WO2016075768A1 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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英人 中尾
祐司 ▲高▼村
辰也 佐々木
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三菱電機株式会社
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00

Definitions

  • a scroll compressor includes a hermetic container, a fixed scroll and an orbiting scroll provided in the hermetic container, and includes a compression mechanism unit that compresses a refrigerant, and a rotor and a stator that operate the orbiting scroll.
  • An electric motor part provided in the sealed container, one end side is connected to the orbiting scroll, an intermediate part is connected to the rotor, a shaft for transmitting the rotation of the rotor to the orbiting scroll, and the electric motor part.
  • FIG. 6 is an explanatory view of the oil supply groove 22 formed on the surface of the thrust bush 20 on the thrust bearing 11c side.
  • channel 22 is provided in the thrust bush 20 next is demonstrated.
  • channel 22 radially on the lower surface of the thrust bush 20 is shown as an example.
  • FIG. 6 shows an example in which four oil supply grooves 22 are formed.
  • cylindrical part 8b11 may be formed thin like the scroll compressor 100 according to the present embodiment, and the concave part C may be further provided.
  • the recessed part C is not limited to cyclic

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Abstract

 密閉容器と、密閉容器内に設けられた固定スクロール及び揺動スクロールを備え、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、揺動スクロールを動作させる回転子及び固定子を備え、密閉容器内に設けられた電動機部と、一端側が揺動スクロールに接続され、中間部が回転子に接続され、回転子の回転を揺動スクロールに伝達するシャフトと、電動機部に付設され、シャフトを回転自在に支持する主軸受と、シャフトの他端側に設けられ、シャフトを回転自在に支持するすべり軸受で構成された筒状の第2のラジアル軸受を有する副軸受と、内周面に第2のラジアル軸受が配置された筒状部を備え、密閉容器内に設けられたサブフレームと、を備え、筒状部は、シャフトが回転して傾斜したときにシャフトの傾斜方向に追従する弾性を有した形状に形成されているものである。

Description

スクロール圧縮機
 本発明は、スクロール圧縮機に関するものである。
 空気調和装置は、たとえば、室内熱交換器などが搭載された室内機及び圧縮機などが搭載された室外機を有している。この圧縮機には、たとえば、固定スクロール及び揺動スクロールなどを有する圧縮機構部、及び、圧縮機構部を動かす固定子及び回転子などを有する電動機部などを備えたスクロール圧縮機がある。なお、圧縮機構部及び電動機部は、シャフトによって接続されており、電動機部で発生した動力が圧縮機構部に伝達されるようになっている。
 シャフトは、たとえば、電動機部の上側に配置された主軸受と電動機部の下側に配置された副軸受とで回転自在に支持される。シャフトが、電動機部に回転駆動されると、シャフト上方の先端部の偏心軸部に設置される揺動スクロールが公転する。これにより、圧縮機構部内の揺動スクロールと固定スクロールの間に設けられた密閉空間で冷媒が圧縮される。圧縮機構部で冷媒が圧縮されると、シャフトには半径方向のガス荷重が作用し、電動機部の上側に配置された主軸受と電動機部の下側に設けられた副軸受によって、回転するシャフトを支持する。
