JP5060547B2 - インターフェース装置およびマスター・スレーブ構造を有する通信システム - Google Patents

インターフェース装置およびマスター・スレーブ構造を有する通信システム Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、マスター・スレーブ構造(主従構造)を有する通信システムにおいて双方向(contra-sense)の二重環状構造(double-ring structures)方式によって複数のスレーブ装置(slave unit)同士を互いに接続するインターフェース装置、および上記通信システムに関するものである。
製造自動化技術において、入出力部、変換器、バルブ、および、効率的なリアルタイム通信システムを介して自動化(automation)、操作(engineering)、可視表示(visual display)を行うシステムと自動的に通信するオペレーター端末などのような離れて配置された周辺機器においてシリアルバスシステムが使用される機会が多くなっている。このような構成では、全てのユーザーがシリアルバス(好ましくはフィールドバス)を介してネットワーク化されており、データの授受は一般にマスター・スレーブ関係の原理に基づいてバスを介して行われる。
バスシステムにおいて、能動的なバスユーザー(active bus users、通常は制御装置)はバスアクセス権(bus access authorization)を有しており、バス上のデータ移動を決定する。上記の能動的なバスユーザーは、シリアルバスシステムではマスター装置(master units)と呼ばれる。これに対して、受動的なバスユーザー(passive bus users)は一般に周辺機器装置である。受動的なバスユーザーはバスアクセス権を持たない。すなわち、受動的なバスユーザーは、単に、受け取った情報信号についての受領確認、あるいはマスター装置に対する情報信号の送信要求のみを送信できる。上記の受動的なバスユーザーは、シリアルバスシステムではスレーブ装置(slave units)と呼ばれる。
複雑なケーブル接続を避けるため、マスター・スレーブ構造を有するフィールドバスは一般に環状構造を有しており、すべてのバスユーザーは環状伝送路に接続されている。マスター装置によって生成された情報信号はマスター装置によって環状伝送路に送出される。その情報信号は環状伝送路に直列に接続されたスレーブ装置を次々に伝送され、マスター装置に再度受け取られて評価される。マスター・スレーブシステム(master-slave systems)が複数のマスター装置を備えていてもよい。
一般に、情報信号はマスター装置によって制御データや有用データ(useful data)で構成されるパケットデータとして形成される。上記情報信号としては、同時に毎秒100Mbit程度の伝送速度で1500バイトまでの大きさを持つパケットデータを規定しているイーサネット(登録商標)規格に基づくことが好ましい。マスター装置によって送出されたイーサネットメッセージが環状型伝送路を伝送される際に、環状型伝送路に接続されている各スレーブ装置は有用データをイーサネットメッセージとともに伝送する。
一般に、環状構造を有するマスター・スレーブ通信システムでは、マスター装置がデータ注入点としての送信装置やデータ抽出点としての受信装置を有している。個々のスレーブ装置は回路を形成するために伝送路上で互いに接続されている。各ユーザーは両隣の2つのユーザーに接続されており始端と末端のユーザーはマスター装置に接続されている。パケットデータはマスター装置の送信装置を介してマスター装置に接続されている1番目のスレーブ装置に送信され、そのスレーブ装置から次のスレーブ装置へと伝送路上にある末端のスレーブ装置に届くまで1方向に伝送され、その後マスター装置の受信装置へ戻ってくる。各スレーブ装置は、1つ前のユーザーから送信されたパケットデータを受信するための受信装置を有するインターフェースと、パケットデータを次のユーザーに送信するための送信装置を有するインターフェースと、上記受信装置と上記送信装置との間に設けられた、スレーブ装置を通過するデータパケットに対する処理、すなわち、有用データをそのスレーブ装置に割り当てられたパケットデータとデータ交換する処理を行う処理部とを備えている。
ここで、マスター・スレーブ構造を有する環状型通信システムは、マスター装置が物理的な配線を有し、この配線上に複数のスレーブ装置が接続されており、伝送媒体が2重配線構造を有し、各スレーブ装置が送信装置および受信装置と組み合わされた2つのポートを有し、伝送路上における1つ前のスレーブ装置の出力ポートにおいて送信装置と受信装置とが接続されるように設計される場合が多い。マスター装置の送信装置を介して第1配線へ注入されたパケットデータは、この第1配線の先にあるスレーブ装置によって処理され、第2配線を介した返送路上に接続されているマスター装置の受信装置に単純に転送される。
特に製造や処理の自動化に用いられる場合、マスター・スレーブ通信システムに対する主な要求は、高い故障許容(fault tolerance)を有していることである。すなわち、故障が発生した場合であっても、必要とされる機能(例えば製品(workpiece)の製造)を維持できる能力が求められる。ここで、製造に支障をきたすことなく乗り越えられなければならない通信システム上の障害には、パケットデータの損傷、および全伝送路上におけるの障害(例えば伝送媒体の物理的な分断など)がある。
マスター・スレーブ通信システムにおいて故障許容を達成するために、特に伝送路の障害、すなわち全伝送路における障害に対する故障許容を達成するために、双方向の二重環状構造がよく用いられる。マスター装置が複数のスレーブ装置に対して互いに逆向きの信号伝送を行う2つの伝送路を介して直列に接続されているマスター・スレーブ構造を有する通信システムは、US4,663,748に開示されている。このUS4,663,748には、マスター装置が両方の伝送路に対してパケットデータを同時に送出すること、および、スレーブ装置がこれら2つの伝送路を介して伝送されるメッセージデータを処理するために、これら2つの伝送路に接続された2つの処理装置を有することが記載されている。さらに、両方の環状伝送路上の信号を監視することにより、接続障害(例えば通信線の断線)が発生した場合に、それに応じて、上記の接続障害に起因して通信システムにおけるより大きな部分やシステム全体に障害が生じることを防止するように通信システムを切り替えて通信システムを再構成する接続切替装置(actuable coupling units)が各ユーザーに備えられている。
