JP5063805B2 - 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Description
R1、R2、R4及びR5は各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基を示す。R3は炭素数1〜3のアルコキシ基、または、トリメチルシロキシ基を示す。
Xは水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、メチル基またはエチル基で置換されていてもよいフェニル基、アリル(allyl)基、ビニル基、下記式(10)または、上記式(2)で示される基を示す。]
また、本発明は、上記の帯電部材と、該帯電部材と接触して配置されている被帯電体とを有することを特徴とする電子写真装置である。
R1、R2、R4及びR5は各々独立に、炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基を示す。R3は炭素数1〜3のアルコキシ基、または、トリメチルシロキシ基を示す。
Xは水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、メチル基またはエチル基で置換されていてもよいフェニル基、アリル(allyl)基、ビニル基、下記式(10)または、上記式(2)で示される基を示す。
上記アルキル基の具体的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロブチル、n−ペンチル、tert−アミル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシル等が挙げられる。
また、表面層の吸湿性が抑えられることで、帯電部材の環境変動を防止することもできる。すなわち、本発明に係る帯電部材によれば、高温高湿環境から低温低湿環境にいたるまで、安定して電子写真感光体等の帯電を行うことが可能になる。
図1A〜図1Dは本発明に係る帯電部材の概略断面図である。図1A〜図1Dは各々ローラ形状の帯電部材(帯電ローラ)を示している。以下、帯電ローラを例に用いて詳細に説明する。図1Aは、導電性支持体1と表面層3を有している帯電ローラである。図1Bは、導電性支持体1と表面層3の間に、弾性層2を有する帯電ローラである。図1Cは弾性層2と表面層3の間に、中間層21を有する帯電ローラである。図1Dは弾性層2と表面層3の間に、中間層21及び22を有する帯電ローラである。本発明の帯電ローラは、電子写真感光体と接触して用いられるので、弾性を有していることがより好ましい。特に耐久性等が要求される場合、図1A〜図1Dのように、弾性層を設けて、導電性支持体1上に2つ以上の層を設けることが推奨される。導電性支持体と弾性層、あるいは、順次積層する層(例えば、図1Bに示す弾性層2と表面層3)は、接着剤を介して接着してもよい。この場合、接着剤は導電性であることが好ましい。導電性とするため、接着剤には公知の導電剤を有することができる。
測定はJIS B 0601−1994表面粗さの規格に準じて行い、表面粗さ測定器「SE−3500」(商品名、株式会社小坂研究所製)を用いて行う。Rzjisは、帯電部材を無作為に6箇所測定した場合の、その平均値である。また、Smは、帯電部材を無作為に6箇所選び、そこにおける各10点の凹凸間隔を測定しその平均値を測定箇所のSmとし、当該帯電部材のSmとしては、6箇所の平均値の平均である。尚、測定条件は以下の通りである。
カットオフ値;0.8mm、
フィルタ;ガウス、
予備長さ;カットオフ×2、
レベリング;直線(全域)、
評価長さ;8mm。
十点平均粗さ及び凹凸平均間隔を上記の範囲に制御するため、後述する各層、特に表面層に、平均粒子径が1μm以上30μm以下の粒子が添加されていることがより好ましい。粒子については、後に詳述する導電剤や絶縁性粒子を例示することができる。
本発明に係る帯電部材に用いられる導電性支持体は、導電性を有し、その上に設けられる表面層等を支持する機能を有するものである。材質としては、例えば、鉄、銅、ステンレス、アルミニウム、ニッケル等の金属やその合金を挙げることができる。
本発明の帯電部材に用いられる表面層は、式(1)で示す化合物を含有している。また、表面層は、式(1)で示す化合物を、バインダーと混合して形成することがより好ましい。前記化合物をバインダーに混合する際は、バインダー100質量部に対して、0.5質量部以上混合することが好ましい。より好ましくは1質量部以上、更に好ましくは5質量部以上である。特に好ましくは、5から50質量部である。表面層に用いるバインダーとしては、公知のバインダーを採用することができる。例えば、樹脂、天然ゴムやこれを加硫処理したもの、合成ゴムなどのゴム等を挙げることができる。樹脂としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の樹脂が使用できる。中でも、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ブチラール樹脂等がより好ましい。
表面層の体積抵抗率は、以下のようにして求める。まず、ローラ状態から表面層を剥がし、5mm×5mm程度の短冊形に切り出す。両面に金属を蒸着して電極とガード電極とを作製し測定用サンプルを得る。あるいはアルミシートの上に塗布して表面層塗膜を形成し、塗膜面に金属を蒸着して測定用サンプルを得る。得られた測定用サンプルについて微小電流計(商品名:ADVANTEST R8340A ULTRA HIGH RESISTANCE METER、(株)アドバンテスト製)を用いて200Vの電圧を印加する。そして、30秒後の電流を測定し、膜厚と電極面積とから計算して求める。
