JP5067271B2 - 遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置 - Google Patents

遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置 Download PDF

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この発明は、円環状のロータと、このロータに内挿されるサンシャフトと、これらロータ及びサンシャフトの間に介装されるプラネタリシャフトとを備え、これらの各部材に形成されて互いに噛合する螺子の作用を利用してロータの回転運動をサンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置に関する。
モータの回転力を利用して制御軸をその軸方向に変位させる動力装置には、モータの回転運動を制御軸の直線運動に変換する運動変換機構が搭載されている。例えば、こうした運動変換機構として、特許文献1には、モータによって回転駆動される円環状のロータにサンシャフトを内挿し、これらロータとサンシャフトとの間に複数のプラネタリシャフトを介装させるとともに、各部材にそれぞれ設けられた螺子を互いに噛合させた遊星差動式の運動変換機構が記載されている。
この遊星差動式運動変換機構は、いわゆる差動螺子を有しており、プラネタリシャフトに形成された螺子とサンシャフトに形成された螺子とのリード角が異なっている。これにより、ロータの回転運動に伴ってプラネタリシャフトがサンシャフトの外周面上を転動すると、このリード角の違いの分だけサンシャフトが軸方向に変位するようになる。
特開2007‐177912号公報
ところで、遊星差動式運動変換機構にあっては、上述したようにリード角の異なる螺子によってロータ及びサンシャフトとプラネタリシャフトとを互いに係合させているため、各部材を滑らかに運動させるためには、各部材の間にある程度のクリアランスを設けることが必要とされる。しかしながら、サンシャフトに軸方向の荷重が作用している状況下で遊星差動式運動変換機構が使用される場合には、このクリアランスの分だけロータとサンシャフトとの間でプラネタリシャフトが傾くこととなる。
具体的には、図4の右側に矢印で示されるようにサンシャフト20に図4の右側に向かって荷重Fが作用している場合には、プラネタリシャフト30の螺子31におけるサンシャフト20の螺子21と噛合する部分には図4の右側に向かう方向の荷重f1が作用する。一方で、プラネタリシャフト30の螺子31におけるロータ10の螺子11と噛合する部分にはロータ10から受ける抵抗力によって図4の左側に向かう方向の荷重f2が作用する。その結果、プラネタリシャフト30には、図4の左右にそれぞれ矢印で示されるように同プラネタリシャフト30を左周りに回転させるモーメントMが作用するようになる。
このモーメントMの作用によってプラネタリシャフト30が傾くと、ロータ10の螺子11とプラネタリシャフト30の螺子31とが当接している部分における荷重Fの作用方向側に位置する部位(図4における破線で囲んだ部位X)ではこれらの螺子同士が傾いた状態で接触し、片当たりするようになる。その結果、これらの部分において螺子の偏磨耗や欠損が発生しやすくなり、遊星差動式運動変換機構の耐久性が低下するおそれがある。
また、サンシャフト20に荷重Fが作用することにより、プラネタリシャフト30が図5(a)及び図5(b)に破線矢印で示されるように荷重Fの作用方向側にずれるように変位し、ロータ10の螺子11とプラネタリシャフト30の螺子31との噛合部分にあっては、各螺子11,31の螺子山が当接するようになる。尚、図5(a)及び図5(b)は、荷重Fの作用に起因して各螺子11,31の螺子山が当接しているときの各螺子11,31の噛合態様を示した模式図である。図5(a)及び図5(b)にあっては、説明の便宜上、各螺子11,31の螺子山を長方形に簡略化して示すとともに、それらのクリアランス等を誇張して示している。
図5(a)に示されるようにロータ10の螺子11のピッチPrとプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpとが完全に等しい場合には、各螺子11,31の全ての螺子山が当接する。一方で、図5(b)に示されるようにロータ10の螺子11のピッチPrがプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpよりも小さい場合には、プラネタリシャフト30が破線矢印で示されるように変位したときに、まず荷重Fの作用方向側の螺子山同士が当接するようになる(図5(b)における点A)。
このように荷重Fの作用方向側の螺子山のみが当接すると、この部分に荷重が集中してしまう。その結果、上述したように荷重Fの作用によってプラネタリシャフト30を傾けるモーメントMが作用したときには、この部分における螺子11,31の偏磨耗や欠損等の発生がより一層助長されてしまう。
