JP5064437B2 - ドッキング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置筐体に携帯用情報機器が搭載された場合に係合手段を係合させることによって携帯用情報機器の離脱を阻止するとともに、相互にコネクタを接続することによって携帯用情報機器に拡張機能を付与するドッキング装置に関するものである。
可搬性を考慮して軽量コンパクトに構成された携帯用情報機器にあっては、その機能も制限されている場合が多い。例えば、携帯用パーソナルコンピュータ(以下、「ラップトップパソコン」という)においてもその機能を制限することで軽量化を図るようにしているのが一般的である。こうしたラップトップパソコンに対しては、機能を拡張する専用の装置としてドッキング装置が提供されている。ドッキング装置は、ラップトップパソコンに付与する拡張機能を有するとともに、ラップトップパソコンに接続するためのコネクタを有したものである。
通常、ドッキング装置には、係合手段及びエジェクトボタンが設けられている。係合手段は、装置筐体においてラップトップパソコンが搭載される位置に対応して設けられたもので、装置筐体にラップトップパソコンが搭載され、かつコネクタが接続された場合に係合してラップトップパソコンの不用意な離脱を阻止するようにしている。エジェクトボタンは、操作された場合に係合手段を解除して、ラップトップパソコンを離脱させるためのものである。
ところで、昨今のドッキング装置には、ラップトップパソコン用のワイヤ式ロックキーを装着できるように構成したものも提供されている。すなわち、装置筐体の外表面に開口するようにキー挿入孔が設けられており、ロックキーのフック軸を挿入して所定の角度(約90°)だけ回転すると、フック軸が装置筐体に係止され、装置筐体から抜去する方向へ移動するのが阻止されると同時に、係合手段の解除動作が阻止されるように構成したものである。すなわち、ロックキーのフック軸が挿入された場合にその先端部によって係合手段の解除動作を阻止する機構を動作させるようにしたものである。
こうしたドッキング装置によれば、ラップトップパソコンを搭載した状態でロックキーを装着すれば、自身が盗難されるのを防止できるばかりでなく、係合手段が解除できないため、一つのロックキーを用いることにより、ラップトップパソコンの盗難を同時に防止することができるようになる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−194852号公報
ラップトップパソコンやドッキング装置に適用されるワイヤ式ロックキーとしては、現在、複数の製造元から種々のものが提供されているが、いずれも太径に形成されたロック本体部の先端部にフック軸が設けられたものである。フック軸は、軸部の先端に直角に延在するフックを有したもので、装置筐体のキー挿入孔に挿入された状態で回転すると、ロック本体部の先端部とフック軸のフックとの間に装置筐体が挟装保持された状態となり、装置筐体から抜去する方向への移動が阻止されることになる。
こうした機能上の制約から、ロックキーの種類に関わらずロック本体部の先端面とフック軸のフックまでの距離に関してはほぼ標準化された状態にある。すなわち、いかなる種類のロックキーであっても、フック軸をドッキング装置のキー挿入孔に挿入した後、これを90°回転させれば、装置筐体から抜去する方向の移動が阻止された状態とすることが可能である。
しかしながら、フック軸においてフックよりも先端側に位置する部分に関しては、ロックキーの種類に応じて様々な工夫を凝らしているのが実情であり、必ずしも寸法や形状が同一であるとは限らない。このため、フック軸の先端部によって係合手段の解除動作を阻止するように構成した特許文献1に記載のドッキング装置では、ロックキーの種類が異なった場合、係合手段の解除動作を阻止し得ない状態となる恐れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、ロックキーの種類に関わりなく、フック軸が挿入された場合に係合手段の解除動作を確実に阻止することのできるドッキング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、装置筐体に携帯用情報機器が搭載された場合に係合手段を係合させることによって携帯用情報機器の離脱を阻止するとともに、相互にコネクタを接続することによって携帯用情報機器に拡張機能を付与する一方、エジェクトボタンが操作された場合には係合手段を解除することによって携帯用情報機器の離脱を許容するドッキング装置において、装置筐体の外表面に開口し、太径のロック本体部の先端にフック軸が設けられたロック器具が装着された際に当