JP2003206872A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JP2003206872A
JP2003206872A JP2002006978A JP2002006978A JP2003206872A JP 2003206872 A JP2003206872 A JP 2003206872A JP 2002006978 A JP2002006978 A JP 2002006978A JP 2002006978 A JP2002006978 A JP 2002006978A JP 2003206872 A JP2003206872 A JP 2003206872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
journal bearing
main shaft
sub
electric motor
bearing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002006978A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitoshi Nishiwaki
文俊 西脇
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Mitsuharu Matsuo
光晴 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002006978A priority Critical patent/JP2003206872A/ja
Publication of JP2003206872A publication Critical patent/JP2003206872A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/42Pumps with cylinders or pistons

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮荷重のラジアル方向力により、主軸がた
わみ変形を生じた場合でも副ジャーナル軸受部の摩耗、
焼き付き等の損傷の発生を防止し高い信頼性を有すると
ともに、広い運転範囲において性能の低下の無い高効率
なスクロール圧縮機を簡単で安価な構造で提供する。 【解決手段】 主軸2を電動機3の両側で支持する主ジ
ャーナル軸受部4と副ジャーナル軸受部5とを備え、主
ジャーナル軸受部4の圧縮機構部1側の端面4a、副ジ
ャーナル軸受部5の電動機3側の端面5aに環状溝6、
25などを形成してそこでの剛成の低下を図ることによ
り、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍冷蔵庫や空調機
等に用いられる冷媒用圧縮機に係わり、詳細にはスクロ
ール圧縮機のジャーナル軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスクロール圧縮機は従来、例え
ば、特開平5−79476号公報に示された図6に示す
ような構成のものが知られている。このものは図に示す
ように、固定スクロールaと可動スクロールbの渦巻き
羽根同士を噛み合わせて圧縮機構cを構成し、固定、可
動両スクロールa、b間にできる複数の圧縮室dが可動
スクロールbを旋回駆動することにより容積を縮小しな
がら移動するのを利用して冷媒を外部サイクルから吸入
して圧縮し、圧縮した冷媒を吐出し外部サイクルに供給
することを繰り返す。
【0003】スクロール圧縮機はその静音性、高信頼性
などの故に広く使用されている。また、多くの場合、圧
縮機構cはそれを駆動する電動機eとともに容器fに収
容されメンテナンスフリーに提供され、使用される。寿
命は概ね10年程度に設計される。可動スクロールbは
電動機eに連結した主軸gによって回転駆動されるが、
この駆動のために主軸gは電動機eの両側に配した主、
副両ジャーナル軸受部h、iによって軸受され、電動機
e、特に、主軸gと結合されたロータjとともにその両
側で支持する。
【0004】主、副ジャーナル軸受部h、iは、容器f
の内周に焼き嵌めなどして固定された主、副ジャーナル
軸受部材k、lに設けられ、主ジャーナル軸受部材kの
反電動機e側に固定スクロールaを取り付け、主ジャー
ナル軸受部材kと固定スクロールaとの間に可動スクロ
ールbを挟み込んで保持し、主ジャーナル軸受部材kと
可動スクロールbとの間に可動スクロールbの自転を拘
束するオルダムリングmが設けられ、主軸gが電動機e
によって駆動されたとき、その偏心軸nが偏心ジャーナ
ル軸受部oを介しそれに嵌り合った可動スクロールbを
オルダムリングmによる自転拘束のもとに円軌道上を旋
回運動させ、上記吸入、圧縮、吐出を行なわせる。容器
fは冷媒の吸入管pおよび吐出管qが外部サイクルに接
続されて密閉される。
【0005】一方、圧縮機構cは容器fの吸入管pから
吸入口rを経て外部サイクルから冷媒を吸入し、吐出口
sから一旦容器f内に吐出して電動機eを冷却した後、
容器fの吐出管qを通じて外部サイクルに冷媒を供給す
ることを繰り返す。これに併せ、容器fの下部には冷凍
機油tが貯留され、圧縮機構cの駆動とともに主軸gの
遠心力などを利用して主軸g内部の破線で示した給油通
