JP6184648B1 - 軸受ユニット及び圧縮機 - Google Patents

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Abstract

軸受ユニットは、一部に円周方向外側に突出したフランジを有するすべり軸受と、内輪、外輪、及び前記内輪と前記外輪との間に配置された転動体を有し、前記内輪に前記すべり軸受が固定された転がり軸受と、前記転がり軸受の前記外輪が固定されたハウジングと、を備え、前記すべり軸受が前記ハウジングに対して傾斜した際、前記円周方向外側に突出したフランジが前記ハウジングと接触するものである。

Description

本発明は、回転軸を回転自在に支持する軸受を備えた軸受ユニット、及び該軸受ユニットを備えた圧縮機に関するものである。
回転機械には、回転軸等の回転体に作用する荷重を支持する軸受が設けられている。軸受には、転がり軸受とすべり軸受の2種類がある。すべり軸受は、回転軸と軸受との間に油膜を形成し、くさびの効果により油膜圧力を発生させて軸受荷重を支持する構造である。一般的に、油膜圧力は回転数が高い場合に発生しやすい。また、油膜圧力が発生すると、回転軸と軸受とが油膜で分離されて接触を回避できるため、回転軸と軸受の摩耗及び焼付きは発生しない。一方、回転数が小さい場合には、油膜圧力が発生しにくくなり、油膜厚さが薄くなる。このため、回転軸と軸受の接触による摩耗又は焼付きの発生が懸念される。
また、転がり軸受は、外輪と内輪との間に配された転動体が転がることで、一般的にすべり軸受よりも低摩擦である。しかしながら、転がり軸受は有限寿命である。このため、寿命を超えた転がり軸受は、外輪、内輪又は転動体の表面に剥離が発生し、軸受としての機能を果たせなくなる。転がり軸受の寿命は回転回数により規定されるため、回転数が高いほど寿命までの時間は短くなる。
そこで、従来の圧縮機には、冷媒を圧縮する圧縮機構に駆動力を伝える駆動軸(回転軸)を軸受で支持する際、すべり軸受及び転がり軸受の特性を考慮してこれらの軸受を好適な箇所に配置することにより、圧縮機の長寿命化を目指したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−280682号公報
空気調和機に搭載される圧縮機は、空調対象となる空間(部屋)の最大空調負荷に合わせて選定されることが多い。しかしながら、実際の運転時(実運転時)においては、暖房運転時には建物の高断熱化による効果や、空調対象の空間に設置されている電気機器からの発熱等により、低負荷領域での運転が多くなる。また、冷房運転の場合、低外気温時には低能力での運転が必要になってくる。
このため、空気調和機に使用される圧縮機は、低速回転域での運転頻度が増すことになる。空調機器メーカは圧縮機の圧縮容積を小さくして、低速から従来機と同等の最大負荷に相当する超高速まで運転できるワイドレンジ駆動とし、実運転時において高効率で運転できる圧縮機開発に取り組んでいる。更に、圧縮機開発においては、低負荷領域での効率をより高めるため、従来の圧縮機における最低回転数(例えば15Hz)よりも低い超低速回転を実現すると共に、低速回転時における軸受等の摺動部での摩擦損失の低減を図る取り組みも為されている。
しかしながら、すべり軸受を用いた従来の圧縮機では、低速で回転すると、軸受隙間内での動圧発生効果が小さくなり、これに伴い油膜厚さが薄くなって混合潤滑領域に移行し易い。このため、軸受における摩擦係数が上昇し、摩擦損失を低減できないという課題があった。また、軸受摺動部材における耐焼き付き性、耐摩耗性の向上を図る必要もあった。また、圧縮機に転がり軸受を使用した場合には、超高速回転を続けることで転がり軸受の寿命が圧縮機の製品寿命を満足しないという課題があった。
すなわち、特許文献1に記載された圧縮機は、各部に最適な軸受を配置しているが、低速から高速まで回転範囲を拡大した場合には上記の課題を解決できない。つまり、特許文献1に記載された圧縮機は、低速回転ではすべり軸受の焼付き及び異常摩耗を抑制できず、高速回転では転がり軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保できないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動の圧縮機において、軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保することのできる軸受ユニットを得ることを第1の目的とする。また、該軸受ユニットを備え、低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動が可能な圧縮機を得ることを第2の目的とする。
本発明に係る軸受ユニットは、一部に円周方向外側に突出したフランジを有するすべり軸受と、内輪、外輪、及び前記内輪と前記外輪との間に配置された転動体を有し、前記内輪に前記すべり軸受が固定された転がり軸受と、前記転がり軸受の前記外輪が固定されたハウジングと、を備え、記円周方向外側に突出したフランジは、前記すべり軸受が前記ハウジングに対して傾斜した際、前記ハウジングと接触し、前記ハウジングは、前記円周方向外側に突出したフランジと接触する位置に、弾性体を有するものである。
また、本発明に係る圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構と、電動機と、前記電動機と前記圧縮機構を接続し、前記電動機の駆動力を前記圧縮機構に伝達する駆動軸と、前記圧縮機構、前記電動機及び前記駆動軸を収納しており、潤滑油が貯留される油溜めが形成された密閉容器と、を備えた圧縮機であって、本発明に係る軸受ユニットを有し、前記駆動軸は、前記軸受ユニットの前記すべり軸受で回転自在に支持される構成であり、前記駆動軸は、前記油溜めから該駆動軸と前記すべり軸受との間に至る給油通路を有するものである。
本発明に係る軸受ユニットにおいては、低速回転時には、駆動軸とすべり軸受との間に供給される油量が少ないため、すべり軸受と駆動軸との間に油膜圧力が発生しない。このため、すべり軸受と駆動軸とが接触して相対運動せず、駆動軸は、転がり軸受で回転自在に支持されることとなり、すべり軸受の焼付き及び摩耗を抑制できる。また、本発明に係る軸受ユニットにおいては、高速回転時には駆動軸とすべり軸受との間に供給される油量が増加し、すべり速度も増加するため、すべり軸受と駆動軸との間に油膜が形成される。そして、駆動軸は、流体潤滑ですべり軸受内を摺動できるようになる。また、圧縮機では、高速回転において駆動軸の傾斜が増加する。そして、すべり軸受は駆動軸の傾斜に沿うように傾くため、高速回転時には円周方向外側に突出したフランジとハウジングとが接触し、転がり軸受の回転を停止させることができる。
