JP2002147377A - スクロール圧縮機およびジャーナル軸受部の製造方法 - Google Patents

スクロール圧縮機およびジャーナル軸受部の製造方法

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JP2002147377A
JP2002147377A JP2000347252A JP2000347252A JP2002147377A JP 2002147377 A JP2002147377 A JP 2002147377A JP 2000347252 A JP2000347252 A JP 2000347252A JP 2000347252 A JP2000347252 A JP 2000347252A JP 2002147377 A JP2002147377 A JP 2002147377A
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journal bearing
scroll compressor
main shaft
compression mechanism
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Inventor
Fumitoshi Nishiwaki
文俊 西脇
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Mitsuharu Matsuo
光晴 松尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素を含まず耐摩耗特性の乏しいHFCs冷
媒あるいは自然冷媒などを用いても、圧縮機のジャーナ
ル軸受部での直接接触による摩耗などの表面損傷を起こ
すことなく摺動損失を低減させることが可能となり、効
率および信頼性が高いスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 主軸受部25と偏心軸受部27からなる
ジャーナル軸受部の端部に環状溝29、30を形成す
る、あるいはジャーナル軸受部の端部に環状溝を形成す
るとともに、前記ジャーナル軸受部の端部にクラウニン
グを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍冷蔵庫や空調機
等に用いられる冷媒圧縮機のジャーナル軸受に関するも
のであり、スクロール圧縮機及びジャーナル軸受部の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍空調用の電動圧縮機としては、圧縮
部がレシプロ式、ロータリー式およびスクロール式のも
のがあり、いずれの方式も家庭用、業務用の冷凍空調分
野で使用されており、いずれの方式の圧縮機においても
圧縮部を駆動する主軸の径方向の力はジャーナル軸受に
よって支持されている。ここでは、スクロール式の圧縮
機を例に取り従来の技術を説明する。
【0003】図9に従来のスクロール圧縮機の縦断面図
を示す。密閉容器1の内部には、固定スクロール2aと
固定スクロール2aに対して旋回運動する可動スクロー
ル2bを噛み合わせた圧縮機構部2と、可動スクロール
2bを支えるスラスト軸受3、スラスト軸受3を支承す
る軸受部品4を上部に設けている。そして、可動スクロ
ール2bのボス部2cに環状のブッシュ材を圧入するこ
とにより偏心軸受6(ジャーナル軸受)を形成し、この
偏心軸受6に主軸5の端部の偏心軸部5aを回転自在に
挿入し、可動スクロール2bを主軸5の回転運動により
旋回運動させる。主軸5には電動機7の回転子7aが取
り付けられており、密閉容器1に焼き嵌め固定された固
定子7bとともに軸受部品4の下部に配設されている。
主軸受8(ジャーナル軸受)は軸受部品4に環状のブッ
シュ材を圧入することにより形成されており、主軸5に
作用する径方向の力を支えている。密閉容器1の下方底
部には潤滑油9を貯溜する油だめ10が設けられてい
る。また、密閉容器1の側部には冷媒ガスの吸入管11
が設けられており、圧縮機構部2へ冷媒ガスを導入して
いる。そして、密閉容器1の内部には圧縮側のガス圧力
が作用する構成となっている。主軸5には潤滑油9を各
