JP5040826B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁装置に関し、詳しくは、水素ガスなどの高圧ガスを貯蔵するガスタンクに適用できる軽量化された弁装置に関する。
高圧流体を貯蔵するガスタンクの開口部を閉塞する栓体には、ガスタンクの内部と外部とを連通する1以上の流路をもち、その流路内におけるガスの流通を制御する弁装置が設けられている。弁装置の一例として、外部に導出するガスの圧力を制御する減圧弁がある。
弁装置としては弁体などをもつ弁部材をもち、その弁部材が装着される弁挿着孔が内部に形成されたボディを有する。この弁挿着孔には高圧流体を導入する導入流路の一端が開口される。
ところで、近年、燃料電池を用いた車両の開発が進められている。燃料電池の燃料として高圧の水素ガスを用いる方法がある。この高圧の水素ガスを貯蔵するために用いられるガスタンクは弁装置などの付属機器も含めて軽量化が求められている。例えば、弁装置について軽量化するために、比重が小さいアルミニウム合金からボディを形成する試みが行われている(特許文献1など)。
特開平7−35257号公報(請求項1など) 特開2005−325891号公報(請求項1、図1など)
ところで、弁部材はある程度の大きさが必要であるため、弁を装着する孔である弁挿着孔の内径の方が高圧ガスを導入する流路である導入流路の内径よりも大きくなる。従って、導入流路の一端が弁挿着孔内に開口する際に、相対的になだらかな弁挿着孔の内面に導入流路の一端が開口する形態になる。そのため、弁挿着孔内に導入流路が開口する開口部には鋭利な角が形成されることになり、その角の部分に応力が集中することになる。先述したように、弁装置の軽量化のため、ボディの材質をアルミニウム合金にする場合には、応力集中による耐久性の低下が問題になる。応力集中を軽減するには、ひとたび形成された鋭利な角を後加工により鈍角にすることも考えられるが、後加工を行うことによる無視できないコストの上昇が問題になる。
本発明は上記実情に鑑み完成されたものであり、軽量化しても耐久性の高い弁装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る弁装置の特徴は、高圧流体の流れを制御する弁部材と、
前記弁部材が内設され、前記高圧流体が流入する高圧側の内面が円筒状である弁挿着孔と、前記弁挿着孔の前記高圧側の円筒状空間の側面に一端が開口し、前記円筒状空間の軸方向に交叉する方向に形成された連通孔であり、前記高圧流体が前記弁挿着孔内に流れ込む導入流路と、をもつ内部空間を区画するボディと、
を有し、
前記ボディはアルミニウム合金から形成され、
前記導入流路は前記円筒状空間内面の前記導入流路の開口部における法線に対して前記円筒状空間の軸方向から見て傾斜していることにある。
上記課題を解決する請求項2に係る弁装置の特徴は、請求項1において、前記導入流路は前記円筒状空間の軸方向に対して垂直方向に形成されていることにある。
上記課題を解決する請求項3に係る弁装置の特徴は、請求項1又は2において、前記導入流路は真っ直ぐに形成された孔であり、
前記導入流路の前記一端方向への延長線は前記円筒状空間の中心軸に対してずれていることにある。
上記課題を解決する請求項4に係る弁装置の特徴は、請求項1〜3の何れか1項において、前記弁部材は減圧弁であることにある。
請求項1に係る発明においては、高圧流体を導入する流路である導入流路を形成する方向を弁挿着孔の内面に対して傾斜することにより、導入流路が弁挿着孔の内面に開口する部分が応力集中を緩和できる形態とすることができる。導入流路は円筒状空間内面の導入流路の開口部における法線に対して円筒状空間の軸方向から見て傾斜している。換言すると、導入流路は弁挿着孔の円筒状空間内面の導入流路の開口部における法線に対して円筒状空間の周方向に傾斜しているものである。開口部における応力集中が抑制できるため、弁装置の耐久性が向上できる。
請求項2に係る発明においては、導入流路が円筒状空間の軸方向に対して垂直方向に形成されていることにより、応力集中を効果的に緩和することができる。
請求項3に係る発明においては、導入流路を真っ直ぐに形成することにより加工が容易になると共に、円筒状空間の中心軸からずらすことで応力集中を十分に緩和することできる。