路を通じて前記冷凍機油tを導入し、前記主、副ジャー
ナル軸受部h、i、偏心ジャーナル軸受部oに供給する
とともに、圧縮機構cの各摺動部にも供給し、それらを
潤滑し、またシールする。冷凍機油tは冷媒と相溶性の
あるものが用いられる。これによって、冷凍機油tは冷
媒に溶けて持ち運ばれ、前記主軸gを通じた供給によっ
ては及ばない摺動部分の潤滑をも行ない、前記メンテナ
ンスフリーを実現している。
【0006】ところで、可動スクロールbには冷媒の圧
縮荷重などが働く。そのうち、ラジアル方向力は主軸g
の偏心軸nを介して主軸gに伝達され、主軸gは主ジャ
ーナル軸受部材部材kに形成された主ジャーナル軸受部
hと電動機eを挟んで副ジャーナル軸受部材lに形成さ
れた副ジャーナル軸受部iにより支持される。このよう
に、圧縮荷重などにより生じるラジアル方向力は、主軸
3の偏心軸nに作用することから電動機eを挟んで設け
られた主ジャーナル軸受部h、副ジャーナル軸受部iに
対して片持ち構造となる。このため、主軸gは主、副ジ
ャーナル軸受部h、i間で大きなたわみ変形を生じ、副
ジャーナル軸受部i内で片当りを生じ、摩耗、焼き付き
の原因になる。
【0007】従来、副ジャーナル軸受部iでの対策とし
て、主軸gのたわみ変形に応じて副ジャーナル軸受部i
が傾斜する自動調心機能を有する構造とすることで主軸
gのたわみ変形に対応する機能を持たせている。あるい
は副ジャーナル軸受部iの軸受面を球面形状にすること
で、主軸gのたわみ変形に対応する機能を持たせている
場合もある。また、特許第3154623号公報に示さ
れているように、副ジャーナル軸受部iの軸受幅に対応
する主軸g側に微小凸の樽型形状を設けることで、主軸
gのたわみ変形に対して調心機能を持たせている場合も
ある。
【0008】以上の様な調心機能を有する副ジャーナル
軸受部iとすることで副ジャーナル軸受部iの軸受面内
で主軸gのたわみ変形に基づく片当り、焼き付きを防止
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、副ジャ
ーナル軸受部iの軸受面が主軸gのたわみ変形に応じて
傾斜する自動調心機能を持つ場合、その自動調心部分が
調心のための摺動部となるわけであり、機構が複雑にな
り、その部分の信頼性が課題となる。さらに副ジャーナ
ル軸受部iが極めて高価になるという課題があった。す
なわち、副ジャーナル軸受部iの内周面あるいは外周面
を球面形状とする場合、比較的小径の穴の内周面あるい
は外周面を滑らかな球面形状に研削加工することは極め
て難しく高価になっている。また、副ジャーナル軸受部
i内周面は主ジャーナル軸受部hの軸受面に対して同
軸、平行に組立てられることが必要であるが、副ジャー
ナル軸受部i内周面が球面形状である場合、同軸、平行
の基準面とすることが困難となり組立にまだ課題があ
る。
【0010】また、従来の塩素を含むHCFC系に対
し、環境、特にオゾン層を破壊する前記塩素を含まない
代替冷媒の使用が叫ばれ、HC、CO2冷媒などの使用
が考えられている。しかし、塩素はそれ自体潤滑性を有
したもので、これを含まないことにより潤滑性が大きく
低下する。
【0011】したがって、これらに対応するには、副ジ
ャーナル軸受部iの構造の簡略化とともに、さらなる潤
滑性の向上が望まれる。
【0012】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
するもので、圧縮荷重のラジアル方向力により、主軸が
たわみ変形を生じた場合でも主として副ジャーナル軸受
部の摩耗、焼き付き等の損傷の発生を防止し高い信頼性
を有するとともに、広い運転範囲において性能の低下の
無い高効率なスクロール圧縮機を簡単かつ安価な構造で
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の発明のスクロール圧縮機は、圧縮機構部
と、前記圧縮機構部を駆動する主軸と、前記主軸を回転
駆動する電動機と、前記主軸を前記電動機の両側で支持
する主ジャーナル軸受部と副ジャーナル軸受部とを備
え、前記副ジャーナル軸受部の電動機側の端面に環状溝
を形成したことを特徴とするものである。
【0014】第2の発明のスクロール圧縮機は、また、
圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する主軸と、前記
主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸を前記電動機の
両側で支持する主ジャーナル軸受部と副ジャーナル軸受
部とを備え、前記副ジャーナル軸受部の電動機側の端部
軸受面にクラウニングを形成したことを特徴とするもの
である。
【0015】第3の発明のスクロール圧縮機は、また、
圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する主軸と、前記
主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸を前記電動機の
両側で支持する主ジャーナル軸受部と副ジャーナル軸受
部とを備え、前記副ジャーナル軸受部を構成する副ハウ
ジングの肉厚を電動機側に薄くしたことを特徴とするも
のである。
【0016】第4の発明のスクロール圧縮機は、また、
圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する主軸と、前記
主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸を前記電動機の
両側で支持する主ジャーナル軸受部と副ジャーナル軸受
部とを備え、前記副ジャーナル軸受部は副ハウジングと
その内周に配したブッシュで構成され、前記ブッシュが
前記副ハウジングから電動機側に軸方向に突き出すよう
に形成されていることを特徴とするものである。
【0017】第5の発明のスクロール圧縮機は、また、
第1〜第4の発明のいずれか1つにおいて、さらに、前
記主ジャーナル軸受部および前記副ジャーナル軸受部に
は、鋳鉄材、カーボンブッシュ材、樹脂ブッシュ材、裏
金付き樹脂複合軸受材、あるいは裏金付きメタル軸受材
が用いられていることを特徴とするものである。
【0018】第6の発明のスクロール圧縮機は、また、
第1〜第5の発明のいずれか1つにおいて、さらに、前
記主軸の表面は、浸硫窒化処理あるいはりん酸塩処理を
少なくとも含む化成処理を施されたことを特徴とするも
のである。
【0019】第7の発明のスクロール圧縮機は、また、
第1〜第6の発明のいずれか1つにおいて、さらに、前
記副ジャーナル軸受部の反電動機側の端部に主軸のスラ
スト軸受を形成したことを特徴とするものである。
【0020】第8の発明のスクロール圧縮機は、また、
第1〜第7の発明のいずれか1つにおいて、さらに、前
記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、炭化水素(HC)
冷媒もしくは二酸化炭素(CO2 )冷媒であることを特
徴とするものである。
【0021】本発明のそれ以上の目的および特徴は、以
下の詳細な説明および図面の記載から明らかになる。本
発明の各特徴はそれ自体単独で、あるいは可能な限り種
々な組み合わせで、複合して採用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスクロール圧
縮機のいくつかの実施の形態について、図1〜図5を参
照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明
の具体例を示すものであって、特許請求の範囲の記載を
限定するものではない。
【0023】(実施の形態1)本実施の形態1は図1に
示すように、圧縮機構部1と、この圧縮機構部1を駆動
する主軸2と、この主軸2を回転駆動する電動機3と、
前記主軸2を電動機3の両側で支持する主ジャーナル軸
受部4と副ジャーナル軸受部5とを備えている。
【0024】圧縮機構部1は、固定スクロール7と可動
スクロール8との渦巻き羽根を噛み合わせて構成され、
相互間に複数の圧縮室10を形成する。圧縮機構部1は
電動機3とともに容器9に収容されたいわゆる密閉型の
スクロール圧縮機をなしている。また、容器9は圧縮機
構部1および電動機3が上下に並ぶ縦型に配置された例
となっている。しかし、本発明はこれに限られることは
なく、容器に収容しない開放型でもよいし、横型に配置
される例にも同様に適用できる。
【0025】容器9内には電動機3の圧縮機構部1側に
前記主ジャーナル軸受部4を持った主ジャーナル軸受部
材11が容器9に焼き嵌めするなどして設けられ、電動
機3の反圧縮機構部1側に前記副ジャーナル軸受部5を
持った副ジャーナル軸受部材12が容器9に焼嵌めする
などして設けられ、電動機3のロータ3aを貫通して結
合した主軸2を電動機3の両側で軸受している。電動機
3のステータ3bは容器9に焼嵌めなどして固定され給
電によりロータ3aを介し主軸2を回転駆動し、これが
圧縮機構部1の可動スクロール8に伝達されるようにし
ている。
【0026】圧縮機構部1は固定スクロール7が前記主
ジャーナル軸受部材11の反電動機3側にボルトなどで
取り付けられ、可動スクロール8が主ジャーナル軸受部
材11と固定スクロール7との間に挟み込まれている。
主ジャーナル軸受部材11と可動スクロール8との間に
は可動スクロール8の自転を拘束するオルダムリング1
3が設けられている。これに対し主軸2は、電動機3に
より回転駆動されると、その回転を偏心軸2aにより偏
心ジャーナル軸受部14を介して可動スクロール8に与
え、オルダムリング13による自転拘束のもとに可動ス
クロール8を円軌道上を旋回運動させる。しかし、可動
スクロール8の自転防止はオルダムリング13以外の種
々な部材、機構を採用することができる。
【0027】可動スクロール8の旋回運動によって固定
スクロール7との間の圧縮室10が例えば外周から中央
側に移動しながら容積が縮小することによって、冷媒を
容器9の吸入管17、圧縮機構部1の吸込口15を通じ
外部サイクルから吸入して圧縮し、圧縮機構部1の吐出
口16から容器9内に吐出する。容器9内に吐出された
冷媒は電動機3を上方から下方へ、下方から上方へ通っ
てそれを冷却した後、容器9の上部に戻って吐出管18
から外部サイクルに供給される。しかし、外部サイクル
からの吸入位置、容器9内への吐出位置や吐出口16部
での消音構造の有無などの吐出構造、外部サイクルへの
吐出位置などは本例に限られることはなく、種々に構成
することができる。
【0028】主軸2内には給油通路21が縦通、形成さ
れ、圧縮機構部1の駆動とともに主軸2の遠心力によっ
