JP2017187160A - 標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具 - Google Patents

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剛史 増田
Takashi Masuda
剛史 増田
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Abstract

【課題】取付金具の補強リブへの取り付けが簡単で、かつこの補強リブへの取り付けと同時にワイヤーロープとの結合を容易に行えるようにする。【解決手段】この取付金具Fでは、一対の取付ブロックF1を、その係止部1を補強リブの正面開口を通して係合溝内に係合させることにより、補強リブに取り付け、各取付ブロックF1の各シャフトボルト挿通部30間にワイヤーロープ両端の連結部とともにカラー4を介してシャフトボルト5を通し、ナット6で締結して、ワイヤーロープを結合するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、一般道路上や高速道路上に設けられる標識板や看板の落下防止に使用する標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具に関する。
一般道路上や高速道路上に設けられる標識板や看板は、特許文献1、2に記載されているように、車両の衝突、地震、破壊疲労に対処するため、落下防止索としてワイヤーロープを用いて、落下を防止することが通例である。
一般に、標識板は、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに連結部材を介して固定されたT形バ−に固定されて取り付けられる。この場合、標識板の裏面にスポット溶接により平行に固定された複数本の補強リブが標識板のT形バーへの取り付けに用いられる。この補強リブはアルミニウム合金などにより正面に水平方向に延びる開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を備えるレール状に形成される。標識板の取り付けに際し、補強リブの係合溝内に端部からボルトの頭部を挿入するとともに、この係合溝の正面開口から突出されるボルトの軸をT形バ−の取付部に通し、軸端からナットを締め付けて、標識板をアームに固定する(特許文献3参照)。
そして、この種の標識板をワイヤーロープを使って落下を防止する場合も、この補強リブが利用されることになる。この場合、補強リブに2箇所孔を設け、この孔を使って補強リブに取付板をボルト、ナットにより固定し、取付板にシャックルを取り付ける。ワイヤーロープにおいては両端に環状(アイ形)の連結部を設ける。ワイヤーロープをアームに巻き掛けて、両端の連結部をシャックルに結合する。
これにより、標識板がアームから万が一外れた場合でも、標識板をアームにワイヤーロープにより吊り下げることができ、標識板の落下を防止することができる。
なお、この標識板の落下の防止に用いるシャックルは、一般に知られているものである(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−278256公報 特開2009− 91765公報 実開平4−99710公報 実用新案登録第3056414号公報
しかしながら、このような標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具として、一般に使用されるシャックルを用いる場合、標識板の補強リブに穴開け加工を行い、この補強リブに取付板をボルト、ナットにより固定して、この取付板にシャックルを取り付けるため、これが高所での作業となるために、作業効率が悪く、多くの作業時間を必要とする、という問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具において、取付金具の補強リブへの取り付けが簡単で、かつこの補強リブへの取り付けと同時にワイヤーロープとの結合を容易に行えるようにして、高所での作業性の向上を図り、作業時間を大幅に削減すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明(イ)は、
標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる係止部と、前記係止部に前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさの連結軸を介して連続し、前記係止部が前記係合溝内に嵌め込まれた状態で、前記補強リブの前記正面上下のフランジに当接され、前記補強リブの正面から突出される少なくとも前記係止部よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面間にシャフトボルト挿通部を貫通形成される突状部とを有する一対の取付ブロックと、
前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
を備え、
前記各取付ブロックを、前記係止部を前記補強リブの正面開口を通して前記係合溝内に係合させることにより、前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
ことを要旨とする。
また、この取付金具は、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)係止部は垂直方向断面が略平行四辺形に形成され、補強リブの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。
(2)突状部は全体が略円柱状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される。
(3)突状部のシャフトボルト挿通部は前記突状部の一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する。
上記目的を達成するために、本発明(ロ)は、
標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる係止部と、前記係止部に連続して前記補強リブの前記正面開口内に挿通配置され、前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさの挿通軸と、前記挿通軸に連続して、前記係止部が前記係合溝内に嵌め込まれた状態で、前記補強リブの前記正面上下のフランジに近接され、締め込み用のナットを螺合されるねじ軸と、前記ねじ軸に連続して前記補強リブの正面から突出される少なくとも前記係止部よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面間にシャフトボルト挿通部を貫通形成される突状部とを有する一対の取付ブロックと、
前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
を備え、
前記各取付ブロックを、前記係止部を前記補強リブの前記正面開口を通して前記係合溝内に係合させるとともに、前記ねじ軸上の前記ナットを前記補強リブの前記正面上下のフランジに向けて締め込むことにより、前記補強リブの前記正面上下のフランジを前記係止部と前記ナットとにより加圧挟持して前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
ことを要旨とする。
また、この取付金具は、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)係止部は垂直方向断面が縦長の略長方形に形成され、補強リブRの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。
