JP2000039933A - 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置 - Google Patents

電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置

Info

Publication number
JP2000039933A
JP2000039933A JP10206638A JP20663898A JP2000039933A JP 2000039933 A JP2000039933 A JP 2000039933A JP 10206638 A JP10206638 A JP 10206638A JP 20663898 A JP20663898 A JP 20663898A JP 2000039933 A JP2000039933 A JP 2000039933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
electronic device
slot
housing
stopper member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10206638A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Honda
正実 本田
Hideki Itakura
英己 板倉
Teruo Kinoshita
照夫 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10206638A priority Critical patent/JP2000039933A/ja
Publication of JP2000039933A publication Critical patent/JP2000039933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子機器側に機能部品専用の盗難防
止対策を講じることなく、機能部品の盗難を未然に防止
できる電子機器システムを得ることにある。 【解決手段】電子機器システムは、筐体5 と、筐体の内
部に形成され、筐体の側壁5dに開口されたカードスロッ
ト23を通じてPCカード22が取り外し可能に収容される
カード収容部21と、を含むポータブルコンピュータ1
と;筐体が取り外し可能に載置される載置部32を有し、
ポータブルコンピュータの機能を拡張する際に用いる拡
張装置2 と;を備えている。拡張装置は、載置部に載置
された筐体の周壁と対向し合うロック位置と、このロッ
ク位置から退くロック解除位置と、に亘って移動可能な
ストッパ部材105 を有している。ストッパ部材は、ロッ
ク位置に移動されている限り載置部に載置された筐体の
スロットと向かい合い、このスロットの少なくとも一部
を閉じている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードやI
/Oカードのような機能部品を装着可能な電子機器と、
この電子機器の機能を拡張するための拡張装置とを備え
ている電子機器システム、ならびに電子機器に外部周辺
機器を接続する際に用いる拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータや移動体情報端
末機器に代表される携帯形の電子機器は、近年ますます
筐体の薄型化が強化され、バッグ等に収納して手軽に持
ち運べるようになっている。
【0003】ところで、筐体が薄くコンパクトに形成さ
れる程、外部周辺機器を接続するコネクタの設置場所
や、フロッピーディスク駆動装置あるいはCD-ROM駆動装
置を収容するスペースが筐体から失われてしまう。この
ため、最近のコンパクトなポータブルコンピュータで
は、筐体に第1の拡張コネクタが装備されており、この
第1の拡張コネクタをドッキングステーション(dockin
g station )と称する拡張装置に接続することで、据え
置き形のコンピュータと比較しても見劣りしないような
拡張性を確保し得るようになっている。
【0004】この種の拡張装置は、偏平な箱状のベース
を有している。このベースの内部には、フロッピーディ
スク駆動装置やCD-ROM駆動装置が収容されているととも
に、PCMCIAカードのような通信系カードを収容するカー
ド収容部が形成されている。さらに、ベースの側壁や後
壁には、外部キーボードあるいはプリンタのような各種
の外部周辺機器を接続するための複数のコネクタが配置
されている。
【0005】また、ベースは、その上面にポータブルコ
ンピュータの筐体が取り外し可能に載置される載置面を
有している。載置面は、筐体の底壁に対応した大きさを
有し、この載置面に上記第1の拡張コネクタが取り外し
可能に嵌合される第2の拡張コネクタが配置されてい
る。
【0006】そのため、ユーザがポータブルコンピュー
タの筐体をベースの載置面に載せると、第1および第2
の拡張コネクタが互いに嵌合し合い、この嵌合によりポ
ータブルコンピュータと拡張装置とが電気的に接続され
るようになっている。
【0007】一方、従来のコンパクトなポータブルコン
ピュータにおいて、その筐体にPCカードを装着可能と
した機種が知られている。このPCカードは、クレジッ
トカードサイズの周辺機器であり、従来からメモリカー
ド、I/OカードおよびLANカード等として広く普及
している。
【0008】PCカードを装着可能なポータブルコンピ
ュータは、上記筐体の内部にカード収容部を備えてい
る。カード収容部は、PCカードが出し入れされるカー
ドスロットを備えており、このカードスロットは、筐体
の側壁に開口されている。そして、カードスロットは、
側壁にそのまま開口されているか、あるいはPCカード
の出し入れ時を除いて専用のカバーで覆われるようにな
っている。
【0009】また、この種のポータブルコンピュータ
は、夫々セキュリティスロットを装備している。このセ
キュリティスロットは、盗難防止用のロック装置を取り
外し可能に連結するためのもので、上記筐体の側壁又は
後壁に開口されている。
【0010】上記ロック装置は、円筒状のロックシリン
ダと、このロックシリンダに連結された強靭なセキュリ
ティケーブルとを備えている。ロックシリンダは、上記
セキュリティスロットに挿入可能な鉤を有している。鉤
は、セキュリティスロットに引っ掛かるロック位置と、
このスロットから外れるロック解除位置とに亘って回動
可能となっており、この鉤の回動操作は、ロックシリン
ダにロックキーを差し込むことによって行われる。
【0011】そのため、セキュリティケーブルをオフィ
スの机のような外部の固定物に連結した後、ロックシリ
ンダの鉤をセキュリティスロットに挿入し、ロックキー
を介して鉤をロック位置に操作すれば、セキュリティケ
ーブルを介してポータブルコンピュータを外部の固定物
に繋ぎ止めておくことができる。
【0012】また、この種のロック装置が連結可能なセ
キュリティスロットを拡張装置のベースにも形成してお
けば、この拡張装置をセキュリティケーブルを介して外
部の固定物に繋ぎ止めておくことができ、ポータブルコ
ンピュータおよび拡張装置の不所望な盗難を未然に防止
することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ロック
装置は、ポータブルコンピュータあるいは拡張装置の盗
難を防止できるものの、筐体のカード収容部に対しては
何等関連づけられていないために、このカード収容部に
収容されたPCカードについては、その盗難を防ぐこと
ができない。
【0014】すなわち、PCカードは、ポータブルコン
ピュータを拡張装置に接続した時点でも、単に筐体内の
カード収容部に収容されているにすぎず、このカード収
容部のカードスロットから何人でも取り外せる状態にあ
る。したがって、上記ロック装置を用いたとしても、P
Cカードについては盗難の可能性を避けられないといっ
た問題が残る。
【0015】PCカードの盗難を防止するためには、カ
ード収容部にPCカードを取り出し不能にロックする装
置を付加することが考えられる。しかしながら、拡張装
置を必要とするポータブルコンピュータは、従来一般的
なポータブルコンピュータに比べて筐体の薄型化が強化