請求項4に係る発明においては、減圧弁に採用することにより高い性能を発揮することができる。減圧弁における高い頻度で弁の開閉に伴い、応力の大きさも変動するため、応力集中の低減効果が顕著に表れる。
以下、本発明の弁装置を35MPa以上の圧力である高圧流体としての水素ガスをエネルギ効率が適した状態で貯蔵する水素用ガスタンクにおいて水素ガスを所定の圧力に減圧する減圧弁に具現化した一実施形態を図面に従って説明する。高圧の水素ガスを扱う弁装置とすることにより高い性能を発揮することができる。このような高い圧力のガスを流通させることにより、弁装置には非常に高い応力が加わることになるため、応力集中の低減効果が顕著に表れる。
(構成)
本実施形態の減圧弁は、図1に示すように、導入流路111に対してA方向に導入される高圧の水素ガスを所望の圧力に減圧し、導出流路112からB方向に導出する弁である。導入流路111には高圧の水素ガスを貯蔵する高圧水素タンク(図略)のガス導出口(図略)に接続され、導出流路112は水素の供給が必要な装置(図略)の水素供給口(図略)に接続される。
本実施形態の減圧弁は、弁機構10と調圧機構20とを有する。
弁機構10はボディ11とポペット12とシート13とその他の部材とをもつ。ボディ10はアルミニウム合金から形成される。アルミニウム合金としては熱処理をしたA6061(A6061−T6)が例示できる。調圧機構20はピン21と調圧ピストン22とスプリング23と調圧ねじ24とカバー25とその他の部材とをもつ。
(弁機構10)
ポペット12は先端の一部が先細の略円錐形状となった柱状物である。先端の略円錐形状部分の外周面がシート13に形成された孔内に着離することにより、本弁機構10の開閉が行われる。ポペット12の先端の略円錐形状部分の更に先端には先端部が平らになった柱状の部材が設けられている。この先端の柱状部材がある程度の隙間を介して挿入可能な孔がシート13に設けられている。この先端の柱状部材が軸方向に押されることによりポペット12が軸方向に移動する。この先端の柱状部材の押圧は調圧機構20のピン21により行われる。つまり、ポペット12は、ピン21により適宜、押圧されることにより弁機構10の開閉を行い、結果、流出する水素ガスの圧力を制御する。
ポペット12の内部には、略円錐形状部分と反対方向に開口する柱状の空洞であるスプリング収納部が形成されている。そのスプリング収納部内にはポペット12を略円錐形状部分方向に向けて一端側で付勢するスプリング14が配設されている。スプリング14の付勢力は後述するスプリング23の付勢力よりも十分に小さい値とする。スプリング14の他端側は押さえ部材16にて押さえられている。押さえ部材16は一端部がポペット12に形成されたスプリング収納部に一端側から緩嵌される緩嵌部をもつ。緩嵌部の他端側にはポペット12の開口部がそれ以上進むことができず、それ以上、緩嵌部がポペット12のスプリング収納部内に挿入できないように規制する段差部をもつ。段差部によりポペット12の軸方向の移動距離が制限される。ポペット12はその軸方向に移動可能なガイド空間が形成されたガイド部材15と共にボディ11内に設けられた円筒状空間11a内に配設される。ガイド空間はガイド部材15を貫通する孔である。ガイド空間の開口径は一端部を除き、ポペット12がほぼ隙間なく通過可能な大きさで概ね同じ長さである。ガイド空間の一端部はポペット12の略円錐形状部分に対応する側の端部であり、ポペット12が通過できない程度に縮径されている。この縮径部分にシール部材13が嵌め込まれている。ポペット12の外周部にはガイド空間の内周部との間に水素ガスが流通可能にする隙間を形成するため、軸方向に延びる溝121が形成される。