尚、ロータ10及びプラネタリシャフト30に形成される螺子11,31のピッチを完全に等しくすることができれば、図5(a)を参照して説明したように螺子11と螺子31の螺子山を全て均等に当接させ、荷重を分散させることができるため、こうした局所的な荷重の集中を回避することができる。しかしながら、実際にはこれら螺子11のピッチPr及び螺子31のピッチPpには、製造公差によって微小なばらつきが生じるため、これらのピッチを完全に等しくすることは困難であり、こうした局所的な荷重の集中に起因して偏磨耗や欠損の発生が助長されることが避けられないものとなっている。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものでありその目的は、サンシャフトに軸方向の荷重が作用することに起因してプラネタリシャフトに形成された螺子、並びにこの螺子と噛合するロータの螺子に偏磨耗や欠損が発生することを抑制することのできる遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、円環状のロータと同ロータに内挿されるサンシャフトとの間に複数のプラネタリシャフトを介装し、同プラネタリシャフトの外周面に設けられた螺子を前記ロータの内周面に設けられた螺子と前記サンシャフトの外周面に設けられた螺子との双方に噛合させることによってこれら各部材を係合させ、前記各部材に設けられた螺子のリード角の差を利用して前記ロータの回転運動を前記サンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構を具備し、モータの駆動力によって前記ロータを前記サンシャフトの中心軸を中心に回転させることにより前記サンシャフトを軸方向に変位させる動力装置において、制御軸の軸方向の変位に伴って機関バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更する内燃機関のバルブ特性変更機構と組み合わされ、前記制御軸を軸方向に変位させる動力装置として適用され、前記プラネタリシャフトに形成された各々の螺子と前記ロータに形成された各々の螺子とを交互に噛合させることのできる範囲内で同ロータに形成された各々の螺子のピッチが、前記プラネタリシャフトに形成された各々の螺子のピッチよりも大きく設定されていることをその要旨とする。
ロータに形成される螺子のピッチをプラネタリシャフトに形成された螺子のピッチよりも大きく設定した場合には、プラネタリシャフトとロータとが互いに反対方向にずれるように変位したときにまずプラネタリシャフトに作用する荷重と反対側の部分において各螺子の螺子山が当接するようになる。このようにまずプラネタリシャフトに作用する荷重の作用方向と反対側の部分において各螺子の螺子山が当接する場合には、プラネタリシャフトの螺子とロータの螺子の噛合部分における荷重の作用方向とは反対側の部分に荷重が集中するため、荷重の作用方向側の部分に荷重が集中することを回避することができる。そのため、上記請求項1に記載の構成によれば、サンシャフトに軸方向の荷重が作用することに起因してプラネタリシャフトの螺子における前記荷重の作用方向側の部分をロータの螺子に押し付けるようなモーメントが作用するときに、この部分に荷重が集中することに起因して螺子の偏磨耗や欠損等の発生が助長されることを抑制することができる。すなわち、上記構成によれば、サンシャフトに軸方向の荷重が作用することに起因してプラネタリシャフトに形成された螺子、並びにこの螺子と噛合するロータの螺子に偏磨耗や欠損が発生することを抑制することができるようになる。
遊星差動式運動変換機構は、ロータを回転させるモータと組み合わされ、モータの回転力を利用してサンシャフトを軸方向に変位させる動力装置に適用される。
機関バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更する内燃機関のバルブ特性変更機構の制御軸には、バルブスプリングの反力によって機関バルブの最大リフト量及びリフト期間を小さくする方向に制御軸を変位させる荷重が常に作用する。すなわち、こうしたバルブ特性変更機構の制御軸を駆動する動力装置の遊星差動式運動変換機構にあっては、制御軸に連結されたサンシャフトに常に一方向の荷重が作用することとなる。その結果、こうした遊星差動式運動変換機構にあっては、この荷重の作用に起因してプラネタリシャフトを一方向に傾けるモーメントが作用し続けることとなり、プラネタリシャフトにおける螺子の偏磨耗等が進行しやすくなる。そこで、こうしたバルブ特性変更機構の制御軸を駆動する動力装置として、上記構成の動力装置を適用する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の動力装置において、前記ロータに形成された螺子のピッチと前記プラネタリシャフトに形成された螺子のピッチとの差は、これらの螺子の製造公差の和よりも大きくなるように設定されてなることをその要旨とする。
