JPH10198459A - 携帯型コンピュータ用ドッキング装置 - Google Patents
携帯型コンピュータ用ドッキング装置Info
- Publication number
- JPH10198459A JPH10198459A JP34394696A JP34394696A JPH10198459A JP H10198459 A JPH10198459 A JP H10198459A JP 34394696 A JP34394696 A JP 34394696A JP 34394696 A JP34394696 A JP 34394696A JP H10198459 A JPH10198459 A JP H10198459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- docking device
- portable computer
- kensington
- slot
- main body
- Prior art date
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- Pending
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F1/00—Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
- G06F1/16—Constructional details or arrangements
- G06F1/1613—Constructional details or arrangements for portable computers
- G06F1/1632—External expansion units, e.g. docking stations
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B73/00—Devices for locking portable objects against unauthorised removal; Miscellaneous locking devices
- E05B73/0082—Devices for locking portable objects against unauthorised removal; Miscellaneous locking devices for office machines, e.g. PC's, portable computers, typewriters, calculators
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B73/00—Devices for locking portable objects against unauthorised removal; Miscellaneous locking devices
- E05B73/0005—Devices for locking portable objects against unauthorised removal; Miscellaneous locking devices using chains, cables or the like
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T70/00—Locks
- Y10T70/50—Special application
- Y10T70/5009—For portable articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 「シングル・ユーザ・モード」と「マルチ・
ユーザ・モード」の各々に対して好適な盗難防止環境を
有する、携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供す
る。 【解決手段】 その本体外壁に第1及び第2のケンジン
トン・スロット11,12が設け、第1のケンジントン
・スロット11にケンジントン・ロックが装着されたと
きには、搭載中の携帯型コンビュータの係止解除が禁止
されてその取り外しが不能となり、また、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜が規制されたままの状態と
なる。一方、第2のケンジントン・スロット12にケン
ジントン・ロックが装着されても、該事象は伝達されな
いので、搭載中の携帯型コンビュータを自由に取り外す
ことが可能で、また、ドッキング装置に対するPCカー
ドの挿抜の規制を自由に解除することができる。
ユーザ・モード」の各々に対して好適な盗難防止環境を
有する、携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供す
る。 【解決手段】 その本体外壁に第1及び第2のケンジン
トン・スロット11,12が設け、第1のケンジントン
・スロット11にケンジントン・ロックが装着されたと
きには、搭載中の携帯型コンビュータの係止解除が禁止
されてその取り外しが不能となり、また、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜が規制されたままの状態と
なる。一方、第2のケンジントン・スロット12にケン
ジントン・ロックが装着されても、該事象は伝達されな
いので、搭載中の携帯型コンビュータを自由に取り外す
ことが可能で、また、ドッキング装置に対するPCカー
ドの挿抜の規制を自由に解除することができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型コンピュー
タを搭載して該携帯型コンピュータの諸機能を拡張する
ための携帯型コンピュータ用ドッキング装置に係り、特
に、ドッキング装置本体及び搭載された携帯型コンピュ
ータの盗難防止を好適に実現する携帯型コンピュータ用
ドッキング装置に関する。更に詳しくは、本発明は、携
帯型コンピュータ用ドッキング装置が単一のユーザで専
有される「シングル・ユーザ・モード」と、複数のユー
ザによって共有される「マルチ・ユーザ・モード」とい
う各々の使用環境に対して好適な盗難防止機能を提供す
る携帯型コンピュータ用ドッキング装置に関する。
タを搭載して該携帯型コンピュータの諸機能を拡張する
ための携帯型コンピュータ用ドッキング装置に係り、特
に、ドッキング装置本体及び搭載された携帯型コンピュ
ータの盗難防止を好適に実現する携帯型コンピュータ用
ドッキング装置に関する。更に詳しくは、本発明は、携
帯型コンピュータ用ドッキング装置が単一のユーザで専
有される「シングル・ユーザ・モード」と、複数のユー
ザによって共有される「マルチ・ユーザ・モード」とい
う各々の使用環境に対して好適な盗難防止機能を提供す
る携帯型コンピュータ用ドッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、タワー型、ノートブック型など各種パーソナル・コ
ンピュータ(以下、「PC」とも言う)が開発され市販
されている。一般に、デスクトップPCやタワー型PC
は、オフィスや家庭内の机上に据え置かれて固定的に使
用される一方、ノートブックPCは、携帯性を考慮して
デザインされた、バッテリで駆動可能なタイプのPCで
ある。
型、タワー型、ノートブック型など各種パーソナル・コ
ンピュータ(以下、「PC」とも言う)が開発され市販
されている。一般に、デスクトップPCやタワー型PC
は、オフィスや家庭内の机上に据え置かれて固定的に使
用される一方、ノートブックPCは、携帯性を考慮して
デザインされた、バッテリで駆動可能なタイプのPCで
ある。
【0003】ノートブックPCとドッキング・ステーシ
ョン:ノートブックPCは、小型軽量を重視するため、
拡張アダプタ・カードや周辺機器の増設のためのゆとり
がない。また、周辺環境の拡張性をPCカードにのみ依
存するのでは不充分である。また、ノートブックPC
は、可搬性を特徴とするが、オフィス使用とモバイル使
用との間で、その都度ケーブル類(プリンタ・ケーブル
やモニタ・ケーブル、通信ケーブルなど)を取り付けた
り取り外したりしなければならないのでは、非常に煩雑
な作業を伴うので、ユーザビリティに欠けることとな
る。
ョン:ノートブックPCは、小型軽量を重視するため、
拡張アダプタ・カードや周辺機器の増設のためのゆとり
がない。また、周辺環境の拡張性をPCカードにのみ依
存するのでは不充分である。また、ノートブックPC
は、可搬性を特徴とするが、オフィス使用とモバイル使
用との間で、その都度ケーブル類(プリンタ・ケーブル
やモニタ・ケーブル、通信ケーブルなど)を取り付けた
り取り外したりしなければならないのでは、非常に煩雑
な作業を伴うので、ユーザビリティに欠けることとな
る。
【0004】いわゆる「ドッキング・ステーション」
(Docking Station:「拡張ボックス」又は「拡張ユニ
ット」とも言う)は、ノートブックPCの可搬性を損な
うことなく、オフィス使用時に据置き型PCと同じ作業
環境をノートブックPCに付与するためのものである。
ドッキング・ステーションの主な機能は、「ポート代行
(Port Replication)」と「バス拡張(Bus Expansio
n)」の2つである。このうち、ポート代行機能とは、
ノートブックPCの接続用ポートをドッキング・ステー
ションが備えることによって実現される。すなわち、ド
ッキング・ステーション側の各ポートに周辺機器類を予
めケーブル接続しておけば、ユーザは自身のノートブッ
クPCをドッキング・ステーションに搭載するだけで即
座にプリンタや外付けモニタ、外付けキーボード、ネッ
トワークなどを利用することができる訳である。また、
ノートブックPCを持ち歩きたいときは、ノートブック
PCをドッキング・ステーションから取り外すだけで済
み、ケーブル類はドッキング・ステーションに取り付け
たままでよい。ケーブル類の接続を一括して管理するこ
とから、「ケーブル・マネジメント機能」と呼ぶことも
ある。一方、バス拡張機能とは、ドッキング・ステーシ
ョンがノートブックPCの入出力バス(又はローカル・
バス)を拡張したり、さらにバス・スロットを備えるこ
とにより実現される。要するに、ノートブックPC自体
には拡張アダプタ・カードや周辺機器類を取り付けるこ
とはできないが、ドッキング・ステーションを介して利
用可能となる訳である。なお、ポート代行機能のみを備
えたドッキング・ステーションのことを「ポート・リプ
リケータ」と呼ぶこともある。
(Docking Station:「拡張ボックス」又は「拡張ユニ
ット」とも言う)は、ノートブックPCの可搬性を損な
うことなく、オフィス使用時に据置き型PCと同じ作業
環境をノートブックPCに付与するためのものである。
ドッキング・ステーションの主な機能は、「ポート代行
(Port Replication)」と「バス拡張(Bus Expansio
n)」の2つである。このうち、ポート代行機能とは、
ノートブックPCの接続用ポートをドッキング・ステー
ションが備えることによって実現される。すなわち、ド
ッキング・ステーション側の各ポートに周辺機器類を予
めケーブル接続しておけば、ユーザは自身のノートブッ
クPCをドッキング・ステーションに搭載するだけで即
座にプリンタや外付けモニタ、外付けキーボード、ネッ
トワークなどを利用することができる訳である。また、
ノートブックPCを持ち歩きたいときは、ノートブック
PCをドッキング・ステーションから取り外すだけで済
み、ケーブル類はドッキング・ステーションに取り付け
たままでよい。ケーブル類の接続を一括して管理するこ
とから、「ケーブル・マネジメント機能」と呼ぶことも
ある。一方、バス拡張機能とは、ドッキング・ステーシ
ョンがノートブックPCの入出力バス(又はローカル・
バス)を拡張したり、さらにバス・スロットを備えるこ
とにより実現される。要するに、ノートブックPC自体
には拡張アダプタ・カードや周辺機器類を取り付けるこ
とはできないが、ドッキング・ステーションを介して利
用可能となる訳である。なお、ポート代行機能のみを備
えたドッキング・ステーションのことを「ポート・リプ
リケータ」と呼ぶこともある。
【0005】図11には、ノートブックPC100及び
ドッキング・ステーション200の典型的な形態を描写
している。ノートブックPC100は、その背面部にド
ッキング用のコネクタ(図示しない)を備えている。ド
ッキング用コネクタは、通常数十から百数十個のコネク
タ・ピンを含んでいる。各コネクタ・ピンには、ノート
ブックPC100内から伸びたポート・シグナルやバス
・シグナルに割り当てられている。
ドッキング・ステーション200の典型的な形態を描写
している。ノートブックPC100は、その背面部にド
ッキング用のコネクタ(図示しない)を備えている。ド
ッキング用コネクタは、通常数十から百数十個のコネク
タ・ピンを含んでいる。各コネクタ・ピンには、ノート
ブックPC100内から伸びたポート・シグナルやバス
・シグナルに割り当てられている。
【0006】一方、ドッキング・ステーション200
は、電気回路系統を内蔵する比較的厚形の本体と、本体
の前方にてノートブックPC100を搭載するための薄
肉形の載置部とで構成される。本体の前面には、ノート
ブックPC100背面のドッキング用コネクタ(前述)
と接合するためのコネクタが設けられている。このコネ
クタの表面には、未使用時における機械的衝撃から保護
するための開閉式のカバーが設けられている場合もあ
る。また、載置部の両側縁には、ノートブックPC10
0を装着方向に導くための一対の線条突起が設けられて
いる場合もある。
は、電気回路系統を内蔵する比較的厚形の本体と、本体
の前方にてノートブックPC100を搭載するための薄
肉形の載置部とで構成される。本体の前面には、ノート
ブックPC100背面のドッキング用コネクタ(前述)
と接合するためのコネクタが設けられている。このコネ
クタの表面には、未使用時における機械的衝撃から保護
するための開閉式のカバーが設けられている場合もあ
る。また、載置部の両側縁には、ノートブックPC10
0を装着方向に導くための一対の線条突起が設けられて
いる場合もある。
【0007】ドッキング・ステーションの機能や構造に
ついては、例えば本出願人に既に譲渡されている特願平
05−181593号(社内整理番号JA9−93−0
27)や特願平06−134124号(社内整理番号J
A9−94−030)の明細書などにも開示されてい
る。
ついては、例えば本出願人に既に譲渡されている特願平
05−181593号(社内整理番号JA9−93−0
27)や特願平06−134124号(社内整理番号J
A9−94−030)の明細書などにも開示されてい
る。
【0008】なお、このようなドッキング・ステーショ
ンの利用形態を、「シングル・ユーザ・モード」と「マ
ルチ・ユーザ・モード」に大別することもできよう。こ
こで言うシングル・ユーザ・モードとは、単一のPCユ
ーザがドッキング・ステーションを専有することを意味
する。言い換えれば、1つのドッキング・ステーション
には特定のノートブックPCしか搭載されない。これに
対し、マルチ・ユーザ・モードとは、複数のPCユーザ
がドッキング・ステーションを共有することを言う。し
たがって、マルチ・ユーザ・モード下では、各ユーザの
ノートブックPCが交替で搭載されることになる。
ンの利用形態を、「シングル・ユーザ・モード」と「マ
ルチ・ユーザ・モード」に大別することもできよう。こ
こで言うシングル・ユーザ・モードとは、単一のPCユ
ーザがドッキング・ステーションを専有することを意味
する。言い換えれば、1つのドッキング・ステーション
には特定のノートブックPCしか搭載されない。これに
対し、マルチ・ユーザ・モードとは、複数のPCユーザ
がドッキング・ステーションを共有することを言う。し
たがって、マルチ・ユーザ・モード下では、各ユーザの
ノートブックPCが交替で搭載されることになる。
【0009】ノートブックPCのセキュリティ:ところ
で、各種電子機器の小型軽量化が進み持ち運びが容易と
なってきたが、その副作用として、不正なユーザがこれ
ら機器を無断で持ち去るという盗難行為も増えてきた。
とりわけ、ノートブックPCは、処理能力の向上や普及
化も相俟って、盗難の対象となり易い。さらには、PC
に着脱自在に装着された周辺機器類も被害を受けること
もある。例えばPCカードは、カートリッジ式で略名刺
サイズゆえ、盗難が比較的容易であり、また、リムーバ
ブルHDDは、格納データが盗難の目的となることもあ
る。このため、オフィスでのセキュリティ、すなわち電
子機器類の盗難防止対策がクローズ・アップされるよう
になってきた。
で、各種電子機器の小型軽量化が進み持ち運びが容易と
なってきたが、その副作用として、不正なユーザがこれ
ら機器を無断で持ち去るという盗難行為も増えてきた。
とりわけ、ノートブックPCは、処理能力の向上や普及
化も相俟って、盗難の対象となり易い。さらには、PC
に着脱自在に装着された周辺機器類も被害を受けること
もある。例えばPCカードは、カートリッジ式で略名刺
サイズゆえ、盗難が比較的容易であり、また、リムーバ
ブルHDDは、格納データが盗難の目的となることもあ
る。このため、オフィスでのセキュリティ、すなわち電
子機器類の盗難防止対策がクローズ・アップされるよう
になってきた。
【0010】例えばノートブックPC本体については、
いわゆる「ケンジントン・ロック」を用いることによ
り、比較的容易に盗難防止を実現することができる。こ
こで、ケンジントン・ロックとは、図12に示すよう
に、ロック本体の一端をノートブックPCの筐体の外壁
(例えば同図(a)に示すような筐体側面、又は同図
(b)に示すような筐体背面)に固定するとともに、ロ
ック本体から伸びたケーブルをオフィス内の特定位置
(例えばデスクの脚)に縛り付けることによって、ノー
トブックPCを所定位置から離れられないようにするも
のである。ケンジントン・ロックは、一般にはノートブ
ックPCとは別売されるオプション部品であり、ケンジ
ントン・マイクロウェア・リミテッド社により市販され
ているものでよい。
いわゆる「ケンジントン・ロック」を用いることによ
り、比較的容易に盗難防止を実現することができる。こ
こで、ケンジントン・ロックとは、図12に示すよう
に、ロック本体の一端をノートブックPCの筐体の外壁
(例えば同図(a)に示すような筐体側面、又は同図
(b)に示すような筐体背面)に固定するとともに、ロ
ック本体から伸びたケーブルをオフィス内の特定位置
(例えばデスクの脚)に縛り付けることによって、ノー
