JP4464059B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関し、さらに詳しくは顔料インクを用いたインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インクジェット記録方法を利用したプリンタやファクシミリ、複写機等のインクジェット記録装置が急速に市場に拡大している。
【0003】
このインクジェット記録装置は、インク滴を吐出するための記録ヘッドと記録ヘッドにインクを供給するインクタンクから構成されている。その中で、記録ヘッドとインクタンクが一体となったものはインクタンクのインクがなくなると記録ヘッドも交換する必要があるために、消耗品が高くなり、その結果、ランニングコストが高くなる。
【0004】
そこで、記録ヘッドとインクタンクを別々に構成し、インクタンクのインクがなくなってもインクタンクのみを交換するだけで済むものが主流になりつつある。この場合は、記録ヘッドとインクタンクが一体で構成されているものよりもランニングコストは下がるが、さらにより一層ランニングコストを下げようとする場合にはインクタンクの容量を大きくせざるを得ない。また、A0やB0といった大きいサイズの被記録媒体(記録紙)に記録を行う大判プリンタのように、1枚の記録に大量のインクを使用する用途にとっては、インクタンク1個あたりで印刷可能な枚数がある程度多くないとインクタンクの交換頻度が増え煩わしくなるので大容量のインクタンクである必要がある。
【0005】
インクタンクの容量が大きくなると、記録ヘッドとインクタンクを装着し、記録のためにシリアルスキャンするキャリッジが大きくなるとともに重くなる。キャリッジが重くなると高遠でキャリッジをスキャンさせることが難しくなる。それでも高速でスキャンさせようとするとトルクのある高価なモータを使わざるを得なくなり装置のコストアップを招く。
【0006】
そこで、インクタンクを、スキャンするキャリッジには搭載せずにインクジェット記録装置内の所定の場所に固定しておき、当該キャリッジには記録ヘッドのみを搭載し、記録ヘッドとインクタンクとの間はチューブ等で結んだ記録装置も実用化されている。この装置の場合は、記録ヘッドとインクタンクとをチューブ等の部材で結ぶ必要があるが、キャリッジに搭載されるのは記録ヘッドのみであるために重量も軽く高速でのスキャンが可能である。また、インクタンクの容量も必要に応じて大きくすることができるので、ランニングコストや装置の大きさ、インクタンク交換の頻度等を考慮して容量を設定すればよい。
【0007】
図7は、記録ヘッドとインクタンクをチューブで結んだ記録装置の概略構成図である。1はキャリッジ(図示せず)上に搭載された記録ヘッド、5はインクタンク、3は記録ヘッド1とインクタンク5とを結ぶ供給チューブ、4は大気連通チューブである。記録ヘッド1によって印刷が行なわれると、インクタンク5内のインクは、インクタンク5から供給チューブ3を経由して記録ヘッド1に供給される。一方、大気連通チューブ4からは供給された量だけ空気が入る構成となっている。この構成によれば、インクタンクの大きさは用途に応じて自由に設定できるので、大判プリンタやネットワークプリンタのようにインクの使用量が多いと想定される場合にはインクタンクを大きく設定すればよい。
【0008】
ところで、大判プリンタの用途の一つにポスター等の屋外で掲示されるものを記録するという要求が近年高まっている。そこで屋外で掲示するための記録物(記録紙に印刷されたもの)の条件として耐侯性が必要となるが、従来インクジェット記録装置において一般的に使われていた染料インクでは耐候性が不十分であった。特に耐光性や耐ガス性に関しては染料が経時変化し著しく退色してしまうという問題があった。最近では染料が改良され屋内等の比較的好条件では耐侯性が向上しているものの、まだまだ屋外で使用できるレベルにはほど遠いといえる。大判の場合は記録物にラミネートを施して掲示物とする場合もあるが、耐ガス性は改善されるものの、耐光性に関しては実用レベルにあるとはいえない。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−281967号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで近年、染料インクにかわり顔料インクを使用するものが実用化されている。通常、染料インクは染料を溶液中に溶解させているのに対し、顔料インクは顔料粒子を溶液中に分散させている。この顔料粒子の長期間の分散安定性は、常に高品位な出力を高い信頼性で得ることができる記録装置にとっては大変重要な要素である。顔料の分散安定性は分散に使用する樹脂や活性剤等の分散剤の種類や組成に大きく影響するが、長期間にわたって変化しないものを得ることは非常に難しい。通常は、顔料インクを長期間放置しておくと、顔料インク中の顔料濃度が一定でなくってしまう。たとえばインクタンクの上部と下部において顔料濃度が異なってしまうことになるので、その状態で使用すると均一に分散されている時と比較して濃度が異なるという結果になる。
【0011】
長期間使用されない場合には、ポンプ等により回復動作を行えばある程度分散性を改善できるが、十分であるとは言えない。またより多くのインクを回復動作によって無駄にすることはランニングコストアップを招き、さらには廃インク量が増えるため、記録装置内に廃インクを収納するための容積が増え、装置サイズが大きくなったり装置のコストアップを招く。