また、DE10312907には、各伝送路上のデータの伝送方向に対して、まず処理装置が配置され、そして次に2入力1出力を有するマルチプレクサーが配置された構成のスレーブ装置が開示されている。このマルチプレクサーは上記の2入力がスレーブ装置における2つの処理装置とそれぞれ接続されており、上記の1出力が伝送路に接続されている。障害の無い通常の動作では、マルチプレクサーにおける上記の2つの入力はそれぞれ対応する伝送路上に配置される。しかし、障害モード(fault mode)では、伝送路上で接続障害が発生した場合、他方の伝送路上の処理装置に接続される。このスレーブ装置の設計によれば、障害発生時に、通信システムを本質的にリアルタイムで再構成することができる。
2つの伝送路にパケットデータを送出するために、制御装置に接続された送信装置と受信装置とをマスター装置にそれぞれ2つ備えた2重環状構造を有する故障許容マスター・スレーブ通信システムには、機器密度の増大(high hardware)やマスター装置における切り替え機構の複雑化を伴うため、製造コストが大幅に増大するという問題がある。各スレーブ装置についても、伝送されてくるパケットデータに対する処理を行うための2つの処理装置を備える必要があることから、同様の問題がある。また、通常の動作の場合に、各スレーブ装置が、2つの処理装置を通った2つのパケットデータのうちのいずれを用いて装置制御を行うかを決める必要があるので、高いデータ伝送率を求められる通信システムの使用を大きく制限してしまうという問題がある。さらに、2重環状型の従来の故障許容通信システムには、マスター装置が、接続障害に対して別々に応答し、通常モード(normal mode)から障害モード(fault mode)に切り替える必要があるという問題がある。
本発明の目的は、二重環状構造を介してマスター装置と複数のスレーブ装置とが直列に接続されているマスター・スレーブ構造を有する通信システムおよび当該通信システムに用いるインターフェースにおいて、ハードウェアおよび切り替え機構の複雑さを最小限に抑制するとともに、2重環状形態において接続障害が発生した場合にリアルタイムでシステムを再構築可能にすることにある。
上記の目的は、請求項1に記載したインターフェース装置、請求項7に記載した通信システム、および請求項10に記載した通信システムによって達成される。好ましい形態は従属請求項に記載されている。
本発明によると、第1伝送路および第2伝送路から成る双方向の二重環状構造を介してマスター装置と複数のスレーブ装置が直列に接続されたマスター・スレーブ構造を有する通信システムのためのインターフェースを提供できる。このインターフェース装置は、マスター装置の送信装置に接続された入力端子と、第1伝送路に接続された第1出力端子と、第2伝送路に接続された第2出力端子とを有する第1切替装置を備えている。この第1切替装置は、マスター装置の送信装置から受信した情報信号を、互い分離されており、逆向きの伝送を行う第1伝送路と第2伝送路とに出力する。また、上記インターフェース装置は、第1伝送路に接続された第1入力端子と、第2伝送路に接続された第2入力端子と、マスター装置の受信装置に接続された出力端子とを有する第2切替装置を備えている。この第2切替装置は、第1伝送路と第2伝送路上とを互いに逆向きに伝送されてきた2つの情報信号をマスター装置の受信装置へ転送する。
上記の構成によれば、2重環状型の故障許容通信システムにおけるマスター装置とスレーブ装置との間のインターフェース装置において、ハードウェアおよびソフトウェアの構成を簡略化し、それにより製造コストを大幅に低減できる。本発明のインターフェース装置を用いることにより、単一環状型の通信システムに用いられている、送信装置および受信装置のみを備えた従来のマスター装置を二重環状型の通信システムに用いることができる。本発明のインターフェース装置は、単一環状型として設計されたマスター装置を用いる場合であっても、パケットデータを二重環状構造における互いに逆向きの2つの伝送路に伝送することができる。
本発明の好ましい実施形態では、インターフェース装置が、マスター装置の送信装置から受信した情報信号を二重環状構造における第1伝送路および第2伝送路に対して互いに逆向きに分離して伝送するために、上記情報信号の複製を生成する。互いに逆向きの伝送を行う2つの伝送路に2つの同一のパケットデータを伝送することにより、接続障害に関して高い故障許容を有する二重環状構造を実現できる。
このことは、インターフェース装置の第1切替装置が、マスター装置から受信した情報信号を第1伝送路および第2伝送路に交互に伝送するために、上記情報信号に含まれるアドレス情報を評価する第2の好ましい実施形態にもあてはまる。上記の構成によれば、互いに同一な2つの情報信号を、互いに逆向きに二重環状構造を介して伝送させることができる。これにより、高い故障許容を実現できる。後述するさらに好ましい実施形態では、インターフェース装置の第2切替装置は、第1伝送路および第2伝送路を互いに逆向きに伝送されてきた2つの情報信号を評価する。これにより、予備構成(redundancy)を用いる場合、すなわち接続障害が生じて各スレーブ装置が障害モードに変更されて通信システムが再構成される場合に、簡易な方法で通信システムの動作を保証することができる。
ただし、これに限らず、インターフェース装置の第2切替装置が、第1伝送路および第2伝送路を介して受信した2つのデータパケットをマスター装置の受信装置に連続的に送信し、マスター装置においてこれら2つのパケットデータを評価するようにしてもよい。インターフェース装置内で評価するのではなく、マスター装置内で評価を行う場合であっても、障害が発生したときに予備構成を用いることができる。なお、インターフェース装置の第2切替装置は、マスター装置に連続的に返送される情報信号同士の衝突が生じることを避けるために、FIFO機構で構成されることが好ましい。
本発明のマスター・スレーブ構造を有する通信システムにおいて、マスター装置が、同一のデータフィールドを有し、かつ互いに異なるアドレスフィールドを有する2つの情報信号をマスター装置の送信装置を介してインターフェース装置の第1切替装置に送信させる送信制御装置を備えていてもよい。なお、上記データフィールドは、各スレーブ装置に対応するデータ領域を有していてもよい。インターフェース装置の第1切替装置は、アドレスフィールドの内容に基づいて、一方の情報信号を第1伝送路に出力し、他方の情報信号を第2伝送路に出力する。二重環状構造内に配置される各スレーブ装置において、接続切替装置は、通常モードでは、処理装置の入力端子と第1受信装置とを接続し、処理装置の出力端子を第1送信装置、および第2受信装置と第2送信装置との間に接続する。第1送信装置および/または第2受信装置において障害が生じた場合、処理装置の入力端子は第1受信装置に接続され、処理装置の出力端子は第2受信装置に接続される。一方、第1受信装置および/または第2送信装置において障害が生じた場合、処理装置の入力端子は第2受信装置に接続され、処理装置の出力端子は第1送信装置に接続される。なお、各スレーブ装置の処理装置は、当該処理装置内を通過する情報信号における当該スレーブ装置に対応するデータ領域に対して処理を行う。インターフェース装置の第2切替装置では、互いに逆向きに伝送されてきた2つの情報信号をマスター装置の受信装置へ連続的に送信する。マスター装置の受信制御装置は受信装置から受け取った2つの情報信号のデータフィールドを重畳させる。上記の構成によれば、接続障害が発生した場合に障害の発生箇所に隣接するスレーブ装置におけるデータパケットの伝送経路を迅速に変更することができ、また、障害が発生した場合であってもマスター装置の受信制御装置において情報の損失を確実に避けるために2つのパケットデータを重畳させるようになっているので、高い故障許容を有する通信システムを容易に実現できる。
