JP2009275766A - 遊星差動式運動変換機構、並びにこれを具備する動力装置 - Google Patents

遊星差動式運動変換機構、並びにこれを具備する動力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ギア及び螺子部を含むシャフト本体と、同シャフト本体に回動自在に組み付けられるギアとから構成されるプラネタリシャフトを備える遊星差動式運動変換機構において、シャフト本体と一体に形成されたギアやこれと噛合するリングギアの歯面が摩耗することを抑制する。
【解決手段】遊星差動式運動変換機構100にあっては、ロータ10の内周面に設けられたフロント側リングギア12aとプラネタリシャフト30のシャフト本体に固定されたフロント側プラネタリギア32aとの噛合部分における歯面間のクリアランスが、リア側リングギア12bとプラネタリシャフト30のシャフト本体に回動自在に連結されたリア側プラネタリギア32bとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくなるように設定されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、円環状のロータと、このロータに内挿されるサンシャフトと、これらロータ及びサンシャフトの間に介装されるプラネタリシャフトとを備え、これらの各部材に形成されて互いに螺合する螺子の作用を利用してロータの回転運動をサンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構、並びにこれを具備する動力装置に関する。
モータの回転力を利用して制御軸をその軸方向に変位させる動力装置には、モータの回転運動を制御軸の直線運動に変換する運動変換機構が搭載されている。例えば、こうした運動変換機構として、特許文献1には、モータによって回転駆動される円環状のロータにサンシャフトを内挿し、これらロータとサンシャフトとの間に複数のプラネタリシャフトを介装させるとともに、各部材にそれぞれ設けられた螺子同士を互いに螺合させた遊星差動式の運動変換機構が記載されている。
この遊星差動式運動変換機構は、いわゆる差動螺子を有しており、プラネタリシャフトに形成された螺子とサンシャフトに形成された螺子とのリード角が異なっている。これにより、ロータの回転運動に伴ってプラネタリシャフトがサンシャフトの外周面上を転動すると、このリード角の違いの分だけサンシャフトが軸方向に変位する。
ところで、こうした遊星差動式運動変換機構にあっては、プラネタリシャフトの両端部にサンシャフトの外周面及びロータの内周面に形成されたギアに噛合するギアを設け、これらのギアを介してロータの回転力をプラネタリシャフトに伝達するようにしている。こうした構成によれば、ギアを介して確実に回転力が伝達されるようになるため、螺子の噛合部分における滑りを抑制してロータの回転運動をサンシャフトの直線運動に変換する効率を向上させることができる。
しかしながら、このようにプラネタリシャフトの両端部に一対のギアが設けられていると、サンシャフト、プラネタリシャフト、ロータを一体に組み付ける際に各部材の螺子及びギアが干渉してその組み付けが困難になる。そこで特許文献1に記載の遊星差動式運動変換機構のプラネタリシャフトにあっては、プラネタリシャフトの両端部に設けられる一対のギアのうち、一方のギアを脱着可能にしている。具体的には、図4に示されるように、螺子部1cが形成されたシャフト本体1xに第1ギア1bが固定される一方、同シャフト本体1xに形成された軸部1dを第2ギア1aに形成された軸受孔1eに挿入することにより第2ギア1aとシャフト本体1xとが相対回動自在に連結される。
こうした構成によれば、図5に示されるように第2ギア1aを取り外した状態にてサンシャフト2の周囲にシャフト本体1xを配設し、この状態でロータ3をサンシャフト2及びシャフト本体1xに被せてその螺子をシャフト本体1xの螺子部1cに螺合させることができる。そして、こうしてロータ3、シャフト本体1x、サンシャフト2の螺子をそれぞれ螺合させた後に第2ギア1aを組み付けることにより、各部材を容易に組み付けることができるようになる。また、各ギア1a,1b及びこれらにそれぞれ噛合するギアの製造誤差等によって第2ギア1aと第1ギア1bとの回転位相には僅かな差が生じるが、上記のようにシャフト本体1xと第2ギア1aの連結部分における相対回動が許容されていれば、こうした回転位相の差に起因してプラネタリシャフト1にねじれが生じることも抑制することができる。
