JP6194560B2 - ノード装置および通信方法 - Google Patents

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本発明は、通信ネットワークの信頼性向上に関するものであり、特にリングネットワークにおける通信障害への対応技術に関するものである。
情報通信社会の発展とともに、障害等により通信が停止することのない安定した通信ネットワークが求められ、通信ネットワークの信頼性に対する要求が高くなってきている。通信ネットワークを構成する際の形態の1つとしてリングネットワークが広く利用されている。リングネットワークにおいても障害等による通信の停止を抑制するために様々な技術が用いられている。リングネットワークの信頼性を向上させる方法としては、例えば、ノード間の回線を双方向での通信が可能とするように二重化する方法がある。リングネットワークでは通常、1方向のみの通信を行うが、回線の二重化を行うことによりいずれかの区間で障害が発生しても通信に使用していなかった回線を通信に使用することにより通信を維持することが可能となる。しかし、ノード間の回線を双方向の通信を行える構成としてもケーブルが切断されるなど双方向とも通信が不能となる状態が複数個所で発生した場合などには、通信ネットワークから分断された状態となるノードが発生することがある。通信ネットワークから分断状態となったノードが発生すると、そのノードと他のノードとの通信を継続することが出来なくなる。通信の継続性、すなわち、高可用性の要求の高いネットワークでは、そのような障害が発生した場合でも通信の継続が行えることが望ましい。そのため、回線が二重化されたリングネットワークにおいて障害が発生した際についても、対応技術について様々な検討が行われており、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1には、複数のノードを現用系と予備系の二重の回線で接続したリングネットワークに関する技術が示されている。特許文献1の技術ではリングネットワークのいずれかの箇所で運用系と予備系に同時に障害が発生した際に、障害の発生した箇所に隣接する2つのノードが共通で接続されている他のネットワークを介した通信が行われる。故障の発生したノード間の通信を他のネットワークで代替することにより、リングネットワークでの通信と代替で用いる他のネットワークを介した通信との組み合わせにより、リングネットワークを構成する各ノード間の通信を継続することができる。特許文献1では、他のネットワークを介した通信を行っている間に故障箇所の復旧作業等が可能となるとしている。
特開平11−331227号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は次のような課題がある。特許文献1は、他のネットワークを用いて障害の発生した箇所で行われていた通信を代替している。そのため、リングネットワークを構成する各ノードは、少なくとも他の1つのノードと共通のネットワークにそれぞれ接続されている必要がある。よって、リングネットワーク以外の他のネットワークを介して互いに接続していないノードが関連した障害が発生した場合には対応することができない。また、リングネットワークにおいて2箇所以上で障害が同時に発生した場合は、他のネットワークを経由する割合が大きくなり複雑なネットワーク構成となるため、運用が困難になり得る。
本発明は、リングネットワークにおいて複数の場所での障害が同時に発生した場合における通信の継続を、複雑なネットワークの構成を必要とすることなく可能とするノード装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明のノード装置は、受信手段と、判断手段と、送信手段と、通信手段とを備えている。受信手段は、リングネットワークを構成する各ノードからノードが検知した通信障害に関する情報を故障通知として受信する。判断手段は、故障通知から通信障害の回復するために通信が必要なノードを判断する。送信手段は、判断手段により判断した通信障害の回復するために通信が必要なノードに対して、自装置との通信を要求する情報をブロック解除通知として送信する。通信手段は、ブロック解除通知の送信相手のノードとの間でデータ通信を行う。
本発明の通信方法は、リングネットワークを構成する各ノードからノードが検知した通信障害に関する情報を故障通知として受信する。故障通知から通信障害の回復するために通信が必要なノードを判断する。通信障害の回復するために通信が必要なノードに対して、自装置との通信を要求する情報をブロック解除通知として送信する。ブロック解除通知の送信相手のノードとの間でデータ通信を行う。
