JP2004291618A - インクジェットヘッドクリーニング装置およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットヘッドクリーニング装置およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 不必要に多くのインクを消費することなく、また、ノズルプレートを損傷することなく、インク中に含まれる異物およびノズル周辺の異物を取り除く。
【解決手段】 インクを保持する複数の圧力室内のインクが各圧力室にそれぞれ連通する各ノズルから圧力室の外方へ向けて突出する正圧状態となるように圧力室の全てに対して圧力を加えた状態で、複数のノズルが形成されたノズルプレート4に当接させた清掃部材17をノズルに沿って移動させることにより、不必要に多くのインクを消費したり、ノズルプレートに対して清掃部材を強く押し付けることによってノズルプレート4を損傷したりすることなく、インク中に含まれる異物やノズル10周辺等に残存する異物を除去し、ノズル周辺の異物が圧力室内に吸い込まれることによる吐出不良の発生を防止することができるようにした。
【選択図】 図1



Description

本発明は、インクジェットヘッドクリーニング装置およびインクジェット記録装置に関する。
従来、ノズルプレートに配列された複数のノズルから、被記録媒体に対して選択的にインク滴を吐出させることで印字を行うインクジェット記録装置がある。
インクジェット記録装置では、ノズル周辺にインクが残存し易く、このような残存インクに空気中に含まれる異物が混入して乾燥/硬化すると、以降のプリントに際して、インクの吐出方向を曲げたりノズルを詰まらせたりする原因となり、インクの吐出不良やプリント不良が発生し易くなる。
このようなインクの吐出不良やプリント不良は、インク中に含まれる異物がノズル周辺に滞留した場合にも発生し易くなる。
このため、従来より、ノズル周辺に残存するインクを除去するようにした各種インクジェット記録装置がある。
例えば、インクを吐出し、ノズル周辺に滞留する異物をインクジェットヘッドの外へ押し出した後、ノズル周辺のインクを吸引等によって回収することで、ノズル周辺の異物を除去するようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、弾性体等によって形成されたワイプ材をノズルプレートに押し当て、この状態でワイプ材をノズルプレートに対して摺動させることで、ノズルプレートに付着している異物を払拭するようにした技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平02−95862号公報 特開平05−201028号公報
しかしながら、ノズル周辺に滞留する異物をインクジェットヘッドの外へ押し出した後、ノズル周辺のインクを吸引等によって回収するようにした技術を用いて、ノズル周辺に滞留する異物を除去するためには、異物をインクジェットヘッドの外へ押し出すために大量のインクを使用しなくてはならず、印字に用いられずに廃棄されるインクが大量に発生する。
また、このような技術を用いて、ノズルを覆うような大きさの異物を除去するためには、このノズルに対して大きな圧力を加えなければならず、ノズル周辺を始めとしてインクジェットヘッドに対する負担が増大し、また、消費電力も多くかかってしまう。
さらに、このような技術では、異物を押し出すためにインクを吐出した後やノズル周辺のインクの吸引に際してインクジェットヘッド内のインクにかかる圧力が不安定となり、ノズルでのインクと外部との気液界面(インク面)が不安定となる。このために、インク面がノズルの内側に引き込まれることがあり、このインク面の引き込みに伴ってノズル周辺の小さな異物がインクジェットヘッド内に引き込まれてしまうことがある。
また、弾性体等によって形成されたワイプ材をノズルプレートに押し当て、この状態でワイプ材をノズルプレートに対して摺動させることで、ノズルプレートに付着している異物を払拭するようにした技術では、弾性体をノズルプレートに押し付けることで弾性体とノズルプレートとの間に摩擦が生じ、この摩擦によってノズルプレートが損傷してしまうことがある。一般的に、ノズルプレートの弾性体が当接される面には、インクをはじくための撥インク層が設けられているが、弾性体とノズルプレートとの間に生じる摩擦によって撥インク層が損傷すると、インクの吐出性能が低下し、印字不良の原因となる。
本発明の目的は、不必要に多くのインクを消費したりノズルプレートを損傷したりすることなく、インク中に含まれる異物やノズル周辺等に残存する異物を除去することである。
本発明は、インクを保持する複数の圧力室内のインクが、各圧力室にそれぞれ連通する各ノズルから圧力室の外方へ向けて突出する正圧状態となるように、圧力室の全てに対して圧力を加えた状態で、ノズルプレートに当接させた清掃部材をノズルに沿って移動させるようにした。
本発明によれば、ノズルプレートに対して清掃部材を強く押し付けることなく接触させる程度とし各ノズルから圧力室の外方へ向けて突出されたインクによって異物を圧力室の外へ押し出した状態でこの清掃部材をノズルに沿って移動させることで、不必要に多くのインクを消費したりノズルプレートを損傷したりすることなく、インク中に含まれる異物やノズル周辺等に残存する異物を除去することができる。
