JP5039884B2 - 電気化学セル - Google Patents

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Description

本発明は、電気化学セルに関する。
一般的に、時計機能や半導体メモリのバックアップ電源には、高いエネルギー密度と軽量化を図るため、非水電解質二次電池や電気二重層キャパシタといった各種の電気化学セルが利用されている。この電気化学セルの実装には、実装基板の小型化にともない、塗布したハンダクリームなどの上に電気化学セルを載置してハンダ付けを行う、いわゆるリフローハンダ付けが採用されている。
上記リフローハンダ付けは、電気化学セルの載置されたプリント基板を200℃以上に昇温する。そのため、リフローハンダ付けに対する耐熱性を図り、封止性を向上させることが、電気化学セルの信頼性を向上させる上で重要になっている。
電気化学セルは、正極缶を兼ねたケースと、負極缶を兼ねてケースの開口部を封口するキャップと、これらケースとキャップとの間に挟入された絶縁性のガスケットと、を有している。電気化学セルは、ケースの開口内縁がガスケットを介してキャップのフランジ部をかしめ封口し、内部に収容する電極や電解質を密閉する。
そこで、特許文献1は、封止性を向上させるため、ガスケットの外壁上部の最大厚さを外壁下部の最小厚さより厚くし、かつ、ガスケットの外壁上部径を下部径よりも大きくする。これによって、ガスケットの最大圧縮部の肉厚を厚くさせることができ、ガスケットを切れ難くして封止性を向上させる。
特開2005−123017号公報
しかしながら、図4に示すように、ガスケット101の外壁上部に肉厚部101aを設けると、ガスケット101は、その肉厚部101aを厚くする分だけ、肉厚部101aの表面を径方向内側に張り出させる。そのため、電気化学セルを組み付ける工程で、以下の問題を招いていた。
すなわち、キャップ(負極缶102)のフランジ部102aをガスケット101の環状溝101bに嵌入するとき、肉厚部101aの張り出しが物理的な障害となり、負極缶102をガスケット101に嵌入不能にしたり、硬質のガスケット材料を用いるとガスケット101を変形させて機械的に破損させたりする問題を招いていた。
上記問題は、図5に示すように、ケース(正極缶103)に嵌入された状態のガスケット101に対して負極缶102を嵌入するときに、より顕著になる。正極缶103に嵌入された状態のガスケット101は、その外形が正極缶103に規定されるため、ガスケット101の内径を拡大し難くする(肉厚部101aの張り出しを縮小し難くする)。この結果、負極缶102をガスケット101に嵌入するとき、肉厚部101aが一層障害となり、ガスケット101の機械的損傷を容易に引起す問題を招いていた。
しかも、環状溝101bの溝側面には、ガスケット101と負極缶102との間の封止性を向上させるためのシール剤104が塗布されている。環状溝101bに塗布されたシール剤104は、環状溝101bに負極缶102を嵌入するとき、フランジ部102aと
、張り出す肉厚部101aとの間の摩擦によって剥がされて、シール剤104としての機能を失う。
これらの結果、上記ガスケットは、電気化学セルの封止性を向上し難いものであった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、封止性を向上させた電気化学セルを提供することである。
請求項に記載の発明は、有底円筒状に形成されて一対の電極と電解質を収容するケースと、前記ケースの内周面に沿った環状溝を有するU字断面の環状に形成されて、前記ケースの内側に嵌入するガスケットと、前記ガスケットの前記環状溝に塗布されたシール剤と、前記環状溝に対応するフランジ部を有したハット状に形成されて、前記フランジ部が前記環状溝の溝側面を介して前記ケースの内周面にかしめ固定されて前記ケースの開口部を封口するキャップと、を備え、前記ガスケットは、前記環状溝の溝側面に形成され、前記フランジ部の外径と略同じ内径を有して前記環状溝の底部に向けて平坦に延びる案内部と、前記底部から径方向外側に向かって凹設されて前記シール剤を収容する収容部と、を備え、前記収容部は、前記フランジ部の外側面下側から平面部を覆うように前記ガスケットの全周にわたって形成された円環状の凹溝であり、前記案内部は前記フランジ部の平面部から上端部を覆うとともに、該案内部の中心軸方向の厚みが、前記フランジ部の中心軸
