JP5038801B2 - 覆工板取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、主に地下工事などで覆工桁の上に敷設された覆工板を覆工桁に固定するために用いられる覆工板の取付け構造に関するものである。
地下鉄工事などの際には、地表部は交通に支障をきたさないように覆工板によって覆われている(図9(b)参照)。覆工板は一般に、地表部に架け渡された覆工桁の上に敷設され、例えば、図9(a)に図示するような構造によって覆工桁に固定されている。
図示するように、覆工板20の下面板20aを固定ボルト21が上から下方に貫通し、下面板20aの下側に突出した固定ボルト21の軸部21aに挟持金具22と固定ナット27がそれぞれ取り付けられている。固定ナット27は軸部21aに螺合され、当該固定ナット27と軸部21aの先端部、さらに挟持金具22の三者は溶接接合されている。
また、下面板20aの上側に突出した固定ボルト21の軸部21bには、締付けナット23が螺合され、当該締付けナット23と下面板20との間にスプリング24が介在されている。
そして、締付けナット23を締め付けてスプリング24の復元力を増大させることにより、挟持金具22が覆工桁25のフランジ25aを覆工板20の下面板20aとともに下側から強く挟み込むことによって、覆工板20は覆工桁25の上に固定されている(特許文献1参照)。
また特に、下面板20aの下側面には、締付けナット23を締め付ける際に、挟持金具22が固定ボルト21を介して締付けナット23と共に供回りしないようにするための供回り防止板26が取り付けられ、これにより締付けナット23を締め付けても挟持金具22が締付けナット23および固定ボルト21と共に回転しないようになっている。
さらに、覆工板20の下面板20aの下側には、例えば図9(b)に図示するように、振れ止め防止部材27が取り付けられている。当該振れ止め防止部材27は覆工板20の横ずれを防止するストッパーとしての働きと、覆工板20を吊って覆工桁25,25間に架け渡す際のガイド部材としての働きをする部材であり、当該振れ止め部材27には通常アングル材が用いられ、覆工桁25の内側8〜10mm程度の位置に覆工桁25の軸方向に沿って溶接により取り付けられている。
特許第3366110号公報 実公昭40−16616号公報 実公昭42−1170号公報 実公昭46−8687号公報 特開平7−332321号公報
しかし、上記した覆工板取付け構造では、挟持金具22が固定ボルト21に一体的に溶接されているため、覆工桁25のフランジ25aが極端に厚い場合や薄い場合などに、固定ボルト21が挟持金具22と共に傾いてしまい、そのため締付けナット23の締付け作業が非常に困難になり、覆工板を覆工桁25の上に確実に固定できないことがあった。
また、覆工桁25のフランジ25aの板厚が厚くなるに伴って、締付けナット23を弛めて挟持金具22を下げる必要があるが、挟持金具22を下げすぎると、挟持金具22が供回り防止板26から外れてしまう。そのため、締付けナット23を締め付けた際、挟持金具22が締付けナット23および固定ボルト21と共に回転してしまうため、あまりフランジ25aの厚い覆工桁25には使用できないという課題もあった。
さらに、複数の覆工板を積み重ねて保管して置く際などに、下面板20の下側に突出した固定ボルト21の軸部に取り付けられた挟持金具22および固定ナットが障害になって、安定した状態での保管が困難になるだけでなく、固定ボルトや挟持金具を変形して再利用が困難になるおそれがあった。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に覆工桁のフランジの板厚の変化に自由に対応でき、しかも締付けナットを確実に締め付けることができて覆工板を覆工桁の上に強固に固定できるようにした覆工板取付け構造を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の覆工板の取付構造は、覆工桁の上に敷設された覆工板を前記覆工桁に固定するための覆工板取付け構造であって、前記覆工板の下面板を貫通して取り付けられた固定ボルトと、前記下面板の下側に突出した前記固定ボルトの軸部に取り付けられた挟持金具と、前記下面板の上側に