本発明によると、リングネットワークにおいて通信回線等に障害が発生した場合でも、通信を継続することができ、ネットワークの信頼性が向上する。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における装置の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における動作のフローを示す図である。 本発明の第1の実施形態における障害発生の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデータの構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるデータの構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における通信経路の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるネットワーク構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における障害発生の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における通信経路の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の通信ネットワークシステムの構成の概要を示したものである。本実施形態の通信ネットワークシステムは、通信回線を介してリング状に接続された複数のノードと、予備ノード15とを備えている。図1はリング状にノードが接続されたリングネットワークが4つのノード、すなわち、第1のノード11と、第2のノード12と、第3のノード13と、第4のノード14と、予備ノード15とで構成されている例を示している。図1に示すように、第1のノード11と、第2のノード12と、第3のノード13および第4のノード14は通信回線21を介してリングネットワークを形成している。また、予備ノード15は、第1のノード11と、第2のノード12と、第3のノード13および第4のノード14とそれぞれ通信回線22を介して接続されている。各通信回線は双方向の通信を行う機能を有し、リングネットワークでの通信が正常な場合は一方向のデータ通信のみが行われる。
図2はリングネットワークにおいてリング状に接続されているノードの構成の概要をノード10として示したものである。図2に示す通りリングネットワーク上のノード10は、通信制御部31と、故障検出部32と、通信ポート部33とを備えている。通信制御部31はノード10が行う通信全般を制御する機能を有する。例えば、通信制御部31は、他のノードから送られてきたデータを自ノード宛か他のノード宛かを判断し、他のノード宛の場合には次のノードへ転送するルーティング機能を有する。自ノード宛のデータの場合は、自ノードに接続された情報機器や通信機器等に対して出力を行う機能を有する。また、自ノードに接続された情報機器や通信機器等から入力されたデータを、リングネットワークに送信する機能を有する。故障検出部32は通信ポート部33での送受信状況を監視し、障害を検知した場合には障害が発生した情報を通信制御部31へと送る機能を有する。通信ポート部33は通信回線を介してデータの送受信を行う機能を有する。通信ポート部33は自ノードに接続されている通信回線分の通信ポートを備えている。また、通信ポート部33は通信制御部31からの指示により、各通信ポートでの通信を停止、すなわち、通信ポートをブロックする機能や通信の開始、すなわち、ブロックを解除する機能を有する。通信ポート部33には、リングネットワークを形成する隣接ノードとの通信を行う通信回線21および予備ノード15との通信を行う通信回線22が接続されている。
図3は予備ノード15の構成の概要を示したものである。図3に示す通り予備ノード15は、通信制御部41と、障害管理部42と、通信ポート部43とを備えている。通信制御部41は予備ノード15が行う通信全般を制御する機能を有する。通信制御部41はあるノードから通信ポート部43で受信したデータを宛先に応じたノードへと通信ポート部43から送信するルーティング機能を有する。また、通信制御部41は、障害の発生情報等の通信に関する制御情報を各ノードと送受信する機能を有する。障害管理部42は、リングネットワーク上の各ノードから送信されてくる各ノードの障害情報を分析し、障害の発生状況を判断する機能を有する。また、障害管理部42は受け取った障害情報を保存する機能を有する。通信ポート部43は、リングネットワークを形成する各ノードとのデータの送受信が行われる通信ポートを備えている。4台のノードからなるリングネットワークの場合は、各ノードとそれぞれ接続されている4つの通信回線22を介してデータの送受信を行っている。