上記構成のように各螺子のピッチの製造公差の和よりも大きくなるようにこれら螺子のピッチの差を設定することにより、製造公差による各螺子のピッチのばらつきが最も不利な条件で作用した場合であっても前記ロータに形成された螺子のピッチが前記プラネタリシャフトに形成された螺子のピッチよりも大きくなるようにすることができる。すなわち、上記請求項2に記載の構成によれば、サンシャフトに軸方向の荷重が作用することに起因してプラネタリシャフトの螺子における前記荷重の作用方向側の部分をロータの螺子に押し付けるようなモーメントが作用するときにこの部分に荷重が集中することを確実に回避することができるようになる。
以下、この発明にかかる遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置を、内燃機関の吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更するバルブ特性変更機構を駆動する動力装置として具体化した一実施形態について、図1〜3を参照して説明する。
図1は本実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構100を具備する動力装置200の断面図である。図1に示されるように本実施形態の動力装置200は、内燃機関のシリンダヘッド300に取り付けられ、吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更するバルブ特性変更機構を駆動する。バルブ特性変更機構は、制御軸310を軸方向に変位させることにより同制御軸310の位置に対応して吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更するものであり、図1の右方向に制御軸310を変位させるほど吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間が小さくなる。
動力装置200にあっては、モータが回転するのに伴ってハウジング210から突出したサンシャフト20がその軸方向に変位する。図1の右側に示されるようにサンシャフト20は、その先端部が留め具320によってバルブ特性変更機構の制御軸310と連結されている。これにより、動力装置200を制御してサンシャフト20の軸方向の変位量を制御することにより、バルブ特性変更機構の制御軸310を軸方向に変位させ、吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更することができる。
動力装置200は、その内部にモータの回転運動をサンシャフト20の軸方向の直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構100を有している。図1に示されるように遊星差動式運動変換機構100は、円筒状のロータ10にサンシャフト20を内挿するとともに、サンシャフト20とロータ10との間に複数のプラネタリシャフト30を介装させることにより構成されている。尚、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、サンシャフト20を取り囲むように9本のプラネタリシャフト30を等角度間隔で配設している。
以下、この遊星差動式運動変換機構100の構成を詳しく説明する。尚、以下の説明では図1における右側、すなわちサンシャフト20が突出している方向を遊星差動式運動変換機構100のフロント側、図1における左側を遊星差動式運動変換機構100のリア側として説明を行う。
図1に示されるようにロータ10の外側には、外周面上に永久磁石が取り付けられたカバー15が固定されている。カバー15は、図1に示されるようにベアリング220を介して動力装置200のハウジング210に回動可能に固定されている。尚、ハウジング210の内周面におけるカバー15に固定された永久磁石と対向可能な位置には、ステータ230が取り付けられており、このステータ230を励磁することによりカバー15とともにロータ10が回転するようになっている。すなわち、このステータ230とカバー15に固定された永久磁石とによりロータ10を回転させるモータが構成されている。
また、ロータ10の内周面には、その中央部分にフロント側からリア側に向かって左回りに進行する5条の左螺子からなる螺子11が形成されている。そして、ロータ10の内周面にはこの螺子11を挟むようにフロント側リングギア12aとリア側リングギア12bとが固定されている。
このロータ10に内挿されたサンシャフト20の外周面には、ロータ10に形成された螺子11と対向する位置にフロント側からリア側に向かって右回りに進行する4条の右螺子からなる螺子21が形成されている。また、サンシャフト20の外周面にはこの螺子21を挟むようにフロント側サンギア22aとリア側サンギア22bとが形成されている。
尚、図1の右側に示されるようにサンシャフト20の外周面の一部にはストレートスプライン23が形成されている。このストレートスプライン23は、ハウジング210の開口部分に形成されているストレートスプライン215に噛み合わされる。これにより、これらストレートスプライン23,215の噛み合いの作用によってサンシャフト20は、ハウジング210に対して軸方向には移動可能であるが、回転は規制された状態になっている。