されているため、この筐体の内部にPCカード用の新た
なロック装置を付加するスペースを得ることは極めて困
難な状況にある。
【0016】しかも、このロック装置の分だけ部品点数
が多くなり、ポータブルコンピュータのコストや重量の
増大を招くといった新たな問題が生じてくる。本発明
は、このような事情にもとづいてなされたもので、電子
機器側に機能部品専用の盗難防止対策を講じることな
く、この機能部品の盗難を未然に防止できる電子機器シ
ステムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置
を得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の電子機器システムは、周壁
に開口されたスロットを有するとともに、このスロット
を通じて機能部品が取り外し可能に収容される収容部を
含む電子機器と;この電子機器が取り外し可能に載置さ
れる載置部を有し、上記電子機器の機能を拡張する際に
用いる拡張装置と;を備えている。そして、上記拡張装
置は、上記載置部に載置された電子機器の周壁と対向し
合うロック位置と、このロック位置から退避するロック
解除位置と、に亘って移動可能なストッパ部材を有し、
このストッパ部材は、上記ロック位置に移動されている
限り上記載置部に載置された電子機器のスロットと向か
い合い、このスロットの少なくとも一部を閉じているこ
とを特徴としている。
【0018】また、請求項10に係る本発明の拡張装置
は、機能部品が取り出し可能に挿入されるスロットを有
する電子機器が載置される載置部を含むベースと;この
ベースの内部に収容され、上記電子機器の機能を拡張す
る拡張手段と;を備えている。そして、上記ベースは、
上記載置部に載置された電子機器のスロットと対向し合
うロック位置と、このロック位置から退避するロック解
除位置と、に亘って移動可能なストッパ部材を有し、こ
のストッパ部材は、上記ロック位置に移動されている限
り上記電子機器のスロットと向かい合い、このスロット
の少なくとも一部を閉じていることを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、拡張装置のスト
ッパ部材は、ロック位置に移動された状態において電子
機器のスロットと向かい合い、電子機器の収容部に収め
られた機能部品の取り出し経路上に位置される。そのた
め、収容部に収められた機能部品を取り出そうとして
も、上記ストッパ部材が邪魔となって収容部からの機能
部品の取り出しが不可能となる。
【0020】したがって、拡張装置を利用して機能部品
の盗難を防止することができ、電子機器の収容部に格別
なロック装置を準備する必要はない。上記目的を達成す
るため、請求項8に係る本発明の電子機器システムは、
周壁に開口されたスロットを有するとともに、このスロ
ットを通じて機能部品が取り外し可能に収容される収容
部を含む電子機器と;この電子機器が取り外し可能に載
置される載置部を有し、上記電子機器の機能を拡張する
際に用いる拡張装置と;を備えている。そして、上記拡
張装置は、載置部に倒れ込むロック解除位置と、上記載
置部に載置された電子機器の周壁と対向し合うロック位
置と、に亘って回動可能なストッパ部材を有し、このス
トッパ部材は、上記ロック位置に回動されている限り上
記載置部に載置された電子機器のスロットと向かい合
い、このスロットの少なくとも一部を閉じていることを
特徴としている。
【0021】このような構成において、ストッパ部材を
ロック位置に回動させた後に、拡張装置の載置部に電子
機器を載置すると、このストッパ部材が電子機器のスロ
ットと向かい合い、電子機器の収容部に収められた機能
部品の取り出し経路上に位置される。そのため、収容部
に収められた機能部品を取り出そうとしても、上記スト
ッパ部材が邪魔となって収容部からの機能部品の取り出
しが不可能となる。
【0022】したがって、拡張装置を利用して機能部品
の盗難を防止することができ、電子機器の収容部に格別
なロック装置を準備する必要はない。しかも、電子機器
が載置部に載置されている限り、この電子機器が邪魔と
なってストッパ部材をロック位置からロック解除位置に
回動させることができなくなる。このため、ストッパ部
材をロック位置に確実に保持することができ、ストッパ
部材の回動を制限する格別な構造が不要となる。
【0023】上記目的を達成するため、請求項9に係る
本発明の電子機器システムは、周壁に開口されたスロッ
トを有するとともに、このスロットを通じて機能部品が
取り外し可能に収容される収容部を含む電子機器と;こ
の電子機器が取り外し可能に載置される載置部を有し、
上記電子機器の機能を拡張する際に用いる拡張装置と;
を備えている。そして、上記拡張装置は、盗難防止用の
ロック装置が取り外し可能に連結されるセキュリティ孔
を有し、このセキュリティ孔は、上記載置部の近傍に位
置されているとともに、このセキュリティ孔に上記ロッ
ク装置を連結した状態では、このロック装置が上記電子
機器の周壁に向けて突出されて、上記スロットの少なく
とも一部と対向し合うことを特徴としている。
【0024】このような構成によれば、電子機器を載置
部に載置した状態において、拡張装置のセキュリティ孔
にロック装置を連結すると、このロック装置が電子機器
のスロットと対向し合うように配置される。このため、
セキュリティ孔にロック装置が接続されている限り、こ
のロック装置が邪魔となって機能部品を収容部から取り
出すことができなくなり、拡張装置の盗難防止用のロッ
ク装置を利用して電子機器側の機能部品の盗難を防止す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータと、このポータブルコンピ
ュータに接続して使用する拡張装置に適用した図1ない
し図20にもとづいて説明する。
【0026】図1および図2は、電子機器としてのポー
タブルコンピュータ1と、このポータブルコンピュータ
1の機能を拡張する際に用いる拡張装置2とを開示して
いる。
【0027】ポータブルコンピュータ1は、コンピュー
タ本体3と、このコンピュータ本体3に支持されたディ
スプレイユニット4とを備えている。コンピュータ本体
3は、マグネシウム合金製の筐体5を有している。筐体
5は、底壁5a、上壁5b、前壁5c、左右の側壁5
d,5eおよび後壁5fを有している。前壁5c、側壁
5d,5eおよび後壁5fは、筐体5の周壁を構成する
ものであり、上記底壁5aの縁部と上壁5bの縁部とを
結んで筐体5の厚み方向に延びている。そして、筐体5
は、その厚み寸法が20mm程度に定められた偏平な箱状
をなしており、従来一般的なポータブルコンピュータに
比べて薄型化が強化されている。
【0028】筐体5の底壁5aの下面には、図4に示す
ような複数の座部6が形成されている。座部6は、底壁
5aの四隅において、この底壁5aの下方に向けて突出
されている。
【0029】図4および図5に示すように、筐体5の側
壁5d,5eの後端部には、夫々側方に向けて開口され
た係合部7が形成されている。係合部7は、ポータブル
コンピュータ1を拡張装置2に連結する際に用いるもの
であり、側壁5d,5eの後端から筐体5の前方に向け
て延びるような凹所にて構成されている。この係合部7
の前端7aは、半円形状に湾曲されている。
【0030】係合部7は、筐体5の底壁5aに開口され
た第1の開口部8と、筐体5の後壁5fに開口された第
2の開口部9とを有し、これら第1および第2の開口部
8,9は、互いに連なっている。
【0031】係合部7は、その前端7aの下面と筐体5
の底壁5aとを結ぶガイド壁10を有している。ガイド
壁10は、前端7aから底壁5aに進むに従い前方斜め
下向きに傾斜されたカム面11を有している。このカム
面11は、係合部7の前端7aの下方に位置されている
とともに、上記第1の開口部8に露出されている。
【0032】筐体5の上壁5bは、パームレスト14と
キーボード装着口15とを有している。パームレスト1
4は、上壁5bの前半部において筐体5の幅方向に延び
ている。キーボード装着口15は、パームレスト14の
後方に位置されている。キーボード装着口15は、筐体
5の内部に向けて凹むような凹所にて構成され、このキ
ーボード装着口15にキーボード16が取り付けられて