【0012】
そこで、本願出願人は、長期間使用しなかった場合、インクを供給するためのチューブに設けられた弁を動作させることによってインクの流れを作り、インクタンク内の濃度変化を緩和する記録装置を提案した。
【0013】
この記録装置では、インクタンク内の濃度は均一にすることは可能となったが、チューブ内や記録へッド内の濃度変化を緩和するには不十分である。記録ヘッド内の濃度の不均一は記録開始前の予備吐出のみでは解消が難しく、仮にノズルに近い部分の濃度の高いインクを吐出できたとしても濃度の低いインクが記録ヘッド内に残存しているため、記録画像の品位は低下してしまう。
【0014】
また、特許文献1では、供給チューブ内のインクの濃度の変化を低減させるためにチューブの構成を工夫したりチューブ内に突起を設けた装置が開示されている。このような装置では設計の自由度が低くなったり、通常のチューブを用いることができずに装置が複雑になりコストアップを招く。
【0015】
本発明は、上記間題点に鑑みてなされたものであって、記録ヘッド内やインクタンク内の顔料インクの濃度変化や濃度不均一性を緩和し、常に高品位な出力を得ることができるインクジェット記録装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録装置は、色材として顔料を含有する顔料インクを吐出するための記録ヘッドを被記録媒体に対して移動させながら前記記録ヘッドから顔料インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置において、前回の記録動作終了からの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された経過時間が第1の所定時間を超える場合に、前記記録ヘッドを移動させて前記記録ヘッド内の顔料インクを攪拌するための攪拌手段と、を備え、前記攪拌手段によって実行される前記記録ヘッドの移動の回数は、前記経過時間が前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間を超える場合の方が、前記経過時間が前記第2の所定時間を超えない場合よりも多いことを特徴とする。
【0018】
さらに、本発明のインクジェット記録装置は、前記顔料インクを収容するインクタンクから前記記録ヘッドに顔料インクを供給するためのチューブを更に備え、前記顔料インクを攪拌するために行われる前記記録ヘッドの移動によって、前記チューブ内の顔料インクが攪拌されることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、色材として顔料を含有する顔料インクを収容するインクタンクおよび当該インクタンクから供給される顔料インクを吐出するための記録ヘッドが搭載されたキャリッジを被記録媒体に対して移動させながら前記記録ヘッドから顔料インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前回の記録動作終了からの経過時間を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された経過時間が第1の所定時間を超える場合に、前記キャリッジを移動させて前記キャリッジに搭載されたインクタンク内の顔料インクを攪拌するための攪拌手段と、を備え、前記攪拌手段による前記キャリッジの移動の回数は、前記経過時間が前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間を超える場合の方が、前記経過時間が前記第2の所定時間を超えない場合よりも多いことを特徴とする。
【0021】
前記インクタンクは、当該インクタンク中の顔料インクを攪拌するための攪拌部材を更に備えることが好ましい。
【0022】
さらに、前記顔料インクを攪拌するための前記移動の速度は、前記画像を記録するための前記移動の速度よりも速いことが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を参照しながら、詳細に説明する。
【0028】
なお、本明細書中で「空スキャン」とは、記録ヘッドからインクを吐出させずに、記録ヘッドを走査させる動作をいう。
【0029】
また、本明細書において「前回の記録動作終了後から今回の記録動作開始までの時間(経過時間)」とは、(1)前回の記録動作に伴う記録ヘッドによるインク吐出が終了してから、次の記録動作のための記録動作開始信号を記録装置が受信するまでの時間、あるいは(2)前回の記録動作に伴う記録ヘッドによるインク吐出の終了後に実行される、記録ヘッドの吐出口面をキャップにより覆う動作(キャップクローズ動作)から、次の記録動作のために記録ヘッドの吐出口面をキャップから離間させる動作(キャップオープン動作)までの時間を指す。
【0030】
また、上記「前回の記録動作に伴う記録ヘッドによるインク吐出の終了」とは、画像形成のための画像データに基づく記録ヘッドによるインク吐出の終了を指してもよいし、あるいは、画像データに基づく記録ヘッドによるインク吐出の終了後に実行される、回復手段に対する記録ヘッドからのインク予備吐出の終了を指してもよい。
【0031】