て容器9の下部に貯留された冷凍機油22を給油通路2
1に導入して主ジャーナル軸受部4、偏心ジャーナル軸
受部14を潤滑し、また、圧縮機構部1の各摺動部を潤
滑するとともにシールする。また、容器9内に吐出され
る冷媒は相溶性のある冷凍機油22を持ち運んで前記冷
凍機油22の供給が及ばない部分をも潤滑する。冷凍機
油22の供給は容器9内の吐出圧を利用して行なっても
良いし、容積ポンプを主軸2により駆動して行なっても
よい。
【0029】上記のように、固定スクロール7と可動ス
クロール8により形成される圧縮室10にて、可動スク
ロール8の旋回運動により冷媒が圧縮されるとき、冷媒
の圧縮荷重は可動スクロール8に反力として作用する。
この冷媒の圧縮荷重のうち軸方向に働くスラスト方向力
は、可動スクロール8の鏡板下面に冷凍機油22の供給
圧を絞りなどによって調整した中間圧を作用させること
により、可動スクロール8の鏡板上面と固定スクロール
7の間に設けられたスラスト軸受部23で支持される。
ラジアル方向力は主軸2の偏心軸2aに作用し、主軸2
は主ジャーナル軸受部材11に設けられた主ジャーナル
軸受部4と電動機3を挟んで下部に設けられた副ジャー
ナル軸受部材12の副ジャーナル軸受部5とにより支持
される。
【0030】ここに、主軸2は圧縮機構部1の可動スク
ロール8に対してはラジアル方向の片持ち支持となって
圧縮荷重などによるラジアル方向力を受ける。これによ
り、主軸2にはその主ジャーナル軸受部4から偏心軸2
a側にモーメントが生じ、その荷重と主軸2の剛性によ
って決まるたわみ変形が主、副ジャーナル軸受部4、5
間に生じる。この変形で主軸2は、副ジャーナル軸受部
5の軸受面に対して傾斜して支持される状態になるた
め、副ジャーナル軸受部5の軸受端部の主軸2のたわみ
側において軸受隙間が小さくなり片当り現象が生じやす
い。これが、摩耗や焼きつきの原因になり、代替冷媒で
はさらに潤滑不足が影響するので特に問題である。
【0031】本実施の形態1では、これに対応するの
に、特に、図1、図2に示すように副ジャーナル軸受部
5の電動機3側の端面5aに環状溝6を形成してある。
副ジャーナル軸受部5の電動機3側の端部は前記環状溝
6によって周方向に一様に剛性が低下している。これに
より、主軸2が前記圧縮荷重のラジアル方向力によって
どの方向にたわんでも、副ジャーナル軸受部5の端部の
軸受面はそれに倣ってたわむことができ、片当たりを軽
減ないしは回避して、摩耗や焼きつきを防止することが
できる。このように本実施の形態1は副ジャーナル軸受
部5の端部の剛性の低下を図る1つの態様を提供するも
のである。これには種々の方法がありいずれも本発明の
範疇に属する。例えば環状溝6は理想的にはそうである
が、場合によっては連続していなくても、また、部分的
に深さが違っても、剛性が低下した分に比例して片当た
りを軽減する作用は得られる。
【0032】1つの例としては、副ジャーナル軸受部5
の電動機3側の端面に幅1mm、深さ4mm程度の環状
溝6を形成している。副ジャーナル軸受部材12、特に
副ジャーナル軸受部5には鋳鉄材を用い、中央に設けた
円筒面を表面粗さRa0.2程度に仕上げ、副ジャーナ
ル軸受部5の軸受面としている。これにより、副ジャー
ナル軸受部5と主軸2とにおいて片当たりを十分に軽減
ないしは回避し、摩耗防止と焼きつき防止が図れた。特
に、主軸2にはSCM415鋼を用い、表面を浸硫窒化
処理している。主ジャーナル軸受部4の反電動機3側の
端面4aにも図1に示すように同様な環状溝25を設け
ている。これによって、主軸2の主、副ジャーナル軸部
4、5との間の耐凝着摩耗性が向上するとともに、主軸
2が圧縮荷重のラジアル方向力によってたわむときの主
ジャーナル軸受部4の反電動機3側端部の軸受面に対し
て傾斜することによる片当たりをも軽減ないしは回避
し、前記傾斜による摩耗や焼き付きを防止することがで
きる。また、副ジャーナル軸受部5の反電動機3側の端
部に主軸2のスラスト軸受26を形成し、ロータ3aの
オフセットおよび主軸2の自重などによる副ジャーナル
軸受部5側に働く主軸2のスラスト力をも受けるように
している。
【0033】さらに詳しくは、副ジャーナル軸受部5に
おいて、主軸2のたわみによって軸受面との軸受隙間が
小さくなる(あるいは直接接触する)副ジャーナル軸受
部5の上端部に環状溝6を設けた構成としたため、それ
らの軸受端部での剛性が低下している。したがって、主
軸2の偏心軸2a側に圧縮荷重のラジアル方向力による
モーメントが加わり副ジャーナル軸受部5内で主軸2に
傾斜が生じ、荷重分布が軸受端部で大きくなった場合に
は、副ジャーナル軸受部5端部の軸受面が変形して対応
することによって、主軸2と副ジャーナル軸受部5の軸
受面の接触応力を減少させることが可能となる。このた
め、副ジャーナル軸受部5の端部近傍が主軸2と直接接
触して表面が損傷するようなことはなく、流体潤滑状態
を保つことができる。ここに、簡単な構造にて摩擦係数
が低く、摺動損失が小さいジャーナル軸受を実現でき
る。このことは主軸2と主ジャーナル軸受部4との間に
おいても同様である。もっとも、主、副ジャーナル軸受
部4、5の一方のみにこのような剛性低下の手法を採用
してもその採用した部分において同様の効果が得られる
ので有効である。
【0034】以上のことから、本実施の形態1によれ
ば、塩素を含まず潤滑性の乏しいHCやCO2などの代
