JP5067876B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、詳しくは、インクタンク内のインクを攪拌するための構成に関するものである。
インクジェット記録装置として代表的なインクジェットプリンタは、記録紙などの記録媒体にインクを吐出することによって画像や文字などを記録する。このような装置のうち、A0版などの大判の記録紙に対応したプリンタや業務用などの比較的大量の記録に対応したプリンタでは、比較的多いインク消費量に応じて大容量のインクタンクが必要になる。さらに多色のインクを用いてカラー記録を可能とするプリンタではその色数分のインクを収容するタンクが必要になる。このように、インク消費量の多いプリンタでは、大容量のインクタンクをキャリッジに搭載して記録ヘッドとともに移動させることが不都合となることから、インクタンクなどのインク供給源をプリンタの所定の箇所に配置するものが多い。そして、このインク供給源からチューブを介して一たんキャリッジ上のサブタンクへインクを供給し、サブタンクから記録ヘッドへインクを供給する構成が採られている。この構成におけるサブタンクは、キャリッジの移動に伴うインクの圧力変動を吸収し、記録ヘッドへのインクの供給を安定させるために用いられる。
ところで、プリンタに用いられるインクの一つとして、顔料分散系のインク(以下、顔料インクという)が知られている。この顔料インクは、着色料として顔料を用い、この顔料をインク溶媒内に分散させたものである。顔料インクは、発色が鮮やかであるという利点があるが、1ヶ月〜2ヶ月程度の長期間に亘って放置すると顔料が沈降してしまうという基本的な問題を有している。このような顔料の沈降が生じると、それに伴ってサブタンク内のインクは、タンクの上部側で薄く下部で濃くなるという顔料の濃度むらが生じる。そして、このような濃度むらが生じると、記録の初期とその後の記録とで画像の色が濃い色あるは薄い色に変化してしまうという問題が生じる。
このため、従来、顔料インクを用いる場合には、インクを撹拌してインクの顔料濃度のむらを解消することが行われている。特許文献1には、図12で示すように、インクカートリッジ内に移動可能な球体のおもり15を収容し、このおもりがキャリッジの動作に連動してカートリッジ内を移動することによってインクを攪拌することが記載されている。また、特許文献2には、図13(a)に示すように、インクカートリッジの未使用状態において、インクINとインクINとは分離した空気EAが封入されたカートリッジCが記載されている。カートリッジCに空気EAが封入されていることによって、キャリッジとともにカートリッジが移動すると、図13(b)〜(f)に示すように、空気EAの存在はカートリッジ内のインクINに運動を生じさせ、これにより、インクINの攪拌を行うことができる。すなわち、カートリッジCには、空気EAの封入によって空間が形成され、それによってカートリッジCの移動に伴ってインクINが運動する。この運動によりインクIN中には、回転流が発生しその回転流によってインクINが攪拌される。インクタンクにおけるインク収容部の構造を複雑化することなく、かつ、製造コストの増加を抑制しつつ、収容されたインクの攪拌効果を十分に得ることができるものである。
特開2003−159813号公報 特開2006−188008号公報
しかしながら、特許文献1に記載の攪拌構成のように、おもりなどの移動体を用いて攪拌を行う構成にあっては、移動体がインクカートリッジの内壁面に衝突する際に内壁面にダメージを与えるおそれがある。また、移動体を収納するためインクカートリッジの構造がより複雑になったり、移動体を始めとしてインクカートリッジの構成部品が新たに必要となって製造コストが増加したりするなどの問題がある。
特許文献2に開示される攪拌構成は、インクタンクにおけるインク収容部の構造を複雑化することなく、かつ、製造コストの増加を抑制しつつ、収容されたインクの攪拌効果を十分に得ることができるものである。しかしながら、インクタンクの未使用状態においても、インク収容部内に気体が封入されているので、外気の温度が上昇して封入された空気が膨張し、それによってサブタンク内の圧力が上昇しインクがタンク外に漏れるおそれがある。
本発明の目的は、構造の複雑化や製造コストの増加を招くことがなく、また、インク漏れなどの不都合を生ぜずに十分な攪拌効果を得ることができるインクジェット記録装置を提供することにある。
そのために本発明では、インクを貯留したインクタンクおよび該インクタンクから供給されるインクを吐出するための記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記インクタンク内に気体を入れ、また、混入した気体を前記インクタンク内から排出するための供給排出手段と、前記インクタンクを往復移動させるための移動手段と、前記供給排出手段によってインクタンクに気体を入れさせ、気体が入った前記インクタンクを前記移動手段によって移動させ、その後、前記気体が入ったインクタンクから前記供給排出手段によって気体を排出させる攪拌制御手段と、を具えたことを特徴とする。