弾性層に用いる材料としては、表面層のバインダーとして前記で例示した、ゴムや樹脂を用いることができる。好ましくは、以下のものが挙げられる。エピクロルヒドリンゴム、NBR(ニトリルゴム)、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、あるいはSBS(スチレン・ブタジエン・スチレン−ブロックコポリマー)、SEBS(スチレン・エチレンブチレン・スチレン−ブロックコポリマー)等の熱可塑性エラストマー。この中でも、抵抗調整が容易であるため、極性ゴムを用いるのがより好ましい。中でも、NBR及びエピクロルヒドリンゴムを挙げることができる。これらは、弾性層の抵抗制御及び硬度制御をより行い易いという利点がある。
なお、「マイクロ硬度(MD−1型)」とは、アスカー マイクロゴム硬度計MD−1型(商品名、高分子計器株式会社製)を用いて測定した帯電部材の硬度である。具体的には、常温常湿(23℃/55%RH)の環境中に12時間以上放置した帯電部材に対して該硬度計を10Nのピークホールドモードで測定した値とする。 弾性層の体積抵抗率は、弾性層に使用するすべての材料を厚さ1mmのシートに成型し、両面に金属を蒸着して電極とガード電極を形成して得た体積抵抗率測定試料を、上記表面層の体積抵抗率測定方法と同様にして測定できる。
弾性層と表面層との間には、1層以上の中間層を設けてもよい。中間層の体積抵抗率は102Ω・cm以上1016Ω・cm以下であることがより好ましい。体積抵抗率が1016Ω・cm以下であれば、帯電部材に感光体を均一に帯電する機能を付与することができる。また、体積抵抗率が102Ω・cm以上であれば、感光体の表面にピンホールや傷等が発生した場合においても、リークを防止することができる。中間層の体積抵抗率を調整するために、前記導電剤及び絶縁性粒子等を用いることができる。本発明の中間層には、表面層に含有される各種物質の他、弾性層で例示する材料を適宜含有させることができる。また、弾性層と同様に、UVや電子線を用いた表面加工処理等を施してもよい。
本発明に係る電子写真装置の概略構成を図4に示す。電子写真装置は、感光体、感光体を帯電する帯電装置、露光を行う潜像形成装置、トナー像に現像する現像装置、転写材に転写する転写装置、感光体上の転写トナーを回収するクリーニング装置、トナー像を定着する定着装置などから構成される。
感光体4は、導電性基体上に感光層を有する回転ドラム型である。感光体は矢示の方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。帯電装置は、感光体に所定の押圧力で当接されることにより接触配置される接触式の帯電ローラ5を有する。帯電ローラ5は、感光体回転に従い回転する従動回転であり、帯電用電源から所定の直流電圧を印加することにより、感光体を所定の電位に帯電する。感光体に静電潜像を形成する潜像形成装置11は、例えばレーザービームスキャナーなどの露光装置が用いられる。一様に帯電された感光体に画像情報に対応した露光を行うことにより、静電潜像が形成される。現像装置は、感光体に近接または接触して配設される接触式の現像ローラ6を有する。感光体帯電極性と同極性に静電的処理されたトナーを反転現像により、静電潜像をトナー像に可視化現像する。転写装置は、接触式の転写ローラ8を有する。感光体からトナー像を普通紙などの転写材(転写材は、搬送部材を有する給紙システムにより搬送される。)に転写する。クリーニング装置は、ブレード型のクリーニング部材10、回収容器14を有し、転写した後、感光体上に残留する転写残トナーを機械的に掻き落とし回収する。ここで、現像装置にて転写残トナーを回収する現像同時クリーニング方式を採用することにより、クリーニング装置を取り除くことも可能である。定着装置9は、加熱されたロール等で構成され、転写されたトナー像を転写材7に定着し、機外に排出する。
感光体、帯電装置、現像装置、及び、クリーニング装置などを一体化し、電子写真装置本体に着脱自在に設計されたプロセスカートリッジ(図5)を用いることもできる。
撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた100mlの4つ口フラスコに、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シラン17.75gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン3.3gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。室温冷却後、減圧濃縮を行い、化合物1を得た。化合物1は、下記式(A−1)で示す平均分子式を有する化合物であった。化合物1は、ゲル透過クロマトグラフィーによるポリスチレン換算数平均分子量が788であった。この際、溶媒としてトルエンを使用した。前式(2)の含有率は、50%であった。
200mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン121gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら105℃に加熱した。次いでこれに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン50gを、滴下ロートを用いて反応温度が100〜110℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を115℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮したところ、158gの液体が得られた。本工程を「工程2−1」とする。
300mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン182gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.28gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シラン100gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮したところ、266gの液体が得られた。これを中間体3Aとした。次に、500mlの4つ口フラスコに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン127g、濃塩酸33ml、水66mlおよびイソプロパノール66mlを投入してこれらを撹拌した。次いでこれに、上記で得た中間体3Aのうち100gを、1時間かけてゆっくり滴下した。滴下終了後、前記「工程2−2」と同様にして処理を行い、156gの液体を得た。これを中間体3Bとした。最後に、100ml4つ口フラスコに、上記で得た中間体3Bを30.0gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.03gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、ヘキセン24.6gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を100℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮して、化合物3を得た。化合物3は、下記式(A−3)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、1868であり、前記式(2)の含有率は、75%であった。
100mlの4つ口フラスコに、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シラン35.5gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン8.2gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、減圧濃縮して、化合物4を得た。化合物4は、下記式(A−4)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は2200であり、前記式(2)の含有率は、100%であった。
100mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン49.4gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、下記平均分子式(5A)で示すポリシロキサン30.0gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮したところ、63.1gの液体が得られた。これを中間体5Bとした。また、本工程を「工程5−1」とする。
平均分子式(5A)の化合物を、平均分子式(6A)で示す化合物50.0gに変更した以外は、「工程5−1」と同様にして処理を行い、80gの液体を得た。これを、中間体6Bとした。
200mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン107gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン49.4gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、減圧濃縮したところ、100gの液体が得られた。これを中間体8Aとした。また、本工程を「工程8−1」とする。
100mlの4つ口フラスコに、プロペニルトリメトキシシラン60gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、下記平均分子式(9A)で示すポリシロキサン65gを、ゆっくり滴下した以外は、前記「工程5−1」と同様にして、処理を行ったところ、90gの液体が得られた。これを中間体9Bとした。
100mlの4つ口フラスコに、プロペニルトリメトキシシラン40gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、下記平均分子式(10A)で示すポリシロキサン50gを、ゆっくり滴下した以外は、前記「工程5−1」と同様にして、処理を行い、60gの液体を得た。これを中間体10Bとした。次に、中間体5Bを中間体10B、40.0gに変更した以外は、前記「工程5−2」と同様にして処理を行い、55gの液体を得た。これを中間体10Cとした。
製造例8と同様にして、前記「工程8−1」から「工程8−4」までを行い、77.1gの液体を得た。これを中間体11Dとした。最後に、前記式(8G)で示される化合物を、下記式(11E)で示される化合物に変更し、中間体8Fを中間体11Dに変更した以外は、前記「工程8−7」と同様にして、処理を行い、化合物11を得た。
ビニルトリメトキシシランを、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シラン17.75gに変更し、前記式(5A)で示される化合物を下記式(13A)で示される化合物に変更した以外は、前記「工程5−1」と同様にして、化合物13を得た。
撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた100mlの4つ口フラスコに、平均分子式;
300mlの4つ口フラスコに、平均分子式(15A)で示す化合物400gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.28gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シラン100gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、製造例14と同様に処理を行い、化合物15を得た。
