JP5044957B2 - 銅化合物配合組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、飲用するときの不快な味を低減した銅化合物配合組成物に関し、医薬及び食品の分野に利用できるものである。
銅化合物配合組成物は銅イオンに由来する不快な味のため飲みにくいものであった。この味は、タンニンやミョウバンなどのタンパクと結合する収斂剤を口にしたときの味(収斂味)と共通のものである。
これまで、銅化合物の不快な味を改善するため、オレオレジンやアクセント香料を配合する技術が開示されている(特許文献1)。しかしながら、これらでは銅イオンに由来する不快な味を改善する効果は充分でなかった。
特許第2580648号
本発明の目的は、銅イオンに由来する収斂味を低減し、飲みやすく、しかも不快な後味が残らない銅化合物配合組成物を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、銅化合物に核酸関連物質を配合すると、銅イオンによる収斂味が改善されることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものであり、以下の発明が包含される。
(1)銅化合物及び核酸関連物質を配合することを特徴とする組成物。
(2)銅化合物が、グルコン酸銅、硫酸銅、クエン酸銅、塩化銅、硝酸銅およびリン酸銅からなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物である上記(1)に記載の組成物。
(3)核酸関連物質がリボヌクレオチド類である上記(1)に記載の組成物。
(4)リボヌクレオチド類が5’-イノシン酸、5’-グアニル酸、5’-アデニル酸、5’-シチジル酸並びにその可食性塩から選ばれる1種又は2種以上である上記(3)に記載の組成物。
(5)更に酸性アミノ酸及びそのアミド、塩基性アミノ酸、γ−アミノ酪酸並びにこれらの塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上のアミノ酸を含有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の組成物。
(6)上記組成物が内服液用組成物であり、且つ、pHが2.5〜7.0である上記(1)〜(5)のいずれかに記載の組成物。
(7)核酸関連物質を配合することを特徴とする銅化合物配合組成物の不快な味の低減方法。
本発明により、銅イオンに由来する収斂味を低減し、飲みやすく、しかも不快な後味が残らない銅化合物配合組成物を提供することができた。
この銅化合物配合組成物は、例えば、シロップ剤、ドリンク剤などの医薬品や医薬部外品を含む各種製剤及び栄養機能食品などの各種飲料に適用できる。
本発明における銅化合物とは、カチオン成分として銅を含む有機酸又は無機酸との塩であり、これらの有機酸および無機酸は無毒性のものであればよく、有機酸としては、例えばグルコン酸、クエン酸、酒石酸が挙げられ、又は、無機酸としては、例えば硫酸、塩酸、硝酸、リン酸、炭酸が挙げられる。
配合する銅化合物としては例えば、グルコン酸銅、硫酸銅、クエン酸銅、塩化銅、硝酸銅、リン酸銅等が挙げられる。これらは、単独で配合してもよく、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
銅化合物の配合量は、これを配合する銅化合物配合組成物の使用目的により異なる。栄養摂取量の面からは、銅イオンに換算して、一日当たり0.1〜10mgが好ましく、1日に100mLの内服液剤として摂取する場合、その銅イオン濃度は、0.0001〜0.01W/V%である。
本発明における核酸関連物質とは、塩基・糖・リン酸から成るヌクレオチド又は当該ヌクレオチドが長い鎖状に結合した高分子有機化合物のことであり、リボヌクレオチド類である、5’-イノシン酸、5’-グアニル酸、5’-アデニル酸、5’-シチジル酸並びにその可食性塩(ナトリウム塩,カリウム塩,カルシウム塩など)などが好ましい。特に、5’-イノシン酸、5’-グアニル酸の可食性塩が好ましく、なかでも5’-イノシン酸二ナトリウム,5’-グアニル酸二ナトリウムなどを挙げることができる。これらの核酸関連物質から1種又は2種以上を選んで配合できる。
銅化合物と核酸関連物質との配合比は、投与する剤型によって適宜調整することが可能であるが、例えば、本発明の組成物を内服液用組成物として使用する場合には、その銅イオン1質量部に対し通常0.5質量部以上であり、好ましくは2.5〜10000質量部、さらに好ましくは5〜5000質量部である。
本発明においては、更に特定のアミノ酸類を配合することにより、本発明の効果を増強することができる。