ロータ10とサンシャフト20との間に介装された各プラネタリシャフト30の外周面には、図1に示されるようにロータ10の内周面に形成された螺子11とサンシャフト20の外周面に形成された螺子21との双方に噛合する螺子31が形成されている。この螺子31はフロント側からリア側に向かって左回りに進行する1条の左螺子である。
また、図1に示されるように各プラネタリシャフト30には、この螺子31を挟むように、そのフロント側の端部にフロント側プラネタリギア32aが、リア側の端部にリア側プラネタリギア32bがそれぞれ形成されている。そして、フロント側プラネタリギア32aがロータ10に形成されたフロント側リングギア12aとサンシャフト20に形成されたフロント側サンギア22aとの双方に噛合しており、リア側プラネタリギア32bがロータ10に形成されたリア側リングギア12bとサンシャフト20に形成されたリア側サンギア22bとの双方に噛合している。
尚、図1に示されるようにプラネタリシャフト30は、螺子31及びフロント側プラネタリギア32aが一体に形成されたシャフト本体35と、同シャフト本体35と別体に形成されたリア側プラネタリギア32bとによって構成されている。リア側プラネタリギア32bには、その中心軸に沿って延びる軸受孔34が形成されている一方、シャフト本体35には、螺子31側の先端部にこの軸受孔34に挿入される軸部33が設けられている。そして、シャフト本体35に形成された軸部33をリア側プラネタリギア32bの軸受孔34に挿入することによってリア側プラネタリギア32bとシャフト本体35とが連結されている。このようにしてリア側プラネタリギア32bとシャフト本体35とが連結されていることにより、リア側プラネタリギア32bは、シャフト本体35から脱着可能であり、且つシャフト本体35に対して回動可能となっている。
プラネタリシャフト30の両端部にプラネタリギア32a,32bが設けられていると、サンシャフト20、プラネタリシャフト30、ロータ10を一体に組み付ける際に各部材の螺子及びギアが干渉してその組み付けが困難になる。これに対して本実施形態の遊星差動式運動変換機構100のようにリア側プラネタリギア32bをシャフト本体35から脱着可能としていれば、リア側プラネタリギア32bを取り外した状態にてサンシャフト20の周囲にシャフト本体35を配設し、この状態でロータ10をサンシャフト20及びシャフト本体35に被せてその螺子11をシャフト本体35の螺子31に螺合させることができる。そして、こうしてロータ10、シャフト本体35、サンシャフト20の螺子をそれぞれ螺合させた後にリア側プラネタリギア32bを組み付けることにより、各部材を容易に組み付けることができるようになる。
また、各プラネタリギア32a,32b及びこれらにそれぞれ噛合するギアの製造公差等によってフロント側プラネタリギア32aとリア側プラネタリギア32bとの回転位相には僅かな差が生じることがある。これに対して、上記のようにシャフト本体35とリア側プラネタリギア32bの連結部分における相対回動が許容されていれば、こうした回転位相の差に起因してプラネタリシャフト30にねじれが生じることも抑制することができる。
上記のように本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、ロータ10、サンシャフト20及びプラネタリシャフト30のそれぞれが各部材に形成された螺子及びギアを介して互いに係合している。
ここで、ロータ10の螺子11とプラネタリシャフト30の螺子31とは、そのピッチ円径の比と螺子条数の比とがどちらも「5:1」に設定されている。そのため、ロータ10の螺子11とプラネタリシャフト30の螺子31とは、そのリード角がともに等しくなっている。これにより、プラネタリシャフト30がロータ10の内周面に沿って転動した場合にはロータ10とプラネタリシャフト30との間では軸方向の相対的な変位は生じない。
一方、プラネタリシャフト30の螺子31とサンシャフト20の螺子21とは、ピッチ円径の比と螺子条数の比とが異なっている。具体的にはピッチ円径の比が「1:3」に設定されているのに対して、上述したようにプラネタリシャフト30の螺子31の螺子条数が1条であり、サンシャフト20の螺子21の螺子条数は4条であるため、螺子条数の比は「1:4」に設定されている。そのため、サンシャフト20の螺子21とプラネタリシャフト30の螺子31とは、そのリード角が異なっている。これにより、プラネタリシャフト30が、サンシャフト20の外周面に沿って転動した場合にはこのリード角の差の分だけサンシャフト20とプラネタリシャフト30とが軸方向にずれて、その相対的な位置が変化するようになる。
上記のように遊星差動式運動変換機構100にあっては、このような螺子に加えて、ギアを介してロータ10、サンシャフト20及びプラネタリシャフト30が互いに噛合されている。そのため、モータの駆動力によってロータ10をサンシャフト20に対して相対回動させることにより、ロータ10の回転力が各ギアを介してプラネタリシャフト30に伝達され、プラネタリシャフト30がサンシャフト20の外周面上で転動するようになる。そして、プラネタリシャフト30がサンシャフト20の外周面上で転動すると、上述したリード角の違いの分だけサンシャフト20が軸方向に変位するようになる。すなわち遊星差動式運動変換機構100を通じてモータから入力される回転運動をサンシャフト20の直線運動に変換して出力することができる。
