JP5054199B2 - 車両の車輪用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の車輪用、特に重荷重車両の車輪用のタイヤに関する。
本発明はまた、そのようなタイヤ用のトレッドバンド、特に摩耗したタイヤを覆う前成形されたトレッドバンドに関する。
重荷重車両で用いられるように意図された車両の車輪用タイヤは、一般に、エラストマーマトリクスに埋め込まれた補強コードによって形成された構造プライを備えた、少なくとも1つのカーカス構造体を備えている。カーカスプライは、端縁部がそれぞれ環状固定構造体と係合している。環状固定構造体は、通常「ビード」という名前で識別されるタイヤのゾーンに配置され、一般に、各々、実質的に周方向の環状インサートからなり、その半径方向外側位置において、少なくとも1つの充填インサートが付与される。こうした環状固定構造体は、一般に「ビードコア」として識別され、ホイールリムに特別に設けられる固定シートにタイヤが十分に固定されるようにし、したがって動作時にタイヤの半径方向内側端縁部がこうしたシートから出ないようにする役割を果たす。
ビードには、タイヤへのトルク伝達を向上させる機能を有する所定の補強構造体を設けることができる。
カーカスプライに対して半径方向外側位置において、1つまたは複数のベルト層を備えたベルト構造体が関連しており、前記ベルト層は、半径方向に重なって配置され、交差した向きにかつ/またはタイヤの周方向伸長の方向に対して実質的に平行な繊維または金属の補強コードを有している。
ベルト構造体に対して半径方向外側位置に、同様にエラストマー材料で作製されたトレッドバンドが付与されている。
カーカス構造体の側面には、エラストマー材料からなるそれぞれのサイドウォールもまた付与されており、各々が、トレッドバンドの側縁部のうちの1つから、ビードへのそれぞれの環状固定構造体まで延在している。
既知であるように、重荷重車両で用いられるように意図されたタイヤは、通常、雪路面または湿潤路面であっても、最適なトラクション性能、加速、方向性および操縦性の特性を有することが必要である。
一般にタイヤに必要な別の特性は、走行キロ歩留まり(kilometric yield)に関してタイヤの性能を向上させかつ走行時の移動および振動を低減するように、摩耗が、限られたかつ/または可能な限り一様なものであるということである。
上述した特性は、一部、互いに対照をなす。特に、実際には、トラクション性能、加速、操縦性および方向性に関する最適な性能を、走行キロ歩留まりおよび雑音/振動に関するタイヤ性能に何らかの影響を与えることなく確保することは不可能である。
走行時のタイヤ性能は、そのトレッドバンドの設計に大きく依存する。
一般に、タイヤのトレッドバンドは、タイヤの赤道面にまたがる環状中央部と、上述した環状中央部に関して軸方向に対向する側部に配置され、かつそれぞれの周方向溝によって環状中央部から分離されている2つの環状ショルダ部とを備えている。
トレッドバンドは、さらに、トレッド設計を画定するために横方向にかつ周方向に配置された複数の溝およびサイプ(sipe)を備えている。上述した溝およびサイプは、トレッド設計において複数のブロックを画定する。
周方向サイプおよび横サイプは、一般に、隣接するブロックにおいて、それぞれの相互のはまり込み(embedding)部分または拘束(constraining)部分を、周方向および軸方向の両方において画定するような形状である。周方向におけるはまり込みは、特に走行方向においてタイヤに安定性を与えるのに役立ち、軸方向におけるはまり込みは、特に横方向においてタイヤに安定性を与えるのに役立つ。こうした安定性は、本質的に、サイプの閉鎖によってもたらされる連続したブロック間の相互の当接により、タイヤの接地領域において、ブロックの可動性が低くなることによって与えられる。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「ブロック」という用語は、連続した溝またはサイプにより軸方向および周方向の両方において境界が画されるトレッドバンド部分を示すために用いられており、「ブロックのグループ」は、代りに、2つの後続する横溝によって周方向に境界が画され、かつ周方向に整列しかつ横サイプによって分離される複数のブロックによって形成される。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「溝」および「サイプ」という用語は、タイヤのトレッドバンドに形成される細長い窪み(channel)を示すために用いられており、横サイプおよび周方向サイプは、幅が、それぞれ周方向および横方向において、横溝および周方向溝の周方向および横方向における幅より小さい。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、さらに、「軸方向の」および「軸方向に」という用語は、タイヤの赤道面に対して実質的に直交する方向、すなわちタイヤの回転軸に対して実質的に平行な方向を示すために用いられる。「半径方向の」および「半径方向に」という用語は、代りに、タイヤの回転軸に対して実質的に直交し、かつこうした回転軸を貫通する面にある方向を示すために用いられ、「周方向の」および「周方向に」という用語は、タイヤの環状伸長(the annular extension)に沿ったタイヤの赤道面に対して実質的に平行な方向を示すために用いられる。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「タイヤの接地領域」という表現は、トレッドバンドの周囲面(the peripheral surface)の路面と接触する部分を示すために用いられる。
周方向溝は、横方向の安定性および方向性に関してタイヤの挙動に影響を与え、横溝は、トラクション性能および加速に関してタイヤの挙動に影響を与える。周方向溝および横溝はさらに、湿潤路面を走行している間、タイヤの接地領域における排水に影響を与え、アクアプレーン現象を低減する。
トラクション性能および加速に関する高い寄与は、トレッドバンド上に横サイプによって画定されるグリップ前縁部によってタイヤに与えられる。こうしたサイプはまた、湿潤路面の場合、排水にも役立つ。
雪路面の場合、横サイプは、特に、走行時にタイヤと路面との接触が雪/雪タイプとなるるように、タイヤの接地領域において雪が確実に捕捉されるようにする。こうしたタイプの接触は、タイヤに、より優れたトラクション性能を与えるため望ましい。実際には、タイヤの回転中、タイヤの接地領域に入る横サイプは、タイヤの接地領域下のブロックの可動性により、雪を捕捉するように閉鎖され、その後、タイヤの接地領域を出ることによって開放される。
