JP5041642B2 - 経口腸管洗浄液用組成物及び経口腸管洗浄液用充填製剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、経口腸管洗浄液用組成物及び経口腸管洗浄液用充填製剤に関する。具体的には、用時溶解用の柔軟性のある容器に充填して提供され、水に対する溶解性を向上した経口腸管洗浄液用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
大腸及び直腸の検査又は手術、あるいは痔疾の手術時の前処置として全腸管洗浄法が用いられている。この全腸管洗浄法には、ポリエチレングリコール4000を主体とした電解質を含む一定組成の洗浄液が用いられ、内服される。この洗浄液は、溶液状態で不安定な炭酸水素ナトリウムを含むため、一般に各成分を混合した粉末状組成物を使用時に水に溶解して用いることにしている。
【0003】
この粉末状組成物は必要量ごとに一包一包毎に分包され提供され、溶解に使用する水量も定められている。この水量は一包当たり2リットル(L)程度であり、一般の医療機関や家庭などで用いることのできる適用な容器がない。そこで、適正に服用してもらうために一定水量の目印が備えられた容器が分包剤と併せて提供される。図1に当該容器の一例を示すが、この容器(ボトルタイプ)10は、広口の開口を有する筒状のものであって、容器10側面には一定水量(約2L)を示す目盛り(図示せず)が備えられている。洗浄液の調製は、この容器内に分包された組成物を投入し、所定量の水を加えて蓋をして十分に振り混ぜることにより行なわれていた。
【0004】
しかし、このような容器10では、使用直前に分包からその都度容器に移し変える必要があり、手間を要するものであった。また、上記のような容器に組成物を入れて提供することも考えられるが、容器の体積が組成物の量に比べて大きすぎ、保存中に組成物が変質して安定性が悪くなる恐れもあった。また、容器内部の空気を除去したり、不活性ガスによる置換も考えられるが採算が取れなくなってしまう。さらに、容器そのものが大きく、患者が持ち帰るのには不便であり、また、輸送コストが高くなってしまうという問題点もあった。
【0005】
そこで、このようなボトルタイプの容器10の代わりに、図2に示すようないわゆるパウチ型容器(スタンディングパウチタイプ)20が用いられるようになっている。このパウチ型容器20は、2つの側面部21と1つの底面部22とから構成され、底面部22の周囲が前記側面部21の底辺と接合されると共に2つの側面部21の残る3つの周縁部が接合され、袋体をなしている。これらは例えばポリエチレンやポリプロピレンなどの軟質性プラスチック材料から作製されており、底面部22はその中央線において側面部21に挟み込まれるように2つ折り可能になっている。従って、水を入れない状態では、図2(a)に示す如く底面部22が山折りにされ、ほぼ平面的なものとなり、水を入れると同図(b)に示す如く底面部22が広げられ立体的な容器形状をなすものである。また、当該パウチ型容器20には、袋体の上端部中央部(若しくは袋体の上隅部の一方)に、小径の円筒状をした注入口23が備えられている。
【0006】
このようなパウチ型容器20を用いることにより、組成物を容器に封入した状態で提供しても、保存時には容器を折り畳んだ状態に維持できる。従って、空気による不安定さが改善され、安定性の問題を解消できる。また、洗浄液の調製にも容器に水を入れるだけでよく、分包から容器に移す手間が要らず大変便利なものである。しかも、輸送時のコスト削減にもつながり、なによりも患者が病院や薬局から持ち帰るのに非常に都合のよいものである。
【0007】
一方、ポリエチレングリコール4000は水に溶けやすいものの、その比容積などから実際の使用に際しては溶解しがたく、また、ポリエチレングリコール4000と他の成分との配合量が大きく異なり、均一な混合、調整が困難である。そこで、通常の操作で容易に均一、混合、分包でき、さらに使用調製時に水に速やかに溶かすことを目的として、各成分ごとの平均粒径及び粒度分布を調整した経口腸管洗浄液用組成物が、例えば特開平1−125319号公報に開示されている。
【0008】
上記公報に記載されたものにおいては、粒度分布として50%以上のものを占める粒径とその平均粒径が規定されており、特にポリエチレングリコール4000においては、250μm〜500μmのものが50%以上であるものがよいとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に開示されたように個々の粒度分布が規定されたものを用いたとしても、混合法や混合時間等によって粒度分布は変化する。特に、ポリエチレングリコールにおいては、撹拌によって細かな粒子に変化してしまうため、必ずし適切なものであるとは言えない。
【0010】