いる。
【0033】また、図4に示すように、筐体5の内部に
は、回路基板17が収容されている。回路基板17は、
筐体5の底壁5aと平行に配置されている。この回路基
板17の上面および下面には、夫々半導体パッケージの
ような各種の回路部品18が実装されている。回路基板
18の後端部の下面には、第1の拡張コネクタ19が実
装されている。第1の拡張コネクタ19は、筐体5の後
部において、この筐体5の底壁5aに開けた図示しない
コネクタ導出口と向かい合っている。
【0034】図16に示すように、上記筐体5の内部に
は、カード収容部21が形成されている。カード収容部
21は、パームレスト14の右端部の下方に位置されて
いる。このカード収容部21は、機能部品としての二枚
のPCカード22を取り出し可能に収容するためのもの
である。PCカード22は、クレジットカードサイズの
周辺機器であり、従来からメモリカード、I/Oカード
およびLANカード等として広く知られている。
【0035】カード収容部21は、カードスロット23
を有している。カードスロット23は、PCカード22
をカード収容部21に出し入れするためのもので、筐体
5の左側の側壁5dの前部に開口されている。そして、
PCカード22は、カード収容部21において、筐体5
の厚み方向に二段に積み上げて配置されており、これら
PCカード22をカード収容部21に収容した状態にお
いては、その一端22aがカードスロット23に臨んで
いる。
【0036】図1に示すように、筐体5の上壁5bの後
端部には、上向きに突出する一対のディスプレイ支持部
24a,24bが形成されている。ディスプレイ支持部
24a,24bは、筐体5の幅方向に互いに離間して配
置されている。
【0037】上記ディスプレイユニット4は、偏平な箱
状のディスプレイハウジング25と、このディスプレイ
ハウジング25に収容された液晶表示装置26とを備え
ている。ディスプレイハウジング25は、表示用開口部
27が形成された前面を有している。液晶表示装置26
は、文字や画像等が表示される表示画面26aを有し、
この表示画面26aは、表示用開口部27を通じてディ
スプレイハウジング25の外方に露出されている。
【0038】ディスプレイハウジング25は、一対の脚
部28a,28bを有している。脚部28a,28b
は、ディスプレイ支持部24a,24bに導かれるとと
もに、ヒンジ装置29(図4に示す)を介して筐体5に
回動可能に連結されている。このため、ディスプレイユ
ニット4は、パームレスト14やキーボード16を上方
から覆うように倒される閉じ位置と、パームレスト1
4、キーボード16および表示画面26aを露出させる
開き位置とに亘って選択的に回動し得るようになってい
る。
【0039】図2および図3に示すように、ポータブル
コンピュータ1の機能を拡張する際に用いる拡張装置2
は、合成樹脂製のベース30を有している。ベース30
は、底壁30aと、この底壁30aと向かい合う上壁3
0bと、これら底壁30aと上壁30bとを結ぶ前壁3
0c、左右の側壁30d,30eおよび後壁30fとを
有している。そして、ベース30は、その厚み寸法が2
0mm程度に定められた偏平な箱状をなしており、ポータ
ブルコンピュータ1の筐体5と同様に薄型化が強化され
ている。
【0040】ベース30は、載置部32を備えている。
載置部32は、ポータブルコンピュータ1の筐体5を取
り外し可能に載置するためのもので、ベース30の上壁
30bにて構成されている。この上壁30bの上面は、
筐体5の底壁5aと向かい合う平坦な載置面33となっ
ており、この載置面33は、筐体5の底壁5aに対応す
るような大きさを有している。そして、図15に示すよ
うに、載置面33に筐体5を載置した状態では、この載
置面33に筐体5の底壁5aの座部6が接触し、この載
置面33と筐体5の底壁5aとの間に、座部6の高さに
相当する隙間34が形成されるようになっている。
【0041】図3に示すように、ベース30の内部に
は、CD-ROM駆動装置36、フロッピーディスク駆動装置
37および回路基板38が収容されている。CD-ROM駆動
装置36およびフロッピーディスク駆動装置37は、ポ
ータブルコンピュータ1の機能を拡張する拡張手段を構
成するもので、上記ベース30の前半部において、この
ベース30の幅方向に並べて配置されている。CD-ROM駆
動装置36は、光ディスクを支持するトレー39を有
し、このトレー39はベース30の右側の側壁30eに
露出されている。また、フロッピーディスク駆動装置3
7は、フロッピーディスクを出し入れするスロット40
を有し、このスロット40はベース30の左側の側壁3
0dに開口されている。
【0042】回路基板38は、ベース30の後半部にお
いて、その上壁30bや底壁30aと平行に配置されて
いる。回路基板38は、フレキシブルな配線基板(図示
せず)を介してCD-ROM駆動装置36およびフロッピーデ
ィスク駆動装置37に電気的に接続されている。回路基
板38の上面には、第2の拡張コネクタ41が実装され
ている。第2の拡張コネクタ41は、ポータブルコンピ
ュータ1の第1の拡張コネクタ19に対応するものであ
る。この第2の拡張コネクタ41は、ベース30の後部
において、載置面33から上向きに突出されている。
【0043】そのため、ポータブルコンピュータ1の筐
体5を載置面33上の所定の位置に載置すると、第1の
拡張コネクタ19が第2の拡張コネクタ41に嵌まり込
み、これら拡張コネクタ19,41を介してポータブル
コンピュータ1と拡張装置2とが電気的に接続されるよ
うになっている。
【0044】図2および図3に示すように、拡張装置2
のベース30は、ポータブルコンピュータ1の筐体5を
載置面33にロックする第1および第2のリヤロックレ
バー43,44と、単一のフロントフック45とを備え
ている。
【0045】第1および第2のリヤロックレバー43,
44は、ベース30の後端部において、このベース30
の幅方向に互いに離間して配置されている。これら第1
および第2のリヤロックレバー43,44は、互いに共
通の構成を有するため、ベース30の左端部に位置され
た第1のリヤロックレバー43を代表して説明する。
【0046】図8および図9に示すように、第1のリヤ
ロックレバー43は、ホルダ46と、このホルダ46に
支持されたレバー本体47とを備えている。ホルダ46
は、底板48と、この底板48に連なる一対の側板49
a,49bとで構成されている。底板48は、ベース3
0の底壁30aに沿うとともに、このベース30の奥行
き方向に延びている。側板49a,49bは、底板48
の両側縁部から上向きに延びているとともに、ベース3
0の幅方向に互いに離間して配置されている。そして、
一方の側板49bの上端部には、フランジ状の支持片5
0が形成されている。
【0047】ベース30の底壁30aの上面には、底板
48を受ける第1のボス部51aと、支持片50を受け
る第2のボス部51bが突設されている。底板48およ
び支持片50は、第1および第2のボス51a,51b
に夫々ねじ52を介して固定されている。そのため、ホ
ルダ46は、ベース30の底壁30aに支持されてお
り、このホルダ46の底板48と底壁30aとの間に
は、第1のボス部51aの高さに対応する隙間53が形
成されている。
【0048】レバー本体47は、平坦な板状をなしてい
る。このレバー本体47は、ピボット軸55を介して側
板49a,49bの後端部に回動可能に枢支されてい
る。ピボット軸55は、側板49a,49bの間に跨る
とともに、ベース30の幅方向に沿って水平に延びてい
る。ピボット軸55は、側壁30dを貫通してベース3
0の外方に突出されており、このピボット軸55の外方
への突出端に上記レバー本体47が固定されている。レ
バー本体47は、側壁30dと重なり合った状態でベー
ス30の外方に露出されており、このレバー本体47の
上部は、載置面33の上方に張り出している。そのた
め、レバー本体47の上部は、載置面33にポータブル
コンピュータ1の筐体5を載置した時に、この筐体5の
側壁5dの後端部と向かい合っている。
【0049】レバー本体47の上部の側面には、円柱状
のロックピン56が固定されている。このロックピン5
6は、ポータブルコンピュータ1の係合部7に取り外し
