JP3737622B2 - 電子機器システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯型パーソナルコンピュータ等の小型電子機器と、この小型電子機器に装着可能な接続機器と、を備えた電子機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノート型パーソナルコンピュータ、あるいは、いわゆるモバイルコンピュータと言われる携帯可能な小型のコンピュータが広く普及している。この種のコンピュータは、携帯性を高めるために機器本体の小型化が促められ、同時に、一層の性能の向上が求められている。
【0003】
また、上述したパーソナルコンピュータの機能を一層拡張可能とするため、入力/出力アダプタ、ポートリプリケータ、拡張ステーション等の種々の接続機器が提供されている。この種の接続機器は、例えば、プリンタ、外部ディスプレイ、マウス等の外部電子機器を接続可能な複数のコネクタを備え、パーソナルコンピュータ側の機器本体の後端部に接続可能となっている。
【0004】
一方、近年、パーソナルコンピュータの盗難が多く、これを防止するため、いわゆるケンジントンキーのようなロックキーをパーソナルコンピュータに取付け、コンピュータを机等に固定する方法が取られている。
【0005】
パーソナルコンピュータに上記のような接続機器を装着して使用する場合、パーソナルコンピュータおよび接続機器の両方を盗難から防止する必要がある。そこで、このような場合には、パーソナルコンピュータおよび接続機器のそれぞれにロックキーを取り付ける方法や、あるいは、接続機器に設けられたロックレバー等を操作して、パーソナルコンピュータと接続機器とをロックした上で、パーソナルコンピュータにロックキーを取り付ける方法が取られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにパーソナルコンピュータおよび接続機器のそれぞれにロックキーを取り付ける場合、ロックキーが2個必要となり、操作が面倒であるとともに費用が掛かるという問題がある。
【0007】
また、ロックレバー等を操作しながら、パーソナルコンピュータにロックキーを取り付ける場合、ロックレバー操作およびロックキー操作の2つが必要となり、操作が面倒となる。
【0008】
この発明は上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、単一のロックキーにより、かつ、簡単な操作で電子機器および接続機器の盗難防止用のロックが可能な電子機器システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る電子機器システムは、係合部を有する電子機器と、ロックキーを差込み可能なキー孔を有し、上記電子機器に接続可能な接続機器と、を備え、
上記接続機器は、上記電子機器と接続機器とを接続状態にロックするロック機構を備えている。
【0010】
上記ロック機構は、
上記電子機器の係合部に係合して上記電子機器を上記接続機器にロックするロック位置と、上記電子機器と接続機器とのロックを解除する解除位置と、の間を移動可能に設けられた第1ロック部材と、
上記第1ロック部材を上記ロック位置に付勢した付勢部材と、
外部から操作可能に設けられ、上記第1ロック部材をロック位置から解除位置に移動させるロック解除レバーと、
上記第1ロック部材のロック位置と解除位置との間の移動を許容する第1位置と、上記第1ロック部材を上記ロック位置にロックする第2位置との間を移動可能に設けられているとともに、上記ロックキーが上記キー孔に差し込まれた際、上記ロックキーにより押圧され上記第1位置から第2位置へ移動する第2ロック部材と、
上記第2ロック部材を上記第1位置に付勢し、上記ロックキーが上記キー孔に差し込まれていない状態において、上記第2ロック部材を上記第1位置に保持する付勢部材と、を備えていることを特徴としている。
【0011】
上記構成の電子機器システムによれば、接続機器に電子機器を接続すると、ロック機構の第1ロック部材が接続機器の係合部に係合し、接続機器に対して電子機器を自動的に仮ロックする。この状態で、接続機器のキー孔にロックキーを差し込んでキー操作すると、上記ロックキーによって第2ロック部材が押圧され、第2ロック部材は第2位置へ移動して第1ロック部材をロック位置にロックする。これにより、接続機器に対して電子機器が完全にロックされ、接続機器から切り放し不能となる。同時に、接続機器にロックキーが取り付けられ、電子機器および接続機器に盗難防止用のロックが掛けられる。