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、インクジェットヘッドクリーニング装置を備えるインクジェット記録装置への適用例を示す。
図1は、本発明の一実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置を備えるインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。本実施の形態のインクジェット記録装置1は、図示しない被記録媒体に対してインクを吐出するインクジェットヘッド2を備えている。公知の技術であるため図示および詳細な説明を省略するが、インクジェットヘッド2は、後述するインクタンク24から供給されるインクを収容する複数個の圧力室と、この圧力室と外部とをそれぞれ連通する複数のノズル4a(図10参照)が形成されたノズルプレート4とを備えており、この圧力室の体積変化によってインク滴を吐出させることで印字を行う。
本実施の形態では、水性、油性、紫外線硬化型等、各種の液体タイプのインクを使用する。本実施の形態のインクは、色材として、顔料もしくは染料等を含んでいる。
インクジェットヘッド2は、図示しないヘッド支持機構によって図1中紙面上下方向に沿って往復動自在に設けられている。このヘッド支持機構は、ノズルクリーニング動作の実行に際して、ヘッド昇降モータ2a(図4参照)によって駆動され、インクジェットヘッド2を図1中紙面上下方向に沿って往復動させる。
インクジェットヘッド2のインク供給口には、管路部材5を介して圧力調整タンク6が連通されている。圧力調整タンク6には、インクタンク24から供給されるインクが一時的に溜められる。管路部材5において圧力調整タンク6側の端部は、圧力調整タンク6の底面に接触しない程度で、インク中に位置付けられている。図1中では図示を省略するが、圧力調整タンク6には、圧力調整タンク6内のインクの気液界面の位置に応じて出力が変化する水頭差センサ31(図4参照)が設けられている。公知の技術であるため図示および説明を省略するが、水頭差センサ31は、例えば、フォトセンサやフロート式のレベルセンサ等、公知の各種センサを用いることが可能である。
圧力調整タンク6には、管路部材7aが連通されている。管路部材7aにおいて圧力調整タンク6側となる一端は、圧力調整タンク6の底面に接触しない程度でインク中に位置付けられている。
管路部材7aの他端には、遮断弁9が連通されている。遮断弁9は、後述するインクタンク24から圧力調整タンク6へのインクの供給を許容する開放位置と、インクタンク24と圧力調整タンク6との間でのインクの流動を遮断する遮断位置とのいずれか一方に選択的に位置付けられる。
遮断弁9には、管路部材7bを介してフィルタ8が連通されている。フィルタ8は、管路部材7a,7bを介して圧力調整タンク6へと流れるインク中に含まれる異物を除去する。これにより、圧力調整タンク6には、異物が除去されたインクが供給される。
フィルタ8には、管路部材7cを介してインクタンク24が連通されている。管路部材7cにおいても、インクタンク24となる一端は、インクタンク24の底面に接触しない程度でインク中に位置付けられている。
インクタンク24は、インクジェットヘッド2に供給するインクを保持し、保持するインクの残量が少なくなると新たにインクを補充することが可能な構成となっている。
例えば、図2(a)に示すように、外部からのインクの補充を可能とするインク補充容器24aをインクタンク24に連通し、開閉によってインクタンク24とインク補充容器24aとを選択的に連通するバルブ24bを設けることで、インクタンク24へのインクの補充を可能とする構成を実現することができる。図2(a)に示す構成によれば、インクタンク24が保持するインクの残量が少なくなった場合には、バルブ24bを閉じた状態でインク補充容器24aにインクを補充し、インクタンク24が保持するインクの残量に応じてバルブ24bを適宜開放することによりインクタンク24へインクを補充することができる。
また、例えば、図2(b)に示すように、インクタンク24の蓋部材24cに対してインクタンク24を螺子構造によって取り付けることで、インクタンク24へのインクの補充を可能とする構成を実現することができる。図2(b)に示す構成によれば、インクタンク24が保持するインクの残量が少なくなった場合にはインクタンク24を交換することで新たにインクを補充することができる。
インクタンク24には、管路部材10aを介して、フィルタ12が連通されている。フィルタ12は、管路部材10aを介してインクタンク24へ流入する空気中に含まれる異物を除去する。これにより、インクタンク24には、異物が除去された空気のみが供給される。なお、管路部材10aにおいてインクタンク24側となる端部は、インクタンク24におけるインクと空気との気液界面(インク面)に接触しない位置に位置付けられている。
フィルタ12には、管路部材10bを介して、送気ポンプ11が接続されている。送気ポンプ11は、管路部材10a,10bおよびフィルタ12を介してインクタンク24に空気を送り込み、インクタンク24内の圧力を高める。
管路部材10の途中には、フィルタ12が設けられている。このフィルタ12は、送気ポンプ11によってインクタンク24へ送られる空気中に含まれる異物を除去する。
本実施の形態では、インクタンク24、管路部材7c,10a,10b、フィルタ8、送気ポンプ11等によってインク供給部3が実現されている。