本明細書および後続する特許請求の範囲を通して、「入る」および「出る」という用語は、タイヤの接地領域に関して、かつトレッドバンドのブロックの(または横サイプの)構造上の特徴に関して、タイヤの回転中に、最初に押圧される、すなわち、路面と最初に接触し始めるブロックの部分(または、こうしたブロック部分に隣接する横サイプ)と、最後に押圧される、すなわち最後に路面との接触をやめるブロック部分(またはそれらブロック部分に隣接する横サイプ)とを示すために用いられる。
米国特許出願公開第2007/0095447号は、周方向溝および横溝によって境界が画されたブロックのグループが設けられたタイヤ用のトレッドバンドを開示しており、こうしたブロックのグループに、半径方向および軸方向に可変形状を有するサイプが設けられている。特に、これらサイプの形状は、軸方向では、一定のピッチで正弦曲線状に徐々に変化し、半径方向では、サイプが周方向に所定幅を有する、ブロックのグループの半径方向外側部分と、サイプが常に周方向に、より広い幅を有する、ブロックのグループの半径方向内側部分との間で変化する。
欧州特許第1 669 217号は、複数の周方向溝と複数の横溝との間に画定されたブロックの複数のグループを備える、冬タイヤ用のトレッドバンドを開示している。ブロックの各グループは、軸方向および半径方向の両方において実質的にジグザグ状に進む形状である複数の横サイプを備えている。
米国特許出願公開第2003/0201048号は、横溝間に画定された複数のブロックを備え、各ブロックが、幅が横溝より小さく、深さが実質的に横溝に等しいサイプを備える、冬タイヤ用のトレッドバンドを開示している。サイプは、軸方向および半径方向の両方において実質的にジグザグ状に進む形状である。
本出願人は、隣接するブロックにおいて、相互のはまり込み部分を画定するような形状である多数の横サイプが、一方で、トラクション性能、加速、雪の捕捉、排水および横方向の安定性に関してタイヤ性能を向上させるのに有利であり得るが、他方で、走行キロ歩留まりに関してタイヤ性能を低下させるとともに、トレッドバンドの過度なかつ/または不規則な摩耗による好ましくない振動および雑音を発生させる可能性があることに気付いた。
本出願人は、こうしたタイヤ性能の低下が、特に、タイヤの接地領域から出る段階およびそこに入る段階において、横サイプがそれぞれ開く間および閉じる間の、隣接するブロックの壁の連続した相互の摩擦により発生することを確信する。他方で、本出願人は、雪面または湿潤面での横方向の安定性、トラクション性能および加速と、湿潤面での排水とに関してタイヤの性能を向上させるために、隣接するブロックの適切な相互のはまり込みと、タイヤの接地領域におけるサイプの十分な開閉とを可能にするような形状である、横サイプを利用することが有利であることを確信する。
上述した部分的に対照的な必要を満足させるために、本出願人は、雪面または湿潤面での横方向の安定性、トラクション性能および加速と湿潤面での排水とに関して、タイヤの所望の性能を得るように、はまり込みを有することが有利であることが分かったブロックのゾーンのみにおいて、隣接するブロック間のはまり込みを達成するために、適当な形状の横サイプを備えたトレッド設計を設計した。こうした設計では、横サイプの形状は、タイヤの接地領域から出る横サイプの開きが、タイヤの走行キロ歩留まりを増大させ、かつ望ましくない雑音および振動が発生する可能性を低減するような方法で、隣接するブロックの壁の摩擦を可能な限り制限し、したがってトレッドバンドの摩耗を制限するように、何らかの方法で制御される、というものである。
特に、本出願人は、隣接するブロック間のはまり込みが、ブロックの軸方向外側部分において際立つように発生し、サイプの中心に向かって徐々に低減するような形状の横サイプを備えるトレッド設計であって、サイプの開きが一定の程度までしか発生しない(こうした開きは、隣接するブロックの壁の相互の接触によって後に妨げられる)トレッド設計を用いることにより、トラクション性能、加速、雪の捕捉、排水および横方向の安定性に関して、かつ走行キロ歩留まりおよび摩耗に関して、最適な特性を有するタイヤを得ることができることが分かった。
したがって、本発明は、その第1態様において、赤道面にまたがる環状中央部と、環状中央部に関して軸方向に対向する側部に配置された2つの環状ショルダ部とを備えたトレッドバンドを有する、車両の車輪用タイヤであって、環状中央部が、各環状ショルダ部からそれぞれの周方向溝によって分離され、環状中央部が、2つの周方向溝の間に含まれる少なくとも1つの周方向列に沿って配置された複数のブロックと、2つの周方向に連続したブロックを画定するように構成された少なくとも1つの横サイプとを有し、横サイプが主面を有し、主面が、実質的に半径方向に向けられ、かつ、隣接するブロックにおいてそれぞれの相互拘束部分(mutual constraint)を画定する少なくとも1つの変形部が設けられ、前記変形部が、サイプの軸方向端部からその中央ゾーンまで全体として幅が低減し、前記変形部が、前記主面の半径方向伸長(radial extension)より小さい半径方向伸長を有する、タイヤに関する。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「変形」という用語は、横サイプの主面に対して、たとえば実質的に周方向等、前記面に対して傾斜した方向に沿った、横サイプより半径方向伸長が小さい、こうした主面からのずれ(deviation)を示すために用いられる。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「サイプの軸方向一端からその中央ゾーンまで全体として低減する幅」という表現は、その端部とその中央ゾーンとの間の任意の位置Pを考慮して、こうした位置Pの周囲の軸方向伸長Eの区間(the interval)Iを以下のように特定することができることを意味する。すなわち、区間Iにおける変形部の周方向の平均幅は、同じ軸方向伸長Eを有し、かつ区間Iに対してサイプの中央ゾーンにより近接して配置される任意の区間Iにおける周方向の変形部の周方向の平均幅より大きい。
したがって、こうした定義は、変形部の幅が、単にサイプの軸方向端部からその中央ゾーンまで低減する状態とともに、変形部の幅が、軸方向端部と中央ゾーンとの間の区間Iにおいて最小値から最大値に振動するような様子で変化し(variable in an oscillating manner)、少なくとも前記最大値が、サイプの軸方向端部からその中央ゾーンまで低減している状態を含んでいる。
有利には、本発明のタイヤの横サイプは、隣接するブロック間の相互の拘束が、サイプの軸方向外側ゾーンからサイプの中央に向かって徐々に低減しているような形状である。したがって、接地領域から出る段階におけるサイプの開きは、その中央ゾーンにおいてより大きく、その軸方向端部に向かって徐々に低減している。したがって、雪の捕捉および維持を可能にするように、サイプの中央ゾーンにおいて十分に広い袋状部分(sack)がもたらされ、したがって、雪路面におけるトラクション性能および加速と湿潤路面における排水とに関しタイヤの所望の性能が得られる。さらに、トレッドバンドのブロックの横方向前方部(the lateral fronts)を強化するのに十分強固な、サイプの軸方向外側ゾーンにおける周方向に連続したブロック間の相互の拘束が得られ、したがって、横方向の安定性に関してタイヤの所望の性能が得られる。