上記の構成に代えて、マスター装置の送信装置から送信された情報信号の複製を生成する機能と、スレーブ装置が障害モードであるときに、データの損失を確実に避けるため、上記の2つの情報信号を重畳させる機能とを有するインターフェース装置を用いることによっても、上記のような高い故障許容を実現できる。
特に、障害が生じて通信システムの再構成が行われているときに、通信システムに障害が生じているか否かを監視するために、本発明の好ましい実施形態では、情報信号にカウンタフィールドを付加する。このカウンタフィールドには、予め決められた値が設定されており、スレーブ装置の処理装置を通過するときにこの処理装置によって予め決められた値だけ変更される。インターフェース装置の第2切替装置、あるいはマスター装置の受信制御部は、逆方向に伝送されてきた2つの情報信号におけるカウンタフィールドの値を合計する。そして、この合計値を評価することにより、通信システムにおいて接続障害が生じているか否か、あるいはスレーブ装置が故障しているか否かをそれぞれ評価する。
自動化技術では、分散されて配置された周辺機器装置と、自動化、管理、および表示を行うシステムとの間における通信にフィールドバスシステム(field bus systems)を用いることが多くなっている。フィールドバスシステムは、例えば、電気配線(electrical line)、導光路(optical waveguide)、あるいは無線ケーブル(radio cable)などからなるシリアルバスを有する。全てのバスユーザーはこのフィールドバスに接続されており、能動的なバスユーザーと受動的なバスユーザーとに区別されている。フィールドバスシステム上の能動的なバスユーザーは、バス上のデータ交信(data traffic)を決定するマスター装置である。上記のようなマスター装置は、例えば製造工程におけるプロセス・コントロールコンピューター(工程制御コンピュータ)として用いられる工業用のパーソナルコンピュータである。マスター装置は、バスアクセス権(bus access authorization)を有しており、外部からの要求がなくてもフィールドバスにデータを出力することができる。バスシステム上の受動的なバスユーザーは、例えば入出力装置、バルブ、駆動装置、変換器などの周辺機器装置である。これらはスレーブ装置として使用され、バスアクセス権を持たない。すなわち、これらのスレーブ装置は、情報信号の受信確認、あるいは情報信号の送信要求をマスター装置に伝送することしかできない。
マスター・スレーブシステムにおいてデータ伝送のために用いる通信規格はイーサネットの概念からなることが好ましい。イーサネット通信システムでは、伝送されるデータはあらかじめ決められた形式を有するパケットデータ(これ以降ではメッセージとも呼ぶ)に入れられる。イーサネットメッセージは、開始識別子(start identifier)、目的地や起点の位置、パケットデータのタイプ(data packet type)や障害機構(fault mechanism)を持つ制御データに加えて、有用なデータを1500バイト程度のデータ長を持つことができる。
マスター・スレーブ構造を有するイーサネット通信システムでは、環状構造を形成するために、各スレーブ装置は伝送媒体を介して両隣と接続されており、最初のユーザーと最後のユーザーはマスター装置に接続されていることが好ましい。この構成では、データはマスター装置から最初に隣接するスレーブ装置に伝送され、そこから次のスレーブ装置へ伝送され、最後のスレーブ装置からマスター装置に戻るように一方向に伝送される。
特に通信システム上の接続障害(例えばケーブルの分断のようなスレーブ装置を有する伝送系全体の障害)に対する高い故障許容を保証するために、互いに逆方向の伝送を行う2つの伝送路を有するマスター・スレーブ構造の通信システムがよく用いられる。互いに逆向きに伝送を行う二重環状構造により、接続障害が生じている場合であっても通信システムの機能を維持するために、接続障害が生じた場合に通信システムの構成を変更(再構成)することができる。
図1は本発明の一実施形態にかかる故障許容通信システムの基本的な回路図である。この通信システムは、二重環状構造2を有するインターフェース装置4を介してN個のスレーブ装置3に対して直列に接続されたマスター装置1を備えている。二重環状構造2は接続されているスレーブ装置3を互いに逆向きに進む2つの単一方向伝送路21,21を備えている。
インターフェース装置4は、第1切替装置41と第2切替装置42とを備えている。第1切替装置41は、入力端子411を介してマスター装置1の送信装置TX11と接続されている。第1切替装置41の第1出力端子412は第1伝送路21と接続され、第1切替装置41の第2出力端子413は第2伝送路22と接続されている。インターフェース装置4の第2切替装置42は、第1入力端子421を介して第1伝送路21と接続されており、第2入力端子422を介して第2伝送路22と接続されている。インターフェース装置4の第2スイッチ装置42の出力端子423は、マスター装置1の受信装置RX12と接続されている。マスター装置1の送信装置11は、第1制御線15を介して送信制御装置16と接続されている。受信装置12は、第2制御線17を介して受信制御装置18と接続されている。
各スレーブ装置3は、第1伝送路21を介して1つ前のユーザーから送られてくるイーサネットメッセージを受信するための第1受信装置RX31を有するインターフェースと、第1伝送路21を介して上記イーサネットメッセージを次のユーザーへ転送するための第1送信装置TX32を有するインターフェースとを備えている。さらに、各スレーブ装置3は、第2伝送路22を介して1つ前のユーザーから伝送されるイーサネットメッセージを受信するための第2受信装置RX33を有するインターフェースと、上記イーサネットメッセージを次のユーザーに転送するための第2送信装置TX34を有するインターフェースとを備えている。さらに、各スレーブ装置3は、第1受信装置RX31、第2受信装置RX32、第1送信装置TX33、および第2送信装置TX34の間に接続された、処理装置35と接続切替装置(actuable coupling unit)37とを備えている。