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置(以下、プリンタともいう)の要部の概略図である。このインクジェット記録装置は、いわゆるシリアルスキャン型の記録装置であり、被記録媒体の搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)におけるインクジェット記録ヘッドの走査を伴なって画像を記録する。
【0032】
インクジェット記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドともいう)を搭載するキャリッジ2と、キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジモーター12と、プリンタの図示しない制御部から電気信号を記録ヘッドに送るためのフレキシブルケーブル13と、記録ヘッドの回復処理を行うための回復手段14と、被記録材である記録紙を積層状態で蓄える給紙トレイ15と、キャリッジの位置を光学的に読み取る光学位置センサ16などを有する。このような構成を有するインクジェット記録装置はキャリッジ2をシリアルスキャンさせ、記録ヘッドの吐出口(ノズル数)に対応した幅のプリントを行う一方、非プリント時に記録紙を所定量、間欠的に搬送する。
【0033】
さらに回復手段14を拡大した図において、21は吸引および保護用キャップであり、このキャップ22は非記録動作時に記録ヘッドの吐出口面を覆い、記録動作時には記録ヘッドの吐出口面を開放するものである。22は吐出回復時の吐出したインクを受ける吐出受け、23はフェイス面をワイピングするワイパーブレードで矢印の方向に移動しながらフェイス面をワイピングする。
【0034】
図2は、記録ヘッドとインクタンクをチューブで結んだ記録装置を説明する図である。
【0035】
インクは、メインのインクタンク201からチューブ207とジョイント208を経由して、キャリッジ2上のサブのインクタンク202に補給されてから、記録ヘッド1に供給される。メインのインクタンク201において、201Y、201M、201C、201Bは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのインクの収容部である。記録ヘッド1は、キャリッジ2と共に、シャフト10に沿って主走査方向に移動する。203は、バッファ室である。
【0036】
装置本体の定位置に備えたメインタンク201から、直接、記録ヘッド1にインクを供給するように構成してもよい。しかし、キャリッジ2に掛かる負荷を小さく抑えて、高速記録化、小型軽量化を図る上においては、本例のように、キャリッジ2に搭載するサブタンク202を小型化することが有効である。すなわち、キャリッジ2には比較的小容量のサブタンク202を搭載して、そのサブタンク202から記録ヘッド1にインクを供給すると共に、そのサブタンク202に対して、装置本体の所定位置に固定された比較的大容量のメインタンク201からインクを補給するように構成することが高速記録化、小型軽量化の上で有効である。供給ジョイント208は、キャリッジ2がホーム位置などの所定位置に移動したときに、メインタンクとサブタンクとの間のインク供給路を形成する。したがって、サブタンク202の容量や記録ヘッド1のインク消費量に応じた最適な時期に、メインタンク201からサブタンク202にインクを補給することができる。
【0037】
図3は、この実施形態における電気回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0038】
この実施形態における電気回路は、主にキャリッジ基板301、メインPCB(Printed Circuit Board)302、電源ユニット303等によって構成されている。ここで、前記電源ユニットは、メインPCB302と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、キャリッジ基板301は、キャリッジ2(図1)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コンタクトFPC304を通じて記録ヘッドとの信号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キャリッジの移動に伴ってエンコーダセンサ305から出力されるパルス信号に基づき、エンコーダスケール306とエンコーダセンサ305との位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)302を通じてメインPCB302へと出力する。
【0039】
さらに、メインPCBはこの実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセンサ)308、ASFセンサ309、カバーセンサ310、パラレルインターフェース(パラレルI/F)311、リジュームキー312、LED313、電源キー314、ブザー315等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにCRモータ316、LFモータ317、PGモータ318と接続されてこれらの駆動を制御する他、PGセンサ319、CRFFC307、電源ユニット303との接続インターフェイスを有する。
【0040】