可能に係合されるもので、ベース30の載置面33上に
水平に張り出している。そして、ロックピン56は、ポ
ータブルコンピュータ1の筐体5が載置面33に載置さ
れた状態において、第1の開口部8を通じて係合部7に
導かれるようになっている。
【0050】レバー本体47は、ピボット軸55を支点
として、ロックピン56が係合部7の前端7aに嵌まり
込む係合位置(図9のBに示す)と、ロックピン56が
係合部7の前端7aから第2の開口部9を通じて筐体5
の後方に離脱する解除位置(図10に示す)とに亘って
略90°の角度範囲で回動可能となっている。このレバ
ー本体47は、ねじりコイルばね57を介して常に係合
位置に向けて回動付勢されている。
【0051】また、上記フロントフック45は、載置面
33の前端部において、この載置面33の幅方向に沿う
中央部に位置されている。フロントフック45は、鉛直
方向に延びる軸状をなしており、このフロントフック4
5の上端には爪部58が形成されている。このフロント
フック45は、鉛直方向に昇降動可能に、かつ軸回り方
向に略90°の角度範囲に亘って回動可能にベース30
に支持されている。
【0052】そのため、フロントフック45は、爪部5
8を含む大部分が載置面33上に突出される解除位置
と、爪部58のみが載置面33上に位置する係合位置と
に亘って移動可能となっており、このフロントフック4
5は、図示しないスプリングにより常に解除位置に向け
て押し上げられている。
【0053】ポータブルコンピュータ1の筐体5をベー
ス30の上方から載置面33に載せると、まず最初に係
合部7のカム面11がロックピン56に摺動可能に接触
する。カム面11は、後上がりに傾斜されているので、
ユーザが筐体5を載置面33に向けて押圧すると、ロッ
クピン56がカム面11の形状に応じて後向きに押さ
れ、レバー本体47がピボット軸55を支点に解除位置
に向けて回動する。このレバー本体47の回動により、
ロックピン56がカム面11を乗り越えると、ねじりコ
イルばね57の付勢力によりレバー本体47が係合位置
に向けて強制的に復帰し、ロックピン56が係合部7の
前端7aに嵌まり込む。
【0054】同様にフロントフック45は、筐体5の底
壁5aとの当接により解除位置から係合位置に押し込ま
れ、このフロントフック45の上端の爪部58が筐体5
の底壁5aに引っ掛かる。
【0055】このことにより、ポータブルコンピュータ
1の筐体5は、その後端の二箇所と前端の一箇所の合計
三箇所で載置面33上にロックされ、第1の拡張コネク
タ19と第2の拡張コネクタ41との嵌合状態が維持さ
れる。
【0056】筐体5のロックを解除するには、指先でレ
バー本体47の後端を下向きに押圧する。この押圧によ
り、図7や図10に示すように、レバー本体47がねじ
りコイルばね57の付勢力に抗して係合位置から解除位
置に向けて回動し、ロックピン56が係合部7の前端7
aから外れるとともに、第2の開口部9を通じて筐体5
の後方に離脱する。これにより、ロックピン56による
筐体5の後端部のロックが解除され、この筐体5の後端
部を載置面33の上方に向けて引き上げることができ
る。
【0057】なお、第1および第2のリヤロックレバー
43,44のレバー本体47は、イジェクトローラ59
を備えている。このイジェクトローラ59は、レバー本
体47が係合位置に回動されている状態においては、筐
体5の底壁5aと向かい合っている。そのため、図10
に示すように、レバー本体47を係合位置から解除位置
に移動させると、ロックピン56が筐体5の係合部7か
ら外れた後、イジェクトローラ59が筐体5の底壁5a
に当接し、この筐体5を載置面33から押し上げる。こ
の結果、ロックピン56による筐体5のロックが解除さ
れるとともに、第1の拡張コネクタ19と第2の拡張コ
ネクタ41との嵌合が解除され、ポータブルコンピュー
タ1を載置面33から取り外すことができる。
【0058】図8ないし図11に示すように、第1のリ
ヤロックレバー43(第2のリヤロックレバー44)
は、夫々そのレバー本体47を係合位置にロックするロ
ック手段61を備えている。ロック手段61は、円筒状
のロックスリーブ62と、ロックバー63とを備えてい
る。
【0059】ロックスリーブ62は、上記ピボット軸5
5の外側に同軸状に固定されている。ロックスリーブ6
2は、レバー本体47と一体に回動するようになってお
り、このロックスリーブ62の外周面には、下向きに張
り出すストッパ壁64が形成されている。
【0060】ロックバー63は、ボス部65と、このボ
ス部65の外周面から径方向に突出するレバー部66と
を備えている。ボス部65は、ロックスリーブ62の前
方において、ホルダ46の側板49a,49bの間に支
持軸67を介して回動可能に支持されている。レバー部
66は、ボス部65からロックスリーブ62に向けて延
びている。そして、ロックバー63は、レバー部66の
先端がロックスリーブ62のストッパ壁64に引っ掛か
る第1の位置(図9のBに示す)と、レバー部66の先
端がストッパ壁64から下方に離脱する第2の位置(図
10に示す)とに亘って回動可能にホルダ46に支持さ
れている。このロックバー63は、ねじりコイルばね6
8を介して常に第2の位置に向けて付勢されている。
【0061】そのため、レバー本体47が係合位置に回
動されている状態において、ロックバー63を第1の位
置に回動させると、そのレバー部66の先端がストッパ
壁64に引っ掛かり、ピボット軸55の自由な回動を制
限する。この結果、レバー本体47が係合位置にロック
され、ロックピン56と筐体5の係合部7との係合状態
が維持される。
【0062】図8、図9の(B)および図10に示すよ
うに、ベース30の底壁30aには、第1および第2の
リヤロックレバー43,44のロックバー63を第1の
位置又は第2の位置に選択的に移動させるスライダ70
が配置されている。
【0063】スライダ70は、ベース30の奥行き方向
にスライド可能に底壁30aの上面に支持されている。
このスライダ70は、第1の端部70aと第2の端部7
0bとを有している。第1の端部70aは、底壁30a
とホルダ46との間の隙間53に導かれている。第2の
端部70bは、ホルダ46の前方に引き出されている。
第1の端部70aの上面には、上向きに突出する押圧突
起71が形成されている。押圧突起71は、ホルダ46
の底板48を貫通して配置されており、この押圧突起7
1の上端は、ロックバー63の下面と向かい合ってい
る。
【0064】スライダ70は、押圧突起71の上端がレ
バー部66の下面に接するロック位置(図9のBに示
す)と、この押圧突起71の上端がボス部65の方向に
逃げるロック解除位置(図10に示す)とに亘ってスラ
イド可能となっている。スライダ70がロック位置にス
ライドされると、その押圧突起71によってレバー部6
6が強制的に押し上げられ、ロックバー63が第1の位
置に回動される。また、スライダ70がロック解除位置
にスライドされると、押圧突起71がレバー部66の下
面から外れるので、この押圧突起71によるレバー部6
6の押し上げが解除される。そのため、ロックバー63
は、ねじりコイルばね68によって第1の位置から第2
の位置に向けて強制的に回動される。
【0065】図11に示すように、第1および第2のリ
ヤロックレバー43,44のスライダ70は、連動手段
73を介して互いに連動されている。連動手段73は、
スライドレバー74と、このスライドレバー74に連動
する第1および第2のリンクレバー75,76とを備え
ている。
【0066】スライドレバー74は、ベース30の幅方
向に沿って延びているとともに、このベース30の幅方
向にスライド可能に底壁30aに支持されている。この
スライドレバー74は、第1のリヤロックレバー43の
近傍に位置された第1の端部77aと、第2のリヤロッ
クレバー44の近傍に位置された第2の端部77bとを
有している。
【0067】第1および第2のリンクレバー75,76
は、垂直軸回りに回動可能に底壁30aに支持されてい
る。第1および第2のリンクレバー75,76は、夫々
第1および第2のアーム部78a,78b,79a,7
9bを有している。第1および第2のアーム部78a,
78b,79a,79bは、互いに略直交する方向に延
びている。第1のアーム部78a,79aの先端は、ス