それに加えて、本発明のタイヤの横サイプの特定の形状により、タイヤ接地領域から出る段階において、サイプが一定限界を超えて開かないようにすることができる。この限界には、サイプに隣接するブロックの相互拘束部分の壁が互いに接触し、互いに妨げ合う場合に達する。したがって、サイプの開く段階および閉じる段階における隣接するブロックの壁の相互の摩擦によってもたらされる摩耗が結果として低減する、サイプの制御された開きが得られる。したがって、その結果、タイヤの走行キロ歩留まりが増大し、望ましくない雑音および振動に関連する問題が緩和される。
本発明のタイヤは、特に、重荷重車両の駆動輪に用いられるように構成されるが、こうした車両の操舵輪(the directional wheels)にも都合よく用いることができる。
本発明は、その第2態様において、車両の車輪用タイヤ用のトレッドバンドであって、赤道面にまたがる環状中央部と、環状中央部に関して軸方向に対向する側部に配置された2つの環状ショルダ部とを備え、環状中央部が、各環状ショルダ部からそれぞれの周方向溝によって分離され、環状中央部が、2つの周方向溝の間に含まれる少なくとも1つの周方向列に沿って配置された複数の溝と、2つの周方向に連続するブロックを画定するように構成された少なくとも1つの横サイプとを備え、横サイプが主面を有し、主面が、実質的に半径方向に向けられ、かつ隣接するブロックにおいてそれぞれの相互拘束部分を画定する少なくとも1つの変形部が設けられ、前記変形部が、サイプの軸方向端部からその中央ゾーンまで全体として幅が低減し、前記変形部が、前記主面の半径方向伸長より小さい半径方向伸長を有する、トレッドバンドに関する。
有利には、こうしたトレッドバンドを、重荷重車両の車輪の摩耗したタイヤを覆う前成形されたトレッドバンドとして用いることができる。
本発明は、上述した態様の少なくとも1つにおいて、以下の好ましい特徴のうちの少なくとも1つを有することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、横サイプの主面は実質的に平坦である。
本発明の好ましい実施形態では、こうした主面は、その中央ゾーンにおいてずれ部分(deviated portion)を含む。有利には、ずれ部分は、周方向に連続するブロックの間に、同じ列の横方向の応力に対する拘束を画定し、タイヤに対して横方向の安定性を提供し、サイプの中央ゾーンの表面伸長を増大させて、サイプのこうしたゾーンにおいてより多くの雪が蓄積され得るようにする。
好ましくは、横サイプの主面の半径方向外側部分は、上述した変形部によって影響を受けない。したがって、トレッドバンドの外面において、周方向に連続したブロックの間にはまり込みは発生せず、したがって、このゾーンにおいてサイプの最大の開きが達成され、これは、雪の捕捉に有利である。
好ましくは、横サイプの主面の中央ゾーンは、上述した変形部によって影響を受けない。したがって、サイプの中央において、周方向に連続するブロックの間ではまり込みが発生せず、したがって、このゾーンにおいて、サイプの最大の開きが達成され、これが雪を捕捉することができる。
好ましくは、サイプの主面の変形部は、サイプの端部からその中央ゾーンに向かって徐々により半径方向外側まで延在する(extends radially more outwardly, proceeding from the end of the sipe towards the central zone thereof)。有利には、周方向に連続するブロックの間のはまり込みの表面伸長が、このように増大し、サイプの軸方向伸長は等しく、それにはタイヤの横方向の安定性に関して明らかな利点がある。
本発明の好ましい実施形態では、サイプの主面の変形部は、サイプの端部からその中央ゾーンまで幅が徐々に低減する少なくとも1つの屈曲部を備える。
いくつかの好ましい実施形態では、サイプの主面の変形部は、並列に配置された、互いに半径方向に間隔を空けて配置されかつサイプの主面の同じ側に延在する、屈曲部の対を備える。有利には、より多くの屈曲部を設けることにより、ブロック間のはまり込みを強化させることができ、それにはタイヤの横方向の安定性に関して重要な利点がある。
他の好ましい実施形態では、サイプの主面の変形部は、並列に配置された、互いに半径方向に間隔を空けて配置されかつサイプの主面の対向する各側(on opposite sides)に延在する、屈曲部の対を備える。
さらなる好ましい実施形態では、主面の変形部は、並列に配置された、半径方向に連続し、かつサイプの主面の対向する各側に延在する、屈曲部の対を備える。
いくつかの特に好ましい実施形態では、主面の変形部は、並列に配置された屈曲部の2つの対を備え、各対は、半径方向に連続しかつサイプの主面の対向する各側に延在する2つの屈曲部を備え、2つの対は、互いに半径方向に間隔を空けて配置される。
好ましくは、2つの屈曲部は、周方向の幅が異なる。より好ましくは、半径方向最内屈曲部は、幅が、半径方向外側屈曲部の幅より小さい。このように、サイプの半径方向外側部分においてより大きいはまり込みが達成され、サイプの半径方向内側部分においてより小さいはまり込みが達成される。こうした構成は、タイヤが新しい場合に、ブロックの半径方向伸長が大きくかつブロックの可動性が高く、サイプの最大の開きがあるという事実を考慮して、特に有利である。したがって、これらの状況において、周方向に連続したブロックの壁の間に最大のはまり込みがあることが好都合である。トレッドバンドが摩耗するに従い、ブロックの半径方向伸長が低減しかつブロックの可動性が低下し、これらの状況では、よりはまり込みが小さいことが有利である。
本発明のいくつかの別の実施形態では、横サイプの主面の変形部は、サイプの端部からその中央ゾーンまで幅が低減する連続したエンボス加工部分を備える。エンボス加工部分の形態は、さまざまなタイプ、たとえば角柱、角錐、円形、円錐形等であり得る。
本発明の特に好ましい実施形態では、横サイプの主面は、少なくとも2つの変形部を備え、各々、横サイプの軸方向端部のうちの1つから中央ゾーンまで延在する。有利には、周方向に連続するブロックのはまり込みは、この場合、ブロックの軸方向端部両方において達成され、横方向の安定性に関してタイヤの性能がさらに向上する。
好ましくは、両端部から延在する横サイプの主面の変形部は、半径方向にずれた位置に設けられ、このようにして、横方向の応力に対してタイヤをさらに有利に強化することができる。