トブックPCを所定位置から離れられないようにするも
のである。ケンジントン・ロックは、一般にはノートブ
ックPCとは別売されるオプション部品であり、ケンジ
ントン・マイクロウェア・リミテッド社により市販され
ているものでよい。
【0011】図13には、ケンジントン・ロックの仕組
みを概略的に図解している。ケンジントン・ロックは、
概略的に言えば、スピンドルを回動可能に取り付けたハ
ウジングで構成される。
みを概略的に図解している。ケンジントン・ロックは、
概略的に言えば、スピンドルを回動可能に取り付けたハ
ウジングで構成される。
【0012】スピンドルは、ハウジング内に収容された
第1の部分と、この第1の部分と固定的で且つハウジン
グの外側に突出した略T字形のシャフトとを有してい
る。ハウジングの外側に出たT字形シャフトの脚部の長
さは、ノートブックPCの筐体の外壁の厚みとほぼ等し
くなっている(図14(a)及び図15(a)参照参
照)。また、T字形シャフトの頭部の外形寸法は、ノー
トブックPCの外壁に穿設されたケンジントン・スロッ
トの内側寸法とほぼ等しくなっている(図13(c)及
び図13(d)を比較のこと。また、図14(b)参
照)。また、ハウジングの端面には、シャフトの脚部を
挟むように、一対の当接部材が凸設されている。この一
対の当接部材とT字形シャフトの脚部を組み合わせた断
面寸法も、ノートブックPCの外壁に穿設されたケンジ
ントン・スロットの内側寸法とほぼ等しくなっており
(図13(c)及び図13(e)を比較のこと)、T字
形シャフトの頭部が当接部材と重なり合ったシャフト回
転位置においてケンジントン・ロックをケンジントン・
スロットに挿入可能となっている。
第1の部分と、この第1の部分と固定的で且つハウジン
グの外側に突出した略T字形のシャフトとを有してい
る。ハウジングの外側に出たT字形シャフトの脚部の長
さは、ノートブックPCの筐体の外壁の厚みとほぼ等し
くなっている(図14(a)及び図15(a)参照参
照)。また、T字形シャフトの頭部の外形寸法は、ノー
トブックPCの外壁に穿設されたケンジントン・スロッ
トの内側寸法とほぼ等しくなっている(図13(c)及
び図13(d)を比較のこと。また、図14(b)参
照)。また、ハウジングの端面には、シャフトの脚部を
挟むように、一対の当接部材が凸設されている。この一
対の当接部材とT字形シャフトの脚部を組み合わせた断
面寸法も、ノートブックPCの外壁に穿設されたケンジ
ントン・スロットの内側寸法とほぼ等しくなっており
(図13(c)及び図13(e)を比較のこと)、T字
形シャフトの頭部が当接部材と重なり合ったシャフト回
転位置においてケンジントン・ロックをケンジントン・
スロットに挿入可能となっている。
【0013】一方、スピンドルの他端(すなわちハウジ
ングの裏側面)にはキー・ホール(図13では見えな
い)が設けられており、このキー・ホールに係合したキ
ーは、スピンドルすなわちT字形シャフトと一体となっ
て略90度だけ回転可能である。したがって、T字形シ
ャフトの頭部と当接部材の輪郭を重ね合わることによっ
てこれをケンジントン・スロットに挿入することができ
る(図14(a)及び図14(b)参照)。また、挿入
後、キー・ホールに係合させたキーを略90度だけ回転
させることによって、ケンジントン・ロックはケンジン
トン・スロットから抜けなくなる(図15(a)及び図
15(b)参照)。この装着状態において、さらにキー
をキー・ホールから抜き去ることによって、スピンドル
すなわちT字形シャフトの回転は不能となり、ケンジン
トン・ロックはPCの外壁に固定された状態となる。ま
た、ハウジングの側面には、ケーブルの一端を受容した
タブが配設されている。このケーブルの他端をオフィス
の所定場所(例えばデスクの脚)に離れないように縛り
付ける(図示しない)ことによって、ケンジントン・ロ
ックを適当に取り付けたPCは勝手に持ち去ることがで
きなくなる、という次第である。
ングの裏側面)にはキー・ホール(図13では見えな
い)が設けられており、このキー・ホールに係合したキ
ーは、スピンドルすなわちT字形シャフトと一体となっ
て略90度だけ回転可能である。したがって、T字形シ
ャフトの頭部と当接部材の輪郭を重ね合わることによっ
てこれをケンジントン・スロットに挿入することができ
る(図14(a)及び図14(b)参照)。また、挿入
後、キー・ホールに係合させたキーを略90度だけ回転
させることによって、ケンジントン・ロックはケンジン
トン・スロットから抜けなくなる(図15(a)及び図
15(b)参照)。この装着状態において、さらにキー
をキー・ホールから抜き去ることによって、スピンドル
すなわちT字形シャフトの回転は不能となり、ケンジン
トン・ロックはPCの外壁に固定された状態となる。ま
た、ハウジングの側面には、ケーブルの一端を受容した
タブが配設されている。このケーブルの他端をオフィス
の所定場所(例えばデスクの脚)に離れないように縛り
付ける(図示しない)ことによって、ケンジントン・ロ
ックを適当に取り付けたPCは勝手に持ち去ることがで
きなくなる、という次第である。
【0014】なお、このケンジントン・ロックの詳細に
ついては、例えば米国特許第5,381,685号の明
細書(特表平06−511297号公報)にも開示され
ている。
ついては、例えば米国特許第5,381,685号の明
細書(特表平06−511297号公報)にも開示され
ている。
【0015】ドッキング・ステーションのセキュリテ
ィ:一方、ドッキング・ステーションのセキュリティに
は、概ね2つの意味を包含する。その第1はドッキング
・ステーション自体のセキュリティであり、第2はドッ
キング・ステーションに搭載されたノートブックPCの
セキュリティである。前者は、ノートブックPC本体の
場合と同様、ドッキング・ステーションの本体にケンジ
ントン・ロックを装着することにより、比較的容易に実
現することができる。
ィ:一方、ドッキング・ステーションのセキュリティに
は、概ね2つの意味を包含する。その第1はドッキング
・ステーション自体のセキュリティであり、第2はドッ
キング・ステーションに搭載されたノートブックPCの
セキュリティである。前者は、ノートブックPC本体の
場合と同様、ドッキング・ステーションの本体にケンジ
ントン・ロックを装着することにより、比較的容易に実
現することができる。
【0016】ところが、後者のセキュリティは必ずしも
一筋縄では行かない。何故ならば、ドッキング・ステー
ションには、シングル・ユーザ・モードとマルチ・ユー
ザ・モードという異なる利用形態があり、各モードでは
セキュリティのポリシーが相違するからである。シング
ル・ユーザ・モード下では、ドッキング・ステーション
と搭載中のノートブックPCの双方のセキュリティが必
要であり、両者をオフィスの所定位置に固定する必要が
ある。しかしながら、マルチ・ユーザ・モード下では、
ドッキング・ステーションはオフィスの所定位置に固定
する必要があるが、ノートブックPCをドッキング・ス
テーション上に固定してしまっては、他のユーザがドッ
キング・ステーションを共用できなくなってしまう。
一筋縄では行かない。何故ならば、ドッキング・ステー
ションには、シングル・ユーザ・モードとマルチ・ユー
ザ・モードという異なる利用形態があり、各モードでは
セキュリティのポリシーが相違するからである。シング
ル・ユーザ・モード下では、ドッキング・ステーション
と搭載中のノートブックPCの双方のセキュリティが必
要であり、両者をオフィスの所定位置に固定する必要が
ある。しかしながら、マルチ・ユーザ・モード下では、
ドッキング・ステーションはオフィスの所定位置に固定
する必要があるが、ノートブックPCをドッキング・ス
テーション上に固定してしまっては、他のユーザがドッ
キング・ステーションを共用できなくなってしまう。
【0017】例えば、日本アイ・ビー・エム(株)が市
販するノートブックPC"IBMThinkPad56
0"("ThinkPad"は米IBM社の商標)用に設
計された同社製のポート・リプリケータ(ID番号:4
6H4219)は、自身のケンジントン・スロットにケ
ンジントン・ロックが挿入されたことに連動して、ノー
トブックPCの排出機構の動作が規制されるようになっ
ている。要するに、ノートブックPCとポート・リプリ
ケータは一体的に施錠されるのであり、言わばシングル
・ユーザ・モードに特化してセキュリティ・メカニズム
がデザインされている訳である。
販するノートブックPC"IBMThinkPad56
0"("ThinkPad"は米IBM社の商標)用に設
計された同社製のポート・リプリケータ(ID番号:4
6H4219)は、自身のケンジントン・スロットにケ
ンジントン・ロックが挿入されたことに連動して、ノー
トブックPCの排出機構の動作が規制されるようになっ
ている。要するに、ノートブックPCとポート・リプリ
ケータは一体的に施錠されるのであり、言わばシングル
・ユーザ・モードに特化してセキュリティ・メカニズム
がデザインされている訳である。
【0018】また、日本アイ・ビー・エム(株)が市販
するノートブックPC"IBM ThinkPad76
0"用に設計された同社製のドッキング・ステーション"
DockI,II/SelectaDockI"は、ド
ッキング・ステーション自体を固定するためのケンジン
トン・スロットと、ノートブックPCをドッキング・ス
テーション上に固定するためのPC施錠機構を夫々装備
している。ケンジントン・ロックとPC施錠機構は夫々
別個のキーにより操作可能であり、且つ、施錠機構はケ
ンジントン・ロックの装着には連動しないようになって
いる。この場合、ユーザは、ケンジントン・ロックの使
用とノートブックPCの施錠を個別に選択できるので、
シングル・ユーザ及びマルチ・ユーザの各モードにおけ
るセキュリティ・ポリシーの相違を吸収することができ
よう。しかしながら、ユーザは2種類のキーを管理しな
ければならず、セキュリティのための負担が増大してし
まう。
するノートブックPC"IBM ThinkPad76
0"用に設計された同社製のドッキング・ステーション"
DockI,II/SelectaDockI"は、ド
ッキング・ステーション自体を固定するためのケンジン
トン・スロットと、ノートブックPCをドッキング・ス
テーション上に固定するためのPC施錠機構を夫々装備
している。ケンジントン・ロックとPC施錠機構は夫々
別個のキーにより操作可能であり、且つ、施錠機構はケ
ンジントン・ロックの装着には連動しないようになって
いる。この場合、ユーザは、ケンジントン・ロックの使
用とノートブックPCの施錠を個別に選択できるので、
シングル・ユーザ及びマルチ・ユーザの各モードにおけ
るセキュリティ・ポリシーの相違を吸収することができ
よう。しかしながら、ユーザは2種類のキーを管理しな
ければならず、セキュリティのための負担が増大してし
まう。
【0019】因に、特開平06−124141号公報や
特開平07−104884号公報には、拡張ユニットに
おける盗難防止について言及され、ノートブックPC本
体を拡張ユニットに施錠する技術が開示されている。し
かしながら、これら公報は、単に拡張ユニットにノート
ブックPCを固定して安定利用を図ったに過ぎず、拡張
ユニットのシングル・ユーザ・モード⇔マルチ・ユーザ
・モードの切替え使用を何ら考慮していない。
特開平07−104884号公報には、拡張ユニットに
おける盗難防止について言及され、ノートブックPC本
体を拡張ユニットに施錠する技術が開示されている。し
かしながら、これら公報は、単に拡張ユニットにノート
ブックPCを固定して安定利用を図ったに過ぎず、拡張
ユニットのシングル・ユーザ・モード⇔マルチ・ユーザ
・モードの切替え使用を何ら考慮していない。
【0020】また、最近では、ノートブックPCやドッ
キング・ステーションはPCカードを装着可能にするた
めのPCカード・スロットを装備している(前述)。P
Cカードは、プラグ・アンド・プレイを標準仕様とする
ことから、カートリッジ型で抜き差しが容易なフォーム
・ファクタを有しており、必然的に盗難が容易となって
いる。ノートブックPCにおけるPCカードの盗難防止
については、例えば本出願人に既に譲渡されている特願
平05−182972号(特開平07−44269号公
報:当社整理番号JA9−93−030)に言及されて
いる。該明細書によれば、PC本体のPCカードの交換
口付近に屈曲形状の係止片を取り付けてPCカードの排
出を規制する、という仕組みが開示されている。
キング・ステーションはPCカードを装着可能にするた
めのPCカード・スロットを装備している(前述)。P
Cカードは、プラグ・アンド・プレイを標準仕様とする
ことから、カートリッジ型で抜き差しが容易なフォーム
・ファクタを有しており、必然的に盗難が容易となって
いる。ノートブックPCにおけるPCカードの盗難防止
については、例えば本出願人に既に譲渡されている特願
平05−182972号(特開平07−44269号公
報:当社整理番号JA9−93−030)に言及されて
いる。該明細書によれば、PC本体のPCカードの交換
口付近に屈曲形状の係止片を取り付けてPCカードの排
出を規制する、という仕組みが開示されている。
【0021】ノートブックPCに挿入されたPCカード
は、基本的にはノートブックPCのユーザ自身が個人所
有するものであるから、そのセキュリティ・メカニズム
は、ノートブックPC本体のセキュリティ・メカニズム
と連動しても一向に問題はなく、むしろユーザにとって
好都合でさえある。しかしながら、ドッキング・ステー
ションに挿入されるPCカードは、シングル・ユーザの
持ち物であるかマルチ・ユーザの共有物であるかは特定
できず、各々の場合に依ってセキュリティ・ポリシーも
当然変動するであろう。したがって、PCカードは、ド
ッキング・ステーション本体のセキュリティにおける場
合と同様の問題を抱える訳であり、シングル・ユーザ又
はマルチ・ユーザのいずれか一方のモードにのみ特化し
てセキュリティ・メカニズムをデザインしたのでは他方
のモードではセキュリティの確保が困難となり、また、
各モード毎に専用のロック機構を設けたのでは操作が煩
雑になってしまう。
は、基本的にはノートブックPCのユーザ自身が個人所
有するものであるから、そのセキュリティ・メカニズム
は、ノートブックPC本体のセキュリティ・メカニズム
と連動しても一向に問題はなく、むしろユーザにとって
好都合でさえある。しかしながら、ドッキング・ステー
ションに挿入されるPCカードは、シングル・ユーザの
持ち物であるかマルチ・ユーザの共有物であるかは特定
できず、各々の場合に依ってセキュリティ・ポリシーも
当然変動するであろう。したがって、PCカードは、ド
ッキング・ステーション本体のセキュリティにおける場
合と同様の問題を抱える訳であり、シングル・ユーザ又
はマルチ・ユーザのいずれか一方のモードにのみ特化し
てセキュリティ・メカニズムをデザインしたのでは他方
のモードではセキュリティの確保が困難となり、また、
各モード毎に専用のロック機構を設けたのでは操作が煩
雑になってしまう。
【0022】例えば、日本アイ・ビー・エム(株)が市
販するノートブックPC"IBMThinkPad76
0"用に設計された同社製のドッキング・ステーション"
DockI,II/SelectaDockI"(前
述)は、PCカード挿入用のスロットを備えるととも
に、ノートブックPC及びドッキング・ステーション双
方のPCカード・スロットについてそれぞれ個別に施錠
が可能となっており、シングル・ユーザ及びマルチ・ユ
ーザの各モードにおけるセキュリティ・ポリシーの違い
を吸収することができよう。しかしながら、前述したよ
うに、2種類のセキュリティ・メカニズムの使用が前提
となっており、ユーザは2種類のキーを管理しなければ
ならない。
販するノートブックPC"IBMThinkPad76
0"用に設計された同社製のドッキング・ステーション"
DockI,II/SelectaDockI"(前
述)は、PCカード挿入用のスロットを備えるととも
に、ノートブックPC及びドッキング・ステーション双
方のPCカード・スロットについてそれぞれ個別に施錠
が可能となっており、シングル・ユーザ及びマルチ・ユ
ーザの各モードにおけるセキュリティ・ポリシーの違い
を吸収することができよう。しかしながら、前述したよ
うに、2種類のセキュリティ・メカニズムの使用が前提
となっており、ユーザは2種類のキーを管理しなければ
ならない。
【0023】なお、先に言及した特開平06−1241
41号や特開平07−104884号の各公報は、拡張
ユニットにおけるPCカードの盗難防止の点については
一切言及していない。
41号や特開平07−104884号の各公報は、拡張
ユニットにおけるPCカードの盗難防止の点については
一切言及していない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
課題に着眼したものであり、その目的は、ドッキング装
置本体及び搭載された携帯型コンピュータの盗難防止を
好適に実現可能な、優れた携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置を提供することにある。
課題に着眼したものであり、その目的は、ドッキング装
置本体及び搭載された携帯型コンピュータの盗難防止を
好適に実現可能な、優れた携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置を提供することにある。
【0025】本発明の更なる目的は、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して好適な
盗難防止環境を有する、優れた携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置を提供することにある。
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して好適な
盗難防止環境を有する、優れた携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置を提供することにある。
【0026】本発明の更なる目的は、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、搭載
中の携帯型コンピュータの盗難を好適に防止することが
できる、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を
提供することにある。
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、搭載
中の携帯型コンピュータの盗難を好適に防止することが