したがって、本発明に係る軸受ユニットを圧縮機に用いることにより、低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動を行う圧縮機においても、軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保することができる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の構成を模式的に示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の副軸受に用いられている軸受ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機における駆動軸のたわみを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る軸受ユニットの寸法関係の一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機における、駆動軸回転数と軸受ユニットのすべり軸受及び転がり軸受の回転数との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の構成を模式的に示す縦断面図である。また、図2は、このスクロール圧縮機の副軸受に用いられている軸受ユニットを示す縦断面図である。
なお、図1では、各構成を指し示す引き出し線を見やすくするため、ハッチングを省略している。
本実施の形態1に係るスクロール圧縮機100は、圧縮機構101、電動機10、駆動軸6、及びこれらを収納する密閉容器13等を備える。
圧縮機構101は、冷媒を圧縮する機構であり、固定スクロール1及び揺動スクロール2を備える。固定スクロール1は、台板と、該台板の下面に設けられた渦巻歯とを有する。揺動スクロール2は、台板と、該台板の上面に設けられた渦巻歯とを有する。また、揺動スクロール2の台板には、渦巻歯が形成された面の反対面に、後述する駆動軸6の偏心軸部6bが挿入されるボス部2aが設けられている。固定スクロール1の渦巻歯と揺動スクロール2の渦巻歯とが互いに組み合わされることにより、両渦巻歯間に圧縮室5が形成されている。なお、圧縮室5に冷媒を吸入するための吸入口3は、圧縮室5の外周側に形成されている。圧縮室5で圧縮された冷媒を吐出する吐出口4は、固定スクロール1の中心部に形成されている。圧縮機構101は、密閉容器13内の上部に配置されている。
電動機10は、密閉容器13内において、上部ハウジング8aと下部ハウジング8bとの間に配置されている。この電動機10は、ロータ10a及びステータ10bを備える。ステータ10bは、中空の略円筒形状をしており、密閉容器13に固定されている。ロータ10aは、中空の略円筒形状をしており、所定のギャップを介してステータ10bの内周側に配置されている。
駆動軸6は、電動機10と圧縮機構101とを接続し、電動機10の駆動力を圧縮機構101に伝達するものである。駆動軸6は、主軸部6a及び偏心軸部6bを備える。主軸部6aは、電動機10のロータ10aに固定されており、ロータ10aと共に回転するものである。この主軸部6aは、上部が上部ハウジング8aに設けられた主軸受19によって回転自在に支持されており、下部が下部ハウジング8bに設けられた副軸受11によって回転自在に支持されている。偏心軸部6bは、主軸部6aの上端部に設けられている。偏心軸部6bの中心軸は、主軸部6aの中心軸(回転軸)に対して偏心している。この偏心軸部6bは、揺動スクロール2のボス部2aに圧入された揺動軸受17に、回転自在に挿入されている。また、駆動軸6には、主軸部6aの上部に、バランサ6cが設けられている。
上部ハウジング8aは、密閉容器13の側壁内面に固定されており、駆動軸6の主軸部6aを回転自在に支持する主軸受19が設けられている。この上部ハウジング8aの上部には、固定スクロール1が固定されている。また、上部ハウジング8aの上部にはスラスト軸受18が設けられている。スラスト軸受18は、揺動スクロール2を下方から摺動自在に支持するものである。また、上部ハウジング8aの上部には、揺動スクロール2の自転を阻止するオルダム継手12も設けられている。
下部ハウジング8bは、密閉容器13の側壁内面に固定されており、駆動軸6の主軸部6aを回転自在に支持する副軸受11が設けられている。図1及び図2に示すように、本実施の形態1に係るスクロール圧縮機100においては、副軸受11として軸受ユニット20が用いられている。この軸受ユニット20は、すべり軸受21、転がり軸受22、及びハウジング23を備える。
すべり軸受21は、中空の略円筒形状をしており、内周側において駆動軸6の主軸部6aを回転自在に支持するものである。このすべり軸受21は、その一部に、円周方向外側に突出したフランジ21aを有している。円周方向外側に突出したフランジ21aは、換言すると、すべり軸受21の外周面から半径方向に外側へ向かって突出したフランジと言うこともできる。円周方向外側に突出したフランジ21aは、例えばすべり軸受21の上端部に形成されている。また、すべり軸受21には、内周側から外周側にかけて貫通する給油孔21bが形成されている。給油孔21bは、後述の給油機構によってすべり軸受21と主軸部6aとの間に供給された潤滑油を、すべり軸受21の外周側に設けられた転がり軸受22側へ供給するものである。なお、本実施の形態1では、上下方向に沿って2つの転がり軸受22が配置されている。このため、これらの転がり軸受22に潤滑油が流れ込むように、給油孔21bは、すべり軸受21の軸心方向(つまり主軸部6aの軸心方向)の略中央位置に形成されている。
転がり軸受22は、内輪22a、外輪22b、及び、内輪22aと外輪22bとの間に配置された例えば球状の転動体22cを有している。内輪22aの内周側には、すべり軸受21が例えばしまりばめで圧入されている。つまり、内輪22aにすべり軸受21が固定されている。このため、内輪22aとすべり軸受21とは一体で動く。また、外輪22bは、ハウジング23の凹部23aに、例えばしまりばめで圧入されている。つまり、外輪22bは、ハウジング23の凹部23aに固定されている。このため、外輪22bとハウジング23とは一体となっている。換言すると、ハウジング23は、下部ハウジング8bに固定されており、動かない。このため、ハウジング23に固定されている外輪22bも、ハウジング23内において回転しない構成となっている。
図2に示すように、主軸部6aが静止した状態においては、すべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aの外周面とハウジング23(より詳しくは凹部23aの内周面)との間には、一定の隙間δが形成されている。