また、圧力調整タンク6には、管路部材13aを介して、フィルタ15が連通されている。フィルタ15は、管路部材12aを介して圧力調整タンク6へ流入する空気中に含まれる異物を除去する。これにより、圧力調整タンク6には、異物が除去された空気のみが供給される。なお、管路部材13aにおいてインクタンク24側となる端部は、インクタンク24におけるインクと空気との気液界面(インク面)に接触しない位置に位置付けられている。
フィルタ15には、管路部材13bを介して、パージ装置14が接続されている。パージ装置14は、圧力調整タンク6内に空気を送ることで、圧力調整タンク6内を加圧するパージポンプ14a(図2参照)を備えている。本実施の形態では、パージ装置14が備えるパージポンプ14aによって加圧ポンプが実現されている。パージポンプ14aの動作によって圧力調整タンク6内を加圧したり減圧したりすることが可能となる。管路部材13bにおいてパージポンプ14aよりもフィルタ15側には、バルブ14bが設けられている。このバルブは、管路部材13bを介して圧力調整タンク6内を大気に開放する開放位置と、パージポンプ14aから圧力調整タンク6までを密閉状態とする閉塞位置とのいずれか一方に選択的に位置づけられる。
なお、本実施の形態では、インクタンク24から圧力調整タンク6までの距離よりも、パージ装置14から圧力調整タンク6までの距離の方が短く設定されている。
また、インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッド2によるインク滴の吐出位置を通過するようにして、印字用紙等の被記録媒体を搬送する図示しない搬送機構を備えている。この搬送機構は、搬送モータ25(図2参照)によって駆動力が付与されることにより被記録媒体を副走査方向に沿って搬送する。なお、搬送機構および搬送モータについては公知の技術であるため説明を省略する。
加えて、インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッドクリーニング装置16を備えている。インクジェットヘッドクリーニング装置16は、弾性材料によって形成された清掃部材17を備えている。清掃部材17は、例えば、気泡を有し、かつ、柔軟性を有する発泡性のウレタンによって形成することが可能である。
清掃部材17は、支持部材18によって、ノズルプレート4に当接するように支持されている。支持部材18は、清掃部材17の先端がノズルプレート4に対して接触する程度に清掃部材17を支持している。支持部材18は、螺子部材19およびクリーニングモータ20によって、ノズル10の配列方向に沿って移動可能とされている。ここに、清掃部材17をノズル10に沿って移動させる機構が実現されている。
インクジェットヘッドクリーニング装置16は、ステージ30上に設けられている。このステージ30には、インクジェットヘッド2に対して脱離自在に嵌合されるキャップ29が設けられている。キャップ29は、パージ動作の実行時や印字動作の非実行時に、インクジェットヘッド2に対して嵌合される。パージ動作の実行に際して、キャップ29をインクジェットヘッド2に対して嵌合させることにより、インクが周囲に飛散することを防止することができる。また、印字動作の非実行時に際して、キャップ29をインクジェットヘッド2に対して嵌合させることにより、乾燥や硬化等のインクの変質やノズル10周辺に異物が付着することを防止することができる。
ステージ30は、被記録媒体の搬送方向に沿って移動可能とされている。以降、図3(a)に示すように、清掃部材17がノズルプレート4に当接せず、キャップ29もインクジェットヘッド2に対して嵌合することのないステージ30のポジションを印字ポジションとする。同様に、図3(b)に示すように、清掃部材17をノズルプレート4に対して当接可能とするステージ30のポジションをクリーニングポジションとする。また、図3(c)に示すように、キャップ29をインクジェットヘッド2に対して嵌合可能とするステージ30の位置を待機ポジションとする。ステージ30は、印字ポジション、クリーニングポジションまたは待機ポジションのいずれか一のポジションに選択的に位置付けられる。ステージ30には、図示しない駆動伝達機構を介してステージ移動モータ28(図4参照)が連結されている。これにより、ステージ30は、ステージ移動モータ28によってステージ30を駆動して図示しない被記録媒体の搬送方向に沿って移動する。すなわち、ステージ移動モータ28によって、ノズルに対向する印字位置を被記録媒体が通過するようにインクジェットヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動手段が実現されている。
上述したように、インクジェットヘッド2は、図1中紙面上下方向に沿って往復動自在に設けられているため、インクジェットヘッドクリーニング装置16をクリーニングポジションまたは待機ポジションに位置付ける際には、インクジェットヘッド2を適宜上下動させる。すなわち、ステージ30をクリーニングポジションに位置付け、清掃部材17をノズルプレート4に対して当接させる場合には、インクジェットヘッド2を上方に移動させている間にステージ30をクリーニングポジションに位置付け(図3(b)参照)、ステージ30がクリーニングポジションに位置付けられた状態でインクジェットヘッド2を下方に移動させる(図3(d)参照)。また、ステージ30を待機ポジションに位置付け、キャップ29をインクジェットヘッド2に対して嵌合させる場合には、インクジェットヘッド2を上方に移動させている間にステージ30をクリーニングポジションに位置付け(図3(c)参照)、ステージ30がクリーニングポジションに位置付けられた状態でインクジェットヘッド2を下方に移動させる(図3(e)参照)。