 スクロール圧縮機においては、シャフトの荷重を支持するのにあたり、軸受(主軸受、副軸受)に玉軸受が採用されることがある(たとえば、特許文献1参照)。玉軸受は、内輪、外輪及び複数の転動球などで構成される分、コストが高いという欠点がある。また、玉軸受は、内輪と転動球とが点で荷重を支持し、また、外輪と転動球とについても点で荷重を支持している。このため、玉軸受は、スクロール圧縮機を長期的に使用していると、内輪、外輪及び転動球が傷つく場合や疲労破壊する場合があり、回転性能が低下しやすい。すなわち、玉軸受は、長期的な信頼性に劣る。そこで、主軸受には従来からすべり軸受を採用するスクロール圧縮機は散見されていたが、副軸受にすべり軸受を採用したスクロール圧縮機が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
 特許文献2に記載のスクロール圧縮機では、すべり軸受である副軸受が、ラジアル荷重とスラスト荷重を個別に支持するラジアル軸受及びスラスト軸受などから構成されている。ラジアル軸受の軸受面は、シャフトの周面との間でラジアル荷重を支え、スラスト軸受の軸受面は、シャフトの下端面との間でスラスト荷重を支える。
特開平04-241786号公報(たとえば、第4頁及び第1図) 特許第4356375号公報(たとえば、第6頁及び第3図)
 一般的に、スクロール圧縮機のシャフトにはラジアル方向に大きな荷重が作用するため、シャフトにたわみが発生する。シャフトにたわみが発生した場合には、ラジアル軸受内においてシャフトとすべり軸受との間の平行度を確保することができないことがある。このような場合には、シャフトが、すべり軸受であるラジアル軸受に対して傾斜しながら回転する。このように、シャフトがラジアル軸受に対して傾斜しながら回転すると、ラジアル荷重を支える油膜が形成されにくくなるため、軸受面が傷付きやすくなる。したがって、スクロール圧縮機の軸受としてすべり軸受を採用すると、信頼性が低減してしまう場合がある。
 なお、スクロール圧縮機の軸受に玉軸受を採用すると、玉及び内輪のクリアランスと、玉及び外輪のクリアランスとによってシャフトの傾斜が吸収されるため、シャフトと軸受との間の平行度を確保しやすい。しかし、玉軸受は、上述のようにコスト面及び長期的な信頼性の面で劣る。
 本発明は、これらの課題を解決するためになされたもので、コストアップを抑制しながら、信頼性を向上させることができるスクロール圧縮機を提供することを目的としている。
 本発明に係るスクロール圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内に設けられた固定スクロール及び揺動スクロールを備え、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、揺動スクロールを動作させる回転子及び固定子を備え、密閉容器内に設けられた電動機部と、一端側が揺動スクロールに接続され、中間部が回転子に接続され、回転子の回転を揺動スクロールに伝達するシャフトと、電動機部に付設され、シャフトを回転自在に支持する主軸受と、シャフトの他端側に設けられ、シャフトを回転自在に支持するすべり軸受で構成された筒状の第2のラジアル軸受を有する副軸受と、内周面に第2のラジアル軸受が配置された筒状部を備え、密閉容器内に設けられたサブフレームと、を備え、筒状部は、シャフトが回転して傾斜したときにシャフトの傾斜方向に追従する弾性を有した形状に形成されているものである。
 本発明に係るスクロール圧縮機によれば、サブフレームの筒状部は、シャフトが回転して傾斜したときにシャフトの傾斜方向に追従するように薄肉形成されているので、回転するシャフトが傾斜しても筒状部がシャフトの傾斜方向に追従するように弾性変形する。このため、サブフレームに収容されているラジアル軸受は、回転しているシャフトによって生じるラジアル荷重を、より広い面積で受けることができる。すなわち、本発明に係るスクロール圧縮機は、シャフトのラジアル荷重を、ラジアル軸受のより広い面積で受けることができる分、ラジアル軸受とシャフトとの摩耗を抑制でき、信頼性を向上させることができる。
 また、本発明に係るスクロール圧縮機によれば、副軸受にすべり軸受を採用しているため、コストアップを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るスクロール圧縮機100の副軸受11部分を拡大して示す模式図である。 副軸受11に供給された潤滑油の流れを説明する図である。 筒状部8b11の弾性変形について模式的に説明する図である。 スラストブッシュ20にシャフト6(縮径部6b)を挿入した状態で、スラストブッシュ20及びシャフト6を水平断面視した図である。 スラストブッシュ20に挿入したシャフト6が傾斜している様子を模式的に示した図である。 スラストブッシュ20のスラスト軸受11c側の面に形成された給油溝22の説明図である。 凹部Cを形成した筒状部8b11についての説明図である。 先細り形状とした筒状部80b1についての説明図である。
 以下、本発明に係るスクロール圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態. 
 図1は、本実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の構成を模式的に示す縦断面図である。図2Aは、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100の副軸受11部分を拡大して示す模式図である。図2Bは、副軸受11に供給された潤滑油の流れを説明する図である。図1、図2A及び図2Bに基づいて、スクロール圧縮機100の構成及び動作などについて説明する。また、スラスト荷重を矢印aで、ラジアル荷重を矢印bで、それぞれ表している。