他の形態では、インクを吐出するための記録ヘッドおよび弾性部材による弾性力によってインク貯留室を拡げることにより当該貯留されるインクを前記記録ヘッドの吐出部に対して負圧としたインクタンクを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記インクタンク内に気体を入れ、また、混入した気体を前記インクタンク内から排出するための供給排出手段と、前記インクタンクを往復移動させるための移動手段と、前記供給排出手段によってインクタンクに気体を入れさせ、気体が入った前記インクタンクを前記移動手段によって移動させ、その後、前記気体が入ったインクタンクから前記供給排出手段によって気体を排出させる攪拌制御手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、インクタンク内に気体を入れ、それによって、インクタンク内のインクに接する気体を形成することができ、この状態で、インクを往復移動させることにより、インクタンク内に混入した気体によってインクを攪拌する。その後、インクタンク内の気体を排出する。以上の攪拌制御により、攪拌に利用された気体は攪拌動作の後にインクタンクから排出されるので、この気体がインクタンク内に留まって膨張などして記録ヘッドに対する圧力関係に悪影響を及ぼすことを防止できる。
この結果、構造の複雑化や製造コストの増加を招くことがなく、また、インク漏れなどの不都合を生ぜずに十分な攪拌効果を得ることができるインクジェット記録装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の特にインク供給系を模式的に示す図である。
図1において、110はインクを吐出するための記録ヘッドを示し、記録ヘッド110はキャリッジ100に搭載されている。また、サブタンク120がキャリッジ100に取り付けられている。そして、このサブタンク120からフィルタ114を介して記録ヘッド110にインクが供給される。記録ヘッド110は、インクを吐出するためのノズル111、このノズルにサブタンクからのインクを供給するためのインク流路112を備える。
140はメインタンクを示し、インク供給チューブと接続するタンクジョイント141、インクを貯留するインク袋142、インク袋を収納するメインタンクケース145を備えて構成される。インク袋142は、タンクジョイント143およびインク供給チューブ147を介して、サブタンク120にインクを供給する。このサブタンクへのインク供給において、インク袋142は、ポンプによる加圧を行う不図示の機構によって加圧されており、この加圧によってインク供給が行われる。
130はポンプユニットを示し、エアポンプ131、加圧側バルブ132、および減圧側バルブ133を備える。ポンプユニット130は、エア供給チューブ135を介して、サブタンク120上部の空気の経路に設けられた気液分離膜125に通じている。バルブを加圧側か減圧側かに切り替えた後に、エアポンプ131を駆動させることで、サブタンク120の気液分離膜125に加圧空気または減圧空気を供給することができる。
サブタンク120は、サブタンクケース122、このケース内に設けられたサブタンクバネ121、インク供給制限弁123、気液分離膜125を備える。すなわち、サブタンクケース122は可撓性の部材で形成されており、その内部に設けられたバネ121がその伸張する方向にケース122を付勢してケース内のインク貯留室の容積を増すことにより、大気圧より低い負圧を発生する。なお、このようなバネの形態に限定されないことはもちろんであり、可撓性部材を伸張させる弾性部材であればどのような形態でもよい。このサブタンク内の負圧によって、非吐出時に記録ヘッドの吐出部であるノズル111からインクが漏れることを防止することができる。また、インク供給制限弁123は、一定量以上のインクがサブタンク内に供給されると、そのときの上記インク袋の加圧とサブタンク内の負圧との関係によって閉じてインク流入を止める。これにより、サブタンク内のインク量を常に一定に保つとともに、サブタンク内の負圧を、上記のとおり非吐出時にはインクが漏れず、また、吐出時には吐出を良好に行うことができる一定の範囲に保つことができる。さらに、気液分離膜125は、気体の通過は許容しかつ液体の通過は阻止するものであり、これにより、エアポンプユニット130によるサブタンク120に対する空気の供給および排出を行うことができる。すなわち、気液分離膜125は、ポンプが駆動されない、一定以上の圧力差がない状態では、インクおよび空気のいずれも通すことがなく、また、ポンプ駆動によって一定以上の圧力差があるときに、空気だけを通すものである。以上のとおり、エアポンプ130、気液分離膜125など、サブタンクに対する空気の供給および排出を行うための供給排出機構を構成する。