ライドレバー74の第1および第2の端部77a,77
bに夫々回動可能に連結されている。第2のアーム部7
8b,79bの先端は、上記スライダ70の第2の端部
70bに回動可能に連結されている。
【0068】そのため、図11に矢印で示すように、ス
ライドレバー74をベース30の幅方向にスライドさせ
ると、第1および第2のリンクレバー75,76が回動
し、これらリンクレバー75,76の回動により、スラ
イダ70がロック位置とロック解除位置とに亘ってスラ
イドされるようになっている。
【0069】図11および図12に示すように、スライ
ドレバー74は、第2の端部77bに連なる延長部81
を有している。延長部81は、ベース30の右側の側壁
30eに向けて延びており、この側壁30eと底壁30
aとで規定される角部には、格納凹部82が形成されて
いる。延長部81の先端は、側壁30eを貫通して格納
凹部82に導かれており、この延長部81の先端には、
操作部としての操作摘み83が支持されている。操作摘
み83は、延長部81に沿って延びる操作位置(図12
のAおよびBに示す)と、延長部81と略直交する方向
に延びる格納位置(図12のCに示す)とに亘って回動
可能となっている。
【0070】操作摘み83を操作位置に回動させた後、
この操作摘み83を指先で掴んで格納凹部82の右側に
引き出すと、スライドレバー74、第1および第2のリ
ンクレバー75,76を介してスライダ70がロック位
置にスライドされる。また、操作摘み83を格納凹部8
2に押し込むと、スライドレバー74、第1および第2
のリンクレバー75,76を介してスライダ70がロッ
ク位置からロック解除位置にスライドされる。そして、
図12の(C)に示すように、操作摘み83をベース3
0の右側に引き出した状態で格納位置に向けて回動させ
ると、この操作摘み83が格納凹部82に格納されるよ
うになっている。
【0071】図3に最も良く示されるように、ベース3
0の右側の側壁30eには、セキリュティ孔85が開口
されている。セキュリティ孔85は、ポータブルコンピ
ュータ1あるいは拡張装置2の盗難を防止するためのロ
ック装置86を取り外し可能に接続するためのものであ
り、ベース30の厚み方向に延びる長孔状をなしてい
る。このセキュリティ孔85は、上記格納凹部82に隣
接されている。
【0072】図14に示すように、ロック装置86は、
強靭な金属製のセキュリティケーブル87と、このケー
ブル87の一端に固定されたロックシリンダ88とを備
えている。ロックシリンダ88は、セキュリティ孔85
に取り出し可能に挿入される軸部89を有している。軸
部89は、セキュリティ孔85にきっちりと嵌まり込む
ような縦長の断面形状を有している。この軸部89の先
端には、鉤90が配置されている。鉤90は、軸部89
の長軸方向に延びるロック解除位置と、軸部89の短軸
方向に延びるロック位置とに亘って回動可能となってい
る。この鉤90の回動は、ロックシリンダ88に取り外
し可能に差し込まれたロックキー91によって行われ
る。
【0073】そのため、ロックシリンダ88の軸部89
をセキュリティ孔85に挿入した後、ロックキー91を
介して鉤90をロック解除位置からロック位置に回動さ
せると、この鉤90がセキュリティ孔85の開口縁部に
引っ掛かり、ケーブル87の一端がロックシリンダ88
を介してベース30に取り外し不能に連結されるように
なっている。
【0074】したがって、このケーブル87を例えばオ
フィスの机のような容易に移動できない外部の固定物に
接続すれば、拡張装置2を固定物に繋ぎ止めておくこと
ができ、この拡張装置2の盗難を防止することができ
る。
【0075】セキュリティ孔85にロック装置86を連
結した状態では、そのロックシリンダ88の端面がベー
ス30の右側の側壁30eに突き合わされる。この際、
セキュリティ孔85は、格納凹部82に隣接されている
ので、図12の(B)から明らかなように、ロックシリ
ンダ88の端面の一部が側壁30eに開放された格納凹
部82と向かい合い、この格納凹部82をベース40の
右側から覆い隠す。
【0076】このため、スライドレバー74の操作摘み
83を格納凹部82に格納した状態でセキュリティ孔8
5にロック装置86を連結すれば、ロックシリンダ88
が邪魔となって操作摘み83を指先で操作することがで
きなくなり、スライドレバー74のスライドが制限され
る。よって、スライダ70をロック解除位置に向けてス
ライドさせることができず、第1および第2のリヤロッ
クレバー43,44のレバー本体47は、係合位置にそ
のまま保持される。
【0077】図3、図17ないし図20に示すように、
ベース30の載置面33には、取付け座100が一体に
形成されている。取付け座100は、載置面33の前端
の左側部において、この載置面33から上向きに張り出
している。取付け座100は、平坦な上面100aと、
この上面100aに連なる側面100bを有し、この側
面100bは、ベース30の左側の側壁30dに連なっ
ている。そして、取付け座100は、載置面33に筐体
5を載置した時に、上記筐体5のカード収容部21の下
方に位置されるとともに、この筐体5の底壁5aと載置
面33との間の隙間34に収まるようになっている。
【0078】取付け座100の上面100aには、装着
溝101が形成されている。装着溝101は、載置面3
3の幅方向に沿って延びており、この装着溝101の一
端は、取付け座100の側面100bに連続して開放さ
れている。そして、図19に示すように、装着溝101
は、載置面33の奥行き方向に向かい合う一対の側面1
02a,102bを有し、これら側面102a,102
bには、夫々ガイド孔103が形成されている。ガイド
孔103は、装着溝101の一端に位置されている。
【0079】取付け座100の装着溝101には、スト
ッパ部材105が支持されている。このストッパ部材1
05は、平坦な板状をなしている。ストッパ部材105
は、一端に軸部106を有し、この軸部106は、上記
ガイド孔103に回動可能に嵌め込まれている。
【0080】そのため、ストッパ部材105は、軸部1
06を支点として、載置面33から上向きに突出するロ
ック位置(図18に示す)と、装着溝101に嵌まり込
むように載置面33上に倒されるロック解除位置(図1
9に示す)とに亘って略90°の角度範囲で回動可能に
取付け座100に支持されている。
【0081】ストッパ部材105をロック位置に回動さ
せた状態では、図16や図19に示すように、このスト
ッパ部材105が載置面33に載置された筐体5の左側
の側壁5dに沿うように起立されて、この側壁5dに開
口されたカードスロット23と対向し合うようになって
いる。これにより、カードスロット23の一部がストッ
パ部材105によって覆い隠され、このストッパ部材1
05とカード収容部21に収容されたPCカード22の
端部22aとが互いに近接された位置関係に保たれる。
【0082】そして、この場合、ロック位置に回動され
たストッパ部材105をロック解除位置に回動させよう
としても、筐体5が邪魔となってストッパ部材105を
載置面33上に倒すことができなくなる。このため、筐
体5が載置面33に載置されている限り、ストッパ部材
105はロック位置に保持される。
【0083】このような構成において、ポータブルコン
ピュータ1の機能を拡張するに当り、このポータブルコ
ンピュータ1の筐体5を拡張装置2の載置面33に載置
すると、筐体5の後端の係合部7に第1および第2のリ
ヤロックレバー43,44のロックピン56が引っ掛か
るとともに、筐体5の底壁5aの前端部にフロントフッ
ク45の爪部58が引っ掛かる。これにより、筐体5が
載置面33にロックされ、第1の拡張コネクタ19と第
2の拡張コネクタ41との嵌合状態が維持される。
【0084】筐体5を載置面33に載置するに先立っ
て、ストッパ部材105をロック解除位置からロック位
置に回動させておくと、筐体5が載置面33にロックさ
れた時点で、図16や図19に示すように、トッパ部材
105が筐体5のカードスロット23と対向し合い、こ
のカードスロット23の一部を外方から覆い隠す。その
ため、PCカード22の排出経路が遮断され、カード収
容部21からPCカード22を取り出すことができなく
なる。