突出した前記固定ボルトの軸部に螺合された締付けナットと、前記下面板と前記挟持金具間の前記固定ボルトの軸部に取り付けられたスプリングと、前記挟持金具と近接する位置に前記覆工板の振れ止めを兼ねて取り付けられた4個の回転止め金具をそれぞれ備え、前記挟持金具は前記固定ボルトと共に回転し、前記回転止め金具によって前記覆工桁のフランジ下に掛止した状態および当該掛止が解除された状態で回転が阻止されるように取り付けられ、前記回転止め金具はアングル材からL形に形成され、かつ2ケの回転止め金具についてはその一方のフランジの外側面覆工桁と平行な状態に取り付けることにより当該フランジの外側面が覆工板の振れ止め面となるようにし、残る2ケの回転止め金具についてはその一方のフランジの先端覆工桁と直角な状態に取り付けることにより当該フランジの先端が覆工板の振れ止め面となるようにし、前記締付けナットのみの正逆回転で、覆工板の締付け、解除ができるようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、挟持金具が固定ボルトと共に回転し、回転止め金具に当たって覆工桁のフランジ下に掛止した状態および当該掛止が解除された状態で回転が阻止されるように取り付けたことで、覆工板を覆工桁の上に固定する際、および覆工板を覆工桁の上から撤去する際に、挟持金具を所定の位置に確実にセットできるようにしたものである。
また、挟持金具の回転止め金具が覆工板の振れ止め防止材を兼用する構成としたことにより、部材数の低減による覆工板の製作コストの削減と構造の簡素化を可能にしたものである。
この場合の回転止め金具には、アングル材(山形鋼)や溝形鋼などの形鋼を適当な長さに切断したものを用い、また覆工板の下側に溶接する等の方法によって簡単に取り付けることができる。
請求項2記載の覆工板の取付け構造は、請求項1記載の覆工板の取付け構造において、挟持金具は、締付けナットの締付けによって下面板に当接した一端側部を支点に覆工桁のフランジ側に回転して当該覆工桁のフランジを挟み込むように取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明は、固定ボルトに螺合された締付けナットを締め付けるだけで、覆工桁のフランジを覆工板の下面板と挟持金具によって挟み込むように構成されていることで、覆工桁のフランジが厚い場合および薄い場合のいずれの場合でも、固定ボルトが下面板に対して常に垂直に立設した状態を維持し、これにより締付けナットを確実に締め付けることができて、覆工板を覆工桁の上に強固に固定できるようにしたものである。
請求項3記載の覆工板取付け構造は、請求項1または2記載の覆工板取付け構造において、挟持金具は固定ボルトの軸部に取付けナットによって取り付けられ、当該挟持金具と取付けナットとの当接部、および下面板に当接する挟持金具の一端側部と、覆工桁のフランジに当接する前記挟持金具の他端側部に凸曲面部がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、上記した各当接部が凸曲面で覆工板の下面板と覆工桁のフランジにそれぞれ当接していることで、各当接部における力の伝達が円滑となるため、覆工桁のフランジを無理なく確実に挟持することができる。また、挟持金具の動作が非常にスムーズとなり、作業性もよい。
これまで、この種の覆工板には、挟持金具の回転止めと覆工板の振れ止め防止の目的で二種類の部材が取り付けられていたが、本発明はこの目的の全く異なる二種類の部材を一つの部材が兼用する構成としたものである。
具体的には、振れ止め防止部材の2ケは、アングル材の外側面、もう2つはアングル材の先端を振れ止め防止面とし、覆工桁のフランジ外幅との寸法間隔8〜10mmとして設置するアングル材の幅面を使用するものは、挟持金具の幅に影響を受ける。一方、アングル材の先端を振れ止め面として使用するアングル材は、アングル材の長さに影響される。
JIS規格で規定されているアングル材の長さ100mmまでは、等辺のアングル材で17種類、不等辺アングル材が6種類の合計23種類を活用できる。覆工桁のフランジ幅+8〜10mmの位置に適する挟持金具の回転止め金具として設置するアングル材を選定することは困難ではない。