【0012】
従って、1つのロックキーにより、ロック機構のロックと盗難防止ロックとを1回の操作によって行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明を実施の形態に係る電子機器システムについて詳細に説明する。
電子機器システムは、電子機器として携帯型のパーソナルコンピュータ7と、接続機器として入力/出力アダプタ8と、を備えている。図1ないし図3に示すように、パーソナルコンピュータ7は、偏平な矩形箱状の機器本体10と、同じく偏平な矩形箱状のディスプレイユニット12と、を備えている。機器本体10は、上面の開口した矩形状箱状の下ケース14と、ケースの上面開口を覆うようにケースに取り付けられたカバー16と、により構成された筐体18を備えている。また、機器本体10は、カバー16の上面に露出して設けられたキーボード20を有している。
【0014】
ディスプレイユニット12は、カバー16の後端部に設けられた一対のヒンジ部30によって機器本体10上に回動自在に取り付けられている。そして、ディスプレイユニット12は、キーボード20を露出する回動位置と、キーボード20を覆い、機器本体10とともに1つの箱状をなす閉塞位置との間に開閉自在となっている。
【0015】
ディスプレイユニット12の内面には、液晶表示パネル32が露出した開口34、電源スイッチ35、リブポイント36、LEDからなる表示部38等が設けられている。また、ディスプレイユニット12の外面には、リブポイント36に対向して一対のクリックスイッチ40が設けられている。
【0016】
機器本体10内には、それぞれPCカードを挿入可能な第1および第2カードスロット22a、22bが設けられ、これらカードスロットの挿入口は、機器本体の側壁に垂直方向に並んで設けられている。後壁10aの一端部下端には、機器本体10の幅方向Aに並んで第1および第2凹所27a、27bが形成され、それぞれ幅方向Aに沿って延びている。また、機器本体10内には、その後壁10aに隣接して、かつ、機器本体の幅方向Aに並んで図示しない第1および第2イジェクトレバーが配設され、それぞれ第1および第2凹所27a、27b内に突出した第1および第2係合突起28a、28bを有している。
【0017】
そして、第1係合突起28aを介して第1イジェクトレバーを幅方向Aに沿って矢印B方向へ押圧することにより、第1カードスロット22a内に収納されているPCカードを押圧しイジェクトすることができる。同様に、第2係合突起28bを介して第2イジェクトレバーを幅方向Aに沿って矢印B方向へ押圧することにより、第2カードスロット22b内に収納されているPCカードを押圧しイジェクトすることができる。
【0018】
図3に示すように、機器本体10の後壁10aのほぼ中央部および他端部には、それぞれ係合部として機能するロック用の係合凹所42が形成されているとともに、後壁10aの両端部には、それぞれロック用のねじ孔43が形成されている。
【0019】
一方、図3ないし図5に示すように、入力/出力アダプタ8は、偏平な矩形状の載置部44と、載置部から垂直に起立した起立部46と、を有し、ほぼL字状に形成されている。載置部44の上面は、前方に傾斜しパーソナルコンピュータ7の機器本体後端部を載置可能な載置面44aを構成している。また、起立部46は、載置面44aの後端から載置面に対して垂直に延出した起立壁46aと、起立壁の上端から載置面44aとほぼ平行に延びた上壁44bと、上壁から下方に延出し起立壁とほぼ平行に対向した後壁46cと、両側壁46d、46eと、を有している。
【0020】
図3において、載置面44aの左端部側には、パーソナルコンピュータ7の機器本体10底面に設けられた図示しないコネクタと接続可能な主コネクタ48が設けられている。
【0021】
起立部46内には、ロック機構50およびカードイジェクト機構52が設けられている。ロック機構50は、主コネクタ48の近傍において、起立壁46aから突出し機器本体10の係合凹所42とそれぞれ係合可能な一対のロック爪54と、上壁46bに設けられ、ロック爪54を起立部46内に移動させてロックを解除するロック解除レバー(操作レバー)56と、を備えている。また、ロック機構50に隣接した側壁46dには、後述する盗難防止用のロックキー62を差込可能なキー孔64が形成されている。
【0022】