(2)突状部は全体が略円柱状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される。
(3)突状部のシャフトボルト挿通部は前記突状部の一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する。
上記目的を達成するために、本発明(ハ)は、
標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる頭部、及び前記頭部に連続して、少なくとも前記頭部側の端部が前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさのねじ軸を有する一対のボルト、並びに前記各ボルトのねじ軸に螺合される一対のナットと、
一端に前記補強リブの前記正面上下のフランジに当接可能な平面を有し、両端間に前記ボルトのねじ軸を挿通可能な軸挿通部を有し、両側面間にシャフトボルト挿通部を有し、全体が少なくとも前記ボルトの頭部よりも大きい筒状のブロックからなる一対の取付ブロックと、
前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
を備え、
前記各ボルトを前記各取付ブロックに通して、前記各取付ブロックを、前記ボルトの頭部を前記補強リブの前記正面開口を通して前記係合溝内に係合させるとともに、前記取付ブロックの軸挿通部を貫通された前記ボルトのねじ軸に前記ナットを前記補強リブの前記正面上下のフランジに向けて締め込むことにより、前記補強リブの前記正面上下のフランジを前記係止部と前記取付ブロックとにより加圧挟持して前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
ことを要旨とする。
また、この取付金具は、各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(1)ボルトの頭部は垂直方向断面が縦に長い略長方形に形成され、補強リブの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。
(2)取付ブロックは全体が略角筒状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される。
(3)取付ブロックのシャフトボルト挿通部は前記取付ブロックの一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する。
(4)ボルトのねじ軸の外周面又は取付ブロックの軸挿通部の内周面の一方にキー、他方にキー溝を有する。
本発明(イ)の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具によれば、各取付ブロックの各部の構成により、各取付ブロックを、その係止部を補強リブの正面開口を通して係合溝内に係合させることにより、補強リブに取り付け、各取付ブロックの各突状部の各シャフトボルト挿通部間にワイヤーロープ両端の連結部とともにカラーを介してシャフトボルトを通し、ナットで締結して、ワイヤーロープを結合するようにしたので、取付金具の補強リブへの取り付けが簡単で、かつこの補強リブへの取り付けと同時にワイヤーロープとの結合を容易に行うことができ、これにより、高所での作業性の向上を図り、作業時間を大幅に削減することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
さらに、本発明(ロ)の取付金具では、補強リブの正面上下のフランジを係止部とナットにより加圧挟持するようにし、また、本発明(ハ)の取付金具では、補強リブの正面上下のフランジを係止部と取付ブロックとにより加圧挟持するようにしたので、上記の効果に加え、標識板や看板が地震その他の外部からの衝撃で傾いた場合でも、この取付金具の横滑りやこの横滑りによる補強リブからの脱落を確実に防止することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態における標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具の構成を示す図(正面図) 同取付金具の各部の構成を示す図(分解正面図) 同取付金具の特に取付ブロックの構成を示す図((a)は正面図(b)は側面図(c)は平面図(d)は背面図) 同取付金具を、柱上部のア−ムに取り付けられた標識板の裏面の補強リブに取り付け、この取付金具に柱上部のアームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状(アイ形)の連結部を結合する作業手順を示す図 同取付金具により、柱上部のア−ムに取り付けられた標識板の裏面の補強リブに、柱上部のアームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状(アイ形)の連結部を結合し、標識板の落下を防止する状態を示す図 本発明の第2の実施の形態における標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具の構成を示す図(正面図) 同取付金具の特に取付ブロックの構成を示す図((a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図(d)は底面図) 同取付金具に用いられるナット、緩み止め平座金、平座金を示す図((a)はナットの側面図(b−1)は緩み止め平座金の正面図(b−2)は緩み止め平座金の側面図(c)は平座金の側面図) 同取付金具の使用例を示す図((a)は同取付金具により、柱上部のア−ムに取り付けられた標識板の裏面の補強リブに、柱上部のアームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状(アイ形)の連結部を結合し、標識板の落下を防止する状態を示す平面図(b)は(a)のA部拡大図(c)は同取付金具が標識板の裏面の補強リブに取り付けられ、同取付金具とワイヤーロープの両端の連結部が結合された状態を示す斜視図) 本発明の第3の実施の形態における標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具の構成を示す図(正面図) 同取付金具の特に特殊ボルトの構成を示す図((a)は正面図(b)は側面図(c)は底面図) 同取付金具の特に取付ブロックの構成を示す図((a)は正面図(b)は側面図(c)は背面図(d)は底面図)
次に、この発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1に第1の実施の形態による標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具(以下、単に取付金具という。)を示し、図2、図3にこの取付金具の各部の構成を示している。また、図4、図5にこの取付金具Fの使用例を示している。
この取付金具Fは、図5の使用例に示すように、標識板・看板Pの裏面に、正面に水平方向に延びる開口r0及び上下のフランジr1、r2を有する蟻溝状の係合溝r3を具備するレール状に形成された補強リブRを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムAに取り付けられる標識板・看板PをアームAからの落下を防止するために、アームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状の連結部W0を補強リブRに結合するためのもので、図1、図3に示すように、全体が剛性を有する金属材、この場合、一般構造用圧延鋼材からなる丸棒材により一体形成され、係止部1と、係止部1に連結軸2を介して連続し、シャフトボルト挿通部30を有する突状部3とからなる一対の取付ブロックF1と、剛性を有する金属材、この場合、一般構造用圧延鋼材からなるカラー4、シャフトボルト5及び回り止め付きのナット6とを備えて構成される。なお、これら各部材は亜鉛めっきが施される。
