JP3209244U - 型枠底部受具 - Google Patents
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Abstract
【課題】桟木やパイプを用いてせき板が連接するように形成した壁用型枠の上部に梁を構築する型枠やパラペットを有する屋上やバルコニーなどを構築する型枠の底板を支持することができる比較的小型で軽量な冶具を提供する。【解決手段】壁用型枠の上部から水平方向に突出した型枠の底部を支持する型枠底部受具1であって、底部を受ける受部11及び該受部11底面から下方に延伸した第1ねじ部12を有する受部材10と、壁用型枠を補強するパイプ又は角材に掛止する掛止部材21及び上方に延伸する第2ねじ部23を有する支持部材20と、両端それぞれの内面に雌ねじが刻まれ、第1ねじ部12及び第2ネジ部23それぞれが螺合することにより受部材10及び支持部材20を結合する中空の結合部材30と、を備えた。【選択図】図1
Description
本考案は、コンクリート工事の壁用型枠の上部から水平に突出した型枠の底板を支持する支持具に関する。
従来、コンクリート梁用の型枠は、壁用型枠の上端に組み付け、それをパイプサポートで支持するのが一般的である。
しかしながら、パイプサポートは、長さが自在に調整できるよう二重構造をなしているため重い上に、長尺なので、運搬、設置、解体などの作業には多大の労力を要する。また、かかるパイプサポートが同じフロア内に多数設置される場合には作業スペースを確保するのが容易ではなく作業性が悪化する。さらに、何らかの拍子でパイプサポートにぶつかり、パイプサポートが倒れて怪我をする危険性もある。そこで、特に狭い場所におけるパイプサポートの使用を極力減らす工夫がなされている。
例えば、壁用型枠相互や梁用型枠相互をUクリップで連結固定して立設する型枠設置作業において、枠体の連結孔を利用してボルトで支持具を固定し、その支持具にパイプ状の支持部材がボルトで援動可能に支持される。一方梁型枠およびその枠部材に梁下受部材が係合し、その受部材にはパイプ状の支持部材が若干傾斜させて固定され、両端にねじが切ってある連結部材をパイプ状の支持部材それぞれに固定されたねじ部に螺合するコンクリート用梁型枠受けサポートが開示されている(特許文献1参照)
また、間仕切壁構築用型枠に添当される取付基板にコンクリート梁型枠を受止する受止板が設けられ、取付基板の端縁に間仕切壁構築用型枠の上端縁に掛止めされる掛止片が形成されたコンクリート梁底型枠受ブラケットが開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら、パイプサポートは、長さが自在に調整できるよう二重構造をなしているため重い上に、長尺なので、運搬、設置、解体などの作業には多大の労力を要する。また、かかるパイプサポートが同じフロア内に多数設置される場合には作業スペースを確保するのが容易ではなく作業性が悪化する。さらに、何らかの拍子でパイプサポートにぶつかり、パイプサポートが倒れて怪我をする危険性もある。そこで、特に狭い場所におけるパイプサポートの使用を極力減らす工夫がなされている。
例えば、壁用型枠相互や梁用型枠相互をUクリップで連結固定して立設する型枠設置作業において、枠体の連結孔を利用してボルトで支持具を固定し、その支持具にパイプ状の支持部材がボルトで援動可能に支持される。一方梁型枠およびその枠部材に梁下受部材が係合し、その受部材にはパイプ状の支持部材が若干傾斜させて固定され、両端にねじが切ってある連結部材をパイプ状の支持部材それぞれに固定されたねじ部に螺合するコンクリート用梁型枠受けサポートが開示されている(特許文献1参照)
また、間仕切壁構築用型枠に添当される取付基板にコンクリート梁型枠を受止する受止板が設けられ、取付基板の端縁に間仕切壁構築用型枠の上端縁に掛止めされる掛止片が形成されたコンクリート梁底型枠受ブラケットが開示されている(特許文献2参照)。
本考案は、上記の事情に鑑み、桟木やパイプを用いてせき板が連接するように形成した壁用型枠の上部に梁を構築する型枠やパラペットを有する屋上やバルコニーなどを構築する型枠の底板を支持することができる小型で軽量な冶具を提供することを目的とする。