カードイジェクト機構52は、起立壁46aから突出しそれぞれ機器本体10の第1および第2係合突起28a、28bと係合可能な第1および第2押圧突起82、92と、上壁46bにそれぞれ露出し、第1および第2押圧突起を移動させるための第1および第2操作突部88、98と、を備えている。
【0023】
また、起立部46の後壁46cには、プリンタ、外部ディスプレイ、外部キーボード、マウス等の外部機器をそれぞれ接続可能な複数の副コネクタ58が設けられている。これらの副コネクタ58は、主コネクタ48に電気的に接続されている。更に、後壁46cの両端部には、操作摘み60aを有するロックねじ60がそれぞれ回転自在に設けられている。
【0024】
パーソナルコンピュータ7の機器本体10後端部が載置面44a上に載置され入力/出力アダプタ8に装着されると、機器本体10側のコネクタが主コネクタ48に接続され、パーソナルコンピュータと入力/出力アダプタ8の複数の副コネクタ58とが電気的に接続される。また、起立部46の起立壁46aは機器本体10の後壁10aと隣接対向して位置し、一対のロック爪54は機器本体10の係合凹所42とそれぞれ係合して機器本体10をロックする。この状態で、各ロックねじ60の操作摘み60aを回し、ロックねじを機器本体のねじ孔43にねじ込むことにより、パーソナルコンピュータ7を入力/出力アダプタ8に対して確実にロックすることができる。
【0025】
また、カードイジェクト機構52の第1および第2押圧突起82、92は、機器本体10の第1および第2凹所27a、27b内にそれぞれ侵入し、第1および第2係合突起28a、28bと対向する。この状態で、第1および第2操作突部88、98を摺動操作することにより、第1および第2押圧突起82、92、第1および第2係合突起28a、28bを介して、機器本体10内の第1および第2イジェクトレバーを移動させ、第1および第2カードスロット22a、22bからPCカードをイジェクトすることができる。
【0026】
次に、ロック機構50について詳細に説明する。
図3、および図5ないし図8に示すように、ロック機構50は、前述した一対のロック爪54を一体に備えた第1ロック部材66、この第1ロック部材をロックするための第2ロック部材68、第1および第2ロック部材をそれぞれ摺動自在に支持した支持部材70、およびロック解除レバー56を有している。
【0027】
支持部材70は、起立部46の長手方向、つまり、機器本体10の幅方向Aに沿って延びた板状に形成されているとともに、段付形状に形成されている。支持部材70の上面中央部にはガイド溝71が形成され起立壁46aと直交する方向、つまり、幅方向Aと直交する方向に延びている。支持部材70の長手方向両端部には、上方に突出した一対の保持部72が形成されている。
【0028】
第1ロック部材66は、機器本体10の幅方向Aに沿って延び起立壁46aの内面と平行に対向した細長い板状の本体73と、本体の中央部から後方に延出したガイド壁部74と、を有している。そして、本体73の長手方向に前述した一対のロック爪54が一体に形成されているとともに、本体の一端部下端には、下方に突出した係止突起75が設けられている。ガイド壁部74の上面には、ロック解除レバー56と係合する係合突起76が突設されているとともに、下面には、図示しないガイド突起が突設されている。
【0029】
そして、第1ロック部材66は、ガイド壁部74が支持部材70の上面と一対の保持部72との間に挟持された状態で、かつ、ガイド突起が支持部材のガイド溝71に係合した状態で、支持部材70に取付けされ、幅方向Aと直交する矢印C方向に沿って往復動自在に支持されている。
【0030】
第1ロック部材66の本体73と支持部材70との間には一対の圧縮ばね78が架設され、本体73は起立部46の起立壁46aに向かって付勢され後述するロック位置に保持されている。
【0031】
また、第2ロック部材68は、幅方向Aに沿って延びた細長い金属板によって構成されている。第2ロック部材68には、幅方向Aに沿って互いに離間した一対のガイド孔80が形成され、それぞれ幅方向Aに延びている。そして、第2ロック部材68は、支持部材70の下面から突出した一対の係合突起83をそれぞれガイド孔80に挿通することにより、支持部材70の下面に、幅方向Aに沿って摺動自在に支持されている。
【0032】
第2ロック部材68は、第1ロック部材66の本体83に隣接対向した側縁68aを有し、この側縁には、本体83の係止突起75と対向可能な凹所84、および規制突起86が並んで形成されている。更に、第2ロック部材68の長手方向一端、つまり、起立部46の側壁46dと対向する一端には、押圧部90が折曲げ形成されている。そして、第2ロック部材68と支持部材70との間には引張りばね91が架設され、第2ロック部材は、この引張りばねにより後述する第1位置に付勢されている。