本発明のすべての好ましい実施形態において、横サイプの主面の変形部を、有利に、湾曲面によって画定することができる。このようにして、望ましくない張力の集中、不規則な摩耗問題およびサイプを金型から取り出す際の問題をもたらす可能性のある、コーナの存在が回避される。
好ましくは、本発明のタイヤのトレッドバンドは、その環状中央部において、ブロックの少なくとも2つの周方向列を備え、かかる2つの列は、周方向サイプによって軸方向に分離される。有利には、周方向サイプは、タイヤに対し走行方向に安定性を与える。
好ましくは、トレッドバンドは、タイヤの赤道面にまたがる第1周方向溝と、第1周方向溝に関して軸方向に対向する側部に配置された2つの第2周方向溝とを備え、ブロックの周方向列は、第1周方向溝と第2周方向溝の各々との間に配置される。
上述したトレッドバンドの特定の設計を、冬タイヤとシティタイヤとの両方に適用することができる。
好ましくは、冬タイヤの場合、トレッドバンドは、横溝によって分離されるブロックのグループを備える。有利には、こうした溝は、雪路面または湿潤路面においてタイヤに対しより優れたトラクション性能および加速を与えるグリップ前縁部を画定し、より優れた雪の捕捉および排水を可能にする。
好ましくは、上述したブロックは、軸方向に細長い形状である。
好ましくは、タイヤに対してより優れた横方向の安定性を与えるために、周方向列のブロックのグループは、軸方向に隣接する周方向列のブロックのグループに対して周方向にずれた位置にある。
好ましくは、2つの環状ショルダ部の各々は、トレッドバンドの環状中央部のサイプと形状が同一であり幅が異なるサイプを有する。
一方、シティタイヤの場合、周方向列の各ブロックと周方向に連続したブロックとの間に横サイプが設けられる。
好ましくは、ブロックは、この場合、周方向に細長い形状である。
好ましくは、タイヤに対してより優れた横方向安定性を与えるために、周方向列のブロックは、軸方向に隣接する周方向列のブロックに対して周方向にずれた位置にある。
本発明のさらなる特徴および利点は、本発明によるタイヤのいくつかの好ましい実施形態の、添付図面を参照して行う以下の説明からより明らかとなろう。
本発明によるタイヤの第1実施形態の、図2の線I−Iに沿った断面図を示す。 図1のタイヤのトレッドバンドの一部の平面展開図を示す。 本発明によるタイヤの第2実施形態のトレッドバンドの一部の平面展開図を示す。 図2および図3のトレッドバンドで使用可能な横サイプの第1実施形態の斜視図を示す。 図4のサイプの側面図を示す。 図2および図3のトレッドバンドで使用可能な横サイプの別の実施形態の斜視図を示す。 図2および図3のトレッドバンドで使用可能な横サイプのさらなる別の実施形態の斜視図を示す。 図2および図3のトレッドバンドで使用可能な横サイプのさらなる別の実施形態の斜視図を示す。 図8のサイプの側面図を示す。 図2および図3のトレッドバンドで使用可能な横サイプのさらなる実施形態の側面図を示す。
図1において、本発明による車両の車輪用タイヤ、特に、重荷重車両の駆動輪に用いられるように意図されたタイヤを、全体として1で示す。
本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、「重荷重車両」という表現は、たとえば、トラック、大型トラック、トラクタートレイラー、バス、大型バンおよびこの種の他の車両等、「Consolidated Resolution on the Construction of Vehicles (R.E.3) (1997)」、Annex 7、pages 52-59、「Classification and definition of power-driven vehicles and trailers」において定義されているカテゴリM2〜M3、N2〜N3およびO2〜O4に属する車両を示すために用いられている。
タイヤ1は、エラストマーマトリクスに埋め込まれた補強コードによって形成された少なくとも1つのカーカスプライ3を含むカーカス構造体2を備えている。
カーカスプライ3は、対向する端縁部3aがそれぞれのビードコア4と係合している。ビードコア4は、通常、「ビード」という名前で識別される、タイヤ1のゾーン5に位置している。
ビードコア4の外側周縁部には、エラストマー充填材6が付与されており、それは、カーカスプライ3と、カーカスプライ3のそれぞれの端縁部3aとの間に画定される空間を占有している。ビードコア4は、タイヤ1を、ホイールリム8に特別に設けられる固定シート7に十分に固定された状態で維持し、それにより、動作中にビード5がこうしたシート7から出ないようにする。
ビード5に、所定の補強構造体(図示せず)を設けることができ、それは、タイヤ1へのトルク伝達を向上させる機能を有している。
カーカスプライ2に、その半径方向外側位置においてベルト構造体9が関連しており、好ましくは複数のベルト層(所定の図示する例では、2つの層9i、9iiを示す)を備えている。ベルト層は、半径方向に重なって配置され、交差した向きに、かつ/またはタイヤの周方向伸長の方向に対して実質的に平行に、繊維または金属の補強コードを有している。
ベルト構造体9に、その半径方向外側位置においてトレッドバンド10が付与されており、トレッドバンド10は同様にエラストマー材料からなる。
さらに、カーカス構造体2の側面には、エラストマー材料のそれぞれのサイドウォール11が付与されており、各々、トレッドバンド10の側縁部10aのうちの一方から、ビード5へのそれぞれの環状固定構造体4まで延在している。
図1〜図3を参照すると、トレッドバンド10は、タイヤ1の赤道面Y−Yにまたがる環状中央部10iと、中央環状部10iに関して軸方向に対向する側部に配置された2つの対向する環状ショルダ部10iiとを備えている。
トレッドバンドの環状中央部10iは、赤道面Y−Yにまたがる周方向中央溝15を含む。各環状ショルダ部10iiは、それぞれの周方向側方溝16により、タイヤ1の環状中央部10iから分離されている。
トレッドバンド10は、その環状中央部10iにおいて、周方向中央溝15および周方向側方溝16の対向する各側に配置された複数のブロック20を含む。以下の説明において、ブロック20は、赤道ブロックという表現も用いて示す。
特に図2および図3を参照すると、赤道ブロック20は、それぞれの周方向サイプ22によって軸方向に分離されている周方向列21に沿って配置されている。図2および図3に示す所定の例では、ブロック20の2つの列21が、周方向中央溝15と各周方向側方溝16との間に含まれる環状中央部10iの各ゾーンに設けられている。
トレッドバンド10は、その環状中央部10iにさらに、周方向に連続したブロック20の間に挿入された複数の横サイプ30を含む。