特開2007‐177912号公報
ところで、ロータ3から各ギア1a,1bにトルクが入力されるとき、シャフト本体1xに回動自在に組み付けられている第2ギア1aは、シャフト本体1xをサンシャフト2の外周面に沿って公転させる作用のみを担う。その一方で、シャフト本体1xと一体に形成されている第1ギア1bは、シャフト本体1xを公転させる作用に加えて、シャフト本体1xを自転させる作用も担っている。このため、ロータ3から入力されるトルクは第1ギア1b側により多く配分され、第1ギア1bには第2ギア1aよりも大きな反力が作用することとなる。その結果、第1ギア1bにおける接触面圧が第2ギア1aにおける接触面圧よりも大きくなり、第1ギア1bは第2ギア1aよりもその摩耗が進行しやすくなる。第1ギア1b側における摩耗が進行すると、プラネタリシャフト1が傾きやすくなり、ひいては各ギア1a,1bや螺子部1cにおいて片当たりが生じやすくなる等してプラネタリシャフト1の耐久性が低下するおそれがある。
本願発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的はギア及び螺子部を含むシャフト本体と、同シャフト本体に回動自在に組み付けられるギアとから構成されるプラネタリシャフトを備える遊星差動式運動変換機構、並びにこれを具備する動力装置において、シャフト本体と一体に形成されたギアやこれと噛合するリングギアの歯面が摩耗することを抑制することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、シャフト本体に形成された螺子部を挟むように配設される第1ギア及び第2ギアを有し、前記第1ギアがシャフト本体に固定される一方、前記第2ギアが前記シャフト本体に回動自在に連結されるプラネタリシャフトと、円環状のロータと、同ロータに内挿されるサンシャフトとを備え、前記ロータと同ロータに内挿された前記サンシャフトとの間に前記プラネタリシャフトを介装させるとともに、前記螺子部と前記各ギアとによってこれら各部材を噛合させ、前記ロータの回転運動を前記螺子部の作用を利用して前記サンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構において、前記ロータの内周面に設けられて前記第1ギアに噛合する第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記ロータの内周面に設けられて前記第2ギアに噛合する第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることをその要旨とする。
上記構成によれば、各ギアを介してロータからプラネタリシャフトにトルクが伝達される際に、歯面間のクリアランスが小さい分だけ、第1リングギアの歯面と第1ギアの歯面とが接触するよりも先に第2リングギアの歯面と第2ギアの歯面とが接触するようになる。すなわち、第2ギア側でトルクの伝達が開始されてから、第1リングギアの歯面と第1ギアの歯面とが接触して第1ギア側でのトルクの伝達が開始されるようになる。そして、このように第2ギア側においてトルクの伝達が開始されてから第1ギア側でのトルクの伝達が開始されるようにすることにより、第1ギア及び第2ギアを介してプラネタリシャフトに伝達されるトルクのうち第1ギア側に配分されるトルクを減少させることができる。これにより、第1リングギアの歯面と第1ギアの歯面との接触面圧を低下させることができ、シャフト本体と一体に形成された第1ギアやこれに噛合する第1リングギアの歯面が摩耗することを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊星差動式運動変換機構において、前記ロータからトルクが入力されたときに前記第1リングギアの歯面と第1ギアの歯面との間に生じる接触面圧と、前記第2リングギアの歯面と第2ギアの歯面との間に生じる接触面圧とが等しくなるように前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスの大きさが設定されることをその要旨とする。