本考案の型枠用底部受具は、壁用型枠の上部から水平方向に突出した型枠の底部を支持する型枠底部受具であって、上記底部を受ける受部及び該受部底面から下方に延伸した第1ねじ部を有する受部材と、上記壁用型枠を補強するパイプ又は角材に掛止する掛止部及び上方に延伸する第2ねじ部を有する支持部材と、両端それぞれの内面に雌ねじが刻まれ、上記第1ねじ部及び第2ネジ部それぞれが螺合することにより上記受部材及び上記支持部材を結合する中空の結合部材と、を備えたことを特徴とする。
パイプ又は角材に掛止する掛止部を有する支持部材と型枠底部を受ける受部を有する受部材とをボルトなどのねじ部を用いて結合部材で結合すれば、壁付梁やパラペット等の型枠底部を壁型枠のパイプや角材で支持することが容易であり、作業スペースの確保に寄与することができる。
その場合、上記支持部材は、板状部材を備え、該板状部材の上部に上記掛止部が形成され、下部に上記壁用型枠の止め金具(例えばフォームタイ「登録商標」のようなもの。)に係止する係止部が形成されものであることが好ましい。
このように、止め金具に係止すれば型枠底部を確実に支持することができる。また、上記第1ねじ部は、上端にピンが挿通する孔が形成され、上記受部は、上記第1ねじ部の上端を揺振自在に軸支する突起部が形成されたこともこのましい。このようにすれば、型枠底部を受ける支持点の範囲が広くなる。さらに、上記結合部材は、中間部分の断面が矩形をなした長尺部材であって、何れかの方向に回すことにより上記受部材と上記支持部材との離間距離を調整自在であることも好ましいく、上記板状部材は、上記掛止部が形成された面の反対側に、上記第2ねじ部を着脱自在に保持する保持部が形成されたことも好ましい。このように、支持部材の第2ねじ部を着脱自在に構成すれば、型枠底部を受ける地点と支持する地点とを結ぶラインと壁面との角度が比較的大きい場合でも型枠底部受具で型枠底部を支持することができる。
パイプ又は角材に掛止する掛止部を有する支持部材と型枠底部を受ける受部を有する受部材とをボルトなどのねじ部を用いて結合部材で結合すれば、壁付梁やパラペット等の型枠底部を壁型枠のパイプや角材で支持することが容易であり、作業スペースの確保に寄与することができる。
その場合、上記支持部材は、板状部材を備え、該板状部材の上部に上記掛止部が形成され、下部に上記壁用型枠の止め金具(例えばフォームタイ「登録商標」のようなもの。)に係止する係止部が形成されものであることが好ましい。
このように、止め金具に係止すれば型枠底部を確実に支持することができる。また、上記第1ねじ部は、上端にピンが挿通する孔が形成され、上記受部は、上記第1ねじ部の上端を揺振自在に軸支する突起部が形成されたこともこのましい。このようにすれば、型枠底部を受ける支持点の範囲が広くなる。さらに、上記結合部材は、中間部分の断面が矩形をなした長尺部材であって、何れかの方向に回すことにより上記受部材と上記支持部材との離間距離を調整自在であることも好ましいく、上記板状部材は、上記掛止部が形成された面の反対側に、上記第2ねじ部を着脱自在に保持する保持部が形成されたことも好ましい。このように、支持部材の第2ねじ部を着脱自在に構成すれば、型枠底部を受ける地点と支持する地点とを結ぶラインと壁面との角度が比較的大きい場合でも型枠底部受具で型枠底部を支持することができる。
本考案の型枠底部受具によれば、壁付梁やパラペットの型枠底部を壁用型枠補強用のパイプや角材、止め金具で支持することが容易になり、パイプサポートの使用が不要になるので、省力化、作業性の向上が図れる。
以下に、図に基づいて本考案の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2は、第1の実施形態の型枠底部受具を示す図であり、図1は正面図、図2は側面図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態の型枠底部受具1は、受部材10と、支持部材20と、結合部材30とを備えている。
受部材10は、型枠の底部Bを受ける、断面がL字形の受部11と、その受部11の底面に固定された第1ねじ部12とを有する。ここでは、第1ねじ部12は、ボルトのヘッドを受部底面に溶接したもので、ボルトが下向きに延伸している。
支持部材20は、板状部材25の上部に、壁用型枠を補強するパイプ又は角材に掛止する掛止部21が形成され、下部中央に止め金具のボルトを挟持してナットで固定する切欠部(本考案の「係止部」に相当する。)22が形成されている。そして、掛止部21と反対側の面の上部に、第2ねじ部23が固定されている。ここでは、第2ねじ部は、ボルトのヘッドが板状部材25に上向きに熔接されている。その場合、ボルトが板状部材25に対して5乃至10度をなすように熔接することができる。