できる、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を
提供することにある。
【0027】本発明の更なる目的は、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置本体及びPCカードのセキュリティ
を確保しつつ、搭載中の携帯型コンピュータの交換を可
能にする、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置
を提供することにある。
タ用ドッキング装置本体及びPCカードのセキュリティ
を確保しつつ、搭載中の携帯型コンピュータの交換を可
能にする、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置
を提供することにある。
【0028】本発明の更なる目的は、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、PC
カードの盗難を好適に防止することができる、優れた携
帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供することにあ
る。
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、PC
カードの盗難を好適に防止することができる、優れた携
帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供することにあ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、携帯型コンピュータを搭載するための携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置において、(a)ドッキング装
置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せるための載
置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けら
れた第1の係留部位と、(d)前記ドッキング装置本体
の外壁に設けられた第2の係留部位と、(e)前記載置
部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング装
置に係止するための係止手段と、(f)前記ドッキング
装置を周囲の所望の物に係留させるための係留部材が、
前記第1の係留部位又は前記第2の係留部位のいずれに
装着されたかに応じて前記係止手段の解除を制御する係
止制御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コン
ピュータ用ドッキング装置である。
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、携帯型コンピュータを搭載するための携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置において、(a)ドッキング装
置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せるための載
置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けら
れた第1の係留部位と、(d)前記ドッキング装置本体
の外壁に設けられた第2の係留部位と、(e)前記載置
部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング装
置に係止するための係止手段と、(f)前記ドッキング
装置を周囲の所望の物に係留させるための係留部材が、
前記第1の係留部位又は前記第2の係留部位のいずれに
装着されたかに応じて前記係止手段の解除を制御する係
止制御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コン
ピュータ用ドッキング装置である。
【0030】また、本発明の第2の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記第1のケンジントン・スロット及び前記第2
のケンジントン・スロットへのケンジントン・ロックの
装着状況に応じて前記係止手段の解除を制御する係止制
御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュ
ータ用ドッキング装置である。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記第1のケンジントン・スロット及び前記第2
のケンジントン・スロットへのケンジントン・ロックの
装着状況に応じて前記係止手段の解除を制御する係止制
御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュ
ータ用ドッキング装置である。
【0031】また、本発明の第3の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことに応答して前記係止手段の
解除を禁止するが、前記第2のケンジントン・スロット
にケンジントン・ロックが装着されても前記係止手段の
解除を禁止しない、係止制御手段と、を具備することを
特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことに応答して前記係止手段の
解除を禁止するが、前記第2のケンジントン・スロット
にケンジントン・ロックが装着されても前記係止手段の
解除を禁止しない、係止制御手段と、を具備することを
特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
【0032】また、本発明の第4の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットに設けられた、挿入中のPCカ
ードを排出するための排出手段と、(e)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第1のケンジントン・ス
ロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設け
られた第2のケンジントン・スロットと、(g)前記載
置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング
装置に係止するための係止手段と、(h)前記第1のケ
ンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着さ
れたことに応答して前記排出手段の作動及び前記係止手
段の解除を禁止するとともに、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記排出手段の作動は禁止するが前記係止手段
の解除を禁止しない、係止制御手段と、を具備すること
を特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットに設けられた、挿入中のPCカ
ードを排出するための排出手段と、(e)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第1のケンジントン・ス
ロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設け
られた第2のケンジントン・スロットと、(g)前記載
置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング
装置に係止するための係止手段と、(h)前記第1のケ
ンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着さ
れたことに応答して前記排出手段の作動及び前記係止手
段の解除を禁止するとともに、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記排出手段の作動は禁止するが前記係止手段
の解除を禁止しない、係止制御手段と、を具備すること
を特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
【0033】また、本発明の第5の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記係止手段による前記携帯型コンピュータの係
止を解除するための係止解除手段と、(g)前記第1の
ケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着
されたことを前記係止解除手段に伝達して係止の解除を
禁止するが、前記第2のケンジントン・スロットにケン
ジントン・ロックが装着されても前記係止解除手段には
伝達しない、伝達手段と、を具備することを特徴とする
携帯型コンピュータ用ドッキング装置である。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(d)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(e)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(f)前記係止手段による前記携帯型コンピュータの係
止を解除するための係止解除手段と、(g)前記第1の
ケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着
されたことを前記係止解除手段に伝達して係止の解除を
禁止するが、前記第2のケンジントン・スロットにケン
ジントン・ロックが装着されても前記係止解除手段には
伝達しない、伝達手段と、を具備することを特徴とする
携帯型コンピュータ用ドッキング装置である。
【0034】また、本発明の第6の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1の係留部位
と、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた
第2の係留部位と、(g)前記規制手段によるPCカー
ドの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(h)前記ドッキング装置を周囲の所望の物に係留させ
るための係留部材が前記第1の係留部位又は第2の係留
部位のいずれに装着されたかに応じて、PCカードの挿
抜の規制状態を保つための手段と、を具備することを特
徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置である。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1の係留部位
と、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた
第2の係留部位と、(g)前記規制手段によるPCカー
ドの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(h)前記ドッキング装置を周囲の所望の物に係留させ
るための係留部材が前記第1の係留部位又は第2の係留
部位のいずれに装着されたかに応じて、PCカードの挿
抜の規制状態を保つための手段と、を具備することを特
徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置である。
【0035】また、本発明の第7の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記規制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除する
ための規制解除手段と、(h)前記第1又は第2のケン
ジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着され
たことを前記規制解除手段に伝達して、PCカードの挿
抜の規制状態を保つための伝達手段と、を具備すること
を特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記規制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除する
ための規制解除手段と、(h)前記第1又は第2のケン
ジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着され
たことを前記規制解除手段に伝達して、PCカードの挿
抜の規制状態を保つための伝達手段と、を具備すること
を特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置であ
る。
【0036】また、本発明の第8の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッ
キング装置に係止するための係止手段と、(h)前記係
止手段による前記携帯型コンピュータの係止を解除する
ための係止解除手段と、(i)前記規制手段によるPC
カードの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(j)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記係止解除手段に伝達
して係止の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
係止解除手段には伝達しない、第1の伝達手段と、
(k)前記第1又は第2のケンジントン・スロットにケ
ンジントン・ロックが装着されたことを前記規制解除手
段に伝達して、PCカードの挿抜の規制状態を保つため
の第2の伝達手段と、を具備することを特徴とする携帯
型コンピュータ用ドッキング装置である。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッ
キング装置に係止するための係止手段と、(h)前記係
止手段による前記携帯型コンピュータの係止を解除する
ための係止解除手段と、(i)前記規制手段によるPC
カードの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(j)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記係止解除手段に伝達
して係止の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
係止解除手段には伝達しない、第1の伝達手段と、
(k)前記第1又は第2のケンジントン・スロットにケ
ンジントン・ロックが装着されたことを前記規制解除手
段に伝達して、PCカードの挿抜の規制状態を保つため
の第2の伝達手段と、を具備することを特徴とする携帯
型コンピュータ用ドッキング装置である。
【0037】また、本発明の第9の側面は、携帯型コン
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットに設けられた、挿入中のPCカ
ードを排出するための排出手段と、(e)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第1のケンジントン・ス
ロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設け
られた第2のケンジントン・スロットと、(g)前記載
置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング
装置に係止するための係止手段と、(h)前記第1のケ
ンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着さ
れたことに応答して前記排出手段の作動及び前記係止手
段の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックが装着されても前記排出手
段の作動及び前記係止手段の解除を禁止しない、係止制
御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュ
ータ用ドッキング装置である。
ピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットに設けられた、挿入中のPCカ
ードを排出するための排出手段と、(e)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第1のケンジントン・ス
ロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁に設け
られた第2のケンジントン・スロットと、(g)前記載
置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッキング
装置に係止するための係止手段と、(h)前記第1のケ
ンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着さ
れたことに応答して前記排出手段の作動及び前記係止手
段の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックが装着されても前記排出手
段の作動及び前記係止手段の解除を禁止しない、係止制
御手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュ
ータ用ドッキング装置である。
【0038】また、本発明の第10の側面は、携帯型コ
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記規制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除する
ための規制解除手段と、(h)前記第1のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことを
前記規制解除手段に伝達して規制の解除を禁止するが、
前記第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロ
ックが装着されても前記規制解除手段には伝達しない、
伝達手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置である。
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記規制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除する