図2は、図1に示したインクジェット記録装置150の概略を示す斜視図である。図2に示すように、キャリッジ100には、上述したように、記録ヘッド110とサブタンク120が取り付けられている。キャリッジ100は、シャフト151、152によって支持されて、矢印A方向の往復移動が可能となっている。記録動作では、ローラ156によって記録用紙160をプラテン157上において矢印B方向に搬送する。これとともに、キャリッジ100を矢印A方向に往復移動し、その間に記録用紙160上に記録ヘッド110のノズル111からインクを吐出して画像などを記録する。なお、サブタンク120に対する、エアポンプユニット130およびメインタンク140に関する構成は、図2ではその図示を省略している。
上記構成のインクジェット記録装置において、以下に、本発明の第一の実施形態に係るサブタンクのインク攪拌の構成について以下に説明する。
図3は、本実施形態のインク攪拌に係る処理を示すフローチャートであり、この処理の制御は図1、2に示した記録装置のCPUを備えた制御部によって実行される。撹拌動作は、本実施形態では、記録モードを実行する前に撹拌モードを設けることによって行う。
先ず、ステップ100で、インクジェット記録装置に記録指令があるかどうかを判断し、記録指令があると、ステップ101からステップ105で攪拌動作を行う。記録指令がない場合はこれを待機する。
ステップ101では、図4に示すように、エアポンプユニット130の加圧側バルブ132を開いた状態にする。このとき、減圧側バルブ133は閉じた状態(図4において黒丸)になっている。そして、ステップ102で、エアポンプ131を駆動しエア供給チューブを介してサブタンクに空気を供給し、これにより、気液分離膜125を介してサブタンク120内に空気を一定量混入させる。この混入する空気の量は、記録ヘッドのノズルからのインク漏れを防ぐことができる、サブタンク120内の負圧(の絶対値)より小さくならないように多すぎないように調整されている。
次に、ステップ103では、図13で説明したように、キャリッジ100を揺動(所定範囲だけ往復移動)させ、サブタンク120内に混入した空気によってインクを攪拌する。この攪拌において、混入した空気は、気液分離膜125を通ってエアポンプユニット側に戻ることはない。すなわち、気液分離膜125は、上記空気の混入時に、また、以下で説明するサブタンクから空気を排出する時に、エアポンプ131によって生じる一定以上の圧力差がない限り空気を通ることを阻止するものである。従って、一度サブタンク内に入れられた空気は、後述のステップ105でエアポンプによって空気を排出する動作が行われるまではサブタンク内に留まり、上記の攪拌動作に寄与する。
さらに、ステップ104では、図5に示すように、エアポンプユニット130の加圧側バルブ132を閉じた状態(図5において黒丸)とし、一方、減圧側バルブ133を開いた状態とする。そして、ステップ105で、エアポンプ131を駆動し、気液分離膜125を介してサブタンク120内の空気を排出する。
以上の攪拌動作が終了すると、ステップ106で記録動作を行う。この記録動作では、サブタンク120内は、そのインクが充分に撹拌され、かつ、空気がほぼ排出された状態となり、安定した記録動作を行うことができる。すなわち、攪拌に利用された空気は攪拌処理の後にインクタンクから排出されるので、この空気がインクタンク内に留まって膨張などして記録ヘッドに対する圧力関係に悪影響を及ぼすことを防止できる。
(実施形態2)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る攪拌動作に係る処理を示すフローチャートである。インクタンクのインクは、一定時間が経過すると顔料インクの沈降が進行することがある。そこで、本実施形態ではインクジェット記録装置に記録指令がないときでも、攪拌モードに移行するようにしたものである。すなわち、ステップ200で、前回の攪拌動作の時から予め設定した時間が経過しているかどうかを判断し、その所定時間が経過し顔料インクの沈降が進行した状態と判断すると、ステップ201〜205攪拌動作を行う。この攪拌動作は、上述した第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。攪拌動作を終了すると、ステップ206で記録指令があるか否かを判断し、記録指令がない場合は、ステップ200へ戻り、所定時間の経過を待機する。なお、経過時間の判断基準は、インクの種類などで別々に設定しておいてもよい。例えば、沈降しやすい顔料インクはこの時間設定を短めに設定する。
(実施形態3)
図7は、本発明の第3の実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。図7に示すように、本実施形態は、ポンプとして回転式のチューブポンプを用いる。これにより、上述の実施形態のエアポンプのようにバルブの切替えをせずに済む。すなわち、回転ローラ138の回転方向を変えることによって、加圧と減圧の選択を行うことができる。図7において、回転ローラ138を時計回りの矢印C方向に回転させることにより、エア供給チューブ135を介してサブタンク120内に空気を送ることができる。逆に、回転ローラを反時計回りの矢印D方向に回転させることによって、エア供給チューブ135を介してサブタンク120内から空気を排出させることができる。