ボディ11内には一端が開口する円筒形状の円筒状空間11aが形成されている。その円筒状空間11aの開口部には更に拡径された開口凹部が形成される。開口凹部の底面には導出流路112が斜め方向に形成される。導出流路112の内径は後述する導入流路111の内径よりも大きくなっている。押さえ部材16及びガイド部材15はこの順で円筒状空間11a内の奥から配設されている。ボディ11の円筒状空間11aの内面における押さえ部材16及びガイド部材15が配設される部分にはねじ溝が形成されており、対応するねじ溝が外周に形成された押さえ部材16及びガイド部材15をねじ込むことにより挿設される。押さえ部材16及びガイド部材15の間には、ボディ11の円筒状空間11aの軸方向に隙間が形成されており、この隙間を通じて水素ガスを流通させる。ボディ11の円筒状空間11aには、先述の押さえ部材16及びガイド部材15の間に形成された隙間に対応する位置に一端が開口する導入流路111が形成されている。導入流路111の内径はボディ11の円筒状空間11aの内径よりも小さくなっている。導入流路111については後に詳述する。ガイド部材15及びボディ11の円筒状空間11aの間にはOリングであるシール部材151が介設されている。シール部材151は水素ガスの圧力により図1における図面上方向に付勢されるのでシール部材151にはバックアップリング152及び153を隣(図面上方側)に配設している。
(調圧機構20)
ピン21は先端部が略円錐形状になった柱状部材である。ピン21の略円錐形状部分の更に先端には先端が平らになった柱状部材が形成されている。この柱状部材の径は、先述したポペット12の先端に形成されている柱状部材の大きさと同程度の大きさであり、このピン21の先端部分によりポペット12の先端部分を押圧するものである。ピン21は同程度の径の孔をもつピンガイド部材26内に挿設されている。ピンガイド部材26に設けられた孔は一端部が縮径された円柱形状をもつ。一端部の縮径の程度はピン21の先端部が挿入可能な程度となっている。
ピンガイド部材26は一端部をガイド部材15に向けて、ガイド部材15に装着されている。ガイド部材15にはピンガイド部材26が装着できる孔が形成されており、ピンガイド部材26の外周及びガイド部材15の孔の間には螺合可能なねじ溝が形成されている。なお、ガイド部材15及びピンガイド部材26にてシール部材13を挟持・固定している。ピン21は、ピンガイド部材26内において、軸方向に移動可能である。ピン21がポペット12側に移動することで、ポペット12を軸方向に押圧し、弁機構10は開弁状態になる。反対にピン21がポペット12とは反対方向に移動することによりポペット12への押圧は解消される。ピン21の外周部は角柱状になっており、ピンガイド部材26に設けられた孔の内周との間に隙間を形成する。この隙間を通じて水素ガスが流通する。
ピン21は先端部の反対側である他端部にてピストン22にて押圧される。ピン21はピストン22及びポペット12の間に挟持されて軸方向に移動することになる。ピン21はピストン22の先端突部221aにて押圧される。ピストン22がピンガイド部材26に当接するときにピン21の先端部がポペット12を押圧して弁機構10が開弁状態になる程度の大きさに先端突部221aの大きさが決定される。ピストン22はピストン本体部221とシール部材222とホルダー223と摺動部材224とをもつ。シール部材222はカバー25との間の気密を保つOリングであり、ホルダー223によりピストン本体部221に保持されている。ピストン22は、摺動部材24により、カバー25の内面を滑らかに摺動することができる。カバー25は一端部が大きく開口し、その開口方向にピストン22を付勢するスプリング23が配設される。カバー25は、ボディ11の開口凹部に、双方の開口部が対抗するように嵌め込まれる。両者の間の気密はシール部材251にて保持される。スプリング23の一端はピストン22をピン21方向に付勢し、他端はカバー25内に配設されたスプリング押さえ27に当接している。スプリング押さえ27に対してスプリング23に当接する側と反対方向から押圧する調節ねじ24が配設される。調節ねじ24はカバー25の開口方向反対側に設けられたねじ孔にねじ込まれており、ねじ込みの程度を調節することにより、スプリング押さえ27の位置を調節する。スプリング押さえ27の位置を変位されることにより、スプリング23の圧縮の程度を調節することができ、スプリング23によりピストン22を付勢する付勢力の大きさを調節することができる。カバー25内外を適宜、連通できる開放弁28が配設される。
(ボディ11)