本実施形態の通信ネットワークシステムで障害が発生した際の、通信の回復方法について説明する。図4は本実施形態の通信ネットワークシステムで障害発生時に通信の回復を行う際のフローの概要を示している。図5に示すように、第1のノード11と第2のノード12の間および第2のノード12と第3のノード13の間の通信回線21で双方向とも通信が行えない障害が発生したとする。このとき、第2のノード12は2つの隣接するノードのいずれとも通信が行えないため、他のノードとのデータの通信が出来ない状態、すなわち、ネットワークから分断された状態にある。
第1のノード11と、第2のノード12および第3のノード13の各々の故障検出部32は、隣接するノードとの通信が不可であることを検知する(ステップ101)。故障検出部32は、通信ポート部33での送受信状況を監視し所定の時間以上、信号の送受信が行われてなかったときに通信制御部31に試験信号の送受信を行う情報を送る。通信制御部31は通信ポート部33を介して相手ノードとの間で試験信号の送受信を行う。故障検出部32は試験信号に対する相手のノードからの反応が所定の時間内に受信されないときに、異常が発生していると判断する。各々の故障検出部32は、隣接するノードとの通信を行えない状況のような通信の障害を検知すると通信制御部31に隣接するノードとの通信に障害が発生している情報を送る。
通信制御部31は障害が発生した情報を受け取ると、通信ポート部33に対して、障害を検知した通信回線21との通信を行う通信ポートでの通信をブロック状態とする指示を送る。通信ポート部33は通信ポートをブロックする指示を受けると、障害を検知した通信回線21が接続されている通信ポートでの通信をブロック状態とする(ステップ102)。また、通信制御部31は、通信ポート部33および通信回線22を介して、予備ノード15に対して障害が発生した情報を故障検出通知として送信する(ステップ103)。予備ノード15へ送られる故障検出通知は、図6のようなデータ構成となっている。図6に示すように故障検出通知の情報には、障害を検出した通信回線を介して通信を行っている通信相手先のノードの識別子である通信先ノード番号25と、障害を検出したノードの識別子が故障検出ノード番号26として含まれている。ノードの識別子には、例えば、あるノードからリングネットワークに沿って連番で管理番号を設定した際の、管理番号を用いることができる。また、故障検出通知の情報には個々の故障検出通知を識別するための故障検出通知識別子27の情報が含まれている。故障検出通知の情報は、故障検出通知識別子27を含めずに、通信先ノード番号25および故障検出ノード番号26で構成することもできる。故障検出通知は障害が回復するまで所定の時間間隔で予備ノード15へと繰り返し送られる。
予備ノード15の通信ポート部43は各ノードからの故障検出通知を受信すると、故障検出通知を障害管理部42へと送る。障害管理部42は故障検出通知を受け取ると、一時的に保存する。障害管理部42は所定の時間内に3つ以上の故障検出通知を受け取ると、受け取った故障検出通知から障害に関する情報を抽出する(ステップ104)。障害管理部42は、故障検出通知から障害に関する情報として、送信元のノードと通信の障害が発生している相手先のノードの情報を抽出する。障害に関する情報を抽出した際に、送信元のノードおよび通信の障害が発生している相手先のノードの情報が同一であるものが複数ある場合は、障害管理部42は同一である情報については1つの故障検出通知から抽出したものとして扱う。また、所定の時間は、各ノードが故障検出通知を繰り返し送信する所定の時間間隔より長く設定されている。障害管理部42に一時的に保存された故障検出通知は、障害管理部42が障害に関する情報を抽出する対象としている所定の時間が経過した後に削除される。