また、インクジェット記録装置1は、後述するクリーニング動作の実行指示等、オペレータによる各種操作を受け付ける各種操作キー26を備えている。
ここで、図4は、本発明の一実施の形態のインクジェット記録装置1が備える各部の電気的接続を概略的に示すブロック図である。インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッド2を始めとして、インクジェット記録装置1が備える各部を駆動制御する制御部21を備えている。特に図示しないが、制御部21は、インクジェット記録装置1が備える各部を駆動制御するCPUと、ROMやRAM等の各種のメモリとを接続することによって構成されるマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御部21には、インクジェットヘッド2、ヘッド昇降モータ2a、搬送モータ25、パージポンプ14a、遮断弁9、送気ポンプ11、操作キー26、クリーニングモータ20およびステージ移動モータ28が接続されている。インクジェットヘッド2、ヘッド昇降モータ2a、搬送モータ25、パージポンプ14a、遮断弁9、送気ポンプ11、操作キー26、クリーニングモータ20およびステージ移動モータ28は、制御部21によって駆動制御される。
制御部21は、例えば、後述する印字動作の実行に際して、印字データに基づく駆動信号を信号線22を介して出力し、インクジェットヘッド2におけるインク吐出動作を駆動制御したり、搬送モータ25やヘッド昇降モータ2a、クリーニングモータ20およびステージ移動モータ28等を駆動制御したりする。
また、制御部21は、インクジェット記録装置1に接続された図示しない外部接続機器との間でデータ通信を行うI/F27を備えており、このI/Fの機能によって外部接続機器から送信される印字データを受信する。
本実施の形態のインクジェット記録装置1は、インクジェット記録装置1の電源が投入されると、制御部21によって各部を駆動制御することによりイニシャル動作を行う。なお、イニシャル動作については公知の技術であるため図示および説明を省略する。
次に、インクジェット記録装置1における印字動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態のインクジェット記録装置1が備える制御部21が実行する印字動作を概略的に説明するフローチャートである。印字動作は、上述したようにイニシャル動作を終了し、待機状態にあるインクジェット記録装置1に対して、印字動作の実行が宣言された場合に開始される。ここで、印字動作の実行は、例えば、オペレーによる操作キー26の操作や、I/F27を介して受信した外部接続機器から送信された印字データを受信することによって宣言される。
印字動作の実行が宣言されるまでの待機中に(ステップS1のN)、印字動作の実行が宣言されたと判断した場合には(ステップS1のY)、遮断弁9およびバルブ14bを開放位置に位置付けるとともにステージ移動モータ30を駆動してステージ31を印字ポジションに位置付ける(ステップS2)。
そして、水頭差センサ31の出力値に基づいて圧力調整タンク6内のインク量が適正範囲内にあるか否かを判断する(ステップS3)。
水頭差センサ31の出力値に基づいて圧力調整タンク6内のインク量が適正範囲内にないと判断した場合には(ステップS3のN)、送気ポンプ11を駆動する(ステップS4)。これにより、インクタンク24内が加圧され、インクタンク24に保持されているインクが管路部材7a,7b,7c、フィルタ8を介して圧力調整タンク6に補充される。このとき、フィルタ8を通過することにより、圧力調整タンク6に補充されるインク中に含まれる異物が除去される。
次に、搬送機構に対して駆動力を与える搬送モータを駆動するとともに、印字データに基づいてインクジェットヘッド2を駆動制御することで印字処理を実行する(ステップS4)。
ステップS4で実行する印字処理については、公知の技術であるため説明を省略するが、搬送モータ25を駆動することにより搬送経路中で被記録媒体を搬送しながら、インクジェットヘッド2における電極に対して印字データに基づいて選択的に電圧を印加する。これにより、電圧が印加された電極に対応する圧力室での体積変化が生じ、この体積変化によって、搬送経路中を搬送される被記録媒体に向けてインク滴が選択的に吐出され印字が行われる。印字処理が終了すると、搬送モータ25の駆動を停止する。
ステップS4で実行される印字処理の終了を待機し(ステップS6のN)、印字処理が終了したと判断した場合には(ステップS6のY)、遮断弁9を閉塞位置に位置付けて(ステップS7)、印字動作を終了する。
ここで、図6は、上述した印字動作の実行に際して、インク滴を吐出するノズル10周辺におけるインクの挙動を示している。上述したように、印字動作は、吐出対象となるノズル10から被記録媒体に向けてインク滴を吐出させ、このインク滴を被記録媒体に着弾させることにより実現される。しかしながら、実際のインク滴の吐出に際しては、図6に示すように、被記録媒体に着弾して印字に寄与するメインのインク滴d1と、このメインのインク滴から分離した微小インク滴d2とが発生することが多くある。この微小インク滴d2がノズル10周辺に付着し、そのまま変質したり、周囲のダスト等を吸着したりして異物となると、インク滴の吐出に際しての障害となり、図7に示すように、インク滴の吐出方向を不適切な方向に曲げてしまう等、インクの吐出不良を発生させる原因となるので除去する必要がある。