図2は、スレーブ装置3の基本的な回路図をより詳細に示している。スレーブ装置3では、第1伝送路21に接続されている第1受信装置RX31と第2伝送路22に接続されている第2送信装置TX34とがポート0に配置されている。また、第2伝送路22に接続されている第2受信装置RX33と第1伝送路21に接続されている第1送信装置TX32とがポート1に配置されている。
接続切替装置37は、それぞれ2-1-マルチプレクサー(2-1-multiplexers)として設計された第1切替スイッチ38と第2切替スイッチ39とを備えている。受信装置31、送信装置32、受信装置33、送信装置34は、マルチプレクサー38、マルチプレクサー39、および処理装置35は、ネットワーク配線40を介して図2に矢印で示したように相互に連結されている。
第1受信装置RX31の出力端子は、第1マルチプレクサー38の第1入力端子に接続されている。第1マルチプレクサー38の第2入力端子は、第2受信装置RX33に接続されている。第1マルチプレクサー38の出力端子は処理装置35に接続されている。第2マルチプレクサー39の第1入力端子は第2受信装置RX33に接続され、第2入力端子は処理装置35の出力端子に接続されている。第2マルチプレクサー39の出力端子は第2送信装置TX34に接続されている。また、処理装置35の出力端子はネットワーク通信線40を介して第1送信装置TX32に接続されている。
図1Aに示すように、通信システムの障害の無い通常モード時には、同一のイーサネットメッセージが第1伝送路21と第2伝送路22とにそれぞれ出力される。この場合、全てのスレーブ装置3における接続切替装置37は、処理装置35の入力端子を第1受信装置RX31に接続し、処理装置35の出力端子を第1送信装置TX32に接続し、第2受信装置RX33を第2送信装置TX34に接続する。これにより、上記2つのメッセージは接続されたスレーブ装置3を互いに逆方向に通過する。
スレーブ装置3の上記の動作モードでは、常に、第1伝送路21と第2伝送路22を互いに逆向きに伝送される2つの同一のメッセージがスレーブ装置を通過する。ただし、接続切替装置37は、第1伝送路21を介して伝送されたメッセージに対してのみ処理装置35で処理を行わせ、第2伝送路22を介して伝送されてきたメッセージについてはスレーブ装置3を単に通過させる。
本発明の構成では、障害の無い通常モード時には、切替可能な2つの2-1-マルチプレクサー38,39を有する接続切替装置37は、2つの伝送路21,22を同時に逆方向に伝送される2つの同一のメッセージのうち、スレーブ装置3の処理装置35が伝送路21を介して伝送されるメッセージのみに処理を施すように制御される。第2伝送路22を伝送されるメッセージは何も変更されずに元に戻される。
本発明の通信システムは、各スレーブ装置3がインターフェースおよび互いに逆向きに通信する二重環状構造を介してマスター装置に対して直列に接続されたマスター・スレーブ構造を有し、各スレーブ装置3は処理装置35を1つのみ備えており、障害、すなわち接続障害が発生した場合に、通信システム全体の動作を維持するために、個々のスレーブ装置内の伝送路の構成を変更可能になっている。
図1Bは、スレーブ装置Mとスレーブ装置M+1の間において二重伝送路に障害が生じた場合を示している。図1Cは、スレーブ装置Mが完全に故障した場合を示しており、これはスレーブ装置M−1とスレーブ装置Mとの間およびスレーブ装置Mとスレーブ装置M+1との間の2箇所で二重伝送路に障害が発生した場合に相当する。二重通信線で上記のような障害が発生した場合、スレーブ装置3内の接続切替装置37は、第1伝送路21または第2伝送路22を介して伝送されるメッセージが常にスレーブ装置3内の処理装置35を通過し、他方の伝送路を介してマスター装置1に送り戻されるように動作する。
図1Bに示したようにスレーブ装置Mとスレーブ装置M+1の間で二重伝送路の障害が生じた場合、スレーブ装置Mとスレーブ装置M+1は変形されるのに対して、スレーブ装置1〜M−1およびM+2〜Nは通常モードと同様である。図1Cに示したようにスレーブ装置Mが完全に故障した場合、スレーブ装置1〜M−2およびM+2〜Nは通常モードと同様であるのに対して、スレーブ装置M−1およびM+1は変形される。
なお、上記の変形はスレーブ装置3内の2つのポート0と1において行われることが好ましい。これらの2つのポート0と1は、従来から公知の検出処理を用いてスレーブ装置が隣接したスレーブ装置と通信可能であるか否かを検出する。ポート0またはポート1によって接続障害が検出された場合、検出された接続障害に対応する障害モードが実行され、スレーブ装置内の接続切替装置37が上述したように切替を行う。
図1Bに示したスレーブ装置Mのポート1において二重伝送路の障害が発生した場合の障害モード、および図1Cに示したスレーブ装置M−1のポート1において装置故障が発生した場合の障害モードでは、図1Bに示したスレーブ装置Mおよび図1Cに示したスレーブ装置M−1の接続切替装置37は、処理装置35の入力端子を第1受信装置RX31に接続し、処理装置35の出力端子を第2送信装置RX34に接続する。これにより、第1伝送路21上を伝送されるメッセージは処理装置35を介して第2伝送路22へ送り戻される。図2に示したスレーブ装置3のような第1マルチプレクサー38と第2マルチプレクサー39とを有する接続切替装置37の場合、第2マルチプレクサー39の第2入力端子が当該第2マルチプレクサー39の出力端子に接続される。一方で、第1マルチプレクサー38は通常モードのままである。
スレーブ装置3内のポート0が障害モードの場合、つまり図1Bに示したスレーブ装置M+1において隣接するスレーブ装置との二重伝送路の障害が発生し、当該スレーブ装置M+1における第1受信装置RX1および/または第2送信装置TX34がそれを検知した場合、および図1Cに示したスレーブ装置M+1において装置故障が発生し、当該スレーブ装置M+1における第1受信装置RX1および/または第2送信装置TX34がそれを検知した場合、図1Bのスレーブ装置M+1および図1Cのスレーブ装置M+1における処理装置35の入力端子は第2受信装置RX33に接続され、処理装置35の出力端子は第1送信装置32に接続される。これにより、処理装置35で処理されたメッセージは第1伝送路21に戻される。図2に示した形態の接続切替装置37の場合、第2マルチプレクサー39は通常モードのままであるのに対して、第1マルチプレクサー38では第2入力端子が当該第1マルチプレクサー38の出力端子に接続される。
本発明によれば、接続障害がある場合であっても通信システムの動作を保証するために、二重環状構造や簡単な構成の接続切替装置の補助により、処理装置を1つのみを持つスレーブ装置内の通信システムを変形する。予備構成においてスレーブ装置がメッセージに対して行う処理は通常モードの場合と同じである。