各取付ブロックF1の係止部1は、図3に示すように、高さ(図3(d)参照)が補強リブRの係合溝r3内の高さ(図4(1)参照)と略同じ又は少し小さく、幅(図3(d)参照)が補強リブRの正面開口r0の幅(図4(1)参照)よりも少し小さく、補強リブRの係合溝r3内に嵌合可能なブロックからなる。
この場合、係止部1は垂直方向断面が略平行四辺形に形成され、補強リブRの係合溝r3内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。つまり、この係止部1は横向きの姿勢で補強リブRの正面開口r0を通過可能に、かつ縦向きの姿勢で上下の各面、前後の各面がそれぞれ、補強リブRの係合溝r3内の上下の各面、前後の各面に接して係合溝r3内に嵌合可能に垂直断面が細長い略平行四辺形に、かつ補強リブRの係合溝r3内で一方向、この場合、右方向に回動可能に相互に対向する一方の角部、この場合、左右の鋭角の各角部が切り落とされて、全体が斜めの立体形状として形成される。このような形状としたことにより、特に、係止部1の連結軸2側の面とこれに対向する補強リブRの係合溝r3内の上下のフランジr1、r2の内面との接触面積が大きくなり、補強リブRの係合溝r3内に挿入され係合された係止部1に引張り方向の力が作用したときに、係止部1と上下のフランジr1、r2との安定した係合状態が維持される。
各取付ブロックF1の連結軸2は、図3に示すように、係止部1に補強リブRの正面開口r0内で回動可能な大きさに形成される。
この場合、連結軸2は直径が補強リブRの正面開口r0の幅よりも僅かに小さく、軸方向の長さが補強リブRの上下のフランジr1、r2の厚さと略同じか僅かに大きい略円柱状に形成され、補強リブRの正面開口r0内で回動可能になっている。
各取付ブロックF1の突状部3は、図3に示すように、係止部1が係合溝r3内に嵌め込まれた状態で、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に当接され、補強リブRの正面から突出される少なくとも係止部1よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面31、32間にシャフトボルト挿通部30が貫通形成される。
この突状部3は全体が略円柱状で、幅方向両側面31、32が平面状に形成されて当該幅方向両側面31、32間にシャフトボルト挿通部30が貫通形成される。この場合、突状部3は、直径が補強リブRの高さよりも少し大きく、長さがワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮した所定の寸法の略円柱状に形成される。また、この突状部3は幅方向両側面31、32が平面状に形成されて、幅方向両側面31、32間の長さが補強リブRの高さと略同じ寸法にしてある。このようにして突状部3は全体が係止部1よりも大きくなっている。そして、この突状部3の平坦な両側面31、32間にシャフトボルト挿通部30が2つ貫通形成される。これらのシャフトボルト挿通部30はそれぞれ、突状部3の連結軸2側の端面からワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して所定の距離だけ離間された所定の位置に設けられる。
また、この場合、突状部3のシャフトボルト挿通部30は突状部3の一方の側面側がカラー4を嵌挿可能に拡径されてシャフトボルト挿通部30の一方の側面側に溝300を有する。
シャフトボルト5は、図2に示すように、各取付ブロックF1の各突状部3の各シャフトボルト挿通部30間に挿通されるもので、各取付ブロックF1間のピッチに応じた長さのものが採用される。
カラー4は、図2に示すように、各取付ブロックF1の各突状部3の各シャフトボルト挿通部30の溝300に嵌挿されて各突状部3間に介装されるもので、各取付ブロックF1間のピッチに応じた長さのものが採用される。
なお、各取付ブロックF1間のピッチはワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して決定される。
回り止め付きのナット6は、図2に示すように、シャフトボルト5のねじ部に締結されるもので、回り止め効果の高いものが求められ、例えば、ナット本体に筒状のスカート部を備えたナット(特許第4975879号公報参照)などが望ましい。
この取付金具Fはこのようにして構成され、各取付ブロックF1毎に、係止部1を補強リブRの正面開口r0を通して係合溝r3内に係合させることにより、補強リブRに取り付け、各取付ブロックF1の各突状部3の各シャフトボルト挿通部30間にワイヤーロープW両端の連結部W0とともにカラー4を介してシャフトボルト5を通し、ナット6で締結して、ワイヤーロープWを結合するようになっている。
図4に、この取付金具Fを、柱上部のア−ムAに取り付けられた標識板Pの裏面の補強リブRに取り付け、この取付金具Fに柱上部のアームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状(アイ形)の連結部W0を結合する作業手順を示し、図5に、この取付金具Fにより、柱上部のア−ムAに取り付けられた標識板Pの裏面の補強リブRに、柱上部のアームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状(アイ形)の連結部W0を結合し、標識板Pの落下を防止する状態を示している。
まず、図4(1)に示すように、取付ブロックF1の一方を、補強リブRの所定の位置に取り付ける。このとき、取付ブロックF1の突状部3を持ち、取付ブロックF1の係止部1の幅方向と補強リブRの正面開口r0の幅方向とを合わせて、係止部1を補強リブRの正面開口r0から係合溝r3内に挿入する。この場合、取付ブロックF1の突状部3をこの突状部3の溝300を有する一方の側面31を斜め下向きにして持ち、係止部1を横向きの状態にして、補強リブRの正面開口r0から係合溝r3内に挿入する。
続いて、図4(2)に示すように、取付ブロックF1の突状部3を一方向、この場合、突状部3は右方向に回動可能なので、右方向に所要の角度(この場合、およそ38°)回動し、補強リブRの係合溝r3内で係止部1を同方向に同角度回動して、係止部1の高さ方向と補強リブRの係合溝r3内の高さ方向とを合わせ、つまり、係止部1を縦向きにして補強リブRの係合溝r3内に嵌合させる。これにより、取付ブロックF1は反対方向、この場合、左方向に回動させない限り、補強リブRから抜け外れることがない。また、この突状部3の右側の回動により、この突状部3の溝300を有する一方の側面31が左側に向けられる。
続いて、図4(3)に示すように、取付ブロックF1の他方を、補強リブRの所定の位置、この場合、一方の取付ブロックF1の左側の所定の位置に取り付ける。このとき、取付ブロックF1の突状部3を持ち、取付ブロックF1の係止部1の幅方向と補強リブRの正面開口r0の幅方向とを合わせて、係止部1を補強リブRの正面開口r0から係合溝r3内に挿入する。この場合、取付ブロックF1の突状部3をこの突状部3の溝300を有する一方の側面31を斜め上向きにして持ち、係止部1を横向きの状態にして、補強リブRの正面開口r0から係合溝r3内に挿入する。