横サイプ30は、タイヤ1の赤道面Y−Yに対して実質的に垂直な方向に沿って延在している。本明細書を通してかつ後続する特許請求の範囲において、赤道面に対して実質的に垂直な方向という表現は、赤道面と70°から110°に含まれる角度を形成する方向を意味する。
ここで、図2に示すトレッド設計についてより詳細に説明する。こうしたトレッド設計は、特に、冬タイヤで用いられるように構成されている。
図2に示すように、ブロック20は、軸方向に伸長した実質的に平行六面体の形状である。
各周方向列21のブロック20は、3つずつにグループ分けされており、ブロック20の各グループは、2つの横サイプ30を含み、同じ列21のブロック20の連続したグループからそれぞれの横溝23によって周方向に分離されている。例示を明確にするために、参照数字20はブロックのうちのいくつかにのみ関連付けており、参照数字30は、横サイプのうちのいくつかにのみ関連付けており、参照数字23は、横溝のいくつかにのみ関連付けている。
好ましくは、図2に示すように、周方向列のブロック20のグループは、軸方向に隣接した周方向列21のブロック20のグループに対して周方向にずれた位置にある。
周方向溝16および周方向サイプ22は、好ましくは、赤道面Y−Yに対して平行な第1周方向部分と、赤道面Y−Yに対して傾斜し、上述した第1部分に接続する第2周方向部分とによって画定された折れ線を形成する経路に沿って、タイヤ1の周方向伸長全体にわたって延在する。このようにして、トレッドバンド10のトラクション性能は、タイヤの前方方向において有利に向上する。
好ましくは、図2の例のトレッドバンド10の環状中央部10iのブロック20のうちのいくつかは、周方向サイプ22において面取りコーナ24を有している。環状中央部10iの他のブロック20は、周方向溝16に面取りコーナ26を有することが好ましい。したがって、有利には、可動性により不規則な摩耗および雑音現象を引き起こす可能性のあるコーナの数が適切に低減する。
好ましくは、トレッドバンド10の最大深さ(したがって、周方向中央溝15、周方向側方溝16、周方向サイプ22および横溝23の最大深さ)が、約10mmから約25mmに含まれ、こうした深さは、約22.5mmに等しいことがより好ましい。横サイプ30の深さは、トレッドバンド10の最大深さの20%から100%であることが好ましい。
図2に示すもののような冬タイプの本発明のタイヤの特に好ましい実施形態では、トレッドバンドの環状中央部10iの、長さがトレッド設計のピッチに等しく幅がトレッドバンドの軸方向伸長に等しいトレッドバンド10の部分における、ブロック20によって占有される体積、すなわち中実部分の体積は、こうした環状中央部10iの全体の体積(総体積)の60%から85%に含まれる。図示する例では、中実部分の体積と総体積との比は約68%に等しい。
好ましくは、上述したタイヤは、さらに、2つの環状ショルダ部10iiの各々に、複数の側方ブロック25を備え、これらもまた、周方向溝16とトレッドバンド10のそれぞれの端部10aとの間に含まれるそれぞれの周方向列27に沿って配置されている。
側方ブロック25は、3つずつグループ分けされており、1つのグループの各ブロック25は、同じグループの周方向に連続したブロックから側方横サイプ35によって分離されている。そして、ブロック25の各グループは、ブロック25の周方向に連続したグループから側方横溝33によって分離されている。
側方ブロック25、側方横サイプ35および側方横溝33の軸方向伸長は、それぞれ、トレッドバンド10の環状中央部10iのブロック20、横サイプ30および横溝23の軸方向伸長より大きい。
側方ブロック25のグループは、周方向溝16に対して反対側に配置された列21の赤道ブロック20のグループに対して、周方向にずれていることが好ましい。
好ましくは、側方ブロック25のうちのいくつかは、周方向溝16において面取りコーナ36を有している。
ここで、図3に示すトレッド設計についてより詳細に説明する。こうしたトレッド設計は、特にシティタイヤで用いられるように構成されている。
図3のトレッド設計は、後述する特徴においてのみ図2のものと異なる。
ブロック20は、周方向において伸長する実質的に平行六面体形状であることが好ましく、それらのすべてが、周方向に連続するブロック20からそれぞれの横サイプ30によって分離されている。図3のトレッド設計を図2のものと比較すると、図3のトレッド設計では、図2のトレッド設計の横サイプ23に対応する横サイプの間に含まれるブロックの周方向に連続したグループが特定され得ないことが留意される。
横サイプ30は、タイヤ1の赤道面Y−Yに対して、好ましくは図2のトレッド設計のサイプより大きく傾斜している。より好ましくは、タイヤの赤道面Y−Yに対する、図3のトレッド設計の横サイプ20の傾斜は、60°から120°に含まれる。
好ましくは、周方向列21のブロック20は、軸方向に隣接する周方向列21のブロック20に対して周方向にずれた位置にある。
中央周方向溝15は、その底部から、ゴム組成物に裂けが引き起こされるのを防止するとともに、下にあるベルト構造体を保護するように意図された、複数のリブ40が延在していることが好ましい。周方向サイプ22は、他より深い部分35を含んでいることが好ましい。
周方向溝16および周方向サイプ22は、タイヤに対し前方方向にトラクション性能を向上させるように、実質的にジグザグ状に進む折れ線を形成する経路に沿って、タイヤ1の周方向伸長全体にわたって伸長することが好ましい。
好ましくは、周方向中央溝15および周方向側方溝16の最大深さは、たとえば約19.5mmであり、周方向サイプ22の最大深さは約8mmであることが好ましい。横サイプ30の深さは、約14mm以下であることが好ましい。
シティタイプの本発明のタイヤの図3に示す例では、中実部分の体積と総体積との比は約78%に等しい。
好ましくは、上述したタイヤは、さらに、その2つの環状ショルダ部10iiの各々に、複数の側方ブロック55を備え、これらもまた、周方向溝16とトレッドバンド10のそれぞれの端部10aとの間に含まれるそれぞれの周方向列56に沿って配置されている。
側方ブロック55は、深さが約7mm以下であることが好ましい側方横サイプ60によって画定される。
そして、各ブロック55は、軸方向サイズが側方横サイプ60より小さいそれぞれの横サイプ65を有している。
好ましくは、側方横サイプ60および横サイプ65は、それらの底部から、それぞれのリブ61および66が延在している。
側方サイプ65および横サイプ60の軸方向伸長は、それぞれ、トレッドバンド10の環状中央部10iのブロック20および横ブロック30の軸方向伸長より大きい。
側方ブロック25は、周方向溝16に対して反対側に配置された列21の赤道ブロック20に対し、周方向にずれていることが好ましい。