軸受部、すなわち主軸受8、偏心軸受6、スラスト軸受
3および各摺動面へ供給する貫通孔13を設け、かつ主
軸5の下端より潤滑油9を吸い上げるようにしている。
16は密閉容器1の外へ圧縮ガスを出す吐出管である。
19は可動スクロール2bを固定スクロール2aに対し
て旋回運動させるための自転防止用のオルダムリングで
ある。
【0004】次に上記機構からなる圧縮機構の作用を説
明する。低圧ガスは吸入管11より戻り、圧縮機構部2
に吸入される。固定スクロール2aに対して可動スクロ
ール2bを自転しないように旋回運動させることによ
り、固定スクロール2aと可動スクロール2bとの間に
形成された複数の圧縮空間が外側から内側に向かって次
第に縮小させられて圧縮が行われる。圧縮されたガスは
高圧ガスとなり、一旦マフラー1aに吐出された後、密
閉容器1内から吐出管16より密閉容器1外へと吐出さ
れ、再び低圧ガスを循環させ、周知の圧縮サイクルを構
成する。
【0005】一方、主軸5で吸い上げられた潤滑油9
は、主軸5の貫通孔13の中を上昇し、偏心軸受6、主
軸受8、スラスト軸受3および各摺動部を潤滑、冷却し
て、主軸受8の下部の油排出口から、固定子7aの連通
孔18を通って油だめ10に戻る潤滑サイクルを形成し
ている。
【0006】従来の業務用のスクロール圧縮機では、冷
媒としてハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC2
2)を、冷凍機油として鉱物油を用いていた。主軸5お
よび軸受部品4にはネズミ鋳鉄材を用い、摺動部には高
周波焼入れ等の表面硬化処理を行っていた。そして、主
軸受8および偏心軸受6のジャーナル軸受は軸受部品4
および可動スクロール2bのボス部2cに環状の裏金付
き樹脂複合軸受材あるいは裏金付きメタル軸受材を圧入
することにより形成していた。裏金付き樹脂複合軸受材
は、板厚1.3〜1.8mm程度の鋼板を裏金に用い、
その鋼板上面に多孔質焼結層および樹脂層を形成した軸
受材である。樹脂層は、ポリイミド樹脂およびPTFE
樹脂などの樹脂中にカーボン(硬度Hv700程度)な
どの硬質物質を分散させていた。同様に、裏金付きメタ
ル軸受材は鋼板を裏金に用い、その鋼板上面に銅合金、
アルミニウム合金、鉛基ホワイトメタル等の軟質の軸受
メタル層を形成した軸受材である。
【0007】圧縮室内のガス圧力の径方向成分および慣
性力等のため可動スクロールには径方向の荷重が作用す
る。この荷重は、その作用する方向が主軸5の回転と同
じ方向に回転し、偏心軸受6を介して主軸受8で支持さ
れる。すなわち、鋳鉄材料から成る主軸5は、ガス圧縮
等により発生する非常に大きな荷重で、主軸受8の内面
に押し付けられながら回転運動することになる。つま
り、主軸5は常に同じ箇所が主軸受8に押しつけられて
回転する、いわゆる回転荷重となっている。偏心軸受6
の場合も同様である。この主軸の回転により、主軸受8
および偏心軸受6のジャーナル軸受内部にはくさび形油
膜が形成され、発生する油膜圧力の合力と荷重が釣り合
うことで、主軸が支えられていた。主軸とジャーナル軸
受内面の間に油膜が形成されることにより、主軸とジャ
ーナル軸受内面が直接接触しない状態、すなわち潤滑状
態は流体潤滑状態となり、大きな摩耗が発生することは
なかった。
【0008】従来用いられてきた冷媒HCFC22は分
子中に塩素原子を含むことにより極圧剤的潤滑効果を発
揮し、耐摩擦、耐摩耗特性が非常に良かった。また、冷
凍機油として用いてきた鉱物油は耐摩耗、耐焼付き性に
優れた冷凍機油であった。このように、従来の冷媒、冷
凍機油の潤滑性は高かった。このため、ジャーナル軸受
部での潤滑状態が、流体潤滑状態から混合潤滑状態、境
界潤滑状態に変化しても、大きな摩耗が発生し信頼性を
損ねることはなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】今後、地球環境、特に
オゾン層保護および地球温暖化防止の観点から、空調機
用冷媒を従来用いてきた冷媒HCFC22から塩素原子
を含まないハイドロフルオロカーボン(HFCs)冷媒
あるいは炭化水素(HC)、二酸化炭素(CO2)など
の自然冷媒に切り替える必要がある。しかしながら、こ
のHFCs冷媒および自然冷媒は、分子中に塩素原子を
