝19の横溝部19bでの建物外方側へ移動し、さらに操作プレート18の係合溝19の横溝部19bの傾斜状の上辺19dに沿って縦溝部19a側に移動して、その縦溝部19a内を上昇し、縦溝部19aの上端に当接したのちに押し下げられる。
それによって駆動プレート17が図5の反時計方向に回転し、その駆動プレート17を介して各規制アーム13が図5の反時計方向に回転する。それにより、当該各規制アーム13の一方のアーム13b(図5では上側)のローラ15が各障子4の縦框7bに当接して、各障子4をそれぞれ全閉方向(図5では反時計方向)へ押して全閉する(図3の状態)。
そのチェーン26の移動の際にはロック部12の左右のスライド部材22・22がスライド移動(図2では左方向)し、それによって、ロック部12の各ロックピン23が各障子4の受け部材24でのロック位置(図2の実線図の位置)に移動して、各障子4がロックされる(ロック状態)。
すなわち、チェーン26は、窓開閉操作部11が障子4を全閉したのちにロック部12が障子4をロックするように窓開閉操作部11とロック部12とを連結している。また、チェーン26の移動によってロック部12による障子4のロックを解除したときには、それに連動して窓開閉操作部11が障子4を開くようになっている。すなわち、障子4のロックを解除してから窓開閉操作部11が障子4を開くことになる。
このように、一本のチェーン26で、窓開閉操作部11の各規制アーム13の搖動操作と、ロック部12のロックピン23による障子4のロックおよびロック解除とを行うので、窓開閉操作部11を操作する機構とロックピン23を駆動する機構とを別々に設けなくても済む。その分だけ窓開閉装置の構成を簡単にできる。また、チェーン26は、スプロケット32で駆動できるので、例えば特許文献1のように各電動シリンダーで窓開閉操作部11やロック部12を駆動する場合よりも嵩張らずに済む。
しかも、前記チェーン26は、曲がりながら移動することができるので、例えば曲げた状態でしか設置できない場所などであってもコンパクトに設置することができる。また、窓の種類によって、その寸法や形状などが異なっていても、チェーン26の長さや折り曲げ位置などを調節することで対応することができる。
なお、窓開閉操作部11としては、前述した構成以外の構成であってもよい。ロック部12としては、前記スライド部材22の上面に受け部材24を配置するとともに、障子4の下框7cの下面にロックピン23を配置してもよく、またそれ以外の構成であってもよい。チェーン26は、プッシュプルチェーン以外であってもよい。前記説明では、本発明を2連1組の連窓に適用したが、本発明は、単窓であっても3連以上の窓であっても適用することができる。
3 窓枠
4 障子
11 窓開閉操作部
12 ロック部
26 チェーン(プッシュプルチェーン)

Claims (2)

  1. 建物の外壁に配置した窓枠(3)内に、障子(4)を前記建物の内外方向に揺動可能な状態で支持しており、
    前記障子(4)を開閉操作するための窓開閉操作部(11)と、前記障子(4)を全閉姿勢でロックするためのロック部(12)と、そのロック部(12)に一端を連結しているとともに他端を前記窓開閉操作部(11)に連結している一本のチェーン(26)とを有しており、
    前記障子(4)は、前記建物の内外方向に傾くように付勢されていて、前記ロック部(12)がロックを解除したときには自然風の風圧に応じた角度に搖動可能になっており、
    前記ロック部(12)は、前記窓枠(3)に沿って延びるガイドレール(21)と、そのガイドレール(21)に沿ってスライド移動するスライド部材(22)と、そのスライド部材(22)に配置しているロックピン(23)と、そのロックピン(23)に対応して前記障子(4)に配置している受け部材(24)とを有しており、
    前記チェーン(26)の一端側は、横長のチェーンボックス(29)内に収納していて、連結部材(27)を介して前記スライド部材(22)に連結しており、
    前記チェーン(26)にはスプロケット(32)が噛合していて、そのスプロケット(32)が回転駆動されることで前記チェーン(26)が長さ方向へ移動して、前記窓開閉操作部(11)が前記障子(4)を全閉したのちに、前記ロックピン(23)が前記受け部材(24)に当たって摺動することで、前記ロックピン(23)によって前記障子(4)を全閉姿勢でロックすることを特徴とする窓開閉装置。
  2. 前記チェーン(26)の移動によって前記ロック部(12)による前記障子(4)のロックを解除してから前記窓開閉操作部(11)が前記障子(4)を開くことを特徴とする請求項1記載の窓開閉装置
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