JP4938726B2 - 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ - Google Patents

遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP4938726B2
JP4938726B2 JP2008132259A JP2008132259A JP4938726B2 JP 4938726 B2 JP4938726 B2 JP 4938726B2 JP 2008132259 A JP2008132259 A JP 2008132259A JP 2008132259 A JP2008132259 A JP 2008132259A JP 4938726 B2 JP4938726 B2 JP 4938726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary
shaft
linear motion
screwless
shafts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008132259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009281442A (ja
Inventor
潤 山田
道彦 増田
喜代治 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP2008132259A priority Critical patent/JP4938726B2/ja
Publication of JP2009281442A publication Critical patent/JP2009281442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4938726B2 publication Critical patent/JP4938726B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、太陽ネジと太陽歯車とを設けた太陽軸、遊星ネジと遊星歯車とを設けて太陽軸の周上に配列された複数の遊星軸、及びナットと円環内歯車とを設けて遊星軸の配列外側に配置された円環軸を備えた遊星差動ネジ型回転直動変換機構、及びこの遊星差動ネジ型回転直動変換機構を備えたアクチュエータに関する。
コントロールシャフトのスライドによって、バルブ特性の一つであるバルブ作用角を変更する内燃機関の可変動弁機構が知られている(例えば特許文献1〜4参照)。この可変動弁機構を駆動するアクチュエータとしては、電動モータなどの回転駆動源を用いる場合には、回転力をコントロールシャフトをスライドさせるための直動に変換させる必要がある。このために特許文献1〜4では、遊星差動ネジ型回転直動(直線運動)変換機構を備えた回転直動式アクチュエータ(電動アクチュエータとも言う)を用いている。
特開2007−127044号公報(第22−26頁、図17−22) 特開2007−198320号公報(第4−6頁、図2−3) 特開2007−127189号公報(第29−33頁、図16−21) 特開2007−127188号公報(第16−26頁、図17−28)
上記特許文献の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、いずれも複数本の遊星軸(プラネタリシャフトとも言う)を、太陽軸(サンシャフト、制御軸とも言う)と円環軸(リングシャフト、内歯歯車とも言う)との間に円環状に配列した状態で配置している。具体的には9本を位相間隔を均等にして配置している。
このように9本を円環状に配置するのは、円環軸を電動モータにて回転させて、太陽軸を軸方向に直動させた場合に、その太陽軸の先端が軸方向とは直交する方向に振れることを抑制して安定した軸方向駆動を生じさせるためである。
遊星軸はネジとギヤとが形成されており、構造的に複雑であるため加工工数が多くなり製造コスト的に多数本用いるのは不利である。このため本数を低減することが考えられる。しかし単純に遊星軸の本数を低減したのでは太陽軸の保持安定性が悪化して、駆動時に太陽軸における直交方向の振れ量(以下、「ブレ量」と称する)が大きくなる。この大きいブレ量によりアクチュエータの制御精度が低下するおそれがある。又、大きいブレ量により駆動時の摩擦が増加して遊星差動ネジ型回転直動変換機構の変換効率が低下し、駆動時の消費エネルギーが増加するおそれもある。
このため車両などに搭載された内燃機関の可変動弁機構を駆動するためのアクチュエータに、遊星ネジの本数を低減した遊星差動ネジ型回転直動変換機構を適用した場合には内燃機関の制御精度が低下したり、駆動エネルギーが増加したりして、内燃機関の燃費が悪化することも考えられる。
