JP5050008B2 - 吊具 - Google Patents

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本発明は洗濯物、展示品等の被吊物を吊下げる吊具に関する。
洗濯物等を吊下げるための吊具は、複数の挟み部材が取着された枠形をなす吊具本体と、該吊具本体の四角近傍部を吊下げるチェン等の複数の索部材と、該索部材を吊具本体の中央側で連結し、竿部材に掛止されるフックを有する掛止体とを備えている(例えば、特許文献1。)。
特開平9−271598号公報
ところが、特許文献1に記載の吊具は、枠形をなす吊具本体の中央部上方に掛止体を配し、該掛止体の吊具本体に対する横方向の位置を変えることができないように構成されており、ドア、壁ぎわ又は窓ぎわに掛止体を掛止して洗濯物を干すような場合、吊具本体の一側がドア、壁又は窓ガラスと干渉し、掛止体の掛止が外れることになるため、ドア、壁及び窓から横方向へ離隔した場所に吊具を掛止する必要があり、ドア、壁ぎわ及び窓ぎわの空間を有効に活用することができないし、また、吊具を掛止するための特別の架台が必要であり、改善策が要望されていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は、横方向に長く、被吊物が吊下げられる吊具本体に装着される掛止体が、横方向への移動が自在の移動部材と、該移動部材を前記吊具本体から上方へ偏倚させる回動部材とを備えることにより、吊具本体の姿勢が安定する状態でドア、壁ぎわ又は窓ぎわに掛止することができ、しかも、掛止体の吊具本体に対する出っ張りを僅少にすることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、回動部材を吊具本体に枢支し、該回動部材に移動部材を移動自在に装着することにより、掛止体を杆状に形成することができ、移動部材を吊具本体の長さ方向へ移動させつつ吊具本体の上方へ回動させることができ、移動部材の移動操作を簡易に行うことができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、回動部材を、移動部材から突出する凸部とし、該凸部が嵌入される長孔が開設され、移動部材を移動自在に保持する保持部を有する構成とすることにより、移動部材をスムーズに動作させることができ、また、掛止体をコンパクトに構成することができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、掛止体を、吊具本体に装着され、横方向に長い長孔が開設されている掛止体本体を有する構成とし、回動部材を、前記長孔に回動を自在に嵌入される凸部とし、移動部材を、前記凸部から前記長孔の長さ方向に長い杆状をなす構成とすることにより、吊具本体に対する移動部材先端の上方偏倚量を比較的多くすることができ、比較的大型の吊具本体を、該吊具本体の姿勢が安定する状態でドア、壁ぎわ又は窓ぎわに掛止することができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、掛止体本体を、前記長孔と離隔した位置にフックを有する構成とすることにより、ドア、壁及び窓から横方向へ離隔した場所に吊具を掛止する場合であっても、吊具本体の姿勢が安定する状態で掛止することができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、掛止体を、前記回動部材の回動を規制する規制部材を有する構成とすることにより、移動部材の吊具本体に対する安定性を高めることができ、ドアの開閉による外力が比較的大きい場合でも、吊状態を維持することができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、規制部材を、その一端が前記移動部材に枢支され、その他端が前記吊具本体に枢支されているアームである構成とすることにより、回動部材にて回動する移動部材を、規制部材にて吊具本体に繋げることができ、吊具本体に加わる荷重を回動部材と規制部材とに分散させることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