JP5051492B2 - 絞り成形紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、紙容器の技術分野に属し、詳しくは、食品等を販売する時に用いられるトレー状の絞り成形紙容器に関するものである。
従来、主に食品等を入れるトレー状の容器として、プラスチック製のトレー容器の代わりに、板紙原反を打ち抜いた1枚のブランクを用いて深絞り成形でトレー状としたいわゆる絞り成形紙容器が利用されている。そして、このような絞り成形紙容器としては、一般に板紙とその内面にコート又はラミネートされたポリエチレン等の樹脂フィルムからなる積層体を材料とする容器が使用されており、この汚れ防止用の樹脂フィルムによって、紙層内容物が付着したり、或いは内容物の油や汁が紙層に浸透して汚染されることを防止するようになっている。
実開昭52−47005号公報 特公昭56−48300号公報
ところで、近年、環境問題が大きな問題となっており、自然環境を守ろうとする意識が高まっている。特に、廃棄物処理の問題は大きく、できるだけ材料を少なく使用する省資源化、そして資源の再使用であるリサイクル等での対応が求められている。このような背景のもとに、包装に使用される容器を廃棄する時には、できるだけ材料を紙とプラスチックのように分別することが望まれている。
この環境問題に対応して、紙容器の廃棄時に紙とプラスチックに分離してその分離した紙を再資源化するために、板紙に樹脂フィルムを剥離可能な状態で全面に貼合してなる積層体を材料に使用した形態が提案されている。しかしながら、上記のような絞り成形紙容器は、もともと使い捨てのイメージが強い上に、このような積層体を用いていたとしても、消費者には内面の樹脂フィルムが剥がせるものであるとは思われていないため、内容物である食品を食した後、樹脂フィルムを引き剥がさずにそのまま廃棄される場合が少なくなかった。
本発明は、上記のような背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、消費者にとって紙と樹脂フィルムが剥がせるものであることが認識することができ、しかも、紙と樹脂フィルムを簡単に剥がすことができるようにした絞り成形紙容器を提供することにある。
請求項1に記載の発明である絞り成形紙容器は、樹脂フィルムを板紙の全面に剥離可能な状態で貼合した積層体を材料とし、コーナーに放射状の折り線が施されてなる1枚のブランクにより形成され、樹脂フィルム側を内面にして絞り加工が施されて、底面部と、その底面部の周囲から立ち上がる側壁部と、その側壁部に連設しかつ水平に延びるフランジとからなる絞り成形紙容器であって、貼合された樹脂フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段が、積層体における樹脂フィルム以外の層に入れた切れ目線で区画されており、しかも、剥離開始手段をきっかけとして樹脂フィルムを剥がし始める方向が板紙の紙の目の方向と略直交する方向となるようにしてフランジに設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項1に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジの端縁部に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成された摘み部であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項1に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジ内に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成された押込み部であることを特徴としている。
請求項に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジの端縁に突出状態で設けられた突出摘み部であり、突出摘み部とフランジ部との境界線が、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成されていることを特徴としており、請求項に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジの端縁に突出状態で設けられた突出摘み部であり、突出摘み部が、樹脂フィルムのみで形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項1に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジの端縁部に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層を切り欠いて樹脂フィルムを一部露出することで形成されたフィルム摘み部であることを特徴としている。
請求項に記載の発明である絞り成形紙容器は、請求項1に記載の絞り成形紙容器において、剥離開始手段が、フランジ内に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切込みを設けることで形成された窓状のフィルム押込み部であることを特徴としている。