また、例えば、印字動作を長期間行っていない場合等には、ノズル10における気液界面(メニスカス)近傍のインクが増粘したり、顔料等が凝集したり、あるいは、周囲のダストが混入したりして、気液界面(メニスカス)近傍のインクが吐出に不適切な状態となることがある。このような不適切な状態にあるインクでは、良好な印字を行うことができないため、やはり除去する必要がある。
本実施の形態のインクジェット記録装置1は、以下に説明するノズルクリーニング動作を実行することによりノズル10周辺の残存インクや異物、および、ノズル10内で変質したインク等を除去する。
次に、インクジェット記録装置1におけるノズルクリーニング動作について説明する。図8は、制御系が実行するノズルクリーニング動作を概略的に説明するフローチャートである。ノズルクリーニング動作は、オペレータによる操作キー26の操作によってノズルクリーニング動作の実行が宣言された場合や上述した印字動作を所定回数実行したタイミングで行われる。
ノズルクリーニング動作の実行の宣言を待機している間に(ステップS11のN)、ノズルクリーニング動作の実行が宣言されたと判断した場合には(S11のY)、遮断弁9およびバルブ14bを閉塞位置に位置付けてインクタンク24からのインクの供給を遮断するとともに、ステージ移動モータ30を駆動してステージ31をクリーニングポジションに位置付ける(ステップS12)。
そして、パージポンプ14aを駆動して圧力調整タンク6に対して圧力を加えるとともに(ステップS13)、パージポンプ14aの駆動開始からの時間のカウントを開始する(ステップS14)。
ここで、図9は、ノズルクリーニング動作の実行に際しての圧力調整タンク6における気液界面の変動について示している。図9(a)に示すように、印字動作の実行に際しては、バルブ14bが開放されているため、圧力調整タンク6における気液界面には大気圧が加えられている。これに対し、バルブ14bを閉塞した状態でパージポンプ14aを駆動することにより、図9(b)に示すように、圧力調整タンク6における気液界面に対して圧力が加えられ、気液界面の位置が下方へ移動する。そして、このような気液界面の位置を下方へ移動させる圧力は、圧力調整タンク6に保持されているインクを管路部材5を介してインクジェットヘッド2に向けて押し出すように作用する。ここに、圧力を加える機構が実現されている。これによって、各圧力室に対して圧力が加えられ、この加圧により各圧力室内のインクがノズル10から押し出される(図10(a)参照)。
すなわち、パージポンプ14aは、圧力室内のインクが各ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出した状態で保持されるような圧力を加える。本実施の形態では、図10に示すように、圧力室内のインクに対して、各ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出するような圧力が加えられた状態を正圧状態とする。この正圧状態下で圧力室内のインクに対して加えられる圧力は、印字動作に際してインクを吐出させる圧力よりも小さく、かつ、各ノズル10におけるインク面がノズルプレート4の外側面よりも外方に位置付ける程度の圧力である。
ここで、各ノズル10におけるインク面がノズルプレート4の外側面4aよりも外方に位置する状態とは、図10(a)に示すような状態を意味する。図10(a)からも判るように、正圧状態下では、圧力室に対して加えられた圧力によって押し出されたインクが、自身の表面張力によって各ノズル10から圧力室の外方へ向けてそれぞれ突出した状態となっている。すなわち、本実施の形態では、正圧状態下での各ノズル10におけるインク面Fは、ノズルプレート4の外側面4aよりも下方に位置付けられている。正圧状態下のインクに対しては鉛直方向下向きに以下に示す(1)式によって表される圧力が加えられている。
PT=H×(4/D)cosθ ...(1)
(1)式中、Hはインクが有する表面張力、Dはノズル10の直径、θはノズル10におけるインクの接触角である。
制御部21は、パージポンプ14aによって加えられる圧力が、ノズル位置Xにおいて上記の(1)式によって表される圧力PTよりも小さくなるように制御する。ここに、圧力室に対して加える圧力を制御する手段が実現されている。これにより、ノズル10からインクを滴下させることなく、ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出させた状態を保持することができる。
なお、本実施の形態では、この正圧状態に対し、図10(b)に示すように、圧力室内のインクに対して、各ノズル10におけるインク面F’がノズルプレート4の外側面4aよりも圧力室側へ凹む程度の圧力が加えられた状態を負圧状態とする。
そして、ステップS14で開始したカウントが予め設定された時間に到達するまで正圧状態のまま待機し(S15のN)、ステップS14で開始したカウントが予め設定された時間に到達すると(S15のY)、インクジェットヘッドクリーニング装置16におけるクリーニングモータ20を駆動し(ステップS16)、清掃部材17をノズルプレート4に当接させた状態でノズル10に沿って移動させる。