続いて、図4(4)に示すように、取付ブロックF1の突状部3を一方向、この場合、突状部3は右方向に回動可能なので、右方向に所要の角度(この場合、およそ38°)回動し、補強リブRの係合溝r3内で係止部1を同方向に同角度回動して、係止部1の高さ方向と補強リブRの係合溝r3内の高さ方向とを合わせ、つまり、係止部1を縦向きにして補強リブRの係合溝r3内に嵌合させる。これにより、取付ブロックF1は反対方向、この場合、左方向に回動させない限り、補強リブRから抜け外れることがない。また、この突状部3の右側の回動により、この突状部3の溝300を有する一方の側面31は右側に向けられる。これにより、各取付ブロックF1の各溝300は相互に対向される。
次いで、図4(5)に示すように、他方の取付ブロックF1の溝300にカラー4を差し込む。
この場合、各取付ブロックF1に2つのシャフトボルト挿通部30(図4では1つのシャフトボルト挿通部30のみ図示)があり、2つの溝300があるので、ワイヤーロープWの両端の連結部W0の大きさに応じていずれかのシャフトボルト挿通部30の溝300を選択する。そして、左側の取付ブロックF1の突状部3の右側面31の選択した溝300にカラー4を差し込む。このとき、右側の取付ブロックF1を左側の取付ブロックF1からカラー4の長さよりも少し大きく引き離しておく。
次いで、図4(6)に示すように、他方の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30にシャフトボルト5を挿入し、カラー4内に通す。
この場合、左側の取付ブロックF1の突状部3の選択したシャフトボルト挿通部30に左側面32から右側面31に向けて挿入し、右側面の溝300に嵌挿されたカラー4内に通す。なお、このとき、シャフトボルト5はカラー4の端部(右端部)から突出させないでおく。
次いで、図4(7)に示すように、他方の取付ブロックF1の溝300に嵌挿され、シャフトボルト5を通されたカラー4の上にワイヤーロープWの両端のアイ形の連結部W0を掛ける。
この場合、左側の取付ブロックF1の突状部3の右側面31の溝300に嵌挿され、シャフトボルト5を通されたカラー4に、このカラー4をワイヤーロープWの両端のアイ形の連結部W0に通すことにより、ワイヤーロープWの両端の連結部W0を掛ける。
次いで、図4(8)に示すように、他方の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿入され、カラー4内に通されたシャフトボルト5をカラー4から押し出し、図4(9)に示すように、一方の取付ブロックF1を他方の取付ブロックF1側にスライドさせて寄せ、カラー4を一方の取付ブロックF1の溝300に差し込みながら、シャフトボルト5を一方の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿通する。
この場合、左側の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿入され、カラー4内に通されたシャフトボルト5をカラー4から少し押し出し、右側の取付ブロックF1を左側の取付ブロックF1側にスライドさせて寄せ、カラー4を右側の取付ブロックF1の溝300に差し込みながら、シャフトボルト5をカラー4から押し出して右側の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿通する。
そして、図4(10)に示すように、一方の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿通されたシャフトボルト5のねじ部に回り止め付きのナット6を締結する。
この場合、右側の取付ブロックF1のシャフトボルト挿通部30に挿通されたシャフトボルト5のねじ部に回り止め付きのナット6を締結する。これにより、補強リブRの係合溝r3内に係止部1が嵌合されて補強リブRに取り付けられた各取付ブロックF1は全体が回動方向の動きを規制されて、補強リブRから脱落することなく、補強リブRに完全に固定され、同時にワイヤーロープWの両端の連結部W0が各取付ブロックF1間のシャフトボルト5上のカラー4に掛けられて、取付金具Fに結合される。
このようにして、図5に示すように、アームAに巻き掛けられたワイヤーロープWが取付金具Fにより標識板P裏面の補強リブRに取り付けられ、標識板PがアームAから万が一外れた場合でも、標識板PをアームAにワイヤロープWにより吊り下げることができ、標識板Pの落下を防止することができる。
以上説明したように、この取付金具Fでは、各取付ブロックF1の各部の既述の構成により、各取付ブロックF1を、その係止部1を補強リブRの正面開口r0を通して係合溝r3内に係合させることにより、補強リブRに取り付け、各取付ブロックF1の各シャフトボルト挿通部30間にワイヤーロープW両端の連結部W0とともにカラー4を介してシャフトボルト5を通し、ナット6で締結して、ワイヤーロープWを結合するようにしたので、取付金具Fの補強リブRへの取り付けが簡単で、かつこの補強リブRへの取り付けと同時にワイヤーロープWとの結合を容易に行うことができる。
したがって、この取付金具Fによれば、高所での作業を簡易にして、また、従来のような高所での穴開け作業がなく、高所での作業工程を減らして、作業性の向上を図り、作業時間を大幅に短縮することができる。
また、この取付金具Fではさらに次のような利点を有する。
(1)各取付ブロックF1は、係止部1の幅方向と補強リブRの正面開口r0の幅方向とを合わせて係止部1が補強リブRの係合溝r3内に挿入され、突状部3の回動により、係止部1の高さ方向と補強リブRの係合溝r3内の高さ方向とを合わせて係止部1が係合溝r3内に係合されることにより、補強リブRに取り付けられ、各取付ブロックF1の各シャフトボルト挿通部30間にカラー4を介してシャフトボルト5が通され、ナット6に締結されることで、補強リブRの係合溝r3内に係合された各取付ブロックF1の回動方向の動きが完全に規制されるので、この補強金具Fの補強リブRからの脱落を確実に防止することができる。
(2)各取付ブロックF1の突状部3に複数(この場合、2つ)のシャフトボルト挿通部30及び溝300が設けられているので、ワイヤーロープW両端の連結部W0とのアジャストが可能である。
(3)各取付ブロックF1間がシャフトボルト5とカラー4とにより連結されるので、このシャフトボルト5とカラー4との2重構造により、強度を向上させることができる。また、各取付ブロックF1間にカラー4が介装されることで、このカラー4に予めワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮した所定の長さを設定することにより、各取付ブロックF1間にワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさに応じた所定のピッチを確保することができる。
(4)各取付ブロックF1の突状部3の幅方向両側面31、32を平面状にしたので、シャフトボルト挿通部30、溝300などの加工がしやすい。また、シャフトボルト5をシャフトボルト挿通部30に入れやすく、カラー4を溝300に入れやすい。
(5)各取付ブロックF1間をシャフトボルト5により連結するので、3つ、4つの取付ブロックF1でも1本のシャフトボルト5で連結することができ、これにより強度アップを図ることができる。
また、少し長めのシャフトボルト5とカラー4を使うことで、これを取っ手などに利用することもできる。
なお、この実施の形態では、取付ブロックF1の係止部1は垂直方向断面が略平行四辺形に形成され、補強リブRの係合溝r3内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部が切り落とされたものとしたが、この係止部は垂直方向断面が縦長の略長方形に形成され、補強リブRの係合溝r3内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部にアールが付けられたものであってもよい。このようにしても、係止部の連結軸側の面とこれに対向する補強リブの係合溝内の上下のフランジの内面との接触面積が若干小さくなるものの、概ね上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、各取付ブロックF1の突状部3に複数(この場合、2つ)のシャフトボルト挿通部30及び溝300が設けられているが、それぞれ、1つであってもよい。この場合、ワイヤーロープWの連結部W0のアジャスト性の点で若干劣後するが、このようにしても概ね上記と同様の作用効果を得ることができる。