図4は、本実施形態の記録装置のメインPCBのブロック図である。図において、401はCPUであり、制御バスを通じてROM402およびASIC(App1ication Specific Integrated Circuit)403に接続され、ROMに格納されたプログラムに従って、ASICの制御、電源キーからの入力信号404、及びリジュームキーからの入力信号405、カバー検出信号406の検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)によりブザー407を駆動する等、各種論理演算・条件判断等を行ない、記録ヘッド及びインクジェット記録装置の駆動制御を司る。また、CPU401では、後述する前回の記録動作時から今回の記録動作時までの時間をソフト的に計測する機能を有する。
【0041】
408はCRモータドライバであって、ASIC403からのCRモータ制御信号に従って、CRモータ駆動信号を生成し、CRモータ409を駆動する。410はLF/PGモータドライバであって、ASIC403からのパルスモータ制御信号(PM制御信号)に従ってLFモータ駆動信号を生成し、これによってLFモータ411を駆動すると共に、PGモータ駆動信号を生成してPGモーター412を駆動する。
【0042】
413は電源制御回路であり、ASIC403からの電源制御信号に従って発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。パラレルI/F414は、ASIC403からのパラレルI/F信号を、外部に接続されるパラレルI/Fケーブルに伝達し、またパラレルI/Fケーブルの信号をASIC403に伝達する。
【0043】
このASIC403は1チップの半導体集積回路であり、制御バスを通じてCPU401によって制御され、前述したCRモータ制御信号、PM制御信号、電源制御信号、ヘッド電源ON信号、及びモータ電源ON信号等を出力し、パラレルI/F414との信号の授受を行なう他、PEセンサ415からのPE検出信号、ASFセンサ416からのASF検出信号、PGセンサ417からのPG検出信号の状態を検知して、その状態を表すデータの制御を通じてCPU401に伝達し、入力されたデータに基づきCPU401はLED駆動信号の駆動を制御してLED418の点滅を行なう。
【0044】
以上説明した記録装置において、前回の記録動作時から今回の記録動作時までの時間(前回の記録動作における終了時から今回の記録動作における開始時までの経過時間)を計測し、計測した時間に応じて前記キャリッジを記録動作前に空スキャンさせる。この空スキャンにより供給チューブ内207やサブタンク202内のインクが振動し攪拌される。従って、供給チューブ207の中と記録ヘッドのサブタンク202の中のインク濃度の不均一を緩和することが可能となり、記録濃度の変化を防止したり記録ヘッドからインク滴を吐出する際の吐出特性を良好に保ったりすることが可能となる。
【0045】
以下、具体的な実施形態をあげてさらに詳しく説明する。
【0046】
(第1の実施形態)
図5は、第1の実施形態の動作手順を説明するものである。
【0047】
まず、S1において記録装置が記録動作開始信号を受信すると、S2において前回の記録動作の終了時からの今回の記録動作の開始時までの経過時間Tを計測する。ここで、経過時間Tは、以下のように計測する。すなわち、図4のCPU401が、不図示のメモリ部に記憶されている前回の記録動作における終了時刻(最新の終了時刻)を読み出し、その終了時刻を現在の時刻から減算することにより、前回の記録動作終了からの経過時間を取得する。続いて、S3にて、計測された時間Tが予め定められた所定時間T0を越えているか否かを判別する。所定時間T0を越えている場合は次のS4で空スキャンを実行する。本実施形態では所定時間T0を72時間、空スキャンの回数を3回とした。空スキャン終了後、続くS5で画像データに基づく記録動作を実行する。S3において経過時間Tが所定時間T0を越えていない場合は、空スキャンを実行せずして、S5において記録動作を実行する。S6では引き続いて次の記録(次の頁への記録)が行われるか否かを判別し、次の記録(次の頁への記録)がなければS7にて記録動作を終了し、次の記録(次の頁への記録)がある場合は記録動作を続行する。なお、このS7では、記録動作を終了することに加え、今回の記録動作における終了時刻を不図示のメモリ部に記憶する。また、S7における記録動作の終了とは、(1)画像データに基づく記録ヘッドによるインク吐出の終了を指すこととしても良いし、(2)画像データに基づく記録ヘッドによるインク吐出終了後に実行される、回復手段に対する記録ヘッドからのインク予備吐出の終了を指すこととしても良いし、(3)画像データに基づく記録ヘッドによるインク吐出終了後に、記録ヘッドの吐出口面をキャップにより覆う動作(キャップクローズ動作)が実行されたときを指すこととしても良い。
【0048】
また、上記図5のフローチャートでは、記録装置が記録動作開始信号を受信したときを「今回の記録動作の開始」と定義しているが、これに限定されるものではなく、例えば、記録ヘッドの吐出口面からキャップを離間させる動作(キャップオープン動作)の開始を「今回の記録動作の開始」としてもよい。
【0049】