バルブ特性変更機構の制御軸310には、バルブスプリングの反力によって吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を小さくする方向に同制御軸310を変位させる荷重が常に作用する。そのため、遊星差動式運動変換機構100のサンシャフト20には、図1に矢印で示されるようにフロント側に向かう荷重Fが常に作用することになる。
ところで、遊星差動式運動変換機構100にあっては、上述したようにリード角の異なる螺子と、螺子を挟むように配設される一対のギアとによってロータ10及びサンシャフト20とプラネタリシャフト30とを係合させているため、各部材を滑らかに運動させるためには、各部材の間にある程度のクリアランスを設けることが必要とされる。その結果、図1に矢印で示されるようにサンシャフト20にフロント側に向かう荷重Fが作用している状況下で遊星差動式運動変換機構100が使用される場合には、上記のように各部材の間に所定のクリアランスが存在することに起因してこのクリアランスの分だけロータ10とサンシャフト20との間でプラネタリシャフト30が傾くこととなる。具体的には、プラネタリシャフト30のフロント側の部分がロータ10の内周面に接近するとともに、リア側の部分がサンシャフト20の外周面に接近するように同プラネタリシャフト30が傾くこととなる。
これにより、プラネタリシャフト30の螺子31における螺子11と噛合する部分におけるフロント側の部分、すなわち図1において破線で囲んだ部分Xにおいて螺子31が片当たりするようになり、螺子31並びにこれと噛合する螺子11に偏磨耗や欠損等が生じやすくなる。
また、ロータ10及びプラネタリシャフト30に形成された各螺子11,31のピッチには、製造公差によって僅かなばらつきが生じる。そのため、ロータ10の螺子11のピッチPrとプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpを等しく設計したとしても、この製造公差に起因する各ピッチPr,Ppのばらつきによってロータ10の螺子11のピッチPrよりもプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpが僅かに小さくなることがある。このように螺子11のピッチPrが螺子31のピッチPpよりも小さくなっている場合には、サンシャフト20に荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30がロータ10に対して荷重Fの作用方向にずれるように変位するときに、まずフロント側の部分において螺子31の螺子山が螺子11の螺子山に当接するようになる。このように螺子31及び螺子11における荷重Fの作用方向側の螺子山のみが当接すると、この部分に荷重が集中してしまうため、この部分における螺子11,31の偏磨耗や欠損等の発生が更に助長されてしまうこととなる。
そこで、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、通常、等しく設定される螺子11のピッチPrと螺子31のピッチPpとの値を異ならせ、敢えて螺子11のピッチPrを螺子31のピッチPpよりも大きくしている。
以下、ロータ10の螺子11及びサンシャフト20の螺子21と、プラネタリシャフト30の螺子31との噛合部分を拡大して示す図2と、螺子11と螺子31との噛合態様を模式的に示した図3とを参照して、このように螺子11のピッチPrを螺子31のピッチPpよりも大きく設定した場合の作用を説明する。尚、図3にあっては、説明の便宜上、各螺子11,31の螺子山の数を減らし、長方形に簡略化して示すとともに、これらのクリアランス等を誇張して示している。
図2に示されるようにプラネタリシャフト30の螺子31は、ロータ10の螺子11及びサンシャフト20の螺子21の双方に噛合している。ここで、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、ロータ10の螺子11のピッチPrをプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpよりもごく僅かに大きく設定している。より詳細には、図2に示されるように螺子11と螺子31とを互いに噛合させることのできる範囲内において螺子11の製造公差と螺子31の製造公差との和よりも螺子11のピッチPrと螺子31のピッチPpの差が大きくなるように螺子31のピッチを設定している。これにより、具体的には例えば、数ミリメートルの単位で各螺子11,31のピッチPr,Ppが設定されるときに、螺子31のピッチPrは螺子11のピッチPpよりも数マイクロメートルだけ大きく設定される。
このように螺子11のピッチPrを螺子31のピッチPpよりも大きく設定すれば、サンシャフト20に荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30が図3に破線矢印で示されるように荷重Fの作用方向に変位したときに、まず、螺子31における荷重Fの作用方向とは反対側のリア側の螺子山が、螺子11の螺子山と当接するようになる(図3における点B)。