本発明は、図1Bおよび図1Cに示したような隣接するユーザー間において2つの伝送路が遮断される二重伝送路障害に限らず、一方の伝送路のみが遮断される単一接続障害の場合であっても、その接続障害を検知し、接続障害が生じている箇所に隣接するユーザーを障害に応じて変形することにより、通信システムの動作を維持することができる。
スレーブ装置3は、処理装置35を1つのみ備えている構成なので、2つの処理装置を有するスレーブ装置と比較して、いずれの処理装置を用いてメッセージの処理を行うかを決定する必要がないという利点がある。
ハードウェアの費用を抑制しつつ高い故障許容を実現するために、特にマスター装置において、障害の無い通常モード時の処理と、接続障害時に個々のスレーブ装置を変型することによって通信システムの動作が維持される障害モードの場合の処理とで、第1伝送路21および第2伝送路22を互いに逆方向に伝送されるメッセージに対する処理が大きく異ならないようになっている。本発明によると、スレーブ装置は前述の方法で設計することができる。ただし、これに限らず、上記の構成とは異なる切り替え機構を有するスレーブ装置を、二重環状構造を有するマスター・スレーブシステムの一部に用いてもよい。
本発明では、単一環状構造に用いられる送信装置TX11と受信装置RX12とをそれぞれ1つのみ備えたマスター・スレーブ装置1を二重環状構造の故障許容のために用いることもできる。これは、本発明のインターフェース装置4を挿入することによって達成される。インターフェース装置4の第1切替装置41は、マスター装置1の送信装置TX11から入力端子411を介して受信したメッセージを、互いに逆方向に伝送するために、第1出力端子412を介して第1伝送路21に出力し、第2出力413を介して第2伝送路22に出力する。また、インターフェース装置4の第2切替装置42は、第1入力端子421および第2入力端子422を介して第1伝送路21および第2伝送路22から受信した互いに逆向きに伝送されてきたメッセージを、出力端子423を介してマスター装置1の受信装置RX12へ伝送する。
本発明では、高い故障許容を達成するために、同一のメッセージを第1伝送路21と第2伝送路22とに出力する。本発明の一実施形態では、マスター装置1の送信制御装置16が、接続されているスレーブ装置に対応するデータ領域を有する同一のデータフィールドを有し、かつ異なるアドレスフィールドを有する2つのメッセージを、送信装置TX11を介してインターフェース装置の第1切替装置41へ送信する。インターフェース装置4の第1切替装置41は、アドレスフィールドの内容に基づいて、一方のメッセージを第1伝送路21に出力し、他方のメッセージを第2伝送路22に出力する。最も単純な例として、アドレスフィールドを、2つの伝送路21、22をそれぞれ“0”、“1”として符号化した1ビットフィールド(1 bit field)としてもよい。
スレーブ装置3の処理装置35は、通常モードおよび障害モードのいずれの場合にも、
上述した本発明の方法で互いに逆方向に伝送される2つのメッセージのうちの一方のメッセージにおける当該スレーブ装置3に対応するデータ領域に対して処理を施す。
インターフェース装置4の第2切替装置42は、互いに逆向きに第1伝送路と第2伝送路21とを伝送されてきた2つのメッセージをマスター装置1の受信装置RX12に伝送する。この目的のために、インターフェース装置4の第2切替装置42は、2つの入力端子421および422を介して受信したメッセージを入力されるFIFO機構から成ることが好ましい。FIFO機構に入力された2つのメッセージは、インターフェース装置4の出力端子423を介してマスター装置1の受信装置RX12へ伝送される。FIFO機構を用いることによって、マスター装置1へメッセージを伝送する間に起こる可能性のあるメッセージ同士の衝突を防止できる。マスター装置1は、受信した2つのメッセージを受信制御装置18に転送し、単一のメッセージにするために重畳させる。この処理は、両方のメッセージにおける有効なデータを1ビットずつ論理演算(OR-ing)することによって行われることが好ましい。
なお、上記の構成に代えて、インターフェース装置4が情報処理機能を持つようにしてもよい。この場合、インターフェース装置4の第1切替装置41が、送信制御装置16によって送信装置TX11を介してインターフェース装置4に伝送されたメッセージの複製を生成し、一方のメッセージを第1伝送路21に出力し、他方のメッセージを第2伝送路22に出力する。また、スレーブ装置3内の処理装置35は、伝送されてきた2つのメッセージのうちの一方におけるデータ領域に対する処理を行う。また、2つのメッセージはインターフェース装置4における第2切替装置42の第1入力端子421および第2入力端子422を介して受信され、重畳される。この重畳処理は、両方のメッセージの有効なデータを1ビットずつ論理演算(OR-ing)することによって順番に実行されることが好ましい。重畳によって得られたメッセージは出力端子423を介して第2切替装置42からマスター装置1の受信装置RX12へ伝送され、受信制御装置18によって評価される。
特に、接続障害やスレーブ装置全体の故障が発生し、個々のスレーブ装置を障害モードに切り替えて通信システムを変形している場合、伝送されてきた各メッセージにおけるカウンタフィールドの値は互いに異なる。そこで、通信システム上の障害を検出するために、伝送されてきた各メッセージにおけるカウンタフィールドの値を比較する。より好ましくは、カウンタフィールドの値をメッセージ毎に合計した値を比較する。上述したように、伝送される2つのメッセージは、マスター装置1の送信制御装置16によって生成され、アドレスフィールドを備えている。このアドレスフィールドに基づいてインターフェース装置4の第1切替装置41が一方のメッセージを第1伝送路21に出力し、他方のメッセージを第2伝送路22へ出力する。あるいは、インターフェース装置4の第1切替装置41がマスター装置から受信したメッセージの複製を生成し、これら2つのメッセージを互いに逆向きに分離して伝送するために、第1伝送路21と第2伝送路22とに出力する。なお、これら2つのメッセージは、カウンタフィールドに予め決められた値を設定されている。スレーブ装置3の処理装置35は、メッセージが通過する際に、カウンタフィールドの値をあらかじめ決められた数値だけ変更する。