該フック軸が係合するキー挿入孔と、装置筐体の外表面におけるキー挿入孔の周囲となる部位に進退可能に配設し、キー挿入孔にフック軸を挿入した場合にロック本体部によって押圧される可動部材と、可動部材が押圧された場合に前記係合手段の解除を阻止するロック解除阻止手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記可動部材は、前記キー挿入孔の周囲全周に配置される環状を成すものであり、この押圧部と装置筐体との間には、弾性押圧力により装置筐体の外表面から前記押圧部を常時突出した状態に保持する弾性手段を介在させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記ロック解除阻止手段は、エジェクトボタンの操作移動を阻止するボタン操作阻止機構部と、係合手段の解除方向への移動を阻止する係合解除阻止機構部とを備えることが望ましい。
本発明によれば、フック軸をキー挿入孔に挿入する際にロック本体部によって可動部材を押圧し、これによってロック解除阻止手段を動作させるようにしている。ロック本体部は、操作者が手に持って操作する部分であり、ロックキーの種類に関わりなくフック軸よりも太径の部分として存在するものである。従って、ロックキーの種類に応じてフック軸の先端形状や寸法が異なっている場合にも、フック軸をキー挿入孔に挿入すれば、ロック解除阻止手段を確実に動作させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態であるドッキング装置においてフック軸を挿入する以前の状態を示す要部断面図である。 図2は、図1に示したドッキング装置においてフック軸を挿入した状態を示す要部断面図である。 図3は、図1に示したドッキング装置においてフック軸が挿入されるキー挿入孔を示す斜視図である。 図4は、図1に示したドッキング装置に適用される係合手段の係合状態解除機構部及び係合解除阻止機構部を示す内部斜視図である。 図5は、図4に示した係合状態解除機構部及び係合解除阻止機構部を示す平面図である。 図6は、図4に示した係合状態解除機構部及び係合解除阻止機構部の要部を拡大して示す斜視図である。 図7は、図1に示したドッキング装置と携帯用情報機器とが互いに分離した状態を示す分解斜視図である。 図8は、図1に示したドッキング装置と携帯用情報機器とが互いに接続された状態を概念的に示す断面側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るドッキング装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図7は、本発明の実施の形態であるドッキング装置を示したものである。ここで例示するドッキング装置10は、携帯用情報機器として携帯用パーソナルコンピュータ(以下、「ラップトップパソコン100」という)を接続対象としてその機能を拡張するものである。この実施の形態で例示するラップトップパソコン100は、本体筐体101に対して開閉可能に取り付けられた蓋体102を備えたもので、本体筐体101の上面にキーボード103を備え、かつ蓋体102に表示装置104を備えている。図8に示すように、このラップトップパソコン100には、本体筐体101の下面にドッキング装置10に接続するためのPC側コネクタ110が設けてあるとともに、後述する係合レバー15が係合するための係合爪120、さらには一対の位置決め孔130が設けてある。
ドッキング装置10は、図7及び図8に示すように、ラップトップパソコン100の本体筐体101を載置させた状態で用いられるもので、合成樹脂材によって成形した装置筐体11にPC搭載部11a及びロック操作部11bを有している。PC搭載部11aは、ラップトップパソコン100を載置することのできる大きさの上面を有した箱体であり、前側から後側に向かうに従って漸次高さ寸法が大きくなるように傾斜している。ロック操作部11bは、PC搭載部11aよりも大きな高さ寸法を有した直方体状部分であり、PC搭載部11aの一側方において後半側となる部位に設けてある。
ドッキング装置10のPC搭載部11aには、その中央部に可動板12が配設してある。可動板12は、上面視が矩形状を成す蓋状部材であり、前側に位置する縁部を軸心としてPC搭載部11aの上面に揺動可能に支承してある。可動板12とPC搭載部11aとの間には、可動板12を常時上方に向けて突出させるコイルスプリング13が適宜箇所に介在させてある。