、移動部材を、前記回動部材に移動を自在に嵌合される嵌合部と、該嵌合部から延出されている平板状の第2のフックとを有する構成とすることにより、第2のフックを、ドアの上縁に簡易に掛止することができ、この掛止状態でドアを開閉することができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、回動部材を、その一端が前記吊具本体に枢支された杆状をなし、前記嵌合部は前記回動部材に嵌入される孔を有する構成とすることにより、回動部材が移動部材の移動を案内し、該回動部材に沿って移動部材を移動させることができるため、移動部材をスムーズに移動させることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、横方向に長く、被吊物が吊下げられる吊具本体と、該吊具本体に装着され、適宜の物体に掛止される掛止体とを備える吊具において、前記吊具本体は、該吊具本体の長さ方向へ離隔して対向する二つの回動部材が枢支され、一の回動部材には、その前端に第2のフックを有する移動部材が移動を自在に装着され、該移動部材が他の回動部材の先端に枢着されている構成とすることにより、移動部材を、二つの回動部材にて吊具本体に繋げることができ、吊具本体に加わる荷重を二つの回動部材に分散させることができるため、掛止体の剛性を高めることができ、耐久性を高めることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、前記吊具本体を、二つのアームが枢支されている上板部及び該上板部から垂下されている下板部を有し、該下板部に複数の挾持部材が吊設されている構成とすることにより、吊具本体の上下方向への曲げ剛性を高めることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、吊具本体を枠形とし、該吊具本体の周方向へ離隔した位置に二つのアームを配することにより、吊具本体に加わる荷重を離隔して対向する2箇所に分散させることができ、吊具本体の剛性を高めることができる吊具を提供することにある。
また、他の目的は、複数のピンチが取付けられる枠体を、横方向に長い長円形とし、該枠体の対向する二つの長辺部間に、長さ方向に離隔して二つの枢支部を設け、掛止体を、前記枢支部夫々に枢支された二つのアームと、一のアームに移動自在に嵌合され、その前端に第2のフックを有する移動部材とを有し、該移動部材が他のアームの先端に枢着されていることを特徴とすることにより、枠体及び掛止体の剛性を高めることができる吊具を提供することにある。
発明に係る吊具は、横方向に長く、被吊物が吊下げられる吊具本体と、該吊具本体に装着され、適宜の物体に掛止される掛止体とを備える吊具において、前記吊具本体、該吊具本体の長さ方向へ離隔して対向する二つのアームの各一端部が枢支され、一のアームには、そのにフックを有する移動部材が該一のアームの長さ方向への移動を自在に装着され、該移動部材他のアームのに枢着してあり、該他のアームは前記他端部を支点にして前記一のアーム側への回動が自在であることを特徴とする。
発明に係る吊具は、前記吊具本体は、前記二つのアームが枢支されている上板部及び該上板部から垂下されている下板部を有し、該下板部に複数の挾持部材が吊設されていることを特徴とする。
発明にあっては、吊具本体が略T字形又は略L字形をなすため、吊具本体の上下方向への曲げ剛性を高めることができ、吊具本体を小型、軽量化できる。
発明に係る吊具は、前記吊具本体は枠形をなし、該吊具本体の周方向へ離隔した位置に前記二つのアームを配してあることを特徴とする。
発明にあっては、吊具本体に加わる荷重を離隔して対向する2箇所に分散させることができるため、吊具本体の剛性を高めることができ、枠形をなす吊具本体を小型、軽量化できる。