結合部材30は、両端が中央部よりも細径となった中空の筒状部材で、両端の内面それぞれに雌ねじが刻まれている。雌ねじは、受部材10の第1ねじ部12及び支持部材20の第2ねじ部23それぞれが螺合するように構成されているので、受部材10と支持部材20とを結合することができる。そして、第1ネジ部12と第2ねじ部23とは先端が対向するように構成されているので、結合部材30を何れかの方向に回すと、結合部材30の内部に隠れる第1ねじ部12及び第2ねじ部23双方の長さは、同時に長くなったり、短くなったりするので受部材10と支持部材20との離間距離を自在に調整することができる。ここで、結合部材は、中間部分の断面が矩形をなすように表面を潰してあれば、スパナ等を用いることにより容易に回すことができる。
[第1の実施形態]
図1及び図2は、第1の実施形態の型枠底部受具を示す図であり、図1は正面図、図2は側面図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態の型枠底部受具1は、受部材10と、支持部材20と、結合部材30とを備えている。
受部材10は、型枠の底部Bを受ける、断面がL字形の受部11と、その受部11の底面に固定された第1ねじ部12とを有する。ここでは、第1ねじ部12は、ボルトのヘッドを受部底面に溶接したもので、ボルトが下向きに延伸している。
支持部材20は、板状部材25の上部に、壁用型枠を補強するパイプ又は角材に掛止する掛止部21が形成され、下部中央に止め金具のボルトを挟持してナットで固定する切欠部(本考案の「係止部」に相当する。)22が形成されている。そして、掛止部21と反対側の面の上部に、第2ねじ部23が固定されている。ここでは、第2ねじ部は、ボルトのヘッドが板状部材25に上向きに熔接されている。その場合、ボルトが板状部材25に対して5乃至10度をなすように熔接することができる。
結合部材30は、両端が中央部よりも細径となった中空の筒状部材で、両端の内面それぞれに雌ねじが刻まれている。雌ねじは、受部材10の第1ねじ部12及び支持部材20の第2ねじ部23それぞれが螺合するように構成されているので、受部材10と支持部材20とを結合することができる。そして、第1ネジ部12と第2ねじ部23とは先端が対向するように構成されているので、結合部材30を何れかの方向に回すと、結合部材30の内部に隠れる第1ねじ部12及び第2ねじ部23双方の長さは、同時に長くなったり、短くなったりするので受部材10と支持部材20との離間距離を自在に調整することができる。ここで、結合部材は、中間部分の断面が矩形をなすように表面を潰してあれば、スパナ等を用いることにより容易に回すことができる。
図3は、壁付梁の型枠底部を本実施形態の型枠底部受具で支持する使用例を示す図である。
図3に示すように、壁付梁の型枠5は、横パイプ6、セパレータ7及び止め金具8を用いて建て込まれた壁用型枠4の上部から水平方向に突出して形成される。壁付梁の型枠底部Bには桟木9が渡されているので、その桟木9に型枠底板受具1の受部11を当接させる。そして、結合部材30を回して受部材10と支持部材20との離間距離を調整する。次に、支持部材20の掛止部21を横パイプ6に掛止し、切欠部22で止め金具8のボルトを挟持してナットで固定する。
図4は、屋上やバルコニーなどのパラペットの型枠底部を本実施形態の型枠底部受具で支持する使用例を示す図である。
図4に示すように、パラペットの型枠は、横パイプ6、セパレータ7及び止め金具8(例えばフォームタイ「登録商標」など。以下、同じ。)を用いて建て込まれた壁用型枠4の上部にアゴを形成するために、水平方向に突出して形成される。
従って、図3で説明した壁付梁の型枠5と同様に、本実施形態の型枠底部受具1を適用することができる。
ここで、本実施形態の壁用型枠4は、横パイプ6で補強されているため、支持部材20は横パイプ6に掛止することにしているが、角材で補強されている場合には、支持部材20を角材に掛止することができる。