この可動板12には、コネクタ挿通孔12a、一対のレバー挿通孔12b及び一対のピン挿通孔12cが形成してある。コネクタ挿通孔12aは、PC搭載部11aに配設した拡張側コネクタ14に対応する部位に形成した開口であり、コイルスプリング13の弾性力に抗して可動板12をPC搭載部11aに向けて近接移動させた場合に拡張側コネクタ14の嵌合部を外部に露出させることが可能である。レバー挿通孔12bは、PC搭載部11aに配設した後述の係合レバー15に対応する部位に形成した開口であり、コイルスプリング13の押圧力に抗して可動板12をPC搭載部11aに向けて近接移動させた場合に係合レバー15の先端部を外部に露出させることが可能である。ピン挿通孔12cは、PC搭載部11aに配設した位置決めピンPに対応する部位に形成した開口である。
拡張側コネクタ14は、ドッキング装置10に設けた各種拡張機能の接続端子を構成し、ラップトップパソコン100において本体筐体101の下面に設けたPC側コネクタ110に接続可能となるもので、PC搭載部11aに固定してある。拡張側コネクタ14にPC側コネクタ110を接続した場合には、ドッキング装置10に設けた各種拡張機能をラップトップパソコン100から使用することが可能となる。
係合レバー(係合手段)15は、レバー基部15aを介してPC搭載部11aに前後方向に沿ってスライド可能に支持させたものである。それぞれの係合レバー15には、レバー基部15aからPC搭載部11aの上面及び可動板12を介して外部に向けてレバー部15bが延在し、さらに個々のレバー部15bの上端部に後側に向けて係合爪部15cが突設してある。係合レバー15の係合爪部15cは、コイルスプリング13の押圧力に抗して可動板12をPC搭載部11aに向けて近接移動させた場合にレバー挿通孔12bを介して外部に露出することが可能である。図には明示していないが、それぞれの係合レバー15は、装置筐体11との間に介在させたレバースプリングの押圧力により、常時装置筐体11の後側に向けて押圧されている。
また、係合レバー15には、レバー基部15aの下面に解除阻止連係部15dを有している。解除阻止連係部15dは、レバー基部15aにおいて最も後側にとなる部位の下面から下方に向けて突出した部分である。解除阻止連係部15dにおいて前側に向かう面は、レバー基部15aと略直角に延在しており、解除阻止係止面15eを構成している。解除阻止連係部15dにおいて後側に向かう面は、下方に向かうに従って漸次前側に傾斜する傾斜面15fを構成している。
位置決めピンPは、PC搭載部11aにおいて拡張側コネクタ14の近傍に位置する部位から立設した円柱状部材である。
ドッキング装置10のロック操作部11bには、図1〜図3に示すように、エジェクトボタン16及びキー挿入孔17aが設けてある。エジェクトボタン16は、ロック操作部11bに対して上下方向に移動可能に配設した押ボタンであり、通常状態においては復帰スプリング16aによって上方に押圧された状態にある。このエジェクトボタン16には、図4及び図5に示すように、係合状態解除機構部20が連係してある。係合状態解除機構部20は、第1係合解除レバー21と、第2係合解除レバー22と、第3係合解除レバー23とを備えて構成してある。
第1係合解除レバー21は、装置筐体11の左右方向に沿った第1レバー軸21aの軸心回りに回転可能となる態様でロック操作部11bの内部に配設したもので、第1入力部21b及び第1出力部21cを有している。第1入力部21bは、第1レバー軸21aから装置筐体11の前側に向けて延在し、エジェクトボタン16が下方に向けて押圧操作された場合に当接される部分である。第1出力部21cは、第1入力部21bから下方に向けて延在し、第1入力部21bが下方に押圧された場合に後側に向けて移動する部分である。
第2係合解除レバー22は、上下方向に沿った第2レバー軸22aの軸心回りに回転する態様でPC搭載部11aの内部に配設したもので、第2入力部22b及び第2出力部22cを有している。第2入力部22bは、第1係合解除レバー21における第1出力部21cの移動域に位置しており、第1出力部21cが後側に向けて移動した場合にこれに当接し、後側に向けて移動する部分である。第2出力部22cは、第2レバー軸22aに対して第2入力部22bとは反対の方向に延在した後、前側に向けて屈曲したもので、第2入力部22bが後側に向けて移動した場合に前側に向けて移動する部分である。