[構成説明について]
 本実施の形態に係るスクロール圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和機、冷凍装置、給湯器などの冷凍サイクル装置を構成する冷凍機器の1つとして搭載されるものである。
 スクロール圧縮機100は、外郭を構成する密閉容器13を備えている。そして、この密閉容器13内には、冷媒を圧縮する圧縮機構部A、圧縮機構部Aを動かす電動機部Bが備えられている。また、密閉容器13内には、圧縮機構部Aと電動機部Bとを接続するシャフト6、スラスト軸受18などが設けられ、電動機部Bの上側に位置するメインフレーム8a、及び副軸受11などが設けられ、電動機部Bの下側に位置するサブフレーム8bが備えられている。なお、図1に示すように、圧縮機構部Aが密閉容器13の上側に配置され、電動機部Bが密閉容器13の下側に配置されている。
(密閉容器13など)
 密閉容器13は、圧力容器であり、スクロール圧縮機100の外郭をなすものである。密閉容器13は、筒状の胴部13Aと、この胴部の上側の開口部に圧入された上シェル13Bと、胴部13Aの下側の開口部に圧入された下シェル13Cとを備えている。また、密閉容器13には、冷媒を吸入するための冷媒吸入管15と、冷媒を吐出するための冷媒吐出管16とが接続されている。すなわち、密閉容器13の上シェル13Bには、冷媒吐出管16が接続され、密閉容器13の胴部13Aには冷媒吸入管15が接続されている。この密閉容器13の底部は、潤滑油(冷凍)を貯留する油溜め14となっている。
(圧縮機構部A)
 圧縮機構部Aは、固定スクロール1、揺動スクロール2及びオルダム継手12などで構成されているものであり、冷媒を圧縮するものである。固定スクロール1と揺動スクロール2との間には、冷媒を圧縮する圧縮室5が形成されている。電動機部Bにより回転駆動されるシャフト6によって、圧縮室5の容積が縮小していく。圧縮室5の容積が縮小していくと、冷媒が圧縮される。圧縮機構部Aは、冷媒吸入管15から吸入した冷媒を圧縮して、吐出口4及び冷媒吐出管16を介して密閉容器13外部に冷媒を吐出する機能を有している。
 固定スクロール1は、台板と、台板の下面に設けられた渦巻突起と、で構成されている。固定スクロール1は、密閉容器13の側壁内面に固定されているメインフレーム8aの上端部に固定されている。なお、固定スクロール1は、ボルトなどの締結部材で固定するとよい。
 揺動スクロール2も固定スクロール1と同様に、台板と、台板の上面に設けられた渦巻突起と、で構成されている。揺動スクロール2の台板の底面下側の中心近傍には、シャフト6の上端に設けられている偏心軸6Aが連結される偏心穴が形成されている。揺動スクロール2は、固定スクロール1に対して自転運動することなく公転運動する。すなわち、揺動スクロール2は、揺動スクロール2とメインフレーム8aとの間に設けられているオルダム継手12によって、揺動スクロール2の自転運動が阻止され、公転運動する。
 固定スクロール1及び揺動スクロール2は、互いの渦巻突起が互いに噛み合わせるようにして設けられている。そして、互いの渦巻突起の噛み合わせによって、相対的に容積が変化する圧縮室5が形成される。したがって、密閉容器13内に吸入された冷媒は、圧縮室5の外周側に形成された吸入口3から流入し、圧縮室5で圧縮されて、固定スクロール1の中心部に形成された吐出口4から流出される。また、揺動スクロール2の下面側、つまり揺動スクロール2とメインフレーム8aとの間には、スラスト軸受18が設けられている。
(電動機部B)
 電動機部Bは、圧縮機構部Aで冷媒を圧縮させるために、揺動スクロール2を駆動する機能を有する。すなわち、電動機部Bは、揺動スクロール2を動作させる回転子10a及び固定子10bを備え、密閉容器13内に設けられているものである。ここで、回転子10a及び固定子10bなどによって電動機10が構成されている。回転子10aには、シャフト6が接続されており、固定子10bへの通電が開始することにより回転駆動する。固定子10bは、焼きばめなどによって密閉容器13の内周面に固定されている。固定子10bは、回転子10aとの間に予め設定された間隔をあけて、回転子10aを囲むように密閉容器13内に設けられている。
(シャフト6など)
 シャフト6は、一端側が揺動スクロール2に接続され、中間部が回転子10aに接続され、回転子10aの回転を揺動スクロール2に伝達するものである。シャフト6は、電動機部Bの駆動力を圧縮機構部Aに伝達する。このシャフト6の上端には、シャフト6の中心に対して偏心して設けられた偏心軸6Aが設けられている。偏心軸6Aは、揺動スクロール2に設けられた偏心穴内に圧入されている揺動軸受17と摺動自在に連結されている。また、シャフト6の上部であって偏心軸6Aよりも下部の位置には、バランサ6Bが設けられているさらに、シャフト6には、軸方向に伸びるように形成された給油穴7aが形成されている。 
 シャフト6の下端部には、ポンプ7bが設けられている。このポンプ7bは、上端開口がシャフト6の下端部に嵌合されるように設けられており、下端開口が油溜め14の潤滑油中に浸漬されている。このポンプ7bとシャフト6に貫通形成されている給油穴7aとにより給油機構7を構成している。給油機構7は、油溜め14に貯留してある潤滑油をポンプ7bによって吸い上げ、給油穴7aを介して圧縮機構部Aなどに供給する。具体的には、給油機構7は、副軸受11、主軸受19、揺動軸受17及びスラスト軸受18などの各種軸受の他、オルダム継手12の摺動部などに潤滑油を供給する。