また、図1に示したようなボトルタイプの容器10においては激しく振り混ぜることができるので、比較的簡単に溶解させることができるが、図2に示したようなパウチ型容器20にあっては、十分に振り混ぜることができず、同じ従来品を用いた場合には、溶解時間がかなり長くなってしまうという問題点があった。この場合、粒度を小さくすることによって溶解速度を向上させると、溶解時間が短くなるはずであるが、パウチ型容器20においては容器20を手で振って撹拌するため、どうしても撹拌不足を生じやすく、ポリエチレングリコールがいわゆるダマを生じ、ポリエチレングリコール4000が浮いた状態になって十分に溶解できないことも分かった。なお、各図いずれもキャップ(蓋)については、省略して描かれている。
【0011】
さらに、粒度を細かくすれば粉体が飛散しやすくなり、充填時のバラツキが大きくなるというのも事実である。特にこの組成物においてはポリエチレングリコール4000の配合割合が大きく、混合物全体に与える影響も大きい。しかも、パウチ型容器20のように小さな注入口から、混合物を入れる場合にはその滑り易さも重要な要素となり、充填作業が行ない難いという問題もあった。
【0012】
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、充填されたスタンディングパウチ型容器などの袋状軟質容器中で速やかに充填組成物を水に溶解させることを目的とするものである。そこで、本願発明者らは鋭意検討したところ、組成物の粒度分布において、その中心値を一定範囲内にすると共に一定の粒径未満のものを制限することによって、軟質容器中での溶解時間の短縮が図られることを見い出し、本願発明を完成するに至った。
【0013】
本発明に係る経口腸管洗浄用充填製剤は、次の組成からなる経口腸管洗浄液用組成物が、用時水を入れて溶解できる袋状軟質容器に充填された経口腸管洗浄液用充填製剤であって、
ポリエチレングリコール4000 118g±5%
無水硫酸ナトリウム 11.37g±10%
塩化カリウム 1.485g±10%
塩化ナトリウム 2.93g±10%
炭酸水素ナトリウム 3.37g±10%
当該組成物の粒度分布が、中心値170〜270μmであって、75μm未満の重量比が15%未満であることを特徴としている。ここにおいて、さらに250μm以上500μm未満の粒子が全重量の45%以上であり、75μm未満の粒子が10%未満であるのがより好ましい。ただし、ポリエチレングリコールを溶融した状態で電解質を混合噴霧して得られた組成物を除く。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る経口腸管洗浄液用組成物は、ポリエチレングリコール4000を118g、無水硫酸ナトリウムを11.37g、塩化カリウムを1.485g、塩化ナトリウムを2.93g、炭酸水素ナトリウムを3.37gとする処方からなる。これらの各成分量は、処方の中心値であって、実際にはそれぞれの処方量に対して一定量の許容幅を有するものであり、通常、ポリエチレングリコールは前記重量に対して±5%、その他の成分については前記重量に対して±10%の許容幅で調製される。
【0017】
本発明においては、当該組成物の粒度分布が、中心値170〜270μmより好ましくはその中心値が200〜250μmであって、75μm未満の重量比が15%未満となるように調製され、さらに望ましくは、250μm以上500μm未満の重量比が45%以上、75μm未満の重量比が10%未満となるように調整される。本発明において、粒度分布は、18号(ふるい目850μm)、30号(同500μm)、42号(同355μm)、60号(同250μm)、100号(同150μm)、200号(同75μm)の各ふるい(いずれもふるい番号の呼び寸法)を用いて各ふるい上に残った重量(重量%)を測定して求められるものであって、中心値とは、横軸に粒径(ふるい目、μm)、縦軸に全体量を100とした重量比(%)をとり、これらの測定値を通過する平滑な曲線を描いた場合に、そのピークが存在する粒径を意味するものである。なお、この場合、75μm未満の重量は50μm(ふるい目)のふるい上に残ったものとして取り扱うこととする。
【0018】
このとき、中心値が270μmより大きくなり、粒度分布が全体として粒径が大きくなる方に偏る場合には溶解時間を要するようになり、また、75μmよりも小さい粒子、つまり200号ふるいを通過する粒子が多くなるようになれば、このような細かな粒子、特にポリエチレングリコール4000がいわゆるダマを作りやすく、パウチ型容器20に入れた場合に十分に溶かし切れなくなる。また、容器に充填する際に飛散量が多くなってしまい、均一な充填が行えない。一方、中心値が170μmよりも小さくなれば、75μm未満の粒子が多くなり、全体量の15%未満となるように調製するのが困難になる。
【0019】