上述の各構成を収納する密閉容器13は、例えば側壁に、スクロール圧縮機100に冷媒を吸入するための冷媒吸入管15が設けられている。また、密閉容器13は、例えば上部に、スクロール圧縮機100で圧縮された冷媒を外部に吐出するための冷媒吐出管16が設けられている。なお、本実施の形態1に係るスクロール圧縮機100は、冷媒吸入管15から吸入した冷媒を密閉容器13内に一旦貯留した後、該冷媒を圧縮機構101で圧縮して直接吐出する構成となっている。このため、冷媒吸入管15は、密閉容器13の内部空間と連通するように、密閉容器13に接続されている。また、冷媒吐出管16は、圧縮機構101の吐出口4に接続されている。
また、密閉容器13の底部には、軸受等の摺動部を潤滑する潤滑油を貯留する油溜め14が形成されている。この油溜め14に貯留されている潤滑油は、給油機構7により、揺動軸受17、主軸受19及び軸受ユニット20のすべり軸受21に供給される。給油機構7は、駆動軸6の主軸部6aの下端部に取り付けられた例えば容積型のポンプ7bと、駆動軸6に設けられた給油通路とを備える。つまり、駆動軸6と共に油溜め14の潤滑油中に浸漬されているポンプ7bも回転することにより、油溜め14に貯留された潤滑油を該ポンプ7bがくみ上げ、揺動軸受17、主軸受19及び軸受ユニット20のすべり軸受21に潤滑油を供給する構成となっている。
給油通路は、図2に示すように、給油孔7a及び給油孔7cで形成されている。給油孔7aは、主軸部6aの軸心方向に貫通形成された貫通孔である。給油孔7cは、一方の端部が給油孔7aに開口し、他方の端部が駆動軸6と各軸受との間に開口する貫通孔である。例えば、給油孔7cは、揺動軸受17、主軸受19及び軸受ユニット20のすべり軸受21の軸方向と直交するように形成されている。なお、図2では、給油孔7cの一例として、駆動軸6と軸受ユニット20のすべり軸受21との間に開口する給油孔7cを示している。ここで、駆動軸6と軸受ユニット20のすべり軸受21との間に開口する給油孔7cと、給油孔7aが、本発明の「油溜めから駆動軸とすべり軸受との間に至る給油通路」に相当する。
このように構成されたスクロール圧縮機100は、冷凍サイクル回路の構成の1つとして、次のように動作する。
電動機10のロータ10aと共に駆動軸6が回転すると、揺動スクロール2はオルダム継手12により自転を阻止されながら公転運動を行う。これにより、揺動スクロール2及び固定スクロール1のそれぞれの渦巻歯の組合せにより形成された圧縮室5が、次第に容積を減じながら中心側に移動する。このため、吸入口3から圧縮室5に吸入された冷媒は、次第にその圧力を高め、吐出口4及び冷媒吐出管16を通じて冷凍サイクル回路の凝縮器へ送り出される。
このようにして密閉容器13内の冷媒が外部へ吐出されるので、密閉容器13内は負圧となる。このため、密閉容器13の外部から冷媒吸入管15を通じて密閉容器13内に冷媒が吸入される。そして、この冷媒は、電動機10を冷却した後、吸入口3から圧縮室5に吸入される。
また、駆動軸6が回転することにより、油溜め14の潤滑油は、給油機構7のポンプ7bにより、給油孔7aにくみ上げられる。そして、給油孔7aにくみ上げられた潤滑油は、給油孔7cから、揺動軸受17、主軸受19及び軸受ユニット20のすべり軸受21と、駆動軸6との間に供給される。揺動軸受17と駆動軸6の偏心軸部6bとの間に供給された潤滑油は、この間を潤滑した後、スラスト軸受18及びオルダム継手12に供給されて、これら摺動部を潤滑する。また、オルダム継手12に供給された潤滑油は返油孔9を経て油溜め14に戻される。
上述のようなスクロール圧縮機100の運転中、副軸受11として用いられている軸受ユニット20は、駆動軸6の回転数に応じて、つまり電動機10の回転数に応じて、次のような動作となる。
まず、駆動軸6が低速回転(例えば、概ね15rps未満)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。駆動軸6が回転することにより、油溜め14の潤滑油は、給油機構7のポンプ7bにより、給油孔7aにくみ上げられる。そして、給油孔7aにくみ上げられた潤滑油は、給油孔7cから、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される。
供給される潤滑油の量は、駆動軸6つまり主軸部6aの回転数に比例して増加する。このため、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)には、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される油量が少なく、主軸部6aとすべり軸受21との間に油膜が形成されない。したがって、主軸部6a及びすべり軸受21の両者が固体接触して摩擦係数が高くなり、主軸部6a及びすべり軸受21は相対運動せずに一体となって回転する。つまり、主軸部6aの回転を支持するのは転がり軸受22となる。なお、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油は、下方へ流れ、すべり軸受21の下端側から排出される。また、本実施の形態1では、すべり軸受21に給油孔21bを形成しているので、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油を、給油孔21bを介して転がり軸受22へ供給することもできる。
ここで、一般的なスクロール圧縮機も同様であるが、本実施の形態1に係るスクロール圧縮機100は、駆動軸6の回転数の増加に伴って揺動スクロール2で発生する遠心力が大きくなるため、偏心軸部6bに作用する荷重が増大する。この偏心軸部6bに作用する荷重は主軸受19と副軸受11である軸受ユニット20で支持される。つまり、駆動軸6は、上述の荷重によって以下のようにたわむこととなる。
図3は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機における駆動軸のたわみを説明するための説明図である。なお、図3(a)は、駆動軸6に作用する力の位置及び方向を示している。また、図3(b)は、駆動軸6のたわみ方を表している。
図3に示すように、駆動軸6の偏心軸部6bには、偏心軸部6bの偏心方向に、揺動スクロール2で発生する遠心力Aが作用する。この遠心力Aは、上述のように、主軸受19と副軸受11である軸受ユニット20で支持される。このため、主軸部6aにおける主軸受19で支持されている箇所には、遠心力Aとは反対方向の反力Bが作用する。また、主軸部6aにおける軸受ユニット20で支持されている箇所には、反力Bとは反対方向の反力Cが作用する。したがって、駆動軸6は、図3(b)のようにたわむこととなる。なお、駆動軸6のたわみ量は、上記遠心力Aに比例する。このため、駆動軸6の低回転時には、駆動軸6にたわみがほとんど発生せず、図3に示す中心軸(一点鎖線)に対してほぼ平行に駆動軸6は回転する。
次に、駆動軸6が高速回転(例えば、概ね15rps以上)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。