 シャフト6は、後述する副軸受11のラジアル軸受11aに回転自在に支持される主軸部6aと、主軸部6aよりも縮径している縮径部6bとを備えている。また、シャフト6の主軸部6aには、縮径部6bとの接続部分に段部6a1が形成されている。主軸部6aには、紙面の上下方向に延びるように給油穴7aが形成されている。また、主軸部6aには、給油穴7aに連通するように形成された給油穴7dが形成されている。給油穴7dは、ラジアル軸受11aの内周面側につながっており、給油穴7dの潤滑油がシャフト6とラジアル軸受11aとの間に供給されるようになっている。
 縮径部6bには、給油穴7aに連通するように形成された給油穴7cが形成されている。給油穴7cは、スラスト軸受11cの内周面側につながっており、給油穴7cの潤滑油がスラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの間に供給されるようになっている。
(ハウジング8)
 密閉容器13内には、メインフレーム8aとサブフレーム8bで構成されるハウジング8が設けられている。なお、メインフレーム8aとサブフレーム8bとの間に、電動機部Bの電動機10が設置される。サブフレーム8b内には、シャフト6の自重による荷重を受けるのに利用されるスラストブッシュ20が収容されている。
 たとえば、メインフレーム8aは、その外周面が、密閉容器13の胴部13Aの内周面に接触するように取り付けられている。メインフレーム8aは、固定スクロール1を固定するとともに、揺動スクロール2を支持する機能を果たす。また、メインフレーム8aには、揺動スクロール2との摩擦を抑制するスラスト軸受18が設けられている。すなわち、メインフレーム8aは、その上端部で固定スクロール1を固定するとともに、スラスト軸受18を介して揺動スクロール2を下方から摺動自在に支持するものである。
 メインフレーム8aは、その上端面に固定スクロール1が固定され、内側に揺動スクロール2が設置されている。また、メインフレーム8aには、シャフト6を貫通させる貫通穴が形成されている。そして、メインフレーム8aの貫通穴には、主軸受19が設けられている。すなわち、メインフレーム8aは、主軸受19を介してシャフト6を回転自在に支持する機能も有しているのである。この主軸受19は、シャフト6を回転自在に支持する。主軸受19は、電動機部Bに付設され、シャフト6を回転自在に支持するすべり軸受で構成された筒状の第1のラジアル軸受を有するものである。
 サブフレーム8bは、密閉容器13の内周面に固定されており、副軸受11を介してシャフト6を回転自在に支持するものである。副軸受11は、シャフト6の下端部側を回転自在に支持する。サブフレーム8bは、ラジアル軸受11aが設けられた上フレーム8b1と、スラスト軸受11cが設けられた下フレーム8b2とを備えている。上フレーム8b1と下フレーム8b2とは、たとえば、ボルトなどで締結されて両者は一体となっている。ここで、ラジアル軸受11aは、第2のラジアル軸受に対応する構成である。
 上フレーム8b1は、内周面にラジアル軸受11aが配置された筒状部8b11と、スラストブッシュ20を収容する収容部Sを有する胴体部8b12と、サブフレーム8bを密閉容器13内に固定するのに利用される脚部8b13とを備えている。筒状部8b11は、胴体部8b12の上部から上側に突出するように形成された円筒状部材であり、シャフト6のラジアル方向の荷重を支持する機能を有している。胴体部8b12には、シャフト6が挿入できるように紙面の上下方向に平行に貫通穴が形成されている。ラジアル軸受11aは、胴体部8b12の貫通穴の形成位置の内周面及び筒状部8b11の内周面に接触するように設けられている。胴体部8b12及び下フレーム8b2には、ボルトなどが締結されて、上フレーム8b1と下フレーム8b2とが固定されている。脚部8b13は、一端側が胴体部8b12の外周に接続され、他端側が密閉容器13の内周面に接触しているものである。胴体部8b12には、脚部8b13が複数接続されている。
 下フレーム8b2は、上フレーム8b1の収容部Sの下側を閉塞するように上フレーム8b1に固定される。下フレーム8b2の中央部には、シャフト6の縮径部6bが挿入される開口部が形成されている。下フレーム8b2の下端面には、ポンプ7bが設けられている。下フレーム8b2の上端面には、スラスト軸受11cが配置される平坦面部8b21が形成されている(図2B参照)。平坦面部8b21は、スラストブッシュ20の下面と平行な平坦面が形成されているものである。そして、スラスト軸受11c上に、スラストブッシュ20が設けられている。下フレーム8b2には、シャフト6の給油穴7a及び給油穴7cを介して収容部Sに供給された潤滑油を、油溜め14に戻す油排出穴21が形成されている。
 ここで、スラストブッシュ20は、サブフレーム8b内に収容され、シャフト6が挿入される環状部材である。スラストブッシュ20は、シャフト6の段部6a1とサブフレーム8bとの間に介在するように設けられている。
 また、メインフレーム8a及び固定子10bには、シャフト6の軸方向に延びるように貫通する返油穴9が形成されている。この返油穴9は、圧縮機構部Aで使用された潤滑油を油溜め14に戻す機能を有している。なお、図1では、返油穴9が密閉容器13の一方の側面に1つだけ形成されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、返油穴9を2つ以上形成してもよい。また、返油穴9は、固定子10bの一部に切欠きを設けて形成するようにしてもよい。