ボディ11の円筒状空間11aに一端が開口する導入流路111が形成される方向は、その円筒状空間11aの内面に対して傾くように形成される。特に、導入流路111は加工の容易さの観点から真っ直ぐな孔として形成可能であり、その場合には導入流路111を軸方向に延長した場合に、円筒状の円筒状空間11aの軸とは、ずれており交わらない。特に、導入流路111は、図2に示すように、ボディ11の円筒状空間11aの軸方向の断面における接線に沿って形成されることが望ましい。その結果、導入流路111の中心軸111cを円筒状空間11a方向に延長した場合、円筒状空間11aの中心軸11cから、ずれることになる。導入流路111はボディ11の円筒状空間11aの軸方向に対して垂直になるように形成されることが望ましい。
(作用効果)
本実施形態の弁装置は以上の構成をもつことから以下の作用効果を発揮する。まず、質量が相対的に大きいボディ11を形成する材料をアルミニウム合金としたことにより、軽量化が実現できる。ボディ11の円筒状空間11aには高圧の水素ガスが導入されるため、ボディ11にも高い強度が求められる。そんため、ボディ11は必然的に質量が大きくなっているため、ボディ11をアルミニウム合金にすることによる軽量化を行った結果、弁装置全体として大きな軽量化を実現することができる。
次に、弁装置の作動について説明する。水素ガスが導入流路111からA方向に導入される場合を考えると、導入された水素ガスはポペット12の外周に形成された溝121に沿ってシート13が配設される部位に到達する。ここで、ポペット12の先端部がシート13に当接している場合には水素ガスはそれ以上、進むことができず、ポペット12の先端部がシート13から離間している場合には、水素ガスがシート13を通ってピストン22、カバー25、及びボディ11の開口凹部にて区画される流路Cを通って、導出流路112からB方向に流れ出ることになる。
ポペット12がシート13に着離する機構を説明すると、流路C内の圧力が低下して、流路C内の圧力によりピストン22に加わる力がスプリング23によるピストン22への付勢力よりも小さくなると、ピストン22はスプリング23の付勢力により、ポペット12側に変位する。すると、ポペット12の先端はピン21を介してピストン22により押圧されて、ポペット12はシート13から離間する。流路C内の圧力は導出流路112からの水素ガスの流出により低下する。
反対に、流路C内の圧力が高くなり、流路C内の圧力によりピストン22に加わる力がスプリング23によるピストン22への付勢力よりも大きくなると、ピストン22はスプリング23の付勢力に抗して、ポペット12側から離間する方向に変位する。すると、ポペット12にはシート13から離間する方向に加わっていた力がなくなり、スプリング14による付勢力によりシート13に当接する。流路C内の圧力は導入流路111から流路C内に水素ガスが流入することにより向上する。
このように、弁機構10は、流路C内の圧力がスプリング23の付勢力により決定される所定の圧力範囲になるように機械的に調節されることになる。スプリング23の付勢力はスプリング押さえ27の変位により調節できるから、調節ねじ24による調節により、流路C内の圧力は所定の圧力範囲に設定可能である。すなわち、流路Cに接続された導出流路112から導出される水素ガスの圧力もある範囲内に調節することが可能になる。
このように、本実施形態の弁装置は、弁機構10の速やかな開閉により調圧を行うため、ボディ11の円筒状空間11aにおける水素ガスの圧力は脈動することが考えられる。ここで、本実施形態において取り扱う水素ガスは非常に高圧であり、ボディ11には大きく且つ変動する応力が加わることになる。ボディ11はアルミニウム合金から構成しているため、本実施形態では加わる応力の値を低下させている。具体的には、導入流路111の説明として前述したように、導入流路111の形成方向をボディ11の円筒状空間11aの内面における法線方向(導入流路111が開口する部分)に対して傾けることなどにより、応力を低下させることができる。