【0033】
一方、図6に示すように、入力/出力アダプタ8の起立部46において、起立壁46aには、一対の開口94が形成され、機器本体10の幅方向Aに沿って所定間隔離間して位置している。また、上壁46bには凹所96が形成され、この凹所の底壁には開口100が形成されている。
【0034】
そして、図3、図6、および図10aに示すように、上記構成のロック機構50は、支持部材68を上壁46b内面にねじ止め固定することにより、起立部46内に保持されている。そして、第1ロック部材66は起立壁64a内面と対向しているとともに、一対のロック爪54は、それぞれ開口94と対向している。また、ロック解除レバー56は、上方から凹所96に嵌合され、開口100を通して第1ロック部材66の係合突起76と係合している。そして、ロック解除レバー56は、第1ロック部材66とともに、起立壁46aと直交する方向に摺動可能となっている。
【0035】
通常、第1ロック部材66は圧縮ばね78によって起立壁46aに向かって付勢され、ロック爪54が開口94を通して起立壁46aから突出するロック位置に保持されている。そして、図10(a)、10(b)に示すように、パーソナルコンピュータ7の機器本体10後端部が、上方から載置面44a上に載置されると、ロック爪54は機器本体10の後壁10aに押圧され、圧縮ばね78の付勢力に抗して、第1ロック部材66と共に一旦後退位置に移動し、起立壁46の内側に待避する。そして、機器本体10の後端部が載置面44a上に到達し係合凹所42が押圧爪54と対向した時点で、第1ロック部材66は圧縮ばね78に付勢されてロック位置に自動的に復帰する。それにより、一対のロック爪54が、開口94を通して機器本体10の係合凹所42にそれぞれ係合し、機器本体10を入力/出力アダプタ8に対して仮ロックする。
【0036】
機器本体10のロックを解除する場合には、図10(c)に示すように、ロック解除レバー56を後方にスライドさせ、第1ロック部材66をロック位置からロック解除位置へ移動させる。すると、一対のロック爪54が機器本体10の係合凹所42から外れ、起立壁46a内に待避する。これにより、機器本体10はロックが解除され入力/出力アダプタ8から取外し可能となる。
【0037】
一方、ロック機構50の第2ロック部材68は、機器本体10の幅方向Aに沿って、図9(a)に示す第1位置と、図9(b)に示す第2位置との間を摺動可能となっている。第1位置において、第2ロック部材68の凹所84が第1ロック部材66の係止突起75と対向し、かつ、規制突起86が係止突起75からずれて位置する。これにより、第1ロック部材66は、第2ロック部材68によって規制されることなく、ロック位置とロック解除位置との間を自由に移動可能となっている。また、第2ロック部材68の押圧部90は、起立部46の側壁46dに形成されたキー孔64と隣接対向している。
【0038】
第2位置において、第2ロック部材68の規制突起86は第1ロック部材66の係止突起75と対向し、かつ、凹所84は係止突起75からずれて位置している。また、第2ロック部材68の側縁部68aの他端部は第1ロック部材66の一方のロック爪54と対向して位置している。従って、第1ロック部材66は、第2ロック部材68によってロック解除位置方向への移動が規制され、ロック位置にロックされる。
【0039】
なお、通常、第2ロック部材68は、引張りばね91に付勢されて第1位置に保持されている。
【0040】
図5に示すように、盗難防止用のロックキー62は、キーシリンダ104と、キーシリンダに回転自在に取り付けられたフック106と、キーシリンダに引き抜き自在に装着されフック106を回転させるキー108と、を有している。フック106の延出端は、ほぼT字状に形成され、入力/出力アダプタ8のキー孔64に差込可能となっている。また、キーシリンダ104にはワイヤ110が連結されている。
【0041】
上記のように構成された小型電子機器システムにおいて、パーソナルコンピュータ7および入力/出力アダプタ8を盗難防止のためにロックする場合には、図5および図11(a)に示すように、パーソナルコンピュータ7の機器本体10後端部を入力/出力アダプタ8の載置面44上に載置し、前述したように、ロック機構50の第1ロック部材66に設けられたロック爪54により機器本体10を入力/出力アダプタ8に対して仮ロックする。