本発明は、遊星軸の本数を低減させても太陽軸のブレ量の増加を抑制できる遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータの提供を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構は、太陽ネジと太陽歯車とを設けた太陽軸、遊星ネジと遊星歯車とを設けて前記太陽軸の周上に配列された複数の遊星軸、及びナットと円環内歯車とを設けて前記遊星軸の配列外側に配置された円環軸を備え、ネジ間の差動により円環軸と太陽軸との間で回転直動間の変換を行う遊星差動ネジ型回転直動変換機構であって、前記遊星軸の配列内に遊星ネジが形成されていない遊星歯車のみの無ネジ遊星軸を配置したことを特徴とする。
本遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、遊星軸の配列内に遊星ネジが形成されていない遊星歯車のみの無ネジ遊星軸を配置した構成としている。このように無ネジ遊星軸は遊星歯車のみの形成であることから、遊星ネジが形成されている遊星軸に比較して製造が極めて容易で製造コストが低い。しかも遊星歯車としては機能していることから、遊星軸と共に太陽軸のブレ量を抑制することができる。
このように無ネジ遊星軸は太陽軸の保持安定性については遊星軸と同様に機能できるので、製造コストの高い遊星軸の本数を低減させても、十分に太陽軸のブレ量増加を抑制することができる遊星差動ネジ型回転直動変換機構を実現できる。
請求項2に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項1において、前記太陽軸は前記太陽ネジの軸方向両側に前記太陽歯車を配置し、前記遊星軸は前記遊星ネジの軸方向両側に前記遊星歯車を配置し、前記円環軸は前記ナットの軸方向両側に前記円環内歯車を配置した形状であり、前記無ネジ遊星軸は前記遊星軸における遊星歯車と同形状の遊星歯車のみからなり、この遊星歯車が前記遊星軸による2つの遊星歯車配列内に配置されていることを特徴とする。
このように無ネジ遊星軸としては、遊星軸における遊星歯車と同形状の遊星歯車のみからなるものとしても良い。このことにより前述したごとく製造コストの高い遊星軸の本数を低減させても十分に太陽軸のブレ量増加を抑制することができる遊星差動ネジ型回転直動変換機構を実現できる。
しかも遊星軸の遊星歯車を製造する工程を利用できるので、製造工程が簡素化できて製造コストの低減を促進できる。
請求項3に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項2において、前記2つの遊星歯車配列内における前記無ネジ遊星軸同士がシャフトにて連結されていることを特徴とする。
このように無ネジ遊星軸としては、軸方向の2つの無ネジ遊星軸同士をシャフトにて連結した構成としても良い。例えば遊星軸から遊星ネジを除いた構成とすることによって、2つの無ネジ遊星軸がシャフトのみにて接続された構成とすることができる。このことによっても無ネジ遊星軸は、前述したごとく、製造コストの高い遊星軸の本数を低減させても十分に太陽軸のブレ量増加を抑制することができる遊星差動ネジ型回転直動変換機構を実現できる。
しかも遊星軸の製造工程を利用できるので、製造工程が簡素化できて製造コストの低減を促進できる。
更に、軸方向の2つの無ネジ遊星軸同士がシャフトにて連結されていることから、駆動がより安定したものとなり、太陽軸のブレ量を抑制する効果が一層高められる。
請求項4に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項1〜3のいずれか一項において、3本の前記遊星軸と3の倍数の本数の前記無ネジ遊星軸とを備えると共に、3本の前記遊星軸は位相間隔を均等にして配置され、前記遊星軸と前記無ネジ遊星軸とを総合した配置についても位相間隔を均等にされていることを特徴とする。
3本の遊星軸と3の倍数の本数の無ネジ遊星軸とで上述した位相間隔となるように配列が形成されていることで、少ない本数の遊星軸としても効果的に太陽軸のブレ量増加を抑制することができる。
請求項5に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項4において、前記無ネジ遊星軸は、前記遊星軸の前記遊星歯車間にそれぞれ2本配置されていることを特徴とする。
このように無ネジ遊星軸を配置することで、遊星軸と無ネジ遊星軸とで9本を太陽軸と円環軸との間に配置できる。したがって遊星軸は3本という少ない本数であっても、従来のごとくの本数の遊星軸を配置した構成と同様に太陽軸のブレ量が抑制される。こうして製造コストの高い遊星軸の本数を低減させても、十分に太陽軸のブレ量増加を抑制できる遊星差動ネジ型回転直動変換機構を実現できる。
請求項6に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項1〜3のいずれか一項において、6本の前記遊星軸と3の倍数の本数の前記無ネジ遊星軸とを備えると共に、6本の前記遊星軸は2本を1組として組間の位相間隔を均等にして配置され、前記無ネジ遊星軸は前記遊星軸の組間のみに配置されると共に、前記遊星軸と前記無ネジ遊星軸とを総合した配置についても位相間隔を均等にされていることを特徴とする。