第3係合解除レバー23は、細径の円柱状を成すレバー軸部23aを有したもので、このレバー軸部23aがPC搭載部11aの左右方向に沿って略水平となる状態で支持してあり、自身の軸心回りに回転することが可能である。この第3係合解除レバー23には、レバー軸部23aの周面に第3入力部23b及び一対の第3出力部23cを備えている。第3入力部23bは、レバー軸部23aの下部周面から第2係合解除レバー22における第2出力部22cの移動域上に向けて下方に延在しており、第2係合解除レバー22の第2出力部22cが前側に向けて移動した場合にこれに当接し、装置筐体11の前側に向けて移動する部分である。一対の第3出力部23cは、レバー軸部23aの下部周面からそれぞれ係合レバー15における解除阻止連係部15dの傾斜面15fに当接するように延在し、第3入力部23bが装置筐体11の前側に向けて移動した場合にレバー基部15aを介して係合レバー15を装置筐体11のPC搭載部11aに対して前側に移動させるものである。
キー挿入孔17aは、図1〜図3に示すように、ラップトップパソコン用のワイヤ式ロックキー(ロック器具)200を装着するための開口である。ロックキー200は、太径の円柱状を成すロック本体部201と、ロック本体部201の先端部から延在したフック軸202を有した汎用品である。フック軸202は、軸部202aの先端に直角に延在するフック202bを有したT字状を成している。
図3に示すように、本実施の形態のキー挿入孔17aは、左右方向に沿った幅に比べて上下方向の高さを大きく設定した矩形状の長孔であり、装置筐体11におけるロック操作部11bの後側面に配設した円盤部材17に形成してある。円盤部材17は、図1及び図2に示すように、装置筐体11に固定した金属プレート等の剛性部材18に保持させたもので、剛性部材18の板厚を加えた軸方向寸法がロックキー200におけるロック本体部201の先端面とフック軸202のフック202bとの間の相互間距離と一致するように構成してある。このキー挿入孔17aにロックキー200のフック軸202を挿入した後、ロック本体部201を介してフック軸202を約90°回転させれば、フック軸202のフック202bが剛性部材18の裏面に対向することになり、フック軸202を抜去する方向の移動が阻止されることになる。
また、ドッキング装置10のロック操作部11bには、キー挿入孔17aを形成した円盤部材17の外周となる部位に可動部材19が設けてある。可動部材19は、中心部に円盤部材17を挿通させることのできる大きさの孔19aを有した有底の円柱状を成すもので、この底面を装置筐体11に形成した押圧操作孔11cを介して外部に露出させ、かつ軸心方向に沿って進退移動可能となる態様で装置筐体11に配設してある。可動部材19において装置筐体11の内部に位置する端部には、径外方向に延在したストッパ片19bが設けてあり、押圧操作孔11cから装置筐体11の外部に脱落することはない。可動部材19と装置筐体11との間には、押圧操作バネ(弾性手段)19cが介在させてある。押圧操作バネ19cは、可動部材19の底面が装置筐体11の押圧操作孔11cから外部に突出するように常時押圧力を付与するものである。
この可動部材19には、ボタン操作阻止機構部30が連係してある。ボタン操作阻止機構部30は、スライダ31と、操作阻止レバー32と、操作阻止ブロック33を備えて構成してある。
スライダ31は、ロック操作部11bの内部において前後方向にスライド可能に設けたものである。このスライダ31は、後側端部が可動部材19におけるストッパ片19bの移動域上に設けてあり、可動部材19を押圧操作バネ19cの押圧力に抗して装置筐体11の内部に押圧した場合にストッパ片19bに当接し、装置筐体11の前側に向けて移動される。操作阻止レバー32は、装置筐体11の左右方向に沿った阻止レバー軸32aの軸心回りに回転可能となる態様でロック操作部11bの内部に配設したもので、レバー入力部32b及びレバー出力部32cを有している。レバー入力部32bは、阻止レバー軸32aよりも上方に位置する部位からスライダ31の前端部に対向し、スライダ31が前側に移動した場合に当接する部分である。レバー出力部32cは、阻止レバー軸32aよりも下方に位置する部位から下方に向けて延在し、レバー入力部32bが前側に移動するように回転した場合に後側に向けて移動する部分である。操作阻止ブロック33は、装置筐体11においてロック操作部11bの底壁に前後方向に向けてスライド可能に配設したもので、ブロック入力部33a及びブロック第1出力部33bを有している。ブロック入力部33aは、操作阻止ブロック33の上面から上方に向けて突出し、操作阻止レバー32のレバー出力部32cが前側に移動した場合にこれに当接する部分である。ブロック第1出力部33bは、操作阻止ブロック33の上面から上方に向けて突出したものである。このブロック第1出力部33bは、図1に示すように、操作阻止ブロック33が最も前側に配置された場合にエジェクトボタン16の下方への移動を許容する一方、図2に示すように、最も後側に配置された場合にエジェクトボタン16の移動域に配置され、エジェクトボタン16の下方への移動を阻止するように機能する。