含まないため極圧剤的潤滑効果が乏しく、耐摩耗・耐焼
付き特性が非常に劣化する。そして、この際に使用する
冷凍機油は、HFCs冷媒および自然冷媒に対して相溶
性が必要との観点から、ポリオールエステル(POE)
油の採用を検討している。この冷凍機油は、従来の鉱物
油に比べて耐摩耗・耐焼付き特性が非常に劣化する。
【0010】そのためHFCs冷媒および自然冷媒を用
いた場合、上記従来の構成では、過酷な運転条件におい
て、ガス圧縮等により過大な荷重が発生し主軸受8およ
び偏心軸受6と主軸5の間の潤滑油膜が切れやすくな
り、混合潤滑または境界潤滑状態となる。そして、その
ような状態が続いた場合には主軸5の高周波焼き入れに
よる表面硬化層に摩耗が発生し信頼性を損ねることがあ
った。
【0011】さらに、上記従来の構成では、圧縮機構部
2が主軸5を支える主軸受8から軸方向に突き出した構
成であるため、可動スクロール2bに作用する荷重によ
って主軸5にはモーメントが加わり撓みが生じて、主軸
受8の軸受端部において片当たり現象が生じていた。主
軸5が撓み傾斜するため、偏心軸受6の軸受端部におい
ても同様に片当たり現象が生じていた。このため、荷重
分布は軸受の軸方向に一様ではなく、軸受端部で荷重が
極端に高くなる傾向があった。その結果、軸受端部近傍
が主軸との直接接触により摩耗など表面損傷を起こしや
すかった。そして、摺動損失および摩耗が増大し、圧縮
機の効率を低下させるだけでなく信頼性も損ねていた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、HFCs冷媒あるいは自然冷媒の摺動雰囲気下にお
けるジャーナル軸受部の摺動損失の低減による高効率化
および高信頼性化を可能とするスクロール圧縮機及びジ
ャーナル軸受部の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、圧縮機構
部と、前記圧縮機構部を駆動する主軸と、前記主軸を支
えるジャーナル軸受部と、前記主軸を回転駆動する電動
機とを備え、前記ジャーナル軸受部の端部に環状溝を形
成したことを特徴とするスクロール圧縮機である。
【0014】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記ジャーナル軸受部の端部にクラウニングをも形
成したことを特徴とする第1の本発明に記載のスクロー
ル圧縮機である。
【0015】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記主軸は、前記圧縮機構部の側に偏心軸部と、前
記偏心軸部の前記圧縮機構部とは反対側に主軸部とを有
し、前記ジャーナル軸受部は、前記主軸部を支える主軸
受部と前記偏心軸部を支える偏心軸受部とを有し、前記
環状溝または前記環状溝と前記クラウニングは、前記偏
心軸受部の前記主軸部側の端部、または前記主軸受部の
前記偏心軸部の側の端部に少なくとも形成されているこ
とを特徴とする第1または2の本発明に記載のスクロー
ル圧縮機である。
【0016】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記ジャーナル軸受部には、カーボンブッシュ材、
樹脂ブッシュ材、裏金付き樹脂複合軸受材、裏金付きメ
タル軸受材あるいは鋳鉄材が用いられていることを特徴
とする第1〜3の本発明のいずれかに記載のスクロール
圧縮機である。
【0017】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記主軸の表面は、浸硫窒化処理あるいはりん酸塩
処理を少なくとも含む化成処理を施されたことを特徴と
する第1〜4の本発明のいずれかに記載のスクロール圧
縮機である。
【0018】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、ハイドロフ
ルオロカーボン(HFCs)冷媒であり、前記圧縮機構
部、前記主軸部および前記ジャーナル軸受部を潤滑する
冷凍機油は、前記HFCs冷媒に対する溶解度が乏しい
アルキルベンゼン油もしくは鉱物油であることを特報と
する第1〜5の本発明のいずれかに記載のスクロール圧
縮機である。