本実施形態では、障害管理部42が障害に関する情報を抽出する対象とする所定の時間内に、予備ノード15は3つのノードから故障検出通知を受け取っている。すなわち、予備ノード15は第1のノード11から第2のノード12との通信に障害が発生していることを示す故障検出通知を受け取っている。予備ノード15は第2のノード12から第1のノード11との通信および第3のノード13との通信に障害が発生していることを示す故障検出通知を受け取っている。また、予備ノード15は第3のノード13から第2のノードとの通信に障害が発生していることを示す故障検出通知を受け取っている。故障検出通知の送信元のノードと通信の障害が発生している相手のノードの情報を抽出すると、障害管理部42は抽出した情報を基に障害が発生している箇所を判断する(ステップ105)。障害管理部42は、3つのノードから受け取った故障検出通知から抽出した情報を基に第1のノード11と第2のノードの間の通信回線および第2のノード12と第3のノード13の間の通信回線で障害が発生していると判断する。
障害の発生個所を特定すると、障害検出部42は、障害が発生している情報とともに、障害の発生個所とその両端のノードの情報等を通信制御部41へと送る。通信制御部41は障害の発生個所とその両端のノードの情報等を受け取ると、通信ポート部43を介して障害の発生個所の両端のノードに対し、予備ノード15との間の通信ポートのブロックの解除を要求する通知を送る(ステップ106)。本実施形態では予備ノード15との通信ポートのブロックの解除を要求する通知のことを、予備ノード間ブロック解除通知とよぶこととする。本実施形態では予備ノード15は第1のノード11、第2のノード12および第3のノード13に、予備ノード間ブロック解除通知を送る。予備ノード間ブロック解除通知は、例えば、図7に示すような構成のデータを用いる。図7に示すように、予備ノード間ブロック解除通知は解除を要求するノードの情報を示す対象ノード番号28と、データの識別子を示す予備ノード間ブロック解除識別子29により構成されている。対象ノード番号28には、故障検出通知における故障検出ノード番号26と同様のデータを用いることができる。
予備ノード間ブロック解除通知は各ノードの通信ポート部33を介して通信制御部31へと送られる。予備ノード間ブロック解除通知を受信した各ノードの通信制御部31は、予備ノード15との間の通信ポートのブロックを解除する指示を通信ポート部33へと送る。予備ノード15との間の通信ポートのブロックを解除する指示を受けた通信ポート部33は、予備ノード15との間の通信に使用する通信ポートのブロックを解除する(ステップ107)。各ノードが予備ノード15との間の通信ポートのブロックを解除すると、各ノードは予備ノード15を介して、他のノードとの通信を開始する(ステップ108)。予備ノード15を介した通信を開始すると、図8にデータ疎通ルート23として示した経路により、ネットワークから分断状態となっていた第2のノード12と他のノードとの通信が可能となる。予備ノード15を介した通信では図8に示すように、データ疎通ルート23に沿った通信が行われる。このように、両側の通信回線で障害が発生し、ネットワークから分断状態のノードがあるときは、予備ノード15から分断状態となっていたノード側に張り出したような経路が用いられる。分断状態のノードと予備ノード15との間の通信は双方向で行われる。図8に示したように分断状態のノードに張り出した経路とリング状のネットワークとの組み合わせにより各ノード間の通信を継続することができる。
次に、6つのノードと予備ノードでリングネットワークが構成されている例を用いて、隣接しない2つの通信回線で障害が発生した場合の通信の回復方法について説明する。図9に示す通り、6つのノード、すなわち、第1のノード51と、第2のノード52と、第3のノード53と、第4のノード54と、第5のノード55と、第6のノード56と、予備ノード57でリングネットワークが形成されているとする。各ノードおよび予備ノード57の構成および機能は、4つのノードのリングネットワークの例で図3および図4に示したものと同様であるとする。
リングネットワーク上において図10のように、第1のノード51と第6のノード56、第3のノード53と第4のノード54の間で障害が発生したとする。第1のノード51、第6のノード56、第3のノード53および第4のノード54は、通信の障害を検知すると障害を検知した通信ポートでの通信をブロックする。また、第1のノード51、第6のノード56、第3のノード53および第4のノード54は、予備ノード57に対して故障検出通知を送信する。