ための規制解除手段と、(h)前記第1のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことを
前記規制解除手段に伝達して規制の解除を禁止するが、
前記第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロ
ックが装着されても前記規制解除手段には伝達しない、
伝達手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置である。
【0039】また、本発明の第11の側面は、携帯型コ
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッ
キング装置に係止するための係止手段と、(h)前記係
止手段による前記携帯型コンピュータの係止を解除する
ための係止解除手段と、(i)前記規制手段によるPC
カードの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(j)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記係止解除手段に伝達
して係止の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
係止解除手段には伝達しない、第1の伝達手段と、
(k)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記規制解除手段に伝達
して規制の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
規制解除手段には伝達しない、第2の伝達手段と、を具
備することを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキン
グ装置である。
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを載せるための載置部と、
(c)前記ドッキング装置本体に設けられた、PCカー
ドを挿入するためのPCカード・スロットと、(d)前
記PCカード・スロットの排出口に設けられた、PCカ
ードの挿抜を規制するための規制手段と、(e)前記ド
ッキング装置本体の外壁に設けられた第1のケンジント
ン・スロットと、(f)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第2のケンジントン・スロットと、(g)
前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッ
キング装置に係止するための係止手段と、(h)前記係
止手段による前記携帯型コンピュータの係止を解除する
ための係止解除手段と、(i)前記規制手段によるPC
カードの挿抜の規制を解除するための規制解除手段と、
(j)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記係止解除手段に伝達
して係止の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
係止解除手段には伝達しない、第1の伝達手段と、
(k)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記規制解除手段に伝達
して規制の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
規制解除手段には伝達しない、第2の伝達手段と、を具
備することを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキン
グ装置である。
【0040】また、本発明の第12の側面は、携帯型電
子機器において、(a)機器本体と、(b)前記機器本
体の外壁に設けられた第1の係留部位と、(c)前記機
器本体の外壁に設けられた第2の係留部位と、(d)前
記機器本体を周囲の所望の物に係留させるための係留部
材が前記第1の係留部位に装着されたことに応答して前
記機器本体を第1のセキュリティ状態におく第1の盗難
防止手段と、(e)前記係留部材が前記第2の係留部位
に装着されたことに応答して前記機器本体を第1のセキ
ュリティ状態とは異なる第2のセキュリティ状態におく
第2の盗難防止手段と、とを具備することを特徴とする
携帯型電子機器である。
子機器において、(a)機器本体と、(b)前記機器本
体の外壁に設けられた第1の係留部位と、(c)前記機
器本体の外壁に設けられた第2の係留部位と、(d)前
記機器本体を周囲の所望の物に係留させるための係留部
材が前記第1の係留部位に装着されたことに応答して前
記機器本体を第1のセキュリティ状態におく第1の盗難
防止手段と、(e)前記係留部材が前記第2の係留部位
に装着されたことに応答して前記機器本体を第1のセキ
ュリティ状態とは異なる第2のセキュリティ状態におく
第2の盗難防止手段と、とを具備することを特徴とする
携帯型電子機器である。
【0041】また、本発明の第13の側面は、携帯型電
子機器において、(a)機器本体と、(b)前記機器本
体の外壁に設けられた第1のケンジントン・スロット
と、(c)前記機器本体の外壁に設けられた第2のケン
ジントン・スロットと、(d)前記第1のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記機器本体を第1のセキュリティ状態におく
第1の盗難防止手段と、(e)前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記機器本体を第1のセキュリティ状態とは異
なる第2のセキュリティ状態におく第2の盗難防止手段
と、とを具備することを特徴とする携帯型電子機器であ
る。
子機器において、(a)機器本体と、(b)前記機器本
体の外壁に設けられた第1のケンジントン・スロット
と、(c)前記機器本体の外壁に設けられた第2のケン
ジントン・スロットと、(d)前記第1のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記機器本体を第1のセキュリティ状態におく
第1の盗難防止手段と、(e)前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されたことに
応答して前記機器本体を第1のセキュリティ状態とは異
なる第2のセキュリティ状態におく第2の盗難防止手段
と、とを具備することを特徴とする携帯型電子機器であ
る。
【0042】また、本発明の第14の側面は、携帯型コ
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを略上方から載せるための載
置部と、(c)前記載置部に上向きに設けられた、前記
載置部に搭載された携帯型コンピュータと電気接続する
ためのドッキング・コネクタと、(d)前記載置部に搭
載された携帯型コンピュータを前記ドッキング装置に係
止するための係止手段と、(e)前記載置部に上下方向
に出没自在に設けられ、前記載置部から出現することに
よって搭載中の携帯型コンピュータを上方に持ち上げて
前記ドッキング・コネクタから取り外すための排出手段
と、(f)搭載中の携帯型コンピュータの排出をユーザ
が指示するための排出指示手段と、(g)前記排出指示
手段のユーザ操作に応答して、前記係止手段による係止
を解除するとともに、前記排出手段を略上方に付勢する
伝達手段と、(h)前記排出指示手段のユーザ操作が終
了しても、上昇位置の前記排出手段が落下して前記載置
部内に埋没するのを防止するための埋没防止手段と、を
具備することを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置である。
ンピュータを搭載するための携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置において、(a)ドッキング装置本体と、
(b)携帯型コンピュータを略上方から載せるための載
置部と、(c)前記載置部に上向きに設けられた、前記
載置部に搭載された携帯型コンピュータと電気接続する
ためのドッキング・コネクタと、(d)前記載置部に搭
載された携帯型コンピュータを前記ドッキング装置に係
止するための係止手段と、(e)前記載置部に上下方向
に出没自在に設けられ、前記載置部から出現することに
よって搭載中の携帯型コンピュータを上方に持ち上げて
前記ドッキング・コネクタから取り外すための排出手段
と、(f)搭載中の携帯型コンピュータの排出をユーザ
が指示するための排出指示手段と、(g)前記排出指示
手段のユーザ操作に応答して、前記係止手段による係止
を解除するとともに、前記排出手段を略上方に付勢する
伝達手段と、(h)前記排出指示手段のユーザ操作が終
了しても、上昇位置の前記排出手段が落下して前記載置
部内に埋没するのを防止するための埋没防止手段と、を
具備することを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキ
ング装置である。
【0043】ここで、第14の側面に係る携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置において、前記埋没防止手段
は、前記携帯型コンピュータの重量に抗して埋没を防止
できる力を有していてもよい。
ュータ用ドッキング装置において、前記埋没防止手段
は、前記携帯型コンピュータの重量に抗して埋没を防止
できる力を有していてもよい。
【作用】本発明に係る携帯型コンピュータ用ドッキング
装置は、その本体外壁に第1及び第2のケンジントン・
スロットが設けられている。
装置は、その本体外壁に第1及び第2のケンジントン・
スロットが設けられている。
【0044】第1のケンジントン・スロットにケンジン
トン・ロックが装着されたときには、該事象が伝達され
て、搭載中の携帯型コンビュータの係止解除が禁止され
てその取り外しが不能となる。一方、第2のケンジント
ン・スロットにケンジントン・ロックが装着されても、
該事象は伝達されないので、搭載中の携帯型コンビュー
タを自由に取り外すことができる。したがって、シング
ル・ユーザ・モード下では、第1のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックを装着することにより、携
帯型コンピュータ及びドッキング装置を一体的に固定す
ることができる。また、マルチ・ユーザ・モードでは、
第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロック
を装着することにより、ドッキング装置のみを固定した
状態とし、携帯型コンピュータの自由な取り付け/取り
外しが確保される。言い換えれば、本発明に係る携帯型
コンピュータ用ドッキング装置は、シングル・ユーザ及
びマルチ・ユーザの各モードにおいて相違するセキュリ
ティ・ポリシーに充分応えることができる訳である。
トン・ロックが装着されたときには、該事象が伝達され
て、搭載中の携帯型コンビュータの係止解除が禁止され
てその取り外しが不能となる。一方、第2のケンジント
ン・スロットにケンジントン・ロックが装着されても、
該事象は伝達されないので、搭載中の携帯型コンビュー
タを自由に取り外すことができる。したがって、シング
ル・ユーザ・モード下では、第1のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックを装着することにより、携
帯型コンピュータ及びドッキング装置を一体的に固定す
ることができる。また、マルチ・ユーザ・モードでは、
第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロック
を装着することにより、ドッキング装置のみを固定した
状態とし、携帯型コンピュータの自由な取り付け/取り
外しが確保される。言い換えれば、本発明に係る携帯型
コンピュータ用ドッキング装置は、シングル・ユーザ及
びマルチ・ユーザの各モードにおいて相違するセキュリ
ティ・ポリシーに充分応えることができる訳である。
【0045】また、第4、第7、及び第8の側面に係る
携帯型コンピュータ用ドッキング装置の場合、第1又は
第2のケンジントン・スロットの少なくとも一方にケン
ジントン・ロックが装着されると、該事象が伝達され
て、ドッキング装置に対するPCカードの挿抜が規制さ
れる。すなわち、ドッキング装置本体やこれに搭載中の
ノートブックPCのみならず、PCカード・スロットを
も施錠して、PCカードの盗難も好適に防止することが
できる。
携帯型コンピュータ用ドッキング装置の場合、第1又は
第2のケンジントン・スロットの少なくとも一方にケン
ジントン・ロックが装着されると、該事象が伝達され
て、ドッキング装置に対するPCカードの挿抜が規制さ
れる。すなわち、ドッキング装置本体やこれに搭載中の
ノートブックPCのみならず、PCカード・スロットを
も施錠して、PCカードの盗難も好適に防止することが
できる。
【0046】また、第9、第10、及び第11の側面に
係る携帯型コンピュータ用ドッキング装置の場合、第1
のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装
着されたときには、該事象が伝達されて、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜が規制される。一方、第2
のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装
着されたときには、該事象は伝達されず、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜の規制を自由に解除するこ
とができる。したがって、シングル・ユーザ・モード下
では、第1のケンジントン・スロットにケンジントン・
ロックを装着することにより、ドッキング装置に対する
PCカードの挿抜を禁止して、両者を一体的に施錠し盗
難防止することができる。また、マルチ・ユーザ・モー
ドでは、第2のケンジントン・スロットにケンジントン
・ロックを装着することにより、ドッキング装置に対す
るPCカードの挿抜が確保され、各ユーザはPCカード
を自由に交換することができる。
係る携帯型コンピュータ用ドッキング装置の場合、第1
のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装
着されたときには、該事象が伝達されて、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜が規制される。一方、第2
のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装
着されたときには、該事象は伝達されず、ドッキング装
置に対するPCカードの挿抜の規制を自由に解除するこ
とができる。したがって、シングル・ユーザ・モード下
では、第1のケンジントン・スロットにケンジントン・
ロックを装着することにより、ドッキング装置に対する
PCカードの挿抜を禁止して、両者を一体的に施錠し盗
難防止することができる。また、マルチ・ユーザ・モー
ドでは、第2のケンジントン・スロットにケンジントン
・ロックを装着することにより、ドッキング装置に対す
るPCカードの挿抜が確保され、各ユーザはPCカード
を自由に交換することができる。
【0047】要するに、本発明に係る携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置によれば、単一のユーザで専有され
る「シングル・ユーザ・モード」と複数のユーザによっ
て共有される「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対し
て好適な盗難防止環境が提供される訳である。また、P
Cカードの観点でも、本発明に係る携帯型コンピュータ
用ドッキング装置は、シングル・ユーザ及びマルチ・ユ
ーザの各モードにおいて相違するセキュリティ・ポリシ
ーに充分応えることができる訳である。
タ用ドッキング装置によれば、単一のユーザで専有され
る「シングル・ユーザ・モード」と複数のユーザによっ
て共有される「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対し
て好適な盗難防止環境が提供される訳である。また、P
Cカードの観点でも、本発明に係る携帯型コンピュータ
用ドッキング装置は、シングル・ユーザ及びマルチ・ユ
ーザの各モードにおいて相違するセキュリティ・ポリシ
ーに充分応えることができる訳である。
【0048】また、本発明に係る携帯型コンピュータ用
ドッキング装置によれば、単一のユーザで専有される
「シングル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって
共有される「マルチ・ユーザ・モード」の各使用環境に
対して、PCカードの盗難を好適に防止することができ
るのである。
ドッキング装置によれば、単一のユーザで専有される
「シングル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって
共有される「マルチ・ユーザ・モード」の各使用環境に
対して、PCカードの盗難を好適に防止することができ
るのである。
【0049】さらに、第11の側面に係る携帯型コンピ
ュータ用ドッキング装置によれば、一旦上方に排出され
たノートブックPCが不如意に落下してコネクタ同士が
接触することはない。したがって、コネクタ同士の接触
に伴うチャタリング、及びチャタリングに因って生ずる
データ破壊等を好適に防止することができる。
ュータ用ドッキング装置によれば、一旦上方に排出され
たノートブックPCが不如意に落下してコネクタ同士が
接触することはない。したがって、コネクタ同士の接触
に伴うチャタリング、及びチャタリングに因って生ずる
データ破壊等を好適に防止することができる。
【0050】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
の実施例を詳解する。
【0052】第1の実施形態:図1には、本発明を実現
するのに適したドッキング・ステーション10及びノー
トブックPC50の外観を示している。ドッキング・ス
テーション10は、比較的背の高い本体部分と、本体の
前方に設けられた薄肉形状の載置部14を有している。
するのに適したドッキング・ステーション10及びノー
トブックPC50の外観を示している。ドッキング・ス
テーション10は、比較的背の高い本体部分と、本体の