【0085】また、ストッパ部材105をロック位置に
回動させると、このストッパ部材105は筐体5の側壁
5dに沿うように起立されるので、筐体5が載置面33
に載置されている限り、この筐体5が邪魔となってスト
ッパ部材105をロック位置からロック解除位置に倒す
ことができなくなる。そのため、ストッパ部材105を
ロック位置に確実に保持することができる。
【0086】この結果、拡張装置2を利用してPCカー
ド22の盗難を防止できるとともに、ポータブルコンピ
ュータ1や拡張装置2の電源がONの時にPCカード2
2を取り出してしまうといった誤操作を未然に防止する
ことができる。
【0087】しかも、上記構成によれば、PCカード2
2の盗難を防止する専用のロック機構を筐体5から省略
できるので、大きさの限られた筐体5の内部にロック機
構を収める専用のスペースを確保する必要はない。した
がって、筐体5のコンパクト化や軽量化を推し進める上
で好都合となるとともに、ポータブルコンピュータ1の
コストの低減にも寄与することになる。
【0088】一方、筐体5が載置面33にロックされた
状態において、第1および第2のリヤロックレバー4
3,44を係合位置から解除位置に向けて回動させる
と、ロックピン56が筐体5の係合部7から外れ、筐体
5のロックが解除される。そのため、この筐体5のロッ
ク解除の仕方を認識していれば、筐体5を載置面33か
ら取り外すことが可能となるから、拡張装置2にストッ
パ部材105が装備されていても、カード収容部21に
収容されたPCカード22が盗難にあう恐れがあり得
る。
【0089】しかるに、上記実施の形態によれば、筐体
5が載置面33に載置された状態において、スライドレ
バー74に連動する操作摘み83を格納凹部82の右側
に引き出して、スライダ70をロック位置にスライドさ
せれば、図9のBに示すように、ロックバー63が第1
の位置に回動され、ピボット軸55ひいてはレバー本体
47の自由な回動が制限される。そのため、第1および
第2のリヤロックレバー43,44が係合位置にロック
され、筐体5のロックを解除することができなくなる。
【0090】よって、筐体5を載置面33から取り外す
ことができなくなり、ポータブルコンピュータ1やPC
カード22の盗難を防止することができる。加えて、上
記実施の形態によると、スライダ70をロック位置にス
ライドさせた状態において、ベース30のセキュリティ
孔85にロック装置86を連結すれば、このロック装置
86のロックシリンダ88の端面が格納凹部82と向か
い合う。このため、操作摘み83がロックシリンダ88
によって覆い隠され、このロックシリンダ88が邪魔と
なって操作摘み83を操作することができなくなる。
【0091】よって、たとえ操作摘み83の存在を認識
していたとしても、スライダ70をロック位置からロッ
ク解除位置に向けてスライドさせることができなくな
り、第1および第2のリヤロックレバー43,44は係
合位置にロックされたままの状態に保たれる。
【0092】また、ロック装置86のケーブル87は、
ロックシリンダ88を介してベース30に取り外し不能
に連結されるので、このケーブル87をオフィスの机の
ような容易に移動できない固定物に連結しておけば、ポ
ータブルコンピュータ1が接続された拡張装置2を固定
物に繋ぎ止めておくことができ、拡張装置2ごとポータ
ブルコンピュータ1が盗難にあうのを防止できる。
【0093】この結果、拡張装置2の盗難を防止するた
めのロック装置86を利用して、載置面33からの筐体
5の取り外しならびにPCカード22の盗難を防止する
ことができ、このPCカード22の盗難防止に対する信
頼性がより向上するといった利点がある。
【0094】なお、本発明は、上記第1の実施の形態に
特定されるものではなく、図21ないし図23に本発明
の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は、
ロック装置86を用いてPCカード22の盗難を防止す
るようにした点が上記第1の実施の形態と相違してお
り、ポータブルコンピュータ1および拡張装置2の基本
的な構成は、上記第1の実施の形態と同様である。その
ため、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と
同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その説明
を省略する。
【0095】図21および図22に示すように、ポータ
ブルコンピュータ1の筐体5は、カードスロット23を
開閉するカードカバー121を備えている。カードカバ
ー121は、カードスロット23を閉じる第1の位置
(図22に示す)と、筐体5の左側方に倒れ込むことに
よりカードスロット23を開放する第2の位置(図21
に示す)とに亘って回動可能に上記筐体5の側壁5dに
支持されている。このカードカバー121は、上記第1
の位置に回動された時に筐体5の側壁5dに連続し、上
記PCカード22の端部22aを外方から覆い隠すよう
になっている。
【0096】また、ベース30の左側の側壁30dに
は、セキュリティ孔85が形成されている。セキュリテ
ィ孔85は、側壁30dの前端部に位置され、ベース3
0の載置面33に筐体5を載置した状態においては、そ
のカードスロット23の近傍に位置されている。そし
て、このカードスロット23の開口縁からセキュリティ
孔85までの最短距離は、ロックシリンダ88の半径よ
りも小さく定められている。
【0097】そのため、カードカバー121を第1の位
置に回動させた状態で、セキュリティ孔85にロックシ
リンダ88の鉤90を連結すれば、図22および図23
に示すように、ロックシリンダ88の端面の一部がカー
ドカバー121と重なり合うようになっている。
【0098】このような構成によれば、ベース30のセ
キュリティ孔85にロック装置86が接続されている限
り、このロック装置86のロックシリンダ88が邪魔と
なって、カードカバー121を第1の位置から第2の位
置に回動させることができなくなる。そのため、カード
スロット23が閉じられたままの状態に保持され、この
カードスロット23からPCカード22を取り出すこと
ができなくなる。よって、拡張装置2の盗難防止用のロ
ック装置86を利用してPCカード22の盗難を防ぐこ
とができ、筐体5にPCカード専用のロック装置を装備
する必要はない。
【0099】なお、本発明を実施するに当っては、機能
部品はPCカードに特定されるものではなく、例えば取
り外し可能なモデム装置あるいはハードディスク駆動装
置のような一つのモジュールとしてパッケージ化された
パック状機器であっても良い。
【0100】また、ストッパ部材は、カードスロットの
一部のみを覆うものに限らず、カードスロット全体を覆
うような形状としても良い。さらに、上記第2の実施の
形態では、筐体の側壁にカードスロットを開閉するカー
ドカバーを取り付けたが、本発明はこれに特定されるも
のではなく、例えば上記カードカバーを省略し、ロック
シリンダの端面をカードスロットを介して直接PCカー
ドの端面と対向させるようにしても良い。
【0101】
【発明の効果】請求項1、8および10の発明によれ
ば、拡張装置を利用して機能部品の盗難を防止すること
ができ、この機能部品の盗難を防止する専用のロック機
構を電子機器から省略できる。そのため、大きさの限ら
れた電子機器の内部にロック機構を収める専用のスペー
スを確保する必要はなく、電子機器のコンパクト化や軽
量化を図る上で好都合となるとともに、電子機器のコス
トの低減にも寄与する。
【0102】また、請求項8の発明では、電子機器が載
置部に載置されている限り、この電子機器が邪魔となっ
てストッパ部材のロック解除位置への回動が制限される
ので、電子機器を利用してストッパ部材をロック位置に
確実に保持することができる。よって、ストッパ部材の
回動を制限する格別な構造を省略でき、拡張装置側の構
造を簡略化できる。
【0103】請求項9の発明によれば、拡張装置の盗難
防止用のロック装置を利用して機能部品の盗難を防ぐこ
とができ、大きさの限られた電子機器の内部にロック機
構を収める専用のスペースを確保する必要はない。その
ため、電子機器のコンパクト化や軽量化を図る上で好都