清掃部材17として、例えば、弾性を有するとともに多数の気泡を有している発泡ウレタンを用いることにより、この清掃部材17をノズルプレート4に対して擦り付けられるようにして移動させることで、残存インクや異物を気泡中に取り込むことができる。これによって、構造を複雑化することなく、ノズル10周辺等に残存するインクをノズルプレート4から払拭することができる。
ところで、ノズルクリーニング動作の実行に際して行われるノズル10における気液界面(メニスカス)のコントロールに関しては、送気ポンプ11を駆動することで圧力調整タンク6内を加圧することも考えられる。この場合、送気ポンプ11は、インクタンク24が保持するインクを圧力調整タンク6へ供給することで圧力調整タンク6内を加圧する。一般的に、流体における圧力損失は、気体における圧力損失よりも格段に大きい。
本実施の形態においては、ノズルクリーニング動作の実行に際し、パージ装置14が備えるパージポンプ14aを用いてノズル10における気液界面(メニスカス)をコントロールしているため、送気ポンプ11を駆動することで圧力調整タンク6内を加圧する場合と比較してより効率よく圧力調整タンク6内を加圧することができる。特に本実施の形態では、インクタンク24から圧力調整タンク6までの距離よりも、パージ装置14から圧力調整タンク6までの距離の方が短く設定されているため、より効率よく圧力調整タンク6内を加圧することができる。
ここで、ステップS14で開始したカウントが予め設定された時間に到達するまで正圧状態のまま待機することで、パージ装置14におけるモータを駆動して圧力を加えることにより各ノズル10でのインク面の変動を安定させるとともに、インク中に含まれるノズル10周辺の異物をノズル10から突出したインクに集めることができる。そして、この状態で清掃部材17を動作させることで、インク中およびノズル10周辺等に残存する異物をより効果的に除去することができる。
すなわち、本実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置16によれば、インクを保持する複数の圧力室にそれぞれ連通する複数のノズル10が形成されたノズルプレート4に当接された清掃部材17と、全ての圧力室に対して圧力を加える機構と、圧力室内のインクが各ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出する正圧状態とするように圧力を加える機構が圧力室に対して加える圧力を制御する手段と、正圧状態下で清掃部材17をノズル10に沿って移動させる機構と、を具備するため、ノズルプレート4に対して清掃部材14を強く押し付けることなく接触させる程度とし各ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出されたインクによって異物を圧力室の外へ押し出した状態でこの清掃部材14をノズル10に沿って移動させることで、不必要に多くのインクを消費したり、清掃部材17とノズルプレート4との摩擦によりノズルプレート4に設けられた撥インク層を損傷したりすることなく、インク中に含まれる異物やノズル10周辺等に残存する異物を除去することができる。
これによって、ノズル周辺の異物が圧力室内に吸い込まれることによる吐出不良の発生を防止することができる。
そして、このようなインクジェットヘッドクリーニング装置16を備える本実施の形態のインクジェット記録装置1によれば、印字に際して良好な吐出性能を発揮させることができる。
また、本実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置16によれば、圧力を加える機構は、各圧力室に連通されたパージ装置14が備える加圧ポンプとしてのパージポンプ14aであり、圧力制御手段は、パージポンプ14aが圧力室に対して加える圧力を調整するため、パージ装置14が備えるパージポンプ14aを利用することで、全ての圧力室に対して圧力を加えるために格別な機構を設けたり、装置の大型化を伴ったりすることなく上述の効果を得ることができる。
そして、このようなインクジェットヘッドクリーニング装置16を備える本実施の形態のインクジェット記録装置1によれば、全ての圧力室に対して圧力を加えるために格別な機構を設けたり、装置の大型化を伴ったりすることなく、印字に際して良好な吐出性能を発揮させることができる。
また、本実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置16によれば、清掃部材14は、吸湿性を有する材料によって形成されているため、各ノズル10から圧力室の外方へ向けて突出されたインクによって圧力室の外へ押し出された異物を効率よく回収することができる。
そして、このようなインクジェットヘッドクリーニング装置16を備える本実施の形態インクジェット記録装置1によれば、印字に際して良好な吐出性能を効果的に発揮させることができる。
また、本実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置16によれば、清掃部材17は、例えばウレタンゴム等の弾性を有する材料によって形成されているため、ノズルプレート4に対して清掃部材17を密着させるとともに、密着させることで清掃部材17とノズルプレート4との間で多少の摩擦が生じてもノズルプレート4の損傷を抑制することができる。
さらに、ウレタンゴムとして、水分を吸収することにより軟化する性質を有するウレタンゴムを用いて清掃部材とすることにより、ノズルプレート4の損傷をより確実に防止することができる。