 このように、スクロール圧縮機100は、密閉容器13内の上部に圧縮機構部Aを、下部に電動機部Bを配置し、電動機部Bの駆動力をシャフト6を介して圧縮機構部Aの揺動スクロール2に伝達し、揺動スクロール2を回転駆動する。なお、潤滑油の種類は、特に限定されるものではなく、圧縮機構部Aの潤滑油として使用できるものであればよい。たとえば、PAG(ポリアルキレングレコール)、POE(ポリオールエステル)などを潤滑油として使用するとよい。また、冷媒の種類についても、特に限定されるものではない。 
[動作説明について]
 スクロール圧縮機100の動作について説明する。 
 電動機10の固定子10bに通電がなされると、回転子10aとともにシャフト6が回転する。シャフト6が回転すると、偏心軸6Aに連結されている揺動スクロール2がオルダム継手12により自転を阻止されながら公転運動を行なう。これにより、揺動スクロール2と固定スクロール1のそれぞれの渦巻突起の間に形成された圧縮室5が次第に容積が小さくなっていく。このため、吸入口3から圧縮室5に吸入された冷媒は、次第にその圧力を高め、吐出口4及び冷媒吐出管16を通じて機外に吐出され、冷媒吐出管16に接続されている冷媒配管へ圧送される。
 このようにして密閉容器13内の冷媒が外部へ吐出されるので、密閉容器13内は負圧となり、機外の冷媒配管からの冷媒は冷媒吸入管15を通じて密閉容器13内に吸入される。そして、密閉容器13内に吸入された冷媒は、電動機10を冷却した後、吸入口3から圧縮室5に吸入される。また、油溜め14の潤滑油は、給油機構7のポンプ作用により給油穴7aを通じて上方へ送られて副軸受11、主軸受19、揺動軸受17を潤滑する。揺動軸受17を経由した潤滑油は、スラスト軸受18及びオルダム継手12に供給されて、これら摺動部を潤滑する。また、オルダム継手12に供給された潤滑油は、返油穴9を経て油溜め14に戻される。 
[筒状部8b11の弾性変形について]
 図3は、筒状部8b11の弾性変形について模式的に説明する図である。図3(a)は、筒状部8b11の厚みが厚くて弾性変形をほとんどしていない状態を模式的に示している。図3(b)は、筒状部8b11を薄肉にすることでシャフト6の傾斜に追従して弾性変形している状態を模式的に示している。なお、図3(a)及び図3(b)では、説明の便宜のため、シャフト6の傾斜を極端に表している。また、図3(b)でも、説明の便宜のため、筒状部8b11の弾性変形を極端に表している。
 スクロール圧縮機100が運転するとシャフト6が回転するため、筒状部8b11及び副軸受11には、ラジアル荷重及びスラスト荷重の双方が作用する。すなわち、スクロール圧縮機100における副軸受11には、鉛直下向きにシャフト6の自重がスラスト荷重として負荷されるとともに、シャフト6の回転と同期した変動荷重がラジアル方向に負荷される。そこで、副軸受11は、これらのラジアル荷重とスラスト荷重を同時に支持することができるようにラジアル軸受11a及びスラスト軸受11cを有している。そして、ラジアル軸受11a及びスラスト軸受11cは、すべり軸受で構成されている。
 副軸受11では、スクロール圧縮機100が稼働されることで発生するラジアル荷重を、ラジアル軸受11aで支持する。このラジアル軸受11aの周囲には、筒状部8b11が設けられている。図3(a)及び図3(b)に示すように、圧縮機構部Aで発生するガス荷重が大きくなると、シャフト6がたわんでシャフト6が傾斜するように曲がりが発生する場合がある。ここで、筒状部8b11は、シャフト6が回転して傾斜したときにシャフト6の傾斜方向に追従する弾性を有した形状に形成されている。具体的には、筒状部8b11は、薄肉形成されている、すなわち予め設定された厚みよりも薄くなるように形成されている。このため、シャフト6の傾斜に追従してラジアル軸受11aの筒状部8b11が弾性変形する(図3(b)参照)。図3(a)に示すように、筒状部8b11が予め設定された厚みよりも厚くなっていると、シャフト6の傾斜に追従するように弾性変形をほとんどしない。このため、シャフト6の周面のうちの一方側で、油膜が破断して、ラジアル軸受11aに接触するため、傷つきやすくなってしまう。
[スラストブッシュ20及びシャフト6の組み付けなどについて]
 図4は、スラストブッシュ20にシャフト6(縮径部6b)を挿入した状態で、スラストブッシュ20及びシャフト6を水平断面視した図である。図5は、スラストブッシュ20に挿入したシャフト6が傾斜している様子を模式的に示した図である。
 図4にスラストブッシュ20とシャフト6の組み付け方法を示す。シャフト6の縮径部6bには、たとえば図4に示すようにDカット部6b1が形成されている。すなわち、縮径部6bの水平断面形状は、円形状ではなく、一部の円弧とその円弧の弦とによって囲まれる部分を除去したような形成をしている。また、スラストブッシュ20の開口部の水平断面形状は、円形状ではなく、縮径部6bの水平断面形状に対応する形状を有している。すなわち、スラストブッシュ20には、Dカット部6b1に対向する部分に厚肉部23が形成されている。これにより、シャフト6が回転すると、Dカット部6b1が厚肉部23を押すことになり、スラストブッシュ20も回転する。すなわち、スラストブッシュ20は、シャフト6が回転したときに、空回りせずに、シャフト6と一緒に回転する。