以上のように、本実施形態では、前回の記録動作時からの経過時間が所定時間を越えた場合、つまり、インク濃度が不均一になりやすい状況になったらキャリッジの空スキャンを実行するよう構成しているため、供給チューブ内や記録ヘッド内、サブタンク(記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンク)内のインクの濃度が不均一になっている状態を記録動作前に緩和することができるので、高品位な画像を出力することができる。具体的には、前回の記録動作時からの経過時間が所定時間を越えた場合であっても、空スキャンを実行せずして記録動作を行う従来の形態では、供給チューブ内や記録ヘッド内、サブタンク(記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンク)内のインク濃度がメインタンク内のインク濃度よりも高くなることに起因して、記録動作の動作開始初期(最初のスキャンから数スキャンの間)に形成される画像の濃度が他の部分の濃度よりも高くなってしまい、濃度ムラのある画像となってしまう可能性が高い。特に記録ヘッドのサブタンクには、通常数ミリリットルのインクが保持されており、このサブタンク内でのインク濃度の不均一による濃度ムラが顕著である。一方、前回の記録動作時からの経過時間が所定時間を越えた場合に、空スキャンを実行し、その後記録動作を行う本実施形態では、空スキャンによって供給チューブ内や記録ヘッド内(サブタンク内)のインクが攪拌され、供給チューブ内や記録ヘッド内、サブタンク(記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンク)内のインク濃度とメインタンク内のインク濃度との不均一性が緩和されるため、記録動作の動作開始初期(最初のスキャンから数スキャンの間)に形成される画像の濃度が他の部分の濃度よりも高くなることが抑制され、濃度ムラを十分低減させた高品位な画像を形成できる。
【0050】
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態は、前回の記録動作終了時からの経過時間が所定時間を超えていれば空スキャンを行う構成であるが、空スキャンの回数は経過時間に関係なく一定値に設定されていた。空スキャンの回数としては、インク濃度の不均一性の緩和を重視するのであれば、空スキャン回数を多く設定することが望ましいが、この場合、記録時間が長期化してしまう。一方、記録時間の短縮化を重視するのであれば、空スキャン回数を少なく設定することが望ましいが、この場合、インク濃度の不均一性を緩和できない可能性がある。
【0051】
そこで、この第2の実施形態では、インク濃度の不均一性の緩和と記録時間の短縮化を両立させるために、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの経過時間に応じて空スキャンの回数を異ならせる構成としている。すなわち、前回の記録動作終了時からの経過時間が長ければ、その分、インク濃度の不均一性が高いと考え、スキャン回数を多くし、一方、前回の記録動作終了時からの経過時間が短かれば、その分、インク濃度の不均一性が低いと考え、スキャン回数を少なくするのである。
【0052】
図6は第2の実施形態の動作手順を説明するものである。S1からS3までは実施形態1と同じである。S3において本実施形態ではT1を168時間とし、168時間を越えている場合はS4に進み空スキャンを8回実行する。そのあとS5からS7までは実施形態1と同じなので説明は省略する。S3にてT1を越えない場合にはS8に進み、計測時間TがT2を越えているか否かを判別する。ここではT2は72時間に設定した。T2を越えている場合には続くS9で3回の空スキャンを実行し、S5に進む。また、S8にて計測時間がT2を越えないと判別されたら、空スキャンを実行せずしてS5に進み記録動作を実行する。
【0053】
本実施形態では、使用されなかった期間が長いほどチューブ内やサブタンク内の濃度の均一性が損なわれている度合が大きいと判断し、その場合には空スキャン回数を多く設定しているのでさらに信頼性の高い記録装置となる。逆の視点から捉えれば、使用されなかった期間が短い場合には、少ない空スキャン回数でも濃度不均一性を解消できると考え、前回の記録動作終了時からの経過時間が短ければ空スキャン回数を少なくしているので、無駄な空スキャンを行わずに済む、記録時間の短縮化を図ることができる。
【0054】
また、本実施形態では、T1、T2の2段階の閾値を設けたが、これに限定されるものではなく、任意の数の閾値(判定値)を設定することができる。
【0055】
以上説明したように本実施形態によれば、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの経過時間に応じて空スキャンの回数を適切に異ならせているので、空スキャンの回数を極力少なくして記録時間の短縮化を図りつつも、供給チューブ内や記録ヘッド内、サブタンク(記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンク)内のインクの濃度が不均一になっている状態を確実に緩和することができる。
【0056】
(第3の実施形態)