予備ノード57は故障検出通知を受信すると、故障検出通知の送信元のノードと通信の障害が発生している相手のノードの情報を抽出する。予備ノード57は抽出した情報から、第1のノード51と第6のノード56、第3のノード53と第4のノード54の間の通信回線で障害が発生したと判断する。予備ノード57は障害が発生した箇所を判断すると、障害が発生した箇所に隣接しているノードである第1のノード51、第6のノード56、第3のノード53および第4のノード54に予備ノード間ブロック解除通知を送信する。予備ノード間ブロック解除通知を受信した各ノードは、予備ノード57との間の通信ポートのブロックを解除する。故障箇所に隣接しているノードが、予備ノード57との通信を行うことにより、図11のデータ疎通ルート23に示したようなルートで通信を再開することができる。図11では、障害が発生した箇所の通信を予備ノード57を介して行い、2つのリング状の経路を構成することによりリングネットワークを構成している各ノード間での通信を行っている。
本実施形態では所定の時間内に故障検出通知を送付したノードが3つ以上であるときに障害に関する情報を抽出し、抽出した情報に基づいて経路の設定を行って予備ノードを介した通信を行った。故障検出通知を送付したノードが3つ以上の場合に加えて、所定の時間内に故障検出通知を送付したノードが2つのときにも、障害に関する情報を抽出して予備ノードを介した通信を行ってもよい。故障検出通知を送付したノードが2つのときにも予備ノードを介した通信を行うことにより、逆方向の通信を行うようなリングネットワーク内での障害への対応は不要となる。また、故障検出通知を送付したノードが2つのときにも予備ノードを介した通信を行う場合には、故障検出通知を送付したノードを数の判断を行わなくともよい。
本実施形態の通信ネットワークでは、リングネットワークを形成する各ノードが障害を検出すると、障害を検出したノードは障害を検出した情報を故障検出通知として予備ノードへと送信する。予備ノードは、通信ネットワークでの通信を維持するために予備ノードとの通信が必要なノードを故障検出通知を基に判断する。予備ノードからの指示により、予備ノードとリングネットワークを形成するノードとの間の通信回線を利用した通信を行うことにより、障害箇所を補完する通信が可能となる。リングネットワーク上の複数個所で障害が発生した際にも各ノード間の通信が可能となるため、障害により通信ネットワークが停止するような事態の発生を抑制することができる。その結果、通信ネットワークの信頼性が向上する。
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図12は本実施形態の通信ネットワークの構成の概要を示したものである。第1の実施形態は1つのリングネットワークに対して予備ノードを1つ備えていたが、本実施形態では複数のリングネットワークに対して、共通して使用される予備ノードが備えられている。
本実施形態の通信ネットワークシステムは4つのノードで形成される第1のリングネットワーク、第2のリングネットワークおよび予備ノード69を備えている。第1のリングネットワークは第1のノード61、第2のノード62、第3のノード63および第4のノード64で構成されている。第2のリングネットワークは、第5のノード65、第6のノード66、第7のノード67および第8のノード68で構成されている。リングネットワークを構成する各ノードは通信回線21を介して接続されている。また、リングネットワークを構成する各ノードと予備ノード69は通信回線22を介して接続されている。リングネットワークを構成する各ノード、予備ノード69、通信回線21および通信回線22は、それぞれ第1の実施形態と同様の構成および機能のものを用いることができる。
第1のリングネットワークの第1のノード61と第2のノード62の間、および、第2のリングネットワークの第5のノード65と第6のノード66との間で障害が発生したとする。障害の発生個所に隣接したノードである第1のノード61、第2のノード62、第5のノード66および第6のノード66は、それぞれ故障検出通知を予備ノード69へと送信する。故障検出通知を受信した予備ノード69は、1つのリングネットワークからの故障検出通知の数から障害への対応が必要であるかを判断する。予備ノード69は同一のリングネットワーク上の3つ以上のノードから故障検出通知を受信したときに、予備ノード69での故障対応が必要であると判断する。同一のリングネットワークの2つのノードから故障検出通知を受けている場合は、障害が発生している通信回線は1箇所のみである。そのため、各ノード間において情報データを通常とは逆方向に伝送することによりリングネットワークを構成する各ノード間での通信が可能となる。よって、予備ノード69を介さなくとも各ノード間での通信の継続は可能である。第1のリングネットワークから2つ、第2のリングネットワークから2つの故障検出通知を受信している場合は、同一のリングネットワークから受信している故障検出通知は2つのため予備ノード69は障害対応が不要と判断する。