発明に係る吊具は、枠体と、該枠体の複数の周方向位置に取付けられ、被吊物を吊下げるピンチと、前記枠体に取付けられ、適宜の物体に掛止される掛止体とを備える吊具において、前記枠体は横方向に長い長円形をなし、該枠体の対向する二つの長辺部間に、長さ方向に離隔して二つの枢支部を設けてあり、前記掛止体は、前記枢支部夫々に各一端部が枢支された二つのアームと、一のアームに該一のアームの長さ方向への移動自在に嵌合され、そのにフックを有する移動部材とを有し、該移動部材他のアームのに枢着してあり、該他のアームは前記他端部を支点にして前記一のアーム側への回動が自在であることを特徴とする。
発明にあっては、移動部材を、枠体の二つの長辺部に二つのアームにて繋げることができ、枠体に加わる荷重を二つのアーム及び二つの長辺部に分散させることができるため、枠体及び掛止体の剛性を高めることができ、耐久性を高めることができる。
本発明によれば、移動部材を吊具本体の長さ方向へ移動させるとともに、吊具本体の上方へ回動させることにより、該移動部材の先端を吊具本体の縁側で、且つ吊具本体の縁から上方へ離隔した位置に偏倚させることができるため、吊具本体の姿勢が安定する状態で移動部材の先端を、ドア、壁ぎわ又は窓ぎわに掛止することができ、また、未使用時には、移動部材を復帰移動させつつ復帰回動させることにより、掛止体の吊具本体に対する出っ張りを僅少にすることができる。
また、本発明によれば、移動部材及び回動部材を有する掛止体を杆状に形成することができ、移動部材を吊具本体の長さ方向へ移動させつつ吊具本体の上方へ回動させることができ、移動部材の移動操作を簡易に行うことができる。
また、本発明によれば、移動部材に設けられている凸部を支点として移動部材が移動及び回動するため、移動部材をスムーズに動作させることができ、また、掛止体をコンパクトに構成することができる。
また、本発明によれば、吊具本体に対する移動部材先端の上方偏倚量を比較的多くすることができ、比較的大型の吊具本体を、該吊具本体の姿勢が安定する状態でドア、壁ぎわ又は窓ぎわに掛止することができる。
また、本発明によれば、移動部材とは別個に設けられているフックを、竿部材等の杆状部に掛止することができるため、ドア、壁及び窓から横方向へ離隔した場所に吊具を掛止する場合であっても、吊具本体の姿勢が安定する状態で掛止することができる。
また、本発明によれば、吊具本体に対する移動部材の上方偏倚量を規制部材にて規制することができるため、移動部材の吊具本体に対する安定性を高めることができ、ドアの開閉による外力が比較的大きい場合でも、吊状態を維持することができる。
また、本発明によれば、回動部材にて回動する移動部材を、規制部材にて吊具本体に繋げることができ、吊具本体に加わる荷重を回動部材と規制部材とに分散させることができるため、掛止体の剛性を高めることができ、耐久性を高めることができる。
また、本発明によれば、移動部材の先端に平板状の第2のフックがあるため、この第2のフックを、ドアの上縁に簡易に掛止することができ、この掛止状態でドアを開閉することができる。
また、本発明によれば、回動部材が移動部材の移動を案内し、該回動部材に沿って移動部材を移動させることができるため、移動部材をスムーズに移動させることができる。
また、本発明によれば、移動部材を、二つの回動部材にて吊具本体に繋げることができ、吊具本体に加わる荷重を二つの回動部材に分散させることができるため、掛止体の剛性を高めることができ、耐久性を高めることができる。
また、本発明によれば、吊具本体が略T字形又は略L字形をなすため、吊具本体の上下方向への曲げ剛性を高めることができ、吊具本体を小型、軽量化できる。
また、本発明によれば、吊具本体に加わる荷重を離隔して対向する2箇所に分散させることができるため、吊具本体の剛性を高めることができ、枠形をなす吊具本体を小型、軽量化できる。
また、本発明によれば、移動部材を、枠体の二つの長辺部に二つのアームにて繋げることができ、枠体に加わる荷重を二つのアーム及び二つの長辺部に分散させることができるため、枠体及び掛止体の剛性を高めることができ、耐久性を高めることができる。