【0019】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、ハイドロフ
ルオロカーボン(HFCs)冷媒であり、前記圧縮機構
部、前記主軸部および前記ジャーナル軸受部を潤滑する
冷凍機油は、前記HFCs冷媒に対する相溶油であるこ
とを特徴とする第1〜5の本発明のいずれかに記載のス
クロール圧縮機である。
【0020】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記相溶油とは、エステル油またはエーテル油であ
ることを特徴とする第7の本発明に記載のスクロール圧
縮機である。
【0021】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、炭化水素
(HC)冷媒もしくは二酸化炭素(CO2)冷媒である
ことを特徴とする第1〜5の本発明のいずれかに記載の
スクロール圧縮機である。
【0022】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する主軸
と、前記主軸を支えるジャーナル軸受部と、前記主軸を
回転駆動する電動機とを備え、前記ジャーナル軸受部の
端部に環状溝を形成したスクロール圧縮機に用いられる
ジャーナル軸受部を製造するジャーナル軸受部の製造方
法であって、前記ジャーナル軸受部の前記主軸受内面を
研削し、内面が研削された前記ジャーナル軸受部の端部
に前記環状溝を形成することを特徴とするジャーナル軸
受部の製造方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態におけるスクロール圧縮機用ジャーナル軸受の
要部断面図、図2は図1に示した本発明の第1の実施の
形態におけるスクロール圧縮機用ジャーナル軸受の偏心
軸受部のブッシュ材の縦断面図、図3は図1に示した第
1の実施の形態におけるスクロール圧縮機用ジャーナル
軸受の主軸受部のブッシュ材の縦断面図である。ここで
図1に示すスクロール圧縮機用ジャーナル軸受は、ジャ
ーナル軸受部以外の圧縮機の構成は、図9で詳述した従
来のスクロール圧縮機と同様な構成であり、同一機能部
品については同一番号を使用する。また、従来例と同一
の構成および作用の説明は省くことにする。
【0025】主軸受25は軸受部品4に環状のカーボン
ブッシュ材26を焼き嵌めし固定している。同様に、偏
心軸受27は可動スクロール2bのボス部2cに環状の
カーボンブッシュ材28を焼き嵌めし固定している。カ
ーボンブッシュ材26、28は、リング状に成形し焼結
したカーボン素材にPb、Sb、Sn、Cuなどの金属
元素を含浸させた後、摺動表面を研削、研磨して仕上げ
たものである。環状のカーボンブッシュ材26、28の
肉厚は3.5mmとし、主軸受25の上端部および偏心軸
受27の下端部に幅1mm、深さ3mmの環状溝29、
30を形成している。主軸5および軸受部品4にはネズ
ミ鋳鉄材FC250を用い、主軸5の摺動部には高周波
焼入れを行い表面硬度を高めている。
【0026】次に上記構成からなる圧縮機用ジャーナル
軸受の作用を説明する。固定スクロール(図示せず)に
対して可動スクロール2bを自転しないように旋回運動
させることにより、固定スクロールと可動スクロール2
bの間に形成される複数の圧縮空間が外側から内側へ向
かって次第に縮小させられ圧縮が行われる。圧縮された
ガスは高圧ガスとなる。この高圧のガス圧力の径方向成
分および慣性力等のため可動スクロール2bには径方向
の荷重が作用する。この荷重は、偏心軸受27を介して
主軸受25で支持される。
【0027】このように、鋳鉄材料から成る主軸5は、
過酷な運転条件において、ガス圧縮等により発生する非
常に大きな荷重で、主軸受25の内面に押し付けられな
がら回転運動するため、この主軸の回転により軸受内部
に形成される油膜の厚さが薄くなり、潤滑状態が非常に
過酷となり、主軸とジャーナル軸受内面が直接接触する
状態、すなわち混合潤滑あるいは境界潤滑状態に移行し
やすい。また、可動スクロール2bに作用する荷重によ
って主軸5にはモーメントが加わり撓みが生じて、主軸
受25および偏心軸受27の軸受端部において軸受隙間
が小さくなり片当たり現象が生じやすい。
【0028】しかしながら、本実施形態では、主軸5と