6本の遊星軸と3の倍数の本数の無ネジ遊星軸とで上述した位相間隔となるように配列が形成されていることで、少ない本数の遊星軸としても効果的に太陽軸のブレ量増加を抑制することができる。
請求項7に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構では、請求項6において、前記無ネジ遊星軸は、前記遊星軸の前記遊星歯車間にそれぞれ1本配置されていることを特徴とする。
このように無ネジ遊星軸を配置することで、遊星軸と無ネジ遊星軸とで9本を太陽軸と円環軸との間に配置できる。したがって遊星軸は6本という少ない本数であっても、従来のごとくの本数の遊星軸を配置した構成と同様に太陽軸のブレ量が抑制される。こうして製造コストの高い遊星軸の本数を低減させても、十分に太陽軸のブレ量増加を抑制できる遊星差動ネジ型回転直動変換機構を実現できる。
請求項8に記載のアクチュエータは、回転駆動源の回転を直線運動に変換して出力するアクチュエータであって、請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構を備え、前記遊星差動ネジ型回転直動変換機構の円環軸を前記回転駆動源にて回転させることにより、前記太陽軸に接続された部材を直線運動させることを特徴とする。
このように請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構を備えたアクチュエータとすることにより、遊星軸の本数低減により全体として製造コストを低減させても、十分に太陽軸のブレ量増加を抑制できる。したがって太陽軸に接続された部材の直線運動についても、この部材のブレ量を十分に抑制できるので、制御精度が高く、駆動エネルギーが低いアクチュエータを実現できる。
請求項9に記載のアクチュエータでは、請求項8において、前記部材は軸方向にスライドさせることによりバルブ特性を変更する内燃機関の可変動弁機構に設けられたコントロールシャフトであることを特徴とする。
このようにアクチュエータを、内燃機関の可変動弁機構に設けられたコントロールシャフトを駆動させるものとすることにより、遊星軸の本数低減により全体として製造コストを低減させても、コントロールシャフトの軸方向移動時におけるブレ量を抑制することができる。このため可変動弁機構を高精度に駆動でき、内燃機関の燃費悪化を防止することができる。
[実施の形態1]
図1は内燃機関の可変動弁機構に用いられるアクチュエータに組み込まれた遊星差動ネジ型回転直動変換機構2の内部構成を示す破断斜視図、図2はその縦断面図である。遊星差動ネジ型回転直動変換機構2は、円環軸4、太陽軸6、複数の遊星軸8、及び複数の無ネジ遊星軸10を主体として構成されている。複数の遊星軸8と複数の無ネジ遊星軸10とは太陽軸6の周上に配列されて、円環軸4の回転時に、円環軸4と太陽軸6との間にて自転及び公転する。
円環軸4は、ナット12と、このナット12の内周面の内でネジが形成されていない領域に固定された円環内歯車(ここでは平歯ギヤ)14,16とを備えている。ナット12は、ここでは5条からなる左ネジである。
太陽軸6は、太陽歯車(ここでは平歯ギヤ)18,20、太陽ネジ22、及びストレートスプライン24を備えている。更に太陽軸6の基端側、すなわち太陽歯車20側の端部には太陽軸6の軸方向移動量(ストローク量)を検出するためのコア26が形成されており、円環軸4を一方側で閉塞しているキャップ28内に形成されたコイル30と共に変位センサを構成している。太陽ネジ22は、ここでは4条からなる右ネジである。
遊星軸8は、複数本、ここでは3本が、円環軸4及び太陽軸6と軸方向を同一にして、円環軸4と太陽軸6との間に等位相間隔(ここでは120°間隔)に配置されている。各遊星軸8は、遊星歯車(ここでは平歯ギヤ)32,34及び遊星ネジ36を備えている。この遊星軸8の遊星歯車32,34は円環軸4側の円環内歯車14,16に、遊星軸8の遊星ネジ36は円環軸4側のナット12に噛み合わされていることにより、遊星軸8と円環軸4との間の噛合状態が形成されている。
このように噛み合っている円環軸4のナット12と遊星軸8の遊星ネジ36とは、ピッチ円径の比とネジ条数の比とが同じく「5:1」である。したがって遊星軸8が円環軸4の内周面にて転動により自転しつつ公転しても円環軸4と遊星軸8との間で軸方向での相対的移動は生じない。
更に遊星軸8の遊星歯車32,34は太陽軸6側の太陽歯車18,20に、遊星軸8の遊星ネジ36は太陽軸6の太陽ネジ22に噛み合わされていることにより、遊星軸8と太陽軸6との間の噛合状態が形成されている。尚、太陽軸6のストレートスプライン24は、後述するごとく遊星差動ネジ型回転直動変換機構2がアクチュエータ内に配置されて内燃機関に固定される際に、アクチュエータのケーシングの開口部分に形成されているストレートスプラインに噛み合わされる。したがって太陽軸6は、ストレートスプライン24にてケーシングのストレートスプラインに対して摺動することで軸方向移動は許されるが軸回転は阻止されることになる。