本発明の絞り成形紙容器は、水平なフランジのところに剥離開始手段があるので、消費者に対して樹脂フィルムが剥がせるものであることを認識させることができる。そして、その剥離開始手段をきっかけとして樹脂フィルムを引き剥がすと、剥離開始手段のところで紙層が完全に切れていなくても、紙層の剥離は直ぐになくなって分別が良好に行われることになり、折り線で折られたしわ部のところでは樹脂フィルムが抜けるようにして剥がれることから、最後まで切れることなく簡単にかつ確実に剥がすことができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る絞り成形紙容器の一例を示す斜視図、図2は図1の絞り成形容器を形成するブランクの展開図である。
図1の絞り成形紙容器Aは、樹脂フィルムを板紙の全面に剥離可能な状態で貼合した積層体を材料とし、4つのコーナーが丸みを帯びた矩形状で、各コーナーに放射状の折り線が施されてなる図2に示す1枚のブランクBにより形成されたものである。そして、図1に示すように、絞り成形紙容器Aは、フィルム側を内面にしてブランクに対しプレス機により絞り加工が施され、コーナーが丸い矩形状の底面部11と、その底面部11の周囲から立ち上がる側壁部12と、その側壁部12に連設しかつ水平に延びるコーナーの丸いフランジ13が形成されている。また、このフランジ13の各コーナーには、折り線で折られたしわ部14が側壁部12のコーナーのしわ部15から繋がった状態で形成されている。
そして、この絞り成形紙容器Aでは、フランジ13における短辺側の端縁部に、貼合された樹脂フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段が設けられている。この剥離開始手段は、積層体における樹脂フィルム以外の層に半円形状の切れ目線pを入れて形成された摘み部P1であり、フランジ13にこのような摘み部P1を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器Aを使用した後に、樹脂フィルムをこの摘み部P1から剥がし始めることができる。そして、この摘み部P1を引っ張ることにより、切れ目線pで摘み部P1の樹脂フィルム以外の層が破られ、樹脂フィルムを剥がしやすくすることができる。なお、切れ目線pは、樹脂フィルム以外の紙層にミシン目以外に切れ刃等で入れることもできる。
このように、剥離開始手段としての摘み部P1をきっかけとして樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは、図3に示すように、樹脂フィルム21が板紙22のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく簡単にかつ確実に剥がすことができる。
また、この絞り成形容器Aでは、樹脂フィルムを剥がし始める方向は、図示のように、積層体における板紙の紙の目の方向(矢印方向)と略直交する(正確に直交する場合も含む)方向になっている。ここで、紙の目とは紙の特質の一つである。すなわち、紙が抄紙機で抄かれる時、紙料(パルプ)中の繊維は抄紙機上を流れる方向に大体並ぶが、その流れの方向を紙の目の方向と称している。
剥離開始手段としての摘み部P1を区画する切れ目線pは、樹脂フィルムを板紙の全面に剥離可能な状態で貼合した積層体からブランクを打ち抜く際に同時に形成する。この場合、樹脂フィルムは後で引っ張って剥がすのであるから、樹脂フィルムを傷つけないように、樹脂フィルムと紙層との境に丁度合うようにミシン刃や切れ刃を入れるのが理想的である。しかし、打抜き機でこれを正確に行うのは難しく、樹脂フィルムを傷つけないようにすると、紙層が完全に切れないことが避けられない。そして、このように紙層が完全に切れていないと、樹脂フィルムを引っ張った際に、紙層が層間剥離を起こしてフィルム側にくっついてしまう。この時、板紙の紙の目の方向と同じ方向にフィルムを剥がすようにすると、剥離した紙層が付いてきて剥離部分が大きくなる。これに対し、上記のように、板紙の紙の目の方向と略直交する方向に樹脂フィルムを剥がすことにより、紙層の剥離は直ぐになくなり、分別が良好に行われることになる。
図4は本発明に係る絞り成形紙容器の別の例を示す斜視図である。
この絞り成形紙容器Bは、図1の絞り成形紙容器Aと同様の形状であるが、フランジ13の形状が異なっている。すなわち、フランジ13における一方の短辺側に拡大部分13aを形成するようにブランクを設計するとともにそれに対応した絞り加工を施している。そして、そのフランジ13の拡大部分13aの中に樹脂フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段としての押込み部P2を設けている。この押込み部P2は、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線pを入れて形成されたものであり、図のような長円形に限らず任意の形状でよい。
この押込み部P2を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器Bを使用した後に、この押込み部P2を指で押して樹脂フィルムを剥がすきっかけを作り、この剥がした部分を取っ掛かりとして樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは樹脂フィルムが板紙のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく簡単にかつ確実に剥がすことができる。
また、この絞り成形容器Bでも、樹脂フィルムを剥がし始める方向を、図示のように積層体における板紙の紙の目の方向(矢印方向)と略直交する方向に設定しておくことにより、板紙の紙の目の方向と略直交する方向に樹脂フィルムを剥がすことになるので、紙層が完全に切れていなくても、紙層の剥離は直ぐになくなり、分別が良好に行われることになる。