さらに、ボタン操作阻止機構部30の操作阻止ブロック33には、図6に示すように、ブロック第2出力部33cが設けてある。ブロック第2出力部33cは、操作阻止ブロック33の上面から上方に突出した部分である。このブロック第2出力部33cには、係合解除阻止機構部40が連係してある。係合解除阻止機構部40は、図4〜図6に示すように、解除阻止レバー41とリンクレバー42とを備えて構成してある。
解除阻止レバー41は、装置筐体11においてPC搭載部11aの底壁に左右方向に沿ってスライド可能に配設した平板状部材である。この解除阻止レバー41には、一対の解除阻止面41aが設けてある。解除阻止面41aは、解除阻止レバー41の後側縁部から後方に向けて突出した部分である。解除阻止レバー41の後側縁部は、係合レバー15の解除阻止係止面15eとの間に、レバースプリング(図示せず)の押圧力に抗して係合レバー15を前側に移動させるに十分な間隙が確保してある。解除阻止面41aは、解除阻止レバー41が左右方向に適宜移動し、係合レバー15の解除阻止係止面15eと対向した場合にこれに当接することにより、係合レバー15の前側への移動を阻止するものである。
リンクレバー42は、解除阻止レバー41の一端部と操作阻止ブロック33のブロック第2出力部33cとの間を連係するもので、上下方向に沿ったリンクレバー軸42aの軸心回りに回転する態様で装置筐体11のPC搭載部11aに配設してある。リンクレバー42の一方の端部42bは、図6に示すように、操作阻止ブロック33のブロック第2出力部33cに対して後側に位置する面に当接している。リンクレバー42の他方の端部42cは、図4及び図5に示すように、長孔42dを介して解除阻止レバー41の一端部に設けた軸部材41bに接続してある。
このリンクレバー42は、操作阻止ブロック33が最も前側に配置された場合に解除阻止レバー41の後側縁部をそれぞれ係合レバー15の解除阻止係止面15eに対向させる一方、操作阻止ブロック33が最も後側に配置された場合にブロック第2出力部33cを介してリンクレバー軸42aの軸心回りに回転し、解除阻止レバー41をスライドさせることによって一対の解除阻止面41aをそれぞれ係合レバー15の解除阻止係止面15eに対向させるものである。
上記のように構成したドッキング装置10では、通常状態にある場合、図1に示すように、可動部材19が装置筐体11においてロック操作部11bの後側面から突出した状態にあり、操作阻止レバー32のレバー出力部32cが最も前側に位置することにより、操作阻止ブロック33が装置筐体11の最も前側に配置された状態に維持される。この結果、一対の係合レバー15は、レバースプリング(図示せず)の押圧力に抗して前側に移動させることが可能である。また、通常状態にある場合、エジェクトボタン16は、復帰スプリング16aによって最も上方に配置されているが、操作阻止ブロック33が装置筐体11の最も前側に配置されているため、下方に押圧操作することが可能である。
従って、通常状態から装置筐体11のPC搭載部11aにラップトップパソコン100を搭載し、一対の位置決めピンPをそれぞれラップトップパソコン100の位置決め孔130に嵌合させ、さらに可動板12を押圧しながらPC側コネクタ110を拡張側コネクタ14に接続させれば、係合レバー15の係合爪部15cが本体筐体101の下面に設けた係合爪120に係合することになり、ラップトップパソコン100の不用意な離脱を防止した状態でラップトップパソコン100の機能を拡張することができる。
上述の状態からロックキー200のフック軸202をキー挿入孔17aに挿入し、これを約90°回転させてキーロックすれば、フック軸202を抜去する方向の移動が阻止されることになる。従って、ロックキー200のロック本体部201に設けられているワイヤを机等の固定物に巻回させれば、ドッキング装置10の盗難を防止することができるようになる。
ここで、上記ドッキング装置10によれば、フック軸202をキー挿入孔17aに挿入する際にロック本体部201の先端面が可動部材19に当接することになる。このため、図2に示すように、押圧操作バネ19cの押圧力に抗して可動部材19を押圧しなければ、フック軸202を90°回転させてフック202bを剛性部材18の裏面に対向配置させることができない。つまり、ロックキー200のフック軸202を装置筐体11のキー挿入孔17aに挿入させた場合には、可動部材19が装置筐体11に対して退行移動することになる。可動部材19が退行移動すると、スライダ31を介して操作阻止レバー32のレバー出力部32cが後側に向けて移動することになり、操作阻止ブロック33のブロック第1出力部33bによってエジェクトボタン16の下方への移動が阻止される。