図6に第2の実施の形態による標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具(以下、単に取付金具という。)を示し、図7にこの取付金具の取付ブロック、図8に取付ブロックに用いるナット、緩み止め平座金、平座金を示している。また、図9にこの取付金具の使用例を示している。
この取付金具F2は、第1の実施の形態と同様に、図9に示すように、標識板・看板Pの裏面に、正面に水平方向に延びる開口r0及び上下のフランジr1、r2を有する蟻溝状の係合溝r3を具備するレール状に形成された補強リブRを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムAに取り付けられる標識板・看板PをアームAからの落下を防止するために、アームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状の連結部W0を補強リブRに結合するためのもので、図6、図7に示すように、全体が剛性を有する金属材、この場合、一般構造用圧延鋼材により一体形成される、係止部21、係止部21に連続する挿通軸22、挿通軸22に連続し、ナットN2(図8参照)を装着されるねじ軸23S、ねじ軸23Sに連続し、シャフトボルト挿通部230を有する突状部23とからなる一対の取付ブロックF21と、剛性を有する金属材、この場合、一般構造用圧延鋼材からなるカラー24、シャフトボルト25及び回り止め付きのナット26とを備えて構成される。なお、これら各部材は、電食防止のため、亜鉛めっき、塗装などの表面コーティングが施される。また、図9中、Tは電食防止用の絶縁テープである。
各取付ブロックF21の係止部21は、図7に示すように、高さ(図7(b)参照)が補強リブRの係合溝r3内の高さ(図9(c)参照)と略同じ又は少し小さく、幅(図3(a)参照)が補強リブRの正面開口r0の幅(図9(c)参照)よりも少し小さく、補強リブRの係合溝r3内に嵌合可能なブロックからなる。
この場合、係止部21は垂直方向断面が縦長の略長方形に形成され、補強リブRの係合溝r3内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。つまり、この係止部21は横向きの姿勢で補強リブRの正面開口r0を通過可能に、かつ縦向きの姿勢で上下の各面、前後の各面がそれぞれ、補強リブRの係合溝r3内の上下の各面、前後の各面に接して係合溝r3内に嵌合可能に垂直断面が縦に細長い略長方形に、かつ補強リブRの係合溝r3内で一方向、この場合、右方向に回動可能に相互に対向する一方の角部、この場合、左右の相互に対向する一方の各角部が切り落とされて、全体が縦に長い略長方形の立体形状として形成される。このような形状としたことにより、特に、係止部21の挿通軸22側の面とこれに対向する補強リブRの係合溝r3内の上下のフランジr1、r2の内面との接触面積が大きくなり、補強リブRの係合溝r3内に挿入され係合された係止部21に引張り方向の力が作用したときに、係止部21と上下のフランジr1、r2との安定した係合状態が維持される。
なお、この係止部21は第1の実施の形態と同様の形状にしてもかまわない。
各取付ブロックF21の挿通軸22は、図7に示すように、係止部21に連続し、補強リブRの正面開口内に挿通配置され、正面開口r0内で回動可能な大きさに形成される。
この場合、挿通軸22は直径が補強リブRの正面開口r0の幅よりも僅かに小さく、軸方向の長さが補強リブRの上下のフランジr1、r2の厚さと略同じか僅かに大きい略円柱状に形成され、補強リブRの正面開口r0内で回動可能になっている。
各取付ブロックF21のねじ軸23Sは、図7に示すように、挿通軸22に連続して、係止部21が係合溝r3内に嵌め込まれた状態で、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に近接して形成され、締め込み用のナットN2(図8(a)参照)を螺合される。
この場合、ねじ軸23Sは直径が挿通軸22の直径よりも大きい略円柱状に形成され、外周面の略全体にねじs2が切られる。このねじ軸23Sには、図8に示すナットN2、緩み止め平座金(外周縁部の一部に3つの突起部を有する平座金)w22、平座金w21が順次嵌め込まれる。
各取付ブロックF21の突状部23は、図7に示すように、ねじ軸23Sに連続して、係止部21が係合溝r3内に嵌め込まれた状態で、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2から略ねじ軸23Sの長さだけ離間された補強リブRの正面に近接する位置から突出される少なくとも係止部21よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面231、232間にシャフトボルト挿通部230を貫通形成される。
この突状部23は全体が略円柱状で、幅方向両側面231、232が平面状に形成されて、当該幅方向両側面231、232間にシャフトボルト挿通部230が貫通形成される。この場合、突状部23は、直径が補強リブRの高さよりも少し大きく、長さがワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮した所定の寸法の略円柱状に形成される。このようにして突状部23は全体が係止部21よりも大きくなっている。そして、この突状部23の平坦な両側面231、232間にシャフトボルト挿通部230が2つ貫通形成される。これらのシャフトボルト挿通部230はそれぞれ、突状部23の挿通軸22側の端面からワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して所定の距離だけ離間された所定の位置に設けられる。
また、この場合、突状部23のシャフトボルト挿通部230は突状部23の一方の側面側がカラー24(図6参照)を嵌挿可能に拡径されてシャフトボルト挿通部230の一方の側面側に溝234を有する。
シャフトボルト25は、図6に示すように、各取付ブロックF21の各突状部23の各シャフトボルト挿通部230間に挿通されるもので、各取付ブロックF21間のピッチに応じた長さのものが採用される。
カラー24は、図6に示すように、各取付ブロックF21の各突状部23の各シャフトボルト挿通部230の溝234に嵌挿されて各突状部23間に介装されるもので、各取付ブロックF21間のピッチに応じた長さのものが採用される。
なお、各取付ブロックF21間のピッチはワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して決定される。
回り止め付きのナット26は、図6に示すように、シャフトボルト25のねじ部に締結されるもので、回り止め効果の高いものが求められ、例えば、ナット本体に筒状のスカート部を備えたナット(特許第4975879号公報参照)などが望ましい。