図5は本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。
この絞り成形紙容器Cは、図1の絞り成形紙容器Aと同様の形状であるが、フランジ13における一方の短辺側の端縁に、貼合された樹脂フィルムを剥がし始めるために、樹脂フィルム以外の層に入れた切れ目線pで区画してなる半円形の突出摘み部P3が突出状態で設けられている。この突出摘み部P3の形状は、指で摘むことができさえすれば任意である。また、この突出摘み部P3は樹脂フィルムのみで形成してもよい。
この突出摘み部P3を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器Cを使用した後に、樹脂フィルムをこの突出摘み部P3から剥がし始めることができ、そのまま樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは樹脂フィルムが板紙のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく容易にかつ確実に剥がすことができる。
また、この絞り成形容器Cでも、樹脂フィルムを剥がし始める方向を、図示のように積層体における板紙の紙の目の方向(矢印方向)と略直交する方向に設定しておくことにより、板紙の紙の目の方向と略直交する方向に樹脂フィルムを剥がすことになるので、紙層が完全に切れていなくても、紙層の剥離は直ぐになくなり、分別が良好に行われることになる。
図6に示す絞り成形紙容器C’は図5に示した絞り成形紙容器Cの変形例であり、フランジ13のコーナーの端縁に、貼合された樹脂フィルムを剥がし始めるために、樹脂フィルム以外の層に入れた切れ目線pで区画してなる半円形の突出摘み部P3が突出状態で設けられている。この突出摘み部P3の形状は、指で摘むことができさえすれば任意である。また、この突出摘み部P3は樹脂フィルムのみで形成してもよい。この突出摘み部P3は、コーナーの丸いところに設けたので、邪魔にならないという利点がある。
この剥離開始手段としての突出摘み部P3を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器C’を使用した後に、樹脂フィルムをこの突出摘み部P3から剥がし始めることができ、そのまま樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは樹脂フィルムが板紙のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく容易にかつ確実に剥がすことができる。
図7は本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。
この絞り成形紙容器Dは、図1の絞り成形紙容器Aと同様の形状であるが、フランジ13における一方の短辺側の端縁部に設けられた剥離開始手段が異なっている。すなわち、この剥離開始手段は、積層体における樹脂フィルム以外の層を半円状に切り欠いて樹脂フィルムを一部露出させてフィルム摘み部P4としている。この切欠きの形状は指で摘むことができさえすれば任意である。
このフィルム摘み部P4を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器Dを使用した後に、このフィルム摘み部P4から樹脂フィルムを剥がし始めることができ、そのまま樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは樹脂フィルムが板紙のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく簡単にかつ確実に剥がすことができる。
図8は本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。
この絞り成形容器Eは、樹脂フィルムを板紙の全面に剥離可能な状態で貼合した積層体を材料とし、コーナーに放射状の折り線が施されてなる1枚のブランクにより形成され、樹脂フィルムをフィルム側を内面にして絞り加工が施されたものであるが、図示のようなグラタン容器の形状に絞り加工されている。すなわち、楕円形状の底面部11と、その底面部11の周囲から立ち上がる側壁部12と、その側壁部12に連設しかつ水平に延びるとともに両方に把手部13bのある形状のフランジ13が形成されている。また、このフランジ13の4ヶ所には、折り線で折られたしわ部14が側壁部12のコーナーのしわ部15から繋がった状態で形成されている。
そして、この絞り成形容器Eでは、各把手部13bの中に樹脂フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段としてのフィルム押込み部P5を設けている。このフィルム押込み部P5は、樹脂フィルム以外の層に窓状の切込みを設け、樹脂フィルムを一部露出させたものである。この切込みの形状は、指で押すことができされすれば図のような長円形に限らず任意の形状でよい。また、フィルム押込み部P5は一方の把手部13bにだけ設けるようにしてもよい。
このフィルム押込み部P5を設けたことにより、消費者は絞り成形紙容器Eを使用した後に、このフィルム押込み部P5を指で押して樹脂フィルムを剥がすきっかけを作り、この剥がした部分を取っ掛かりとして樹脂フィルムを引き剥がすと、折り線で折られたしわ部14,15のところでは樹脂フィルムが板紙のしわの間から抜けるようにして引っ掛かることなく剥がれることから、最後まで切れることなく簡単にかつ確実に剥がすことができる。