軸受内面との軸受隙間が小さくなる(あるいは直接接触
する)主軸受25の上端部および偏心軸受27の下端部
に環状溝29、30を設けた構成としたため、軸受端部
での軸受部の剛性が低下する。したがって、主軸にモー
メントが加わり軸受内での主軸の傾斜が生じ、荷重分布
が軸受端部で大きくなった場合には、軸受端部のブッシ
ュ材が変形することによって、主軸と軸受ブッシュの接
触応力を減少させることが可能となる。このため、軸受
端部近傍が主軸と直接接触して表面損傷するようなこと
はなく、流体潤滑状態を保つことができる。したがっ
て、摩擦係数が低く、摺動損失が小さいジャーナル軸受
を実現できる。
【0029】なお、環状のブッシュ材の軸受両端部に環
状溝を設けた場合にも、同様の効果が得られることは言
うまでもない。
【0030】以上のことから、本実施形態によれば、潤
滑性の乏しい代替冷媒とそれに対応した冷凍機油を用い
た場合でも、摩耗発生により信頼性を損なうことなく、
ジャーナル軸受での摺動損失を減少させ、圧縮機の効率
を著しく高めることが可能となる。
【0031】なお、主軸の材料にはネズミ鋳鉄材FC2
50を用いていたが、鋼材S45C、SCM415、S
ACM645等を用いる場合にも同様な効果が得られ
る。さらに、スクロール圧縮機用のジャーナル軸受の構
成を示したが、レシプロ圧縮機およびロータリー圧縮機
など、他の圧縮機のジャーナル軸受でも、同様な効果が
得られる。
【0032】また、本実施形態では冷媒としてHFC4
10Aを、冷凍機油には冷媒HFC410Aに対して溶
解度が乏しいアルキルベンゼン油(摂氏40度における
粘度が31.3mm2/s)を用いている。このよう
に、冷媒に対して溶解度の低い冷凍機油を用いることに
より、主軸と軸受の隙間に形成される油膜が冷媒に溶解
しにくいため洗い流されにくくなる。さらに、冷媒に溶
解しにくいため潤滑油の粘度低下が僅かとなる。したが
って、油膜が切れ、主軸とジャーナル軸受内面が直接接
触することがなくなるため、摺動損失および信頼性を向
上できる。
【0033】なお、冷凍機油としてHFCs冷媒に対し
て溶解性が乏しい鉱油(摂氏40度における粘度が32
mm2/s)を用いた場合でも、同様な効果が得られ
る。
【0034】また、冷凍機油としてHFCs冷媒に対し
て相溶するエステル油もしくはエーテル油を用いた場合
でも、本実施形態のジャーナル軸受を採用することによ
り、摺動損失を低減でき、信頼性を著しく向上できるこ
とは言うまでもない。
【0035】さらに、冷媒としてHC冷媒を、冷凍機油
にはHC冷媒に対して溶解性の高い鉱油もしくはアルキ
ルベンゼン油を用いた場合、冷凍機油の粘度低下が著し
く、ジャーナル軸受の摺動条件が一層過酷となるが、本
実施形態の圧縮機用ジャーナル軸受を採用することによ
り、耐摩耗性を向上させることが可能であり、高い信頼
性を得ることができる。冷媒としてCO2冷媒を用いた
場合には、軸受に作用する荷重が非常に大きくなるため
ジャーナル軸受の摺動条件が一層過酷となるが、本実施
形態の圧縮機用ジャーナル軸受を採用することにより、
同様の効果が得られる。
【0036】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】図4は本発明の第2の実施の形態における
スクロール圧縮機用の偏心軸受のブッシュ材の縦断面
図、図5は本発明の第2の実施の形態におけるスクロー
ル圧縮機用の主軸受のブッシュ材の縦断面図である。第
1の実施の形態では環状のカーボンブッシュ材を用いた
が、本実施の形態ではポリイミド系樹脂のブッシュ材3
5、38を用いている。環状のポリイミド系樹脂のブッ
シュ材35、38の肉厚は3.5mmとし、主軸受の上端
部および偏心軸受の下端部に幅1mm、深さ3mmの環
状溝36、39と、クラウニング37、40を形成して
いる。クラウニング37、40は、幅2〜5mmで、半
径RがR>500mmの円弧を形成することによって構成
している。円弧部の半径RがR<500の場合、軸受端
面部において、軸とブッシュ材の間に形成される隙間が
大きくなりすぎ油膜が形成されにくくなるため、逆に潤
滑性能を低下させる。このため、円弧部の半径RはR>
500の場合が望ましい。ポリイミド系樹脂のブッシュ