このようにまずリア側の部分において各螺子11,31の螺子山が当接する場合には、プラネタリシャフト30の螺子31とロータ10の螺子11の噛合部分におけるリア側の部分に荷重が集中するため、荷重Fの作用方向側のフロント側部分に荷重が集中することを回避することができる。
また、このように螺子11と螺子31とがリア側の点Bで当接した場合には、図2に示されるように荷重Fの作用に起因してモーメントMが作用する際に、プラネタリシャフト30にはリア側の点Bを支点にしてフロント側の部分をロータ10の内周面に押しつけるようにモーメントMが作用するようになる。その結果、プラネタリシャフト30の螺子31は、螺子31の全長に亘ってロータ10側に押し付けられるようになり、プラネタリシャフト30が傾くことによる螺子31の片当たりについても抑制することができるようになる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)ロータ10に形成される螺子11のピッチPrをプラネタリシャフト30に形成された螺子31のピッチPpよりも大きく設定した場合には、フロント側に向かう荷重Fの作用に起因してプラネタリシャフト30がフロント側にずれるように変位したときにまず各螺子11,31の螺子山がリア側の部分において当接するようになる。このようにまずプラネタリシャフト30に作用する荷重Fの作用方向と反対側のリア側の部分において各螺子11,31の螺子山が当接する場合には、プラネタリシャフト30の螺子31とロータ10の螺子11の噛合部分におけるリア側の部分に荷重が集中するため、荷重Fの作用方向側のフロント側の部分に荷重が集中することを回避することができる。そのため、サンシャフト20に軸方向の荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30の螺子31における前記荷重Fの作用方向側の部分をロータ10の螺子11に押し付けるようなモーメントMが作用するときに、この部分に荷重が集中することに起因して螺子11,31の偏磨耗や欠損等の発生が助長されることを抑制することができる。すなわち、上記実施形態の構成によれば、サンシャフト20に軸方向の荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30に形成された螺子31、並びにこの螺子31と噛合するロータ10の螺子11に偏磨耗や欠損が発生することを抑制することができるようになる。
(2)各螺子11,31のピッチPr,Ppの製造公差の和よりも大きくなるようにこれら螺子11のピッチPrと螺子31のピッチPpとの差を設定している。そのため、製造公差による各螺子11,31のピッチPr,Ppのばらつきが最も不利な条件で作用した場合であってもロータ10に形成された螺子11のピッチPrがプラネタリシャフト30に形成された螺子31のピッチPpよりも大きくなるようにすることができる。すなわち、サンシャフト20に軸方向の荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30の螺子31における荷重Fの作用方向側の部分をロータ10の螺子11に押し付けるようなモーメントMが作用するときにこの部分に荷重が集中することを確実に回避することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・ロータ10の螺子11のピッチPrとプラネタリシャフト30の螺子31のピッチPpとの差を各螺子11,31の製造公差の和よりも大きくする構成を示したが、少なくとも螺子11のピッチPrが螺子31のピッチPpよりも大きく設定されていれば、その差が必ずしも製造公差の和よりも大きなっていなくてもよい。すなわち、少なくとも螺子11のピッチPrの設計値を螺子31のピッチPpの設計値よりも大きく設定すれば、製造公差によって実際のピッチに若干のばらつきがあった場合であっても、ピッチPrの設計値がピッチPpの設計値と等しい大きさに設定されている場合と比較して実際のピッチPrがピッチPpよりも小さくなりにくくなる。すなわち、螺子11のピッチPrと螺子31のピッチPpとを等しく設定する場合と比較して、サンシャフト20に軸方向の荷重Fが作用することに起因してプラネタリシャフト30に形成された螺子31、並びにこの螺子31と噛合するロータ10の螺子11に偏磨耗や欠損が発生することを抑制することができるようになる。
・上記実施形態では、ロータ10の内周面に形成される螺子11を左螺子、サンシャフト20の外周面に形成される螺子21を右螺子、プラネタリシャフト30の外周面に形成される螺子31を左螺子にした構成を示したが、これらの螺子は互いに噛合する螺子の関係が同じであれば、その向きが反対であってもよい。すなわち、ロータ10の内周面に5条の右螺子を形成し、サンシャフト20の外周面に4条の左螺子を形成し、プラネタリシャフト30の外周面に1条の右螺子を形成することもできる。こうした構成を採用した場合であっても、ロータ10を回転させることによりサンシャフト20を軸方向に変位させることができる。