ここで、図2のトレッドバンドに戻ると、トレッドバンド10の環状中央部10iの横サイプ30と環状ショルダ部10iiの側方横サイプ35とは、形状が同じである。説明および解釈をより容易にするために、本明細書を通して、こうした横サイプの形状を、トレッドバンド10の環状中央部10iの横サイプ30を明示的に参照して説明する。記載されていることは、トレッドバンド10の環状ショルダ部10iiの横サイプ35にも適用可能であることが理解される。
図4および図5は、タイヤにおいて図2に示すトレッドバンド10の横サイプ30を作製するように構成された金型部分の好ましい実施形態を示す。
以下の説明において、説明をより容易にするために、「サイプ」は、トレッド設計で得られるサイプと、サイプを得るように構成された金型の部分との両方を示しかつ表す。実際には、上述した金型部分の表面は、得られるサイプの表面に一致することが好ましいことが留意されるべきである。
特に図4を参照すると、サイプ30は、所定の半径方向伸長(すなわち深さ)Hと所定の軸方向伸長(すなわち長さ)Lとを有する主面301を備えている。すでに予想されるように、深さHは、トレッドバンド10の最大深さの20%から100%の間に含まれることが好ましく、長さLは、赤道ブロック20の長さと等しいことが好ましい。
主面301は、平坦であることが好ましく、主面301の配置面Pに対して実質的に垂直な方向に延在する4つの変形部302を有している。変形部302は、有利には、横ブロック30に周方向に隣接する2つのブロック20において、それぞれの相互はまり込み部分を画定するように構成されている。
主面301の変形部302の数は、4つ以外であってもよく、横サイプ30に周方向に隣接するブロック20間のはまり込みを改善するために、いずれにしても4から10の変形部の数が好ましい。
変形部302は、半径方向に並列して配置される屈曲部分310および311の第1対と、同様に半径方向に並列して配置され、横サイプ30の中央面Mに対して屈曲部分310、311とは軸方向に反対側に配置される屈曲部分312および313の第2対とによって画定される。
好ましくは、屈曲部分310、311、312、313は、すべて、形状およびサイズが同じである。
屈曲部分310および311は、横サイプ30の主面301の同じ側に延在している。同様に、屈曲部分312および313は、横サイプ30の主面301の同じ側に延在し、かかる延在する側は、屈曲部分310および311が延在する側と同じである。
図示しない横サイプ30の別の実施形態では、屈曲部分312および313は、主面301の、屈曲部分310および311が延在する側とは反対側に延在する。
図示しない横サイプ30のさらに別の実施形態では、屈曲部分310および312は主面301の同じ側に延在し、屈曲部分311および313は、主面301の、屈曲部分310および312が延在する側とは反対側に延在する。
好ましくは、横方向応力に対してタイヤを強化するように、主面301における屈曲部分312および313の位置は、屈曲部分310および311の位置に対して半径方向にずれている。こうした特徴は、都合よく図4に示されており、そこでは、横サイプ30の一方の軸方向端部30aにおいて、屈曲部分310の半径方向内側端部が横サイプの半径方向内側端部から間隔d4だけ離れており、一方で横サイプ30の反対側の軸方向端部30bにおいて、屈曲部分312の半径方向内側端部が横サイプ30の半径方向内側端部から、d4より大きい間隔d8だけ離れている様子がわかる。有利には、上述したずれは、横方向応力に対するタイヤの強化に役立つ。
各屈曲部分310、311、312、313は、横サイプ30の主面301において軸方向伸長d1、d3を有するそれぞれの表面部分に軸方向に延在しており、軸方向伸長d1、d3は、サイプの軸方向寸法Lの30%から70%に含まれることが好ましい。したがって、横サイプ30の主面301は、変形部302によって影響を受けない中央ゾーン303を有している。好ましくは、上述した中央ゾーン303は、軸方向寸法d2が約1mmから約10mmに含まれる。
さらに、好ましくは、屈曲部分310、311、312、313は、横サイプ30の主面301において、こうした主面301の半径方向外側部分304に影響を与えないように延在している。
有利には、主面301の中央ゾーン303および半径方向外側部分304において、横サイプ30の最大の開きが達成され、したがって、こうしたゾーンにおいて雪の最適な捕捉が得られる。
説明および解釈をより容易にするために、屈曲部分310、311、312および313の好ましい形状およびサイズが同一であるため、本明細書を通して、こうした屈曲部分の好ましい形状およびサイズについて、特に屈曲部分310、場合によっては屈曲部分311を参照して詳細に説明する。記載することは、他の屈曲部分にも適用可能であることが明らかである。
屈曲部分310および311(したがって屈曲部分311および312も)は、横サイプ30の軸方向端部30aにおいて、図4においてそれぞれd5、d7で示す半径方向伸長を有し、その値は、約10mmから約80mmに含まれることが好ましい。
屈曲部分310および311は、半径方向サイズd6が約2mm以上であることが好ましい主面部分301によって間隔を空けて配置されている。
屈曲部分310は、湾曲面部分によって画定され、湾曲面部分の周方向における幅は、横サイプ30の軸方向端部30aからサイプ30の中央ゾーン303にむかって軸方向に徐々に低減し、その曲率半径R1は約10mmから約80mmに含まれることが好ましい。
好ましくは、横サイプ30の軸方向端部30aにおける幅d11は、約1mmから約4mmに含まれる値であり、こうした幅は、周方向において横サイプ30の軸方向端部30aからその中央ゾーン303まで徐々に低減している。実際には、屈曲部分310は、実質的に爪の形状である。
好ましくは、屈曲部分310は、横サイプ30の軸方向端部30aから中央ゾーン303に向かって徐々に、より主面301の半径方向外側ゾーン304に向かうように、半径方向に延在している。こうした特徴は、図4において、屈曲部分310の半径方向内側端部が、サイプ30の中央ゾーン303との境界(こうした境界は図4において垂直な点線によって示されている)において、横サイプ30の半径方向内側端部からの半径方向間隔d9が、d4およびd5の和より大きいという事実から明らかになる。同様に、屈曲部分311の半径方向内側端部は、サイプ30の中央ゾーン303との境界において、屈曲部分310の半径方向内側端部からの半径方向間隔d10が、d6およびd7の和より大きい。したがって、有利には、横サイプ30の軸方向伸長が等しい状態で、こうしたサイプに周方向に隣接するブロック20間のはまり込みの表面伸長が増大し、タイヤの横方向の安定性に関して重要な利点がある。
特に図5を参照すると、屈曲部分310および311は、断面において、それぞれ曲率半径R2、R3およびR4を有する湾曲面の3つの弧によって画定される形状であり、R2はR4に等しいことが好ましく、R3は、0.3mmから3mmに含まれる値であることが好ましい。