さらに、本発明においては、250μm以上500μm未満の粒子(42号ふるいを通過し、60号ふるい上に残る粒子)が全重量の45%以上を占め、75μm未満の粒子が10%未満になるようにするのがより好ましい。すなわち、小さい粒子や大きな粒子はいずれにしても解けにくく、この範囲における粒径のものが多くある方が解けやすいということになる。但し、この範囲にある粒子の重量が45%以上であっても前記したように中心値が270μmよりも大きくなれば、全体としては解けにくくなるので注意を要する。
【0020】
当該組成物は、常法によって粒度分布が上記の規定範囲内に納まるように混合撹拌され、所定量ごとに図2に示すようなスタンディングパウチタイプの容器20に充填される。具体的には、一般に入手されるグレードのポリエチレングリコール4000、無水硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウムをそれぞれ所定量量り採り、例えばボーレコンテナミキサーを用いて、4〜8rpmのゆっくりした回転速度で約10〜60分、好ましくは20〜30分間混合する。この後、得られた混合物を容器1袋当たり137.155gとなるように充填する。この場合、長い時間混合すれば、ポリエチレングリコールの粒度を始めとしてその他の電解質も小さな粒子に分解される恐れがあり、細かな粒子が生成されないように撹拌条件には注意する必要がある。
【0021】
また、本発明が適用される経口腸管洗浄液用組成物においては、上記した如くポリエチレングリコール4000の配合比が多いため(およそ86%を占める)、好ましくは最終製品の粒度分布に近いポリエチレングリコール4000(原料)を用いるのがよいが、その中心値が200μm以上であり、250μm以上355μm未満の重量比が45%以上、75μm未満が10%未満のものを用いるのが望ましい。このような粒度分布を有するポリエチレングリコール4000を用いることによって、撹拌条件を細かく設定することなく、最終製品としての粒度を上記範囲内に調整することが容易に行える。
【0022】
用いられるスタンディングパウチタイプの容器20は、約1.9Lの水を注入でき、その後十分に撹拌できる程度の大きさ、具体的には2.0〜2.5L程度の大きさのものが選定される。もちろん、これよりも小さくても大きくても差し支えないが、余りに小さい場合や余りにも大きすぎる場合、いずれにしても十分に撹拌することができない。また、服用容量は1Lの場合、3Lの場合、4Lの場合もあり、これらの場合には服用容量に応じた適当な大きさのものが選択され、充填量も服用容量に比例して変更されうるものである。
【0023】
材質については、耐水性であり柔軟性のある素材であれば特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンやポリプロピレンからなる単層状シートやポリエチレン、ナイロン、PETの3層構造からなる複合素材、ポリエチレンやナイロンにアルミニウムをラミネートした複合素材などが用いられるが、溶解性を確認しうるためには、前二者のような透明な単層素材、複合素材が好ましく用いられる。
【0024】
また、本発明において用いられる容器は袋状軟質容器であればよく、図2に示すようなスタンディングパウチタイプの容器20のみならず、図3に示すようないわゆる輸液バッグタイプの容器30も用いることができる。この輸液バックタイプの容器30は、2つの側面部31から構成され、側面部31の周囲が接合されて袋状に作製されたものである。この材質としても、スタンディングパウチ容器20と同様に、耐水性であり柔軟性のある素材であれば特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンやポリプロピレンからなる単層状シートやポリエチレン、ナイロン、PETの3層構造からなる複合素材、ポリエチレンやナイロンにアルミニウムをラミネートした複合素材などが用いられる。また、袋体の上隅部の一方(若しくは袋体の上端部中央部)に、小径の円筒状をした注入口32が備えられている。このような容器30も、水が充填されていない場合にはほぼ平らな状態であり自由に丸めたり折り畳んだりできるものである。このように本発明における袋状軟質容器とは、スタンディングパウチタイプの容器20や輸液バッグタイプの容器30などのように、耐水性及び柔軟性を有する素材から袋状に作製され、比較的容易に丸めたり折り畳みできる容器を意味する。
【0025】
こうしてスタンディングパウチ型容器20等の袋状軟質容器に上記粒度分布を有する組成物が充填され、経口腸管洗浄液用充填製剤として供給される。従って、調製時には、組成物を容器に移し変えることなく注入口から水を入れ、手で振り混ぜることにより速やかに充填組成物を溶解し、直ちに服用することができる。また、袋状軟質容器に充填されているため、必要に応じて折り畳んだり丸めて持ち運びでき、患者の携帯においても非常に好都合である。なお、本発明に係る経口腸管洗浄用組成物は、上記の如く袋状軟質容器に充填されて供給されることを目的としているが、もちろん、分包剤としてボトルタイプの容器10などと別にして提供しても差し支えない。
【0026】
【実施例】