駆動軸6の回転数が高速になると、ポンプ7bから供給される潤滑油の量が増加する。このため、給油孔7cから主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油に油膜圧力が発生し、主軸部6aはすべり軸受21内を流体潤滑で摺動できるようになる。また、揺動スクロール2の遠心力が増大して駆動軸6がたわむため、軸受ユニット20内において主軸部6aが傾斜する。
ここで、転がり軸受22は、内輪22aと転動体22cとの間、及び転動体22cと外輪22bとの間のそれぞれに一定の隙間が設けられるよう設計されており、その隙間分だけ機械的遊びがある。このため、転がり軸受22の内輪22aに圧入されたすべり軸受21は、転がり軸受22のこの機械的遊びの範囲内で図4の紙面直交方向の軸まわりに回転可能であり、主軸部6aに沿って傾斜する。したがって、傾斜したすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aの外周面がハウジング23に接触するように、円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23との間の隙間δ(図2に示す)を設計する。これにより、駆動軸6の高速回転時にすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触し、この接触時の摩擦力によってすべり軸受21の回転が阻害される。したがって、ハウジング23とすべり軸受21とは転がり軸受22を介して一体となり相対運動できなくなる。このため、主軸部6aは、すべり軸受21と相対運動するようになる。この機構により、駆動軸6の高速回転時には転がり軸受22は停止するため、転がり軸受22の寿命までの時間を長期化することができる。また、駆動軸6の高速回転時にはすべり軸受21と主軸部6aとの間に油膜が形成されるため、主軸部6aの外周面とすべり軸受21の内周面との摩耗を抑制することもできる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る軸受ユニットの寸法関係の一例を示す縦断面図である。
本実施の形態1に係る軸受ユニット20は、駆動軸6つまり主軸部6aの静止時、図5のような寸法関係となっている。すなわち、主軸部6aの中心軸(回転中心)からすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aの外周面までの距離を、40mmとしている。主軸部6aの外周面とすべり軸受21の内周面との間に、0.030mmの隙間を設けている。内輪22aと転動体22cとの間、及び転動体22cと外輪22bとの間のそれぞれに、0.012mmの隙間を設けている。この場合、すべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aの外周面とハウジング23(より詳しくは凹部23aの内周面)との間の隙間を概ね0.026mm以上とすることにより、駆動軸6の低速回転時にはすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触せず、駆動軸6の高速回転時にすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触する軸受ユニット20が得られた。
図6は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機における、駆動軸回転数と軸受ユニットのすべり軸受及び転がり軸受の回転数との関係を示す図である。図6の横軸は駆動軸6の回転数を示し、縦軸は軸受回転数を示す。ここで、軸受回転数は、転がり軸受22の回転数とすべり軸受21の回転数との和であり、駆動軸6の回転数と等しい。低速回転では軸受回転数のうちすべり軸受21の回転数がほぼゼロとなる。高速回転では軸受回転数のうち転がり軸受22の回転数がゼロとなる。回転数領域Zについては後述する。
上述のように軸受ユニット20が構成されているので、すべり軸受21において油膜を形成できない駆動軸6の低速回転時、転がり軸受22主体で、主軸部6aの回転を支持することができている。このため、すべり軸受21の内周面と主軸部6aの外周面で固体接触して摩耗が進行することを抑制することができる。また、駆動軸6の高速回転時、すべり軸受21主体で、主軸部6aの回転を支持することができている。このため、駆動軸6の高速回転時に懸念される転がり軸受22の寿命低下を抑制することができる。
以上、本実施の形態1に係る軸受ユニット20を備えたスクロール圧縮機100においては、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)には主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される油量が少ないため、すべり軸受21と主軸部6aとの間に油膜圧力が発生しない。このため、すべり軸受21と主軸部6aとが接触して相対運動せず、主軸部6aは、転がり軸受22で回転自在に支持されることとなり、すべり軸受21の焼付き及び摩耗を抑制できる。また、本実施の形態1に係る軸受ユニット20を備えたスクロール圧縮機100においては、高速回転時(駆動軸6の高速回転時)には主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される油量が増加し、すべり速度も増加するため、すべり軸受21と主軸部6aとの間に油膜が形成される。そして、主軸部6aは、流体潤滑ですべり軸受21内を摺動できるようになる。また、スクロール圧縮機100では、高速回転において主軸部6aの傾斜が増加する。そして、すべり軸受21は主軸部6aの傾斜に沿うように傾くため、高速回転時にはすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触し、転がり軸受22の回転を停止させることができる。したがって、本実施の形態1に係る軸受ユニット20をスクロール圧縮機100に用いることにより、該スクロール圧縮機100を低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動の圧縮機としても、軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保することができる。
なお、本実施の形態1では円周方向外側に突出したフランジ21aをすべり軸受21の上端部に設けたが、駆動軸6の高速回転時に円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触する構成を実現できれば、円周方向外側に突出したフランジ21aの位置は限定されない。例えば、すべり軸受21の下端部に円周方向外側に突出したフランジ21aを形成してもよい。
また、本実施の形態1では転がり軸受22を2つ配置したが、転がり軸受22の数も本発明を限定するものではない。転がり軸受22に作用する荷重を支持できれば、転がり軸受22を1つのみ配置しても勿論よい。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。