本発明における特定のアミノ酸類とは、酸性アミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸など)及びそのアミド(アスパラギン、グルタミンなど)、塩基性アミノ酸(アルギニン、ヒスチジン、リジンなど)、γ-アミノ酪酸並びにその塩等を挙げることができる。
当該アミノ酸の塩としては、アミノ酸と酸(塩酸、硫酸、メタンスルホン酸など)、塩基(アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど)又は他のアミノ酸との塩が挙げられる。
本発明においては、これら特定のアミノ酸類から1種又は2種以上を選んで配合できる。
また、本発明におけるγ-アミノ酪酸には、合成品だけでなく、米胚芽、米糠、お茶、南瓜などの植物由来のものや、麹菌、乳酸菌、酵母、クロレラなどの微生物由来のものも使用することができる。
銅化合物と特定のアミノ酸類との配合比は、投与する剤型によって適宜調整することが可能であるが、例えば、本発明の組成物を内服液用組成物として使用する場合には、その銅イオン1質量部に対し0.1質量部以上であり、好ましくは1〜20000質量部、さらに好ましくは5〜10000質量部である。
本発明の銅化合物配合組成物を内服液とする場合には、pHを2.5〜7.0とすることで所望の効果を得ることができるが、飲用のしやすさから、pH3.0〜5.5に調整することが好ましい。
この液体のpHは、例えば、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、コハク酸などの有機酸、これら有機酸の塩、リン酸、塩酸などの無機酸、水酸化ナトリウムなどの無機塩基を添加して調整できる。
本発明の銅化合物配合組成物には、ビタミン類、ミネラル類、他のアミノ酸類、生薬、生薬抽出物、カフェイン、ローヤルゼリーなどを本発明の効果を損なわない範囲で適宜に配合できる。また、必要に応じて抗酸化剤、着色剤、香料、矯味剤、界面活性剤、溶解補助剤、保存剤、甘味料などの添加物を本発明の効果を損なわない範囲で適宜に配合できる。
本発明の銅化合物配合組成物を調製する方法は特に限定されるものではない。通常、各成分を適量の精製水で溶解した後、pHを調整し、残りの精製水を加えて容量調整し、必要に応じて濾過、滅菌処理することにより目的の銅化合物配合組成物が得られる。
以下に実施例及び試験例を挙げ、本発明をより詳しく説明する。実施例は本発明の実施の形態を具体的に示す例であり、試験例は実施例を評価した試験の例である。本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
グルコン酸銅 0.004g
グルコン酸亜鉛 0.02g
5’-イノシン酸二ナトリウム 0.10g
塩化カルニチン 0.02g
アルギニン塩酸塩 0.20g
アスパラギン酸マグネシウム 0.25g
グルコン酸カルシウム 0.50g
硝酸チアミン 0.01g
リン酸リボフラビンナトリウム 0.01g
塩酸ピリドキシン 0.01g
アスコルビン酸 1.00g
アミノエチルスルホン酸 2.00g
キシリトール 4.00g
トレハロース 5.00g
エリスリトール 5.00g
クエン酸 0.80g
クエン酸ナトリウム 適量
安息香酸ナトリウム 0.06g
ミックスフルーツフレーバー 0.10g
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.0に調整し、精製水を加えて全量を100mLとした。この液をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分間加熱滅菌した後、ガラス瓶に充填しキャップを施して内服液剤を得た。
実施例2
グルコン酸銅 0.007g
グルコン酸亜鉛 0.05g
5’-イノシン酸二ナトリウム 0.05g
カルニチン酒石酸塩 0.20g
ロイシン 0.20g
イソロイシン 0.20g
バリン 0.20g
ヒスチジン塩酸塩 0.10g
アルギニン塩酸塩 0.20g
グルコン酸カルシウム 0.40g
アスパラギン酸マグネシウム 0.30g
硝酸チアミン 0.01g
リボフラビン 0.01g
塩酸ピリドキシン 0.10g
アスコルビン酸 1.00g
アミノエチルスルホン酸 1.00g
ソルビトール 4.00g
トレハロース 5.00g
キシリトール 4.00g
ステビア抽出物 0.03g
アセスルファムカリウム 0.03g
リンゴ酸 0.10g
クエン酸 0.40g
クエン酸ナトリウム 適量
安息香酸 0.06g
パラオキシ安息香酸ブチル 0.006g
パラオキシ安息香酸プロピル 0.006g
アップルフレーバー 0.10g