覆工板の端部からの固定ボルトの位置関係は、覆工桁のフランジ幅の1/2+35mm〜50mm程度が一般的である。
具体例を上げて説明すると、図5(b)において、フランジ幅300mmのH形鋼を覆工桁とし、覆工板のフランジ縁端部からの固定ボルトの位置を+H=45mmとする。挟持金具の幅をB=56mmとすると、アングル材の厚さはt=9mm、とすると覆工板の振れ止め幅は、s={45−(56/2+9)}=8mmとなる。
一方、図6(b)において,固定ボルトと覆工桁のフランジの幅H=45mm、45mm+挟持金具の幅Bの1/2の28mm、アングル材(L=75mm)の厚さt=9mm、とすると覆工桁のフランジ縁端部と振れ止めアングル材の幅sは、{45+28+9)−75}=7mmとなる。7mmでは狭すぎるため、挟持金具とアングル材(回転止め金具)との間を1mmはなす。結果として、逆回転角は90度+αとなる。プラスαが生じても特に問題はない。
挟持金物の回転止めと覆工板の振れ止め防止の目的の部材としてアングル材を用いた方法について記述したが、市販のアングル材に変えて、プレス加工してアングル形状に成形したものを用いてもよい。
請求項5記載の覆工板取付け構造は、請求項1〜4のいずれかに記載の覆工板取付け構造において、回転止め金具は、下面板の下側に突出した固定ボルトの軸部および当該軸部に取り付けられた挟持金具より下方まで延びていることを特徴とするものである。
本発明は、主として複数の覆工板を積み重ねて保管する際などに、回転止め止め金具を覆工板の脚部として機能させることで、固定ボルトや挟持金具の影響を受けることなく、覆工板の重ね管理を容易かつ安全に行なえるようにしたものである。
請求項6記載の覆工板取付け構造は、請求項1〜5のいずれかに記載の覆工板取付け構造において、挟持金具に固定ボルトの回転を阻止するための回転止め部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、固定ボルトを回転させた際に、挟持金具が固定ボルトと共に確実に回転して覆工桁のフランジ下に掛止した状態および当該掛止した状態が解除された状態に、挟持金具を所定の位置に確実にセットできるようにしたものである。
なお、固定ボルトの軸部を貫通させる目的で挟持金具に形成された貫通孔は、覆工桁のフランジの厚さの変化にも自由に対応できるように、挟持金具がボルト軸部に対して自由に傾くように挟持金具の長手方向に長い長孔とする必要があるが(図4(a),(b)参照)、回転止め部が挟持金具の幅方向側の端部に設けてあれば、回転止め部が貫通孔を形成する際の障害になることはないので、貫通孔を必要な大きさの長孔に形成することができる。
また、回転止め部は挟持金具の幅方向の一端側にのみ、あるいは両端側に設けてもよい。また、回転止め部は特に形状にはこだわらないが、挟持金具の補強も兼ねるため、特に締付けナットを締め付けた際に曲げ応力の大きくなる部分を厚くまたは高く形成するのが望ましい。さらに、当該挟持金具は例えば鍛造などによって一体的に形成することができる。
本発明は、挟持金具が固定ボルトと共に回転し、回転止め金具に当たって覆工桁のフランジ下に掛止した状態および当該掛止が解除された状態で回転が阻止されるように取り付けられていることで、覆工板を覆工桁の上に固定する際、および覆工板を覆工桁の上から撤去する際に、挟持金具を覆工桁のフランジ下に確実に掛止し、かつ当該掛止した状態を確実に解除することができる等の効果がある。
また、締付けナットの締め付けによって挟持金具が覆工板の下面板に当接した一端側部を支点に上方向に回転して覆工桁のフランジを覆工板の下面板とともに下側から強く挟み込むように取り付けられているため、覆工桁のフランジが厚い場合、薄い場合のいずれの場合でも、固定ボルトは下面板に対して常に垂直に立設した状態にあり、したがって、締付けボルトを確実に締め付けることができ、覆工板を受け部材の上に強固に固定することができる等の効果がある。
また、挟持金具は固定ボルトの軸部に取付けナットによって取り付けられ、当該挟持金具と取付けナットとの当接部、および下面板に当接する挟持金具の一端側部と、覆工桁のフランジ下に当接する前記挟持金具の他端側部に凸曲面部がそれぞれ設けられていることで、各当接部における力の伝達が円滑となるため、覆工桁のフランジを無理なく確実に挟持することができる。