 縮径部6bの外周面とスラストブッシュ20の内周面との間には、シャフト6の傾斜を吸収できるように隙間CLが設けられている(図5参照)。このため、シャフト6が回転したときシャフト6については傾斜するが、スラストブッシュ20についてはシャフト6につられて傾斜してしまうことが抑制されるようになっている。このようにスラストブッシュ20がスラスト軸受11c上で姿勢を維持しやすくなっている分、スラスト軸受11cは、スラストブッシュ20との接触面積が大きくなる。したがって、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの摩擦損失の増大が抑制されるとともに、焼付き及び摩耗を抑制することができる。なお、仮にスラストブッシュ20が傾いてしまうと、その分、スラスト軸受11cとの接触面積が小さくなってしまい、摩擦損失などが増大することになる。
 このように、縮径部6bの外周面とスラストブッシュ20の内周面との間には、シャフト6の傾斜を吸収できるように予め設定された間隔の隙間が形成されている。このため、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの摩擦損失の増大が抑制されるとともに、焼付き及び摩耗を抑制することができる。
 なお、シャフト6の段部6a1は、スラストブッシュ20側に突出するように、曲面状に形成されていてもよい。この段部6a1の曲面は、たとえば、部分球面などで構成することができる。これにより、スラストブッシュ20とともに回転するシャフト6が、傾斜したときに、スラストブッシュ20に対して傾斜しやすくなる。つまり、シャフト6が傾斜しても、スラストブッシュ20がシャフト6に付随して傾斜してしまうことをより回避しやすくなる。したがって、スラストブッシュ20が傾斜しにくい分、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの摩耗を抑制することができる。
 なお、スラストブッシュ20は、その外径が、たとえばラジアル軸受11aの内径よりも大きくなるように構成するとよい。このように、スラストブッシュ20の外径を大きくすると、その分、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの接触面積が広がることになり、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの摩擦を抑制することができる。
[給油経路について]
 先述した図1、図2A及び図2Bを参照して、副軸受11などへのどのように潤滑油が供給されるかについて説明する。シャフト6の下端部に設置されたポンプ7bによって油溜め14の潤滑油がシャフト6内の給油穴7aに供給される。給油穴7aのスラストブッシュ20の下面と同等の高さの位置には、シャフト6の外周につながる給油穴7cと給油穴7dが設けられている。給油穴7cを介してスラストブッシュ20の内周側に供給された潤滑油は、遠心力によって、スラスト軸受11cを通過して、スラストブッシュ20の外周に送られる。
 また、副軸受11のラジアル軸受11aの高さ方向の中央部にも給油穴7aと連結され、給油穴7aに連通する給油穴7dが設けられている。給油穴7aから給油穴7dを通過して、ラジアル軸受11aに送られた潤滑油は、ラジアル軸受11aの上下に分流され、ラジアル軸受11aの上方に流れた潤滑油は、ラジアル軸受11aの上端部から密閉容器13内に排出され、油溜め14に戻される。一方、ラジアル軸受11aの下方に流れた潤滑油は、スラストブッシュ20の外周部を経て、油排出穴21から油溜め14に戻される。
[スラストブッシュ20について]
 図6は、スラストブッシュ20のスラスト軸受11c側の面に形成された給油溝22の説明図である。図6を参照して、次にスラストブッシュ20に給油溝22を設ける場合を説明する。なお、図6では、スラストブッシュ20の下面に、直線状の給油溝22を放射状に形成した態様を一例として示している。図6では、給油溝22を4つ形成した態様を一例として示している。
 スラストブッシュ20の下面のスラスト軸受11cには、スラストブッシュ20の内周側から外周側につながる給油溝22が設けられている。給油穴7aから給油穴7cを経てスラストブッシュ20の内周側に到達した潤滑油は、図6の場合であれば、放射状の給油溝22を流れる。給油溝22を潤滑油が流れることで、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの間に潤滑油が供給される。ここで、スラストブッシュ20は、給油溝22を潤滑油が流れることで動圧効果を得ることができる。つまり、スラストブッシュ20には、給油溝22に潤滑油が流れることで、回転するシャフト6を浮揚させる力が発生する。このため、スラストブッシュ20とスラスト軸受11cとの摩擦を抑制することができ、スクロール圧縮機100の信頼性を向上させることができる。
 スラストブッシュ20の外周側に排出された潤滑油は、油排出穴21から油溜め14に還流される。図6では、給油溝22は、放射状に形成する態様に限定されるものではない。スラストブッシュ20の内周側と外周側とを繋ぐような溝であれば、特に、限定されるものではない。スラストブッシュ20に形成される溝の形状は、たとえば、スパイラルグルーブ、へリングボーンなど他の形状であってもよい。すなわち、スラストブッシュ20は、給油溝22がスパイラルグルーブ状に形成されているものであってもよいし、スラストブッシュ20は、給油溝22がヘリングボーン状に形成されているものであってもよい。また、図6の例では、給油溝22を4つ形成した例を示したが、その数に限定されるものではなく、たとえば単数でもよいし、2つ、3つ、又は5つ以上であってもよい。