本発明に係る吊具の構成を示す斜視図である。 本発明に係る吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。 本発明に係る吊具の他の構成を示す斜視図である。 本発明に係る吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。 本発明に係る吊具の他の構成を示す斜視図である。 本発明に係る吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係る吊具の構成を示す斜視図、図2は吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。
吊具は、断面略T字形をなし、横方向に長い吊具本体1と、該吊具本体1の長さ方向中間に枢支された回動部材2と、該回動部材2に移動を自在に嵌合された移動部材3と、該移動部材3の回動部材2による回動を規制する規制部材4とを備える。尚、回動部材2と、移動部材3及び規制部材4とが掛止体を構成しており、また、回動部材2及び規制部材4がアームである。
吊具本体1は、杆状をなし、長さ方向一端に当接部11を有する上板部12と、該上板部12の幅方向中間から垂下する下板部13とが一体成形された合成樹脂製であり、上板部12の長さ方向中央部に、軸孔を有する第1の枢支部14が設けられ、該枢支部14と当接部11側へ偏倚した位置に、軸孔を有する第2の枢支部15が設けられ、該枢支部15と当接部11との間に凹所16が設けられている。また、下板部13には、ピンチ等の挾持部材又はハンガー等の吊下部材が吊るされる複数の孔17が長さ方向に離隔して開設されている。
回動部材2は、角柱形をなし一端部が屈曲する杆部材からなり、一端部が枢軸21にて第1の枢支部14に枢され、上板部12と接離する方向への回動が自在になっており、他端部に抜止部22が設けられている。
移動部材3は、回動部材2に移動を自在に嵌合される嵌合孔31aを有し、角筒形をなす嵌合部31と、該嵌合部31の先端から外方へ延出され、ドアの上縁に掛止されるフック32を先端に有する板状部33とを備える。嵌合部31は、両端部を残して両側面が開放されており、嵌合部31の上板部12と対向する面に第3の枢支部34が設けられている。板状部33はステンレス板からなり、嵌合部31の先端に嵌合固定されており、フック32はドアの上縁に係合する係合部32aと、該係合部32aの先側から屈曲し、ドアの一面に係合する抜止部32bとを有する。
規制部材4は、一端が枢軸41にて第2の枢支部15に枢着され、上板部12と接離する方向への回動が自在になっており、他端が枢軸42にて第3の枢支部34に枢着されている。
以上のように構成された吊具は、吊具本体1の第1の枢支部14に枢支されている回動部材2に、移動部材3が吊具本体1の長さ方向へ移動を自在に嵌合され、該移動部材3の上方への回動が、吊具本体1及び嵌合部31に枢着されている規制部材4にて規制されている。吊具本体1の孔17にはピンチ等の複数の挾持部材、又はハンガー等の吊下部材が吊るされる。
吊具の未使用時は、図1に示すように回動部材2が吊具本体1の一端側へ回動し、規制部材4が吊具本体1の他端側へ回動して上板部12と対向しており、移動部材3は上板部12と対向し、抜止部32bが上板部12の凹所16に挿入され、移動部材3の移動が規制されている。因って、移動部材3を有する掛止体は吊具本体1の両端から出っ張ることなく吊具本体1に装着されている。
吊具本体1に挾持部材にて吊下げられた洗濯物等の被吊物を室内で乾燥させるべく吊具がドアの上縁に掛止される場合、図1の移動部材3を若干上方へ回動させ、抜止部32bが凹所16から抜出た状態で移動部材3を吊具本体1の一端側へ移動させつつ上方へ回動させることにより、図2に示すように移動部材3のフック32を、吊具本体1の当接部11上方へ偏倚させ、この偏倚状態を規制部材4にて維持することができる。この状態で、移動部材3におけるフック32の係合部32aを、開放されているドアの上縁に掛止することにより、移動部材3の抜止部32bがドアの一面に係合し、吊具本体1の当接部11がドアの他面に当接し、吊具本体1を床面とほぼ平行にでき、吊具本体1の姿勢を安定させることができ、この安定した姿勢を維持することができる。吊具が掛止されたドアが閉じられることにより、被吊物を室内で乾燥させることができる。この際、移動部材3のフック32は板状であり、ドア上縁と入出口との間に配されるため、掛止体が邪魔になることなくドアを閉めることができる。