100mlの4つ口フラスコに、前記平均分子式(15A)で示す化合物30gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン8.2gを、滴下ロートを用いて反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した以外は、製造例15と同様にして、化合物16を得た。化合物16は、下記式(A−16)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は1430であり、前記式(2)の含有率は、100%であった。
200mlの4つ口フラスコに、平均分子式(17A)で示す化合物20gと白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、平均分子式(17B)で示す化合物15gを、滴下ロートを使用してゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して、化合物17を得た。化合物17は、下記式(A−17)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、12400であり、前記式(2)の含有率は、75%であった。
200mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン150gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、テトラキス(ジメチルシロキシ)シラン49.4gを、反応温度が100℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、減圧濃縮したところ、180gの液体が得られた。これを中間体18Aとした。
200mlの4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン50gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。これに、下記平均分子式(19A)で示すポリシロキサン50gを滴下した。上記以外は、前記「工程5−1」と同様にして処理を行い、100gの液体を得た。これを中間体19Bとした。本工程を「工程19−1」とする。
平均分子式(19A)で示す化合物を、平均分子式(20A)で示す化合物80.0gに変更する以外は、前記「工程19−1」と同様にして処理を行い、100gの液体を得た。これを中間体20Bとした。
撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートをつけた200mlの4つ口フラスコに、下記平均分子式(21A)で示す化合物27.0gと白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、下記平均分子式(21B)で示す化合物9gを30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して化合物21を得た。化合物21は、下記式(A−21)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は3000であり、前記式(2)の含有率は、9.1%であった。
前記平均分子式(19A)で示す化合物を、下記平均分子式(22A)で示す化合物に変更した以外は、「工程19−1」と同様にして処理を行い、100gの液体を得た。これを中間体22Bとした。
200mlの4つ口フラスコに、下記平均分子式(23A)で示す化合物21.0gと白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、平均分子式(23B)で示す化合物18gを、滴下ロートを使用してゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して、化合物23を得た。化合物23は、下記式(A−23)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は9500であり、前記式(2)の含有率は、75%であった。
製造例20において、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シランを、下記平均分子式(24A)で示す化合物に変更した以外は、製造例20と同様にして化合物24を作製した。化合物24は、下記式(A−24)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記均分子量は、30000であり、前記式(2)の含有率は、31.3%であった。
200mlの4つ口フラスコに、下記平均分子式(25A)で示す化合物121gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しながら105℃に加熱した。次いでこれに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン50gを、滴下ロートを用いて反応温度が100〜110℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を115℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮したところ、158gの液体が得られた。これを中間体25Bとした。次に、中間体5Bを、中間体25B、40.0gに変更した以外は、前記「工程5−2」と同様にして処理を行い、60gの液体を得た。これを中間体25Cとした。最後に、中間体19Cを、中間体25Cに変更した以外は、前記「工程19−2」と同様の処理を行い、化合物25を得た。化合物25は、下記式(A−25)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、2000であり、前記式(2)の含有率は、50%であった。
撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートをつけた200mlの4つ口フラスコに、下記平均分子式(26A)で示す化合物50gと白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、下記式平均分子式(26B)で示す化合物2.59gを、滴下ロートを使用してゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して、化合物26を得た。化合物26は、下記式(A−26)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、5500であり、前記式(2)の含有率は、33%であった。
ビニルトリメトキシシランを88.9gとし、滴下する化合物を、前記平均分子式(26B)で示す化合物30.0gとした以外は、前記「工程8−1」と同様にして処理を行い、100g液体を得た。これを中間体27Aとした。次に、中間体5Bを、中間体27A、50gに変更した以外は、前記「工程5−2」と同様にして処理を行い、60gの液体を得た。これを中間体27Bとした。最後に、中間体19Cを、中間体27Bに変更した以外は、前記「工程19−2」と同様にして処理を行い、化合物27を得た。化合物27は、下記式(A−27)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、3900であり、前記式(2)の含有率は、33%であった。
前記平均分子式(5A)で示す化合物を、下記平均分子式(28A)で示す化合物に変更した以外は、前記「工程5−1」と同様にして処理を行い、63gの液体を得た。これを中間体28Bとした。
200mlの4つ口フラスコに、平均分子式(29A)で示す化合物 27.0gと白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、平均分子式(29B)で示す化合物20.3gを30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して、化合物29を得た。化合物29は、下記式(A−29)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は2800であり、式(2)の含有率は、4.3%であった。
200mlの4つ口フラスコに、下記平均分子式(30A)で示す化合物15gと、下記平均分子式(30B)で示す化合物26gと、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、下記平均分子式(30C)で示す化合物10gを30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して化合物30を得た。化合物30は、下記式(A−30)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は、4000であり、前記式(2)の含有率は、9.1%であった。
200mlの4つ口フラスコに、前記平均分子式(30A)で示す化合物15gと、前記平均分子式(30B)示す化合物26gと、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、140℃まで加熱した。次いでこれに、下記平均分子式(31C)で示す化合物2.35gを30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して化合物31を得た。化合物31は、下記式(A−31)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は3200であり、前記式(2)の含有率は、50%であった。
200mlの4つ口フラスコに、前記平均分子式(30A)で示す化合物15gと、前記平均分子式(30B)示す化合物26gと、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルヘキサメチルジシロキサン溶液(白金濃度4重量%)7.5mgを仕込み、これらを攪拌しながら140℃まで加熱した。次いでこれに、平均分子式(32C)で示す化合物8.5gを30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を140℃で2時間加熱した。冷却して化合物32を得た。化合物32は、下記式(A−32)で示す平均分子式を有する化合物であった。前記平均分子量は6000であり、前記式(2)の含有率は、22.7%であった。
シリカ粒子(平均粒子径15nm、体積抵抗率1.8×1012Ω・cm)7.0kgに、メチルハイドロジェンポリシロキサン140gを、エッジランナーを稼動させながら添加し、588N/cm(60kg/cm)の線荷重で30分間混合攪拌を行った。この時の攪拌速度は22rpmであった。その中に、カーボンブラック粒子(粒子径20nm、体積抵抗率1.0×102Ω・cm、pH8.0)7.0kgを、エッジランナーを稼動させながら10分間かけて添加し、更に588N/cm(60kg/cm)の線荷重で60分間混合攪拌を行った。このようにしてメチルハイドロジェンポリシロキサンを被覆したシリカ粒子の表面にカーボンブラックを付着させた後、乾燥機を用いて80℃で60分間乾燥を行い、複合導電性微粒子を得た。この時の攪拌速度は22rpmであった。なお、得られた複合導電性微粒子は、平均粒径が15nmであり、体積抵抗率は1.1×102Ω・cmであった。