その後、インターフェース装置4の第2切替装置42は、2つの受信したメッセージをマスター装置1に伝送する。2つのメッセージにおけるカウンタフィールドの値はマスター装置1の受信制御装置18で評価される。これら2つのメッセージにおけるカウンタフィールドの値を合計した値に基づいて、接続されている全てのスレーブ装置が動作しているか否かを判定することができる。あるいは、インターフェース装置4が情報処理機能を有する構成としてもよい。この場合、受信したメッセージが第2切替装置42ですでに論理演算されているのであれば、インターフェース装置4の第2切替装置42において両方のメッセージのカウンタフィールドの値が合計された結果を用いてもよい。合計された値は重畳されたメッセージと共にマスター装置1へ伝送されて評価される。
2つのメッセージにおけるカウンタフィールドの初期値は好ましくは0にセットされる。そして、スレーブ装置3をメッセージが通過する際、各処理装置35はあらかじめ決められた数値(例えば1)だけカウンタフィールドの値を増加させる。通常モードの場合にも障害モードの場合にも、スレーブ装置の処理装置35は一方のメッセージのみに処理を行うので、2つのメッセージにおけるカウンタフィールドの値を合計した値は、動作中のスレーブ装置の個数を示す。これにより、接続されている全てのスレーブ装置が動作しているか、あるいは、例えば図1Cに示したような二重伝送線の障害によるスレーブ装置全体の故障が生じているかを判定できる。接続されているスレーブ装置の既知の数と、2つのメッセージにおけるカウンタフィールドの値とを比較することにより、接続障害の正確な位置(例えば図1Bの場合スレーブ装置Mとスレーブ装置M+1の間)を検出できる。
また、互いに逆向きに伝送される2つのメッセージのデータフィールドにおいて、スレーブ装置3に対応するデータ領域を適切に設けることにより、特に接続障害が生じてスレーブ装置3における信号の伝送経路を変更した場合に対する故障許容を有する通信システムを実現できる。各スレーブ装置3の処理装置35は、伝送されてくるメッセージにおける対応するデータ領域のデータ交換(data exchange)を行う。そして、インターフェース装置4の第2切替装置42、あるいはマスター装置1の受信制御装置18は、第1伝送路および第2伝送路を介して戻ってきた2つのメッセージのデータフィールドを重畳させる。この重畳させたメッセージは、全てのスレーブ装置が動作中であれば、通信システムが通常モードであるか接続障害が発生した際の障害モードであるにかかわらず、常に同じである。
読込モード(read mode)では、スレーブ装置3がマスター装置1にデータを伝送する際に、互いに逆向きに流れてくる2つのメッセージの全データフィールドを0に初期化する。スレーブ装置3の処理装置35は対応するデータ領域に所望のデータを書き込む。マスター装置1の受信制御装置18、あるいはインターフェース装置4の第2切替装置は、受信した2つのメッセージを共有するために、受信した2つのメッセージにおけるデータフィールドを連続的に論理演算(ORs)する。通信システムが通常モードであるか障害モードであるかにかかわらず、論理演算された(ORed)メッセージはマスター装置に要求された接続されているスレーブ装置3の全てのデータを含んでいる。
一方、書込モードでは、マスター装置1がスレーブ装置3に制御命令を伝送することを望むと、マスター装置1の送信制御装置16は、スレーブ装置に伝送するためのデータを含むデータフィールドを有する2つの同一メッセージを互いに逆向きに伝送するために、これら2つのメッセージを2つの伝送路にそれぞれ出力する。あるいは、情報処理機能を有するインターフェース装置の第1切替装置41によってメッセージの複製を生成するようにしてもよい。その後、スレーブ装置3の処理装置35は、通常モードか障害モードかにかかわらず、メッセージから対応するデータを抽出する。原則として、戻ってきた2つのメッセージのデータフィールドの論理演算(ORing)は必要ではない。しかしながら、論理演算(ORing)処理を行うことにより、成功した書込モードに対応する制御手段において、伝送されてきたメッセージのデータフィールドに対応するデータフィールドを有する共有されたメッセージを生成することができる。
本発明によれば、マスター装置と任意に配置された複数のスレーブ装置とを有し、インターフェース装置が挿入されたマスター・スレーブ通信システムにおいて、スレーブ装置を本発明の方法に従って配置して動作させることにより、二重環状構造に接続障害が生じて伝送経路を再構成する場合であっても、障害の影響を受けない通信システムを簡単な方法で決定することができる。さらに、通信システムが予備構成の場合、すなわち通信システムにおける個々のスレーブ装置が障害モードに切り替えられた場合であっても、伝送されてきた2つのメッセージを重畳させることにより、信頼性の高い読込動作を保障することができる。このため、インターフェース装置を使用することにより、単一環状構造に用いられるような送信装置および受信装置をそれぞれ1つのみ備えた従来のマスター装置を用いることができる。
二重環状構造内を直列に接続されたマスター装置とスレーブ装置との間にインターフェース装置を設けたマスター・スレーブ構造を有する本発明の通信システムにおける通常モード時の概略構成を示す図である。 二重環状構造内を直列に接続されたマスター装置とスレーブ装置との間にインターフェース装置を設けたマスター・スレーブ構造を有する本発明の通信システムにおいて、接続障害発生時に再構築される第1通信システムを示す図である。 二重環状構造内を直列に接続されたマスター装置とスレーブ装置との間にインターフェース装置を設けたマスター・スレーブ構造を有する本発明の通信システムにおいて、スレーブ装置に故障が発生した場合に再構築される第2通信システムを示す図である。 本発明にかかるスレーブ装置の概略図である。

Claims (12)

  1. マスター装置(1)と複数のスレーブ装置とが第1伝送路(21)と第2伝送路(22)とを備えた双方向方式で動作する2重環状構造(2)を介して直列に接続されているマスター・スレーブ構造を有し、上記マスター装置(1)が1つの送信装置と1つの受信装置とを備えており、単一環状型として設計されたものである通信システムに備えられるインターフェース装置(4)であって、
    上記マスター装置(1)の送信装置(11)に接続された入力端子(411)と、上記第1伝送路(21)に接続された第1出力端子(412)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2出力端子(413)とを備え、上記マスター装置(1)の送信装置から受信した情報信号を分離して上記第1伝送路(21)と上記第2伝送路(22)とに互いに逆向きに出力する第1切替装置(41)と、
    上記第1伝送路(21)に接続された第1入力端子(421)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2入力端子(422)と、上記マスター装置(1)の受信装置(12)に接続された出力端子(423)とを備え、上記第1伝送路(21)および上記第2伝送路(22)を介して互いに逆向きに伝送されてきた2つの情報信号を上記マスター装置(1)の上記受信装置(12)へ伝送するように形成された第2切替装置(42)とを備え