合となるとともに、電子機器のコストの低減にも寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、拡張装置
の載置面にポータブルコンピュータを載置した状態を示
す斜視図。
【図2】拡張装置の載置面からポータブルコンピュータ
を取り外した状態を示す斜視図。
【図3】拡張装置の斜視図。
【図4】ポータブルコンピュータの側面図。
【図5】筐体の係合部の形状を示すポータブルコンピュ
ータの斜視図。
【図6】第1のリヤロックレバーが係合位置に回動され
た状態を示す斜視図。
【図7】第1のリヤロックレバーが解除位置に回動され
た状態を示す斜視図。
【図8】第1のリヤロックレバー、スライダ、スライド
レバーおよび第1のリンクレバーの位置関係を示す斜視
図。
【図9】(A)は、第1のリヤロックレバーの平面図。
(B)は、第1のリヤロックレバーが係合位置にロック
された状態を示す断面図。
【図10】第1のリヤロックレバーのイジェクトローラ
によってポータブルコンピュータの筐体が押し上げられ
た状態を示す断面図。
【図11】スライダと、このスライダを操作する連動手
段との位置関係を示す平面図。
【図12】(A)は、スライダがスライドレバーを介し
てロック解除位置にスライドされた状態を示す平面図。
(B)は、スライダがスライドレバーを介してロック位
置にスライドされた状態を示す平面図。(C)スライド
レバーの操作摘みとロックシリンダとの位置関係を示す
平面図。
【図13】拡張装置のセキュリティ孔にロック装置を連
結した状態を示す斜視図。
【図14】ロック装置の斜視図。
【図15】拡張装置のストッパ部材によってカードスロ
ットが覆われた状態を示す側面図。
【図16】拡張装置のストッパ部材によってカードスロ
ットが覆われた状態を示す斜視図。
【図17】ストッパ部材がロック解除位置に回動された
状態を示す拡張装置の斜視図。
【図18】ストッパ部材がロック位置に回動された状態
を示す拡張装置の斜視図。
【図19】拡張装置のストッパ部材によってカードスロ
ットが覆われた状態を示す側面図。
【図20】ストッパ部材がロック解除位置に回動された
状態を示す拡張装置の平面図。
【図21】本発明の第2の実施の形態において、ロック
装置と拡張装置のセキュリティ孔およびポータブルコン
ピュータのカードスロットとの位置関係を示す斜視図。
【図22】拡張装置のセキュリティ孔にロック装置を連
結した状態を示す斜視図。
【図23】拡張装置のセキュリティ孔にロック装置を連
結した状態を示す側面図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ) 2…拡張装置 5d…周壁(側壁) 21…収容部(カード収容部) 23…スロット(カードスロット) 32…載置部 36,37…拡張手段(CD-ROM駆動装置、フロッピディ
スク駆動装置) 85…セキュリティ孔 86…ロック装置 105…ストッパ部材 121…カバー(カードカバー)
フロントページの続き (72)発明者 板倉 英己 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 木下 照夫 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に開口されたスロットを有するとと
    もに、このスロットを通じて機能部品が取り外し可能に
    収容される収容部を含む電子機器と;この電子機器が取
    り外し可能に載置される載置部を有し、上記電子機器の
    機能を拡張する際に用いる拡張装置と;を具備し、 上記拡張装置は、上記載置部に載置された電子機器の周
    壁と対向し合うロック位置と、このロック位置から退避
    するロック解除位置と、に亘って移動可能なストッパ部
    材を有し、このストッパ部材は、上記ロック位置に移動
    されている限り上記載置部に載置された電子機器のスロ
    ットと向かい合い、このスロットの少なくとも一部を閉
    じていることを特徴とする電子機器システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記載置部
    は、上記電子機器との間に介在される取付け座を有し、
    この取付け座に回動軸を介して上記ストッパ部材が回動
    可能に支持されていることを特徴とする電子機器システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記ストッパ
    部材は、上記回動軸を支点に上記ロック位置とロック解
    除位置とに亘って回動操作が可能となっており、このス
    トッパ部材を上記ロック位置に回動させた状態では、ス
    トッパ部材が電子機器の周壁に沿うように起立されると
    ともに、ストッパ部材をロック解除位置に回動させた状
    態では、このストッパ部材が上記載置部に倒れ込むこと
    を特徴とする電子機器システム。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、上記機能部品
    は、カード形の電子部品であり、この電子部品は、上記
    収容部に収容された時に上記スロットの内側に位置され
    る端部を有し、この端部が上記ロック位置に移動された
    ストッパ部材と向かい合うことを特徴とする電子機器シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、上記拡張装置
    は、上記電子機器を載置部に取り外し可能にロックする
    複数のロックレバーを有し、これらロックレバーは、上
    記載置部に載置された電子機器に引っ掛かる係合位置
    と、この電子機器から外れる解除位置と、に亘って移動
    可能に上記載置部に配置されていることを特徴とする電
    子機器システム。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記拡張装置
    は、上記ロックレバーを係合位置にロックする第1の位
    置と、このロックレバーのロックを解除する第2の位置
    と、に亘って移動可能なロック手段と、このロック手段
    に連動する連動手段と、を有し、 この連動手段は、上記ロック手段を第1の位置又は第2
    の位置に選択的に移動させる操作部を有し、この操作部
    は、上記拡張装置の外方に露出されているとともに、こ
    の拡張装置は、上記操作部の近傍に位置して盗難防止用
    のロック装置が取り外し可能に連結されるセキュリティ
    孔を有し、このセキュリティ孔にロック装置を連結した
    状態では、このロック装置によって上記操作部が拡張装
    置の外方から覆われていることを特徴とする電子機器シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、上記ロック装
    置は、ロックシリンダと;このロックシリンダから突出
    され、上記セキュリティ孔に取り外し可能に引っ掛かる
    鉤と;上記ロックシリンダに固定された強靭なセキュリ
    ティケーブルと;を備え、このロック装置の鉤をセキュ
    リティ孔に連結した時に、ロックシリンダの端面が上記
    拡張装置の操作部と向かい合い、この操作部が拡張装置
    の外方から覆い隠されることを特徴とする電子機器シス
    テム。
  8. 【請求項8】 周壁に開口されたスロットを有するとと
    もに、このスロットを通じて機能部品が取り外し可能に
    収容される収容部を含む電子機器と;この電子機器が取
    り外し可能に載置される載置部を有し、上記電子機器の
    機能を拡張する際に用いる拡張装置と;を具備し、 上記拡張装置は、載置部に倒れ込むロック解除位置と、
    上記載置部に載置された電子機器の周壁と対向し合うよ
    うに起立するロック位置と、に亘って回動可能なストッ
    パ部材を有し、このストッパ部材は、上記ロック位置に
    回動されている限り上記載置部に載置された電子機器の
    スロットと向かい合い、このスロットの少なくとも一部
    を閉じていることを特徴とする電子機器システム。
  9. 【請求項9】 周壁に開口されたスロットを有するとと
    もに、このスロットを通じて機能部品が取り外し可能に