図6は、横サイプ30の別の実施形態を示す。こうした実施形態は、主面301が、その中央ゾーン303においてずれ部分320を有しているという点のみが図4および図5と異なっている。こうしたずれ部分320は、特に、主面301の中央部分301cによって画定されており、それは、互いに平行な、それぞれの面P1およびP2に位置する主面301の2つの対向する側方部分301aおよび301bに関して、所定角度α1だけ傾斜している。角度α1は、90°から140°に含まれることが好ましく、主面301の中央部分301cの伸長sb1(したがって、ずれ部分320の幅)が、約1mmから約10mmに含まれる値であることが好ましい。実際には、ずれ部分320により、屈曲部分310、311および312、313の対は、周方向にずれた位置に配置される。
有利には、ずれ部分320は、横方向の応力に対して、周方向に連続したブロック間に拘束をもたらし、タイヤに対して横方向の安定性を与え、サイプの中央ゾーン303の表面伸長を増大させ、サイプのこうしたゾーンにおいて雪がより多く蓄積するのを可能にする。
図7は、横サイプ30のさらに別の実施形態を示す。こうした実施形態は、屈曲部分310、311および312、313の各対の屈曲部分が、横サイプ30の主面301の対向する各側に延在するという点においてのみ図4と異なる。特に、ここに示す所定の例では、屈曲部分310および313は主面301の同じ側に延在し、屈曲部分311および312は主面301の反対側に延在している。
図8および図9は、横サイプ30のさらに別の実施形態を示す。こうした実施形態は、各屈曲部分310、311、312および313が、並列して配置される一対の屈曲部分によって画定され、それらが、半径方向に連続し、かつサイプ30の主面301の対向する各側に延在し、こうした屈曲部分の対が、それぞれ310’、310’’、311’、311’’、312’、312’’、313’、313’’によって識別される、という点においてのみ図4と異なる。
図9に示すように、屈曲部分310’、310’’の各対は、図4の実施形態の屈曲部分310のものに等しい軸方向部分d5を有し、半径方向に隣接する屈曲部分311’、311’’の対から、図4の実施形態の屈曲部分310および311を分離する部分のものと等しい半径方向伸長d6を有する主面301の部分によって、間隔が空けられている。図9はまた、屈曲部分311’、311’’の各対が、図4の実施形態の屈曲部分311のものと等しい軸方向伸長d7を有している様子を示している。さらに、各屈曲部分310’、310’’は、図4の実施形態の屈曲部分310のものと等しい周方向の幅d11と、図4の実施形態の屈曲部分310の半径方向伸長d5の約半分に等しい半径方向伸長d12とを有している。
図10は、横サイプ30のさらに別の実施形態を示す。こうした実施形態は、横サイプ30の半径方向最外部分においてはまり込みが大きく、サイプ30の半径方向内側部分においてはまり込みが小さくなるように、半径方向内側屈曲部分310(同様に、図10には図示しない半径方向内側屈曲部分312)が、半径方向外側屈曲部分311の(同様に、図10には図示しない半径方向外側屈曲部分313の)伸長d13より小さい周方向の伸長d11を有するという点においてのみ、図4とは異なる。こうした構成により、有利に、タイヤが新しい場合、従ってブロックの半径方向伸長が大きくかつ可動性が高い場合に、周方向に連続したブロック20の壁の間に最大のはまり込みを得ることができ、こうしたはまり込みは、磨耗しているトレッドバンドがその外周面においてより剛性なブロックの部分を示すに従って、着実に低減する。
図示しない本発明の別の実施形態では、横サイプ30の主面の変形部は、軸方向に、連続したエンボス加工部分を含み、その周方向幅は、サイプの軸方向端部とその中央ゾーンとの間で最小から最大まで振動するような様子で変化することができ、いずれの場合も各エンボス加工部分は、最大幅が横サイプ30の軸方向端部からその中央ゾーンに向かって徐々に低減する。エンボス加工部分の形状はさまざまなタイプ、たとえば角柱、角錐、円形、円錐形等であってもよい。
図2の環状中央部10iの横サイプ30の形状に関して上述したことは、図3のトレッドバンド10の環状中央部10iの横サイプ30に対しても有効である。しかしながら、上述したように、環状中央部10iの横サイプ30と形状が等しい側方横サイプ35を有する、図2のトレッドバンドの環状ショルダ部10iiとは異なり、図3のトレッドバンド10の環状ショルダ部10iiの側方横サイプ60は、環状中央部10iの横サイプ30とは異なる形状であり、その形状は、特に従来のタイプのものである。
図2および図3に示すトレッド設計は、所定の要件に従って有効に作製することができる多数のトレッド設計の単なる例である。特に、ブロックの数、横サイプの数、周方向サイプの数、横溝の数(ある場合)、周方向溝の数、ブロックの列の数、および場合によってはブロックの各グループ(ある場合)のブロックの数、軸方向に隣接する列のブロックの位置に対する1つの列のブロックの周方向位置、および/またはタイヤの環状ショルダ部のブロックの位置に対するタイヤの環状中央部のブロックの周方向位置を、タイヤの意図された所定の用途に従って変更することができ、したがって、図2および図3に示すものとは異なるが、常に以下の特許請求の範囲によって定義される保護の範囲内にあるトレッド設計が得られる。中央溝15がないか、または、図2および図3に関して上述したものと形状および/またはサイズが異なるブロック、周方向溝および横溝(ある場合)ならびに周方向サイプを有する、トレッド設計も提供することができる。また、赤道面Y−Yに対する横サイプの傾斜は、図2および図3に示すものとは異なってもよく、常に以下の特許請求の範囲によって定義される保護の範囲内にある。
明らかに、当業者は、所定のかつあり得る要件を満たすためのさらなる変更および変形、すなわち依然として以下の特許請求の範囲によって定義される保護の範囲内にある変形および変更を行うことができる。

Claims (25)

  1. 赤道面(Y−Y)にまたがる環状中央部(10i)と、前記環状中央部(10i)に関して軸方向に対向する側部に配置された2つの環状ショルダ部(10ii)とを備えたトレッドバンド(10)を有する、車両の車輪用タイヤ(1)であって、前記環状中央部(10i)が、各環状ショルダ部(10ii)からそれぞれの周方向溝(16)によって分離され、前記環状中央部(10i)が、2つの周方向溝(16)の間に含まれる少なくとも1つの周方向列(21)に沿って配置された複数のブロック(20)と、2つの周方向に連続したブロック(20)を画定するように構成された少なくとも1つの横サイプ(30)とを有し、前記横サイプ(30)が主面(301)を有し、前記主面(301)が、実質的に半径方向に向けられ、かつ、前記隣接するブロック(20)においてそれぞれの相互拘束部分を画定する少なくとも1つの変形部(302)が設けられ、前記変形部(302)が、前記サイプ(30)の軸方向端部(30a)からその中央ゾーン(303)まで全体として幅が低減し、前記変形部(302)が、前記主面(301)の半径方向伸長より小さい半径方向伸長を有し、前記サイプ(30)の前記端部(30a)からその前記中央ゾーン(303)に向かって徐々により半径方向外側まで延在する、タイヤ(1)。