・また、上記実施形態において示したロータ10、サンシャフト20、プラネタリシャフト30にそれぞれ形成される螺子の条数は、各螺子のリード角との差を利用してロータ10の回転運動をサンシャフト20の直線運動に変換することのできる螺子条数の設定態様のほんの一例である。すなわち、本願発明はここで示した螺子条数で形成された各螺子を有する遊星差動式運動変換機構100に限定して適用されるものではない。
・遊星差動式運動変換機構100のロータ10に永久磁石が取り付けられたカバー15を固定し、ロータ10自体をモータのロータとして構成する動力装置200を例示したが、本願発明にかかる遊星差動式運動変換機構100は、こうした構成の動力装置200に限定して適用されるものではない。例えば、電動モータの駆動力をギアやベルト、チェーン等を介してロータ10に伝達する動力装置であっても本願発明の遊星差動式運動変換機構100を適用することができる。
・吸気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更するバルブ特性変更機構を駆動する動力装置として、本願発明にかかる遊星差動式運動変換機構100を具備する動力装置200を適用する構成を例示した。これに対して本願発明の遊星差動式運動変換機構100を具備する動力装置200を排気バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更するバルブ特性変更機構の動力装置として適用することもできる。
・尚、本願発明は、上記のようなバルブ特性変更機構の動力装置に搭載される遊星差動式運動変換機構100に限らず、制御軸から荷重を受ける動力装置に搭載される遊星差動式運動変換機構全般に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる動力装置の断面図。 同実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構におけるロータの螺子及びサンシャフトの螺子と、プラネタリシャフトの螺子との噛合部分の拡大図。 同実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構におけるロータの螺子とプラネタリシャフトの螺子との噛合態様を模式的に示した説明図。 サンシャフトに軸方向の荷重が作用することに起因してプラネタリシャフトが傾くことを説明する模式図。 (a)はロータの螺子のピッチとプラネタリシャフトの螺子のピッチとが等しい場合の各螺子の噛合態様を模式的に示した説明図、(b)はロータの螺子のピッチがプラネタリシャフトの螺子のピッチよりも小さい場合の各螺子の噛合態様を模式的に示した説明図。
符号の説明
10…ロータ、11…螺子、12a…フロント側リングギア、12b…リア側リングギア、15…カバー、20…サンシャフト、21…螺子、22a…フロント側サンギア、22b…リア側サンギア、23…ストレートスプライン、30…プラネタリシャフト、31…螺子、32a…フロント側プラネタリギア、32b…リア側プラネタリギア、33…軸部、34…軸受孔、35…シャフト本体、100…遊星差動式運動変換機構、200…動力装置、210…ハウジング、215…ストレートスプライン、220…ベアリング、230…ステータ、300…シリンダヘッド、310…制御軸、320…留め具。

Claims (2)

  1. 円環状のロータと同ロータに内挿されるサンシャフトとの間に複数のプラネタリシャフトを介装し、同プラネタリシャフトの外周面に設けられた螺子を前記ロータの内周面に設けられた螺子と前記サンシャフトの外周面に設けられた螺子との双方に噛合させることによってこれら各部材を係合させ、前記各部材に設けられた螺子のリード角の差を利用して前記ロータの回転運動を前記サンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構を具備し、モータの駆動力によって前記ロータを前記サンシャフトの中心軸を中心に回転させることにより前記サンシャフトを軸方向に変位させる動力装置において、
    制御軸の軸方向の変位に伴って機関バルブの最大リフト量及びリフト期間を変更する内燃機関のバルブ特性変更機構と組み合わされ、前記制御軸を軸方向に変位させる動力装置として適用され、
    前記プラネタリシャフトに形成された各々の螺子と前記ロータに形成された各々の螺子とを交互に噛合させることのできる範囲内で同ロータに形成された各々の螺子のピッチが、前記プラネタリシャフトに形成された各々の螺子のピッチよりも大きく設定されている
    ことを特徴とする動力装置
  2. 請求項1に記載の動力装置において、
    前記ロータに形成された螺子のピッチと前記プラネタリシャフトに形成された螺子のピッチとの差は、これらの螺子の製造公差の和よりも大きくなるように設定されてなる
    ことを特徴とする動力装置
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