第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを過度に大きくすると、第2ギア側に配分されるトルクが増大し、第1ギア及びこれに噛合する第1リングギアの摩耗は抑制されるものの、第2ギア及びこれに噛合する第2リングギアの摩耗が増大することが懸念される。このため、これら第1ギア及びこれに噛合する第1リングギア、並びに第2ギア及びこれに噛合する第2リングギアの双方についてその摩耗を好適に抑制する上では、上記請求項2に記載の発明のように、第1リングギアの歯面と第1ギアの歯面との間に生じる接触面圧と、第2リングギアの歯面と第2ギアの歯面との間に生じる接触面圧とが等しくなるように第2リングギアと第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスの大きさを設定することが望ましい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊星差動式運動変換機構において、前記第1ギアの歯厚を前記第2ギアの歯厚よりも薄くすることによって前記第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることをその要旨とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊星差動式運動変換機構において、前記第1リングギアの歯厚を前記第2リングギアの歯厚よりも薄くすることによって前記第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることをその要旨とする。
具体的には、上記請求項3に記載の発明のように第1ギアの歯厚を第2ギアの歯厚よりも薄くすることによって第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを増大させることができ、第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを第2リングギアと第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることができる。
また、上記請求項4に記載の発明のようにロータの内周面に設けられて第1ギアに噛合する第1リングギアの歯厚を第2ギアに噛合する第2リングギアの歯厚よりも薄くすることによっても第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを増大させることができ、第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを第2リングギアと第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることができる。また更には請求項3に記載の構成に上記請求項4に記載の構成を組み合わせ、第1リングギア及び第1ギアの双方の歯厚を薄くすることにより第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを増大させ、第1リングギアと第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを第2リングギアと第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくすることもできる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊星差動式運動変換機構を具備し、モータの駆動力によって前記ロータを回転させることにより前記サンシャフトを軸方向に変位させる動力装置である。
具体的には、上記構成のように請求項1〜4に記載の遊星差動式運動変換機構は、ロータを回転させるモータと組み合わされ、モータの回転力を利用してサンシャフトを軸方向に変位させる動力装置に適用される。
以下、この発明にかかる遊星差動式運動変換機構を、電動モータの駆動力によって制御軸を軸方向に変位させる動力装置に搭載される遊星差動式運動変換機構として具体化した一実施形態について、図1〜3を参照して説明する。
図1は本実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構100の一部を破断してその内部構造を示す破断斜視図である。尚、以下の説明では、図1における右方向を遊星差動式運動変換機構100における前方として説明を行う。図1に示されるように本実施形態の遊星差動式運動変換機構100は、円筒状のロータ10にサンシャフト20を内挿するとともに、サンシャフト20とロータ10との間に複数のプラネタリシャフト30を介装させることにより構成されている。尚、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、サンシャフト20を取り囲むように9本のプラネタリシャフト30を等角度間隔で配設している。また、図1に示されるようにロータ10の両端部にはフロント側蓋体40と、リア側蓋体50とがそれぞれ固定されている。