(実施形態4)
図8は、本発明の第4の実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。図8に示すように、本実施形態は、エアポンプユニット130から、メインタンクエア供給チューブ136を介してメインタンクに空気を送り、メインタンクを加圧する。
すなわち、メインタンク140の外装であるメインタンクケース145は気密構造となっている。そして、メインタンク加圧側バルブ134を開いてエアポンプ134を駆動させることにより、メインタンク140内に加圧空気が送られ、インク袋142が加圧される。これにより、上述した第1〜第3実施形態のように、別体の加圧機構を備えることなく、サブタンクへ効率よくインクを供給することができる。このように、1台のエアポンプが、サブタンクに対する空気の出し入れと、メインタンクからサブタンクへのインク供給アシスト用の加圧の2つの機能として兼用することが可能となる。
(実施形態5)
図9は、本発明の第5の実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。本実施形態は、第4の実施形態の変形例である。
すなわち、図9に示すように、エアポンプ131を駆動して、エアポンプユニット130からメインタンク140側へ加圧用空気を送るときに、減圧側バルブ133も開いた状態にする。これにより、インク袋142加圧してサブタンク120にインクを供給するのと、サブタンク120から空気を抜くのとを同時に行うことができ、結果として、サブタンク120内に効率よくより速くインクを供給することができる。
(実施形態6)
図10および図11は、本発明の第6の実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。本実施形態は、第1〜第45の実施形態と異なり、メインタンクを備えず、インクタンクはキャリッジ上に搭載されたものだけである。
図10および図11において、170はインクタンクを示し、このインクタンク170は、上記の各実施形態と同じく、タンクバネ171、インク袋172、気液分離膜175を有して構成される。本実施形態では、さらに、タンクジョイント176、エアジョイント177、およびエア流路178を備える。
上述の実施形態と同様、タンクバネ171のバネ弾性力により、インクを収納するインク袋172の中を負圧状態に保持する。タンクジョイント176は、図11に示すように、記録ヘッド110のフィルタ114に接続され、これにより、インクを供給することができる。一方、エアジョイント177は、通常は閉じた状態にあり、図11に示すように、インクタンク170が記録ヘッド110に接続されると、エア供給チューブ135と導通状態になる。これにより、エアポンプユニット130からの加圧空気を、エア流路178を介して気液分離膜175へ導き、インクタンク170内に入れることができる。また、エアポンプユニット130による減圧空気をエア流路178を介して気液分離膜175へ導き、インクタンク170から空気を抜くことができる。
インクタンク内のインクの撹拌は、上述の各実施形態で説明したのと同様に、インク袋の中に空気を導入後、キャリッジ100の往復移動によって撹拌し、その後、インク袋の中の空気を排出することによって行う。
(他の実施形態)
本発明は、上記第6の実施形態にも示したように、メインタンクとサブタンクの構成を用いない、キャリッジに搭載されるインクタンクだけを用いる記録装置にも適用することができる。その場合に、搭載されるインクタンクとしては、上記第6実施形態に示したような、バネなどでインクタンクを拡張させて負圧を発生している形態のタンクとすることもできる。例えば、大気連通孔と、記録ヘッドに対する供給口部分に吸収体と、を備えて記録ヘッドに対する一定の負圧を実現するインクタンクにも本発明を適用することができる。すなわち、このインクタンクに上記第6実施形態で説明したようなエア流路や気液分離膜を設けることにより、空気の混入による攪拌およびその後の空気の排出を行うことができる。