材35、38の形状(外径、内径、長さ)は第1の実施
の形態で用いたブッシュ材と同一である。
【0038】このように、主軸受の上端部および偏心軸
受の下端部に環状溝36、39を設け、かつ、円弧状の
クラウニング37、40を設けた構成としているため、
主軸にモーメントが加わり軸受内での主軸のたわみある
いは傾斜が生じた場合でも、軸受端部において主軸と軸
受ブッシュの接触応力をさらに一層減少させることが可
能となる。このため、軸受端部近傍が主軸と直接接触し
て表面損傷するようなことはなく、流体潤滑状態を保つ
ことができる。したがって、摩擦係数が低く、摺動損失
が小さいジャーナル軸受を実現できる。
【0039】なお、環状のカーボンブッシュ材の両端部
に環状溝およびクラウニングを設けた場合にも、同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0040】さらに、本実施の形態では、ブッシュ材に
ポリイミド系樹脂のブッシュ材を用いたため、前述の実
施の形態のカーボンブッシュ材に比べ脆くなくなり、ブ
ッシュ材端部の欠けがなくなるとともに、ブッシュ材を
軸受部品あるいは可動スクロールのボス部に圧入する事
が可能となり、生産性が非常に高まる。すなわち、工法
上非常に容易に低摺動損失、高信頼性のジャーナル軸受
を実現できる。また、ブッシュ材に裏金付き樹脂複合軸
受を用いた場合および裏金付きメタル軸受材を用いた場
合には、ブッシュ材の量産が容易となるため、軸受コス
トが非常に安くなる。ブッシュ材を軸受部品に圧入でき
生産性が非常に高まることは言うまでもなく、工法上非
常に容易にしかも低コストで低摺動損失、高信頼性のジ
ャーナル軸受を実現できる。
【0041】(実施の形態3)以下、本発明の第3の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0042】図6は本発明の第3の実施の形態における
スクロール圧縮機用ジャーナル軸受の要部断面図であ
る。第1の実施の形態と異なるのは、鋳鉄材の軸受部品
45およびアルミ合金材の可動スクロール46bのボス
部46cに直接、主軸受47と偏心軸受48を形成し、
その主軸受47の上端部および偏心軸受48の下端部に
幅1mm、深さ3mmの環状溝49、50を形成した点
である。主軸受47および偏心軸受48の軸受内面はR
a0.2に仕上げている。主軸51にはSCM415鋼
を用い、表面を浸硫窒素化処理している。
【0043】このように、主軸受47の上端部および偏
心軸受48の下端部に環状溝49、50を形成している
ため、主軸にモーメントが加わり軸受内での主軸のたわ
みあるいは傾斜が生じた場合でも、軸受端部において主
軸と軸受ブッシュの接触応力を減少させることが可能と
なる。このため、軸受端部近傍が主軸と直接接触して表
面損傷するようなことはなく、流体潤滑状態を保つこと
ができる。したがって、摩擦係数が低く、摺動損失が小
さいジャーナル軸受を実現できる。さらに、主軸51の
表面に浸硫窒素化処理を施しているため、耐凝着摩耗性
を一層向上させることが可能となり、ジャーナル軸受の
信頼性を向上できる。なお、主軸51の表面に、りん酸
マンガン処理などのりん酸塩処理を行った場合にも、同
様に主軸の耐摩耗性を向上できることは言うまでもな
い。
【0044】さらに、本実施の形態では、軸受部品45
および可動スクロール46bのボス部46cに直接、主
軸受47と偏心軸受48を形成し、その主軸受47の上
端部および偏心軸受48の下端部に環状溝49、50を
形成したため、ブッシュ材を用いることなく、その圧入
工程も不要となり、低コスト化が図れるのみならず、生
産性が非常に高まる。すなわち、工法上非常に容易にし
かも低コストで低摺動損失、高信頼性のジャーナル軸受
を実現できる。
【0045】(実施の形態4)以下、本発明の第4の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0046】図7は本発明の第4の実施の形態における
圧縮機用主軸受の製造方法を表す工程図、図8は本発明
の第4の実施の形態における圧縮機用主偏心軸受の製造
方法を表す工程図である。鋳鉄材の軸受部品55の主軸
受内面56を研削加工し、表面粗さRa0.2とする第