針状ルチル型酸化チタン粒子(平均粒径15nm、縦:横=3:1、体積抵抗率2.3×1010Ω・cm)1000gに、表面処理剤としてイソブチルトリメトキシシラン110g及び溶媒としてトルエン3000gを配合してスラリーを調製した。このスラリーを、攪拌機で30分間混合した後、有効内容積の80%が平均粒子径0.8mmのガラスビーズで充填されたビスコミルに供給し、温度35±5℃で湿式解砕処理を行った。
湿式解砕処理して得たスラリーを、ニーダーを用いて減圧蒸留(バス温度:110℃、製品温度:30〜60℃、減圧度:約100Torr)によりトルエンを除去し、120℃で2時間表面処理剤の焼付け処理を行った。焼付け処理した粒子を室温まで冷却した後、ピンミルを用いて粉砕して、表面処理酸化チタン粒子を得た。
直径6mm、長さ252.5mmのステンレス製棒に、カーボンブラックを10%含有させた熱硬化性接着剤を塗布し、乾燥したものを導電性支持体として使用した。エピクロルヒドリンゴム(EO−EP−AGE三元共重合体、EO/EP/AGE=73mol%/23mol%/4mol%)100質量部に対して、下記表1に記載の成分を加えて、50℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練して、原料コンパウンドを調製した。
[表面層用塗布液の調製]
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液「プラクセルDC2016」(商品名、ダイセル化学工業株式会社製)にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が14質量%となるように調整した。この溶液714.3質量部(アクリルポリオール固形分100質量部)に対して、下記表2に記載の成分を加え、混合溶液を調製した。
(*1)変性ジメチルシリコーンオイル「SH28PA」(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製)
(*2)ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)「デュラネートTPA−B80E」(商品名:旭化成工業株式会社製)とイソホロンジイソシアネート(IPDI)「ベスタナートB1370」(商品名、デグサ・ヒュルス社製)の各ブタノンオキシムブロック体の7:3混合物。
(アクリルポリオール固形分100質量部に対してポリメチルメタクリレート樹脂粒子及び化合物4が、共に10質量部相当量である)その後、1時間分散し、ガラスビーズを除去して表面層用塗布溶液を得た。
上記表面層用塗布溶液を用いて、製造例35で作製した弾性層を有するローラ(弾性ローラ)に1回ディッピング塗布した。常温で30分間以上風乾した後、熱風循環乾燥機にて80℃で1時間、更に160℃で1時間乾燥して、弾性層上に表面層を形成した帯電ローラを得た。ここで、ディッピング塗布は以下の通りである。浸漬時間9秒、ディッピング塗布引き上げ速度は、初期速度20mm/s、最終速度2mm/s、その間は時間に対して直線的に速度を変化させて行った。
図2A及び図2Bに示す電気抵抗値測定用の機器を用いて、帯電ローラの抵抗を測定した。まず、帯電ローラ45を軸受け33により、円柱形金属32(直径30mm)に対して帯電ローラ45が平行になるように当接させる(図2A)。ここで、当接圧はバネによる押し圧力により一端が4.9N、両端で合計9.8Nに調整した。
次に、図示しないモータにより周速45mm/secで駆動回転される円柱形金属32に従い帯電ローラが従動回転する。従動回転中、図2Bの様に、安定化電源34から直流電圧−200Vを印加し、帯電ローラに流れる電流値を電流計35で測定する。印加電圧、電流値から、帯電ローラの抵抗を算出した。帯電ローラは、N/N(常温常湿:23℃/55%RH)環境に24時間以上放置した後に電気抵抗値を測定した。帯電ローラの電気抵抗値は、3.5×105Ωであった。
図4に示す構成を有する電子写真装置として、カラーレーザープリンター(商品名:カラーレーザージェット3800、キヤノン社製)を記録メディアの出力スピード200mm/sec(A4縦出力)に改造して用いた。画像の解像度は、600dpi、1次帯電の出力は直流電圧−1100Vである。
図5に示す構成を有するプロセスカートリッジとして、上記カラーレーザープリンター用のブラック用のプロセスカートリッジを用いた。上記プロセスカートリッジに本実施例の帯電ローラを装着した。
帯電ローラ45は、電子写真感光体4に対し、一端で4.9N、両端で合計9.8Nのバネによる押し圧力で当接させた(図6)。このプロセスカートリッジを温度40℃、95%RHの環境に1ヶ月間放置(苛酷放置)した。次に、プロセスカートリッジを温度23℃、50%RHの環境で6時間放置した後に、前記電子写真装置に装着し、同様の環境にてハーフトーン画像(感光体の回転方向と垂直方向とに幅1ドット、間隔2ドットの横線を描くような画像)を3枚出力した。出力した3枚のハーフトーン画像について、帯電ローラのCセットに起因するスジ等の発生状況を目視で確認し、下記表3に記載の基準にて評価した。
画像出力後、プロセスカートリッジから帯電ローラを取り外し、Cセット部、及び非Cセット部における帯電ローラの半径をそれぞれ測定した。非Cセット部の半径とCセット部の半径の差がCセット量である。測定は、東京光電子工業(株)の全自動ローラ測定装置を用いた。帯電ローラ長手中央部、及び、その中央部から左右それぞれ90mm位置の3個所について、帯電ローラを1°ずつ回転させ、Cセット部、非Cセット部に対応する位置の測定を行った。次に非Cセット部の半径の最大値とCセット部の半径の最小値の差を算出した。3箇所の中で最も半径の差が大きい値を本発明のCセット量とした。結果を表7に示す。表7の「変形量」がCセット量に相当する。本発明の帯電ローラは、Cセット画像を発生せず、良好な画像が得られた。
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が17質量%となるように調整した。