そして上述したごとくの噛合状態にある遊星軸8の遊星ネジ36と太陽軸6の太陽ネジ22とは、ピッチ円径比とネジ条数比とが異なる。すなわちピッチ円径の比は「1:3」であるが、遊星軸8の遊星ネジ36のネジ条数は1条であり、太陽軸6の太陽ネジ22のネジ条数は4条であるので、ネジ条数比は「1:4」である。このため遊星軸8が、円環軸4の回転により太陽軸6の周囲に転動により自転しつつ公転すると、軸回転が規制されている太陽軸6は、円環軸4と遊星軸8とに対して軸方向での相対的移動を生じる。すなわち差動を生じる。
本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構2は、太陽軸6と円環軸4との間にある遊星軸8の配列内に、更に複数の無ネジ遊星軸10が配置されている。
これらの無ネジ遊星軸10は、図3に示すごとくの歯車単体である。図3の(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は斜視図である。この無ネジ遊星軸10の形状は、遊星軸8の遊星歯車32,34とは歯数及び径は全く同じである。更に軸方向長さについてもほぼ同一にされている。尚、遊星軸8の遊星歯車32,34と全く同一形状としても良い。
この無ネジ遊星軸10は、遊星軸8の配列において、一方側の3つの遊星歯車32の間にそれぞれ2本、合計6本の無ネジ遊星軸10が配置され、他方側の3つの遊星歯車34の間にもそれぞれ2本、合計6本の無ネジ遊星軸10が配置されている。したがって遊星差動ネジ型回転直動変換機構2には12本の無ネジ遊星軸10が遊星軸8の配列内に存在することになる。
これらの無ネジ遊星軸10は、2つの遊星歯車32,34のいずれの軸方向位置においても、遊星軸8と無ネジ遊星軸10とを総合した配置については位相間隔を均等にされている。すなわち図4,5に示す軸直交断面図のごとく、各軸方向位置において、3本の遊星軸8(遊星歯車32,34)と6本の無ネジ遊星軸10との合計9本が、40°間隔で環状に配列されている。尚、図4は図2におけるX−X断面図、図5の(A)はY−Y断面図、(B)はZ−Z断面図である。
3本の遊星軸8については、遊星差動ネジ型回転直動変換機構2の軸方向へのずれは、前記キャップ28とこれとは反対側のキャップ40により防止されている。このキャップ28,40に加えて、各6本、合計12本の無ネジ遊星軸10については、軸方向内側へのずれを防止するために、環状のストッパー44,46が配置されている。このため無ネジ遊星軸10は、軸方向において遊星軸8の遊星歯車32,34と同位置に止まって遊星歯車としての機能を果たすことができる。
上述のごとく構成された遊星差動ネジ型回転直動変換機構2を、図6の縦断面図に示すごとくハウジング50内に配置することでアクチュエータ52を構成することができる。すなわち円環軸4の外面に電動モータ用のロータ54を取り付け、ロータ54に対向してステータ56をハウジング50側に取り付けることより電動モータを構成する。太陽軸6のストレートスプライン24はハウジング50に形成されたストレートスプライン58に咬合した状態でハウジング50の外部に突出させる。このように構成することで電動のアクチュエータ52とすることができる。
この電動のアクチュエータ52では、外部の制御回路からの信号によりハウジング50内部に形成した電動モータ(ロータ54とステータ56)を回転させ、このことにより円環軸4を回転させることができる。この回転により、円環軸4、太陽軸6及び遊星軸8の各ネジの噛合状態による上述したごとくの差動が生じ、円環軸4の回転量に応じたスライド量にて太陽軸6を軸方向に移動させることができる。
このアクチュエータ52は内燃機関の可変動弁機構に適用している。したがって制御回路にて、変位センサのコイル30により検出される太陽軸6のスライド量が目標位置を示すように円環軸4の回転量を調節することができる。太陽軸6の接続端部48には可変動弁機構側のコントロールシャフト(請求項の部材に相当)が接続されているので、制御回路によりコントロールシャフトの軸方向位置が調節できる。このことにより、バルブ作用角、例えば吸気バルブのバルブ作用角を調節でき、吸入空気量を制御して内燃機関の出力を調節できる。
このように遊星差動ネジ型回転直動変換機構2をアクチュエータ52に組み込んで円環軸4を電動モータにより回転させた場合において、太陽軸6の接続端部48に生じたブレ量の測定結果を図7のグラフに示す。遊星軸8と無ネジ遊星軸10との配列が約1回転半公転する間に太陽軸6の接続端部48における上下(Y軸)左右(X軸)のブレ量(μm)を測定したものである。実線が、本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構2を組み込んだアクチュエータ52による測定結果である。破線は、無ネジ遊星軸10を除いて、3本の遊星軸8のみの遊星差動ネジ型回転直動変換機構を用いた場合の測定結果である。
