JP5063638B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の断面構成を模式的に示す縦断面図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機100の構成及び動作について説明する。このスクロール圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和機、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル装置を構成する冷凍機器の1つとして搭載されるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、スラスト荷重を矢印aで、ラジアル荷重を矢印bで、それぞれ表している。
圧縮機構部Aは、冷媒吸入管15から吸入した冷媒を圧縮して、吐出口4及び冷媒吐出管16を介して密閉容器13外部に冷媒を吐出する機能を有している。圧縮機構部Aは、固定スクロール1と、揺動スクロール2と、オルダム継手12と、上部ハウジング8aと、で主に構成されている。固定スクロール1は、台板と、台板の下面に設けられた渦巻突起と、で構成されている。固定スクロール1は、密閉容器13の側壁内面に固定されている上部ハウジング8aの上端部で固定されている。なお、固定スクロール1は、ボルト等の締結部材で固定するとよい。
駆動機構部Bは、圧縮機構部Aで冷媒を圧縮させるために、揺動スクロール2を駆動する機能を有している。駆動機構部Bは、ローター10aと、ステータ10bと、で主に構成されている。ローター10aとステータ10bとで電動機10を構成している。ローター10aは、主軸6の周面に固設されており、ステータ10bへの通電が開始することにより回転駆動するようになっている。ステータ10bは、焼きばめ等によって密閉容器13の内周面に固定され、ギャップを介してローター10aを囲んでおり、ローター10aを回転させるようになっている。
主軸6は、駆動機構部Bの駆動力を圧縮機構部Aに伝達する機能を有している。この主軸6の上端には、主軸6の中心に対して偏心して設けられた偏心軸6aが設けられている。偏心軸6aは、揺動スクロール2に設けられた偏心穴内に圧入されている揺動軸受17と摺動自在に連結されている。また、主軸6の上部であって偏心軸6aよりは下部となる位置には、バランサ6bが突設されている。さらに、主軸6には、軸心方向に貫通するように給油孔7aが形成されている。
電動機10を構成するステータ10bに通電が開始されるとローター10aとともに主軸6が回転を開始する。主軸6が回転を開始すると、偏心軸6aに連結されている揺動スクロール2がオルダム継手12により自転を阻止されながら公転運動を行なう。これにより、揺動スクロール2と固定スクロール1のそれぞれの渦巻突起との組合せにより形成された圧縮室5が次第に容積を減じながら中心側に移動することになる。したがって、吸入口3から圧縮室5に吸入された冷媒は、次第にその圧力を高め、吐出口4及び冷媒吐出管16を通じて機外に吐出され、冷媒吐出管16に接続されている冷媒配管内へ圧送される。
副軸6cと軸受部11’の摺動面との間にはスリーブ20が設けられている。このスリーブ20は、副軸6cとの間で相対的に回転しないように副軸6cにピン21で固定されている。また、このスリーブ20のピン21で固定されている位置から略180°ずれた位置における内部には、重錘22が設けられている。スリーブ20の内周面における一対の母線どうしの間に形成された開角は、副軸6cの両先端を結んでできる一対の母線どうしの間に形成された開角と同じ値θ1に設定されている。また、スリーブ20の外周面は、内周面に対して平行である。そのため、スリーブ20の外周面における一対の母線どうしの間に形成された開角もθ1に設定される。
図3に示すスラスト荷重Wtは、主軸6、バランサ6b、及び、ローター10aの自重の和であり、ラジアル荷重Wrは、揺動軸受17から主軸6に作用する荷重を主軸受19と副軸受11に分配することで求められる。揺動軸受17から主軸6に作用する荷重によって、主軸6にはたわみが発生する。このとき、副軸受11中で副軸6cが垂線に対してαだけ傾いて回転しているとする。
図5は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の副軸受11a部分を拡大して示す模式図である。図5に基づいて、実施の形態2の特徴部分である副軸受11aについて詳細に説明する。副軸受11aは、実施の形態1で説明した副軸受11と同様に主軸6の先端部(副軸6c)を回転自在に支持するものである。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付している。
図6は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の副軸受11b部分を拡大して示す模式図である。図6に基づいて、実施の形態3の特徴部分である副軸受11bについて詳細に説明する。副軸受11bは、実施の形態1で説明した副軸受11と同様に主軸6の先端部(副軸6c)を回転自在に支持するものである。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付している。
Claims (7)
- 冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
前記圧縮機構部を駆動する駆動機構部と、
前記駆動機構部の駆動力を前記圧縮機構部に伝達する主軸と、
前記駆動機構部の一方側に設けられ、前記主軸を回転自在に支持する主軸受と、
前記駆動機構部の他方側に設けられ、前記主軸の先端部を回転自在に支持する副軸受と、を有し、
前記副軸受は、
略円すい形状の軸受部を有し、この軸受部で同じく略円すい形状の前記主軸の先端部を支持する構成となっており、前記主軸の先端部と前記軸受部との傾斜動圧面において、前記主軸の先端部の摺動面における一対の母線どうしの間に形成された開角を、前記軸受部の摺動面における一対の母線どうしの間に形成される開角よりも小さい角度をなすように設定され、
前記主軸が回転停止している状態では前記軸受部の面と前記主軸の先端部の面とが接触する
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 内部の一部に重錘を設けたスリーブを前記主軸の先端部に設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 前記スリーブは、
前記重錘と略180°ずれた位置で前記主軸の先端部に固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。 - 前記スリーブは、
硬度がHV1000以上の合金工具鋼で構成されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のスクロール圧縮機。 - 前記重錘は、
比重が鉄よりも大きい金属材料で構成されている
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。 - 前記副軸受の下端であって前記軸受部を囲むように切り欠きを形成している
ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 前記副軸受及び前記主軸の先端部のそれぞれの下端に曲面部を形成している
ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
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Family Applications (1)
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