以下、遊星差動式運動変換機構100の内部構造を更に詳しく説明する。
図1に示されるようにロータ10の内周面には、その中央部分に5条の左螺子からなる螺子部11が形成されている。更にロータ10の内周面にはこの螺子部11を挟むようにフロント側リングギア12aとリア側リングギア12bとが固定されている。各リングギア12a,12bは、その歯すじがロータ10の中心軸延伸方向に沿って延びる平歯ギアである。
一方、このロータ10に内挿されたサンシャフト20の外周面には、ロータ10に形成された螺子部11と対向する位置に4条の右螺子からなる螺子部21が形成されている。また更にサンシャフト20の外周面にはこの螺子部21を挟むようにフロント側サンギア22aとリア側サンギア22bとが形成されている。各サンギア22a,22bは、その歯すじがサンシャフト20の中心軸延伸方向に沿って延びる平歯ギアである。
そして、これらロータ10とサンシャフト20との間に介装された各プラネタリシャフト30の外周面には、図1に示されるようにロータ10の内周面に形成された螺子部11とサンシャフト20の外周面に形成された螺子部21との双方に螺合する螺子部31が形成されている。この螺子部31に形成される螺子は1条の左螺子である。
また、図1に示されるように各プラネタリシャフト30には、この螺子部31を挟むように、その前端部にフロント側プラネタリギア32aが、後端部にリア側プラネタリギア32bがそれぞれ形成されている。これらの各プラネタリギア32a,32bは、その歯すじがプラネタリシャフト30の中心軸延伸方向に沿って延びる平歯ギアである。そして、フロント側プラネタリギア32aはロータ10に形成されたフロント側リングギア12aとサンシャフト20に形成されたフロント側サンギア22aとの双方に噛合しており、リア側プラネタリギア32bはロータ10に形成されたリア側リングギア12bとサンシャフト20に形成されたリア側サンギア22bとの双方に噛合している。
このように本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、ロータ10、サンシャフト20及びプラネタリシャフト30のそれぞれが各部材に形成された螺子及びギアを介して互いに噛合している。
ここで、ロータ10の螺子部11とプラネタリシャフト30の螺子部31とは、そのピッチ円径の比と螺子条数の比とがどちらも「5:1」に設定されている。これにより、ロータ10の螺子部11に形成されている螺子とプラネタリシャフト30の螺子部31に形成されている螺子とは、そのリード角がともに等しくなっている。そのため、プラネタリシャフト30がロータ10の内周面に沿って転動したとき、ロータ10とプラネタリシャフト30との間では軸方向の相対的な変位は生じない。
一方、プラネタリシャフト30の螺子部31とサンシャフト20の螺子部21とは、ピッチ円径の比と螺子条数の比とが異なっている。具体的にはピッチ円径の比が「1:3」に設定されているのに対して、上述したようにプラネタリシャフト30の螺子部31の螺子条数が1条であり、サンシャフト20の螺子部21の螺子条数は4条であるため、螺子条数の比は「1:4」に設定されている。これにより、サンシャフト20の螺子部21に形成されている螺子とプラネタリシャフト30の螺子部31に形成されている螺子は、そのリード角が異なっている。そのため、プラネタリシャフト30が、サンシャフト20の外周面に沿って転動した場合にはこのリード角の差の分だけサンシャフト20とプラネタリシャフト30とが軸方向にずれて、その相対的な位置が変化するようになる。
上記のように遊星差動式運動変換機構100にあっては、螺子及びギアを介してロータ10、サンシャフト20及びプラネタリシャフト30が互いに噛合されている。そのため、ロータ10をサンシャフト20に対して相対回動させることにより、ロータ10の回転力が螺子及びギアを介してプラネタリシャフト30に伝達され、プラネタリシャフト30がサンシャフト20の外周面上で転動するようになる。そして、プラネタリシャフト30がサンシャフト20の外周面上で転動すると、上述したリード角の違いの分だけサンシャフト20が軸方向に変位するようになる。すなわち遊星差動式運動変換機構100を通じてロータ10に入力される回転運動をサンシャフト20の直線運動に変換して出力することができる。
この遊星差動式運動変換機構100は、制御軸を軸方向に変位させる動力装置に搭載される。具体的には、ロータ10の外周面上に永久磁石が取り付けられて同ロータ10が電動モータのロータとして機能するように構成される。そして、図1の右側に示されるサンシャフト20の先端部24が制御軸に連結される。