以下、図7を用いて、本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100について説明する。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100の駆動軸6は、主軸部6aに軸受ユニット20のすべり軸受21の一端と対向する円周状の突出部6eを有している。円周状の突出部6eは、換言すると、主軸部6aの外周面から半径方向に外側へ向かって突出した突出部と言うこともできる。また、駆動軸6が回転していない静止状態では、円周状の突出部6eは、すべり軸受21に接触している。図7では、主軸部6aは、すべり軸受21の上端部と対向する位置に、円周状の突出部6eを有している。そして、駆動軸6の静止状態において、駆動軸6の自重は、円周状の突出部6e、すべり軸受21及び転がり軸受22を介して、ハウジング23に支持されている。
また、本実施の形態2では、主軸部6aにおけるすべり軸受21と対向する範囲の外周面に、給油孔7cから主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油を円周状の突出部6eの方へ導く動圧溝6dが少なくとも1本形成されている。動圧溝6dは、下端部(円周状の突出部6eと反対側の端部)から上端部(円周状の突出部6e側の端部)に向かって、駆動軸6の回転方向(図7に示す円弧状の矢印方向)とは反対方向に傾斜している。
ここで、動圧溝6dが、本発明の溝に相当する。
本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100の場合、以下のような動作となる。
まず、駆動軸6が低速回転(例えば、概ね15rps未満)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。駆動軸6が回転することにより、油溜め14の潤滑油は、給油機構7のポンプ7bにより、給油孔7aにくみ上げられる。そして、給油孔7aにくみ上げられた潤滑油は、給油孔7cから、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される。
供給される潤滑油の量は、駆動軸6つまり主軸部6aの回転数に比例して増加する。このため、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)には、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される油量が少なく、主軸部6aとすべり軸受21との間に油膜が形成されない。したがって、主軸部6a及びすべり軸受21の両者が固体接触して摩擦係数が高くなり、主軸部6a及びすべり軸受21は相対運動せずに一体となって回転する。つまり、主軸部6aの回転を支持するのは転がり軸受22となる。このため、すべり軸受21において油膜を形成できない低速回転時、すべり軸受21の内周面と主軸部6aの外周面で固体接触して摩耗が進行することを抑制することができる。
ここで、本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100は、主軸部6aに上述の円周状の突出部6eを有している。主軸部6aとすべり軸受21との間に供給される油量が少ない低速回転時、この円周状の突出部6eは、すべり軸受21と接触したままとなる。このため、低速回転時、円周状の突出部6eとすべり軸受21との間に発生する摩擦力により、主軸部6a及びすべり軸受21が相対運動することをより防止できる。このため、本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100は、低速回転時、すべり軸受21の内周面と主軸部6aの外周面で固体接触して摩耗が進行することをより抑制することができる。
なお、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油は、下方へ流れ、すべり軸受21の下端側から排出される。また、本実施の形態2では、すべり軸受21に給油孔21bを形成しているので、主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油を、給油孔21bを介して転がり軸受22へ供給することもできる。
次に、駆動軸6が高速回転(例えば、概ね15rps以上)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。
駆動軸6の回転数が高速になると、ポンプ7bから供給される潤滑油の量が増加する。このため、給油孔7cから主軸部6aとすべり軸受21との間に供給された潤滑油は、上方にも流れ、円周状の突出部6e近傍で油膜圧力が発生する。これにより、円周状の突出部6eがすべり軸受21から浮上し、主軸部6aの円周状の突出部6eとすべり軸受21の上端部との間に隙間ができて、当該隙間から潤滑油は遠心力により円周状の突出部6eの半径方向外側に排出される。また、実施の形態1と同様に、主軸部6aとすべり軸受21との間においても油膜圧力が発生し、主軸部6aはすべり軸受21内を流体潤滑で摺動できるようになる。
また、揺動スクロール2の遠心力が増大して駆動軸6がたわむため、軸受ユニット20内において主軸部6aが傾斜する。このため、駆動軸6の高速回転時にすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触し、この接触時の摩擦力によってすべり軸受21の回転が阻害される。したがって、ハウジング23とすべり軸受21とは転がり軸受22を介して一体となり相対運動できなくなる。したがって、主軸部6aは、すべり軸受21と相対運動するようになる。この機構により、駆動軸6の高速回転時には転がり軸受22は停止するため、転がり軸受22の寿命までの時間を長期化することができる。また、駆動軸6の高速回転時にはすべり軸受21と主軸部6aとの間に油膜が形成されるため、主軸部6aの外周面とすべり軸受21の内周面との摩耗を抑制することもできる。
ここで、本実施の形態2では、主軸部6aにおけるすべり軸受21と対向する範囲の外周面に、下端部から上端部に向かって駆動軸6の回転方向とは反対方向に傾斜している動圧溝6dが形成されている。動圧溝6dは主軸部6aの回転に対して抵抗成分であるため、主軸部6aが回転することで、動圧溝6d内に上部へ潤滑油が流れようとするポンプ効果が得られる。このため、動圧溝6dを形成することにより、円周状の突出部6e側へ潤滑油を集中的に供給することができ、円周状の突出部6eをすべり軸受21からより浮上しやすくすることができる。したがって、円周状の突出部6eを設けても、転がり軸受22による主軸部6aの回転支持からすべり軸受21による主軸部6aの回転支持への移行を速やかに行うことができる。