前方に設けられた薄肉形状の載置部14を有している。
【0053】ドッキング・ステーション10の本体の右
側の壁面には、一対のケンジントン・スロット11,1
2が穿設されている。各ケンジントン・スロット11,
12の寸法は同一であり、ともにケンジントン・ロック
(前述:図1では図示しない)のT字形シャフトを受容
することができる。ケンジントン・ロック11,12の
少なくとも一方にケンジントン・ロックを装着すること
によって、ドッキング・ステーション10の盗難防止が
確保されることは言うまでもないであろう。
側の壁面には、一対のケンジントン・スロット11,1
2が穿設されている。各ケンジントン・スロット11,
12の寸法は同一であり、ともにケンジントン・ロック
(前述:図1では図示しない)のT字形シャフトを受容
することができる。ケンジントン・ロック11,12の
少なくとも一方にケンジントン・ロックを装着すること
によって、ドッキング・ステーション10の盗難防止が
確保されることは言うまでもないであろう。
【0054】また、本体の上面には、イジェクト・ボタ
ン13とスライド・ノブ17が配設されている。イジェ
クト・ボタン13は、搭載中のノートブックPC50と
の係合状態を解除して取り外しを可能にするためのもの
であり、イジェクト・ボタン13の押下動作は前方のフ
ック15a,15b,15c,15dに伝達されるよう
になっている(後述)。また、スライド・ノブ17は、
本体上面に穿設された開口に沿って前後方向に操作可能
に取り付けられている。スライド・ノブ17の操作は、
PCカードの挿抜を禁止するためのメカニズムに伝達さ
れるようになっている(後述)。
ン13とスライド・ノブ17が配設されている。イジェ
クト・ボタン13は、搭載中のノートブックPC50と
の係合状態を解除して取り外しを可能にするためのもの
であり、イジェクト・ボタン13の押下動作は前方のフ
ック15a,15b,15c,15dに伝達されるよう
になっている(後述)。また、スライド・ノブ17は、
本体上面に穿設された開口に沿って前後方向に操作可能
に取り付けられている。スライド・ノブ17の操作は、
PCカードの挿抜を禁止するためのメカニズムに伝達さ
れるようになっている(後述)。
【0055】載置部14は、ノートブックPC50を搭
載するための台座である。載置部14の略四隅には、フ
ック15a,15b,15c,15dが配設されてい
る。各フック15a…は、略L字形に屈曲した頭部を持
ち、且つ、頭部の一角が切り取られて槍形をなしてい
る。また、各フック15a…は、前後方向に5mm程度
移動できるようになっている。ノートブックPC50を
搭載するときには、各フック15a…の頭部が、ノート
ブックPC50の底面に穿設された各係止孔55a,5
5b,55c,55dに挿入する。そして挿入後は、各
フック15a…のL字形頭部がノートブックPC50の
底面に引っ掛かることにより、両者10,50間の係止
状態が保たれるようになっている。また、ノートブック
PC50を取り外すときには、イジェクト・ボタン13
を押して各フック15a…を前方に5mm程度逃がすこ
とによって、ノートブックPC50の底面への係合状態
を解除してやればよい(後述)。なお、フック15a…
の個数は、ノートブックPC50固定時の強度等に依っ
て決められる設計事項であり、例えば左右2個ずつでな
く1個ずつであっても本発明の要旨には影響しない。
載するための台座である。載置部14の略四隅には、フ
ック15a,15b,15c,15dが配設されてい
る。各フック15a…は、略L字形に屈曲した頭部を持
ち、且つ、頭部の一角が切り取られて槍形をなしてい
る。また、各フック15a…は、前後方向に5mm程度
移動できるようになっている。ノートブックPC50を
搭載するときには、各フック15a…の頭部が、ノート
ブックPC50の底面に穿設された各係止孔55a,5
5b,55c,55dに挿入する。そして挿入後は、各
フック15a…のL字形頭部がノートブックPC50の
底面に引っ掛かることにより、両者10,50間の係止
状態が保たれるようになっている。また、ノートブック
PC50を取り外すときには、イジェクト・ボタン13
を押して各フック15a…を前方に5mm程度逃がすこ
とによって、ノートブックPC50の底面への係合状態
を解除してやればよい(後述)。なお、フック15a…
の個数は、ノートブックPC50固定時の強度等に依っ
て決められる設計事項であり、例えば左右2個ずつでな
く1個ずつであっても本発明の要旨には影響しない。
【0056】また、載置部14には、ノートブックPC
50と電気的に接続するためのドッキング・コネクタ1
6が上向きに設けられている。一方、ノートブックPC
50の底面の対応位置にはコネクタ16と仕様が合致す
るドッキング・コネクタ56が下向きに配設されてい
る。そして、ノートブックPC50を載置部14に搭載
したときには、両ドッキング・コネクタ16,56は接
合し、両装置10,50間での電気信号の交換等が可能
となる。なお、本実施例では、ドッキング・コネクタ1
6,56は2列のコネクタで構成されているが、これは
コネクタ16,56のピン数等に依って決まる設計事項
であり、コネクタ16,56の形状寸法や構造自体は本
発明の要旨には直接影響しない。
50と電気的に接続するためのドッキング・コネクタ1
6が上向きに設けられている。一方、ノートブックPC
50の底面の対応位置にはコネクタ16と仕様が合致す
るドッキング・コネクタ56が下向きに配設されてい
る。そして、ノートブックPC50を載置部14に搭載
したときには、両ドッキング・コネクタ16,56は接
合し、両装置10,50間での電気信号の交換等が可能
となる。なお、本実施例では、ドッキング・コネクタ1
6,56は2列のコネクタで構成されているが、これは
コネクタ16,56のピン数等に依って決まる設計事項
であり、コネクタ16,56の形状寸法や構造自体は本
発明の要旨には直接影響しない。
【0057】なお、載置部14の上面は、前方に緩やか
に傾いており、搭載したノートブックPC50のキーボ
ード・ユニットを傾斜させて打鍵性を向上させるように
なっている。
に傾いており、搭載したノートブックPC50のキーボ
ード・ユニットを傾斜させて打鍵性を向上させるように
なっている。
【0058】一方のノートブックPC50は、図1では
閉じた姿勢で示されているが、キーボード・ユニット
(図示しない)を含む本体と、液晶表示ディスプレイ
(図示しない)を含む蓋体とからなる、いわゆる「クラ
ム・シェル」構造をなしている。PC50の筐体内部に
は、CPU、メモリ、ビデオ・コントローラ・チップな
どの各種電子部品を実装した基板類の他、ハード・ディ
スク・ドライブ(HDD)やフロッピー・ディスク・ド
ライブ(FDD)などの周辺機器類が収容されている。
但し、これら電気・電子部品の構成や動作は本発明の要
旨とは直接関連しないので、本明細書中ではこれ以上言
及しない。
閉じた姿勢で示されているが、キーボード・ユニット
(図示しない)を含む本体と、液晶表示ディスプレイ
(図示しない)を含む蓋体とからなる、いわゆる「クラ
ム・シェル」構造をなしている。PC50の筐体内部に
は、CPU、メモリ、ビデオ・コントローラ・チップな
どの各種電子部品を実装した基板類の他、ハード・ディ
スク・ドライブ(HDD)やフロッピー・ディスク・ド
ライブ(FDD)などの周辺機器類が収容されている。
但し、これら電気・電子部品の構成や動作は本発明の要
旨とは直接関連しないので、本明細書中ではこれ以上言
及しない。
【0059】図2には、ドッキング・ステーション10
の背面側の様子を示している。該背面には後方に向かっ
てさらに突出した突起部20が凸設されている。
の背面側の様子を示している。該背面には後方に向かっ
てさらに突出した突起部20が凸設されている。
【0060】突起部20には、一対のPCカード・スロ
ット21a,bが配設されている。各スロット21a,
bには、例えば、PCMCIA(Personal Computer me
moryCard International Association)/JEIDA
(Japan Electronic IndustryDevelopment Associatio
n)の仕様に準拠したTypeIIIカードが挿入可能
である。また、突起部20の左右両端には、挿入中のP
Cカード(図示しない)を排出させるための一対のイジ
ェクト・ボタン22a,22bが配設されている。但
し、PCカードの排出メカニズム自体は本発明の要旨と
は直接関連しないので、これ以上詳細には説明しない。
ット21a,bが配設されている。各スロット21a,
bには、例えば、PCMCIA(Personal Computer me
moryCard International Association)/JEIDA
(Japan Electronic IndustryDevelopment Associatio
n)の仕様に準拠したTypeIIIカードが挿入可能
である。また、突起部20の左右両端には、挿入中のP
Cカード(図示しない)を排出させるための一対のイジ
ェクト・ボタン22a,22bが配設されている。但
し、PCカードの排出メカニズム自体は本発明の要旨と
は直接関連しないので、これ以上詳細には説明しない。
【0061】突起部20の略中央には、一対のカード・
シャッター23a,23b(図2中の破線部分)が左右
各平方向に出没自在に取り付けられている。カード・シ
ャッター23a,23bの出没動作はスライド・ノブ1
7(前述)のスライド動作に連動する仕掛けとなってい
る。すなわち、スライド・ノブ17をドッキング・ステ
ーション10の前方に操作すると、該操作は内部機構
(後述)によって伝達されて、各カード・シャッター2
3a,23bは左右各方向に飛び出すことになる。外部
に出現した各カード・シャッター23a,bは、それぞ
れのカード・スロット21a,21bの交換口の少なく
とも一部を塞ぐので、PCカードの挿抜を禁止すること
ができる。この結果、挿入中のPCカードを無断で抜き
取ったり、あるいは、不正なユーザが勝手にPCカード
を挿入してPCカード経由で装置10,50の内部情報
にアクセスするという類の盗難行為を好適に防止するこ
とができる。なお、本実施例のドッキング・ステーショ
ン10はPCカード・スロットを2個備えているが、カ
ード・スロットの個数自体は設計事項に過ぎない。
シャッター23a,23b(図2中の破線部分)が左右
各平方向に出没自在に取り付けられている。カード・シ
ャッター23a,23bの出没動作はスライド・ノブ1
7(前述)のスライド動作に連動する仕掛けとなってい
る。すなわち、スライド・ノブ17をドッキング・ステ
ーション10の前方に操作すると、該操作は内部機構
(後述)によって伝達されて、各カード・シャッター2
3a,23bは左右各方向に飛び出すことになる。外部
に出現した各カード・シャッター23a,bは、それぞ
れのカード・スロット21a,21bの交換口の少なく
とも一部を塞ぐので、PCカードの挿抜を禁止すること
ができる。この結果、挿入中のPCカードを無断で抜き
取ったり、あるいは、不正なユーザが勝手にPCカード
を挿入してPCカード経由で装置10,50の内部情報
にアクセスするという類の盗難行為を好適に防止するこ
とができる。なお、本実施例のドッキング・ステーショ
ン10はPCカード・スロットを2個備えているが、カ
ード・スロットの個数自体は設計事項に過ぎない。
【0062】また、ドッキング・ステーション10の背
面の他の部分には、外付けマウス・ポート24、外付け
キーボード・ポート25、MIDI(Musical Instrume
nt Digital Interface)/ジョイスティック・ポート、
パラレル・ポート27、シリアル・ポート28、外付け
FDDポート29、外付けCRT(Cathod Ray Tube)
ポート30、ライン入出力ポート31の各々が配設され
ている。例えばシリアル・ポート28にはモデムを、パ
ラレル・ポート27にはプリンタをケーブル接続するこ
とができる。ドッキング・コネクタ16の各コネクタ・
ピンに割り当てられたポート・シグナル類は、ドッキン
グ・ステーション10の内部を経由して、対応するポー
ト類にリレーされている。但し、ドッキング・ステーシ
ョン10が備えるポートの種類や個数は設計事項であ
り、本発明の要旨とは直接関連しない。
面の他の部分には、外付けマウス・ポート24、外付け
キーボード・ポート25、MIDI(Musical Instrume
nt Digital Interface)/ジョイスティック・ポート、
パラレル・ポート27、シリアル・ポート28、外付け
FDDポート29、外付けCRT(Cathod Ray Tube)
ポート30、ライン入出力ポート31の各々が配設され
ている。例えばシリアル・ポート28にはモデムを、パ
ラレル・ポート27にはプリンタをケーブル接続するこ
とができる。ドッキング・コネクタ16の各コネクタ・
ピンに割り当てられたポート・シグナル類は、ドッキン
グ・ステーション10の内部を経由して、対応するポー
ト類にリレーされている。但し、ドッキング・ステーシ
ョン10が備えるポートの種類や個数は設計事項であ
り、本発明の要旨とは直接関連しない。
【0063】次いで、ドッキング・ステーション10の
内部構造を、その可動部分の動作特性とともに詳解す
る。
内部構造を、その可動部分の動作特性とともに詳解す
る。
【0064】図3には、ドッキング・ステーション10
の筐体の稜線を破線で描くことによって、内部の構造を
透視して示している。但し、図面の錯綜を避ける目的
で、セキュリティ・メカニズムに関連しない部品は適宜
捨象している。また、各可動部品を支持したりその運動
方向を定義するための周辺部材が実際には存在するが、
図面の簡素化のため省略している。
の筐体の稜線を破線で描くことによって、内部の構造を
透視して示している。但し、図面の錯綜を避ける目的
で、セキュリティ・メカニズムに関連しない部品は適宜
捨象している。また、各可動部品を支持したりその運動
方向を定義するための周辺部材が実際には存在するが、
図面の簡素化のため省略している。
【0065】参照番号41はスライダである。スライダ
41は、前方に細長形状の脚を持ち、脚の先には2個の
フック15a,bが、略中央には突起42が、それぞれ
一体的に形成されている。各フック15a,bは、載置
部14の上壁面に穿設された開口から外側に出現してい
る。また、スライダ41の略後方には、第1の線条孔4
3と第2の線条孔44が穿設されている。各線条孔4
3,44は、ドッキング・ステーション10の右側壁面
に設けられたケンジントン・スロット11,12の各々
に対応する位置に配設されている。各線条孔43,44
は、ケンジントン・スロットのT字形シャフトの頭部の
幅と同じ内側寸法を持つので、各スロット11,12で
受容されたT字形シャフトの頭部は各線条孔43,44
を貫挿することができる。但し、第1の線条孔43はT
字形シャフトの頭部と同じ内側寸法に形成されている一
方、第2の線条孔44はT字形シャフトの頭部のよりも
長軸が大きく形成されている。
41は、前方に細長形状の脚を持ち、脚の先には2個の
フック15a,bが、略中央には突起42が、それぞれ
一体的に形成されている。各フック15a,bは、載置
部14の上壁面に穿設された開口から外側に出現してい
る。また、スライダ41の略後方には、第1の線条孔4
3と第2の線条孔44が穿設されている。各線条孔4
3,44は、ドッキング・ステーション10の右側壁面
に設けられたケンジントン・スロット11,12の各々
に対応する位置に配設されている。各線条孔43,44
は、ケンジントン・スロットのT字形シャフトの頭部の
幅と同じ内側寸法を持つので、各スロット11,12で
受容されたT字形シャフトの頭部は各線条孔43,44
を貫挿することができる。但し、第1の線条孔43はT
字形シャフトの頭部と同じ内側寸法に形成されている一
方、第2の線条孔44はT字形シャフトの頭部のよりも
長軸が大きく形成されている。
【0066】スライダ41は、図示しない部材によっ
て、略前後方向に滑動自在に支持されている。ケンジン
トン・スロット11,12のいずれにもケンジントン・
ロックが装着されていない状態には、スライダ41は前
方に移動可能である。また、ケンジントン・スロット1
2にケンジントン・ロックが装着された場合も、対応す
る線条孔44は前後方向のクリアランスが大きいので、
スライダ41は前方に移動可能である。これに対し、ケ
ンジントン・スロット11にケンジントン・スロットが
装着された場合には、対応する線条孔43には前後方向
のクリアランスが殆どないので、スライド41の前方へ
の移動は禁止される。
て、略前後方向に滑動自在に支持されている。ケンジン
トン・スロット11,12のいずれにもケンジントン・
ロックが装着されていない状態には、スライダ41は前
方に移動可能である。また、ケンジントン・スロット1
2にケンジントン・ロックが装着された場合も、対応す
る線条孔44は前後方向のクリアランスが大きいので、
スライダ41は前方に移動可能である。これに対し、ケ
ンジントン・スロット11にケンジントン・スロットが
装着された場合には、対応する線条孔43には前後方向
のクリアランスが殆どないので、スライド41の前方へ
の移動は禁止される。
【0067】参照番号45はコイル状のバネである。バ
ネ45は、その一端はスライダ41の後方に固定され、
他端はドッキング・ステーション10の後壁面部分(図
示しない)に固定されており、その復元力によってスラ
イダ41を常に後方に向かって付勢している。
ネ45は、その一端はスライダ41の後方に固定され、
他端はドッキング・ステーション10の後壁面部分(図
示しない)に固定されており、その復元力によってスラ
イダ41を常に後方に向かって付勢している。
【0068】図4には、ドッキング・ステーション10
の断面図であり、スライダ41が作動する様子を、ノー
トブックPC50の搭載及び取り外し動作と関連付けて
図解している。
の断面図であり、スライダ41が作動する様子を、ノー
トブックPC50の搭載及び取り外し動作と関連付けて
図解している。
【0069】まず、ノートブックPC50の取り付け動
作について説明する。フック15a,15bは、略L字
形に屈曲した頭部を持ち、且つ、頭部の一角が切り取ら
れた槍形をなしている。ノートブックPC50の底面に
穿設された各係止孔55a,55bは、各フック15
a,15bの各頭部の外形寸法に等しい内側寸法を持つ
が、各フック15a,15bよりも5mm程度前方に配
設されている。このため、ノートブックPC50を搭載
するときには、まず、各フック15a,15bの頭部が