この取付金具F2はこのようにして構成され、図9に示すように、各取付ブロックF21毎に、係止部21を補強リブRの正面開口r0を通して係合溝r3内に係合させるとともに、ねじ軸23S上のナットN2を平座金w21、緩み止め平座金w22を介して補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて締め込むことにより、ナットN2を平座金w21、緩み止め平座金w22を介して補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて推し進め、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2を係止部21と平座金w21、緩み止め平座金w22、ナットN2により加圧挟持して、補強リブRに取り付け、各取付ブロックF21の各突状部23の各シャフトボルト挿通部230間にワイヤーロープW両端の連結部W0とともにカラー24を介してシャフトボルト25を通し、ナット26で締結して、ワイヤーロープWを結合する。
なお、この取付金具F2を、柱上部のア−ムAに取り付けられた標識板Pの裏面の補強リブRに取り付け、この取付金具F2に柱上部のアームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状(アイ形)の連結部W0を結合する作業手順は、ねじ軸23S上のナットN2を補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて締め込むことを除けば、第1の実施の形態と概ね同じである(図5参照)。
このようにしてアームAに巻き掛けられたワイヤーロープWが取付金具F2により標識板P裏面の補強リブRに取り付けられ、標識板PがアームAから万が一外れた場合でも、標識板PをアームAにワイヤロープWにより吊り下げることができ、標識板Pの落下を防止することができる。
このようにしても、第1の実施の形態と同様の作用効果及び利点を奏することができる(段落0026、段落0027参照)。なお書きについても同様である(段落0028参照)。
そして、この取付金具F2では、特に、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2を係止部21とナットN2により加圧挟持するようにしたので、上記の効果に加え、標識板や看板が地震その他の外部からの衝撃で傾いた場合でも、この取付金具F2の横滑りやこの横滑りによる補強リブRからの脱落を確実に防止することができる。
図10に第3の実施の形態による標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具(以下、単に取付金具という。)を示し、図11にこの取付金具の特殊ボルトの構成を示し、図12にこの取付金具の取付ブロックの構成を示している。
この取付金具F3は、第1、第2の実施の形態と同様に、図5、図9に示すように、標識板・看板Pの裏面に、正面に水平方向に延びる開口r0及び上下のフランジr1、r2を有する蟻溝状の係合溝r3を具備するレール状に形成された補強リブRを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムAに取り付けられる標識板・看板PをアームAからの落下を防止するために、アームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状の連結部W0を補強リブRに結合するためのもので、図10に示すように、全体が剛性を有する金属材、この場合、ステンレス鋳鋼品からなり、頭部31、頭部31に連続するねじ軸32を有する一対の特殊ボルトB3及び各ボルトB3のねじ軸32に螺合される一対のナットN3と、各ボルトB3を挿通可能な筒状のブロックからなる一対の取付ブロックF31と、剛性を有する金属材、この場合、一般構造用圧延鋼材からなるカラー34、シャフトボルト35及び回り止め付きのナット36とを備えて構成される。なお、これら各部材は、電食防止のため、亜鉛めっき、塗装などの表面コーティングが施される。
各特殊ボルトB3の頭部31は、図11に示すように、高さ(この場合、頭部31のねじ軸32に対して直角方向の最大寸法、図11(a)参照)が補強リブRの係合溝r3内の高さと略同じ又は少し小さく、幅(この場合、頭部31のねじ軸32に対して直角方向の最小寸法、図11(a)参照)が補強リブRの正面開口r0の幅よりも少し小さく、補強リブRの係合溝r3内に嵌合可能なブロックからなり、ねじ軸32は頭部31に連続して、少なくとも頭部31側の端部が補強リブRの正面開口r0内で回動可能な大きさになっている。
この場合、特殊ボルトB3の頭部31は垂直方向断面(この場合、ねじ軸32の軸方向に対して直角方向の断面)が縦に長い略長方形に形成され、補強リブRの係合溝r3内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる。つまり、この頭部31は(特殊ボルトB3全体を水平の状態にして)横向きの姿勢で補強リブRの正面開口r0を通過可能に、かつ(特殊ボルトB3全体を水平の状態にして)縦向きの姿勢で上下の各面、前後の各面がそれぞれ、補強リブRの係合溝r3内の上下の各面、前後の各面に接して係合溝r3内に嵌合可能に垂直断面が縦に細長い略長方形に、かつ補強リブRの係合溝r3内で一方向、この場合、右方向に回動可能に相互に対向する一方の角部、この場合、左右の相互に対向する一方の各角部が切り落とされて、全体が縦に長い略長方形の立体形状として形成される。このような形状としたことにより、特に、頭部31のねじ軸32側の面とこれに対向する補強リブRの係合溝r3内の上下のフランジr1、r2の内面との接触面積が大きくなり、補強リブRの係合溝r3内に挿入され係合された頭部31に引張り方向の力が作用したときに、頭部31と上下のフランジr1、r2との安定した係合状態が維持される。
なお、この頭部31は第1の実施の形態と同様の形状にしてもかまわない。
各特殊ボルトB3のねじ軸32は全体が同径の軸からなり、補強リブRの正面開口r0内に挿通され、正面開口r0内で回動可能な径と、後述する取付ブロックF31の軸方向の長さよりも長い所定の長さを有し、頭部31とは反対側の端部側所定の範囲にねじs3が切られる。また、このねじ軸32には外周面にキー又はキー溝が形成される。この場合、ねじ軸32の外周面のねじs3が切られていない中間部頭部31側の下部にキーk31としていもねじが取り付けられる。
各ナットN3は六角ナットが使用される(図10参照)。
各取付ブロックF31は、図12に示すように、一端に補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に当接可能な平面を有し、両端間に特殊ボルトB3のねじ軸32を挿通可能な軸挿通部30を有し、両側面間にシャフトボルト挿通部330を有し、全体が少なくとも特殊ボルトB3の頭部31よりも大きい筒状のブロックからなる。
この場合、取付ブロックF31は全体が略角筒状で、縦方向の長さが補強リブRの高さよりも大きく、横方向の長さがワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮した所定の寸法の断面略長方形(縦に長い長方形)状に形成されて、全体が特殊ボルトB3の頭部31よりも大きくなっていて、軸方向両端面、幅方向両側面、さらに高さ方向両側面をそれぞれ平面状に形成されて、両端面間に軸挿通部30が貫通形成され、幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部330が貫通形成される。この場合、軸挿通部30はこの取付ブロックF3の平坦な両端面の中央部間に貫通形成される。また、この軸挿通部30には内周面にキー溝又はキーが併せて形成される。この場合、軸挿通部30の内周面下部に特殊ボルトB3のねじ軸32に設けられたキーk31に係合可能にキー溝k30が形成される。なお、特殊ボルトB3のねじ軸31の外周面にキー31として凸状部が形成された場合は、軸挿通部30の内周面にキー溝k30として凹状部が形成される。シャフトボルト挿通部330はこの取付ブロックF31の平坦な両側面の上部中央部間及び下部中央部間に2つ貫通形成され、これらのシャフトボルト挿通部330はそれぞれ、取付ブロックF31の上下中央部間にそれぞれワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して所定の距離だけ離間された所定の位置に設けられる。また、これらのシャフトボルト挿通部330はそれぞれ、取付ブロックF31の一方の側面側がカラー34を嵌挿可能に拡径されてシャフトボルト挿通部330の一方の側面側に溝334を有する。