替冷媒とそれに対応した相溶性のある冷凍機油を用いた
場合でも、摩耗発生により信頼性を損なうことなく、ジ
ャーナル軸受での摺動損失を減少させ、圧縮機の効率を
著しく高めることが可能となる。
【0035】また、軸受の損傷の恐れがないことによ
り、スクロール圧縮機の信頼性を大幅に向上させる効果
も奏する。なお、一様で連続した環状溝6の形状は研削
加工に好適で、従来例の副ジャーナル軸受面を球面状と
して調心機能を得るよりも容易に加工することができ
る。しかし、どのように形成され、また、加工されても
よい。
【0036】さらに、主軸2の表面に浸硫窒素化処理を
施しているため、運転状態が過渡状態で軸受端部近傍が
主軸と短時間直接接触した場合でも、耐凝着摩耗性を一
層向上させることが可能となり、ジャーナル軸受の信頼
性を一層向上できる。なお、主軸2の表面に、りん酸マ
ンガン処理などのりん酸塩処理を行った場合にも、同様
に主軸の耐凝着摩耗性を向上できることは勿論である。
【0037】また、副ジャーナル軸受部5の軸受面は主
ジャーナル軸受部4の軸受面に対して同軸、平行に組立
てられることが必要であるが、量産組立上、芯だし工程
で幾分誤差が生じる。例えば、主ジャーナル軸受部4の
軸中心と副ジャーナル軸受部5の軸中心がずれている場
合、副ジャーナル軸受部5内周面と主軸2外周面が平行
でなくなり、副ジャーナル軸受部5の端部軸受面におい
て軸受隙間が小さくなり片当り現象が生じる場合があっ
た。しかし、本実施の形態1の主、副ジャーナル軸受部
4、5を採用することにより、主、副ジャーナル軸受部
4、5内での主軸2の傾斜が生じた場合にも、軸受端部
の軸受面が変形することによって、主軸2と軸受面の接
触応力を減少させることができる。このため、軸受端部
近傍が主軸2と直接接触して表面損傷するようなことは
なく、流体潤滑状態を保つことができる。したがって、
組立の余裕度が大きくなり、容易に組立てを行うことが
可能になる。これによっても低コスト化が図れる。
【0038】さらに、冷媒として地球温暖化防止の観点
から、温暖化係数の低い自然冷媒であるHC冷媒あるい
はCO2 冷媒の採用が検討されていることに対応して、
例えば、HC冷媒の採用において冷凍機油22としてH
C冷媒に溶解性の高い鉱油もしくはアルキルベンゼン油
を用いた場合、冷凍機油22の粘度低下が著しく、ジャ
ーナル軸受の摺動条件が一層過酷となる。しかし、本実
施の形態1の主、副ジャーナル軸受部4、5部を採用す
ることにより、耐摩耗性を向上させることが可能であ
り、高い信頼性を得ることができる。また冷媒としてC
2 冷媒を採用した場合には、軸受に作用する荷重が非
常に大きくなるため軸受の摺動条件が一層過酷となる
が、本実施の形態1の主、副ジャーナル軸受部4、5を
採用することにより、同様の効果が得られる。
【0039】また、本実施の形態1によれば、副ジャー
ナル軸受部5の反電動機3側の端部に、副ジャーナル軸
受部5と連続してないしは近傍にて主軸2のスラスト軸
受26を一体として形成しているため、非常にコンパク
トにラジアル方向の荷重およびスラスト方向の荷重を支
える軸受構成が可能となり、スクロール圧縮機の小型化
を図ることができる。
【0040】また、本実施の形態1では、鋳鉄材を直接
副ジャーナル軸受部5の軸受面に用いたが、カーボンブ
ッシュ材、樹脂ブッシュ材、裏金付き樹脂複合軸受材、
あるいは裏金付きメタル軸受材などのブッシュ材を用い
て軸受面を形成しても同様の効果が得られる。さらに過
渡状態で電動機3側の軸受端部近傍が主軸2と短時間直
接接触した場合でも、耐凝着摩耗性を一層向上させるこ
とが可能となり、副ジャーナル軸受部5の信頼性を一層
向上できるという効果が得られる。
【0041】(実施の形態2)本実施の形態2は図3に
示すように、副ジャーナル軸受部5の電動機3側の端
部、図では上端部の軸受面に、クラウニング31を形成
した点が実施の形態1と異なっている。他の構造および
奏する作用は特に変わらない。従って、共通する部材に
は同一の符号を付し、重複する図示および説明は省略す
る。
【0042】クラウニング31は、一例として幅2〜5
mmで、半径RがR>500mmの円弧を形成すること
によって構成している。円弧部の半径RがR<500m
mの場合、軸受面の端部において、主軸2と軸受面の間
に形成される隙間が大きくなりすぎ油膜が形成されにく
くなるため、逆に潤滑性能を低下させる。このため、円
弧部の半径RはR>500mmの場合が望ましい。しか
し、主軸2および主、副ジャーナル軸受部4、5との材
質、寸法関係、圧縮荷重など条件の違いによっては、そ
れ以上になってもよい。クラウニング31は半径Rが小
さくても有効であるが、実質的にはこれを設ける幅寸法
が最小限度となり、少なくともこの幅寸法よりも大きく
設定するのが好適である。
【0043】このように本実施の形態2では、副ジャー
ナル軸受部5の軸受面の上端部にクラウニング31を形
成しているため、主軸2に圧縮荷重のラジアル方向力に
よるモーメントが加わり副ジャーナル軸受部5内で主軸
2のたわみあるいは傾斜が生じた場合でも、軸受端部に
おいて逃げが形成されるため、主軸2と軸受面との接触
応力を減少させることが可能となる。このため、軸受端
部近傍が主軸2と直接接触して表面損傷するようなこと
はなく、流体潤滑状態を保つことができる。したがっ