各係止孔55a,55bの後端縁部分に当接する。さら
にノートブックPC50の底面が降下してくると、各フ
ック15a,15bの各頭部の槍形部分が各係止孔55
a,55bの後端縁部分に沿って滑動して、各フック1
5a,15bは余儀なく前方に移動する。これに伴っ
て、各フック15a,15bと一体的なスライダ41
も、バネ45の復元力に抗して、一時的に前方に移動す
る(図4中の破線部参照)。その後、各フック15a,
15bの各頭部が底面を貫挿すると、障害のなくなった
各フック15a,b及びスライダ41は、バネの45復
元力により後方の初期位置に戻る。そして、各フック1
5a,bの頭部L字形が各係止孔55a,55bの後端
縁部分に引っ掛かることにより、両者10,50間の係
止状態が保たれる。
作について説明する。フック15a,15bは、略L字
形に屈曲した頭部を持ち、且つ、頭部の一角が切り取ら
れた槍形をなしている。ノートブックPC50の底面に
穿設された各係止孔55a,55bは、各フック15
a,15bの各頭部の外形寸法に等しい内側寸法を持つ
が、各フック15a,15bよりも5mm程度前方に配
設されている。このため、ノートブックPC50を搭載
するときには、まず、各フック15a,15bの頭部が
各係止孔55a,55bの後端縁部分に当接する。さら
にノートブックPC50の底面が降下してくると、各フ
ック15a,15bの各頭部の槍形部分が各係止孔55
a,55bの後端縁部分に沿って滑動して、各フック1
5a,15bは余儀なく前方に移動する。これに伴っ
て、各フック15a,15bと一体的なスライダ41
も、バネ45の復元力に抗して、一時的に前方に移動す
る(図4中の破線部参照)。その後、各フック15a,
15bの各頭部が底面を貫挿すると、障害のなくなった
各フック15a,b及びスライダ41は、バネの45復
元力により後方の初期位置に戻る。そして、各フック1
5a,bの頭部L字形が各係止孔55a,55bの後端
縁部分に引っ掛かることにより、両者10,50間の係
止状態が保たれる。
【0070】次いで、ノートブックPCの50の取り外
し動作について説明する。イジェクト・ボタン13の底
部は斜めに切り取られた形状をなし、且つスライダ31
と一体的な線条突起42の先端部分に当接している。し
たがって、イジェクト・ボタン13が押圧されて下方に
向かうと、線条突起42は、イジェクト・ボタン13の
底面の傾斜に沿って余儀なく前方に移動する(図4中の
破線部参照)。この結果、線条突起42と一体であるス
ライダ41及びフック15a,bは、バネ45の復元力
に抗して前方に移動する。そして、係止孔55a,bに
てノートブックPC50の底壁面を係止していた状態が
解除されて、ノートブックPC50は取り外し可能とな
る。
し動作について説明する。イジェクト・ボタン13の底
部は斜めに切り取られた形状をなし、且つスライダ31
と一体的な線条突起42の先端部分に当接している。し
たがって、イジェクト・ボタン13が押圧されて下方に
向かうと、線条突起42は、イジェクト・ボタン13の
底面の傾斜に沿って余儀なく前方に移動する(図4中の
破線部参照)。この結果、線条突起42と一体であるス
ライダ41及びフック15a,bは、バネ45の復元力
に抗して前方に移動する。そして、係止孔55a,bに
てノートブックPC50の底壁面を係止していた状態が
解除されて、ノートブックPC50は取り外し可能とな
る。
【0071】ケンジントン・スロット11,12のいず
れにもケンジントン・ロックを装着しない状態では、ス
ライダ41の前方操作は何ら規制されないので、搭載中
のノートブックPC50を自由に取り外すことができ
る。また、ケンジントン・スロット12にケンジントン
・ロックを装着しても、スライダ41は前方操作が可能
なので、搭載中ノートブックPC50を自由に取り外す
ことができ、マルチ・ユーザ環境(すなわち複数ユーザ
のノートブックPCを使用可能な環境)が確保される。
これに対し、ケンジントン・スロット11にケンジント
ン・ロックを装着したときには、スライダ41が前方に
移動できないので、イジェクト・ボタン13は操作不能
であり、また、各フック15a,15b,15c,15
dを各係止孔55a,55b,55c,55dから解除
できない。このため、ノートブックPC50の取り外し
を禁止し、ドッキング・ステーション10とノートブッ
クPC50を一体的に固定できるので、シングル・ユー
ザ環境下でのセキュリティが確保される。
れにもケンジントン・ロックを装着しない状態では、ス
ライダ41の前方操作は何ら規制されないので、搭載中
のノートブックPC50を自由に取り外すことができ
る。また、ケンジントン・スロット12にケンジントン
・ロックを装着しても、スライダ41は前方操作が可能
なので、搭載中ノートブックPC50を自由に取り外す
ことができ、マルチ・ユーザ環境(すなわち複数ユーザ
のノートブックPCを使用可能な環境)が確保される。
これに対し、ケンジントン・スロット11にケンジント
ン・ロックを装着したときには、スライダ41が前方に
移動できないので、イジェクト・ボタン13は操作不能
であり、また、各フック15a,15b,15c,15
dを各係止孔55a,55b,55c,55dから解除
できない。このため、ノートブックPC50の取り外し
を禁止し、ドッキング・ステーション10とノートブッ
クPC50を一体的に固定できるので、シングル・ユー
ザ環境下でのセキュリティが確保される。
【0072】なお、図示しないが、ドッキング・ステー
ション10の左側にも、スライダ41及びバネ43と略
同一のものが対称的に配設されている。また、イジェク
ト・ボタン13の押下操作は、図示しない伝達機構によ
って左側のスライダ等にも伝達されるようになってい
る。但し、ドッキング・ステーション10の左壁面には
ケンジントン・スロットがないので、左側のスライダに
は線条孔43,44は必要ない。
ション10の左側にも、スライダ41及びバネ43と略
同一のものが対称的に配設されている。また、イジェク
ト・ボタン13の押下操作は、図示しない伝達機構によ
って左側のスライダ等にも伝達されるようになってい
る。但し、ドッキング・ステーション10の左壁面には
ケンジントン・スロットがないので、左側のスライダに
は線条孔43,44は必要ない。
【0073】再び図3に戻って説明すると、参照番号4
6は、ストッパー・プレートである。ストッパー・プレ
ート46は、屈曲形状の部材であり、その屈曲部の前後
両端にはそれぞれ軸状突起46a,46bが形設されて
いる。これら軸状突起46a,46bは、図示しない部
材によって、図中の回転軸A回りに回転可能に軸支され
ている。
6は、ストッパー・プレートである。ストッパー・プレ
ート46は、屈曲形状の部材であり、その屈曲部の前後
両端にはそれぞれ軸状突起46a,46bが形設されて
いる。これら軸状突起46a,46bは、図示しない部
材によって、図中の回転軸A回りに回転可能に軸支され
ている。
【0074】図5及び図6には、ドッキング・ステーシ
ョン10の他の断面図を示しているが、ストッパー・プ
レート46と、スライダ41との位置関係を理解された
い。ストッパー・プレート46はスライダ41の内側に
配設されている。ここで、ケンジントン・スロット11
又は12のいずれからケンジントン・ロックが装着され
ると、そのT字形シャフトの頭部はスライダ41の線条
孔43又は44を貫通して、さらにストッパー・プレー
ト46の側面部分に当接して図6の時計回り(すなわち
矢印A方向)に回転する。この結果、ストッパー・プレ
ート46の上面部分は略水平をなす初期位置よりも上昇
する。
ョン10の他の断面図を示しているが、ストッパー・プ
レート46と、スライダ41との位置関係を理解された
い。ストッパー・プレート46はスライダ41の内側に
配設されている。ここで、ケンジントン・スロット11
又は12のいずれからケンジントン・ロックが装着され
ると、そのT字形シャフトの頭部はスライダ41の線条
孔43又は44を貫通して、さらにストッパー・プレー
ト46の側面部分に当接して図6の時計回り(すなわち
矢印A方向)に回転する。この結果、ストッパー・プレ
ート46の上面部分は略水平をなす初期位置よりも上昇
する。
【0075】再び図3に戻って説明すると、参照番号4
7はリンクである。リンク47は薄板の略鏃形状をして
おり、その先端部分は軸部48によってドッキング・ス
テーション10の上壁面に軸支され、図中の矢印C方向
に回転可能となっている。また、リンク47の上面に
は、スライド・ノブ17(前述)が一体的に形設されて
いる。スライド・ノブ17は、ドッキング・ステーショ
ン10の上壁面に穿設された長方形状の開口から外部に
露出しており、該開口の長手方向すなわち図中の矢印B
方向に操作が可能となって。したがって、スライド・ノ
ブ17を後方に向かって操作すると、リンク47は矢印
C方向に移動する訳である。
7はリンクである。リンク47は薄板の略鏃形状をして
おり、その先端部分は軸部48によってドッキング・ス
テーション10の上壁面に軸支され、図中の矢印C方向
に回転可能となっている。また、リンク47の上面に
は、スライド・ノブ17(前述)が一体的に形設されて
いる。スライド・ノブ17は、ドッキング・ステーショ
ン10の上壁面に穿設された長方形状の開口から外部に
露出しており、該開口の長手方向すなわち図中の矢印B
方向に操作が可能となって。したがって、スライド・ノ
ブ17を後方に向かって操作すると、リンク47は矢印
C方向に移動する訳である。
【0076】リンク47の略鏃形状の脚部分は、ドッキ
ング・ステーション10本体の右側に伸びている。ケン
ジントン・ロックがケンジントン・スロット11又は1
2に装着されて、ストッパー・プレート45が図中の矢
印A方向に回転している状態では、リンク47の脚部分
がストッパー・プレート45の上面部分と干渉し合うた
め(図6参照)、リンク47及びスライド・ノブ17の
前方への操作が禁止されることとなる。
ング・ステーション10本体の右側に伸びている。ケン
ジントン・ロックがケンジントン・スロット11又は1
2に装着されて、ストッパー・プレート45が図中の矢
印A方向に回転している状態では、リンク47の脚部分
がストッパー・プレート45の上面部分と干渉し合うた
め(図6参照)、リンク47及びスライド・ノブ17の
前方への操作が禁止されることとなる。
【0077】また、リンク47の下面には、カード・シ
ャッター23が配設されている。このカード・シャッタ
ー23は、略コの字形状の板金であり、その略中央部2
3'はドッキング・ステーション10の上壁面に固定さ
れている。また、カード・シャッター23の略コの字の
各脚には、コの字の外側に向かって屈曲した各屈曲部2
3a,23bが形設されている。これら屈曲部23a,
23bは図2で既に示した通り、各PCカード・スロッ
ト21a,21bの交換口を塞ぐ目的で利用される。
ャッター23が配設されている。このカード・シャッタ
ー23は、略コの字形状の板金であり、その略中央部2
3'はドッキング・ステーション10の上壁面に固定さ
れている。また、カード・シャッター23の略コの字の
各脚には、コの字の外側に向かって屈曲した各屈曲部2
3a,23bが形設されている。これら屈曲部23a,
23bは図2で既に示した通り、各PCカード・スロッ
ト21a,21bの交換口を塞ぐ目的で利用される。
【0078】カード・シャッター23の各脚の略中央の
上面には、一対の屈曲部分が形設されている。これら屈
曲部分には、後方に向かうほど接近し合う線条のカム溝
49a,49bが夫々穿設されている。各カム溝49
a,49bは、リンク47の下面に凸設けされた一対の
小突起47a,47bの各々を受容している。小突起4
7a及び47b間の間隔は固定的なので、スライド・ノ
ブ17すなわちリンク47を前後に操作した位置に応じ
て各カム溝49a49,bも同間隔に余儀なく維持され
る。
上面には、一対の屈曲部分が形設されている。これら屈
曲部分には、後方に向かうほど接近し合う線条のカム溝
49a,49bが夫々穿設されている。各カム溝49
a,49bは、リンク47の下面に凸設けされた一対の
小突起47a,47bの各々を受容している。小突起4
7a及び47b間の間隔は固定的なので、スライド・ノ
ブ17すなわちリンク47を前後に操作した位置に応じ
て各カム溝49a49,bも同間隔に余儀なく維持され
る。
【0079】スライド・ノブ17が後方一杯に操作され
て、各カム溝49a,49bが最も間隔の長い位置にて
小突起47a,47bを受容しているときには、図3に
示すように、カード・シャッター23のコの字の脚は閉
じてしまう。この結果、屈曲部23a,23bは中央に
接近して、PCカード・スロット21a,21bの交換
口は全開となるので、PCカードを自由に挿抜すること
ができる。要するに、スライド・ノブ17の後方操作
は、PCカード・スロット21a,21bのセキュリテ
ィ解除を意味する訳である。
て、各カム溝49a,49bが最も間隔の長い位置にて
小突起47a,47bを受容しているときには、図3に
示すように、カード・シャッター23のコの字の脚は閉
じてしまう。この結果、屈曲部23a,23bは中央に
接近して、PCカード・スロット21a,21bの交換
口は全開となるので、PCカードを自由に挿抜すること
ができる。要するに、スライド・ノブ17の後方操作
は、PCカード・スロット21a,21bのセキュリテ
ィ解除を意味する訳である。
【0080】一方、スライド・ノブ17が前方一杯に操
作されて、各カム溝49a,49bが最も間隔の短い位
置にて小突起47a,47bを受容しているときには、
図7に示すように、カード・シャッター23のコの字の
脚は開いてしまう。この結果、屈曲部23a,23bが
出現してPCカード・スロット21a,21bの交換口
の少なくとも一部分を塞ぐので、PCカードの挿抜が禁
止される。このとき、挿入中のPCカードを無断で抜き
取ったり、あるいは、不正なユーザが勝手にPCカード
を挿入してPCカード経由で装置10,50の内部情報
にアクセスするという類の盗難行為を好適に防止するこ
とができる。要するに、スライド・ノブ17の前方操作
は、PCカード・スロット21a,bのセキュリティ設
定を意味する訳である。
作されて、各カム溝49a,49bが最も間隔の短い位
置にて小突起47a,47bを受容しているときには、
図7に示すように、カード・シャッター23のコの字の
脚は開いてしまう。この結果、屈曲部23a,23bが
出現してPCカード・スロット21a,21bの交換口
の少なくとも一部分を塞ぐので、PCカードの挿抜が禁
止される。このとき、挿入中のPCカードを無断で抜き
取ったり、あるいは、不正なユーザが勝手にPCカード
を挿入してPCカード経由で装置10,50の内部情報
にアクセスするという類の盗難行為を好適に防止するこ
とができる。要するに、スライド・ノブ17の前方操作
は、PCカード・スロット21a,bのセキュリティ設
定を意味する訳である。
【0081】なお、カード・シャッター23は、セキュ
リティ確保の観点から、炭素鋼のような比較的頑健で変
形の困難な材質であることが好ましい。
リティ確保の観点から、炭素鋼のような比較的頑健で変
形の困難な材質であることが好ましい。
【0082】ここで、第1の実施形態におけるセキュリ
ティの仕組みを総括しておく。既に前述したように、ド
ッキング・ステーション10は、2つのケンジントン・
スロット11及び12を備えている。
ティの仕組みを総括しておく。既に前述したように、ド
ッキング・ステーション10は、2つのケンジントン・
スロット11及び12を備えている。
【0083】(1)ケンジントン・スロット11にケン
ジントン・ロックを装着したとき ドッキング・ステーション10はオフィスの所定場所に
固定され、そのセキュリティが確保される。また、イジ
ェクト・ボタン13の操作が効かず、各フック15a,
15b,15c,15dを各係止孔55a,55b,5
5c,55dから解除できないので、搭載中のノートブ
ックPC50はドッキング・ステーション10に固定さ
れる。すなわち、単一のPCユーザがドッキング・ステ
ーションを専用するというシングル・ユーザ・モード下
でのセキュリティが好適に確保される訳である。また、
この状態では、スライド・ノブ17の操作により一旦後
方に移動したリンク47は、ストッパー・プレート46
との干渉により(図6参照)、前方には戻らない。した
がって、カード・シャッター23の各屈曲部23a,2
3bは出現したままの状態となり、PCカードの挿抜が
禁止される。
ジントン・ロックを装着したとき ドッキング・ステーション10はオフィスの所定場所に
固定され、そのセキュリティが確保される。また、イジ
ェクト・ボタン13の操作が効かず、各フック15a,
15b,15c,15dを各係止孔55a,55b,5
5c,55dから解除できないので、搭載中のノートブ
ックPC50はドッキング・ステーション10に固定さ
れる。すなわち、単一のPCユーザがドッキング・ステ
ーションを専用するというシングル・ユーザ・モード下
でのセキュリティが好適に確保される訳である。また、
この状態では、スライド・ノブ17の操作により一旦後
方に移動したリンク47は、ストッパー・プレート46
との干渉により(図6参照)、前方には戻らない。した
がって、カード・シャッター23の各屈曲部23a,2
3bは出現したままの状態となり、PCカードの挿抜が
禁止される。
【0084】(2)ケンジントン・スロット12にケン
ジントン・ロックを装着したとき ドッキング・ステーション10はオフィスの所定場所に
固定され、そのセキュリティが確保される。一方、イジ
ェクト・ボタン13の操作は可能なので、ドッキング・
ステーション10に搭載中のノートブックPC50を取
り外し、さらに、他のノートブックPCに交換すること
が可能である。すなわち、複数のPCユーザがドッキン
グ・ステーションを共有するというマルチ・ユーザ・モ
ード下でのセキュリティが好適に確保される訳である。
また、この状態では、スライド・ノブ17の操作により
一旦後方に移動したリンク47は、ストッパー・プレー
ト46との干渉により(図6参照)、前方には戻らな
い。したがって、カード・シャッター23の各屈曲部2
3a,23bは出現したままの状態となり、PCカード
の挿抜が禁止される。
ジントン・ロックを装着したとき ドッキング・ステーション10はオフィスの所定場所に
固定され、そのセキュリティが確保される。一方、イジ
ェクト・ボタン13の操作は可能なので、ドッキング・
ステーション10に搭載中のノートブックPC50を取
り外し、さらに、他のノートブックPCに交換すること
が可能である。すなわち、複数のPCユーザがドッキン
グ・ステーションを共有するというマルチ・ユーザ・モ