吊具をドアから取外す際は、ドアを開き、フック32のドア上縁との係合を解除することにより、吊具を取外すことができ、この状態で移動部材3を回動部材2の基端側へ復帰移動させることにより、回動部材2及び規制部材4が復帰回動しつつ上板部12と対向し、抜止部32bが上板部12の凹所16に挿入され、移動部材3の移動が規制される。
実施の形態2
図3は吊具の他の構成を示す斜視図、図4は吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。この吊具は、杆状をなす吊具本体1に掛止体を装着する代わりに、横方向に長い長円形の枠形をなす吊具本体5に、回動部材2、移動部材3、規制部材4及びフック6とを有する掛止体を装着したものである。尚、吊具本体5が枠体であり、回動部材2及び規制部材4がアームである。
吊具本体5は、横方向に離隔して対向する二つの長辺部51a,51a及び該長辺部51a,51aの両端に連結された二つの短辺部51b,51bを有する略長円形の枠部51と、長辺部51a,51aの長さ方向中間に離隔して結合された複数の桟部材52,52と、掛止体を装着するための二つの継部材53,53と、該継部材53,53に架設された橋絡部材54と、該橋絡部材54及び長辺部51a,51aの両端部を連結する四つの連結杆55と、一方の継部材53及び長辺部51a,51aの一端間に結合され、規制部材4を受止める受止部材56を備える。
二つの継部材53,53は、略コ字形をなし、長辺部51a,51aの中央から両側へ離隔した位置に両端部が嵌合固定され、中央部が長辺部51a,51aの下側へ偏倚しており、一方の継部材53の中央部に第4の枢支部57が設けられ、該枢支部57に回動部材2の一端が枢支されている。
受止部材56は略コ字形をなし、長辺部51a,51aの一方の継部材53から離隔した位置に両端部が嵌合固定され、中央部が長辺部51a,51aの下側へ偏倚しており、該受止部材56の中央部に第5の枢支部58が設けられ、該枢支部58に規制部材4の一端が枢着されている。
回動部材2、移動部材3及び規制部材4は長辺部51a,51aの間に配されている。また、移動部材3におけるフック32の抜止部32bは、桟部材52,52の間の空間に配されている。
フック6は、橋絡部材54の中央部に上下の枢軸、及び横方向の枢軸を中心として回動を自在に装着されている。
この実施の形態の吊具は、吊具本体5の第4の枢支部57に枢支されている回動部材2に、移動部材3が吊具本体5の長さ方向へ移動を自在に嵌合され、該移動部材3の上方への回動が、吊具本体5及び嵌合部31に枢着されている規制部材4にて規制されている。吊具本体5の桟部材52,52にはピンチ等の挾持部材又はハンガー等の吊下部材が吊るされる。
吊具の未使用時は、図3に示すように回動部材2が吊具本体5の一端側へ回動し、規制部材4が吊具本体5の端側へ回動して長辺部51a,51a間の空間に収納されており、移動部材3は長辺部51a,51a間の空間に収納されており、抜止部32bが桟部材52,52間の空間に配され、移動部材3の移動が規制されている。因って、移動部材3を有する掛止体は吊具本体5の両端から出っ張ることなく吊具本体5に装着されている。
吊具本体5に挾持部材にて吊下げられた洗濯物等の被吊物を室内で乾燥させるべく吊具がドアの上縁に掛止される場合、移動部材3を若干上方へ回動させ、抜止部32bが桟部材52,52間の空間から抜出た状態で移動部材3を吊具本体5の一端側へ移動させつつ上方へ回動させることにより、図4に示すように移動部材3のフック32を、吊具本体5の一端部上方へ偏倚させ、この偏倚状態を規制部材4にて維持することができる。この状態で、移動部材3におけるフック32の係合部32aを、開放されているドアの上縁に掛止することにより、移動部材3の抜止部32bがドアの一面に係合し、吊具本体5の一端部がドアの他面に当接し、吊具本体5を床面とほぼ平行にでき、吊具本体5の姿勢を安定させることができ、この安定した姿勢を維持することができる。吊具が掛止されたドアが閉じられることにより、被吊物を室内で乾燥させることができる。この際、移動部材3のフック32は板状であり、ドア上縁と入出口との間配されるため、掛止体が邪魔になることなくドアを閉めることができる。