【0042】
続いて、ロックキー62のフック106先端部を入力/出力アダプタ8のキー孔64に合わせキーシリンダ104が側壁46dに当接するまで差込み、この状態で、キー108によりフック106を約90度回転する。図11(b)に示すように、フック106をキー孔64に差し込むことにより、フック106は第2ロック部材68の押圧部90を押圧し、引張りばね91の付勢力に抗して、第2ロック部材68を第1位置から第2位置へ移動させる。また、フック106を回動することにより、フック106は、側壁46dの内面に設けられた補強板112と係合し、キー孔64に差し込まれた状態に固定される。
【0043】
これにより、第2ロック部材68は、ロックキー62によって第2位置に切換えられた状態にロックされ、第1ロック部材66をロック位置にロックする。従って、第1ロック部材66をロック解除位置へ移動させることが不能となり、パーソナルコンピュータ7は入力/出力アダプタ8に対して完全にロックされ、取外し不能となる。同時に、キーシリンダ104は、入力/出力アダプタ8に取外し不能に連結される。
【0044】
そして、ロックキー62のワイヤ110を予め固定物に連結しておくことにより、パーソナルコンピュータ7および入力/出力アダプタ8は、ロックキー62により盗難防止ロックされる。
【0045】
なお、盗難防止ロックを解除する場合には、キー106によりフック106を回動した後、フック106を入力/出力アダプタ8のキー孔64から引き抜くことにより、キーシリンダ104が入力/出力アダプタ8から取外され、同時に、第2ロック部材68はロックが解除されて第1位置に自動的に復帰する。これにより、ロック解除レバー56を操作して第1ロック部材によるパーソナルコンピュータ7のロックを解除可能となる。
【0046】
以上のように構成された電子機器システムによれば、入力/出力アダプタ8のキー孔64にロックキー52のフック106を差し込んでキー操作することにより、ロック機構50の第2ロック板68を切換えて入力/出力アダプタに対しパーソナルコンピュータをロックすると同時に、入力/出力アダプタにロックキーを固定して入力/出力アダプタおよびパーソナルコンピュータの盗難防止ロックを行うことができる。
【0047】
このように、上記の電子機器システムによれば、単一のロックキーにより、かつ、簡単なキー操作のみによりパーソナルコンピュータおよび入力/出力アダプタの盗難防止ロックを行うことができ、操作性の向上および費用の削減を図ることができる。
【0048】
なお、この発明は上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、この発明の電子機器システムにおいて、接続機器は、入力/出力アダプタに限らず、ポートリプリケータ、拡張ステーション等の他の接続機器を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、接続機器のキー孔にロックキーを差し込んでキー操作することのより、接続機器に対する電子機器のロックと、接続機器に対するロックキーの取付けとを同時に行うことができ、単一のロックキーにより、かつ、簡単な操作で電子機器および接続機器の盗難防止用ロックが可能な電子機器システムを提供することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】この発明の実施の形態に係る電子機器システムのパーソナルコンピュータを示す斜視図。
【0052】
【図2】ディスプレイユニットを閉じた状態における上記パーソナルコンピュータの斜視図。
【0053】
【図3】上記電子機器システムのパーソナルコンピュータの後端部および入力/出力アダプタを示す斜視図。
【0054】
【図4】上記入力/出力アダプタにパーソナルコンピュータを装着した状態を示す斜視図。
【0055】
【図5】上記入力/出力アダプタにパーソナルコンピュータを装着した状態を示す斜視図。
【0056】
【図6】上記入力/出力アダプタからロック機構を取り外した状態を示す分解斜視図。
【0057】
【図7】上記ロック機構の分解斜視図。
【0058】
【図8】上記ロック機構の底面側を示す斜視図。
【0059】
【図9】上記ロック機構における第2ロック部材の作動位置を示す平面図。
【0060】
【図10】上記ロック機構によるパーソナルコンピュータのロック動作を示す断面図。
【0061】