3本の遊星軸8のみでは破線にて示されているごとく大きいブレ量が発生することが判る。3本の遊星軸8と6本の無ネジ遊星軸10との組み合わせでは実線にて示されているごとく、非常にブレ量が小さいことが判る。このブレ量の小ささは従来のごとく9本すべて遊星軸8を用いた場合とほぼ同等である。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構2では、遊星軸8の配列内に遊星ネジが形成されていない遊星歯車のみの無ネジ遊星軸10を配置した構成としている。このように無ネジ遊星軸10は遊星歯車のみの形成であることから遊星ネジ36が存在する遊星軸8に比較して製造が極めて容易で製造コストが低い。しかも無ネジ遊星軸10は遊星歯車としては機能していることから、遊星軸8と共に太陽軸6のブレを抑制することができる。
このように無ネジ遊星軸10は太陽軸6の保持安定性については遊星軸8と同様に機能できるので、製造コストの高い遊星軸8の本数を低減させても、十分に太陽軸6のブレ量増加を抑制することができる。
特に、本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構2では、太陽軸6は太陽ネジ22の両側に太陽歯車18,20を配置し、遊星軸8は遊星ネジ36の両側に遊星歯車32,34を配置し、円環軸4はナット12の両側に円環内歯車14,16を配置した形状である。これに対して、無ネジ遊星軸10は、遊星軸8の遊星歯車32,34の各配列位置に、それぞれ3の倍数の本数、ここでは6本が配置されている。そして3本の遊星軸8と各6本の無ネジ遊星軸10とで均等な位相間隔となるように配列が形成されている。
このように無ネジ遊星軸10を配置することで、遊星軸8との合計で、従来と同一の本数を円環軸4と太陽軸6との間に配置できる。したがって3本という少ない本数の遊星軸8であっても、従来のごとくの本数の遊星軸を配置した構成と同様に太陽軸6の保持安定性が得られる。こうして製造コストの高い遊星軸8の本数を1/3に低減させても、安価な無ネジ遊星軸10により十分に太陽軸6のブレ量増加を抑制することができる遊星差動ネジ型回転直動変換機構2を実現できる。
この遊星差動ネジ型回転直動変換機構2が組み込まれたことにより、回転駆動源としての電動モータの回転を直線運動に変換して出力するように構成されたアクチュエータ52は、遊星軸8の本数低減により全体として製造コストを低減させることができる。そしてこのように製造コストを低減させても、上述した理由により、内燃機関に設けられた可変動弁機構のコントロールシャフトを軸方向にスライドさせる場合に、その運動時のブレ量を抑制することができる。このため可変動弁機構を高精度に駆動でき、駆動エネルギーが低いアクチュエータ52を実現できる。特にこのアクチュエータ52は内燃機関のバルブ特性を変更するものであることから、内燃機関の省エネに不利とならないバルブ特性変更、ここでは吸気弁のバルブ作用角調節が実現できる。したがって内燃機関の燃費悪化を防止することができる。
(ロ).尚、本実施の形態では無ネジ遊星軸10の形状は遊星軸8の遊星歯車32,34とはわずかに端面の面取り状態が異なるのみであり、他の形状は同じであるので、遊星軸8の遊星歯車32,34と同一の製造工程にて製造可能であり、製造工程が簡素化できて製造コストの低減を促進できる。
更に無ネジ遊星軸10を遊星軸8の遊星歯車32,34と全く同形とすれば、より効果的に製造コストの低減が可能となる。
[実施の形態2]
図8に本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構102の破断斜視図を示す。本実施の形態では遊星軸108の配列において、軸方向の両端にてそれぞれ配置されている遊星歯車132,134の位置には、前記実施の形態1の無ネジ遊星軸と同様に無ネジ遊星軸110が配置されている。このように無ネジ遊星軸110は軸方向両端で2つ設けられているが、この無ネジ遊星軸110の2つが1組として、シャフト111aにて連結されて1本の連結無ネジ遊星軸111とされている点が前記実施の形態1と異なる。したがって本実施の形態の連結無ネジ遊星軸111は、遊星軸108とは遊星ネジ136が存在しないのみで、他は同様な構成をなしている。このためキャップ128,140のみで連結無ネジ遊星軸111の軸方向のずれは防止されるので、前記実施の形態1では設けられていた内側の環状のストッパーは存在しない。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).2つ1組の無ネジ遊星軸110をシャフト111aにて接続した連結無ネジ遊星軸111は、遊星軸108において遊星ネジ136を除いた形状に相当する。