次に、本発明の実施例に基づきさらに詳細に説明する。また、本発明の効果を確認すべく、比較例との比較試験を行った。
【0027】
表1及び図4に示すような粒度分布を持つポリエチレングリコール4000を用いて、上記処方に従って組成物を調製し、ボーレコンテナーミキサー(コトブキ技研工業社製)を用いて、6rpmで20分間混合した。このものを、18号、30号、42号、60号、100号、200号ふるいを用いて各ふるい上に残った重量を測定し、表計算ソフトを用いて粒度分布を求めた。その結果を表2及び図5に示す。次いで、混合物をポリエチレン、ナイロン、PETの3層構造からなるスタンディングパウチ型容器(2L用)に、一容器当たり137.155gずつ充填し、実施例1,2,3並びに比較例1,2の経口腸管洗浄液用充填製剤を作製した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
(溶解試験)
得られた充填製剤について、各容器に水(20℃)を約1.9L(容器の目盛りまで)加え、手で同じような強さで振り混ぜ、粉末が全て溶解するまでの時間(秒)を測定した。その結果を表3に示す。また、実施例1及び比較例1については、図1に示すようなボトル型容器を用いて同様な溶解試験を行ない、併せてその結果を表3に示した。
【0031】
【表3】
【0032】
表3から分かるように、粒度分布が中心値170〜270μmであって、75μm未満の重量比が10%未満となるように調製した場合(実施例1)においては、同じボトル型容器を用いた場合でも、溶解に要する時間が2分半ほどかかっていたものが40秒で溶解され、その所要時間が約1/3にまで短縮できた。特に、スタンディングパウチ型容器を用いた場合、比較例として3分〜4分近くかかっていたものが1/2以下の80秒程度で溶解でき、従来のボトル型容器よりも短い時間で溶解できることが確認された。また、充填時においても粉体の飛散が少なく、充填作業が適切に行なえるようになった。その一方、75μm未満の重量が全体の15%を越えたものにおいては、飛散量が多く充填作業がうまく行えず、均一性のある製剤を得ることができなかった。また、表には示さないが溶解時にダマを生じてその全てを溶解させることができなかった。一方、表3から分かるように粒度分布の中心値が大きくなれば、徐々に所要時間を要するようになり、特に比較例に示すように300μmを越えると極端に所要時間が長くなる傾向になる。なお、中心値を170μm未満にしようとすれば、75μm未満の重量が増加して全体の15%未満になるように調製するのが困難であった。
【0033】
【発明の効果】
本発明の経口腸管洗浄液用組成物によれば、組成物全体の粒度分布が中心値170〜270μmであって、75μm未満の重量比が全体の15%未満としていることより、スタンディングパウチ型容器などの袋状軟質容器に充填した場合でも、より速やかに、またいわゆるダマを生じることなく溶解される。これにより、従来のボトル型容器よりもむしろ早い溶解スピードで溶かすことができ、しかも携帯に便利な充填製剤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例として用いられるボトルタイプの容器を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に用いられる袋状軟質容器の一つであるスタンディングパウチタイプの容器を示す概略斜視図であって、同図(a)は水が入っていない場合を、同図(b)は水が入っている場合を示す図である。
【図3】本発明に用いられる袋状軟質容器の一つである輸液バッグタイプの容器を示す概略平面図である。
【図4】本発明の実施例及び比較例である経口腸管洗浄液用組成物に用いたポリエチレングリコールの粒度分布を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例及び比較例である経口腸管洗浄液用組成物の粒度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ボトルタイプの容器
20 パウチタイプの容器
22 底面部
23 注入口
30 輸液バッグタイプの容器
Claims (1)
- 次の組成からなる経口腸管洗浄液用組成物が、用時水を入れて溶解できる袋状軟質容器に充填された経口腸管洗浄液用充填製剤であって、
ポリエチレングリコール4000 118g±5%
無水硫酸ナトリウム 11.37g±10%
塩化カリウム 1.485g±10%
塩化ナトリウム 2.93g±10%
炭酸水素ナトリウム 3.37g±10%
当該組成物の粒度分布が、中心値170〜270μmであって、75μm未満の重量比が15%未満であることを特徴とする経口腸管洗浄液用充填製剤。
ただし、ポリエチレングリコールを溶融した状態で電解質を混合噴霧して得られた組成物を除く。
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