次に、第1のリングネットワークにおいて、第1のノード61と第2のノード62の間および第2のノード62と第3のノード63との間で障害が発生したとする。また、第2のリングネットワークにおいて、第5のノード65と第6のノード66の間で障害が発生したとする。第1のノード61、第2のノード62、第3のノード63、第5のノード65および第6のノード66はそれぞれ故障検出通知を予備ノード69へと送信する。また、それぞれのノードは障害を検出した通信ポートをブロックする。
予備ノード69は故障検出通知を受信すると、故障検出通知から故障検出通知の送信元のノードと通信の障害が発生している相手のノードの情報を抽出する。予備ノード69は故障検出通知から情報の抽出を行うと、リングネットワーク毎の故障検出通知を送付してきたノードの数を判断する。第1のリングネットワークから3つのノードからの故障検出通知を受信しているので、予備ノード69は第1のリングネットワークの障害への対応が必要と判断する。また、第2のリングネットワークからは2つの故障検出通知のみを受信しているので、第2のリングネットワークの障害対応は不要であると判断する。予備ノード69での障害対応が不要と判断されるような障害の場合、すなわち、障害の発生が1箇所のみである場合は、リングネットワークの各ノード間で逆方向の通信を行うことにより障害への対応が行われる。
予備ノード69は第1のリングネットワークの障害対応が必要と判断すると、第1のリングネットワークのノードからの故障検出通知から抽出した情報から障害の発生個所を判断する。予備ノード69は障害の発生個所を判断すると、障害箇所に隣接するノードに予備ノード間ブロック解除通知を送信する。予備ノード間ブロック解除通知を受信したノードは、予備ノード69との間の通信ポートのブロックを解除する。予備ノード69との間の通信ポートのブロックが解除されると、ブロックを解除したノードと予備ノード69の間での通信が行われる。故障の発生した箇所で行っていた通信を、予備ノード69を介した通信を行うことで、第1のリングネットワークの各ノードは互いに通信を行うことが可能となる。
本実施形態では2つのリングネットワークと1台の予備ノードでネットワークシステムを構成していたが、リングネットワークおよび予備ノードは他の数でもよい。例えば、3つのリングネットワークと2台の予備ノードのようにネットワークシステムを構成してもよい。
本実施形態では故障検出通知を送付したノードが3つ以上であるときに予備ノードを介した通信を行ったが、故障検出通知を送付したノードが2つのときに予備ノードを介した通信を行ってもよい。故障検出通知を送付したノードが2つのときにも予備ノードを介した通信を行うことにより、逆方向の通信を行うようなリングネットワーク内での障害への対応は不要となる。また、故障検出通知を送付したノードが2つのときにも予備ノードを介した通信を行う場合には、故障検出通知を送付したノードを数の判断を行わなくともよい。
本実施形態の通信ネットワークは、予備ノードを複数のリングネットワークで共用している。いずれかのリングネットワークで障害が発生した際に、そのリングネットワークの通信の一部を予備ノードを介して行うことで通信の継続が可能となり得る。予備ノードを共用化することで、通信ネットワークの稼働に必要な装置の数の増大を抑制しつつ、通信の継続性を高め通信ネットワークの信頼性を向上することができる。
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図13は本実施形態のノード装置の構成の概要を示したものである。本実施形態のノード装置は、受信手段71と、判断手段72と、送信手段73と、通信手段74とを備えている。受信手段71は、リングネットワークを構成する各ノードからノードが検知した通信障害に関する情報を故障通知として受信する。判断手段72は、故障通知から通信障害の回復するために通信が必要なノードを判断する。送信手段73は、判断手段72により判断した通信障害の回復するために通信が必要なノードに対して、自装置との通信を要求する情報をブロック解除通知として送信する。通信手段74は、ブロック解除通知の送信相手のノードとの間でデータ通信を行う。