以上、本実施の形態2に係る軸受ユニット20を備えたスクロール圧縮機100においても、実施の形態1と同様に、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)には転がり軸受22によって主軸部6aの回転を支持することができ、高速回転時(駆動軸6の高速回転時)にはすべり軸受21によって主軸部6aの回転を支持することができる。したがって、本実施の形態2に係る軸受ユニット20をスクロール圧縮機100に用いても、実施の形態1と同様に、該スクロール圧縮機100を低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動の圧縮機としても、軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保することができる。
また、本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100は、駆動軸6の主軸部6aに上述の円周状の突出部6eを有しているので、低速回転時、すべり軸受21の内周面と主軸部6aの外周面で固体接触して摩耗が進行することをより抑制することができる。また、本実施の形態2に係るスクロール圧縮機100は、主軸部6aにおけるすべり軸受21と対向する範囲の外周面に上述の動圧溝6dが形成されているので、円周状の突出部6eを設けても、転がり軸受22による主軸部6aの回転支持からすべり軸受21による主軸部6aの回転支持への移行を速やかに行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態1又は実施の形態2で示した軸受ユニット20に、次のような弾性体24を設けてもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。また、本実施の形態3では、実施の形態2で示した軸受ユニット20に弾性体24を設けた例を説明する。
図9は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。この図9は、駆動軸6が高速回転している状態を示している。
本実施の形態3に係る軸受ユニット20のハウジング23は、すべり軸受21が傾斜したときに円周方向外側に突出したフランジ21aと接触する位置に、弾性体24を有している。上述のように、軸受ユニット20内では、駆動軸6の回転数の増加に伴って、主軸部6aの傾斜が大きくなる。このため、実施の形態1又は実施の形態2で示した軸受ユニット20では、駆動軸6の回転数がすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触しはじめるときの回転数よりも高い回転数領域Z(図6に示す)において、すべり軸受21と主軸部6aとが平行でなくなる場合がある。詳しくは、回転数領域Zにおいては、すべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとハウジング23とが接触するため、ハウジング23に対するすべり軸受21の傾斜は一定となる。一方、主軸部6aは、駆動軸6の回転数の増加に伴って傾斜が大きくなる。このため、回転数領域Zにおいて、すべり軸受21と主軸部6aとが平行でなくなる場合がある。
しかしながら、本実施の形態3に係る軸受ユニット20は、ハウジング23におけるすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aと接触する位置に、弾性体24を備えている。このため、回転数領域Zにおいて弾性体24とすべり軸受21の円周方向外側に突出したフランジ21aとが接触した際、弾性体24が弾性変形する。したがって、回転数領域Zにおいても、主軸部6aの傾斜に追従してすべり軸受21も傾斜することができ、すべり軸受21と主軸部6aとの平行を維持することができる。このため、本実施の形態3に係る軸受ユニット20を用いることにより、回転数領域Zにおいて、実施の形態1及び実施の形態2よりもすべり軸受21の焼付き及び摩耗を抑制できる。なお、弾性体24としては、例えばゴムなどの樹脂が好適である。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機の軸受ユニットを示す縦断面図である。図10を用いて、本実施の形態4に係る軸受ユニット20について説明する。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3のいずれかと同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態4に係る軸受ユニット20は、駆動軸6、転がり軸受22、ブッシュ25、すべり軸受21及びハウジング23を備える。
本実施の形態4に係る駆動軸6は、実施の形態1〜実施の形態3と同様に、給油通路となる給油孔7a及び給油孔7cを備えている。また、本実施の形態4に係る駆動軸6は、実施の形態2と同様に、主軸部6aに円周状の突出部6eを有している。ここで、本実施の形態4においては、駆動軸6の主軸部6aは、転がり軸受22の内輪22aに固定されている。つまり、駆動軸6の主軸部6aと転がり軸受22の内輪22aとは、一体で動く。例えば、駆動軸6の主軸部6aは、転がり軸受22の内輪22aにしまりばめで圧入されている。このため、主軸部6aの円周状の突出部6eは、転がり軸受22の内輪22aの上端部(一端)と接触することとなる。
なお、本実施の形態4では、上下方向に2つの転がり軸受22を配置し、両転がり軸受22の内輪22aに駆動軸6が固定される構成となっている。ここで、本実施の形態4においては、駆動軸6が回転することによってポンプ7bで油溜め14から給油孔7aにくみ上げられた潤滑油は、給油孔7cから流出し、転がり軸受22に供給される以外にも、後述するブッシュ25とすべり軸受21との間にも供給されることとなる。これらブッシュ25及びすべり軸受21は、転がり軸受22の外周側に配置される。このため、両転がり軸受22の間に設けられたカラー26には、給油孔7cから流出した潤滑油をブッシュ25とすべり軸受21との間に送るため、内周側から外周側へ貫通する給油孔26aが形成されている。
ブッシュ25は、例えば中空の略円筒形状をしており、内周面に転がり軸受22の外輪22bが固定されている。このため、ブッシュ25と外輪22bとは一体で動く。例えば、転がり軸受22の外輪22bは、ブッシュ25の内周面にしまりばめで圧入されている。このブッシュ25の外周面は、例えば中空の略円筒形状をしたすべり軸受21の内周側に回転自在に設けられている。換言すると、ブッシュ25の外周面は、すべり軸受21によって回転自在に支持されている。このすべり軸受21は、ハウジング23(より詳しくは凹部23aの内周面)に固定されている。例えば、すべり軸受21は、ハウジング23(より詳しくは凹部23aの内周面)にしまりばめで圧入されている。図10に示すように、駆動軸6が静止した状態においては、ブッシュ25の外周面とすべり軸受21の内周面との間には、半径方向に一定の隙間cが形成されている。