て、摩擦係数が低く、摺動損失が小さいジャーナル軸受
を実現できる。
【0044】なお、副ジャーナル軸受部5の軸受面にカ
ーボンブッシュ材、樹脂ブッシュ材、裏金付き樹脂複合
軸受材、あるいは裏金付きメタル軸受材などのブッシュ
材を設置した場合、過渡状態で軸受端部近傍が主軸と短
時間直接接触した場合でも、耐凝着摩耗性を一層向上さ
せることが可能となり、ジャーナル軸受の信頼性を一層
向上できる。
【0045】(実施の形態3)本実施の形態3は図4に
示すように、副ジャーナル軸受部材12における副ジャ
ーナル軸受5を構成する副ハウジング5bを筒部ないし
はボス形状とするなどによって、その肉厚を電動機3側
に薄くした点が実施の形態1の場合と異なっている。他
の構造および奏する作用は特に変わらないので、共通す
る部材には同一の符号を付し、重複する図示および説明
は省略する。
【0046】このように本実施の形態3は、副ジャーナ
ル軸受部5を構成する副ハウジング5bの肉厚を電動機
3側の端部に向け薄くしたため、副ジャーナル軸受部5
の電動機3側の端部での剛性が低下する。したがって、
主軸2の偏心軸2a側に圧縮荷重のラジアル方向力によ
るモーメントが加わり副ジャーナル軸受部5内で主軸2
のたわみないしは傾斜が生じ、荷重分布が軸受端部で大
きくなった場合には、軸受端部の軸受面が変形すること
によって、主軸2と軸受面の接触応力を減少させること
ができる。このため、軸受端部近傍が主軸2と直接接触
して表面損傷するようなことはなく、流体潤滑状態を保
つことができる。したがって、摩擦係数が低く、摺動損
失が小さいジャーナル軸受を実現できる。
【0047】以上のことから、本実施の形態3によれ
ば、摩耗発生により信頼性を損なうことなく、副ジャー
ナル軸受部5での摺動損失を減少させ、圧縮機の効率を
著しく高めることが可能となる。
【0048】また、副ジャーナル軸受部5の損傷の恐れ
がないことにより、スクロール圧縮機の信頼性を大幅に
向上させる効果も奏する。なお、副ハウジング5bの肉
厚を電動機3側に薄くする加工は容易であるため、工法
上非常に容易にしかも低コストで低摺動損失、高信頼性
のジャーナル軸受を実現できる。
【0049】なお、副ハウジング5bの電動機3側への
肉厚の減少は本例ではテーパ面を形成するように連続に
減少しているが、適宜なアール面を形成して連続に減少
してもよいし、段階的に1段ないしは複数段に減少して
もよい。
【0050】(実施の形態4)本実施の形態4は図5に
示すように、副ジャーナル軸受部5は副ハウジング5b
とその内面に配したブッシュ42とで構成され、ブッシ
ュ42が副ハウジング5bから電動機3側に突き出すよ
うに形成した点で、実施の形態1の場合と異なってい
る。その他の構造および奏する作用は特に変わりはない
ので、共通する部材には同一の符号を付し、重複する図
示および説明は省略する。ブッシュ42には裏金付き樹
脂複合軸受を用い、副ハウジング5bから5mm程度突
き出す構成とした。
【0051】このように本実施の形態4は、副ハウジン
グ5bの内側において、副ハウジング5bからブッシュ
42が突き出すようにして副ジャーナル軸受部5を構成
したため、軸受端部での剛性が低下する。したがって、
主軸2の偏心軸2a側に圧縮荷重のラジアル方向力によ
るモーメントが加わり、副ジャーナル軸受部5内で主軸
2にたわみや傾斜が生じ、荷重分布が軸受端部で大きく
なった場合には、軸受端部の軸受面が変形することによ
って、主軸2と軸受面の接触応力を減少させることがで
きる。このため、軸受端部近傍が主軸2と直接接触して
表面損傷するようなことはなく、流体潤滑状態を保つこ
とができる。したがって、摩擦係数が低く、摺動損失が
小さいジャーナル軸受を実現できる。
【0052】以上のことから、本実施の形態4によれ
ば、摩耗発生により信頼性を損なうことなく、副ジャー
ナル軸受部5での摺動損失を減少させ、圧縮機の効率を
著しく高めることが可能となる。
【0053】また、副ジャーナル軸受部5の損傷の恐れ
がないことにより、スクロール圧縮機の信頼性を大幅に
向上させる効果も奏する。
【0054】さらに、裏金付き樹脂複合軸受を用いた場
合には、ブッシュ材の量産が容易となるため、副ジャー
ナル軸受部5のコストが非常に低下する。ブッシュ材を
軸受部品に圧入でき生産性が非常に高まることは勿論で
あり、工法上非常に容易にしかも低コストで低摺動損
失、高信頼性のジャーナル軸受を実現できる。
【0055】なお、ブッシュ42の電動機3側の端部に
クラウニングを形成した場合、主軸2と軸受内面の接触
応力をさらに一層減少させることが可能となる。したが
って、摩擦係数が低く、摺動損失が小さい副ジャーナル
軸受を実現できる。実施の形態1および実施の形態3に
おいて、副ジャーナル軸受部5の端部にクラウニングを
形成した場合にも同様の効果が得られるのは勿論であ
る。
【0056】また、ブッシュ42は1段または複数段に
内側のものから外側のものに向け順次突出量が小さくな
るように突出させてもよいし、複数段の場合はそれぞれ
個別のブッシュを用いてそれぞれの端部内面にクラウニ
ングを形成してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明によれば、圧縮荷重のラジアル方向力により、主軸
がたわみ変形、傾斜を生じた場合でも、圧縮機の副ジャ
ーナル軸受部、特に副ジャーナル軸受部が剛性を低くさ