なお、軸挿通部30は取付ブロックF31の両端面の上部又は下部に形成され、シャフトボルト挿通部330は取付ブロックF31の両側面の下部又は上部に1つ又は複数並列に形成されるものとしてもよい。
シャフトボルト35は、図10に示すように、各取付ブロックF31の各シャフトボルト挿通部330間に挿通されるもので、各取付ブロックF31間のピッチに応じた長さのものが採用される。
カラー34は、図10に示すように、各取付ブロックF31の各シャフトボルト挿通部330の溝334に嵌挿されて各取付ブロックF3間に介装されるもので、各取付ブロックF31間のピッチに応じた長さのものが採用される。
なお、各取付ブロックF31間のピッチはワイヤーロープW両端の連結部W0の大きさを考慮して決定される。
回り止め付きのナット36は、図10に示すように、シャフトボルト35のねじ部に締結されるもので、回り止め効果の高いものが求められ、例えば、ナット本体に筒状のスカート部を備えたナット(特許第4975879号公報参照)などが望ましい。
この取付金具F3はこのようにして構成され、各特殊ボルトB3を各取付ブロックF31に双方のキーk31とキー溝k30とを係合させることにより回り止めして通し、各取付ブロックF31毎に、特殊ボルトB3の頭部31を補強リブRの正面開口r0を通して係合溝r3内に係合させるとともに、取付ブロックF31の軸挿通部30を貫通された特殊ボルトB3下端側のねじ軸32にナットN3を補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて締め込むことにより、取付ブロックF31を補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて推し進め、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2を特殊ボルトB3の頭部31と取付ブロックF31とにより加圧挟持して、補強リブRに取り付け、各取付ブロックF31の各シャフトボルト挿通部330間にワイヤーロープW両端の連結部W0とともにカラー34を介してシャフトボルト35を通し、ナット36で締結して、ワイヤーロープWを結合する。
なお、この取付金具F3を、柱上部のア−ムAに取り付けられた標識板Pの裏面の補強リブRに取り付け、この取付金具Fに柱上部のアームAに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープWの両端の環状(アイ形)の連結部W0を結合する作業手順は、取付ブロックF31の軸挿通部30を貫通された特殊ボルトB3下端側のねじ軸32にナットN3を補強リブRの正面上下のフランジr1、r2に向けて締め込むことを除けば、第1の実施の形態と概ね同じである(図5参照)。
このようにしてアームAに巻き掛けられたワイヤーロープWが取付金具F3により標識板P裏面の補強リブRに取り付けられ、標識板PがアームAから万が一外れた場合でも、標識板PをアームAにワイヤーロープWにより吊り下げることができ、標識板Pの落下を防止することができる。
このようにしても、第1の実施の形態と同様の作用効果及び利点を奏することができる(段落0026、段落0027参照)。なお書きについても同様である(段落0028参照)。
そして、この取付金具F3では、特に、補強リブRの正面上下のフランジr1、r2を特殊ボルトB3の頭部31と取付ブロックF31とにより加圧挟持するようにしたことで、上記の効果に加え、標識板や看板が地震その他の外部からの衝撃で傾いた場合でも、この取付金具F3の横滑りやこの横滑りによる補強リブRからの脱落を確実に防止することができる。
なお、この実施の形態では、特殊ボルトB3のねじ軸32を全体が同径の軸としたが、少なくとも頭部31側の端部が補強リブRの正面開口r0内で回動可能であれば、他の部分の径が異なるものであってもよい。取付ブロックF31の軸挿通部30は取付ブロックF31の両端面の中央部間に貫通形成されるものとしたが、この軸挿通部30は取付ブロックF31の両端面の上部間又は下部間に形成されてもよい。また、この場合、特殊ボルトB3のねじ軸31の外周面にキーk31が形成され、取付ブロックF31の軸挿通部30の内周面にキー溝k30が形成されるものとしたが、これとは反対に、取付ブロックF31の軸挿通部30の内周面にキーが形成され、特殊ボルトBのねじ軸32の外周面にキー溝が形成されてもよい。さらに、この場合、キーk31が長い凸状に形成され、キー溝k30が長い凹状に形成されてもよい。
取付ブロックF31のシャフトボルト挿通部330は取付ブロックF31の両側面の上部中央部間及び下部中央部間に2つ貫通形成されるものとしたが、軸挿通部30が取付ブロックF31の両端面の上部間又は下部間に形成される場合は、シャフトボルト挿通部330は取付ブロックF31の両側面の下部間又は上部間に1つ又は複数並列形成されてもよい。
このようにしても同様の作用効果を得ることができる。
F 取付金具
F1 取付ブロック
1 係止部
2 連結軸
3 突状部
30 シャフトボルト挿通部
300 溝
31、32 側面
4 カラー
5 シャフトボルト
6 回り止め付きのナット
F2 取付金具
F21 取付ブロック
21 係止部
22 挿通軸
23S ねじ軸
s2 ねじ
N2 ナット
w21 平座金
w22 緩み止め平座金
23 突状部
230 シャフトボルト挿通部
234 溝
231、232 側面
24 カラー
25 シャフトボルト
26 回り止め付きのナット
F3 取付金具
B3 特殊ボルト
31 頭部
32 ねじ軸
s3 ねじ
k31 キー
N3 ナット
F31 取付ブロック
30 軸挿通部
k30 キー溝
330 シャフトボルト挿通部
334 溝
331、332 側面
34 カラー
35 シャフトボルト
36 回り止め付きのナット
P 標識板・看板
R 補強リブ
r0 開口
r1 上フランジ
r2 下フランジ
r3 係合溝
A アーム
W ワイヤーロープ
W0 連結部

Claims (13)

  1. 標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
    高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる係止部と、前記係止部に前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさの連結軸を介して連続し、前記係止部が前記係合溝内に嵌め込まれた状態で、前記補強リブの前記正面上下のフランジに当接され、前記補強リブの正面から突出される少なくとも前記係止部よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面間にシャフトボルト挿通部を貫通形成される突状部とを有する一対の取付ブロックと、
    前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
    を備え、
    前記各取付ブロックを、前記係止部を前記補強リブの正面開口を通して前記係合溝内に係合させることにより、前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