図3に示すように、壁付梁の型枠5は、横パイプ6、セパレータ7及び止め金具8を用いて建て込まれた壁用型枠4の上部から水平方向に突出して形成される。壁付梁の型枠底部Bには桟木9が渡されているので、その桟木9に型枠底板受具1の受部11を当接させる。そして、結合部材30を回して受部材10と支持部材20との離間距離を調整する。次に、支持部材20の掛止部21を横パイプ6に掛止し、切欠部22で止め金具8のボルトを挟持してナットで固定する。
図4は、屋上やバルコニーなどのパラペットの型枠底部を本実施形態の型枠底部受具で支持する使用例を示す図である。
図4に示すように、パラペットの型枠は、横パイプ6、セパレータ7及び止め金具8(例えばフォームタイ「登録商標」など。以下、同じ。)を用いて建て込まれた壁用型枠4の上部にアゴを形成するために、水平方向に突出して形成される。
従って、図3で説明した壁付梁の型枠5と同様に、本実施形態の型枠底部受具1を適用することができる。
ここで、本実施形態の壁用型枠4は、横パイプ6で補強されているため、支持部材20は横パイプ6に掛止することにしているが、角材で補強されている場合には、支持部材20を角材に掛止することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態に較べて、受部材における受部とネジ部の角度を自在に変えられる点、及び支持部材のネジ部が着脱自在である点は相違するが、使用例は同様であるので、重複説明を省略する。
図5〜図7は、第2の実施形態の型枠底部受具の一例を示す図であり、図5は斜視図、図6は型枠底部受具を構成する支持部材のうちの板状部材の一例を示す斜視図、図7は型枠底部受具のうち、板状部材を外した状態の一例を示す斜視図である。
図5に示す第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16を有する受部材10と、第2ねじ部26と板状部材25とを有する支持部20と、受部材10と支持部材30とを第1ねじ部16及び第2ねじ部26で結合する結合部30と、を備え、支持部材20は、第2ねじ部26と板状部材25とが着脱自在に構成されている。そして、板状部材25は、上部に掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に保持する保持部27が形成されている。
図6に一例を示す板状部材25は、上部に、パイプに掛止する円弧状の掛止部21が形成され、下部に止め金具のボルトを挟持してナットで固定する切欠部22が形成されている。そして、掛止部21とは反対側の面には、面に沿って水平な長溝が形成された保持部27がある。
ここで、保持部27には、長溝が形成されているが、第2ねじ部26が確実に保持されるものであれば、必ずしも長溝が形成される必要はない。
図7に一例を示す型枠底部受具2の部分は、受部材10と結合部材30と第2ねじ部26とを有し、第2ねじ部26は、ボルトのヘッドに矩形部材28が固定され、その矩形部材28の下部が鉤状に折れ曲がっている。
従って、矩形部材28を板状部材25の保持部27に係合させるとことにより、板状部材25に第2ねじ部26を確実に、かつ回動自在に保持することができ、結合部30(又は受部15)と壁用型枠との角度を任意に設定することができる。
第2の実施形態は、第1の実施形態に較べて、受部材における受部とネジ部の角度を自在に変えられる点、及び支持部材のネジ部が着脱自在である点は相違するが、使用例は同様であるので、重複説明を省略する。
図5〜図7は、第2の実施形態の型枠底部受具の一例を示す図であり、図5は斜視図、図6は型枠底部受具を構成する支持部材のうちの板状部材の一例を示す斜視図、図7は型枠底部受具のうち、板状部材を外した状態の一例を示す斜視図である。
図5に示す第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16を有する受部材10と、第2ねじ部26と板状部材25とを有する支持部20と、受部材10と支持部材30とを第1ねじ部16及び第2ねじ部26で結合する結合部30と、を備え、支持部材20は、第2ねじ部26と板状部材25とが着脱自在に構成されている。そして、板状部材25は、上部に掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に保持する保持部27が形成されている。
図6に一例を示す板状部材25は、上部に、パイプに掛止する円弧状の掛止部21が形成され、下部に止め金具のボルトを挟持してナットで固定する切欠部22が形成されている。そして、掛止部21とは反対側の面には、面に沿って水平な長溝が形成された保持部27がある。
ここで、保持部27には、長溝が形成されているが、第2ねじ部26が確実に保持されるものであれば、必ずしも長溝が形成される必要はない。
図7に一例を示す型枠底部受具2の部分は、受部材10と結合部材30と第2ねじ部26とを有し、第2ねじ部26は、ボルトのヘッドに矩形部材28が固定され、その矩形部材28の下部が鉤状に折れ曲がっている。
従って、矩形部材28を板状部材25の保持部27に係合させるとことにより、板状部材25に第2ねじ部26を確実に、かつ回動自在に保持することができ、結合部30(又は受部15)と壁用型枠との角度を任意に設定することができる。
図8及び図9は、第1ねじ部が受部底面に軸支された状態を一例として示す図であり、図8は、第1ねじの上端を示す正面図、図9は、受部底面の突起部切断面を示す図である。
図8に示すように、第1ねじ部16は、上端にピンが捜通する貫通孔18が形成されている。
図9に示すように、受部15の底面には第1ねじ部16が嵌合する円形の穴が開いた矩形の突起部17が形成されている。そして、突起部17には、第1ねじ部16の貫通孔18に捜通されるピンが捜通される孔19が開いているので、受部15は、第1ねじ部16の上端を揺振自在に軸支することができ、型枠底部を受部15でしっかりと支えるることができる。
図8に示すように、第1ねじ部16は、上端にピンが捜通する貫通孔18が形成されている。
図9に示すように、受部15の底面には第1ねじ部16が嵌合する円形の穴が開いた矩形の突起部17が形成されている。そして、突起部17には、第1ねじ部16の貫通孔18に捜通されるピンが捜通される孔19が開いているので、受部15は、第1ねじ部16の上端を揺振自在に軸支することができ、型枠底部を受部15でしっかりと支えるることができる。
図10は、第2の実施形態の型枠底部受具の他の例を示す斜視図である。
図10に他の例を示す第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16を有する受部材10と、第2ねじ部26と板状部材25とを有する支持部材20と、受部材10と支持部材20とを第1ねじ部16及び第2ねじ部26で結合する結合部30と、を備え、支持部材20は、第2ねじ部26と板状部材25とが自在に着脱できるように構成されている。そして、板状部材25は、上部に掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に保持する筒状の保持部27が形成されている。
ここで、保持部27は、必ずしも円筒形である必要はなく、円錐形であっても、三角錐形であってもよいし、あるいは円筒形のものを板状部材25に対して角度をつけて熔接してもよい。
図10に他の例を示す第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16を有する受部材10と、第2ねじ部26と板状部材25とを有する支持部材20と、受部材10と支持部材20とを第1ねじ部16及び第2ねじ部26で結合する結合部30と、を備え、支持部材20は、第2ねじ部26と板状部材25とが自在に着脱できるように構成されている。そして、板状部材25は、上部に掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に保持する筒状の保持部27が形成されている。
ここで、保持部27は、必ずしも円筒形である必要はなく、円錐形であっても、三角錐形であってもよいし、あるいは円筒形のものを板状部材25に対して角度をつけて熔接してもよい。
図11及び図12は、型枠底部受具を構成する支持部材のうちの板状部材の他の例を示す図であり、図11は正面図、図12は平面図である。
図11及び図12に示すように、板状部材25は、上部にパイプに掛止する円弧状の掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に嵌合させて保持する円筒状の保持部27が形成されている。なお、本例においても、第1ねじ部16は、上端にピンが捜通する貫通孔18が形成され、受部15の底面には第1ねじ部16を軸支する突起部17が形成されている。
