JPH0722182Y2 - ポット型真空掃除機に於けるキャスタの配列構造 - Google Patents

ポット型真空掃除機に於けるキャスタの配列構造

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JPH0722182Y2 JP14603189U JP14603189U JPH0722182Y2 JP H0722182 Y2 JPH0722182 Y2 JP H0722182Y2 JP 14603189 U JP14603189 U JP 14603189U JP 14603189 U JP14603189 U JP 14603189U JP H0722182 Y2 JPH0722182 Y2 JP H0722182Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は真空掃除機の技術分野で利用されるものであっ
て、具体的には、全体をポット型に構成した真空掃除機
に実施して好適なキャスタの配列構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のポット型真空掃除機は、モータとかブロアーと云
った重量物がポットの上部に設けられていて重心が高い
ため、不安定で清掃中(進行中)に障害物等に当ったり
すると転倒してしまう問題があった。
ポット型真空掃除機を使用する場合は、ポット前面の吸
塵口に接続した吸塵用ホースを引張って前方へ進みなが
ら清掃するため、床面に敷居とか配線等の障害物があっ
たり、部屋の間とか部屋と廊下或は通路との間に段差等
があったりすると、転倒してしまう場合があり、特に、
急激に直進させたり左右へ回転させた時に、上記の障害
物とか段差等に当ると簡単に転倒してしまう問題があっ
た。
第3図乃至第7図は、上記ポット型真空掃除機に於ける
キャスタと車輪の配列構造を示した従来例である。
即ち、第3図のポットVは、底面に前輪に1つのキャス
タVaを設け、後輪に2つの車輪Vb,Vcを設けた3輪式構
造であり、第4図のポットWは、前輪に2つのキャスタ
Wa,Wbを設け、後輪に2つの車輪Wc,Wdを設けた4輪式構
造であり、第5図のポットXは、前輪と後輪に左右2個
ずつのキャスタXa,Xb,Xc,Xdを設けた4輪式構造であ
り、第6図に示したポットYは、前後と左右両側に計4
個のキャスタYa,YdとYb,Ycを設けた4輪式構造であり、
更に、第7図に示したポットZは、計5個のキャスタZ
a,Zb,Zc,Zd,Zeを最前部と前後両側に360°/5=72°の間
隔で、且つ、同心円上に設けた5輪式構造に造られてい
る。
しかし、第3図に示した3輪式のポットVの場合は、ラ
インLのような障害物に対しては比較的良いが、ライン
MとかNのような障害物に対しては、非常に弱くて転倒
しやすいとか、小回り(その場での転回)がきかないと
云った欠点があった。
また、第4図と第5図に示した4輪式のポットW,Xに対
いては、キャスタWaとWb,XaとXbを進行方向に出して設
けても、ラインLのような障害物に当った場合には、ラ
インLがポットW,Xの内側に入ってしまう関係で転倒し
てしまう欠点があった。
また、第6図に示した4輪式のポットYの場合は、直進
時には問題はないが、ポットYをその場転回してライン
M,Nにある障害物に最前輪と左右の各キャスタYa,Yb,Yc
が当った場合には、転倒してしまう欠点があった。
これに対して、第7図に示した5輪式のポットZは、ラ
インMとNが充分にポットZの外に出張るため、障害物
等に当っても非常に転倒しにくく、上記各ポットV,W,X,
Yとの数値上の比較に於いても、Rcos36°/Rcos45°=1.
144から、モーメントで14.4%程度アップする利点を備
えている。
以下の表は、上述した各ポットV〜Zの評価をまとめた
対照表である。
〔考案が解決しようとする課題〕 以上述べた如く、ポット型真空掃除機に於いては、キャ
スタを5個取付けた5輪式構造の安定性が最も高いた
め、最近はこの5輪式構造を採用したポット型真空掃除
機が多く見られるようになったが、しかし、上記従来の
5輪式ポット型真空掃除機の殆どは、計5個のキャスタ
を72°の当間隔で取付けている関係で、折角5個ものキ
ャスタを取付けているにも係らず、安定性が全方向に5
等分されてしまうから、実際の掃除に当って障害物乗り
越えのような不安定な動作を頻繁に繰返すホース付近、
即ち、第7図に於いて最前輪ZaとかラインM,Nの付近に
対して、充分な安定性を発揮できない問題があった。
従って本考案の技術的課題は、5輪式ポット型真空掃除
機の安定性を、実際の掃除に際して最も不安定動作を繰
返すホース付近に集中させて、安定度をより高めること
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手段
は以下の如くである。
ポット1の底面最前部と、前部両側並びに後部両側に計
5個のキャスタ2,3,4,5,6を取付けた5輪式ポット型真
空掃除機に於いて、 (1)上記ポット1の底面中央部Pを中心とする上記最
前部のキャスタ2と前部両側のキャスタ3,4間の各角度
∠A,∠Bと、前部両側のキャスタ3,4と後部両側のキャ
スタ5,6間の各角度∠C,∠Dと、後部両側のキャスタ5,6
間の角度∠Eの関係を、 (∠A,∠B)<(∠C,∠D)<∠E に構成すること。
(2)前記後部両側のキャスタ5,6間の角度LEを90°に
構成すること。
(3)前記前部両側と後部両側のキャスタ3,4,5,6を、