このことによっても連結無ネジ遊星軸111は、前記実施の形態1にて述べたごとく、製造コストが低く、円環軸104の回転時に遊星軸108と共に太陽軸106のブレ量を抑制することができる。したがって製造コストの高い遊星軸108の本数を本実施の形態のごとくに低減させても十分に太陽軸106のブレ量増加を抑制することができる。
このことから遊星差動ネジ型回転直動変換機構102をアクチュエータに組み込んだ場合に、内燃機関の可変動弁機構を高精度に駆動でき、駆動エネルギーが低いアクチュエータを実現でき、内燃機関の燃費悪化を防止することができる。
しかも連結無ネジ遊星軸111の成形は、遊星軸108の製造工程を利用できるので、製造工程が簡素化できて製造コストの低減を促進できる。
更に1組の無ネジ遊星軸110と遊星歯車132,134とは面取り形状が違うのみであるが、全く同一形状とすれば、更に製造コストの低減を促進できる。
[実施の形態3]
図9に本実施の形態の遊星差動ネジ型回転直動変換機構202の軸直交方向での断面図を示す。本実施の形態では前記実施の形態1の遊星軸と同形状の遊星軸208が6本存在し、円環軸204と太陽軸206との間に配列されている。この遊星軸208の配列における軸方向両側の遊星歯車232,234の各配列内には、それぞれ3の倍数の本数、ここでは3本の無ネジ遊星軸210が含まれている。この無ネジ遊星軸210は前記実施の形態1の無ネジ遊星軸と同形状である。
尚、6本の遊星軸208は2本1組として位相間隔を均等に配置されている。したがって6本の遊星軸208の軸方向両側においても、それぞれ、6本の遊星歯車232,234を2本1組として位相間隔を均等にして配置されている。更にこの遊星歯車232,234と無ネジ遊星軸210とを総合した位相間隔についても均等にして配置されている。他の構成は前記実施の形態1と同じである。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).このように遊星軸208を6本とし、各遊星歯車232,234の配列内にそれぞれ3本の無ネジ遊星軸210を配置した構成としても、3本の無ネジ遊星軸210が用いられている分、製造コストが低減でき、前記実施の形態1の効果を生じる。
特に遊星軸208が6本であることにより、この遊星差動ネジ型回転直動変換機構202を用いたアクチュエータは、コントロールシャフトなどから受ける負荷荷重に対する耐久性を特に高くする場合に有効である。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態3においては、軸方向両側の各3本の無ネジ遊星軸210はシャフトにて連結されていないが、前記実施の形態2のごとくシャフトにて連結しても良い。
(b).前記各実施の形態においては、一例として、太陽歯車、遊星歯車、無ネジ遊星軸、円環内歯車は平歯車であったが、平歯車以外、例えば歯のねじれ角が存在するハス歯歯車でも良い。
(c).前記各実施の形態では、一例として、円環軸のナット、遊星軸の遊星ネジ、及び太陽軸の太陽ネジの間のピッチ円径比は「5:1:3」、ネジ条数比は「5:1:4」となるように設計し、このことにより差動を生じさせて、円環軸の回転によって太陽軸を軸方向に移動させていた。これ以外のピッチ円径比とネジ条数比との組み合わせにより差動を生じさせても良い。
(d).前記各実施の形態では無ネジ遊星軸は中実に形成されていたが、中空状態に形成しても良い。このことにより遊星差動ネジ型回転直動変換機構の軽量化を図ることができ、遊星差動ネジ型回転直動変換機構の駆動エネルギーを低くでき、高応答な遊星差動ネジ型回転直動変換機構にできると共に、内燃機関に適用した場合には燃費の向上に貢献できる。
実施の形態1の遊星差動ネジ型回転直動変換機構の破断斜視図。 同じく軸方向に沿った縦断面図。 実施の形態1の遊星差動ネジ型回転直動変換機構に用いられる無ネジ遊星軸の構成説明図。 図2におけるX−X断面図。 図2におけるY−Y断面図及びZ−Z断面図。 上記遊星差動ネジ型回転直動変換機構を組み込んだアクチュエータの縦断面図。 上記アクチュエータにおける太陽軸のブレ量の測定結果を示すグラフ。 実施の形態2の遊星差動ネジ型回転直動変換機構の破断斜視図。 実施の形態3の遊星差動ネジ型回転直動変換機構の軸直交方向の断面図。
符号の説明
2…遊星差動ネジ型回転直動変換機構、4…円環軸、6…太陽軸、8…遊星軸、10…無ネジ遊星軸、12…ナット、14,16…円環内歯車、18,20…太陽歯車、22…太陽ネジ、24…ストレートスプライン、26…コア、28…キャップ、30…コイル、32,34…遊星歯車、36…遊星ネジ、40…キャップ、44,46…ストッパー、48…接続端部、50…ハウジング、52…アクチュエータ、54…ロータ、56…ステータ、58…ストレートスプライン、102…遊星差動ネジ型回転直動変換機構、104…円環軸、106…太陽軸、108…遊星軸、110…無ネジ遊星軸、111…連結無ネジ遊星軸、111a…シャフト、128…キャップ、132,134…遊星歯車、136…遊星ネジ、140…キャップ、202…遊星差動ネジ型回転直動変換機構、204…円環軸、206…太陽軸、208…遊星軸、210…無ネジ遊星軸、232,234…遊星歯車。