方向の厚みよりも大きいこと要旨とする。
請求項に記載の電気化学セルによれば、案内部の内径がフランジ部の外径と略同じサイズで形成されるため、環状溝にフランジ部を嵌入するとき、案内部に塗布されたシール剤を剥がすことなく、フランジ部を嵌入させることができる。そして、ケースの開口部を封口するとき、収容部に収容するシール剤を環状溝の溝側面とフランジ部との間に挟入させることができる。したがって、電気化学セルの封止性を向上させることができる。
また、請求項に記載の電気化学セルによれば、環状溝の溝側面をフランジ部に押圧して密着させるとき、フランジ部の全体を溝側面で覆うことができる。したがって、対象物とガスケットとの間の封止性を向上させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電気化学セルにおいて、前記ケースは、正極缶であり、前記キャップは、負極缶であることを要旨とする。
この電気化学セルによれば、ケースとキャップをそれぞれ正極缶と負極缶で構成した電気化学セルについて、その封止性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、電気化学セル1の側断面図である。
図1において、電気化学セル1は、有底円筒状に形成されたケースとしての正極缶2と、正極缶2の開口部2aに対応するハット状に形成されたキャップとしての負極缶3と、正極缶2と負極缶3との間に挟入されたガスケット4と、を有している。正極缶2は、ガスケット4を介して開口部2aの内縁を負極缶3にかしめ封口し、正極缶2と負極缶3との間に密閉された収容室Sを形成する。
収容室Sには、正極缶2の底面側から順に、一対の電極を構成する正極5、セパレータ6、一対の電極を構成する負極7が積層されて、電解質8が充填されている。
正極5と負極7には、電気化学セルを電気二重層キャパシタとして使用する場合に、それぞれ活性炭粉末を適当なバインダーと一緒にプレス成型又は圧延ロールしたものを用いることができる。また、フェノール系、レーヨン系、アクリル系、ピッチ系などの繊維を、不融化および炭化賦活処理して活性炭または活性炭繊維とし、これをフェルト状、繊維状、紙状、または焼結体状にして用いてもよい。またポリアニリン(PAN)やポリアセンなども利用できる。
また、正極5には、電気化学セルを電池として使用する場合、リチウム含有マンガン酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有チタン酸化物、三酸化モリブデン、五酸化ニオブなど、従来から知られている活物質に適当なバインダーと導電助剤であるグラファイトを混合したものを用いることができる。また、負極7には、電気化学セルを電池として使用する場合、炭素、リチウム−アルミニウムなどのリチウム合金、シリコンやシリコン酸化物など従来から知られている活物質に適当なバインダーと導電助剤であるグラファイトを混合したものを用いることができる。
セパレータ6には、大きなイオン透過度を有し、機械的強度を有する絶縁膜を用いることができる。リフローハンダ付けによる実装を考慮すると、セパレータ6には、熱的、機械的耐性に優れたガラス繊維を用いることができるが、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチエンなどの樹脂を用いてもよい。
電解質8には、電気二重層キャパシタや電池に用いられる公知の液体状あるいはゲル状の電解質を用いることができる。
図2は、正極缶2の開口内縁を負極缶3にかしめる前の状態を示す図である。
図2において、負極缶3は、正極缶2の内周面2bに沿って断面U字状に折り曲げ形成されたフランジ部3aを有している。フランジ部3aは、正極缶2の略中心軸Cの方向(中心軸方向)に沿って折り曲げ形成されて、中心軸方向に沿う所定の厚みを有している。本実施形態では、フランジ部3aの中心軸方向に沿う厚みを、フランジ厚さWfとし、フランジ部3aの外径を、フランジ径Rfとする。
ガスケット4は、正極缶2の内周面2bに沿う円環状に形成されたガスケット本体4Aを有している。ガスケット本体4Aには、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)
、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル樹脂(PEN)などの高い耐熱性を有した硬質エンジニアリングプラスチックを用いることができる。ガスケット本体4Aは、U字断面の円環状に形成されて、中心軸方向に沿って凹設された環状溝10を有している。
環状溝10の外側壁11には、フランジ径Rfと略同じ内径を有した内周面(案内部11a)が環状溝10の底部12に延びるように形成されている。案内部11aは、その中心軸方向に沿う厚みがフランジ厚さWfよりも大きく形成されている。本実施形態では、この案内部11aの中心軸方向に沿う厚みを、案内厚さWgとし、案内部11aの内径を、案内径Rgとする。
環状溝10の底部12には、径方向外側に向かって凹設された円環状の凹溝(収容部12a)が形成されている。収容部12aは、その中心軸方向の幅(溝幅)がフランジ厚さWfよりも十分小さいサイズで形成されている。溝幅は、例えば、図1に示すように、フランジ部3aが正極缶2にかしめ封止されるとき、フランジ部3aの外側面下側を覆うサイズで形成されている。本実施形態では、この収容部12aの内径を、収容径Rcとする。
ガスケット4の製造方法には、射出成形法や熱圧縮法を用いることができる。射出成形法を利用する場合には、成形品を金型に固定する突起(ロック)として案内部11aを利用することができる。
図2において、環状溝10の内側面には、シール剤からなるシール層13が形成されている。シール剤には、アスファルト、エポキシ樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチルゴム系接着剤(ブチルゴム30重量%、トルエン70重量%)などを用いることができる。シール層13は、このシール剤を環状溝10の内部に塗布して乾燥させることにより形成されている。環状溝10に塗布されるシール剤は、収容部12aの内部を充填して乾燥する。そのため、シール層13は、収容部12aが径方向外側に凹設される分だけ、収容部12aで肉厚に形成され、より多くのシール剤を環状溝10の底部12に収容する。
案内部11aを覆うシール層13は、環状溝10にフランジ部3aを嵌入するとき、案内径Rgがフランジ径Rfと略同じ内径に形成されるため、フランジ部3aによって強制的に擦り落とされることなく案内部11aの表面に定着し続ける。
案内部11aを覆うシール層13は、フランジ部3aが正極缶2にかしめ封止されるとき、案内部11aの案内厚さWgがフランジ厚さWfよりも大きく形成されるため、フランジ部3aの外側面の全体にわたりシール剤を密着させる。
収容部12aに充填されるシール層13は、フランジ部3aが正極缶2にかしめ封止されるとき、収容部12aの収容するシール剤の容量分だけ、フランジ部3aの外側面を、より広範囲にわたって覆う。
この結果、フランジ部3aが正極缶2にかしめ封止されるとき、ガスケット4とフランジ部3aとの間に、より多くのシール剤を広範囲にわたって挟入させることができる。そのため、電気化学セル1の封止性を向上させることができる。
次に、実施例と比較例に基づいて本発明の効果を説明する。図3(a)と(b)は、それぞれ実施例1のガスケット4と比較例1のガスケット4を示す側断面図である。
(実施例1)
まず、外径が4.8mmからなるステンレス製の正極缶2と、外径(フランジ径Rf)
が4.21mmからなるステンレス製の負極缶3を得た。
次いで、粉砕した三酸化モリブデンと、グラファイトと、ポリアクリル酸とを、それぞれ重量比が、三酸化モリブデン:グラファイト:ポリアクリル酸=53:45:2の割合で混合して正極合剤を生成した。5mgの正極合剤を2ton/cmで加圧して直径が2.4mmのペレットを成形して正極ペレット(正極5)を得た。そして、炭素を導電性フィラーとした導電性樹脂接着剤からなる電極集電体を用いて、正極缶2に正極5を接着して正極ユニットを形成し、この正極ユニットを250℃の減圧下で8時間乾燥した。
また、粉砕したシリコン酸化物と、グラファイトと、ポリアクリル酸とを、それぞれ重量比が、シリコン酸化物:グラファイト:ポリアクリル酸=45:40:15の割合で混合して負極合剤を生成した。1.1mgの負極合剤を2ton/cmで加圧し、直径が2.1mmのペレットを成形して負極ペレットを得た。次いで、炭素を導電性フィラーとする導電性樹脂接着剤からなる電極集電体を用いて、負極缶3に負極ペレットを接着して負極ユニットを形成し、この負極ユニットを250℃の減圧下で8時間乾燥した。さらに、直径が2mm、厚さが0.2mmに打ち抜き形成したリチウムフォイルを負極ペレットに圧着してリチウム−負極ペレット積層電極(負極7)を形成した。
厚さが0.2mmのガラス繊維からなる不織布を乾燥した後、該不織布を用いて直径が3mmの円盤を打ち抜き形成し、セパレータ6を得た。
エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチルラクトン(γBL)とを、それぞれ体積比がEC:γBL=1:1の割合で混合した混合溶媒に、ホウフッ化リチウム(LiBF4)を1モル/リットルの濃度で溶解して電解質8を得た。
次いで、ポリエーテルエーテルケトン樹脂を用いた射出成形によって、外径が4.6mm、径方向の厚さが1mmのガスケット4を得た。図3(a)及び表1に示すように、実施例1のガスケット4は、案内径Rgがフランジ径Rfと略同じRf−0.01mmで形成されて、収容径Rcが案内径Rgよりも0.03mmだけ大きく、かつ、フランジ径Rfよりも大きいRf+0.02mmで形成されている。また、図3(a)及び表2に示すように、実施例1のガスケット4は、案内厚さWgがフランジ厚さWfよりも十分に大きい0.6mmで形成されて、案内部11aの径方向の厚みT1が0.20mm、収容部12aの径方向の厚みT2が0.17mm、底部12の厚みT3が0.20mmで形成されている。
次に、ブチルゴム系接着剤(ブチルゴム30重量%、トルエン70重量%)とブローンアスファルトとをトルエンに溶かしてシール剤を得た。シール剤を正極缶2の内側縁に塗布して120℃のドライルーム内で加熱乾燥した。また、シール剤の塗布された正極缶2の内側縁にガスケット4を嵌入し、ガスケット4の環状溝10の内側にシール剤を塗布して120℃のドライルーム内で加熱乾燥し、シール層13を形成した。
そして、ガスケット4の環状溝10に負極缶3のフランジ部3aを挿入し、6μリットルの電解質8を収容室Sに注入して負極缶3をかしめ封口した。これによって、外径が4.8mm、厚さが1.4mmからなる実施例1の電気化学セル1(二次電池)を形成した。
上記実施例1に基づいて500個の二次電池を作製し、各二次電池を作成するとき(フランジ部3aをガスケット4の環状溝10に挿入するとき)、各ガスケット4に割れが生じるか否かを計測した。また、各二次電池をリフロー炉(予備加熱温度が200℃、到達温度が260℃、通過時間3分)に通過させて、各二次電池に漏液があるか否かを計測した。さらに、各二次電池の正極−負極間に3.3Vの電圧を印加し、60℃の雰囲気で2
0日間だけ保存して容量の維持率を計測した。各二次電池の容量は、それぞれ正極−負極間に3.3Vの電圧を印加して50μAの定電流で24時間充電し、その後、5μAの定電流で放電を行い、正極−負極間の電圧が1.4Vになるまでの時間から算出した。
(比較例1)
まず、正極ユニット、負極ユニット、セパレータ6、及び電解質8を、実施例1と同じ方法で得た。
次いで、ポリエーテルエーテルケトン樹脂を用いた射出成形によって、外径が4.6mm、径方向の厚さが1mmのガスケット4を得た。図3(b)及び表1に示すように、比較例1のガスケット4は、案内径Rgがフランジ径Rfよりも小さいRf−0.07mmで形成されて、収容径Rcが案内径Rgよりも0.03mmだけ大きく、かつ、フランジ径Rfよりも小さいRf−0.04mmで形成されている。また、図3(b)及び表2に示すように、比較例1のガスケット4は、案内厚さWgがフランジ厚さWfよりも小さい0.15mmで形成されて、案内部11aの径方向の厚みT1が0.23mm、収容部12aの径方向の厚みT2が0.20mm、底部12の厚みT3が0.20mmで形成されている。
そして、シール層13を実施例1と同じ方法で形成してガスケット4の環状溝10に負極缶3のフランジ部3aを挿入し、6μリットルの電解質8を収容室Sに注入して負極缶3をかしめ封口した。これによって、外径が4.8mm、厚さが1.4mmからなる比較例1の電気化学セル1(二次電池)を形成した。
上記比較例1に基づいて500個の二次電池を作成し、各二次電池を作成するとき(フランジ部3aをガスケット4の環状溝10に挿入するとき)、各ガスケット4に割れが生じるか否かを計測した。また、各二次電池をリフロー炉(予備加熱温度が200℃、到達温度が260℃、通過時間3分)に通過させて、各二次電池に漏液があるか否かを計測した。さらに、各二次電池の正極−負極間に3.3Vの電圧を印加し、60℃の雰囲気で20日間だけ保存して容量の維持率を計測した。各二次電池の容量は、実施例1と同じ方法で算出した。
Figure 0005039884
Figure 0005039884
Figure 0005039884
表3において、負極缶3(フランジ部3a)をガスケット4(環状溝10)に挿入するとき、比較例1では、8個のガスケット4に割れが生じたものの、実施例1では、ガスケット4に割れが無かった。すなわち、フランジ径Rfと略同じサイズの案内径Rgは、ガスケット4の無理な押し広げを解消して、比較的伸びの小さい樹脂(PEEK)であってもガスケット4の割れを回避させる。
また、比較例1では、28個の漏液が確認されたものの、実施例1では、漏液が確認されなかった。すなわち、フランジ径Rfと略同じサイズの案内径Rgは、案内部11aに塗布されたシール層13を外側壁11に定着維持させて、外側壁11とフランジ部3aとの間にシール剤を挟入させる。さらに、収容部12aに収容されたシール剤は、ガスケット4とフランジ部3aとの間に十分な量のシール剤を供給して二次電池を漏液し難くする。よって、案内部11aと収容部12aは、ガスケット4の肉厚を薄くしているにもかかわらず、二次電池の封止性を向上させる。
また、比較例1の容量維持率は、83%である一方、実施例1の容量維持率は、略100%の近い値であることが分かる。この結果、実施例1のガスケット4は、二次電池の封止性を向上させた分だけ、その電気的特性を維持させる。
(実施例2)
まず、外径が4.8mmからなるステンレス製の正極缶2と、外径(フランジ径Rf)が4.21mmからなるステンレス製の負極缶3を得た。
次いで、活性炭と、カーボンブラック(導電剤)と、四フッ化エチレン(結着剤)とを、それぞれ重量比が、活性炭:カーボンブラック:四フッ化エチレン=8:1:1の割合で混合して圧延し、活性炭シートを形成した。活性炭シートをペレット状に打ち抜き、厚みが0.5mm、直径が2.0mmからなる正極ペレット(正極5)及び負極ペレット(負極7)を得た。次いで、炭素を導電性フィラーとした導電性樹脂接着剤からなる電極集電体を用いて、正極缶2と負極缶に、それぞれ正極5と負極7を接着して正極ユニットと負極ユニットを形成し、これら正極ユニットと負極ユニットをそれぞれ250℃の減圧下で8時間乾燥した。
また、厚さ0.2mmのガラス繊維からなる不織布を乾燥した後、該不織布を用いて直径が3mmの円盤を打ち抜き形成し、セパレータ6を得た。また、沸点が約240℃のプロピレンカーボネート(PC)溶媒にホウフッ化テトラアルキルアンモニウムを溶解して電解質8を得た。そして、ポリエーテルエーテルケトン樹脂を用いた射出成形によって、実施例1と同じガスケット4を得た。
次いで、ブチルゴム系接着剤(ブチルゴム30重量%、トルエン70重量%)とブローンアスファルトとをトルエンに溶かしてシール剤を得た。シール剤を正極缶2の内側縁に塗布して120℃のドライルーム内で加熱乾燥した。また、シール剤の塗布された正極缶2の内側縁にガスケット4を嵌入し、ガスケット4の環状溝10の内側にシール剤を塗布して120℃のドライルーム内で加熱乾燥し、シール層13を形成した。
そして、ガスケット4の環状溝10に負極缶3のフランジ部3aを挿入し、5μリット
ルの電解質8を収容室Sに注入して負極缶3をかしめ封口した。これによって、外径が4.8mm、厚さが1.4mmからなる実施例2の電気化学セル1(キャパシタ)を形成した。
上記実施例2に基づいて500個のキャパシタを作成し、各キャパシタを作成するとき(フランジ部3aをガスケット4の環状溝10に挿入するとき)、各ガスケット4に割れが生じるか否かを計測した。また、各キャパシタをリフロー炉(予備加熱温度が200℃、到達温度が260℃、通過時間3分)に通過させて、各キャパシタに漏液があるか否かを計測した。さらに、各キャパシタの正極−負極間に2.6Vの電圧を印加し、60℃の雰囲気で20日間だけ保存して容量の維持率を計測した。各キャパシタの容量は、それぞれ正極−負極間に2.6Vの電圧を印加して50μAの定電流で24時間充電し、その後、5μAの定電流で放電を行い、正極−負極間の電圧が1.6Vになるまでの時間から算出した。
(比較例2)
まず、正極ユニット、負極ユニット、セパレータ6及び電解質8を、実施例2と同じ方法で得た。また、ポリエーテルエーテルケトン樹脂を用いた射出成形によって、比較例1のガスケット4を得た。
そして、シール層13を実施例2と同じ方法で形成してガスケット4の環状溝10に負極缶3のフランジ部3aを挿入し、5μリットルの電解質8を収容室Sに注入して負極缶3をかしめ封口した。これによって、外径が4.8mm、厚さが1.4mmからなる比較例1の電気化学セル1(キャパシタ)を形成した。
上記比較例2に基づいて500個のキャパシタを作成し、各キャパシタを作成するとき(フランジ部3aをガスケット4の環状溝10に挿入するとき)、各ガスケット4に割れが生じるか否かを計測した。また、各キャパシタをリフロー炉(予備加熱温度が200℃、到達温度が260℃、通過時間3分)に通過させて、各キャパシタに漏液があるか否かを計測した。さらに、各キャパシタの正極−負極間に2.6Vの電圧を印加し、60℃の雰囲気で20日間だけ保存して容量の維持率を計測した。各キャパシタの容量は、実施例2と同じ方法で算出した。
Figure 0005039884
表4において、負極缶3(フランジ部3a)をガスケット4(環状溝10)に挿入するとき、比較例2では、10個のガスケット4に割れが生じたものの、実施例2では、ガスケット4に割れが無かった。すなわち、実施例1と同じく、フランジ径Rfと略同じサイズの案内径Rgは、ガスケット4の無理な押し広げを解消して、比較的伸びの小さい樹脂(PEEK)であってもガスケット4の割れを回避させる。
また、比較例2では、31個の漏液が確認されたものの、実施例2では、漏液が確認されなかった。すなわち、実施例1と同じく、フランジ径Rfと略同じサイズの案内径Rgは、案内部11aに塗布されたシール層13を外側壁11に定着維持させて、外側壁11とフランジ部3aとの間にシール剤を挟入させる。さらに、収容部12aに収容されたシ
ール剤は、ガスケット4とフランジ部3aとの間に十分な量のシール剤を供給してキャパシタを漏液し難くする。よって、案内部11aと収容部12aは、ガスケット4の肉厚を薄くしているにもかかわらず、キャパシタの封止性を向上させる。
また、比較例2の容量維持率は、68%である一方、実施例2の容量維持率は、略100%の近い値であることが分かる。この結果、実施例2のガスケット4は、キャパシタの封止性を向上させた分だけ、その電気的特性を向上させる。
次に、上記のように構成した本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ガスケット4の全周にわたり形成した環状溝10の外側壁11に、負極缶3のフランジ部3aの外径(フランジ径Rf)と略同じ内径(案内径Rg)を有して環状溝10の底部12にまで延びる案内部11aが形成される。また、案内部11aから連続する環状溝10の底部12に、径方向外側に向かって延びる収容部12aが形成されて、該収容部12aの内部にシール剤を収容する肉厚のシール層13が形成される。
したがって、ガスケット4の環状溝10に負極缶3のフランジ部3aを嵌入するとき、ガスケット4の内径を過剰に拡大して変形させたり、フランジ部3aと案内部11aとが過剰に擦れてシール層13を剥がしたりすることがない。また、正極缶2の開口部2aをかしめて環状溝10の外側壁11をフランジ部3aに密着させるとき、収容部12aに収容されたシール剤をガスケット4とフランジ部3aとの間に挟入させることができる。よって、電気化学セル1の封止性を向上させることができる。ひいては、電気化学セル1の漏液を減少させて、長期保存性を向上させることができる。
(2)上記実施形態によれば、案内部11aの中心軸方向の厚み(案内厚さWg)が、フランジ部3aの中心軸方向の厚み(フランジ厚さWf)よりも大きく形成される。したがって、開口部2aをかしめ封口させるとき、フランジ部3aの全体を、シール層13を表面に有した案内部11a及び収容部12aによって覆うことができる。この結果、電気化学セル1の封止性を、さらに向上させることができる。