また、固定ボルトが覆工板の下面板と常に垂直を保持するため、挟持金具の動作が非常にスムーズとなり、作業性もよい。
図1〜図6は、本発明に係る覆工板取付け構造の一例を示し、図において、H形鋼からなる覆工桁1の上に覆工板2が敷設され、当該覆工板2の下面板2aを貫通して固定ボルト3が鉛直に取り付けられている。
また、下面板2aの下側に突出した固定ボルト3の軸部3aにコイルスプリング4と挟持金具5がそれぞれ取り付けられている。コイルスプリング4は挟持金具5の上側に取り付けられ、当該コイルスプリング4の上端側の反力受けとなる補強プレート2bが下面板2aの下側に取り付けられている。さらに、固定ボルト3および挟持金具5に近接して回転止め金具6が取り付けられている。
挟持金具5は長方形板状に形成され、当該挟持金具5の軸部3aを挟んで覆工桁1の反対側の端部、すなわち挟持金具5の後端部に真上に略直角に突出した支点反力受け部5aが形成されている。
また、軸部3aを挟んで挟持金具5の幅方向の両端部には、後述する取付けナット7の回転を阻止する回転止め部5b,5bが突設され、当該回転止め部5b,5b間に固定ボルト3の軸部3aが貫通する貫通孔5cが形成されている。貫通孔5cは挟持金具5の長手方向に長い長孔に形成されている。
また、挟持金具5の覆工桁1側の端部、すなわち挟持金具5の先端部および支点反力受け部5aの上端部に断面略円弧状に突出した凸曲面部5dが形成され、貫通孔5cの下端側の両側部には真下に断面ほぼ円弧状に突出した凸曲面部5e,5eが形成されている。
凸曲面部5dは挟持金具5の幅方向に連続して形成され、凸曲面部5e,5eは挟持金具5の幅方向に一定幅に形成されている。図4は挟持金具5の全体を示し、支点反力受け部5a、回転止め部5b等を含めて鍛造などによって一体的に形成されている。
このように形成された挟持金具5の貫通孔5cを固定ボルト3の軸部3aが上から下方に貫通し、当該軸部3aの下端部は回転止め部5b,5b間に突出している。
そして、当該軸部3aの下端部に取付けナット7が螺合され、当該取付けナット7は軸部3aに溶接固定され、これにより挟持金具5は固定ボルト3の軸部3aに脱落しないように取り付けられている。
また、挟持金具5の回転止め部5b,5b間に取付けナット7が係止されていることで、固定ボルト3は単独での回転が阻止され、挟持金具5と共に回転するようになっている。
一方、下面板2aの上側に突出した固定ボルト3の軸部3bに締付けナット8が螺合され、当該締付けナット8と下面板2aとの間の軸部3bにガイドカラー9が取り付けられ、さらに、締付けナット8とボルト頭部3cとの間の軸部3dに間隔保持用ワッシャー10が取り付けられている。
コイルスプリング4は、挟持金具5と補強プレート2bとの間にあって、挟持金具5のほぼ重心位置を常時下方に押し付けて挟持金具5を水平な状態に保持するための部品である。
また、締付けナット8は締め付けることにより、挟持金具5を下面板2a側に強く引き寄せ、当該下面板2aとによって覆工桁1のフランジ1aを挟みこんで覆工板2を覆工桁1に固定するための部品である。そして、ガイドカラー9は締付けナット8が完全に締め付けられた際の締付けナット8の高さ位置を確保するための部品でもある。
なお、挟持金具5はコイルスプリング4の復元力によって常時下方に押し下げられた状態にあることで、締付けナット8は固定ボルト3の軸部を介して常時ガイドカラー9の上に接した状態で取り付けられている。
このような構成において、締付けナット8を締め付けると(時計回りに回す)、挟持金具5は固定ボルト3を介して下面板2a側に強く引き寄せられる。その際、コイルスプリング4は挟持金具5と補強プレート2b間で強く圧縮されて縮むため、挟持金具5と下面板2aとによって覆工桁1のフランジ1aを強く挟み込むことができる。
その際、締付けナット8を時計回りに締め付けると、挟持金具5は固定ボルト3を介して締付けナット8と共に回転しようとするが、図5(a)に図示するように、回転止め金具6に当たってそれ以上の回転が阻止され、 また、固定ボルト3の軸部3aの取付けナット7が挟持金具5の回転止め部5b,5b間に掛止されることで固定ボルト3の回転も阻止されるため、締付けナット8のみを締め付けることができる。