本発明による絞り成形紙容器の材料は、基材である板紙に樹脂フィルムを剥離可能な状態で貼合した積層体である。その板紙の範囲は広く、コートボール、マニラボール、ミルクカートン原紙、カップ原紙、段ボール等を使用することができる。坪量は紙容器のサイズによって変わるが、150〜450g/m2 の範囲が好ましい。
また、汚れ防止用の樹脂フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム等を使用することができ、また、生分解性プラスチックフィルム(ポリ乳酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリラクトカプトン、ポリブチレンサクシレート、ポリエチレンサクシネート、ポリビニルアルコール、酢酸セルロース等)も使用することができる。フィルムの選定に当たっては、公知の厚生省告示20号告示に適合したフィルムを使用することが好ましい。
この樹脂フィルムの貼り合わせは、剥離可能な接着剤を使用して剥離可能に全面接着する方法、或いは、ポリエチレン樹脂等を使用して押出しラミネートして貼合する方法等がある。また、板紙と樹脂フィルムの接着部分は密集していれば部分的であってもよく、このような接着方法として、熱シール、或いは、公知のエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型の接着剤、粘着剤を使用して部分的に貼合する方法もある。
また、一般の紙容器と同様に、本発明の絞り成形紙容器の表面には印刷が行われるが、オフセット、グラビア、フレキソ印刷等、これまでに知られているいかなる方法でも用いることができる。さらに、オーバーコート、艶出し、エンボス等の後加工も自由に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による絞り成形紙容器は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
本発明に係る絞り成形紙容器の一例を示す斜視図である。 図1の絞り成形紙容器を形成するブランクの展開図である。 しわ部のところで樹脂フィルムが板紙から剥がれる様子を示す説明図である。 本発明に係る絞り成形紙容器の別の例を示す斜視図である。 本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。 図5に示す絞り成形紙容器の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。 本発明に係る絞り成形紙容器のさらに別の例を示す斜視図である。
符号の説明
A,B,C,C’,D,E 絞り成形紙容器
11 底面部
12 側壁部
13 フランジ
14,15 しわ部
21 樹脂フィルム
22 板紙
P1 摘み部
P2 押込み部
P3 突出摘み部
P4 フィルム摘み部
P5 フィルム押込み部

Claims (7)

  1. 樹脂フィルムを板紙の全面に剥離可能な状態で貼合した積層体を材料とし、コーナーに放射状の折り線が施されてなる1枚のブランクにより形成され、樹脂フィルム側を内面にして絞り加工が施されて、底面部と、その底面部の周囲から立ち上がる側壁部と、その側壁部に連設しかつ水平に延びるフランジとからなる絞り成形紙容器であって、貼合された樹脂フィルムを剥がし始めるための剥離開始手段が、積層体における樹脂フィルム以外の層に入れた切れ目線で区画されており、しかも、剥離開始手段をきっかけとして樹脂フィルムを剥がし始める方向が板紙の紙の目の方向と略直交する方向となるようにしてフランジに設けられていることを特徴とする絞り成形紙容器。
  2. 剥離開始手段が、フランジの端縁部に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成された摘み部であることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
  3. 剥離開始手段が、フランジ内に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成された押込み部であることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
  4. 剥離開始手段が、フランジの端縁に突出状態で設けられた突出摘み部であり、突出摘み部とフランジ部との境界線が、積層体における樹脂フィルム以外の層に切れ目線を入れて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
  5. 剥離開始手段が、フランジの端縁に突出状態で設けられた突出摘み部であり、突出摘み部が、樹脂フィルムのみで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
  6. 剥離開始手段が、フランジの端縁部に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層を切り欠いて樹脂フィルムを一部露出することで形成されたフィルム摘み部であることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
  7. 剥離開始手段が、フランジ内に設けられ、積層体における樹脂フィルム以外の層に切込みを設けることで形成された窓状のフィルム押込み部であることを特徴とする請求項1に記載の絞り成形紙容器。
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