また、図1の右側に示されるようにサンシャフト20の外周面にはストレートスプライン23が形成されている。このストレートスプライン23は、遊星差動式運動変換機構100が動力装置のハウジングに固定される際に、ハウジングの開口部分に形成されているストレートスプラインに噛み合わされる。これにより、サンシャフト20はストレートスプライン23の作用によって軸方向移動は許されるが、軸回転は阻止されるようになる。
このように本実施形態の遊星差動式運動変換機構100を動力装置に適用することにより、モータの回転運動を同遊星差動式運動変換機構100を通じて制御軸の軸方向の直線運動に変換し、モータの回転量を制御することにより制御軸の軸方向位置を調節することができるようになる。
ところで、本実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構100におけるプラネタリシャフト30は、リア側プラネタリギア32bが取り外し可能に構成されている。これは、プラネタリシャフト30の端部にフロント側プラネタリギア32aとリア側プラネタリギア32bとが形成された状態では、ロータ10、サンシャフト20及びプラネタリシャフト30を互いに組み付ける際に、それぞれの部材に形成されたギア及び螺子が干渉してしまい、その組み付けが困難になるためである。
以下、図2を参照してこのプラネタリシャフト30の構成を詳しく説明する。尚、図2はプラネタリシャフト30の分解図である。図2に示されるように本実施形態にかかるプラネタリシャフト30は、螺子部31及びフロント側プラネタリギア32aが一体に形成されたシャフト本体35と、リア側プラネタリギア32bとによって構成されている。
リア側プラネタリギア32bには、その中心軸に沿って延びる軸受孔34が形成されている。一方、これに対してシャフト本体35には螺子部31側の先端部にこの軸受孔34に挿入される軸部33が設けられている。これにより、シャフト本体35に形成された軸部33をリア側プラネタリギア32bの軸受孔34に挿入することによってリア側プラネタリギア32bとシャフト本体35とを相対回動自在に連結することができる。
このようにリア側プラネタリギア32bをシャフト本体35から取り外すことができるようにプラネタリシャフト30を構成しておけば、リア側プラネタリギア32bをシャフト本体35から取り外した状態でロータ10、サンシャフト20、シャフト本体35を互いに組み付けることにより、これらを容易に組み付けることができるようになる。具体的には、リア側プラネタリギア32bを取り外した状態においてサンシャフト20の周囲にシャフト本体35を配設し、この状態でサンシャフト20及びシャフト本体35にシャフト本体35の軸部33側からロータ10を被せてその螺子部11をシャフト本体35の螺子部31に螺合させる。そして、このようにロータ10、シャフト本体35、サンシャフト20の螺子をそれぞれ螺合させた後に、リア側プラネタリギア32bをシャフト本体35に組み付けることにより、容易に各部材を組み付けることができる。そして、このように各部材を組み付けた後に、ロータ10にリングギア12a,12bを固定し、最後にフロント側蓋体40とリア側蓋体50とをロータ10に固定することにより遊星差動式運動変換機構100の組み立てが完了する。
また、遊星差動式運動変換機構100の駆動中には、フロント側プラネタリギア32a、リア側プラネタリギア32b及びこれらにそれぞれ噛合するギアの製造誤差等によってフロント側プラネタリギア32aとリア側プラネタリギア32bとの回転位相には僅かな差が生じることがある。このとき、上記のように軸受孔34に軸部33を挿入することにより、シャフト本体35とリア側プラネタリギア32bとを連結していれば、これらの相対回動が許容されるため、こうした回転位相の差に起因してプラネタリシャフト30にねじれが生じることも抑制することができる。
ところで、ロータ10から各プラネタリギア32a,32bにトルクが入力されているとき、シャフト本体35と回動自在に連結されているリア側プラネタリギア32bは、シャフト本体35をサンシャフト20の外周面に沿って公転させる作用のみを担う。一方で、シャフト本体35と一体に形成されているフロント側プラネタリギア32aは、シャフト本体35を公転させる作用に加えて、シャフト本体35を自転させる作用も担っている。このため、ロータ10から入力されるトルクはフロント側プラネタリギア32aに多く配分されるようになり、フロント側プラネタリギア32aにはリア側プラネタリギア32bよりも大きな反力が作用することとなる。その結果、フロント側プラネタリギア32aの歯面とフロント側リングギア12aの歯面との間に生じる接触面圧がリア側プラネタリギア32bの歯面とリア側リングギア12bとの間に生じる接触面厚よりも大きくなり、フロント側プラネタリギア32aはリア側プラネタリギア32bよりもその摩耗が進行しやすくなる。