吊具をドアから取外す際は、ドアを開き、フック32のドア上縁との係合を解除することにより、吊具を取外すことができ、この状態で移動部材3を回動部材2の基端側へ復帰移動させることにより、回動部材2及び規制部材4が復帰回動しつつ長辺部51a,51a間の空間に収納される。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
実施の形態3
図5は吊具の他の構成を示す斜視図、図6は吊具が使用される際の状態を示す斜視図である。この吊具は、枠形をなす吊具本体7に、フック81を有する掛止体本体8と、該掛止体本体8に装着される回動部材20及び移動部材30とを有する掛止体を装着したものである。
吊具本体7は、横方向に離隔して対向する二つの長辺部71a,71a及び該長辺部71a,71aの両端に連結された二つの短辺部71b,71bを有する略四角形の枠部71と、長辺部71a,71aの長さ方向中間に離隔して結合された複数の桟部材72,72とを備える。長辺部71a,71aの中央部には、略コ字形をなす掛止体本体8の両端が結合される結合部73,73が設けられている。
掛止体本体8の長さ方向中央には、上下の枢軸を中心としてフック81が回動を自在に装着されている。フック81は、固定挾持部81a及び該固定挾持部81aに枢着された可動挾持部81bを有する。
掛止体本体8の中央より一端側には、上方へ開放され、掛止体本体8の長さ方向に長く、移動部材30を収容する凹所82及び該凹所82の長さ方向一方側から横方向へ開放され、掛止体本体8の長さ方向に長い長孔83が設けられている。凹所82は長さ方向一方側が深く、他方側が浅くなっており、また、掛止体本体8の中央より他端側には、可動挾持部81bを開動作させるための二つのレバー84,85と、該レバー84,85夫々を復帰させるための付勢ばねとが設けられ、いずれか一方のレバー84又は85を操作することにより、可動挾持部81bを開動作させることができるように構成されている。
移動部材30は、一端部に回動部材20としての凸部20aを有し、凹所82の深い部分に移動及び回動を自在に収容される嵌合部30aと、該嵌合部30aの先端から外方へ延出され、凹所82の浅い部分に収容される板状部30bとを有し、該板状部30bの先端に、ドアの上縁に掛止されるフック30cが設けられている。嵌合部30aは角柱形をなし、該嵌合部30aの一端部両側に、長孔83に嵌入される凸部20aが設けられ、該凸部20aを支点として移動部材30を移動及び回動させることができるように構成されている。また、嵌合部30aは凹所82との接触抵抗にて上方への回動が抑制され、移動部材30の回動状態を保つことができるようになっている。
この実施の形態の吊具は、掛止体本体8の長孔83に凸部20aにて枢着されている移動部材30が掛止体本体8の凹所82に移動及び回動を自在に嵌合され、該移動部材30の上方への回動が、凹所82との接触抵抗にて抑制されている。
吊具の未使用時は、図5に示すように移動部材30が掛止体本体8の凹所82に収容されている。因って、移動部材30は掛止体本体8から出っ張ることなく掛止体本体8に装着されている。
吊具本体7に挾持部材にて吊下げられた洗濯物等の被吊物を室内で乾燥させるべく吊具がドアの上縁に掛止される場合、移動部材30を上方へ回動させつつ長孔83に沿って移動させることにより、図6に示すように移動部材30のフック30cを、吊具本体7の一端部上方へ偏倚させ、この偏倚状態を維持することができる。この状態で、移動部材3における板状部30bの係合部を、開放されているドアの上縁に掛止することにより、移動部材30の抜止部がドアの一面に係合し、吊具本体7の一方の結合部73がドアの他面に当接し、吊具本体7を床面とほぼ平行にでき、吊具本体7の姿勢を安定させることができ、この安定した姿勢を維持することができる。吊具が掛止されたドアが閉じられることにより、被吊物を室内で乾燥させることができる。この際、移動部材30のフック30cは板状であり、ドア上縁と入出口との間配されるため、掛止体が邪魔になることなくドアを閉めることができる。