れて変形して逃げやすいことによって、直接接触による
摩耗などの表面損傷を起こすことなく摺動損失を低減さ
せることが可能となり、効率および信頼性が高く安価な
構造のスクロール圧縮機を提供できるという長所を有す
る。また、塩素を含まない代替冷媒を用いても十分な耐
摩耗性、耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機
の縦断面図。
【図2】図1の圧縮機の副ジャーナル軸受部の要部断面
図。
【図3】本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機
の副ジャーナル軸受部の要部断面図。
【図4】本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機
の副ジャーナル軸受部の要部断面図。
【図5】本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機
の副ジャーナル軸受の要部断面図。
【図6】従来のスクロール圧縮機の縦断面図。
【符号の説明】
1 圧縮機構部 2 主軸 2a 偏心軸 3 電動機 4 主ジャーナル軸受部 5 副ジャーナル軸受部 4a、5a 端面 5b 副ハウジング 6、25 環状溝 7 固定スクロール 8 可動スクロール 10 圧縮室 11 主ジャーナル軸受部材 12 副ジャーナル軸受部材 13 オルダムリング 14 偏心ジャーナル軸受部 15 吸込口 16 吐出口 26 スラスト軸受 31 クラウニング 42 ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 光晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB03 BB42 BB44 CC09 CC17 CC18 3H039 AA03 AA06 AA12 BB02 BB04 BB07 BB28 CC09 CC22 CC33 3J011 KA02 KA04 MA02 MA22 QA02 QA04 SB02 SC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動す
    る主軸と、前記主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸
    を前記電動機の両側で支持する主ジャーナル軸受部と副
    ジャーナル軸受部とを備え、前記副ジャーナル軸受部の
    電動機側の端面に環状溝を形成したことを特徴とするス
    クロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動す
    る主軸と、前記主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸
    を前記電動機の両側で支持する主ジャーナル軸受部と副
    ジャーナル軸受部とを備え、前記副ジャーナル軸受部の
    電動機側の端部軸受面にクラウニングを形成したことを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動す
    る主軸と、前記主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸
    を前記電動機の両側で支持する主ジャーナル軸受部と副
    ジャーナル軸受部とを備え、前記副ジャーナル軸受部を
    構成する副ハウジングの肉厚を電動機側に薄くしたこと
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動す
    る主軸と、前記主軸を回転駆動する電動機と、前記主軸
    を前記電動機の両側で支持する主ジャーナル軸受部と副
    ジャーナル軸受部とを備え、前記副ジャーナル軸受部は
    副ハウジングとその内周に配したブッシュで構成され、
    前記ブッシュが前記副ハウジングから電動機側に軸方向
    に突き出すように形成されていることを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記主ジャーナル軸受部および前記副ジ
    ャーナル軸受部には、鋳鉄材、カーボンブッシュ材、樹
    脂ブッシュ材、裏金付き樹脂複合軸受材、あるいは裏金
    付きメタル軸受材が用いられていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記主軸の表面は、浸硫窒化処理あるい
    はりん酸塩処理を少なくとも含む化成処理を施されたこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のス
    クロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記副ジャーナル軸受部の反電動機側の
    端部に主軸のスラスト軸受を形成したことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のスクロール圧縮
    機。
  8. 【請求項8】 前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、
    炭化水素(HC)冷媒もしくは二酸化炭素(CO2)冷