そして、こうしたフロント側プラネタリギア32aの摩耗が進行すると、駆動中にプラネタリシャフト30がロータ10とサンシャフト20との間で傾くようになり、ひいては各プラネタリギア32a,32bや螺子部31において片当たりが生じやすくなる等してプラネタリシャフト30の耐久性が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態のプラネタリシャフト30にあっては、通常は等しく設定されるフロント側プラネタリギア32aの歯厚Taとリア側プラネタリギア32bの歯厚Tbとをあえて異ならせ、フロント側プラネタリギア32aの歯厚Taをリア側プラネタリギア32bの歯厚Tbよりも薄くするようにしている。
以下、フロント側リングギア12aとフロント側プラネタリギア32aとの噛合状態と、リア側リングギア12bとリア側プラネタリギア32bと噛合状態とを比較して示す図3(a),(b)を参照して本実施形態の遊星差動式運動変換機構100における各プラネタリギア32a,32bの歯厚Ta,Tbの設定態様について説明する。尚、図3(a)は各プラネタリギア32a,32bと各リングギア12a,12bとの噛合部分の状態を示す説明図であり、図3(b)は図3(a)において一点鎖線で囲まれた部分Aの拡大図である。図3(a),(b)にあっては、フロント側プラネタリギア32aを二点差線で示し、リア側プラネタリギア32bを実線で示している。また、説明の便宜上、各プラネタリギア32a,32bの歯厚Ta,Tbの差及び各プラネタリギア32a,32bとこれに噛合する各リングギア12a,12bとのクリアランスCLa,CLbを誇張して示している。
図3(a)に示されるように、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、フロント側リングギア12aの歯厚TRaとリア側リングギア12bの歯厚TRbは等しく設定されている。一方で、フロント側プラネタリギア32aの歯厚Taは、リア側プラネタリギア32bの歯厚Tbよりも薄く設定されている。
そのため、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、図3(b)に示されるようにフロント側プラネタリギア32aの歯面とフロント側リングギア12aの歯面とのクリアランスCLaが、リア側プラネタリギア32bの歯面とリア側リングギア12bの歯面とのクリアランスCLbよりも大きくなっている。これにより、本実施形態の遊星差動式運動変換機構100にあっては、以下のような作用効果が得られるようになる。
・各プラネタリギア32a,32bを介してロータ10からプラネタリシャフト30にトルクが伝達される際に、フロント側における歯面間のクリアランスCLaがリア側における歯面間のクリアランスCLbよりも小さい分だけ、フロント側リングギア12aの歯面とフロント側プラネタリギア32aの歯面とが接触するよりも先にリア側リングギア12bの歯面とリア側プラネタリギア32bの歯面とが接触するようになる。すなわち、リア側でトルクの伝達が開始されてから、フロント側リングギア12aの歯面とフロント側プラネタリギア32aの歯面とが接触してフロント側でのトルクの伝達が開始されるようになる。そして、このようにリア側においてトルクの伝達が開始されてからフロント側でのトルクの伝達が開始されるようにすることにより、フロント側プラネタリギア32a及びリア側プラネタリギア32bを介してプラネタリシャフト30に伝達されるトルクのうちフロント側プラネタリギア32aに配分されるトルクを減少させることができる。これにより、フロント側リングギア12aの歯面とフロント側プラネタリギア32aの歯面との接触面圧を低下させることができ、フロント側プラネタリギア32aやこれに噛合するフロント側リングギア12aの歯面が摩耗することを抑制することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・フロント側のクリアランスCLaを過度に大きくすると、リア側プラネタリギア32bに配分されるトルクが増大し、フロント側プラネタリギア32a及びこれに噛合するフロント側リングギア12aの摩耗は抑制されるものの、リア側プラネタリギア32b及びこれに噛合するリア側リングギア12bの摩耗が増大することが懸念される。