本実施形態は、記録ヘッドからインクを吐出させずに記録ヘッドを走査させる空スキャン動作時のスキャンスピードと、記録ヘッドからインクを吐出させながら記録ヘッドを走査させる通常スキャン動作時のスキャンスピードとを積極的に異ならせるようなスキャン動作制御を行う点を特徴事項としている。なお、それ以外の点では、上記第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0057】
上述したように空スキャンさせる理由は、供給チューブ内や記録ヘッド内、サブタンク(記録ヘッドと共にキャリッジに搭載されるサブタンク)内のインクを振動させ攪拌させることで、インク濃度の不均一性を緩和することにある。多くのインクを振動・攪拌させるだけならば、空スキャンの回数を多くする方法が有効であるが、この場合、空スキャンに要する時間が長期化してしまう。
【0058】
そこで、本実施形態では、空スキャンに要する時間を極力短縮しつつも、インク振動が大きく且つインクが攪拌しやすい空スキャン動作を提供することを目的とし、空スキャン動作のスキャンスピードを速くしている。具体的には、通常スキャン時のスキャンスピードに比べ、空スキャン時のスキャンスピードを速くしている。すなわち、通常スキャンは、インク吐出を伴うため駆動条件(駆動周波数、記録解像度等)の制約を受けるが、空スキャンは、インク吐出を伴わないので駆動条件の制約を受けずに済む。そのため、空スキャンのスキャンスピードは、装置性能の限界まで高めることもでき、通常スキャン時のスキャンスピードに比べて、速く設定することが可能なのである。
【0059】
以上の構成によれば、空スキャンスピードが速いので、インク振動をより大きくでき、それに伴ってインクがより攪拌しやすくなってインク濃度の不均一性をより緩和できる。また、空スキャンに要する時間も短縮できる。つまり、この第3の実施形態の構成を上記第1の実施形態や第2の実施形態に適用すれば、上記第1の実施形態や第2の実施形態に比べて、空スキャンに要する時間を短縮しつつ、インク濃度の不均一性をより緩和できるのである。
【0060】
なお、上記第1の実施形態および第2の実施形態では、空スキャン動作時のスキャンスピードと、通常スキャン動作時のスキャンスピードとを積極的に異ならせるようなスキャン動作制御は行っていない。従って、空スキャン動作時のスキャンスピードと通常スキャン動作時のスキャンスピードとを積極的に異ならせている本実施形態に比べ、スキャン動作制御に関わる構成が簡易なもので済む点で有利である。
【0061】
(第4の実施形態)
上記第1〜3の実施形態では、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの経過時間をソフト的に計測するにあたり、前回の記録動作における終了時刻(最新の終了時刻)を読み出し、その終了時刻を現在の時刻から減算することにより経過時間を計測している。すなわち、経過時間そのものを直接的に計測している。しかし、本発明は、経過時間そのものを直接的に計測する構成に限られるものではなく、経過時間を間接的に取得する構成であってもよい。つまり、経過時間に対応した情報を取得する構成でも適用可能なのである。
【0062】
例えば、100msec毎に「1」だけカウントアップしていくカウンタを記録装置内に設けておく。そして、前回の記録動作終了時にカウンタによるカウントアップを開始し、今回の記録動作開始時にカウンタによるカウントアップを終了することで、カウント値を取得する。このようにして取得したカウント値と、予め定められた下記1のようなテーブル(カウント値が属する範囲と空スキャン回数を対応付けたテーブル)を参照して、空スキャンの有無や回数を求めるのである。具体的には、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの時間に対応した情報(カウンタ値)を取得し、当該取得された情報(カウント値)が属する範囲に対応した空スキャン回数を取得し、その取得した回数の空スキャンを実行するのである。
【0063】
【表1】
Figure 0004464059
【0064】
以上述べたように本発明では、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの経過時間を直接的に取得しても間接的に取得してもよい。要は、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの時間に対応した情報を取得できればよく、この場合、前回の記録動作終了時から今回の記録動作開始時までの時間に対応した情報を取得し、当該取得した情報に応じて空スキャンの実行有無やその回数を決定すればよいのである。
【0065】
(その他の実施形態)
実施形態1や2をさらに発展させ、インクタンクの攪拌手段を組み合わせたりすることも可能である。インクタンクの攪拌手段としては前述した従来例のようにチューブに設けられた弁を動作させてインクの流れを発生させることや、タンクの中に羽等の攪拌機構を設けてあっても構わない。この場合、前回の記録動作からの時間間隔に応じて空スキャンと攪拌を合わせて行っても良いし、また、時間間隔の長さに応じて組み合わせて行ってもよい。
【0066】