ード下でのセキュリティが好適に確保される訳である。
また、この状態では、スライド・ノブ17の操作により
一旦後方に移動したリンク47は、ストッパー・プレー
ト46との干渉により(図6参照)、前方には戻らな
い。したがって、カード・シャッター23の各屈曲部2
3a,23bは出現したままの状態となり、PCカード
の挿抜が禁止される。
【0085】第2の実施形態:第2の実施形態が上述の
第1の実施形態と顕著に相違は、マルチ・ユーザ・モー
ド下で設定されるセキュリティの定義が異なるという点
である。
第1の実施形態と顕著に相違は、マルチ・ユーザ・モー
ド下で設定されるセキュリティの定義が異なるという点
である。
【0086】図8には、第2の実施形態に係るドッキン
グ・ステーション10の内部構造を図解している。同図
は、ストッパー・プレート46に線条溝46aが穿設さ
れている点で、図7とは異なる。この線条溝46aは、
第2のケンジントン・スロット12に対応する位置に、
これと略同一形状及び同一寸法に形成されている。
グ・ステーション10の内部構造を図解している。同図
は、ストッパー・プレート46に線条溝46aが穿設さ
れている点で、図7とは異なる。この線条溝46aは、
第2のケンジントン・スロット12に対応する位置に、
これと略同一形状及び同一寸法に形成されている。
【0087】第2のケンジントン・スロット12にケン
ジントン・ロックを装着した場合、ケンジントン・ロッ
クのT字形シャフトの頭部は、第2の線条溝44だけで
なく線条溝46aをも通過するので、ストッパー・プレ
ート46を図6のように矢印A方向に回転させることは
ない。したがって、この状態ではカード・シャッター2
3の解除は許容されたままである。
ジントン・ロックを装着した場合、ケンジントン・ロッ
クのT字形シャフトの頭部は、第2の線条溝44だけで
なく線条溝46aをも通過するので、ストッパー・プレ
ート46を図6のように矢印A方向に回転させることは
ない。したがって、この状態ではカード・シャッター2
3の解除は許容されたままである。
【0088】言い換えれば、ケンジントン・スロット1
2にケンジントン・ロックを装着した状態では、ドッキ
ング・ステーション10はオフィスの所定場所に固定さ
れるが、ノートブックPCの交換とPCカードの挿抜は
依然として許されている。すなわち、第2の実施形態に
おけるマルチ・ユーザ・モード下では、ドッキング・ス
テーション10のPCカード・スロット21の共有も許
される訳である。
2にケンジントン・ロックを装着した状態では、ドッキ
ング・ステーション10はオフィスの所定場所に固定さ
れるが、ノートブックPCの交換とPCカードの挿抜は
依然として許されている。すなわち、第2の実施形態に
おけるマルチ・ユーザ・モード下では、ドッキング・ス
テーション10のPCカード・スロット21の共有も許
される訳である。
【0089】一方、第1のケンジントン・スロット11
にケンジントン・ロックを装着した場合には、第1の実
施形態と同様のセキュリティ状態が設定される。すなわ
ち、ドッキング・ステーション10、ノートブックPC
及びPCカード・スロット21の全てが施錠され、これ
ら全てが単一のユーザによって専有される。
にケンジントン・ロックを装着した場合には、第1の実
施形態と同様のセキュリティ状態が設定される。すなわ
ち、ドッキング・ステーション10、ノートブックPC
及びPCカード・スロット21の全てが施錠され、これ
ら全てが単一のユーザによって専有される。
【0090】第3の実施形態:第3の実施形態は、セキ
ュリティすなわち施錠機構ではなく、搭載中のノートブ
ックPCの排出機構に特徴がある。言い換えれば施錠機
構は、上述の第1又は第2の実施形態のいずれと等価で
あってもよいので、ここでは詳細には説明しない。
ュリティすなわち施錠機構ではなく、搭載中のノートブ
ックPCの排出機構に特徴がある。言い換えれば施錠機
構は、上述の第1又は第2の実施形態のいずれと等価で
あってもよいので、ここでは詳細には説明しない。
【0091】図9には、第3の実施形態に係るドッキン
グ・ステーション10の内部構造を透視して示してい
る。同図における施錠機構、すなわちスライダ41、ス
トッパー・プレート46、リンク47、カード・シャッ
ター23の構造や動作特性は第1の実施例の対応部品と
略同一の構成及び作用を有している。
グ・ステーション10の内部構造を透視して示してい
る。同図における施錠機構、すなわちスライダ41、ス
トッパー・プレート46、リンク47、カード・シャッ
ター23の構造や動作特性は第1の実施例の対応部品と
略同一の構成及び作用を有している。
【0092】ドッキング・ステーション10の上面に配
されたイジェクト・ボタン13(但し図9では図示しな
い)を押下操作すると、カム62に対して図中の矢印P
方向の力が付与される。
されたイジェクト・ボタン13(但し図9では図示しな
い)を押下操作すると、カム62に対して図中の矢印P
方向の力が付与される。
【0093】カム62は、回動可能に支持されているリ
ンク・バー61の一端に固定されている。イジェクト・
ボタン13の操作をケンジントン・ロックがスロット1
1又は12のいずれにも装着されていない状態では、イ
ジェクト・ボタン13への押圧力Pは、リンク・バー6
1を図中の矢印Q方向に回転する力に変換される。ま
た、リンク・バー61の左右には一対のカム63a,6
3bが一体的に取り付けられており、回転力Qは、リン
ク・バー61及びカム63a,63bによって、左右両
側に均等に伝達される。
ンク・バー61の一端に固定されている。イジェクト・
ボタン13の操作をケンジントン・ロックがスロット1
1又は12のいずれにも装着されていない状態では、イ
ジェクト・ボタン13への押圧力Pは、リンク・バー6
1を図中の矢印Q方向に回転する力に変換される。ま
た、リンク・バー61の左右には一対のカム63a,6
3bが一体的に取り付けられており、回転力Qは、リン
ク・バー61及びカム63a,63bによって、左右両
側に均等に伝達される。
【0094】カム63a,63bの各々は、先端に屈曲
部分を有しており、矢印Q方向に駆動したときにはこれ
ら屈曲部分がイジェクタ64a,64bの一端に当接す
るようになっている。
部分を有しており、矢印Q方向に駆動したときにはこれ
ら屈曲部分がイジェクタ64a,64bの一端に当接す
るようになっている。
【0095】イジェクタ64a,64bは、両端に突起
を持つ略U字形の成形品である。また、イジェクタ64
a,64bの左右両側面の略中央には一対の軸状突起が
形設され、且つ、軸状突起は図示しない部材によって回
動可能に支持されている。イジェクタ64a,64bの
一端の突起は、カム63a,63bの屈曲部分に当接し
ている(前述)。また、他端の突起は、載置部14に穿
設された開口から、出没自在に外部に突き出ている。イ
ジェクト・ボタン13が押下操作されると、イジェクタ
64a,64bには図中の矢印R方向の回転力が付与さ
れる。この結果、イジェクタ64a,64bの他端側の
突起は外部に大きく突き出て、搭載中のノートブックP
Cの底面を押し出して、コネクタ16との嵌合状態を解
き放して排出する。
を持つ略U字形の成形品である。また、イジェクタ64
a,64bの左右両側面の略中央には一対の軸状突起が
形設され、且つ、軸状突起は図示しない部材によって回
動可能に支持されている。イジェクタ64a,64bの
一端の突起は、カム63a,63bの屈曲部分に当接し
ている(前述)。また、他端の突起は、載置部14に穿
設された開口から、出没自在に外部に突き出ている。イ
ジェクト・ボタン13が押下操作されると、イジェクタ
64a,64bには図中の矢印R方向の回転力が付与さ
れる。この結果、イジェクタ64a,64bの他端側の
突起は外部に大きく突き出て、搭載中のノートブックP
Cの底面を押し出して、コネクタ16との嵌合状態を解
き放して排出する。
【0096】この後、イジェクト・ボタン13の押下動
作を止めると、カム63a,63bから受ける回転力R
は消滅する。しかしながら、本実施形態では、イジェク
タ64a,64bの他端側の下方は、板バネ65a,6
5bによって支持されており、イジェクタ64a,64
bの回転力Rはある程度維持される。このため、一旦排
出されたノートブックPCが再び載置部14に落ち込む
ことはない(図10参照)。
作を止めると、カム63a,63bから受ける回転力R
は消滅する。しかしながら、本実施形態では、イジェク
タ64a,64bの他端側の下方は、板バネ65a,6
5bによって支持されており、イジェクタ64a,64
bの回転力Rはある程度維持される。このため、一旦排
出されたノートブックPCが再び載置部14に落ち込む
ことはない(図10参照)。
【0097】図11(先述)に示すような、ノートブッ
クPCとドッキング・ステーションが水平方向に着脱す
るような場合には、排出後のノートブックPCは載置面
上で排出された位置に止どまるであろう。しかしなが
ら、本実施形態のように、ノートブックPCが上下方向
に着脱され且つドッキング・コネクタ16が上方を向く
タイプの場合、排出後のノートブックPCが自重によっ
て落下してコネクタ同士が不安定な接触状態に陥る可能
性がある。しかしながら、第3の実施形態によれば、イ
ジェクタ64a,64bは板バネ65a,65bによっ
て支えられいて容易には降下しないので、一旦切り離さ
れたドッキング・コネクタ同士が不用意に接触すること
はない。この結果、コネクタ同士の接触に伴うチャタリ
ング、及びチャタリングに因って生ずるデータ破壊等を
好適に防止することができる訳である。
クPCとドッキング・ステーションが水平方向に着脱す
るような場合には、排出後のノートブックPCは載置面
上で排出された位置に止どまるであろう。しかしなが
ら、本実施形態のように、ノートブックPCが上下方向
に着脱され且つドッキング・コネクタ16が上方を向く
タイプの場合、排出後のノートブックPCが自重によっ
て落下してコネクタ同士が不安定な接触状態に陥る可能
性がある。しかしながら、第3の実施形態によれば、イ
ジェクタ64a,64bは板バネ65a,65bによっ
て支えられいて容易には降下しないので、一旦切り離さ
れたドッキング・コネクタ同士が不用意に接触すること
はない。この結果、コネクタ同士の接触に伴うチャタリ
ング、及びチャタリングに因って生ずるデータ破壊等を
好適に防止することができる訳である。
【0098】追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。
本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許
請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0099】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
装置本体及び搭載された携帯型コンピュータの盗難防止
を好適に実現可能な、優れた携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置を提供することができる。
装置本体及び搭載された携帯型コンピュータの盗難防止
を好適に実現可能な、優れた携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置を提供することができる。
【0100】また、本発明によれば、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して好適な
盗難防止環境を有する、優れた携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置を提供することができる。
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して好適な
盗難防止環境を有する、優れた携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置を提供することができる。
【0101】また、本発明は、携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置が単一のユーザで専有される「シングル・
ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有される
「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、搭載中の
携帯型コンピュータの盗難を好適に防止することができ
る、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供
することができる。
ッキング装置が単一のユーザで専有される「シングル・
ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有される
「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、搭載中の
携帯型コンピュータの盗難を好適に防止することができ
る、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供
することができる。
【0102】また、本発明は、携帯型コンピュータ用ド
ッキング装置本体及びPCカードのセキュリティを確保
しつつ、搭載中の携帯型コンピュータの交換を可能にす
る、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供
することができる。
ッキング装置本体及びPCカードのセキュリティを確保
しつつ、搭載中の携帯型コンピュータの交換を可能にす
る、優れた携帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供
することができる。
【0103】また、本発明によれば、携帯型コンピュー
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、PC
カードの盗難を好適に防止することができる、優れた携
帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供することがで
きる。
タ用ドッキング装置が単一のユーザで専有される「シン
グル・ユーザ・モード」と複数のユーザによって共有さ
れる「マルチ・ユーザ・モード」の各々に対して、PC
カードの盗難を好適に防止することができる、優れた携
帯型コンピュータ用ドッキング装置を提供することがで
きる。
【図1】図1は、本発明を実現するのに適したドッキン
グ・ステーション10及びノートブックPC50の外観
を示した図である。
グ・ステーション10及びノートブックPC50の外観
を示した図である。
【図2】図2は、ドッキング・ステーション10の背面
側を斜視した図である。
側を斜視した図である。
【図3】図3は、ドッキング・ステーション10の筐体
の稜線を破線で描くことによって、その内部の構造を透
視して示した図である。
の稜線を破線で描くことによって、その内部の構造を透
視して示した図である。
【図4】図4は、ドッキング・ステーション10の断面
図であり、スライダ41が作動する様子を、ノートブッ
クPC50の搭載及び取り外し動作と関連付けて図解し
た図である。
図であり、スライダ41が作動する様子を、ノートブッ
クPC50の搭載及び取り外し動作と関連付けて図解し
た図である。
【図5】図5には、ドッキング・ステーション10の他
の断面を示した図である。
の断面を示した図である。
【図6】図6には、ドッキング・ステーション10の図
5と同一の断面を示した図であり、より具体的には、ケ
ンジントン・ロックを装着したときストッパー・プレー
ト46及びリンク47が干渉し合う様子を示した図であ
る。
5と同一の断面を示した図であり、より具体的には、ケ
ンジントン・ロックを装着したときストッパー・プレー
ト46及びリンク47が干渉し合う様子を示した図であ
る。
【図7】図7には、ドッキング・ステーション10の筐
体の稜線のみを破線で描いて内部の構造を透かして示し
た図であり、より具体的には、カード・シャッター23
a,bを作動させた様子を示した図である。
体の稜線のみを破線で描いて内部の構造を透かして示し
た図であり、より具体的には、カード・シャッター23
a,bを作動させた様子を示した図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図9】図9は、本発明の第3の実施形態を説明するた
めの図であり、より具体的には、ドッキング・ステーシ
ョン10の内部構造の透視図である。
めの図であり、より具体的には、ドッキング・ステーシ
ョン10の内部構造の透視図である。
【図10】図10は、本発明の第3の実施形態を説明す
るための図であり、より具体的には、ドッキング・ステ
ーション10を側面から眺めた図である。
るための図であり、より具体的には、ドッキング・ステ
ーション10を側面から眺めた図である。
【図11】図11は、ノートブックPC100及びドッ
キング・ステーション200の典型的な形態を描写した
図である。
キング・ステーション200の典型的な形態を描写した
図である。
【図12】図12は、ケンジントン・ロックによってノ
ートブックPC本体を施錠する様子を示した図である。
ートブックPC本体を施錠する様子を示した図である。
【図13】図13は、ケンジントン・ロックの仕組みを
概略的に図解した図であり、より具体的には、図13
(a)はケンジントン・ロックの部品分解図、図13
(b)はケンジントン・ロックの組立図、図13
(c)、(d)及び(e)はケンジントン・スロットと
T字シャフトの頭部、当接部材の各々の形状寸法を比較
した図である。
概略的に図解した図であり、より具体的には、図13
(a)はケンジントン・ロックの部品分解図、図13
(b)はケンジントン・ロックの組立図、図13
(c)、(d)及び(e)はケンジントン・スロットと
T字シャフトの頭部、当接部材の各々の形状寸法を比較
した図である。
【図14】図14は、ケンジントン・ロックをPCの外
壁に挿入する様子を示した図であり、より具体的には、
図14(a)は横から眺めた図、図14(b)はPCの
内側からケンジントン・スロットを眺めた図である。
壁に挿入する様子を示した図であり、より具体的には、
図14(a)は横から眺めた図、図14(b)はPCの
内側からケンジントン・スロットを眺めた図である。
【図15】図15は、ケンジントン・ロックをPCの外
壁に固定する様子を示した図であり、より具体的には、
図15(a)は横から眺めた図、図15(b)はPCの