また、上述の各実施形態では、インクタンクに空気を入れ、このインクタンクに入れた空気によってインクを攪拌し、さらにインクタンクから空気を排出する動作について、気液分離膜が介在してこれら動作を制御するものとした。しかし、本発明の適用はこの形態に限られず、気液分離膜の代わりに、例えば弁を用い、空気の混入と排出するときに弁の開閉動作を行、これによって上記の各動作を制御するようにしてもよい。さらに、空気の代わりに所定の容器に貯留した空気以外の気体を用いてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。 図1に示すインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態によるインクタンクの攪拌処理を示すフローチャートである。 上記攪拌処理における空気混入動作説明するための模式図である。 上記攪拌処理における空気排出動作説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態によるインクタンクの攪拌処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。 本発明の第4実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。 本発明の第5実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。 本発明の第6実施形態に係るインクジェット記録装置の主にインク供給系を示す模式図である。 上記第6実施形態の攪拌処理における空気混入および排出動作説明するための模式図である。 一従来例に係るインクタンクのインク攪拌動作を説明するための模式図である。 (a)〜(f)は、他の従来例に係るインクタンクのインク攪拌動作を説明するための模式図である。
符号の説明
100 キャリッジ
110 記録ヘッド
111 吐出ノズル
112 インク流路
120 サブタンク
121 サブタンクバネ
122 サブタンクケース
123 インク供給制限弁
124 サブタンクケース
125 気液分離膜
130 エアポンプユニット
131 エアポンプ
132 加圧側バルブ
133 減圧側バルブ
134 メインタンク加圧側バルブ
135 エア供給チューブ
136 メインタンクエア供給チューブ
140 メインタンク
142 インク袋
143 タンクジョイント
145 メインタンクケース
147 インク供給チューブ
150 インクジェット記録装置
170 インクタンク
171 タンクバネ
172 インク袋
173 タンクケース
175 気液分離膜
176 タンクジョイント
177 エアジョイント
178 エア流路

Claims (6)

  1. インクを貯留したインクタンクおよび該インクタンクから供給されるインクを吐出するための記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクタンク内に気体を入れ、また、混入した気体を前記インクタンク内から排出するための供給排出手段と、
    前記インクタンクを往復移動させるための移動手段と、
    前記供給排出手段によってインクタンクに気体を入れさせ、気体が入った前記インクタンクを前記移動手段によって移動させ、その後、前記気体が入ったインクタンクから前記供給排出手段によって気体を排出させる攪拌制御手段と、
    を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを吐出するための記録ヘッドおよび弾性部材による弾性力によってインク貯留室を拡げることにより当該貯留されるインクを前記記録ヘッドの吐出部に対して負圧としたインクタンクを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクタンク内に気体を入れ、また、混入した気体を前記インクタンク内から排出するための供給排出手段と、
    前記インクタンクを往復移動させるための移動手段と、
    前記供給排出手段によってインクタンクに気体を入れさせ、気体が入った前記インクタンクを前記移動手段によって移動させ、その後、前記気体が入ったインクタンクから前記供給排出手段によって気体を排出させる攪拌制御手段と、
    を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記インクタンクは、メインタンクから供給されるインクを貯留するサブタンクであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記供給排出手段は、前記インクタンク内に通じる供給および排出の経路に、気体の通過を許容し、インクの通過を阻止する気液分離膜を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記供給排出手段は、ポンプを備え、前記ポンプによって加圧した気体によってインクタンクに気体を入れ、また、前記ポンプによって減圧した気体によってインクタンクから気体を排出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ポンプは、前記メインタンクからのインクを前記サブタンクに供給することをアシストするために兼用されることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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