そして、このようなインクジェットヘッドクリーニング装置16を備える本実施の形態のインクジェット記録装置1によれば、ノズルプレート4の耐久性を向上させ、印字に際して良好な吐出性能を長期に亘って発揮させることができる。
次に、本発明の別の実施の形態のインクジェット記録装置について図面を参照して以下に説明する。本実施の形態では、上述した実施の形態で説明したように、パージ装置14を用いた方法に限るものではなく、例えば、圧力調整タンク6とノズル10との鉛直方向における位置関係によって、インクジェットヘッド2を正圧状態とする。なお、上述した実施の形態と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
図11は、本発明の別の実施の形態を示すインクジェット記録装置の概略図である。本発明の別の実施の形態のインクジェット記録装置1は、図11に示すように、パージ装置14および管路部材13bを有していない。このため、圧力調整タンク6は、管路部材13aフィルタ15を介して大気に開放されている。
また、図11に示すインクジェット記録装置1は、インク保持部としての圧力調整タンク6を鉛直方向に沿って上下動可能とする変位機構としての上下動機構23を備えている。
上下動機構23の一例として、図6には、圧力調整タンク6を支持する支持台23aと、この支持台23aに嵌挿された螺子部材23bと、螺子部材23bに連結されたモータ23cから構成される上下動機構23が示されている。モータ23cとしては、例えば、ステッピングモータ等を使用することができる。本実施の形態では、支持台23aを上方向に変位させるようなモータ23cの駆動方向を正方向とし、支持台23aを下方向に変位させるようなモータ23cの駆動方向を逆方向とする。
ここで、図12は、インクジェット記録装置1が備える各部の電気的接続を概略的に示すブロック図である。本実施の形態のインクジェット記録装置1が備える制御部21には、モータ23cが接続されている。後述するクリーニング動作の実行に際して、制御部21は、モータ23cを正逆方向に切り替え自在に駆動する。
次に、図11に示すインクジェット記録装置1におけるノズルクリーニング動作について説明する。図13は、制御部が実行するノズルクリーニング処理を概略的に説明するフローチャートである。ノズルクリーニング処理は、オペレータのキー操作によってノズルクリーニング処理の実行が宣言された場合や上述した印字動作を所定回数実行したタイミングで行われる。
ノズルクリーニング動作の実行の宣言を待機している間に(ステップS21のN)、ノズルクリーニング動作の実行が宣言されたと判断した場合には(S21のY)、遮断弁9を閉塞位置に位置付けてインクタンク24からのインクの供給を遮断するとともに、ステージ移動モータ30を駆動してステージ31をクリーニングポジションに位置付ける(ステップS22)。
次に、モータ23cを正方向に駆動して(ステップS23)、圧力調整タンク6を鉛直方向に沿って上方へ変位させる。
圧力調整タンク6とインクタンク24とが遮断された状態にあるため、圧力調整タンク6を上方へ変位させることで圧力調整タンク6の気液界面Yとノズル位置Xとの高さの違が生じると、この圧力調整タンク6の気液界面Yとノズル位置Xとの高さの違いに応じて各圧力室に対して圧力が加わる。ここに、圧力を加える機構が実現されている。
ここで、圧力調整タンク6の気液界面Yとノズル位置Xとの関係と、ノズル位置Xにおけるインクに対して加えられる圧力とについて図14を参照して説明する。圧力調整タンク6は、管路部材13aおよびフィルタ15を介して待機に開放されており、また、各ノズル10も待機に開放されている。このため、圧力調整タンク6における気液界面Yとノズル位置Xとの、鉛直方向における位置(高さ)の違いを水頭差Hとし、圧力調整タンク6の気液界面Yにおいてインクに加えられる圧力をP1、ノズル位置Xにおいてインクに対して加えられる圧力をP2とした場合、圧力調整タンク6における気液界面Yとノズル位置Xとの圧力差Pは、以下に示す(2)式によって表される。
圧力差P=(インクの比重)×(水頭差H) ...(2)
本実施の形態では、(2)式によって表される圧力差Pが、(1)式によって表される圧力PTよりも小さくなるような範囲で、圧力調整タンク6を上昇させる。
なお、(2)式より、水頭差Hが0、すなわち、圧力調整タンク6における気液界面Yとノズル位置Xとが同一高さに位置する場合、圧力P1と圧力P2との圧力差Pは0となる。
これによって、図10(a)に示すように、各圧力室内のインクがノズル10から押し出され、自身の表面張力によってノズル10から圧力室の外方へ向けて突出した正圧状態を維持することが可能になる。ここに、圧力室に対して加える圧力を制御する手段が実現されている。
そして、圧力調整タンク6を上昇させた状態でインクジェットヘッドクリーニング装置16におけるクリーニングモータ20を駆動し(ステップS24)、清掃部材がノズルプレート4に当接した状態でノズル10に沿って移動させる。
これによって、ノズル10周辺等に残存するインクをノズルプレートから払拭することができる。
なお、ステップS23で圧力調整タンク6を上昇させた後、所定時間の経過を待ってインクジェットヘッドクリーニング装置16を駆動するようにしてもよい。これによって、インク面Fを安定させ、ノズル10周辺の異物をより効果的に除去することができる。