(3)上記実施形態によれば、ガスケット4を射出成形法によって形成するとき、案内部11aをロックとして利用させることができる。したがって、別途ロックとなる部位を形成する必要がなく、ガスケット4の生産性を向上させることができる。
(4)しかも、ロックとして機能する案内部11aを環状溝10の底部12にまで形成する。このため、ロックの体積を大きくさせることができ、ロックとしての機能を安定させることができる。ひいては、成形用の金型からガスケット4を取り出すとき、成形したガスケット4を再現よく安定して取り出すことができ、射出成形時の二度打ちなどを無くして、ガスケット4の生産性を、さらに向上させることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、案内径Rgを、フランジ径Rfよりも0.01mmだけ小さい径に具体化した。これに限らず、例えば、案内径Rgを、フランジ径Rfと同じサイズに具体化してもよく、あるいは、案内径Rgを、フランジ径Rfよりも0.01mmだけ大きいサイズに具体化してもよい。すなわち、案内径Rgは、環状溝10にフランジ部3aを嵌入するとき、案内部11aに形成されたシール層13をフランジ部3aが擦り落とさないサイズであればよく、フランジ径Rfと略同じサイズであればよい。
・上記実施形態では、正極缶2にガスケット4を嵌入し、その後、ガスケット4の環状溝10に負極缶3を嵌入する構成にした。これに限らず、ガスケットの環状溝10に負極
缶3を嵌入し、その後、正極缶2にガスケット4を嵌入する構成であってもよい。
・上記実施形態では、収容部12aを、ガスケット4の全周にわたり形成する構成にした。これに限らず、例えば参考例として、収容部12aを、ガスケット4の周方向の一部に形成する構成であってもよい。
・上記実施形態では、フランジ部3aを断面U字状に折り曲げ形成する構成にした。これに限らず、フランジ部3aを折り曲げ形成しない構成にしてもよい。例えば、フランジ部3aは、その端部が正極缶2の底部に向かって延びる円筒形状であってもよい。
本実施形態の電気化学セルを示す断面図。 同じく、電気化学セルを示す断面図。 (a)と(b)は、それぞれ実施例のガスケットと比較例のガスケットを説明する図。 従来例の電気化学セルを示す図。 同じく、従来例の電気化学セルを説明する図。
符号の説明
C…中心軸、1…電気化学セル、2…ケースとしての正極缶、2a…開口部、3…キャップ及び対象物としての負極缶、3a…フランジ部、4…ガスケット、4A…ガスケット本体、8…電解質、10…環状溝、11…外側壁、11a…案内部、12a…収容部。

Claims (2)

  1. 有底円筒状に形成されて一対の電極と電解質を収容するケースと、
    前記ケースの内周面に沿った環状溝を有するU字断面の環状に形成されて、前記ケースの内側に嵌入するガスケットと、
    前記ガスケットの前記環状溝に塗布されたシール剤と、
    前記環状溝に対応したフランジ部を有するハット状に形成されて、前記フランジ部が前記環状溝の溝側面を介して前記ケースの内周面にかしめ固定されて前記ケースの開口部を封口するキャップと、
    を備え、
    前記ガスケットは、
    前記環状溝の溝側面に形成され、前記フランジ部の外径と略同じ内径を有して前記環状溝の底部に向けて平坦に延びる案内部と、
    前記底部から径方向外側に向かって凹設されて前記シール剤を収容する収容部と、
    を備え、
    前記収容部は、前記フランジ部の外側面下側から平面部を覆うように前記ガスケットの全周にわたって形成された円環状の凹溝であり、
    前記案内部は前記フランジ部の平面部から上端部を覆うとともに、該案内部の中心軸方向の厚みが、前記フランジ部の中心軸方向の厚みよりも大きいことを特徴とする電気化学セル。
  2. 請求項に記載の電気化学セルにおいて、
    前記ケースは、正極缶であり、
    前記キャップは、負極缶であること、
    を特徴とする電気化学セル。
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