[本実施の形態に係るスクロール圧縮機100の有する効果]
 本実施の形態に係るスクロール圧縮機100は、サブフレーム8bの筒状部8b11は、シャフト6が回転して傾斜したときにシャフト6の傾斜方向に追従するように薄肉形成されているので、回転するシャフト6が傾斜しても筒状部8b11がシャフト6の傾斜方向に追従するように弾性変形する。このため、サブフレーム8bに収容されているラジアル軸受11aは、回転しているシャフト6によって生じるラジアル荷重を、より広い面積で受けることができる。すなわち、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100は、シャフト6のラジアル荷重を、ラジアル軸受11aのより広い面積で受けることができる分、ラジアル軸受11aとシャフト6との摩耗を抑制でき、信頼性を向上させることができる。
 また、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100は、副軸受11のラジアル軸受11a及びスラスト軸受11cをすべり軸受で構成している。このように、スクロール圧縮機100は、玉軸受などを採用していない分、コストアップを抑制することができるとともに、玉軸受と比較すると長期的な信頼性を確保することができる。
 なお、副軸受11として球面軸受を採用した場合には、玉軸受と同様に一つの軸受でラジアル荷重とスラスト荷重のいずれも支持することができ、シャフトが傾斜しても球面で吸収できるメリットがある。しかし、玉軸受と同様またはそれを上回る組立精度が要求される。また、副軸受11としてコニカル軸受を採用した場合には、シャフトと軸受が剛体であるとすれば、シャフトが傾斜することで片あたりが発生し、焼付きが発生することが懸念される。また、シャフトの停止時には、シャフトが軸受に沈み込み、起動時にこじりが発生して、焼付きに至る可能性がある。
 本実施の形態に係るスクロール圧縮機100のシャフト6は、下方先端部が副軸受11よりも細い段付き形状に形成(段部6a1が形成)されていてもよい。
 また、スラストブッシュ20は、両面が平行かつ平滑であり、シャフト6に対して回転が拘束されるように厚肉部23が形成されている。そして、スラストブッシュ20は、中央にシャフト6の段付き形状部(段部6a1)がすき間を持って勘合され、電動機部側の平面がシャフト6の段付き形状部からシャフト6の自重を受ける。
 さらに、副軸受11は、スラストブッシュ20の他方の平滑面と、サブフレーム8bに設けられた平滑面との間に設けられ、スラスト荷重を支持するすべり軸受で構成されたスラスト軸受11cを有する。
 このような構成を備えることで、シャフト6に対して回転が拘束されたスラストブッシュ20は、シャフト6に対してすき間を確保しながら配置されることになる。したがって、シャフト6が傾斜してもサブフレーム8bとの間で平行度を確保しながら、動圧効果を発生させるため、シャフト6のスラスト荷重を支持することができる。
[変形例]
 図7Aは、凹部Cを形成した筒状部8b11についての説明図である。図7Aに示すように、筒状部8b11は、薄肉形成することに限定されるものではない。たとえば、筒状部8b11は、その根元側(胴体部8b12側)に環状の凹部Cを形成してもよい。つまり、筒状部8b11は、その根元側の部分が薄肉形成されている。なお、凹部Cは、筒状部8b11の中心軸側に凹むように形成されている。これにより、筒状部8b11は、シャフト6の傾斜に追従するように傾きやすくなり、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100のように筒状部8b11を薄肉形成するとともに、さらに、凹部Cを設けてもよい。また、凹部Cは、環状に限定されるものではなく、たとえば筒状部8b11の周方向に複数形成されたものでもよい。
 図7Bは、先細り形状とした筒状部80b1についての説明図である。筒状部80b1は、シャフト6の他端側から一方側に向かう方向に先細るように形成されている。つまり、筒状部80b1は、電動機部B側に向かうにしたがって先細っており、電動機部B側ほど薄肉形成されている。このような筒状部80b1であっても、シャフト6の傾斜に追従するように傾きやすくなり、本実施の形態に係るスクロール圧縮機100と同様の効果を得ることができる。
 1 固定スクロール、2 揺動スクロール、3 吸入口、4 吐出口、5 圧縮室、6 シャフト、6A 偏心軸、6B バランサ、6a 主軸部、6a1 段部、6b 縮径部、6b1 Dカット部、7 給油機構、7a 給油穴、7b ポンプ、7c 給油穴、7d 給油穴、8 ハウジング、8a メインフレーム、8b サブフレーム、8b1 上フレーム、8b11 筒状部、8b12 胴体部、8b13 脚部、8b2 下フレーム、8b21 平坦面部、9 返油穴、10 電動機、10a 回転子、10b 固定子、11 副軸受、11a ラジアル軸受、11c スラスト軸受、12 オルダム継手、13 密閉容器、13A 胴部、13B 上シェル、13C 下シェル、14 油溜め、15 冷媒吸入管、16 冷媒吐出管、17 揺動軸受、18 スラスト軸受、19 主軸受、20 スラストブッシュ、21 油排出穴、22 給油溝、23 厚肉部、80b1 筒状部、100 スクロール圧縮機、A 圧縮機構部、B 電動機部、C 凹部、CL 隙間、S 収容部。