上記成分を精製水に溶解した後、pHを4.0に調整し、精製水を加えて全量を100mLとした。この液をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分間加熱滅菌した後、ガラス瓶に充填しキャップを施して内服液剤を得た。
実施例3
グルコン酸銅 0.03g
グルコン酸亜鉛 0.08g
5’-グアニル酸二ナトリウム 0.05g
カルニチンフマル酸塩 0.20g
γ-アミノ酪酸 0.20g
アルギニン塩酸塩 0.20g
ロイシン 0.20g
イソロイシン 0.20g
バリン 0.20g
リボフラビン 0.01g
塩酸ピリドキシン 0.01g
アスコルビン酸 1.00g
シアノコバラミン 120μg
パンテノール 0.01g
ニコチン酸アミド 0.05g
アミノエチルスルホン酸 1.00g
ソルビトール 5.00g
トレハロース 2.00g
マルチトール 2.00g
クエン酸 0.40g
リンゴ酸ナトリウム 適量
安息香酸 0.06g
パラオキシ安息香酸ブチル 0.006g
パラオキシ安息香酸プロピル 0.006g
ミックスフルーツフレーバー 0.10g
上記成分を精製水に溶解した後、pHを4.5に調整し、精製水を加えて全量を100mLとした。この液をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分間加熱滅菌した後、ガラス瓶に充填しキャップを施して内服液剤を得た。
実施例4
グルコン酸銅 0.007g
グルコン酸亜鉛 0.05g
5’-グアニル酸二ナトリウム 0.05g
カルニチン酒石酸塩 0.20g
グルタミン 0.20g
ヒスチジン塩酸塩 0.10g
アルギニン塩酸塩 0.20g
ロイシン 0.20g
イソロイシン 0.20g
バリン 0.20g
グルコン酸カルシウム 0.80g
アスパラギン酸マグネシウム 0.40g
硝酸チアミン 0.01g
リン酸リボフラビンナトリウム 0.01g
塩酸ピリドキシン 0.01g
ニコチン酸アミド 0.10g
無水カフェイン 0.10g
アミノエチルスルホン酸 2.00g
ヨクイニン流エキス 2.00mL
ブドウ糖 5.00g
難消化性デキストリン 4.00g
エリスリトール 5.00g
キシリトール 2.00g
ステビア抽出物 0.02g
アセスルファムカリウム 0.03g
スクラロース 0.005g
クエン酸 0.80g
クエン酸ナトリウム 適量
安息香酸ナトリウム 0.06g
パラオキシ安息香酸ブチル 0.006g
パラオキシ安息香酸プロピル 0.006g
ミックスフルーツフレーバー 0.10g
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、精製水を加え全量を100mLとした。この液をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分間加熱滅菌した後、ガラス瓶に充填しキャップを施して内服液剤を得た。
実施例5
グルコン酸銅 0.03g
グルコン酸亜鉛 0.08g
5’-グアニル酸二ナトリウム 0.05g
カルニチンフマル酸塩 0.20g
ロイシン 0.20g
イソロイシン 0.20g
バリン 0.20g
γ-アミノ酪酸 0.20g
アルギニン塩酸塩 0.20g
ヒスチジン塩酸塩 0.10g
グルコン酸カルシウム 0.20g
乳酸カルシウム 0.10g
アスパラギン酸ナトリウム 0.10g
アスパラギン酸マグネシウム 0.20g
硝酸チアミン 0.01g
リン酸リボフラビンナトリウム 0.02g
塩酸ピリドキシン 0.03g
ニコチン酸アミド 0.05g
無水カフェイン 0.10g
アミノエチルスルホン酸 2.00g
ヨクイニン流エキス 2.00mL
ローヤルゼリー 0.60g
ブドウ糖 5.00g
ソルビトール 5.00g
キシリトール 5.00g
ステビア抽出物 0.02g
アセスルファムカリウム 0.03g
クエン酸 0.80g
クエン酸ナトリウム 0.10g
リン酸 0.30g
塩酸 適量
安息香酸ナトリウム 0.06g
パラオキシ安息香酸ブチル 0.006g
パラオキシ安息香酸プロピル 0.006g
ミックスフルーツフレーバー 0.10g
上記成分を精製水に溶解した後、pHを3.5に調整し、精製水を加え全量を100mLとした。この液をろ紙でろ過し、滅菌装置を用いて、ろ液を80℃で25分間加熱滅菌した後、ガラス瓶に充填しキャップを施して内服液剤を得た。
試験例
Hagermanらは、溶液中のタンパク(ウシ血清アルブミン:BSA)がタンニンにより凝集し、その沈澱量はタンニンの量に比例することを報告した(J.Agric.Food.Chem.,1978,Vol.26,809-812)。本発明者らは、銅イオン溶液にBSA溶液を加えると、この溶液が懸濁し、光の透過量が減少すること、この透過量の減少が、銅イオンの濃度に相関することを見出した。