そのため、これらフロント側プラネタリギア32a及びこれに噛合するフロント側リングギア12a、並びにリア側プラネタリギア32b及びこれに噛合するリア側リングギア12bの双方についてその摩耗を好適に抑制する上では、フロント側リングギア12aの歯面とフロント側プラネタリギア32aの歯面との間に生じる接触面圧と、リア側リングギア12bの歯面とリア側プラネタリギア32bの歯面との間に生じる接触面圧とが等しくなるようにフロント側のクリアランスCLaの大きさ設定することが望ましい。
・上記実施形態では、フロント側プラネタリギア32aの歯厚Taをリア側プラネタリギア32bの歯厚Tbよりも薄くすることによって、フロント側のクリアランスCLaをリア側のクリアランスCLbよりも大きくする構成を示した。しかし、これはフロント側のクリアランスCLaをリア側のクリアランスCLbよりも大きくするための構成の一例に過ぎない。すなわち、本願発明はこうした構成に限定されるものではないため、例えば各リングギア12a,12bの歯厚TRa,TRbを異ならせることにより、フロント側のクリアランスCLaをリア側のクリアランスCLbよりも大きくすることもできる。具体的には、フロント側リングギア12aの歯厚TRaをリア側リングギア12bの歯厚TRbよりも薄くすることによってフロント側のクリアランスCLaをリア側のクリアランスCLbよりも大きくする構成を採用することもできる。
・また更にはフロント側リングギア12a及びフロント側プラネタリギア32aの双方の歯厚を薄くすることによりフロント側リングギア12aとフロント側プラネタリギア32aとの噛合部分における歯面間のクリアランスCLaを増大させ、フロント側のクリアランスCLaをリア側のクリアランスCLbよりも大きくする構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、軸部33を軸受孔34に挿入することによりフロント側プラネタリギア32aとシャフト本体35とを相対回動自在に連結する構成を示したが、本願発明はこうした構成に限定されるものではない。すなわち、フロント側プラネタリギア32aを回動可能に支持することのできるものであれば連結部分の構成は適宜変更することができる。例えば、上記実施形態とは逆にシャフト本体35に軸受孔を形成し、フロント側プラネタリギア32aにこの軸受孔に挿入される軸部を設ける構成を採用することもできる。
・上記実施形態では、リア側プラネタリギア32bをシャフト本体35から取り外せるようにする構成を示した。これに替えてフロント側プラネタリギア32aをシャフト本体から取り外せるように構成し、プラネタリシャフト30をリア側プラネタリギア32bと螺子部31とが一体に形成されたシャフト本体と、これに回動自在に連結されるフロント側プラネタリギア32aとに分割することもできる。尚、こうした構成を採用した場合には、ロータ10の回転に伴ってプラネタリシャフト30に伝達されるトルクは、シャフト本体に一体に形成されるリア側プラネタリギア32bに多く分配されることとなる。そのため、こうした構成を採用する場合にあっては、上記実施形態とは反対にリア側のクリアランスCLbをフロント側のクリアランスCLaよりも大きくするように、各ギアの歯厚等を調整すればよい。
・上記実施形態では、ロータ10の螺子部11に形成される螺子を左螺子、サンシャフト20の螺子部21に形成される螺子を右螺子、プラネタリシャフト30の螺子部31に形成される螺子を左螺子にした構成を示したが、これらの螺子は互いに噛合する螺子の関係が同じであれば、その向きが反対であってもよい。すなわち、螺子部11に5条の右螺子を形成し、螺子部21に4条の左螺子を形成し、螺子部31に1条の右螺子を形成することもできる。こうした構成を採用した場合であっても、ロータ10を回転させることによりサンシャフト20を軸方向に変位させることができる。
・また、上記実施形態において示した螺子部11,21,31にそれぞれ形成される螺子の条数は、螺子部21に形成された螺子のリード角と螺子部31に形成された螺子のリード角との差を利用してロータ10の回転運動をサンシャフト20の直線運動に変換することのできる螺子条数の設定態様の一例に過ぎない。すなわち、本願発明はここで示した螺子条数で形成された各螺子部11,21,31を有する遊星差動式運動変換機構100に限定して適用されるものではない。