本実施形態のノード装置は受信手段で受信した通信障害に関する情報から、通信障害を回復するために通信が必要なリングネットワーク上のノードを判断することができる。通信が必要なリングネットワーク上のノードとの通信を行うことにより、複数個所で通信障害が発生した際もリングネットワークの各ノード間の通信を維持することが可能となる。その結果、通信障害による通信ネットワークの停止時間を抑制することができ、通信ネットワークの信頼性が向上する。
本発明は、通信ネットワークに利用することができ、特にリングネットワークとして構成される通信ネットワークに利用することができる。
10 ノード
11 第1のノード
12 第2のノード
13 第3のノード
14 第4のノード
15 予備ノード
21 通信回線
22 通信回線
23 データ疎通ルート
25 通信先ノード番号
26 故障検出ノード番号
27 故障検出通知識別子
28 対象ノード番号
29 予備ノード間ブロック解除識別子
31 通信制御部
32 故障検出部
33 通信ポート部
41 通信制御部
42 障害管理部
43 通信ポート部
51 第1のノード
52 第2のノード
53 第3のノード
54 第4のノード
55 第5のノード
56 第6のノード
57 予備ノード
61 第1のノード
62 第2のノード
63 第3のノード
64 第4のノード
65 第5のノード
66 第6のノード
67 第7のノード
68 第8のノード
69 予備ノード
71 受信手段
72 判断手段
73 送信手段
74 通信手段
101−108 通信回復の各ステップ

Claims (9)

  1. リングネットワークを構成する各ノードから前記ノードが検知した通信障害に関する情報を故障通知として受信する受信手段と、
    前記故障通知から前記通信障害の回復ために通信が必要なノードを判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断した前記通信障害の回復ために通信が必要なノードに対して、自装置との通信を要求する情報をブロック解除通知として送信する送信手段と、
    前記ブロック解除通知の送信相手のノードとの間でデータ通信を行う通信手段とを備えることを特徴とするノード装置。
  2. 前記通信手段は前記リングネットワークを構成する各ノードから受信したデータを、受信元とは異なるノードへと送信することを特徴とする請求項1に記載のノード装置。
  3. 前記判断手段は前記故障通知の送信元のノードと通信の障害が発生している相手のノードの情報を基に、障害が発生している箇所を判断する手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のノード装置。
  4. 前記リングネットワークから分断状態のノードが存在するときに、
    前記通信手段により前記分断状態のノードと双方向のデータの送受信を行うことを特徴とする請求項3に記載のノード装置。
  5. リングネットワークを構成する複数のノードと、
    請求項1から4いずれかに記載のノード装置とを備え、
    前記リングネットワークで障害が発生した際に、前記ノードが検知した通信障害に関する情報が故障通知として前記ノード装置に送信されることを特徴とするネットワークシステム。
  6. リングネットワークを構成する各ノードから前記ノードが検知した通信障害に関する情報を故障通知として受信し、
    前記故障通知から前記通信障害の回復ために通信が必要なノードを判断し、
    前記通信障害の回復ために通信が必要なノードに対して、自装置の通信を要求する情報をブロック解除通知として送信し、
    前記ブロック解除通知の送信相手のノードとの間でデータ通信を行うことを特徴とする通信方法。
  7. 前記リングネットワークを構成する各ノードから受信したデータを、受信元とは異なるノードへと送信することを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記故障通知の送信元のノードと通信の障害が発生している相手のノードの情報を基に、障害が発生している箇所を判断することを特徴とする請求項6または7に記載の通信方法。
  9. 前記リングネットワークから分断状態のノードが存在するときに、
    前記分断状態のノードと双方向のデータの送受信を行うことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
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