この溶液588.24質量部(アクリルポリオール固形分100質量部)に対して、下記表4に記載の成分を加え、混合溶液を調製した。
(*1)(*2)実施例1と同様
実施例2と同様にして、カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液を調製した。この溶液588.24質量部(アクリルポリオール固形分100質量部)に対して、下記表5に記載の成分を加え、混合溶液を調製した。
(*1)(*2)実施例1と同様
(*3)化合物5を30%溶解させたアセトン溶液を用意し、化合物5がアクリルポリオール固形分100質量部に対して、上記質量部になるように添加した。
その後、実施例1と同様にして帯電ローラを作製した。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。本実施例の帯電ローラは、Cセット画像を発生せず、良好な画像が得られた。
ポリビニルブチラールにエタノールを加え、固形分が20質量%となるように調整した。この溶液500質量部(ポリビニルブチラール固形分100質量部)に対して、下記表6に記載の成分を加え、混合溶液を調製した。
化合物5を表7に示す化合物に変更した以外は、実施例3と同様にして、帯電ローラを作製した。表7の質量部は前記アクリルポリオール固形分100質量部に対しての質量部である。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。実施例5から7及び実施例25から27の帯電ローラは、Cセット画像を発生せず、良好な画像が得られた。実施例8から15の帯電ローラでは、ランク2の画像レベルの画像が得られた。
化合物の種類及び質量部を表7に示すように変更し、ペイントシェーカー分散24時間を36時間へ変更した以外は、実施例1と同様にして、帯電ローラを作製した。表7の質量部は前記アクリルポリオール固形分100質量部に対しての質量部である。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
化合物の種類及び質量部を表7に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、帯電ローラを作製した。表7の質量部は前記アクリルポリオール固形分100質量部に対しての質量部である。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
実施例30、31、36及び38の帯電ローラは、Cセット画像を発生せず、良好な画像が得られた。実施例34及び37の帯電ローラでは、ランク2の画像レベルの画像が得られた。実施例39の帯電ローラでは、ランク3の画像レベルの画像が得られた。
化合物11を添加しない以外は、実施例4と同様にして帯電ローラを作製した。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
化合物11をジメチルシリコーンオイル「KF−96L−5cs」(商品名、信越シリコーン株式会社製)に変更し、質量部を表7に示すように変更した以外は、実施例4と同様にして帯電ローラを作製した。表7の質量部は前記アクリルポリオール固形分100質量部に対しての質量部である。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
ジメチルシリコーンオイルを「SH200−100cs」(商品名、東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社製)に変更した以外は、比較例2と同様にして帯電ローラを作製した。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
化合物の種類及び質量部を表7に示すように変更した以外は、比較例3と同様にして、帯電ローラを作製した。表7の質量部は前記アクリルポリオール固形分100質量部に対しての質量部である。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。
ジメチルシリコーンオイルを「KF−96H−10万cs」(商品名、信越シリコーン株式会社製)に変更した以外は、比較例2と同様にして帯電ローラを作製した。作製した帯電ローラにおいて、帯電ローラの電気抵抗値測定、Cセット量測定及びCセット画像評価を実施例1と同様の方法で行った。結果を表7に示す。本比較例の帯電ローラを用いて得られた画像は、ランク4の画像レベルであった。
2 弾性層
3 表面層
4 電子写真感光体
5 帯電部材(帯電ローラ)
6 現像ローラ
7 転写材
8 転写ローラ
Claims (3)
- 導電性支持体、弾性層および表面層を有し、
該表面層は、バインダーおよび下記式(1)で示す化合物を含有していることを特徴とする帯電部材:
E及びZは各々独立に、炭素数2〜6のアルキレン基、メチル基またはエチル基で置換されていてもよいフェニレン基、下記式(7)または下記式(8)で示される基を示す。
R1、R2、R4及びR5は各々独立に炭素数1〜3のアルキル基またはフェニル基を示す。
R3は炭素数1〜3のアルコキシ基、または、トリメチルシロキシ基を示す。
Xは水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、メチル基またはエチル基で置換されていてもよいフェニル基、アリル(allyl)基、ビニル基、下記式(10)または上記式(2)で示される基を示す。]
- 請求項1に記載の帯電部材と被帯電体とを有し、電子写真装置の本体に着脱自在に構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1に記載の帯電部材と、該帯電部材と接触して配置されている被帯電体を有することを特徴とする電子写真装置。
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