Claims (9)

  1. 太陽ネジと太陽歯車とを設けた太陽軸、遊星ネジと遊星歯車とを設けて前記太陽軸の周上に配列された複数の遊星軸、及びナットと円環内歯車とを設けて前記遊星軸の配列外側に配置された円環軸を備え、ネジ間の差動により円環軸と太陽軸との間で回転直動間の変換を行う遊星差動ネジ型回転直動変換機構であって、
    前記遊星軸の配列内に遊星ネジが形成されていない遊星歯車のみの無ネジ遊星軸を配置したことを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  2. 請求項1において、前記太陽軸は前記太陽ネジの軸方向両側に前記太陽歯車を配置し、前記遊星軸は前記遊星ネジの軸方向両側に前記遊星歯車を配置し、前記円環軸は前記ナットの軸方向両側に前記円環内歯車を配置した形状であり、前記無ネジ遊星軸は前記遊星軸における遊星歯車と同形状の遊星歯車のみからなり、この遊星歯車が前記遊星軸による2つの遊星歯車配列内に配置されていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  3. 請求項2において、前記2つの遊星歯車配列内における前記無ネジ遊星軸同士がシャフトにて連結されていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、3本の前記遊星軸と3の倍数の本数の前記無ネジ遊星軸とを備えると共に、3本の前記遊星軸は位相間隔を均等にして配置され、前記遊星軸と前記無ネジ遊星軸とを総合した配置についても位相間隔を均等にされていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  5. 請求項4において、前記無ネジ遊星軸は、前記遊星軸の前記遊星歯車間にそれぞれ2本配置されていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項において、6本の前記遊星軸と3の倍数の本数の前記無ネジ遊星軸とを備えると共に、6本の前記遊星軸は2本を1組として組間の位相間隔を均等にして配置され、前記無ネジ遊星軸は前記遊星軸の組間のみに配置されると共に、前記遊星軸と前記無ネジ遊星軸とを総合した配置についても位相間隔を均等にされていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  7. 請求項6において、前記無ネジ遊星軸は、前記遊星軸の前記遊星歯車間にそれぞれ1本配置されていることを特徴とする遊星差動ネジ型回転直動変換機構。
  8. 回転駆動源の回転を直線運動に変換して出力するアクチュエータであって、請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊星差動ネジ型回転直動変換機構を備え、前記遊星差動ネジ型回転直動変換機構の円環軸を前記回転駆動源にて回転させることにより、前記太陽軸に接続された部材を直線運動させることを特徴とするアクチュエータ。
  9. 請求項8において、前記部材は軸方向にスライドさせることによりバルブ特性を変更する内燃機関の可変動弁機構に設けられたコントロールシャフトであることを特徴とするアクチュエータ。
JP2008132259A 2008-05-20 2008-05-20 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ Expired - Fee Related JP4938726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008132259A JP4938726B2 (ja) 2008-05-20 2008-05-20 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008132259A JP4938726B2 (ja) 2008-05-20 2008-05-20 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009281442A JP2009281442A (ja) 2009-12-03
JP4938726B2 true JP4938726B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41452112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008132259A Expired - Fee Related JP4938726B2 (ja) 2008-05-20 2008-05-20 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4938726B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5327088B2 (ja) * 2010-02-03 2013-10-30 トヨタ自動車株式会社 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ
JP5381810B2 (ja) * 2010-02-26 2014-01-08 トヨタ自動車株式会社 アクチュエータおよびエンジンの可変動弁機構
JP2012145084A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Toyota Motor Corp 回転直動変換アクチュエータ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1058909A (en) * 1976-05-03 1979-07-24 Illinois Tool Works Inc. Reversible rotary to linear motion converting device
JP2007100717A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Toyota Motor Corp 回転−直動変換機構
JP2007162744A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Toyota Motor Corp 回転−直動変換機構およびその組み立て方法
JP2008002588A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Toyota Motor Corp 回転直線運動変換機構の製造方法
JP2008057630A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toyota Motor Corp 歯車の固定構造および回転−直動変換機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009281442A (ja) 2009-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015001974A1 (ja) 波動歯車装置
JP4025806B2 (ja) 歯車機構、遊星歯車装置、および回転軸受装置並びに不思議遊星歯車減速装置
KR101703498B1 (ko) 파동 기어식 직동 기구
US20080196529A1 (en) Planetary Device for Conversion Between Rotary Motion and Linear Motion
US11078989B2 (en) Reduction gear and electromechanical device
US8137230B2 (en) Reduction gear
JP6002614B2 (ja) Vベルト式無段変速機
JP2007127189A (ja) 回転直動式アクチュエータ、直動軸機構、可変動弁機構及び可変動弁型エンジン
WO2010047189A1 (ja) 歯車伝動装置
JP4938726B2 (ja) 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ
JP2012067899A (ja) 増減速機
JP2007100717A (ja) 回転−直動変換機構
JP5167180B2 (ja) 遊星差動式動力装置
JP2007177912A (ja) 遊星差動ネジ型回転−直動変換機構及び遊星差動ネジ型回転−直動変換機構の組立方法
JP2007187228A (ja) 遊星差動ネジ型回転−直動変換機構及びアクチュエータ
JP2007127188A (ja) 回転直動式アクチュエータ及びエンジンの可変動弁機構
JP5348006B2 (ja) 遊星差動ネジ型回転直動変換機構及びアクチュエータ
JP5067271B2 (ja) 遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置
KR102462455B1 (ko) 유성기어 구동기
JP2008291949A (ja) 遊星差動ネジ型回転−直動変換機構
JP2007078054A (ja) 回転直動変換機構
JPH0460237A (ja) 撓み噛合い式歯車噛合構造
JP2010060066A (ja) 遊星差動式運動変換機構
JP2023156010A (ja) ねじ機構
JP2009257418A (ja) 遊星差動式運動変換機構及びその組み立て方法、並びに同遊星差動式運動変換機構を具備する動力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101201

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees