JP2006046196A - 流体用レギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】調圧バルブの連結ロッドをシートに形成した流通穴に挿通してダイアフラムに連結するレギュレータにおいて、前記シートの連通穴径を小さくしてシール性を高め、かつ、連結ロッドの必要径を確保して連結ロッドの強度を確保する。
【解決手段】背圧室13と流体を減圧する減圧室9を区画するダイアフラム11と、該ダイアフラム11を挟持する背圧側ホルダ15及び流体側ホルダ14と、該流体側ホルダ14に連結ロッド6cを介して連結されてダイアフラム11とともに昇降する調圧バルブ6と、前記連結ロッド6cが貫通するとともに調圧バルブ6の弁部6bに対向して配置したシート7を有して、調圧バルブ6の昇降によるシート7に対する弁部6bの接離により流体を調圧する。前記調圧バルブ6に突設した連結ロッド6cの先部に、該連結ロッド6と別体に形成されたストッパ部材28を一体的に連結する。該ストッパ部材28を流体側ホルダ14に連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は流体用レギュレータに関するものである。
従来、圧縮天然ガス(以下CNGという)を自動車のエンジンの燃料として使用するために、自動車に搭載されたボンベ内のCNGを所定圧に減圧するCNGレギュレータとして図6に示す構造のCNGレギュレータが知られている(特許文献1参照)。
図6に示す特許文献1記載のCNGレギュレータは、ボデー100の入口101から流入したCNGが、調圧バルブ102の開口状態において、該調圧バルブ102とシート103間の隙間を通じて減圧室104内に流入して減圧され、通路105を通じて出口106からエンジンへ供給されるようになっている。また、減圧室104内におけるCNGの燃圧が所定以上になると、その燃圧によって調圧スプリング107の付勢力に抗してダイアフラム108を図6の上方へ押し上げ、該ダイアフラム108部に連結された前記調圧バルブ102を持ち上げてシート103部の流通穴を閉じ、また、減圧室104内における流体の燃圧が所定以下になると、調圧スプリング107の付勢力によってダイアフラム108が下降して調圧バルブ102がシート103から離間して流通穴を開口し、燃圧と調圧スプリング107とのバランスにより減圧室104内の燃圧を所定値に維持するようになっている。
そして、前記シート103はボデー100側に、そのシート103の半径方向に移動できる余裕が無く固着されている。更に、前記調圧バルブ102の連結ロッド109の先部はダイアフラム108のホルダ110に螺着により不動に連結され、また、調圧バルブ102の案内ロッド111の下端部がボデー100に固着した部材112に摺動可能に嵌合支持されている。このレギュレータを第1の従来技術とする。
前記CNGレギュレータのように、調圧バルブ102の連結ロッド109をホルダ110に不動に連結した構造においては、調圧スプリング107やダイアフラム108が半径方向に振動すると調圧バルブ102の連結ロッド109に、その半径方向への力が伝達され、案内ロッド111の下端部を支点として調圧バルブ102が傾き、閉弁時において、調圧バルブ102のシール面とシート103のシール面との同芯状態が崩れて該両シール面間に隙間が生じ、該隙間からCNGが減圧室104へ洩れ、減圧室104内の燃圧を所定値に維持できなくなる問題がある。
また、前記第1の従来技術の問題を解決したCNGレギュレータとして、図7及び図8に示すCNGレギュレータが知られている(特許文献2参照)。
このCNGレギュレータは、図7及び図8に示すように、調圧バルブ201の連結ロッド202の上端部に継手部203を、連結ロッド202と一体成形で形成し、該継手部203をダイアフラム204のホルダ205に形成した継手穴203aに、軸方向には移動せず、その他の方向には移動するように嵌合している、また、案内ロッド206は、弾性部材207、208により半径方向へ移動可能なように支承されている。
前記の構造を有するために調圧スプリング209やダイアフラム204が傾いて作動し、調圧バルブ201にその半径方向の荷重が作用しても、閉弁時におけるシール部のシール性が確保され、CNGが減圧室へ洩れることを防止し、減圧室内の燃圧を所定値に維持することができる。このレギュレータを第2の従来技術とする。
特開平6−249076号公報 特開2000−248999号公報
ところで、燃料電池自動車などで使用するCNGよりも超高圧流体(水素等)を、前記第2の従来技術のレギュレータに仮に用いる場合には、前記第2の従来技術における減圧室210への超高圧流体の流入流量をよりきめ細やかに制御することが要求される。すなわち、減圧室210への同体積の流体流入でも、超高圧流体の場合には、非超高圧流体に比べて減圧室210内の燃圧に対する寄与が大きくなり、減圧室210内の燃圧変動が大きく安定した設定値を維持することが難しく、ダイアフラムに所定値以上の圧力が加わる問題が生じる。
そこで、超高圧流体の流入流量をより正確に制御する必要があり、この正確な制御の一対応としてシート211の流通穴212と連結ロッド202との間の流通面積を狭くすることで対応できる。つまり、同じ時間調圧バルブ201が開作動しても、減圧室210への流入体積を非超高圧流体よりも少なくし、減圧室210内の圧力変動を小さく抑えることができる。
また、超高圧流体を使用する際には、シート211と調圧バルブ201とのシール面でのより高いシール性を確保することが望ましい。このように、シール性を上げるにはシート211の流通穴212の内径D1を小さくし、シート211と調圧バルブ201とが接触する環状接触面の周長を短くすることで対応できる。
しかし、前記継手部203が、前記連結ロッド202と一体成形であるために、そのレギュレータの製造の際に、シート211のシート流通孔212に前記継手部203を通す工程が必要となり、前記継手部203の外径D2を、シート内径D1よりも小さく設計する必要がある。このように前記継手部203の外径D2を小さくした場合には、前記連結ロッド202外径D3も小さくする必要があり、該連結ロッド202外径D3を細くしすぎると、強度が不足し塑性伸び(塑性変形)を引き起こす。そのため、連結ロッド202と継手部203を一体成形したものにおいては、前記継手部203の外径D2を小さくすることは難しく、かつ、連結ロッドの外径D3と継手部外径D2との差も必要なことから、連結ロッド202とシートの流通穴212間の流通面積やシート内径D1を小さくするにも限界があり、前記のように、シート内径D1を小さくしてシール性を高めることは困難である。
そこで本発明は、バルブ連結部と継手部を別体にすることで、シート内径を小さくでき、減圧室内の燃圧の安定化、シール性の向上を図ることができる流体用レギュレータを提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、背圧室と流体を減圧する減圧室を区画するダイアフラムと、該ダイアフラムを挟持する背圧側ホルダ及び流体側ホルダと、該流体側ホルダに連結ロッドを介して連結されてダイアフラムとともに昇降する調圧バルブと、前記連結ロッドが貫通するとともに調圧バルブの弁部に対向して配置したシートを有して、調圧バルブの昇降によるシートに対する弁部の接離により流体を調圧する流体用レギュレータにおいて、
前記調圧バルブに突設した連結ロッドの先部に、該連結ロッドと別体に形成されたストッパ部材を一体的に連結し、
該ストッパ部材を流体側ホルダに連結したことを特徴とするものである。
本発明においては、レギュレータの組立て時に、先ず、ストッパ部材が付設されていない状態の連結ロッドをシートの流通穴に挿通し、次に、連結ロッドの先部にストッパ部材を連結し、次にストッパ部材と流体側ホルダを連結する。これにより、シートの流通穴の内径をストッパ部材の外径よりも小径にすることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ストッパ部材と前記連結ロッドが、ネジで連結されていることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記流体側ホルダに鍵穴状の連結穴を形成し、前記ストッパ部材を前記鍵穴状の連結穴に挿入する鍵状に形成して、流体側ホルダとストッパ部材とが施錠式に嵌合連結されていることを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載の発明において、前記流体側ホルダと前記ストッパ部材を嵌合連結し、該嵌合部に調圧バルブの軸芯ずれを吸収するためのクリアランスが設けられていることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記連結ロッドと、該連結ロッドが貫通するボデー及び前記シートに設けられた流体流通穴との間に連結ロッドの軸芯ずれによる干渉を防止するためのクリアランスを設けたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記シート部材が樹脂材料により形成されていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、調圧バルブの連結ロッドとストッパ部材(継手部)を別体にすることで、ストッパ部材の外径に影響されることなく、シートの流通穴の内径を小さくし、シール性の向上を図ることができる。そのため、特に超高圧流体用のレギュレータとして使用した場合においては、減圧室内の調圧値の変動を小さくでき調圧性能の向上を図り得るとともにダイアフラムに所定値以上の大きな圧力が作用する問題を解消できる。更に、シール性が良くなるため、小さいシール荷重でシールができ、シートの寿命を延ばすことができる。更に、連結ロッドの必要な外径も確保できるため、連結ロッドの強度を確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、連結ロッドとストッパ部材の連結がネジ式の簡単な構造で安価に構成でき、かつ簡易な操作で行える。
請求項3記載の発明によれば、ストッパ部材と流体側ホルダとの連結が、相対的な挿入操作と回転操作で行え、手が入らない部分での連結が容易に行え、組付け作業が容易に行える。
請求項4記載の発明によれば調圧バルブの軸芯ズレを吸収できるクリアランスが設けられているのでバルブの軸芯ズレが防止でき、かつ、シール性の向上を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、調圧バルブの連結ロッドとボデー及びシート流通穴との間に、軸芯ズレを吸収できるだけの最小限のクリアランスを設けることで、シートの流通穴の内径を小さくすることができ、シール性も向上できる。
請求項6記載の発明によれば、シート材質を樹脂とすることで加工が容易で、加工精度も高くなる。
本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図5に示す実施例に基づいて説明する。
図1において、レギュレータを構成するボデー1には流体の入口2が形成され、流体は通路3を通じて部屋4内に流入するようになっている。前記部屋4内にはハウジング5が収納され、該ハウジング5内に調圧バルブ6が昇降可能に収納されている。
前記調圧バルブ6は前記部屋4の上部に配置したシート7と離接可能に対向しており、該調圧バルブ6が下動してシート7より離間すると部屋4内の高圧の流体が連結ロッド6cの外周に形成された環状隙間8を通じて減圧室9内へ供給され、また、該調圧バルブ6が上動してシート7に当接すると部屋4内の高圧の流体が減圧室9内へ供給されないようになっている。なお、前記環状隙間8は、前記連結ロッド6cの外周面と、ボデー1の流通穴1a及びシート7の流通穴7aとにより形成される隙間である。
ボデー1の上部にはカバー10、プレート12が固着され、ボデー1とプレート12間にダイアフラム11の周縁部11aが介在されて、該周縁部11aがボデー1とプレート12により挟持されている。そして、このダイアフラム11により前記減圧室9と背圧室13とに区画されている。ダイアフラム11の中央部は流体側ホルダ14と背圧側ホルダ15とで挟持されているとともに流体側ホルダ14に前記調圧バルブ6の上部が連結され、ダイアフラム11の上昇により調圧バルブ6が上動してシート7部を閉塞し、ダイアフラム11の下降により調圧バルブ6が下動してシート7部を開口するようになっている。
前記背圧側ホルダ15と前記カバー10に設けた調整ねじ16部間にはダイアフラム11を下方へ付勢する調圧スプリング17a、17bが介在され、該調圧スプリング17a、17bの付勢力と前記減圧室9内の流体の燃圧とのバランスによりダイアフラム11が昇降して、すなわち調圧バルブ6が開閉作動して減圧室9内の流体の燃圧を所定の圧力に維持するようになっている。
前記減圧室9内の減圧された流体は、ボデー1に形成した通路18を通じて出口19より自動車のエンジンへ供給される。
次に、前記ハウジング5と調圧バルブ6とシート7の関係について説明する。
前記ボデー1の部屋4は、円筒状に形成されているとともにその下端がボデー1の下端に開口されている。前記部屋4内の上部、すなわちダイアフラム側にはシート7が収納され、該シート7は、その外周形状を円形として形成されている。
前記シート7の中央部には円筒状の流通穴7aが貫通形成され、該流通穴7aと、流通穴7aから下方へ向かって開いたテーパー面との間でシート側シール面が形成されている。
前記ハウジング5は、部屋4の下部に形成したねじ1bに螺着したプラグ20により図1の上方へ押圧された状態で収納されており、該ハウジング5の上端に平ワッシャ21を介して前記シート7を図1の上方へ押圧保持している。
前記ハウジング5の上部外周は小径に形成され、該小径部の外周部に前記通路3と連通する流通室22が形成されている。更に、ハウジング5の上部には周方向に適宜間隔を有して通路23が形成され、前記流通室22内の高圧流体が通路23を通じて前記調圧バルブ6の弁部6bの外周部に流入するようになっている。そして、前記通路23以外のハウジング上面によって前記のように平ワッシャ21を押圧している。
ハウジング5内にはバルブ収納室24が形成され、該バルブ収納室24内に前記の調圧バルブ6が昇降可能に収納されている。該調圧バルブ6は、先部が縮径するテーパー状の調圧バルブ側シール面6aを形成した弁部6bと、該弁部6bの上端に一体に突設して前記シート7の流通穴7a及びボデー1の流通穴1aに挿通した連結ロッド6cと、弁部6bの下端に設けた案内ロッド6dからなる。
前記調圧バルブ6の弁部6bには、図2に示すように弁部6bの外縁部6eにおいて周方向の4箇所に切欠部6fが形成されており、該切欠部6fにより流通部が設けられている。前記流通室22、前記通路23を通じて流入した流体が切欠部6fを通じてシート7の流通穴7aに流入するようになっている。
なお、切欠部6fの形状、位置、数は任意に設定することができる。また、弁部6bの外縁部6eの外径は図2に示すように、前記ハウジング5におけるバルブ収納室24の内径より若干小径に形成されて、弁部6bの外縁部6eとバルブ収納室24の内面とにわずかな隙間Mを形成している。この隙間Mは、後述するように調圧バルブ6が揺動できるクリアランスで、32乃至86μmに設定することが好ましい。
調圧バルブ6における弁部6bの下部に突設した案内ロッド6dの外周面とハウジング5における収納室24の内周面間には、弾性部材からなる調芯部材25が介在されており、案内ロッド6dが、後述するようにその半径方向に揺動できるように支承されている。
前記バルブ収納室24内にはストッパ26がハウジング5側に固着して設けられており、該ストッパ26と前記弁部6b間にスプリングからなる付勢部材27が圧縮介在されて調圧バルブ6の弁部6bを常時シート7方向へ付勢している。
次に、前記連結ロッド6cと流体側ホルダ14の関係について図3乃至図5を用いて詳述する。
図3は、連結ロッド6cの端部に連結されたストッパ部材28を流体側ホルダ14に、下から挿入した図、図4はストッパ部材28を流体側ホルダ14に連結した図である。図3、図4のそれぞれ図(a)は、連結ロッド6cの軸方向断面図、図(b)は、図(a)のA−A線断面図、図(c)は、図(a)のB−B線断面図、図(d)は、図(a)のC−C線断面図である。
連結ロッド6cとストッパ部材28は別体に形成されており、連結ロッド6cの先端部には雄ネジ6gが刻設されている。また、ストッパ部材28は、図3(a)〜図3(d)に示すように、連結ロッド6cの軸芯を中心とする円柱部28fが形成され、その中心部に、下側が開口する雌ネジ28eが刻設されている。そして、前記雄ネジ6gと雌ネジ28eを螺合することにより、連結ロッド6cにストッパ部材28を連結固定するようになっている。
更に、ストッパ部材28の先端部には周方向に180°離れた位置に、径方向に突設した一対の鍵部28aを有する。また、ストッパ部材28の上面28bは、連結ロッド6c側に中心を持つ略球面に形成され、鍵部28aの下面28cも略球面の一部で形成されている。
なお、ストッパ部材28と連結ロッド6cとの連結方法は前記のようなネジ連結に限らず任意であるが、前記のようなネジ連結とすることで安価かつ簡易に連結が行える。
流体側ホルダ14におけるストッパ部材28の挿入側には、鍵穴状の連結穴14aが形成されている。該連結穴14aは、図3(a)乃至図3(d)に示すように、ストッパ部材挿入側(下端)に連結ロッド6cの軸芯を中心とし、ストッパ部材28の鍵部28a、28aの外径よりも大径の円柱状の入口穴14bと、その上部に位置して流体側ホルダ14に設けられ、前記ストッパ部材28の円柱部28fと鍵部28aの外周形状に沿った穴14dを有する抜け止め突部14hと、該抜け止め突部14hの上部(奥部)に形成され、前記ストッパ部材28の鍵部28a、28aの外径よりも大径の円柱状の空間14eとで形成されている。前記穴14dは、前記ストッパ部材28の円柱部28fが挿通する円柱状の中心穴14cと、該中心穴14cの周方向に180°離れた位置に形成されて前記鍵部28a、28aが挿通する一対の鍵穴14g、14gとで形成されている。
次に、連結ロッド6cとストッパ部材28と流体側ホルダ14との連結方法について説明する。
先ず、ストッパ部材28を連結していない状態の連結ロッド6cを、図1におけるシート7の下側から、シート7の流通穴7aとボデー1の流通穴1aに挿通し、その連結ロッド6cの上端部を減圧室8側へ突出させる。
次に、減圧室9内において、連結ロッド6cにストッパ部材28を螺合して連結する。次に、ストッパ部材28を図3に示すように、ストッパ部材28の鍵部28aと鍵穴14gの方向を合わせて、ストッパ部材28を連結穴14aに挿入し、その後ストッパ部28を空間14eに位置させた状態で、図4に示すように、ストッパ部材28と連結ロッド6cを、連結ロッド6cの軸芯を中心として90°相対的に回転する。これにより、連結ロッド6に連結されたストッパ部材28は、その鍵部28aが流体側ホルダ14の抜け止め突部14eに係止されて、施錠式に連結され、連結ロッド6cはストッパ部材28を介して、流体側ホルダ14と連結される。この連結操作は、ストッパ部材28の挿入操作と回転操作で行えるため、手が入らない部分での連結が容易かつ確実に行える。また、ストッパ部材28の鍵部28aが嵌合する入口穴14bを形成したので、この嵌合により中心合わせが容易に行え、連結操作が容易になる。
ストッパ部材28と流体側ホルダ14との連結方法は、任意に設定できるが、上記のような鍵状に連結することで安価かつ簡易に連結が行える。
以上のような連結方法において、前記連結ロッド6cとストッパ部材28を別体にすることにより、図5に示す前記シート7の流通穴7aの内径D11は、連結ロッド6cが挿通可能な径、すなわち連結ロッド6cの外径D13より大きければよく、ストッパ部材28の外径D12に影響されることなく設計できる。このため、図7及び図8の従来のレギュレータのように、シート流通穴212の内径を継手部203の外径よりも大きくする必要がなく、この従来のレギュレータにおけるシート流通穴212の内径よりも本発明のシート流通穴7aを小さく設計することができる。また、ストッパ部材28の外径D12についても、シート流通穴7aの内径D11とは関係なく設計可能である。したがって、連結ロッド6cの外径を所定の強度を確保できる大径にして、かつ、シート流通穴7aを小径にできるため、連結ロッド6cの塑性伸びを防止することができる。
また、シート流通穴7aの内径D11を小さくすることにより、超高圧流体においても、シール性が良くなり、前記減圧室9内の燃圧を超高圧流体においても所定に保つことができる。このように、減圧室9内の燃圧が所定値で保たれるために、調圧バルブ6によってシート面に掛かる荷重が所定値以上になることが抑えられ、該シート7へ掛かる負荷が低減できるため、シート7の材質を従来の金属から樹脂に変更できる。樹脂材料としては、例えばポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)があげられる。
このように樹脂を使用できることは、シートを製造するに際し、金属に比べて加工が容易であり、かつ高い加工精度が得られる。
また、調圧バルブ6は、調圧スプリング17a、17bやダイアフラム11が半径方向に若干揺動しても、調圧バルブ6にその半径方向の荷重が作用しないように、流体側ホルダ14とストッパ部材28間にクリアランスF、G、Hが設けられ、閉弁時におけるシール部のシール性が確保されている。また、調圧バルブ6は、これに軸芯に対して半径方向に揺動させる荷重が作用した場合には、揺動できるように支承されており、調圧バルブ6とボデー1及びシート7の間には、調圧バルブ6が揺動するためのクリアランスJ、Kが設けられている。
前記のように揺動できるクリアランスを設ける必要があるが、このクリアランスを大きくしすぎるとシート内径D11も大きくなり、逆にシール性が低下する。
そのため、最低限のクリアランスを設定することで最適なシール性を確保している。
実施例においては、図3に示すように前記ストッパ部材の鍵部28aの径方向の長さと、流体側ホルダ14における連結穴14a上部の空間14eの内径との間のクリアランスFは0.65±0.025mm、すなわち0.5875mm乃至0.7125mmの範囲内に設定され、前記ストッパ部材28の円柱部28fの外径と流体側ホルダ14における連結穴14aの空間14eの内径との間のクリアランスGは2.35±0.0625mm、すなわち2.2875mm乃至2.4125mmの範囲内に設定され、前記ストッパ部材28の円柱部28fの外径と流体側ホルダ14における連結穴14aの中心穴14cの内径との間のクリアランスHは0.10±0.025mm、すなわち0.075mm乃至0.125mmの範囲内に設定され、ボデー1の流通穴1aと連結ロッド6cとの間のクリアランスJは1.1±0.1mm、すなわち1.0mm乃至1.2mmの範囲内に設定され、シート7の流通穴7aと連結ロッド6cとの間のクリアランスKは1.1±0.1mmすなわち1.0mm乃至1.2mmの範囲内に設定されている。
なお、本発明は、超高圧流体に使用する流体用レギュレータとして特に有効であるが、CNGなどの非超高圧流体に使用する流体用レギュレータとしても有効である。
本発明の実施例を示す流体用レギュレータを示す縦断面図。 本発明における調圧バルブの弁部の横断面図。 本発明におけるストッパ部材及び連結ロッドを流体側ホルダの連結穴に挿入した状態の断面図で、(a)は軸方向断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、(d)は(a)のC−C線断面図。 本発明におけるストッパ部材及び連結ロッドを流体側ホルダ連結穴に連結した状態の断面図で、(a)は軸方向断面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、(d)は(a)のC−C線断面図。 本発明における連結ロッドとその外周の環状隙間を示す断面図。 第1の従来技術のレギュレータを示す断面図。 第2の従来技術のレギュレータを示す縦断面図。 第2の従来技術におけるレギュレータの要部の拡大断面図
符号の説明
6 調圧バルブ
6c 連結ロッド
7 シート
9 減圧室
11 ダイアフラム
14 流体側ホルダ
14a 連結穴
14g 鍵穴
28 ストッパ部材
28a 鍵部

Claims (6)

  1. 背圧室と流体を減圧する減圧室を区画するダイアフラムと、該ダイアフラムを挟持する背圧側ホルダ及び流体側ホルダと、該流体側ホルダに連結ロッドを介して連結されてダイアフラムとともに昇降する調圧バルブと、前記連結ロッドが貫通するとともに調圧バルブの弁部に対向して配置したシートを有して、調圧バルブの昇降によるシートに対する弁部の接離により流体を調圧する流体用レギュレータにおいて、
    前記調圧バルブに突設した連結ロッドの先部に、該連結ロッドと別体に形成されたストッパ部材を一体的に連結し、
    該ストッパ部材を流体側ホルダに連結したことを特徴とする流体用レギュレータ。
  2. 前記ストッパ部材と前記連結ロッドが、ネジで連結されていることを特徴とする請求項1記載の流体用レギュレータ。
  3. 前記流体側ホルダに鍵穴状の連結穴を形成し、前記ストッパ部材を前記鍵穴状の連結穴に挿入する鍵状に形成して、流体側ホルダとストッパ部材とが施錠式に嵌合連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の流体用レギュレータ。
  4. 前記流体側ホルダと前記ストッパ部材を嵌合連結し、該嵌合部に調圧バルブの軸芯ずれを吸収するためのクリアランスが設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の流体用レギュレータ。
  5. 前記連結ロッドと、該連結ロッドが貫通するボデー及び前記シートに設けられた流体流通穴との間に連結ロッドの軸芯ずれによる干渉を防止するためのクリアランスを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の流体用レギュレータ。
  6. 前記シート部材が樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の流体用レギュレータ。
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