    上記第1切替装置(41)は、上記マスター装置(1)の上記送信装置(11)から送信された情報信号を上記第1伝送路(21)または上記第2伝送路(22)に送信するために、上記情報信号に含まれるアドレス情報を評価することを特徴とするインターフェース装置。
  2. 上記第2切替装置(42)は、上記第1伝送路(21)および上記第2伝送路(22)を介して互いに逆方向に伝送される2つの情報信号を評価することを特徴とする請求項1に記載のインターフェース装置。
  3. 上記第2切替装置(42)は、上記第1伝送路(21)および上記第2伝送路(22)を介して互いに逆方向に伝送される2つの情報信号を上記マスター装置(1)の上記受信装置(12)へ連続的に送信することを特徴とする請求項1に記載のインターフェース装置。
  4. 上記第2切替装置(42)は、FIFO機構からなることを特徴とする請求項3に記載のインターフェース装置。
  5. マスター装置(1)と、複数のスレーブ装置(3)と、第1伝送路(21)と第2伝送路(22)とを備えた双方向方式で動作する2重環状構造(2)と、上記2重環状構造(2)を介して上記マスター装置(1)と複数の上記スレーブ装置(3)とを直列に接続するインターフェース装置(4)とを備えた、マスター・スレーブ構造を有する通信システムであって、
    上記マスター装置(1)は、
    情報信号を送信する送信装置(11)と、情報信号を受信する受信装置(12)と、上記送信装置に接続された送信制御装置(16)と、上記受信装置に接続された受信制御装置(18)とを備え、
    上記インターフェース装置(4)は、 上記マスター装置(1)の上記送信装置(11)に接続された入力端子(411)と、上記第1伝送路(21)に接続された第1出力端子(412)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2出力端子(413)とを有する第1切替装置(41)と、
    上記第1伝送路(21)に接続された第1入力端子(421)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2入力端子(422)と、上記マスター装置(1)の受信装置(12)に接続された出力端子(423)とを有する第2切替装置(42)とを備え、
    各スレーブ装置(3)は、
    上記第1伝送路(21)を伝送される情報信号を受信するために上記第1伝送路(21)に接続された第1受信装置(31)と、情報信号を上記第1伝送路(21)に送信するために上記第1伝送路(21)に接続された第1送信装置(32)と、上記第2伝送路(22)を伝送される情報信号を受信するために上記第2伝送路(22)に接続された第2受信装置(33)と、情報信号を上記第2伝送路(22)に送信するために上記第2伝送路(22)に接続された第2送信装置(34)と、入力端子と所定の処理を施した情報信号を出力するための出力端子とを有する処理装置(35)と、接続切替装置(37)とを備えており、
    上記マスター装置(1)の送信制御装置(16)は、接続されている上記各スレーブ装置に対応するデータ領域を有する、同一のデータフィールドからなる2つの情報信号と、互いに異なるアドレスフィールドとを、上記送信装置(11)を介してインターフェース装置(4)の第1切替装置(41)に送信し、
    上記インターフェース装置(4)の上記第1切替装置(41)は、上記アドレスフィールドの内容に基づいて一方の情報信号を上記第1伝送路(21)に送信し、他方の情報信号を上記第2伝送路(22)に送信し、
    上記各スレーブ装置の接続切替装置(37)は、
    通常モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第1受信装置(31)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第1送信装置(32)と、上記第2受信装置(33)と上記第2送信装置(34)との間とに接続し、
    上記第1送信装置(32)および/または上記第2受信装置(33)の障害モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第1受信装置(31)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第2送信装置(34)に接続し、
    上記第1受信装置(31)および/または上記第2送信装置(34)の障害モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第2受信装置(33)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第1送信装置(32)に接続し、
    上記各スレーブ装置の処理装置(35)は、入力された情報信号を出力する前にこの情報信号における当該処理装置(35)に対応するデータ領域に対して所定の処理を施し、
    上記インターフェース装置(4)の上記第2切替装置(42)は、上記第1伝送路(21)および上記第2伝送路(22)を介して互いに逆方向に伝送される2つの情報信号を、上記マスター装置(1)の上記受信装置(12)に連続的に送信し、
    上記マスター装置(1)の受信制御装置(18)は、上記受信装置によって受信した上記2つの情報信号のデータ領域を重畳させることを特徴とする通信システム。
  6. 上記マスター装置(1)の上記送信制御装置(16)は、上記2つの情報信号に、予め定めた値を設定したカウンタフィールドを付加し、
    上記スレーブ装置(3)の上記処理装置(35)は、上記情報信号を出力する前に上記カウンタフィールドの値を予め定めた値だけ変更し、
    上記マスター装置(1)の上記受信制御装置(18)は、受信した2つの情報信号のカウンタフィールドの値を評価することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  7. 上記マスター装置の上記受信制御装置(18)は、受信した情報信号のカウンタフィールドの値を合計することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. マスター装置(1)と、複数のスレーブ装置(3)と、第1伝送路(21)と第2伝送路(22)とを備えた双方向方式で動作する2重環状構造(2)と、上記2重環状構造(2)を介してマスター装置(1)と複数のスレーブ装置(3)とを直列に接続するインターフェース装置(4)とを備えた、マスター・スレーブ構造を有する通信システムであって、
    上記マスター装置(1)は、
    情報信号を送信する送信装置(11)と、情報信号を受信する受信装置(12)と、上記送信装置に接続された送信制御装置(16)と、上記受信装置に接続された受信制御装置(18)とを備え、
    インターフェース装置(4)は、
    上記マスター装置(1)の上記送信装置(11)に接続された入力端子(411)と、上記第1伝送路(21)に接続された第1出力端子(412)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2出力端子(413)とを有する第1切替装置(41)と、
    上記第1伝送路(21)に接続された第1入力端子(421)と、上記第2伝送路(22)に接続された第2入力端子(422)と、上記マスター装置(1)の受信装置(12)に接続された出力端子(423)とを有する第2切替装置(42)とを備え、
    各スレーブ装置(3)は、
    上記第1伝送路(21)を伝送される情報信号を受信するために上記第1伝送路(21)に接続された第1受信装置(31)と、情報信号を上記第1伝送路(21)に送信するために上記第1伝送路(21)に接続された第1送信装置(32)と、上記第2伝送路(22)を伝送される情報信号を受信するために上記第2伝送路(22)に接続された第2受信装置(33)と、情報信号を上記第2伝送路(22)に送信するために上記第2伝送路(22)に接続された第2送信装置(34)と、入力端子と所定の処理を施した情報信号を出力するための出力端子とを有する処理装置(35)と、接続切替装置(37)とを備えており、
    上記マスター装置(1)の送信制御装置(16)は、接続されている上記各スレーブ装置に対応するデータ領域を有するデータフィールドを有する情報信号を、上記送信装置(11)を介して上記インターフェース装置(4)の上記第1切替装置(41)に送信し、
    上記インターフェース装置(4)の上記第1切替装置(41)は、上記マスター装置(1)の上記送信装置(11)から受信した情報信号の複製を生成し、一方の情報信号を上記第1伝送路(21)に送信し、他方の情報信号を上記第2伝送路(22)に送信し、
    上記各スレーブ装置の上記接続切替装置(37)は、
    通常モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第1受信装置(31)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第1送信装置(32)と、上記第2受信装置(33)と上記第2送信装置(34)との間とに接続し、
    上記第1送信装置(32)および/または上記第2受信装置(33)の障害モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第1受信装置(31)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第2送信装置(34)に接続し、
    上記第1受信装置(31)および/または上記第2送信装置(34)の障害モードにおいては、上記処理装置(35)の入力端子を上記第2受信装置(33)に接続し、上記処理装置(35)の出力端子を上記第1送信装置(32)に接続し、
    上記各スレーブ装置の上記処理装置(35)は、入力された情報信号を出力する前にこの情報信号における対応するデータ領域に対して所定の処理を施し、
    上記インターフェース装置(4)の上記第2切替装置(42)は、上記第1伝送路(21)および上記第2伝送路(22)を介して互いに逆方向に伝送されてきた2つの情報信号のデータ領域を重畳させて上記マスター装置(1)の上記受信装置(12)に出力し、
    上記マスター装置(1)の受信制御装置(18)は、上記受信装置によって受信した情報信号を評価することを特徴とする通信システム。
  9. 上記マスター装置(1)の上記送信制御装置(16)は、上記情報信号に、予め定めた値を設定したカウンタフィールドを付加し、
    上記スレーブ装置(3)の上記処理装置(35)は、上記情報信号を出力する前に上記カウンタフィールドの値を予め定めた値だけ変更し、
    上記インターフェース装置(4)の上記第2切替装置(42)は、受信した上記2つの情報信号を重畳させるときに、これら各情報信号における上記カウンタフィールドの値を合計し、
    上記マスター装置(1)の上記受信制御装置(18)は、受信した情報信号におけるカウンタフィールドの値を情報信号毎に評価することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  10. 上記第2切替装置(42)は、FIFO機構からなることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. 上記スレーブ装置(3)の上記接続切替装置(37)は、
    上記第1受信装置(31)に接続された第1入力端子と、上記第2受信装置(33)に接続された第2入力端子と、上記処理装置(35)の入力端子に接続された出力端子とを有する第1マルチプレクサ(38)と、
    上記第2受信装置(33)に接続された第1入力端子と、上記処理装置(35)の出力端子に接続された第2入力端子と、上記第2送信装置(34)に接続された出力端子とを有する第2マルチプレクサ(39)とを備え、
    上記第1マルチプレクサ(38)は、
    通常モードにおいては、当該第1マルチプレクサ(38)の上記第1入力端子と当該第1マルチプレクサ(38)の上記出力端子とを接続し、
    上記第1受信装置(31)および/または上記第2送信装置(34)の障害モードにおいては、当該第1マルチプレクサ(38)の上記第2入力端子と当該第1マルチプレクサ(38)の上記出力端子とを接続し、
    上記第2マルチプレクサ(39)は、
    通常モードにおいては、当該第2マルチプレクサ(39)の上記第1入力端子と当該第2マルチプレクサ(39)の上記出力端子とを接続し、
    上記第1送信装置(32)および/または上記第2受信装置(33)の障害モードにおいては、当該第2マルチプレクサ(39)の上記第2入力端子と当該第2マルチプレクサ(39)の上記出力端子とを接続することを特徴とする請求項5から10のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 上記スレーブ装置(3)の上記第1送信装置(32)と上記第2送信装置(34)、および/または、上記スレーブ装置(3)の上記第1受信装置(31)と上記第2受信装置(33)は、接続されている伝送路の接続障害を検知し、その検知結果に応じた障害モードを開始することを特徴とする請求項5から11のいずれか1項に記載の通信システム。
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