その結果、締付けナット8の締め付けのみで挟持金具5を下面板2a側に強く引き寄せることができ、これにより挟持金具5の支点反力受け部5aが補強プレート2bに当接し、さらに当該支点反力受け部5aを支点に挟持金具5が上方向に(図3(a)の矢印イ方向)回転して先端側が覆工板2の下面板2a側に引き寄せられることで、覆工桁1のフランジ1aを下面板2aと挟持金具5によって強く挟み込むことができる。
よって、締付けナット8を締め付けるだけで挟持金具5を覆工桁1に緊結することができ、これにより覆工板2の端部を覆工桁1の上に強固に固定することができる。この状態を表しているのが図3(a)である。
その際特に、挟持金具5の先端部、支点反力受け部5aの上端部および貫通孔5cの下端側の両側部に上述した凸曲面部5dと5eがそれぞれ形成され、それぞれ補強プレート2b、締付けナット7およびフランジ1aの表面に当接し、さらに挟持金具5に形成された貫通孔5cが挟持金具5の長手方向に長い長孔に形成されていることで、挟持金具5の傾斜動作が非常にスムーズとなるため、覆工桁1のフランジ1aの板厚が厚い場合、薄い場合のいずれの場合でも、覆工桁1のフランジ1aを強固に挟み込むことができる。また、作業性もよい。
一方、締付けナット8を緩めると(反時計回りに回すと)、コイルスプリング4の圧縮が徐々に開放され、同時に固定ボルト3はコイルスプリング4の復元力によって下面板2aの下方に押し下げられ、これに伴ない挟持金具5も水平状態を保持した状態で下方に押し下げられるため、締付けナット8の締付けによる挟持金具5の固定が開放される。
よって、固定ボルト3を反時計回りに90度以上回すことにより挟持金具5の先端側を覆工桁1の下フラジ1aの下側から外すことができ、覆工桁1から覆工板2を撤去することができる。
この場合、挟持金具5と補強プレート2bとの間に介在されたコイルスプリング4が挟持金具5のほぼ重心位置を下方に押し下げていることで、挟持金具5は大きく傾いたりすることなく、ほぼ水平を保持したままの状態で下方に押し下げられる。この状態を表しているのが図3(b)である。
また、固定ボルト3の頭部3cと締付けナット8との間に間隔保持用ワッシャー10が介在されていることにより、コイルスプリング4の復元力が完全に消滅してしまうことはないので、締付けナット8を完全に緩めても、固定ボルト3および挟持金具5ががたつくようなことはない。
締付けナット8を緩めると、挟持金具5は固定ボルト3を介して締付けナット8と共に回転するが、当該挟持金具5は固定ボルト3と共に反時計回りに略270°回転した時点で回転止め金具6に当たってそれ以上の回転が阻止されるため、締付けナット8のみを緩めることができる。
回転止め金具6は覆工板2のずれ止め部材、さらには複数の覆工板2を重ねて保管して置く際の脚部材を兼ねた金物であり、例えば図1(a)に図示するように、固定ボルト3および挟持金具5の位置に対し、覆工桁1の軸方向の一端側に取り付けられている。
また、回転止め金具6はL形鋼などのアングル材から固定ボルト3の軸部先端、挟持金具5および取付けナット7より下方まで延びる長さに形成され、一方のフランジ1aを覆工桁1の軸方向に略平行に沿わせ、上端部を下面板2aに溶接することにより取り付けられている。
そして、締付けナット8を時計回りに回して締め付けると、挟持金具5は固定ボルト3を介して締付けナット8と共に時計回りに回転するが、先端側が覆工桁1側に略直角に向き、覆工桁1のフランジ1aの下側に掛止した状態で先端側の側部が回転止め金具6のフランジ6aの先端に当たることによりそれ以上の回転が阻止されるため、締付けナット8のみを締め付けることができ、挟持金具5を固定することができる。
一方、締付けナット8を反時計回りに回して緩めると、挟持金具5は固定ボルト3を介して締付けナット8と共に反時計回りに回転するが、略270°回転して覆工桁1と略平行な状態になった位置で挟持金具5の先端側の側部が回転止め金具6のフランジ6aの内側に当たってそれ以上の回転が阻止されるため、締付けナット8のみを緩めることができる。そして、
挟持金具5は回転止め金具6のフランジ6aの内側に沿わせて収納しておくことができる。
図6(a),(b)は、回転止め金具6の取付け位置を変え、挟持金具5を時計回りおよび反時計回りにそれぞれ90度回転させることにより、当該挟持金具5の先端が覆工桁1のフランジ1aの下側に掛止した状態および当該掛止が解除された状態にセットできるようにしたものである。
次に、挟持金具5が回転止め金具6のフランジ6aの内側に沿って収納されている状態(図5(b)参照)から覆工桁1のほぼ軸直角方向に向いた状態にセットされて(図5(a)参照)、覆工板2を覆工桁1の上に固定する方法について簡単に説明する。
最初に、覆工板2の上面板2cに形成された操作孔2d内にインパクトレンチ(図省略)を挿入し、当該インパクトレンチを介して締付けナット8を反時計回りに回して緩める。すなわち、締付けナット8を固定ボルト3の頭部3c側に移動させる。
その際、挟持金具5は、先端側が回転止め金具6のフランジ6aの内側に当たって回転できない状態にあるので、締付けナット8のみを反時計回りに回して緩めることができる。
次に、インパクトレンチを介して固定ボルト3を時計回りに回す。そうすると、挟持金具5は固定ボルト3と共に時計回りに回転するが、ほぼ270度回転した位置で挟持金具5の先端側の側部が回転止め金具6のフランジ6aの先端部に当たって回転が阻止される。その結果、挟持金具5を覆工桁1のほぼ軸直角方向に向け、その先端側を覆工桁1のフランジ1aの下側に掛止させることができる(図5(a)参照)。
なお、この場合の挟持金具5の向きは、固定ボルト3のボルト頭部3cに挟持金具5の向きを示す目印(図省略)を設けておけば、操作孔2dの外側からでも容易に確認することができる。
次に、インパクトレンチを介して締付けナット8を時計回りに回して締め付ける。すなわち、締付けナット8を下面板2a側に下降させる。その際、当初挟持金具5は固定ボルト3を介して締付けナット8と共に回転しようとするが、回転止め金具6のフランジ6aの先端部に当たって回転できない状態にあるため、締付けナット8のみを時計回りに締め付けることができる。
締付けナット8を時計回りに締め付けると、コイルスプリング4は挟持金具5と補強プレート2b間で圧縮されて縮み、挟持金具5は固定ボルト3を介して下面板2a側に強く引き寄せられるため、挟持金具5の支点反力受け部5aが補強プレート2bに当接し、さらに当該支点反力受け部5aを支点に挟持金具5の先端側が覆工板2側に(図3(a)の矢印イ方向)回転して覆工板2の下面板2a側に引き寄せられることで、覆工桁1のフランジ1aを下面板2aとともに挟持金具5によって挟み込むことができる。よって、覆工板2を覆工桁1の上に固定することができる。
図7と図8は、本発明に係る覆工板取付け構造の他の例を示し、特に挟持金具の形状が先の例(図4)で説明した挟持金具と違っている。この場合の挟持金具5は、覆工桁1の軸直角方向に細長い長方形板状に形成され、当該挟持金具5の後端部に支点反力受け部5aが形成され、後端部からやや覆工桁1側寄りに回転止め部5fが垂設されている。さらに、回転止め部5fに近接する位置に貫通孔5cが形成されている。
また、挟持金具5の先端部と支点反力受け部5aの上端部、および貫通孔5cの下端側の両側部に凸曲面部5dと凸曲面部5eがそれぞれ形成されている。
そして、貫通孔5cを固定ボルト3の軸部3aが貫通し、軸部3aの下端部に抜止めナット7が螺合され、当該取付けナット7は軸部3aに溶接固定され、これにより挟持金具5は固定ボルト3の軸部3aに一体的に取り付けられている。
また、挟持金具5の回転止め部5fが取付けナット7に掛止した状態で固定ボルト3の回転が阻止されている。その他の構成および取付け方法は図4に図示した挟持金具と同じである。
本発明は、地下工事などで覆工桁の上に敷設された覆工板を覆工桁に容易にかつ強固に固定することができる。