ポット1の底面中央部Pを中心とする同心円上に設ける
一方、前記最前部のキャスタ2を上記同心円より外部に
設けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、実際の掃除に当って最も不安
定要素の高いホース付近を、最前輪と前部両側輪の角度
(間隔)を他の角度よりも狭くすることによって、最も
高い安定性を発揮できるようにして、直進性、小回り、
耐障害物性の点でも、優れた効果を発揮可能とする。
上記(2)の要素は、実際の掃除の時に、ポット後
方から障害物を乗り越えることは稀であるから、後方部
には障害物対策を講じる必要もないが、∠E=90°とす
ることによって最低4輪キャスタと同等の安定性は発揮
可能とする。
上記(3)の要素は、一番障害物に当る確率が大き
い最前輪を、ポットの中心から一番離したため、優れた
直進性と左右への安定性を発揮可能とする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係るポット型真空掃除機に於
けるキャスタの配列構造の好適な実施例を添付した図面
と共に詳細に説明する。
第1図と第2図は、本考案を実施したポット型真空掃除
機の正面図と底面図であって、図中、1はポットで、1a
はポット1の前面に突設した吸塵用ホース(図示せず)
の接続口を示す。
また、2,3,4,5,6は上記ポット1の底面最前部と、前部
両側並びに後部両側にそれぞれ取付けたキャスタであっ
て、第2図に於いてA,B,C,D,Eはポット1の底面中央部
Pを中心とする各キャスタ2〜6間の角度を示す。
これ等各角度∠A〜∠Eの相対的な関係は、 (∠A,∠B)<(∠C,∠D)<∠E に構成されており、更に、∠Eは最低限前記第5図に示
した4輪キャスタ式と同等の安定性を確保するために90
°に構成されている。
尚、図示した実施例では∠A,∠B=55°,∠C,∠D=80
°,∠E=90°に構成されているが、これ等の各角度は
いずれも実施の一例である。
また、前後左右の各キャスタ3,4,5,6はいずれも中央部
Pを中心とする同心円上に設けられているが、最前部の
キャスタ2だけはこの同心円より少し前方部(進行方
向)に突出して設けられている。
本考案に係るポット型真空掃除機に於けるキャスタの配
列構造は以上述べた如き構成であるから、各キャスタ2
〜6間の角度のうち、ポット1を方向転換したり転回さ
せる時に、障害物に当る確率が最も大きい最前輪キャス
タ2と、前部両側キャスタ3,4間の角度∠A,∠Bを、他
の角度∠C,∠D,∠Eよりも小さく構成したから、障害物
に当るライン(第7図のラインMとNに相当)を完全に
ポット1の外部に出張らすことができ、従って、方向転
換時とか転回時の転倒を殆ど防止することができる。
また、後部両側キャスタ5,6間の角度∠Eは、前記第5
図に示した4輪キャスタの場合と同じ90°にしたから、
後の方向から障害物を乗り越える様な場合でも、最低限
の安定性を発揮することができる共に、一番障害物に当
る確率が大きい最前輪キャスタ2を前方に出張らせて設
けたから、前進方向に対して優れた耐障害物機能を発揮
して、前進方向に多少の障害物があったとしても、ポッ
ト1を転倒させずに前進させることを可能にする。
〔効果〕
以上述べた次第で、本考案に係るポット型真空掃除機に
於けるキャスタの配列構造によれば、掃除の時に障害物
とか段差等があったとしても、5輪のキャスタがポット
の転倒を防止して、真空掃除機による掃除を安定した状
態で行うことができるのであるが、本考案では特に、従
来の5輪キャスタ式の真空掃除機に比較して、安定した
方向転換性と転回性、並びに、直進性を発揮できるか
ら、多少の障害物とか段差がある床面でも、ポットを転
倒させずに掃除することができるものであって、その実
用的効果は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案を実施したポット型真空掃除機
の正面図と底面図であって、第3図、第4図、第5図、
第6図並びに第7図は従来例の構成図である。 1はポット、2,3,4,5,6はキャスタ、A,B,C,D,Eは角度。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポット1の底面最前部と、前部両側並びに
    後部両側に計5個のキャスタ2,3,4,5,6を取付けた5輪
    式ポット型真空掃除機に於いて、 上記ポット1の底面中央部Pを中心とする上記最前部の
    キャスタ2と前部両側のキャスタ3,4間の各角度∠A,∠
    Bと、前部両側のキャスタ3,4と後部両側のキャスタ5,6
    間の各角度∠C,∠Dと、後部両側のキャスタ5,6間の角
    度∠Eの関係を、 (∠A,∠B)<(∠C,∠D)<∠E に構成したことを特徴とするポット型真空掃除機に於け
    るキャスタの配列構造。
  2. 【請求項2】前記後部両側のキャスタ5,6間の角度∠E
    を90°に構成したことを特徴とする請求項(1)記載の
    ポット型真空掃除機に於けるキャスタの配列構造。
  3. 【請求項3】前記前部両側と後部両側のキャスタ3,4,5,
    6を、ポット1の底面中央部Pを中心とする同心円上に
    設ける一方、前記最前部のキャスタ2を上記同心円より
    外部に設けたことを特徴とする請求項(1)記載のポッ
    ト型真空掃除機に於けるキャスタの配列構造。
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