第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16とが回動自在であると共に、支持部材20を構成する第2ねじ部26と板状部材25とが着脱自在であるうえ、第2ねじ部を壁用型枠に対して所定の角度で保持する保持部27を有するので、型枠底部Bを受ける地点と支持する地点とを結ぶラインと壁用型枠4との角度が比較的大きい場合でも本実施形態の型枠底部受具2で型枠底部Bを支持することができる。
ここで、図示してはいないが、第2の実施形態のおける受部材10に第1の実施形態の受部材10と同様の方法(第1ねじ部を受部底面に固定する方法)を適用してもよいし、第1の実施形態のおける受部材10に第2の実施形態の受部材10と同様の方法(第1ねじ部を受部底面に軸支する方法)を適用してもよい。
図11及び図12に示すように、板状部材25は、上部にパイプに掛止する円弧状の掛止部21が形成され、下部に壁用型枠の止め金具を係止する切欠部22が形成され、掛止部21が形成された面の反対側に、第2ねじ部26を着脱自在に嵌合させて保持する円筒状の保持部27が形成されている。なお、本例においても、第1ねじ部16は、上端にピンが捜通する貫通孔18が形成され、受部15の底面には第1ねじ部16を軸支する突起部17が形成されている。
第2の実施形態の型枠底部受具2は、受部15と第1ねじ部16とが回動自在であると共に、支持部材20を構成する第2ねじ部26と板状部材25とが着脱自在であるうえ、第2ねじ部を壁用型枠に対して所定の角度で保持する保持部27を有するので、型枠底部Bを受ける地点と支持する地点とを結ぶラインと壁用型枠4との角度が比較的大きい場合でも本実施形態の型枠底部受具2で型枠底部Bを支持することができる。
ここで、図示してはいないが、第2の実施形態のおける受部材10に第1の実施形態の受部材10と同様の方法(第1ねじ部を受部底面に固定する方法)を適用してもよいし、第1の実施形態のおける受部材10に第2の実施形態の受部材10と同様の方法(第1ねじ部を受部底面に軸支する方法)を適用してもよい。
重量物の底を斜めに支持する支持具にも適用できる。
1、2 型枠底部受具
4 壁用型枠
5 壁付梁の型枠
6 横パイプ
7 セパレータ
8 止め金具
9 桟木
10 受部材
11、15 受部
12、16 第1ねじ部
17 突起部
18 貫通孔
19 孔
20 支持部材
21 掛止部材
22 切欠部
23、26 第2ねじ部
25 板状部材
27 保持部
28 矩形部材
30 結合部材
B 型枠底部
4 壁用型枠
5 壁付梁の型枠
6 横パイプ
7 セパレータ
8 止め金具
9 桟木
10 受部材
11、15 受部
12、16 第1ねじ部
17 突起部
18 貫通孔
19 孔
20 支持部材
21 掛止部材
22 切欠部
23、26 第2ねじ部
25 板状部材
27 保持部
28 矩形部材
30 結合部材
B 型枠底部
Claims (5)
- 壁用型枠の上部から水平方向に突出した型枠の底部を支持する型枠底部受具であって、
前記底部を受ける受部及び該受部底面から下方に延伸した第1ねじ部を有する受部材と、
前記壁用型枠を補強するパイプ又は角材に掛止する掛止部及び上方に延伸する第2ねじ部を有する支持部材と、
両端それぞれの内面に雌ねじが刻まれ、前記第1ねじ部及び第2ネジ部それぞれが螺合することにより前記受部材及び前記支持部材を結合する中空の結合部材と、を備えたことを特徴とする型枠底部受具。 - 前記支持部材は、板状部材を備え、該板状部材の上部に前記掛止部が形成され、下部に前記壁用型枠の止め金具に係止する係止部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の型枠底部受具。
- 前記第1ねじ部は、上端にピンが挿通する孔が形成され、
前記受部は、前記第1ねじ部の上端を揺振自在に軸支する突起部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の型枠底部受具。 - 前記結合部材は、中間部分の断面が矩形をなした長尺部材であって、何れかの方向に回すことにより前記受部材と前記支持部材との離間距離を調整自在であることを特徴とする請求項1記載の型枠底部受具。
- 前記板状部材は、前記掛止部が形成された面の反対側に、前記第2ねじ部を着脱自在に保持する保持部が形成されたことを特徴とする請求項2記載の型枠底部受具。
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