Claims (14)

  1.  密閉容器と、
     前記密閉容器内に設けられた固定スクロール及び揺動スクロールを備え、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
     前記揺動スクロールを動作させる回転子及び固定子を備え、前記密閉容器内に設けられた電動機部と、
     一端側が前記揺動スクロールに接続され、中間部が前記回転子に接続され、前記回転子の回転を前記揺動スクロールに伝達するシャフトと、
     前記電動機部に付設され、前記シャフトを回転自在に支持する主軸受と、
     前記シャフトの他端側に設けられ、前記シャフトを回転自在に支持するすべり軸受で構成された筒状の第2のラジアル軸受を有する副軸受と、
     内周面に前記第2のラジアル軸受が配置された筒状部を備え、前記密閉容器内に設けられたサブフレームと、
     を備え、
     前記筒状部は、
     前記シャフトが回転して傾斜したときに前記シャフトの傾斜方向に追従する弾性を有した形状に形成されている
     スクロール圧縮機。
  2.  前記筒状部は、
     前記シャフトの他端側から一方側に向かう方向に先細るように形成されている
     請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3.  前記筒状部には、
     中心軸側に凹む環状の凹部が形成されている
     請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4.  前記サブフレーム内に収容され、前記シャフトが挿入される環状のスラストブッシュをさらに備え、
     前記シャフトは、
     一方側よりも他方側の方が径が小さくなるように形成された段部を備え、
     前記サブフレーム内に前記密閉容器内の潤滑油が供給されるように給油通路が形成され、
     前記スラストブッシュは、
     前記シャフトの前記段部と前記サブフレームとの間に介在するように設けられ、
     前記サブフレームは、
     前記スラストブッシュが設置され、前記シャフトの軸方向に直交する平坦面が形成された平坦面部を備えた
     請求項1~3のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  5.  前記副軸受は、
     前記平坦面部上に設けられ、前記スラストブッシュを介して前記シャフトを回転自在に支持するすべり軸受で構成されたスラスト軸受を有する
     請求項4に記載のスクロール圧縮機。
  6.  前記スラストブッシュは、
     その外径が、前記第2のラジアル軸受の内径よりも大きい
     請求項4又は5に記載のスクロール圧縮機。
  7.  前記シャフトの前記段部は、
     前記スラストブッシュ側に突出するように、曲面状に形成されている
     請求項4~6のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  8.  前記スラストブッシュは、
     前記シャフトが挿入された状態において前記シャフトの外周面との間に予め設定された間隔の隙間が形成されている
     請求項4~7のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  9.  前記スラストブッシュは、
     前記サブフレーム側の面に、前記シャフトの前記給油通路を流れてきた前記潤滑油が流れる給油溝が形成され、
     前記給油溝は、
     内周側から外周側に連通するように形成されている
     請求項4~8のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  10.  前記スラストブッシュには、
     前記給油溝がスパイラルグルーブ状に形成されている
     請求項9に記載のスクロール圧縮機。
  11.  前記スラストブッシュには、
     前記給油溝がヘリングボーン状に形成されている
     請求項9に記載のスクロール圧縮機。
  12.  前記スラストブッシュには、
     前記給油溝が直線状に複数形成されている
     請求項9に記載のスクロール圧縮機。
  13.  前記主軸受は、
     すべり軸受で構成された筒状の第1のラジアル軸受を有する
     請求項1~12のいずれか一項に記載のスクロール圧縮機。
  14.  前記サブフレーム内に収容され、前記シャフトが挿入される環状のスラストブッシュをさらに備え、
     前記シャフトは、
     下方先端部が前記副軸受よりも細い段付き形状に形成され、
     前記スラストブッシュは、
     両面が平行かつ平滑であり、
     前記シャフトに対して回転が拘束されるように構成され、
     中央に前記シャフトの段付き形状部がすき間を持って勘合され、
     前記電動機部側の平面が前記シャフトの段付き形状部から前記シャフトの自重を受け、
     前記副軸受は、
     前記スラストブッシュの他方の平滑面と、前記サブフレームに設けられた平滑面との間に設けられ、スラスト荷重を支持するすべり軸受で構成されたスラスト軸受を有する
     請求項2又は3に記載のスクロール圧縮機。
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