試験方法
(1)BSA溶液の調製:BSA(Sigma Chemical Co.;fraction V,fatty acid free)6gを適量の精製水に溶解し、クエン酸100mgを加え、NaOH溶液(1mol/L)でpHを4.8に調整し、精製水で100mLとした。
(2)希釈液の調製:クエン酸100mgを適量の水に溶解し、NaOH溶液(1mol/L)でpHを4.8に調整し、精製水で100mLとした。
(3)銅イオン溶液の調製:グルコン酸銅0.02g、0.11g及び0.18gにクエン酸0.10gを加えた。それぞれを適量の精製水に溶解し、NaOH溶液(1mol/L)でpHを4.8に調整し、精製水で100mLとした。
(4)タンパク−銅イオン相互作用(収斂性)の評価
各銅イオン溶液2mLにBSA溶液6mLを加え、希釈液でそれぞれ全量を10mLとした。これを40℃で30分間振とうした。石英セル(L=1cm)を使用し、分光光度計(日立製作所製:U−3300)により、各透明溶液では吸収されない波長である500nmにおける吸光度を測定した。この結果(図1)は、銅イオン濃度と吸光度が相関することを示す。
実際に各種濃度の銅イオン溶液の収斂味を官能評価したときの結果が、当該銅イオン溶液にBSA溶液を加えたときの吸光度と相関していることを確認した。官能評価は、収斂味が強く許容できない場合をB、許容することができる範囲をその収斂味の強さに応じてA4〜A1とし、収斂味を全く感じない場合をAとして行った。その結果を図2に示した。
これらのことから、ある物質を添加した銅イオン溶液をBSA溶液に混合したときの吸光度が無添加の場合と比較して減少すると、その物質の添加により、タンパク-銅イオン相互作用による凝集(収斂性)が減少したこと、すなわち収斂味が減少したことを意味する。
(5)実施例と比較例のタンパク凝集性
表1に示す成分を精製水に溶解した後、pHを4.8に調整し、精製水を加えて全量を100mLとして、検体1〜5を調製した。得られた検体について、上記試験方法(1)〜(4)に記載した方法に従い、タンパク凝集性を評価した。結果を表1に示す。
Figure 0005044957
表1の結果から、本発明の核酸関連物質を配合した検体1〜4の吸光度が、核酸関連物質を配合していない検体5より小さいことがわかる。核酸関連物質を配合することにより、タンパク凝集性すなわち収斂味が小さくなることが明らかとなった。
また、核酸関連物質に、更に特定のアミノ酸類を配合した検体3及び4の吸光度が、特定のアミノ酸類が配合されていない検体2より小さいことがわかる。特定のアミノ酸類を配合することにより、更にタンパク凝集性すなわち収斂味が小さくなることが明らかとなった。
更に、表1及び図2より、検体1〜4で示された吸光度の値は、収斂味を気にすることなく使用することができる範囲に属していることが明らかとなった。また、実際に、検体1〜5について上記試験方法(4)に記載した方法に従いBSA溶液を抜いた検体を調製し、それぞれを検体6〜10とした。上述した評価基準により、6人をパネラーとして収斂味について評価し、結果を下表2に示した。表2から明らかなように、検体6〜9は検体10と比較し、飲みやすく、しかも不快な後味が残らないものであった。
Figure 0005044957
図1はタンパク凝集と銅イオン濃度の相関性を示す。 図2は吸光度と官能評価の相関性を示す。
本発明によれば、銅化合物を配合した組成物であるにも拘わらず、銅化合物の不快な味を感じることなく飲用することが可能であることから、例えば、シロップ剤、ドリンク剤等の医薬品や医薬部外品を含む各種製剤及び栄養機能食品などの各種飲料を提供することができる。

Claims (4)

  1. グルコン酸銅、並びに5’-イノシン酸、5’-グアニル酸及びその可食性塩から選ばれる1種又は2種以上を配合することを特徴とする組成物。
  2. 更に酸性アミノ酸及びそのアミド、塩基性アミノ酸、γ−アミノ酪酸並びにこれらの塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上のアミノ酸を含有することを特徴とする請求項に記載の組成物。
  3. 上記組成物が内服液用組成物であり、且つ、pHが2.5〜7.0である請求項1〜のいずれか1項に記載の組成物。
  4. 5’-イノシン酸、5’-グアニル酸及びその可食性塩から選ばれる1種又は2種以上を配合することを特徴とするグルコン酸銅配合組成物の不快な味の低減方法。
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