    媒であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項
    に記載のスクロール圧縮機。
JP2002006978A 2002-01-16 2002-01-16 スクロール圧縮機 Withdrawn JP2003206872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006978A JP2003206872A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006978A JP2003206872A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003206872A true JP2003206872A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27645597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002006978A Withdrawn JP2003206872A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003206872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133329A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 軸受用部材及び圧縮機
JP2010229883A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Mitsubishi Electric Corp スクロール圧縮機
WO2016075768A1 (ja) * 2014-11-12 2016-05-19 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133329A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 軸受用部材及び圧縮機
JP2010229883A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Mitsubishi Electric Corp スクロール圧縮機
WO2016075768A1 (ja) * 2014-11-12 2016-05-19 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機
JPWO2016075768A1 (ja) * 2014-11-12 2017-04-27 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2712914B2 (ja) スクロール圧縮機
KR100749040B1 (ko) 스크롤 압축기
KR880000225B1 (ko) 밀폐형 스크로울 압축기의 축받이 장치
JP2003206873A (ja) スクロール圧縮機
US4473343A (en) Bearing device for scroll-type compressor
WO2014132771A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2001065458A (ja) 圧縮機
WO2021124500A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2005133657A (ja) スクロール圧縮機
JP2002147354A (ja) 圧縮機
JP3737563B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2003206872A (ja) スクロール圧縮機
WO2016075768A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2734408B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH08319959A (ja) スクロール圧縮機
JPH0893672A (ja) 密閉形圧縮機並びにスクロール式圧縮機
JP2002147377A (ja) スクロール圧縮機およびジャーナル軸受部の製造方法
JPH09195956A (ja) スクロール圧縮機
JP2003184774A (ja) 圧縮機
WO2004029461A1 (ja) スクロール圧縮機
JP3252687B2 (ja) スクロール圧縮機
JPS62126203A (ja) スクロ−ル流体機械
EP3705723B1 (en) Scroll compressor
JP3206213B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH10238486A (ja) 密閉型圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050107

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070524