  2. 前記主面(301)が平坦である、請求項1に記載のタイヤ(1)。
  3. 前記主面(301)が、その前記中央ゾーン(303)においてずれ部分(320)を含む、請求項1に記載のタイヤ(1)。
  4. 前記横サイプ(30)の前記主面(301)の半径方向外側部分(304)が、前記変形部(302)によって影響を受けない、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  5. 前記横サイプ(30)の前記主面(301)の前記中央ゾーン(303)が、前記変形部(302)によって影響を受けない、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  6. 前記変形部(302)が、前記サイプ(30)の前記端部(30a)からその前記中央ゾーン(303)まで幅が徐々に低減する少なくとも1つの屈曲部(310、311、312、313)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  7. 前記変形部(302)が、並列に配置された、互いに半径方向に間隔を空けて配置されかつ前記サイプ(30)の前記主面(301)の同じ側に延在する、屈曲部(310、311、312、313)の対を備える、請求項6に記載のタイヤ(1)。
  8. 前記変形部(302)が、並列に配置された、互いに半径方向に間隔を空けて配置されかつ前記サイプ(30)の前記主面(301)の対向する各側に延在する、屈曲部(310、311、312、313)の対を備える、請求項6に記載のタイヤ(1)。
  9. 前記変形部が、並列に配置された、半径方向に連続し、かつ前記サイプ(30)の前記主面(301)の対向する各側に延在する、屈曲部(310’、310’’、311’、311’’、312’、312’’、313’、313’’)の対を備える、請求項6に記載のタイヤ(1)。
  10. 前記変形部が、並列に配置された屈曲部(310’、310’’、311’、311’’、312’、312’’、313’、313’’)の2つの対を備え、各対が、前記サイプ(30)の前記主面(301)の対向する各側に延在する2つの半径方向に連続した屈曲部(310’、310’’、311’、311’’、312’、312’’、313’、313’’)を備え、前記2つの対が互いに半径方向に間隔を空けて配置される、請求項6に記載のタイヤ(1)。
  11. 並列に配置された前記屈曲部の対の前記屈曲部(310、311、312、313)が、周方向の幅が異なる、請求項7〜10のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  12. 半径方向最内屈曲部(310、312)の幅が、半径方向最外屈曲部(311、313)の幅より小さい、請求項11に記載のタイヤ(1)。
  13. 前記変形部(302)が、前記サイプ(30)の前記端部(30a)からその前記中央ゾーン(303)まで幅が低減する連続したエンボス加工部分を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  14. 前記横サイプ(30)の前記主面(301)が、少なくとも2つの変形部(302)を備え、各々が、前記横サイプ(30)の前記軸方向端部(30a、30b)のうちの1つから前記中央ゾーン(303)まで延在する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  15. 両端部(30a、30b)から延在する前記変形部(302)が、半径方向にずれた位置に設けられる、請求項14に記載のタイヤ(1)。
  16. 前記変形部(302)が、湾曲面によって画定される、請求項1〜15のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  17. 前記環状中央位置(10i)において、ブロック(20)の少なくとも2つの周方向列(21)を備え、前記ブロック(20)の少なくとも2つの周方向列(21)が、周方向サイプ(22)によって軸方向に分離される、請求項1〜16のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  18. 前記赤道面(Y−Y)にまたがる第1周方向溝(15)と、前記第1周方向溝(15)に関して軸方向に対向する側部に配置された2つの第2周方向溝(16)とを備え、前記ブロック(20)の少なくとも2つの周方向列(21)が、前記第1周方向溝(15)と前記第2周方向溝(16)の各々との間に配置される、請求項17に記載のタイヤ(1)。
  19. 前記少なくとも1つの周方向列(21)の前記ブロック(20)がグループ化され、各グループが、前記周方向に連続するグループからそれぞれの横溝(23)によって分離される、請求項1〜18のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  20. 前記ブロック(20)が前記軸方向に細長い、請求項19に記載のタイヤ(1)。
  21. 周方向列(21)の前記ブロック(20)のグループが、前記軸方向に隣接する周方向列の前記ブロック(20)のグループに対して周方向にずれた位置にある、請求項18に従属する場合の請求項19または20に記載のタイヤ(1)。
  22. 前記2つの環状ショルダ部(10ii)の各々が、前記トレッドバンド(10)の前記中央環状部(10i)の前記サイプ(30)と形状が同一であり幅が異なるサイプ(35)を有する、請求項1〜21のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  23. 前記少なくとも1つの周方向列(21)の各ブロック(20)と前記周方向に連続したブロック(20)との間に横サイプ(30)を備える、請求項1〜18のいずれか一項に記載のタイヤ(1)。
  24. 前記ブロック(20)が周方向に細長い、請求項23に記載のタイヤ(1)。
  25. 周方向列(21)の前記ブロック(20)が、前記軸方向に隣接する周方向列(21)の前記ブロック(20)に対して周方向にずれた位置にある、請求項18に従属する場合の請求項23または24に記載のタイヤ(1)。
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