本発明の覆工板取付け構造の一例を示し、(a)は覆工桁の上に覆工板が固定された状態を示す一部断面図、(b)はその一部平面図である。 覆工桁の上に覆工板が固定された状態を示し、(a)は図1(a)におけるハ部拡大断面図、(b)は図2(a)におけるニ−ニ腺断面図である。 固定ボルトおよび挟持金具の動作を示し、(a)は締付けナットを締め付けた状態を示す断面図、(b)は締付けナットを緩めてボルト頭部を押し込んだ状態の拡大断面図である。 挟持金具を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、(d)は断面図である。 挟持金具の270度回転動作を示し、(a)は挟持金具が覆工桁のフランジ下に掛止した状態にセットされた状態を示す底面図、(b)は挟持金具が回転止め金具に沿わせて収納された状態にセットされた状態を示す底面図である。 挟持金具の90度回転動作を示し、(a)は挟持金具が覆工桁のフランジ下に掛止した状態にセットされた状態を示す底面図、(b)は挟持金具が回転止め金具に沿わせて収納された状態にセットされた状態を示す底面図である。 本発明の覆工板取付け構造の他の例を示し、(a)は覆工桁の上に覆工板が固定された状態を示す一部断面図、(b)は覆工板の固定が解除された状態を示す一部断面図である。 挟持金具を示し、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は右側面図である。 (a),(b)は従来の覆工板取付け構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 覆工桁
2 覆工板
2a 下面板
2b 補強プレート
2c 上面板
2d 操作孔
3 固定ボルト
3a 軸部
3b 軸部
3c ボルト頭部
3d 軸部
4 コイルスプリング
5 挟持金具
5a 支点反力受け部
5b 回転止め部
5c 貫通孔
5d 凸曲面部
5e 凸曲面部
5f 供回り防止部
6 回転止め金具
6a フランジ
7 取付けナット
8 締付けナット
9 ガイドカラー
10 間隔保持用ワッシャー
H 覆工板と固定ボルトとの距離
B 挟持金具の幅
L アングル材のサイズ
t アングル材の厚さ
s アングル材と覆工桁とのクリアランス

Claims (5)

  1. 覆工桁の上に敷設された覆工板を前記覆工桁に固定するための覆工板取付け構造であって、前記覆工板の下面板を貫通して取り付けられた固定ボルトと、前記下面板の下側に突出した前記固定ボルトの軸部に取り付けられた挟持金具と、前記下面板の上側に突出した前記固定ボルトの軸部に螺合された締付けナットと、前記下面板と前記挟持金具間の前記固定ボルトの軸部に取り付けられたスプリングと、前記挟持金具と近接する位置に前記覆工板の振れ止めを兼ねて取り付けられた4個の回転止め金具をそれぞれ備え、前記挟持金具は前記固定ボルトと共に回転し、前記回転止め金具によって前記覆工桁のフランジ下に掛止した状態および当該掛止が解除された状態で回転が阻止されるように取り付けられ、前記回転止め金具はアングル材からL形に形成され、かつ2ケの回転止め金具についてはその一方のフランジの外側面覆工桁と平行な状態に取り付けることにより当該フランジの外側面が覆工板の振れ止め面となるようにし、残る2ケの回転止め金具についてはその一方のフランジの先端覆工桁と直角な状態に取り付けることにより当該フランジの先端が覆工板の振れ止め面となるようにし、前記締付けナットのみの正逆回転で、覆工板の締付け、解除ができるようにしたことを特徴とする覆工板の取付け構造。
  2. 挟持金具は、締付けナットの締付けによって下面板に当接した一端側部を支点に覆工桁のフランジ側に回転して当該覆工桁のフランジを挟み込むように取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の覆工板取付け構造。
  3. 挟持金具は固定ボルトの軸部に取付けナットによって取り付けられ、当該挟持金具と取付けナットとの当接部、および下面板に当接する挟持金具の一端側部と、覆工桁のフランジに当接する前記挟持金具の他端側部に凸曲面部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の覆工板取付け構造。
  4. 回転止め金具は、下面板の下側に突出した固定ボルトの軸部および当該軸部に取り付けられた挟持金具より下方まで延びていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の覆工板取付け構造。
  5. 挟持金具に固定ボルトの回転を阻止するための回転止め部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の覆工板取付け構造。
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