吊具をドアから取外す際は、ドアを開き、フック30cのドア上縁との係合を解除することにより、吊具を取外すことができ、この状態で移動部材30を復帰移動させることにより、該移動部材30を凹所82に収容することができる。
その他の構成及び作用は実施の形態1、2と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用の説明を省略する。
尚、以上説明した実施の形態では、杆状をなす吊具本体1、長円形をなす枠部51を有する吊具本体5、略四角形をなす枠部71を有する吊具本体7を備える構成としたが、その他、吊具本体は円形、多角形の枠部を有する構成としてもよく、吊具本体の構成は特に制限されない。
また、以上説明した実施の形態では、移動部材3の上方への回動を規制する手段として、移動部材3及び吊具本体1、5に、その両端が枢着される規制部材4を備える構成としたが、その他、規制手段は、例えば吊具本体1、5及び移動部材3の一方にその一端が枢着され、その他端が他方に係止されるアームであってもよいし、また、アームでなく、吊具本体1、5における回動部材2の枢支部近傍に、一方へ所定角度回動した回動部材2の上面に当接する規制部が一体に設けられている構成としてもよく、規制手段の構成は特に制限されない。
また、以上説明した実施の形態では、長孔83を有する掛止体本体8を備え、該掛止体本体8に移動部材30を装着してある構成としたが、その他、掛止体本体8をなくし、前記長孔83を有する保持部を吊具本体1又は5に設け、該保持部の長孔83に移動部材30を移動及び回動を自在に保持する構成としてもよい。
また、以上説明した実施の形態では、移動部材3(30)の先端に板状のフック32(30c)を設けてあり、該フック32(30c)がドアの上縁に掛止される構成としたが、その他、室内の壁ぎわの横桟又は窓枠の上縁に掛止することができるフックを移動部材3(30)が備える構成とすることにより、壁ぎわ又は窓ぎわに吊具を掛止することができる。
また、本発明に係る吊具は、洗濯物が吊下げられる物干具として使用される他、例えば展示品を吊下げる吊具として使用することもできる。
1、5、7 吊具本体(枠体)
14、15 枢支部
2、20 回動部材(アーム、掛止体)
20a 凸部(回動部材)
3、30 移動部材(掛止体)
31 嵌合部
31a 嵌合孔(孔)
32 フック(第2のフック)
4 規制部材(アーム、回動部材)
8 掛止体本体
81 フック
83 長孔

Claims (4)

  1. 横方向に長く、被吊物が吊下げられる吊具本体と、該吊具本体に装着され、適宜の物体に掛止される掛止体とを備える吊具において、前記吊具本体、該吊具本体の長さ方向へ離隔して対向する二つのアームの各一端部が枢支され、一のアームには、そのにフックを有する移動部材が該一のアームの長さ方向への移動を自在に装着され、該移動部材他のアームのに枢着してあり、該他のアームは前記他端部を支点にして前記一のアーム側への回動が自在であることを特徴とする吊具。
  2. 前記吊具本体は、前記二つのアームが枢支されている上板部及び該上板部から垂下されている下板部を有し、該下板部に複数の挾持部材が吊設されている請求項記載の吊具。
  3. 前記吊具本体は枠形をなし、該吊具本体の周方向へ離隔した位置に前記二つのアームを配してある請求項記載の吊具。
  4. 枠体と、該枠体の複数の周方向位置に取付けられ、被吊物を吊下げるピンチと、前記枠体に取付けられ、適宜の物体に掛止される掛止体とを備える吊具において、前記枠体は横方向に長い長円形をなし、該枠体の対向する二つの長辺部間に、長さ方向に離隔して二つの枢支部を設けてあり、前記掛止体は、前記枢支部夫々に各一端部が枢支された二つのアームと、一のアームに該一のアームの長さ方向への移動自在に嵌合され、そのにフックを有する移動部材とを有し、該移動部材他のアームのに枢着してあり、該他のアームは前記他端部を支点にして前記一のアーム側への回動が自在であることを特徴とする吊具。
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