1の加工工程の後、軸受端部に環状溝57を形成する第
2の加工工程を行う。同様に、アルミ合金材の可動スク
ロール58のボス部59の偏心軸受内面60を研削加工
し、表面粗さRa0.2とする第1の加工工程の後、軸
受端部に環状溝61を形成する第2の加工工程を行う。
【0047】軸受端面に環状溝の加工を最初に行った
後、軸受内面の研削加工を行う場合、軸受端面部での剛
性が低下しているため、研削砥石から軸受加工面が逃げ
てしまい精度良い軸受内面加工を行うことができない。
本実施形態では、軸受内面の仕上げ加工を行った後、軸
受端面の環状溝加工を行うため、加工精度良く軸受内面
の加工を行うことが可能となり、軸と軸受内面の軸受隙
間を均一に保ち、表面粗さを低減することができる。そ
のため、流体潤滑を保つことが容易となり、摩擦係数が
低く摺動損失が小さいジャーナル軸受を実現することが
できる。
【0048】なお、軸受内面の第1の加工工程におい
て、研磨加工を加えれば、さらに軸受内面の表面粗さが
向上するため、一層流体潤滑を保つことが容易となり、
低摺動損失化を図ることが可能となる。
【0049】なお、本発明のジャーナル軸受部は、本実
施の形態における主軸受25と偏心軸受27とを有する
ものに限らず、主軸受25または偏心軸受27のいずれ
か一方のみを有するものであっても構わない。要するに
本発明のジャーナル軸受部は、主軸を支えることが出来
る軸受部でありさえすればよい。
【0050】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、分子中に塩素原子を含まず耐摩耗特性の乏しい
HFCs冷媒あるいは自然冷媒などを用いても、圧縮機
のジャーナル軸受部での直接接触による摩耗などの表面
損傷を起こすことなく摺動損失を低減させることが可能
となり、効率および信頼性が高いスクロール圧縮機およ
びジャーナル軸受の製造方法を提供できるという長所を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における圧縮機用ジ
ャーナル軸受の要部断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるスクロール
圧縮機用ジャーナル軸受の偏心軸受部のブッシュ材の縦
断面図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるスクロール
圧縮機用ジャーナル軸受の主軸受部のブッシュ材の縦断
面図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるスクロール
圧縮機用ジャーナル軸受の偏心軸受部のブッシュ材の縦
断面図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるスクロール
圧縮機用ジャーナル軸受の主軸受部のブッシュ材の縦断
面図
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるスクロール
圧縮機用ジャーナル軸受の要部断面図
【図7】本発明の第4の実施の形態における圧縮機用主
軸受の製造方法を表す工程図
【図8】本発明の第4の実施の形態における圧縮機用主
偏心軸受の製造方法を表す工程図
【図9】従来のスクロール圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
4,45,55 軸受部品 5,51 主軸 25,47 主軸受 26,28 カーボンブッシュ材 27,48 偏心軸受 29,30,36,39,49,50,57,61 環
状溝 35,38 ポリイミド系樹脂のブッシュ材 37,40 クラウニング 46b 可動スクロール 46c ボス部 56 主軸受内面 60 偏心軸受内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 光晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AA21 AB03 BB06 BB10 BB31 BB50 CC17 CC38 CC39 3H039 AA03 AA06 AA12 BB04 BB11 CC19 CC35 CC41