上述のように、駆動軸6の給油孔7cから流出した潤滑油は、ブッシュ25とすべり軸受21との間に供給される。このため、ブッシュ25は、内周側から外周側にかけて貫通し、給油孔7cから流出した潤滑油をブッシュ25とすべり軸受21との間に供給する給油孔25aを有している。
また、ブッシュ25は、その一部に、円周方向外側に突出したフランジ25bを有している。円周方向外側に突出したフランジ25bは、例えばブッシュ25の上端部に形成されている。そして、駆動軸6が回転しない状態において、ブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bは、すべり軸受21の上端部に接触している。なお、ブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bを、ハウジング23と接触させる構成としてもよい。また、ブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bは、駆動軸6の円周状の突出部6eが転がり軸受22の内輪22aに接触する方向にすべり軸受21又はハウジング23と接触することができれば、その形成位置は上端部に限定されない。
すなわち、本実施の形態4に係る軸受ユニット20は、内輪22a、外輪22b、及び内輪22aと外輪22bとの間に配置された転動体22cを有する転がり軸受22と、転がり軸受22の内輪22aに固定された駆動軸6と、内周面に転がり軸受22の外輪22bが固定されたブッシュ25と、ブッシュ25の外周面を回転自在に支持するすべり軸受21と、すべり軸受21が固定されたハウジング23と、を備えている。また、本実施の形態4に係る軸受ユニット20の駆動軸6は、転がり軸受22の内輪22aの一端に接触する円周状の突出部6eと、給油通路(給油孔7a,7c)とを有している。また、本実施の形態4に係る軸受ユニット20のブッシュ25は、駆動軸6が回転しない状態において、駆動軸6の円周状の突出部6eが転がり軸受22の内輪22aに接触する方向にすべり軸受21又はハウジング23と接触する、円周方向外側に突出したフランジ25bと、内周側から外周側にかけて貫通し、駆動軸6の給油通路から供給される潤滑油を当該ブッシュ25とすべり軸受21との間に供給する給油孔25aと、を有している。
ここで、駆動軸6が、本発明に係る軸受ユニットの軸に相当する。
まず、駆動軸6が低速回転(例えば、概ね15rps未満)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。駆動軸6が回転することにより、油溜め14の潤滑油は、給油機構7のポンプ7bにより、給油孔7aにくみ上げられる。そして、給油孔7aにくみ上げられた潤滑油は、給油孔7cから流出する。この給油孔7cから流出した潤滑油は、カラー26の給油孔26a及びブッシュ25の給油孔25aを通って、ブッシュ25とすべり軸受21との間に供給される。
供給される潤滑油の量は、駆動軸6つまり主軸部6aの回転数に比例して増加する。このため、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)には、ブッシュ25とすべり軸受21との間に供給される油量が少なく、ブッシュ25とすべり軸受21との間に油膜が形成されない。また、駆動軸6の自重は、円周状の突出部6e、転がり軸受22、及びブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bを介して、すべり軸受21で支持されている。したがって、ブッシュ25及びすべり軸受21の両者が固体接触して摩擦係数が高くなり、ブッシュ25とすべり軸受21は相対運動せずに固定される。つまり、主軸部6aの回転を支持するのは転がり軸受22となる。なお、ブッシュ25とすべり軸受21との間に供給された潤滑油は、下方へ流れ、すべり軸受21の下端側から排出される。
次に、駆動軸6が高速回転(例えば、概ね15rps以上)している場合の軸受ユニット20の動作を説明する。
図11は、本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機において、駆動軸が高速回転しているときの軸受ユニット近傍を示す縦断面図である。
駆動軸6の回転数が高速になると、揺動スクロール2の遠心力が増大して駆動軸6がたわむため、軸受ユニット20内において主軸部6aが傾斜する。主軸部6aの傾斜に伴い、転がり軸受22及びブッシュ25も主軸部6aに沿って傾斜する。また、ポンプ7bから供給される潤滑油の量が増加する。このため、給油孔7cからブッシュ25とすべり軸受21との間に供給された潤滑油に油膜圧力が発生する。ブッシュ25が傾斜した場合、図11に示すようにブッシュ25とすべり軸受21との間の隙間が小さい部分に油膜圧力が大きく発生し、油膜圧力は上部に偏った分布となる。したがって、円周方向外側に突出したフランジ25b付近の油膜圧力が高くなり、ブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bとすべり軸受21の上端部との間の隙間に潤滑油が供給される。これにより、ブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25bとすべり軸受21の上端部とが非接触となり、両者の間の摩擦係数が小さくなるため、ブッシュ25はすべり軸受21内を流体潤滑で摺動できるようになる。
また、転がり軸受22は、内輪22aと転動体22cとの間、及び転動体22cと外輪22bとの間のそれぞれに一定の隙間が設けられるよう設計されており、その隙間分だけ機械的遊びがある。このため、転がり軸受22の外輪22bに固定されたブッシュ25は、転がり軸受22のこの機械的遊びの範囲内で図11の紙面直交方向の軸まわりに回転可能である。ここで、ブッシュ25とすべり軸受21の隙間に発生する油膜圧力は前述したとおり偏った分布となるため、ブッシュ25には主軸部6aの傾斜を戻すように力が働き、転がり軸受22に存在する機械的遊びが減少し、内輪22aと転動体22cとの間の摩擦係数及び転動体22cと外輪22bとの間の摩擦係数が高くなる。これにより、転がり軸受22の回転が阻害される。したがって、主軸部6a、転がり軸受22及びブッシュ25は一体となり相対運動できなくなる。この機構により、駆動軸6の高速回転時には転がり軸受22は停止するため、転がり軸受22の寿命までの時間を長期化することができる。また、駆動軸6の高速回転時にはすべり軸受21とブッシュ25との間に油膜が形成されるため、ブッシュ25の外周面とすべり軸受21の内周面との摩耗を抑制することもできる。