これと同時に、操作阻止ブロック33のブロック第2出力部33cを介してリンクレバー42が回転し、解除阻止レバー41の解除阻止面41aがそれぞれ係合レバー15の解除阻止係止面15eに対向した状態となる。
これらの結果、係合レバー15によるラップトップパソコン100の係合状態を解除することができず、上述のロックキー200によるドッキング装置10の盗難を防止することができると同時にラップトップパソコン100の盗難を防止することが可能となる。
この場合、ロックキー200のロック本体部201は、操作者が手に持って操作する部分であり、ロックキー200の種類に関わりなくフック軸202よりも太径の部分として存在するものである。従って、ロックキー200の種類に応じてフック軸202の先端形状や寸法が異なっている場合にも、フック軸202をキー挿入孔17aに挿入すれば、エジェクトボタン16の操作移動を阻止するボタン操作阻止機構部30と、係合レバー15の解除方向への移動を阻止する係合解除阻止機構部40とを確実に動作させることが可能となる。
しかも、上記ドッキング装置10によれば、エジェクトボタン16の操作を阻止するばかりでなく、係合レバー15の解除動作を直接阻止するようにしている。従って、ラップトップパソコン100とPC搭載部11aとの隙間に異物を挿入した場合にも係合レバー15による係合状態が解除することがなく、ラップトップパソコン100の盗難を確実に防止することができる。また、係合状態解除機構部20のいずれもが動作しないため、係合状態解除機構部20を構成する第1係合解除レバー21、第2係合解除レバー22、第3係合解除レバー23のいずれにも過負荷が加えられる虞れがない。
尚、上述の状態からロックキー200を解除し、フック軸202を90°回転させてこれを抜去すれば、可動部材19が装置筐体11から突出した通常状態に復帰する。従って、エジェクトボタン16を押圧操作することができるとともに、エジェクトボタン16の押圧操作によって係合状態解除機構部20が動作することになる。このとき、係合レバー15の解除阻止係止面15eに対しては、解除阻止レバー41の後側縁部が対向した状態にある。従って、係合レバー15によるラップトップパソコン100の係合状態を解除し、ドッキング装置10から離脱させることができるようになる。
尚、上述した実施の形態では、可動部材19としてキー挿入孔17aの周囲全周に配置される環状のものを適用しているが、必ずしもこれに限らず、ロックキー200のフック軸202をキー挿入孔17aに挿入する際にロック本体部201が当接するように構成すればその形状は問わず、半円弧状のものであっても良いし、ロッド状のものであっても構わない。
10 ドッキング装置
11 装置筐体
14 拡張側コネクタ
15 係合レバー
16 エジェクトボタン
17 円盤部材
17a キー挿入孔
19 可動部材
30 ボタン操作阻止機構部
40 係合解除阻止機構部
100 ラップトップパソコン
110 PC側コネクタ
200 ロックキー
201 ロック本体部
202 フック軸

Claims (3)

  1. 装置筐体に携帯用情報機器が搭載された場合に係合手段を係合させることによって携帯用情報機器の離脱を阻止するとともに、相互にコネクタを接続することによって携帯用情報機器に拡張機能を付与する一方、エジェクトボタンが操作された場合には係合手段を解除することによって携帯用情報機器の離脱を許容するドッキング装置において、
    装置筐体の外表面に開口し、太径のロック本体部の先端にフック軸が設けられたロック器具が装着された際に当該フック軸が係合するキー挿入孔と、
    装置筐体の外表面におけるキー挿入孔の周囲となる部位に進退可能に配設し、キー挿入孔にフック軸を挿入した場合にロック本体部によって押圧される可動部材と、
    可動部材が押圧された場合に前記係合手段の解除を阻止するロック解除阻止手段と
    を備えたことを特徴とするドッキング装置。
  2. 前記可動部材は、前記キー挿入孔の周囲全周に配置される環状を成すものであり、
    装置筐体との間には、弾性押圧力により装置筐体の外表面から前記可動部材を常時突出した状態に保持する弾性手段を介在させた
    ことを特徴とする請求項1に記載のドッキング装置。
  3. 前記ロック解除阻止手段は、
    エジェクトボタンの操作移動を阻止するボタン操作阻止機構部と、
    係合手段の解除方向への移動を阻止する係合解除阻止機構部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のドッキング装置。
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