内側からケンジントン・スロットを眺めた図である。
る。
壁に固定する様子を示した図であり、より具体的には、
図15(a)は横から眺めた図、図15(b)はPCの
内側からケンジントン・スロットを眺めた図である。
る。
10…ドッキング・ステーション、11…第1のケンジ
ントン・スロット、12…第2のケンジントン・スロッ
ト、13…イジェクト・ボタン、14…載置部、15…
フック、16…ドッキング・コネクタ、17…スライド
・ノブ、20…突起部、21…PCカード・スロット、
22…カード・イジェクト・ボタン、23…カード・シ
ャッター、24…外付けマウス・ポート、25…外付け
キーボード・ポート、26…MIDI/ジョイスティッ
ク・ポート、27…パラレル・ポート、28…シリアル
・ポート、29…外付けFDDポート、30…外付けC
RTポート、31…ライン入出力ポート、32…DC−
インレット、41…スライダ、42…突起、43…第1
の線条孔、44…第2の線条孔、45…バネ、46…ス
トッパー・プレート、47…リンク、48…軸部、49
…カム、50…ノートブックPC、55…係止孔、56
…ドッキング・コネクタ、61…リンク・バー、62…
カム、63…カム、64…イジェクタ、65…板バネ。
ントン・スロット、12…第2のケンジントン・スロッ
ト、13…イジェクト・ボタン、14…載置部、15…
フック、16…ドッキング・コネクタ、17…スライド
・ノブ、20…突起部、21…PCカード・スロット、
22…カード・イジェクト・ボタン、23…カード・シ
ャッター、24…外付けマウス・ポート、25…外付け
キーボード・ポート、26…MIDI/ジョイスティッ
ク・ポート、27…パラレル・ポート、28…シリアル
・ポート、29…外付けFDDポート、30…外付けC
RTポート、31…ライン入出力ポート、32…DC−
インレット、41…スライダ、42…突起、43…第1
の線条孔、44…第2の線条孔、45…バネ、46…ス
トッパー・プレート、47…リンク、48…軸部、49
…カム、50…ノートブックPC、55…係止孔、56
…ドッキング・コネクタ、61…リンク・バー、62…
カム、63…カム、64…イジェクタ、65…板バネ。
Claims (15)
- 【請求項1】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第1の係留部位と、(d)前記ドッキング
装置本体の外壁に設けられた第2の係留部位と、(e)
前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前記ドッ
キング装置に係止するための係止手段と、(f)前記ド
ッキング装置を周囲の所望の物に係留させるための係留
部材が、前記第1の係留部位又は前記第2の係留部位の
いずれに装着されたかに応じて前記係止手段の解除を制
御する係止制御手段と、を具備することを特徴とする携
帯型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項2】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第1のケンジントン・スロットと、(d)
前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第2のケン
ジントン・スロットと、(e)前記載置部に搭載された
携帯型コンピュータを前記ドッキング装置に係止するた
めの係止手段と、(f)前記第1のケンジントン・スロ
ット及び前記第2のケンジントン・スロットへのケンジ
ントン・ロックの装着状況に応じて前記係止手段の解除
を制御する係止制御手段と、を具備することを特徴とす
る携帯型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項3】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第1のケンジントン・スロットと、(d)
前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第2のケン
ジントン・スロットと、(e)前記載置部に搭載された
携帯型コンピュータを前記ドッキング装置に係止するた
めの係止手段と、(f)前記第1のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックが装着されたことに応答し
て前記係止手段の解除を禁止するが、前記第2のケンジ
ントン・スロットにケンジントン・ロックが装着されて
も前記係止手段の解除を禁止しない、係止制御手段と、
を具備することを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッ
キング装置。 - 【請求項4】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設け
られた、PCカードを挿入するためのPCカード・スロ
ットと、(d)前記PCカード・スロットに設けられ
た、挿入中のPCカードを排出するための排出手段と、
(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(g)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(h)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことに応答して前記排出手段の
作動及び前記係止手段の解除を禁止するとともに、前記
第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロック
が装着されたことに応答して前記排出手段の作動は禁止
するが前記係止手段の解除を禁止しない、係止制御手段
と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュータ用
ドッキング装置。 - 【請求項5】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体の外壁
に設けられた第1のケンジントン・スロットと、(d)
前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第2のケン
ジントン・スロットと、(e)前記載置部に搭載された
携帯型コンピュータを前記ドッキング装置に係止するた
めの係止手段と、(f)前記係止手段による前記携帯型
コンピュータの係止を解除するための係止解除手段と、
(g)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことを前記係止解除手段に伝達
して係止の解除を禁止するが、前記第2のケンジントン
・スロットにケンジントン・ロックが装着されても前記
係止解除手段には伝達しない、伝達手段と、を具備する
ことを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装
置。 - 【請求項6】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設け
られた、PCカードを挿入するためのPCカード・スロ
ットと、(d)前記PCカード・スロットの排出口に設
けられた、PCカードの挿抜を規制するための規制手段
と、(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた
第1の係留部位と、(f)前記ドッキング装置本体の外
壁に設けられた第2の係留部位と、(g)前記規制手段
によるPCカードの挿抜の規制を解除するための規制解
除手段と、(h)前記ドッキング装置を周囲の所望の物
に係留させるための係留部材が前記第1の係留部位又は
第2の係留部位のいずれに装着されたかに応じて、PC
カードの挿抜の規制状態を保つための手段と、を具備す
ることを特徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装
置。 - 【請求項7】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設け
られた、PCカードを挿入するためのPCカード・スロ
ットと、(d)前記PCカード・スロットの排出口に設
けられた、PCカードの挿抜を規制するための規制手段
と、(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた
第1のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・ス
ロットと、(g)前記規制手段によるPCカードの挿抜
の規制を解除するための規制解除手段と、(h)前記第
1又は第2のケンジントン・スロットにケンジントン・
ロックが装着されたことを前記規制解除手段に伝達し
て、PCカードの挿抜の規制状態を保つための伝達手段
と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュータ用
ドッキング装置。 - 【請求項8】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設け
られた、PCカードを挿入するためのPCカード・スロ
ットと、(d)前記PCカード・スロットの排出口に設
けられた、PCカードの挿抜を規制するための規制手段
と、(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた
第1のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキン
グ装置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・ス
ロットと、(g)前記載置部に搭載された携帯型コンピ
ュータを前記ドッキング装置に係止するための係止手段
と、(h)前記係止手段による前記携帯型コンピュータ
の係止を解除するための係止解除手段と、(i)前記規
制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除するための
規制解除手段と、(j)前記第1のケンジントン・スロ
ットにケンジントン・ロックが装着されたことを前記係
止解除手段に伝達して係止の解除を禁止するが、前記第
2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが
装着されても前記係止解除手段には伝達しない、第1の
伝達手段と、(k)前記第1又は第2のケンジントン・
スロットにケンジントン・ロックが装着されたことを前
記規制解除手段に伝達して、PCカードの挿抜の規制状
態を保つための第2の伝達手段と、を具備することを特
徴とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項9】携帯型コンピュータを搭載するための携帯
型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ドッ
キング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せる
ための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設け
られた、PCカードを挿入するためのPCカード・スロ
ットと、(d)前記PCカード・スロットに設けられ
た、挿入中のPCカードを排出するための排出手段と、
(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられた第1
のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキング装
置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・スロッ
トと、(g)前記載置部に搭載された携帯型コンピュー
タを前記ドッキング装置に係止するための係止手段と、
(h)前記第1のケンジントン・スロットにケンジント
ン・ロックが装着されたことに応答して前記排出手段の
作動及び前記係止手段の解除を禁止するが、前記第2の
ケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装着
されても前記排出手段の作動及び前記係止手段の解除を
禁止しない、係止制御手段と、を具備することを特徴と
する携帯型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項10】携帯型コンピュータを搭載するための携
帯型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ド
ッキング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せ
るための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設
けられた、PCカードを挿入するためのPCカード・ス
ロットと、(d)前記PCカード・スロットの排出口に
設けられた、PCカードの挿抜を規制するための規制手
段と、(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられ
た第1のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキ
ング装置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・
スロットと、(g)前記規制手段によるPCカードの挿
抜の規制を解除するための規制解除手段と、(h)前記
第1のケンジントン・スロットにケンジントン・ロック
が装着されたことを前記規制解除手段に伝達して規制の
解除を禁止するが、前記第2のケンジントン・スロット
にケンジントン・ロックが装着されても前記規制解除手
段には伝達しない、伝達手段と、を具備することを特徴
とする携帯型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項11】携帯型コンピュータを搭載するための携
帯型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ド
ッキング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを載せ
るための載置部と、(c)前記ドッキング装置本体に設
けられた、PCカードを挿入するためのPCカード・ス
ロットと、(d)前記PCカード・スロットの排出口に
設けられた、PCカードの挿抜を規制するための規制手
段と、(e)前記ドッキング装置本体の外壁に設けられ
た第1のケンジントン・スロットと、(f)前記ドッキ
ング装置本体の外壁に設けられた第2のケンジントン・
スロットと、(g)前記載置部に搭載された携帯型コン
ピュータを前記ドッキング装置に係止するための係止手
段と、(h)前記係止手段による前記携帯型コンピュー
タの係止を解除するための係止解除手段と、(i)前記
規制手段によるPCカードの挿抜の規制を解除するため
の規制解除手段と、(j)前記第1のケンジントン・ス
ロットにケンジントン・ロックが装着されたことを前記
係止解除手段に伝達して係止の解除を禁止するが、前記
第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロック
が装着されても前記係止解除手段には伝達しない、第1
の伝達手段と、(k)前記第1のケンジントン・スロッ
トにケンジントン・ロックが装着されたことを前記規制
解除手段に伝達して規制の解除を禁止するが、前記第2
のケンジントン・スロットにケンジントン・ロックが装
着されても前記規制解除手段には伝達しない、第2の伝
達手段と、を具備することを特徴とする携帯型コンピュ
ータ用ドッキング装置。 - 【請求項12】携帯型電子機器において、(a)機器本
体と、(b)前記機器本体の外壁に設けられた第1の係
留部位と、(c)前記機器本体の外壁に設けられた第2
の係留部位と、(d)前記機器本体を周囲の所望の物に
係留させるための係留部材が前記第1の係留部位に装着
されたことに応答して前記機器本体を第1のセキュリテ
ィ状態におく第1の盗難防止手段と、(e)前記係留部
材が前記第2の係留部位に装着されたことに応答して前
記機器本体を第1のセキュリティ状態とは異なる第2の
セキュリティ状態におく第2の盗難防止手段と、とを具
備することを特徴とする携帯型電子機器。 - 【請求項13】携帯型電子機器において、(a)機器本
体と、(b)前記機器本体の外壁に設けられた第1のケ
ンジントン・スロットと、(c)前記機器本体の外壁に
設けられた第2のケンジントン・スロットと、(d)前
記第1のケンジントン・スロットにケンジントン・ロッ
クが装着されたことに応答して前記機器本体を第1のセ
キュリティ状態におく第1の盗難防止手段と、(e)前
記第2のケンジントン・スロットにケンジントン・ロッ
クが装着されたことに応答して前記機器本体を第1のセ
キュリティ状態とは異なる第2のセキュリティ状態にお
く第2の盗難防止手段と、とを具備することを特徴とす
る携帯型電子機器。 - 【請求項14】携帯型コンピュータを搭載するための携
帯型コンピュータ用ドッキング装置において、(a)ド
ッキング装置本体と、(b)携帯型コンピュータを略上
方から載せるための載置部と、(c)前記載置部に上向
きに設けられた、前記載置部に搭載された携帯型コンピ
ュータと電気接続するためのドッキング・コネクタと、
(d)前記載置部に搭載された携帯型コンピュータを前
記ドッキング装置に係止するための係止手段と、(e)
前記載置部に上下方向に出没自在に設けられ、前記載置
部から出現することによって搭載中の携帯型コンピュー
タを上方に持ち上げて前記ドッキング・コネクタから取
り外すための排出手段と、(f)搭載中の携帯型コンピ
ュータの排出をユーザが指示するための排出指示手段
と、(g)前記排出指示手段のユーザ操作に応答して、
前記係止手段による係止を解除するとともに、前記排出
手段を略上方に付勢する伝達手段と、(h)前記排出指
示手段のユーザ操作が終了しても、上昇位置の前記排出
手段が落下して前記載置部内に埋没するのを防止するた
めの埋没防止手段と、を具備することを特徴とする携帯
型コンピュータ用ドッキング装置。 - 【請求項15】前記埋没防止手段は、前記携帯型コンピ
ュータの重量に抗して埋没を防止できる力を有すること
を特徴とする請求項11に記載の携帯型コンピュータ用
ドッキング装置。
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