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機構部と、 前記圧縮機構部を駆動する主軸と、 前記主軸を支えるジャーナル軸受部と、 前記主軸を回転駆動する電動機とを備え、 前記ジャーナル軸受部の端部に環状溝を形成したことを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記ジャーナル軸受部の端部にクラウニ
    ングをも形成したことを特徴とする請求項1記載のスク
    ロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記主軸は、前記圧縮機構部の側に偏心
    軸部と、前記偏心軸部の前記圧縮機構部とは反対側に主
    軸部とを有し、 前記ジャーナル軸受部は、前記主軸部を支える主軸受部
    と前記偏心軸部を支える偏心軸受部とを有し、 前記環状溝または前記環状溝と前記クラウニングは、前
    記偏心軸受部の前記主軸部側の端部、または前記主軸受
    部の前記偏心軸部の側の端部に少なくとも形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のスクロー
    ル圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記ジャーナル軸受部には、カーボンブ
    ッシュ材、樹脂ブッシュ材、裏金付き樹脂複合軸受材、
    裏金付きメタル軸受材あるいは鋳鉄材が用いられている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスク
    ロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記主軸の表面は、浸硫窒化処理あるい
    はりん酸塩処理を少なくとも含む化成処理を施されたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクロ
    ール圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、
    ハイドロフルオロカーボン(HFCs)冷媒であり、 前記圧縮機構部、前記主軸部および前記ジャーナル軸受
    部を潤滑する冷凍機油は、前記HFCs冷媒に対する溶
    解度が乏しいアルキルベンゼン油もしくは鉱物油である
    ことを特報とする請求項1〜5のいずれかに記載のスク
    ロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、
    ハイドロフルオロカーボン(HFCs)冷媒であり、 前記圧縮機構部、前記主軸部および前記ジャーナル軸受
    部を潤滑する冷凍機油は、前記HFCs冷媒に対する相
    溶油であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載のスクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記相溶油とは、エステル油またはエー
    テル油であることを特徴とする請求項7記載のスクロー
    ル圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記圧縮機構部が圧縮する作動流体は、
    炭化水素(HC)冷媒もしくは二酸化炭素(CO2)冷
    媒であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載のスクロール圧縮機。
  10. 【請求項10】 圧縮機構部と、 前記圧縮機構部を駆動する主軸と、 前記主軸を支えるジャーナル軸受部と、 前記主軸を回転駆動する電動機とを備え、 前記ジャーナル軸受部の端部に環状溝を形成したスクロ
    ール圧縮機に用いられるジャーナル軸受部を製造するジ
    ャーナル軸受部の製造方法であって、 前記ジャーナル軸受部の前記主軸受内面を研削し、 内面が研削された前記ジャーナル軸受部の端部に前記環
    状溝を形成することを特徴とするジャーナル軸受部の製
    造方法。
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