以上、本実施の形態4に係る軸受ユニット20を備えたスクロール圧縮機100においては、低速回転時(駆動軸6の低速回転時)にはブッシュ25とすべり軸受21との間に供給される油量が少ないため、すべり軸受21とブッシュ25との間に油膜圧力が発生しない。このため、すべり軸受21とブッシュ25とが接触して相対運動せず、主軸部6aは、転がり軸受22で回転自在に支持されることとなり、すべり軸受21の焼付き及び摩耗を抑制できる。また、本実施の形態4に係る軸受ユニット20を備えたスクロール圧縮機100においては、高速回転時(駆動軸6の高速回転時)にはブッシュ25とすべり軸受21との間に供給される油量が増加し、すべり速度も増加するため、すべり軸受21とブッシュ25との間に油膜が形成される。そして、ブッシュ25は、流体潤滑ですべり軸受21内を摺動できるようになる。また、スクロール圧縮機100では、高速回転において主軸部6aの傾斜が増加する。そして、転がり軸受22は主軸部6aの傾斜に沿うように傾く。一方、すべり軸受21とブッシュ25との隙間に発生する油膜圧力がブッシュ25の円周方向外側に突出したフランジ25b付近に偏って発生し、転がり軸受22の機械的遊びを減少せしめて転がり軸受22の摩擦係数が上昇するため、高速回転時には転がり軸受22の回転を停止させることができる。したがって、本実施の形態4に係る軸受ユニット20をスクロール圧縮機100に用いることにより、該スクロール圧縮機100を低速から高速まで回転するワイドレンジ駆動の圧縮機としても、軸受の寿命を圧縮機の製品寿命まで確保することができる。
最後に、上記の実施の形態1〜実施の形態4では、駆動軸6の軸心が上下方向となるように配置された縦置き型のスクロール圧縮機100を用いて、本発明を説明した。これに限らず、駆動軸の軸心が横方向となるように配置された横置き型のスクロール圧縮機においても、本発明を実施できる。また、上記の実施の形態1〜実施の形態4ではスクロール型の圧縮機構101を用いた圧縮機を例に本発明を説明したが、スクロール型以外の圧縮機構を用いた圧縮機に本発明を実施しても勿論よい。
1 固定スクロール、2 揺動スクロール、2a ボス部、3 吸入口、4 吐出口、5 圧縮室、6 駆動軸、6a 主軸部、6b 偏心軸部、6c バランサ、6d 動圧溝、6e 円周状の突出部、7 給油機構、7a 給油孔、7b ポンプ、7c 給油孔、8a 上部ハウジング、8b 下部ハウジング、9 返油孔、10 電動機、10a ロータ、10b ステータ、11 副軸受、12 オルダム継手、13 密閉容器、14 油溜め、15 冷媒吸入管、16 冷媒吐出管、17 揺動軸受、18 スラスト軸受、19 主軸受、20 軸受ユニット、21 すべり軸受、21a 円周方向外側に突出したフランジ、21b 給油孔、22 転がり軸受、22a 内輪、22b 外輪、22c 転動体、23 ハウジング、23a 凹部、24 弾性体、25 ブッシュ、25a 給油孔、25b 円周方向外側に突出したフランジ、26 カラー、26a 給油孔、100 スクロール圧縮機、101 圧縮機構。

Claims (9)

  1. 一部に円周方向外側に突出したフランジを有するすべり軸受と、
    内輪、外輪、及び前記内輪と前記外輪との間に配置された転動体を有し、前記内輪に前記すべり軸受が固定された転がり軸受と、
    前記転がり軸受の前記外輪が固定されたハウジングと、
    を備え、
    記円周方向外側に突出したフランジは、
    前記すべり軸受が前記ハウジングに対して傾斜した際、前記ハウジングと接触し、
    前記ハウジングは、
    前記円周方向外側に突出したフランジと接触する位置に、弾性体を有する構成である軸受ユニット。
  2. 前記すべり軸受は、内周側から外周側にかけて貫通する給油孔が形成されている請求項1に記載の軸受ユニット。
  3. 前記弾性体が樹脂で形成されている請求項1又は2に記載の軸受ユニット。
  4. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    電動機と、
    前記電動機と前記圧縮機構を接続し、前記電動機の駆動力を前記圧縮機構に伝達する駆動軸と、
    前記圧縮機構、前記電動機及び前記駆動軸を収納しており、潤滑油が貯留される油溜めが形成された密閉容器と、
    を備えた圧縮機であって、
    請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の軸受ユニットを有し、
    前記駆動軸は、前記軸受ユニットの前記すべり軸受で回転自在に支持される構成であり、
    前記駆動軸は、前記油溜めから該駆動軸と前記すべり軸受との間に至る給油通路を有する圧縮機。
  5. 前記駆動軸は、前記すべり軸受の一端と対向する円周状の突出部を有し、
    前記駆動軸が回転しない状態において、前記円周状の突出部が前記すべり軸受に接触している構成である請求項に記載の圧縮機。
  6. 前記駆動軸は、前記すべり軸受と対向する範囲の外周面に、前記給油通路から前記駆動軸と前記すべり軸受との間に供給された前記潤滑油を前記円周状の突出部の方へ導く溝が形成されている請求項に記載の圧縮機。
  7. 前記溝は、前記円周状の突出部と反対側の端部から前記円周状の突出部側の端部に向かって、前記駆動軸の回転方向とは反対方向に傾斜している請求項に記載の圧縮機。
  8. 内輪、外輪、及び前記内輪と前記外輪との間に配置された転動体を有する転がり軸受と、
    前記転がり軸受の前記内輪に固定された軸と、
    内周面に前記転がり軸受の前記外輪が固定されたブッシュと、
    前記ブッシュの外周面を回転自在に支持するすべり軸受と、
    前記すべり軸受が固定されたハウジングと、
    を備え、
    前記軸は、前記転がり軸受の前記内輪の一端に接触する円周状の突出部と、給油通路とを有し、
    前記ブッシュは、
    前記軸が回転しない状態において、前記軸の前記円周状の突出部が前記転がり軸受の前記内輪に接触する方向に前記すべり軸受又は前記ハウジングと接触する、円周方向外側に突出したフランジと、
    内周側から外周側にかけて貫通し、前記軸の前記給油通路から供給される潤滑油を当該ブッシュと前記すべり軸受との間に供給する給油孔と、
    を有する軸受ユニット。
  9. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    電動機と、
    前記電動機と前記圧縮機構を接続し、前記電動機の駆動力を前記圧縮機構に伝達する駆動軸と、
    前記圧縮機構、前記電動機及び前記駆動軸を収納しており、潤滑油が貯留される油溜めが形成された密閉容器と、
    を備えた圧縮機であって、
    請求項に記載の軸受ユニットを有し、
    前記軸受ユニットの前記軸は、前記駆動軸であり、
    前記油溜めに貯留された前記潤滑油が前記給油通路を通って前記ブッシュと前記すべり軸受との間に供給される構成である圧縮機。
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