本実施形態ではチューブ等の流路を有するインクジェット記録装置について説明したが、流路を持たないインクジェット記録装置であっても、本発明により記録ヘッド内の液室におけるインク濃度の不均一を緩和できることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、前回の記録動作時からの経過時間に基づき攪拌動作のための空スキャン回数を設定するために、攪拌動作のための空スキャンの回数を必要最小限にしつつも、記録ヘッド内やインクタンク内の顔料インクの濃度不均一性を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の概略図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置におけるインク供給系の概略図である。
【図3】図1のインクジェット記録装置における電気回路の全体構成の概略図である。
【図4】図1のインクジェット記録装置におけ概略制御ブロック図である。
【図5】第1の実施形態における記録動作を説明する図である。
【図6】第2の実施形態における記録動作を説明する図である。
【図7】記録ヘッドとインクタンクをチューブで結んだインクジェット記録装置の概略図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド
2 キャリッジ
3 供給チューブ
4 大気連通チューブ
5 インクタンク
12 キャリッジモータ
13 フレキシブルケーブル
14 回復手段
15 給紙トレイ
16 光学位置センサ
21 キャップ
22 吐出受け
23 ワイパーブレード
201 メインタンク
202 サブタンク
203 バッファ室
207 チューブ
208 ジョイント
301 キャリッジ基板
302 メインPCB
303 電源ユニット
304 コンタクトFPC
305 エンコーダセンサ
306 エンコーダスケール
308 紙端検出センサ(PEセンサ)
309 ASFセンサ
310 カバーセンサ
311 パラレルインターフェース(パラレルI/F)
312 リジュームキー
313 LED
314 電源キー
315 ブザー
316 CRモータ
317 LFモータ
318 PGモータ
319 PGセンサ

Claims (6)

  1. 色材として顔料を含有する顔料インクを吐出するための記録ヘッドを被記録媒体に対して移動させながら前記記録ヘッドから顔料インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前回の記録動作終了からの経過時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された経過時間が第1の所定時間を超える場合に、前記記録ヘッドを移動させて前記記録ヘッド内の顔料インクを攪拌するための攪拌手段と、を備え、
    前記攪拌手段によって実行される前記記録ヘッドの移動の回数は、前記経過時間が前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間を超える場合の方が、前記経過時間が前記第2の所定時間を超えない場合よりも多いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記顔料インクを収容するインクタンクから前記記録ヘッドに顔料インクを供給するためのチューブを更に備え、
    前記顔料インクを攪拌するために行われる前記記録ヘッドの移動によって、前記チューブ内の顔料インクが攪拌されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 色材として顔料を含有する顔料インクを収容するインクタンクおよび当該インクタンクから供給される顔料インクを吐出するための記録ヘッドが搭載されたキャリッジを被記録媒体に対して移動させながら前記記録ヘッドから顔料インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前回の記録動作終了からの経過時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された経過時間が第1の所定時間を超える場合に、前記キャリッジを移動させて前記キャリッジに搭載されたインクタンク内の顔料インクを攪拌するための攪拌手段と、を備え、
    前記攪拌手段による前記キャリッジの移動の回数は、前記経過時間が前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間を超える場合の方が、前記経過時間が前記第2の所定時間を超えない場合よりも多いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記インクタンクは、当該インクタンク中の顔料インクを攪拌するための攪拌部材を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクタンクよりも多量の顔料インクを収容可能なメインインクタンクから前記キャリッジに搭載された前記インクタンク顔料インクを供給するためのチューブを更に備えることを特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記顔料インクを攪拌するための前記移動の速度は、前記画像を記録するための前記移動の速度よりも速いことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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