【図11】盗難防止用のロックキーの取付け動作を説明するための一部判断側面図。
【0062】
【符号の説明】
7…パーソナルコンピュータ
8…入力/出力アダプタ
10…機器本体
10a…後壁
12…ディスクプレイユニット
20…キーボード
42…係合凹所
44…載置部
46…起立部
46a…起立壁
46b…上壁
50…ロック機構
54…ロック爪
56…ロック解除レバー
62…ロックキー
64…キー孔
66…第1ロック部材
68…第2ロック部材
70…支持部材
104…キーシリンダ
106…フック
108…キー
110…ワイヤ

Claims (7)

  1. 係合部を有する電子機器と、
    ロックキーを差込み可能なキー孔を有し、上記電子機器に接続可能な接続機器と、を備え、
    上記接続機器は、上記電子機器と接続機器とを接続状態にロックするロック機構を備え、
    上記ロック機構は、
    上記電子機器の係合部に係合して上記電子機器を上記接続機器にロックするロック位置と、上記電子機器と接続機器とのロックを解除する解除位置と、の間を移動可能に設けられた第1ロック部材と、
    上記第1ロック部材を上記ロック位置に付勢した付勢部材と、
    外部から操作可能に設けられ、上記第1ロック部材をロック位置から解除位置に移動させるロック解除レバーと、
    上記第1ロック部材のロック位置と解除位置との間の移動を許容する第1位置と、上記第1ロック部材を上記ロック位置にロックする第2位置との間を移動可能に設けられているとともに、上記ロックキーが上記キー孔に差し込まれた際、上記ロックキーにより押圧され上記第1位置から第2位置へ移動する第2ロック部材と、
    上記第2ロック部材を上記第1位置に付勢し、上記ロックキーが上記キー孔に差し込まれていない状態において、上記第2ロック部材を上記第1位置に保持する付勢部材と、
    を有していることを特徴とする電子機器システム。
  2. 上記電子機器は、上記係合部が設けられた機器本体を備え、
    上記接続機器は、上記機器本体が載置される載置部と、上記載置部から延出し上記載置された機器本体と対向する起立部と、を備え、
    上記ロック機構は上記起立部内に設けられ、上記第1ロック部材は、上記ロック位置において上記起立部から突出し、上記載置部に載置された機器本体の係合部と係合するとともに、
    上記ロックキーは、上記キー孔に差し込んでキー操作することにより、上記第2ロック部材を第2位置へ移動させて記第1ロック部材をロック位置にロックするとともに、上記接続機器に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の電子機器システム。
  3. 上記ロック機構は、上記第1ロック部材および第2ロック部材を移動自在に支持しているとともに上記起立部に固定された支持部材を有していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器システム。
  4. 上記第1ロック部材は、上記起立壁と直交する方向に沿って移動可能に支持され、上記第2ロック部材は、上記起立壁と平行な方向に沿って移動可能に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器システム。
  5. 上記第2ロック部材を付勢した付勢部材は、上記支持部材と上記第2ロック部材との間に架設されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子機器システム。
  6. 上記第1ロック部材は、上記載置部と平行な方向に互いに離間して設けられているとともにそれぞれ上記ロック位置とロック解除位置との間を移動可能なロック爪を有し、
    上記機器本体の係合部は、上記ロック爪と係合可能な係合凹所を有していることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の電子機器システム。
  7. 上記ロックキーは、キーシリンダと、上記キーシリンダに回転可能に設けられているとともに上記接続機器のキー孔に差込み可能なフックと、上記キーシリンダ挿入されて上記フックを回転させるキーと、上記キーシリンダに連結されたワイヤと、を備えていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の小型電子機器システム。
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