インクジェットヘッドクリーニング装置16によるノズルプレート4の払拭が終了すると、モータ23cを逆方向に駆動して、圧力調整タンク6における気液界面Yがノズル位置Xと等しくなる位置まで支持台23aを下降させる。
すなわち、本実施の形態のインクジェットヘッドクリーニング装置16によれば、圧力室に供給するインクを保持するインク保持部6と、インク保持部6をノズル位置Xに対して鉛直方向に変位可能とする変位機構23と、を具備し、圧力を加える機構は、変位機構としての上下動機構23によってインク保持部6における気液界面Yをノズル位置Xよりも高い位置に位置付けることで全ての圧力室に対して圧力を加えるため、全ての圧力室に対して圧力を加えるために格別な機構を設けたり、装置の大型化を伴ったりすることなく上述の効果を得ることができる。
そして、このようなインクジェットヘッドクリーニング装置16を備える本実施の形態のインクジェット記録装置1によれば、印字に際して良好な吐出性能を効果的に発揮させることができるインクジェット記録装置1を、格別な機構を設けたり、装置の大型化を伴ったりすることなく実現することができる。
図1は、本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 (a)はそのインクタンクにおけるインク補充機構について例示する説明図であり、(b)はそのインクタンクにおける別のインク補充機構について例示する説明図である。 印字ポジション、クリーニングポジションおよび待機ポジションについて説明する説明図である。 インクジェット記録装置が備える各部の電気的接続を概略的に示すブロック図である。 インクジェット記録装置が備える制御部が実行する印字動作を概略的に説明するフローチャートである。 印字動作の実行に際して、インク滴を吐出するノズル周辺におけるインクの挙動を示す説明図である。 インクの吐出不良状態を例示する説明図である。 インクジェット記録装置が備える制御部が実行するノズルクリーニング動作を概略的に説明するフローチャートである。 ノズルクリーニング動作の実行に際しての圧力調整タンクにおける気液界面の変動について示す説明図である。 (a)はインクジェットヘッドが正圧状態下にある場合における各ノズルにおけるインク面の状態を示す説明図であり、(b)は、インクジェットヘッドが負圧状態下にある場合における各ノズルにおけるインク面の状態を示す説明図である。 本発明の別の実施の形態を示すインクジェット記録装置の概略図である。 その電気的接続を概略的に示すブロック図である。 インクジェット記録装置が備える制御部が実行するノズルクリーニング処理を概略的に説明するフローチャートである。 インクジェット記録装置における圧力調整タンクでの気液界面とノズル位置との関係を示す説明図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 インクジェットヘッド
4 ノズルプレート
6 インク保持部
10 ノズル
14 パージ装置
14a 加圧ポンプ
16 インクジェットヘッドクリーニング装置
17 清掃部材
23 変位機構
28 移動手段

Claims (6)

  1. インクを保持する複数の圧力室にそれぞれ連通する複数のノズルが形成されたノズルプレートに当接された清掃部材と、
    全ての前記圧力室に対して圧力を加える機構と、
    前記圧力室内のインクが前記各ノズルから前記圧力室の外方へ向けて突出する正圧状態とするように前記圧力を加える機構が前記圧力室に対して加える圧力を制御する手段と、
    前記正圧状態下で前記清掃部材を前記ノズルに沿って移動させる機構と、
    を具備するインクジェットヘッドクリーニング装置。
  2. 前記圧力を加える機構は、前記各圧力室に連通されたパージ装置が備える加圧ポンプであり、
    前記圧力制御手段は、前記加圧ポンプが前記圧力室に対して加える圧力を調整する請求項1記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
  3. 前記圧力室に供給するインクを保持するインク保持部と、
    前記インク保持部を前記ノズル位置に対して鉛直方向に変位可能とする変位機構と、
    を具備し、
    前記圧力を加える機構は、前記変位機構によって前記インク保持部における気液界面を前記ノズル位置よりも高い位置に位置付けることで全ての前記圧力室に亘って圧力を加える請求項1記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
  4. 前記清掃部材は、吸湿性を有する材料によって形成されている請求項1記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
  5. 前記清掃部材は、弾性を有する材料によって形成されている請求項1記載のインクジェットヘッドクリーニング装置。
  6. インクを保持する複数の圧力室とこの圧力室にそれぞれ連通する複数のノズルが形成されたノズルプレートとを備えるインクジェットヘッドと、
    前記ノズルに対向する印字位置を被記録媒体が通過するように前記インクジェットヘッドと前記被記録媒体とを相対的に移動させる移動手段と、
    請求項1ないし5のいずれか一に記載のインクジェットヘッドクリーニング装置と、
    を具備するインクジェット記録装置。


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