    ことを特徴とする標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  2. 係止部は垂直方向断面が略平行四辺形に形成され、補強リブの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる請求項1に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  3. 突状部は全体が略円柱状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される請求項1又は2に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  4. 突状部のシャフトボルト挿通部は前記突状部の一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  5. 標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
    高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる係止部と、前記係止部に連続して前記補強リブの前記正面開口内に挿通配置され、前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさの挿通軸と、前記挿通軸に連続して、前記係止部が前記係合溝内に嵌め込まれた状態で、前記補強リブの前記正面上下のフランジに近接され、締め込み用のナットを螺合されるねじ軸と、前記ねじ軸に連続して前記補強リブの正面から突出される少なくとも前記係止部よりも大きいブロックからなり、幅方向両側面間にシャフトボルト挿通部を貫通形成される突状部とを有する一対の取付ブロックと、
    前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
    を備え、
    前記各取付ブロックを、前記係止部を前記補強リブの前記正面開口を通して前記係合溝内に係合させるとともに、前記ねじ軸上の前記ナットを前記補強リブの前記正面上下のフランジに向けて締め込むことにより、前記補強リブの前記正面上下のフランジを前記係止部と前記ナットとにより加圧挟持して前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
    ことを特徴とする標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  6. 係止部は垂直方向断面が縦長の略長方形に形成され、補強リブRの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる請求項5に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  7. 突状部は全体が略円柱状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される請求項5又は6に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  8. 突状部のシャフトボルト挿通部は前記突状部の一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する請求項5乃至7のいずれかに記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  9. 標識板・看板の裏面に、正面に開口及び上下のフランジを有する蟻溝状の係合溝を具備するレール状に形成された補強リブを備え、道路沿いに立てられた柱の上部から道路の方向へ水平に張り出されるア−ムに取り付けられる標識板・看板を前記アームからの落下を防止するために、前記アームに巻き掛けられて延ばされるワイヤーロープの両端の環状の連結部を前記補強リブに結合するための、標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具であって、
    高さが前記補強リブの前記係合溝内の高さと略同じ又は少し小さく、幅が前記補強リブの前記正面開口の幅よりも少し小さく、前記補強リブの前記係合溝内に嵌合可能なブロックからなる頭部、及び前記頭部に連続して、少なくとも前記頭部側の端部が前記補強リブの前記正面開口内で回動可能な大きさのねじ軸を有する一対のボルト、並びに前記各ボルトのねじ軸に螺合される一対のナットと、
    一端に前記補強リブの前記正面上下のフランジに当接可能な平面を有し、両端間に前記ボルトのねじ軸を挿通可能な軸挿通部を有し、両側面間にシャフトボルト挿通部を有し、全体が少なくとも前記ボルトの頭部よりも大きい筒状のブロックからなる一対の取付ブロックと、
    前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間にカラーを介して挿通されるシャフトボルト及び前記シャフトボルトのねじ部に締結される回り止め付きのナットと、
    を備え、
    前記各ボルトを前記各取付ブロックに通して、前記各取付ブロックを、前記ボルトの頭部を前記補強リブの前記正面開口を通して前記係合溝内に係合させるとともに、前記取付ブロックの軸挿通部を貫通された前記ボルトのねじ軸に前記ナットを前記補強リブの前記正面上下のフランジに向けて締め込むことにより、前記補強リブの前記正面上下のフランジを前記係止部と前記取付ブロックとにより加圧挟持して前記補強リブに取り付け、前記各取付ブロックの前記各シャフトボルト挿通部間に前記ワイヤーロープ両端の連結部とともに前記カラーを介して前記シャフトボルトを通し、前記ナットで締結して、前記ワイヤーロープを結合する、
    ことを特徴とする標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  10. ボルトの頭部は垂直方向断面が縦に長い略長方形に形成され、補強リブの係合溝内で一方向に回動可能に相互に対向する一方の角部を切り落としてなる請求項9に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  11. 取付ブロックは全体が略角筒状に形成され、幅方向両側面を平面状に形成されて、当該幅方向両側面間に1つ又は複数のシャフトボルト挿通部が貫通形成される請求項9又は10に記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  12. 取付ブロックのシャフトボルト挿通部は前記取付ブロックの一方の側面側がカラーが嵌挿可能に拡径されて前記シャフトボルト挿通部の一方の側面側に溝を有する請求項9乃至11のいずれかに記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
  13. ボルトのねじ軸の外周面又は取付ブロックの軸挿通部の内周面の一方にキー、他方にキー溝を有する請求項9乃至12のいずれかに記載の標識板・看板落下防止用ワイヤーロープの取付金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020148080A (ja) * 2019-03-05 2020-09-17 信号器材株式会社 板状物落下防止用ワイヤーロープの取付け金具
JP7411963B2 (ja) 2021-05-26 2024-01-12 信号器材株式会社 かん合パネル落下防止用ワイヤーロープの取付け金具

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JP2020148080A (ja) * 2019-03-05 2020-09-17 信号器材株式会社 板状物落下防止用ワイヤーロープの取付け金具
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