・遊星差動式運動変換機構100のロータ10に永久磁石を取り付け、ロータ10自体をモータのロータとして構成する動力装置を例示したが、本願発明にかかる遊星差動式運動変換機構100は、こうした構成の動力装置に限定して適用されるものではない。例えば、電動モータの駆動力をギアやベルト、チェーン等を介してロータ10に伝達する動力装置であっても本願発明の遊星差動式運動変換機構100を適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構の内部構造を示す破断斜視図。 同実施形態にかかる遊星差動式運動変換機構のプラネタリシャフトの分解図。 (a)はプラネタリギアとリングギアとの噛合部分の状態を示す説明図、(b)は(a)における部分Aの拡大図。 従来の遊星差動式運動変換機構のプラネタリシャフトの分解図。 サンシャフト、プラネタリシャフト、ロータの組み付け態様を示す斜視図。
符号の説明
10…ロータ、11…螺子部、12a…フロント側リングギア、12b…リア側リングギア、20…サンシャフト、21…螺子部、22a…フロント側サンギア、22b…リア側サンギア、23…ストレートスプライン、24…先端部、30…プラネタリシャフト、31…螺子部、32a…フロント側プラネタリギア、32b…リア側プラネタリギア、33…軸部、34…軸受孔、35…シャフト本体、40…フロント側蓋体,50…リア側蓋体、100…遊星差動式運動変換機構。

Claims (5)

  1. シャフト本体に形成された螺子部を挟むように配設される第1ギア及び第2ギアを有し、前記第1ギアがシャフト本体に固定される一方、前記第2ギアが前記シャフト本体に回動自在に連結されるプラネタリシャフトと、円環状のロータと、同ロータに内挿されるサンシャフトとを備え、前記ロータと同ロータに内挿された前記サンシャフトとの間に前記プラネタリシャフトを介装させるとともに、前記螺子部と前記各ギアとによってこれら各部材を噛合させ、前記ロータの回転運動を前記螺子部の作用を利用して前記サンシャフトの直線運動に変換する遊星差動式運動変換機構において、
    前記ロータの内周面に設けられて前記第1ギアに噛合する第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記ロータの内周面に設けられて前記第2ギアに噛合する第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくする
    ことを特徴とする遊星差動式運動変換機構。
  2. 前記ロータからトルクが入力されたときに前記第1リングギアの歯面と前記第1ギアの歯面との間に生じる接触面圧と、前記第2リングギアの歯面と前記第2ギアの歯面との間に生じる接触面圧とが等しくなるように前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスの大きさが設定されてなる
    請求項1に記載の遊星差動式運動変換機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊星差動式運動変換機構において、
    前記第1ギアの歯厚を前記第2ギアの歯厚よりも薄くすることによって前記第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくする
    ことを特徴とする遊星差動式運動変換機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊星差動式運動変換機構において、
    前記第1リングギアの歯厚を前記第2リングギアの歯厚よりも薄くすることによって前記第1リングギアと前記第1ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスを前記第2リングギアと前記第2ギアとの噛合部分における歯面間のクリアランスよりも大きくする
    ことを特徴とする遊星差動式運動変換機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊星差動式運動変換機構を具備し、モータの駆動力によって前記ロータを回転させることにより前記サンシャフトを軸方向に変位させる動力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104728417A (zh) * 2015-02-13 2015-06-24 符迎利 一种行星减速机背隙消除缓冲装置

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