以下、図3を用いて説明する。図3(a)及び(b)においては矢印Xの方向が円筒状空間111(又は9111)の中心軸方向である。従来技術のように、円筒状空間911aの内面における法線方向H1(垂直方向)と導入流路を形成する方向D1とを同じにすると(図3(c))、開口部の形状は概ね真円に近くなり(図3(a))、導入流路の形成方向での断面における角K1及びK2に応力が集中することがシミュレーション及び実験の結果から明らかになっている。つまり、図3(a)における開口部の外周全体に同程度の大きさの応力が加わることになる。これに対し、本実施形態のように、導入流路111を形成する方向D2を円筒状空間11aの内面の法線H2から傾けることにより(図3(d))、開口部の形状は円筒状空間11aの軸方向に短軸(つまり、周方向に長軸)をもつ楕円形状になって(図3(b))、導入流路の形成方向での断面における角K3に集中する応力を考慮しても開口部全体の何れの部位においても従来技術より低下できることがシミュレーション及び実験の結果から明らかになっている。この理由としては明らかではないが、角K4においては鈍角化による効果により応力集中が低下しているものと推測でき、角K3においては導入流路111の形成方向(円筒状空間11aの軸方向に垂直方向)における鋭角化による影響よりも、図3(b)に示したような開口部の鈍角化や開口部の周囲が長くなった応力低下の効果が勝ったことによることが考えられる。なお、D2の方向はH2に対して傾いているが、円筒状空間11aの軸方向を含む断面においては導入流路111が形成される方向(D2に相当する)は円筒状空間11aの内面の法線(H2に相当する)と同一の方向であること、すなわち、導入流路111が形成される方向は円筒状空間11aの軸方向に対して垂直であることが、シミュレーション及び実験の結果から望ましいことが明らかになっている。
以上説明したように、導入流路111を形成する方向をボディ11の円筒状空間11aの内面における法線から傾けることにより、応力集中を低下でき、ボディ11の耐久性向上、延いては弁装置の耐久性向上を実現することができる。
(変形態様)
本発明の弁装置は円筒状空間の周方向の内面に開口する導入流路をもつボディをもつものであれば十分であり、弁機構、調圧機構などは上記構成に限定されるものではない。また、本実施形態では弁装置として減圧弁を例として説明したが、その他の弁(電磁弁など)に適用することも可能である。
実施形態における弁装置の部分断面模式図である。 実施形態における弁装置の部分断面模式図である(図1におけるII−II断面)。 実施形態及び従来技術における導入流路の形成方向を示す断面模式図であり、図3(a)は図3(c)のH1矢視方向での一部拡大図、図3(b)は図3(d)のH2矢視方向での一部拡大図、図3(c)は図3(a)におけるm−m断面拡大図、図3(d)は図3(b)におけるn−n断面拡大図である。
符号の説明
10…弁装置
11…ボディ 12…ポペット 13…シート 14…スプリング 15…ガイド部材 111…導入流路 112…導出流路
20…調圧機構
21…ピン 22…ピストン 23…スプリング 24…調節ねじ 25…カバー 26…ピンガイド部材 27…スプリング押さえ

Claims (4)

  1. 高圧流体の流れを制御する弁部材と、
    前記弁部材が内設され、前記高圧流体が流入する高圧側の内面が円筒状の空間である弁挿着孔と、前記弁挿着孔の前記高圧側の円筒状空間の側面に一端が開口し、前記円筒状空間の軸方向に交叉する方向に形成された連通孔であり、前記高圧流体が前記弁挿着孔内に流れ込む導入流路と、をもつ内部空間を区画するボディと、
    を有し、
    前記ボディはアルミニウム合金から形成され、
    前記導入流路は前記円筒状空間内面の前記導入流路の開口部における法線に対して前記円筒状空間の軸方向から見て傾斜していることを特徴とする弁装置。
  2. 前記導入流路は前記円筒状空間の軸方向に対して垂直方向に形成されている請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記導入流路は真っ直ぐに形成された孔であり、
    前記導入流路の前記一端方向への延長線は前記円筒状空間の中心軸に対してずれている請求項1又は2に記載の弁装置。
  4. 前記弁部材は減圧弁である請求項1〜3の何れか1項に記載の弁装置。
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