    収容される収容部を含む電子機器と;この電子機器が取
    り外し可能に載置される載置部を有し、上記電子機器の
    機能を拡張する際に用いる拡張装置と;を具備し、 上記拡張装置は、盗難防止用のロック装置が取り外し可
    能に連結されるセキュリティ孔を有し、このセキュリテ
    ィ孔は、上記載置部の近傍に位置されているとともに、
    このセキュリティ孔に上記ロック装置を連結した状態で
    は、このロック装置が上記電子機器の周壁に向けて突出
    されて、上記スロットの少なくとも一部と対向し合うこ
    とを特徴とする電子機器システム。
  10. 【請求項10】 機能部品が取り出し可能に挿入される
    スロットを有する電子機器が載置される載置部を含むベ
    ースと;このベースの内部に収容され、上記電子機器の
    機能を拡張する拡張手段と;を備えている拡張装置にお
    いて、 上記ベースは、上記載置部に載置された電子機器のスロ
    ットと対向し合うロック位置と、このロック位置から退
    避するロック解除位置と、に亘って移動可能なストッパ
    部材を有し、このストッパ部材は、上記ロック位置に移
    動されている限り上記電子機器のスロットと向かい合
    い、このスロットの少なくとも一部を閉じていることを
    特徴とする拡張装置。
JP10206638A 1998-07-22 1998-07-22 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置 Pending JP2000039933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10206638A JP2000039933A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10206638A JP2000039933A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000039933A true JP2000039933A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16526679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10206638A Pending JP2000039933A (ja) 1998-07-22 1998-07-22 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000039933A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073242A3 (en) * 2008-12-22 2010-08-19 Meir Avganim Anti-theft devices for portable objects such as laptops
US9383771B2 (en) 2012-12-04 2016-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Docking station for electronic device
CN106227302A (zh) * 2016-08-31 2016-12-14 蒋凌锋 移动终端硬件扩展装置
CN110325944A (zh) * 2017-02-24 2019-10-11 松下知识产权经营株式会社 外部锁定装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073242A3 (en) * 2008-12-22 2010-08-19 Meir Avganim Anti-theft devices for portable objects such as laptops
US9383771B2 (en) 2012-12-04 2016-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Docking station for electronic device
CN106227302A (zh) * 2016-08-31 2016-12-14 蒋凌锋 移动终端硬件扩展装置
CN106227302B (zh) * 2016-08-31 2023-04-28 蒋凌锋 移动终端硬件扩展装置
CN110325944A (zh) * 2017-02-24 2019-10-11 松下知识产权经营株式会社 外部锁定装置
CN110325944B (zh) * 2017-02-24 2023-06-09 松下知识产权经营株式会社 外部锁定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6331934B1 (en) Computer docking station with anti-theft locking mechanisms for removable components
US5882220A (en) Electronic processing system
US6697252B2 (en) Docking unit for portable computer
US6744627B2 (en) Notebook computer and docking station having anti-theft lock
US7505265B2 (en) Docking device having a hook to be engaged with an electronic apparatus
US5229757A (en) Computer device having detachable keyboard mounted on a rotatable display
EP1650382B1 (en) Anti theft device for securing computer equipment
US5687592A (en) Mechanical lock for a removable hard disk drive and a removable memory card
US6264488B1 (en) Computer underside docking method and apparatus
JP5429451B2 (ja) 蓋体の開閉装置、電子装置及び画像形成装置
JPH0895669A (ja) 電子機器システム
US7859833B2 (en) Function expansion device and electronic device system
US6088229A (en) Electronic apparatus having a locking device for preventing theft of memory cards and disk drive
US6898079B2 (en) Docking station and notebook computer using the same
JPH09297631A (ja) 携帯形機器
US7471508B2 (en) System and method for locking computer
US5555487A (en) Information processing apparatus having lockable modular subsystems
US5841632A (en) Electronic processing system
US6522533B1 (en) Accessory of electronic device
JP2000039933A (ja) 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置
JP3075996B2 (ja) ポートリプリケータ
JP3737622B2 (ja) 電子機器システム
JPH1153052A (ja) 接続装置および電子機器
JPH11338578A (ja) 電子機器システムおよび電子機器の機能を拡張するための拡張装置
JP4163288B2 (ja) 電子機器