JP3175924U - 幅木取付具及び幅木連結具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】幅木取付具10は、足場の縁部に立設された支柱61の外周に係合する凹状部6と凹状部6の外側から支柱に押圧する固定部7を有する湾曲部材3と、凹状部6の開口方向に延出して湾曲部材3に固着され、幅木連結具50によって連結された幅木64,65を掛止するフック部5を具備する。幅木連結具50は、横方向に連接した矩形状の前面板22、上面板、背面板、下面板とにより形成される断面矩形状の筒状部材と該筒状部材の内部に設けられる仕切部を備える。
【選択図】図6
Description
図1は、実施例1に係る幅木取付具10を示す斜視図である。図1に示すように、幅木取付具10は、湾曲部材3とフック部5を有する。湾曲部材3は、断面が略U字形状であり、足場の縁部に立設された支柱(図示せず)の外周に係合する凹状部6と該支柱を押圧し幅木(図示せず)を支柱に固定する固定部7を有する。フック部5は1対の側面略L字形の腕部5a,5bを有し、いずれもその基部5a1,5b1が湾曲部材3に固着されて取り付けられ、互いに略平行に凹状部6の開口方向に延出してなる。
以下、図2を参照しながら、幅木取付具10の製造方法について説明する。
図2(a)に示すように、鉄材の鋼板6c(128.5mmx50mm,厚さ2.3mm)の中央やや下部に10mmφの貫通孔9を開ける。次いで、該鋼板6cを左右対称に断面U字形に折り曲げると、(b)に示すように、該U字形の断面対象中心線と重なる中心線を有し、鋼板6cの上下方向中央よりやや下部に位置する貫通孔9を備える凹状部6が得られる。次に、貫通孔9の中心線と中心線が一致する位置にナット7aを溶接して取り付ける。ナット7aに螺合するボルト7bをネジ込むとその先端は貫通孔9を通って凹状部6の内面に貫通する。
(f)は上記の方法で製造された湾曲部材3とフック部5からなる幅木取付具10を示す。
図3は、実施例2に係る幅木連結具50を示す斜視図である。図3に示すように、幅木連結具50は、断面矩形の筒状部材21と該筒状部材21の筒方向中央部に設けられた仕切部27を有する。筒状部材21は、それぞれ矩形状の前面板22、上面板23、背面板24、下面板25が各々横方向に連接して形成される。仕切部23は棒状の鋼材で形成され、その両端が上面板23と下面板25にそれぞれ固着された構成である。
以下、図4を参照しながら、幅木連結具50の製造方法について説明する。
図4(a)に示すように、鉄材の鋼板(187mmx100mm,厚さ1.2mm)2枚と鉄材の丸鋼27(151mmx9mmφ)1本を用意する。次いで、該2枚の鋼板のそれぞれについて短辺(上辺)から33.6mmのところで上辺に並行に直角に折り曲げる。(b)は、直角に折り曲げられた鋼板(前面板22、下面板25)と下面板25の中央部に丸鋼27を配置した状態、及び他の1つの直角に折り曲げられた鋼板(上面板23、背面板24)を示す。
図5は、実施例2に係る幅木連結具の変形例を示す。図5に示すように、幅木連結具55の仕切部を鉄材の鋼板37とすることができる。鋼板37を筒状部材の筒状中心線に垂直に、つまり筒状部材21の4端辺21a,21b,21c,21dによって形成される開口面33に平行に設置して構成することができる。
図6は、実施例3に係る足場60の特徴部分を示す概観図である。図6に示すように、本考案に係る足場60では、背面板(図示せず)を足場の縁部に立設された支柱61に向け、下面板(図示せず)を足場板66に載置した幅木連結具50の左右の開口からそれぞれ幅木64及び65が挿入され連結される。
幅木取付具10は、その凹状部6が支柱61の外周に係合した状態で、幅木連結具50の上側から前面板22の上部をフック部5で掛止している。この状態で幅木64,65は、フック部5で掛止された幅木取付具10を介して固定部7により支柱61に引き寄せられ固定される。
図7は、実施例3に係る足場の変形例及びその組み立て方法を示す説明図である。
つまり、本変形例に係る足場70では、図7(b)に示すように、立設された支柱71から横方向に設置されたパイプ72に載置された幅木連結具50の左右の開口からそれぞれ幅木74及び75の各端部が挿入されて連結されている。幅木74及び75を連結した幅木連結具50の上側から前面板22の上部をフック部5で掛止した幅木取付具10によって幅木74,75が支柱71に取り付けられている。
まず、図7(a)に示すように、背面板(図示せず)を立設された支柱71に向け、下面板(図示せず)をパイプ72に載置した幅木連結具50の左右の開口からそれぞれ幅木74及び75を、その端部から挿入して連結する。
5 フック部
5a,5b 腕部
5a1,5b1 基部
5a2,5b2 屈曲部
6 凹状部
6a 鞍部
6b 開口端辺
7 固定部
7a ナット
7b ボルト,押圧部材
9 貫通孔
10 幅木取付具
21 筒状部材
21a 開口面
22 前面板
23 上面板
24 背面板
25 下面板
27 棒部材,丸鋼,仕切部
50,55 幅木連結具
60,70 足場
61,71 支柱
64,65,74,75 幅木
66 足場板
72 パイプ
M 対象中心線
Claims (7)
- 足場の少なくとも周縁開放部に沿って幅木を取り付けるための幅木取付具であって、
前記足場の縁部に立設された支柱の外周に係合する凹状部と該凹状部の外側から該支柱に押圧する固定部を有する湾曲部材(3)と、
前記凹状部の開口方向に延出して前記湾曲部材に固着され、前記幅木を掛止するフック部(5)を具備する幅木取付具。 - 前記フック部は1対の側面略L字形の腕部を有し、該腕部によって前記幅木を掛止することを特徴とする請求項1記載の幅木取付具。
- 前記固定部は、前記湾曲部材を貫通して形成された貫通孔に設けられた螺子孔、又は前記湾曲部材を貫通して形成された貫通孔に連結して設けられた螺子孔と、前記螺子孔に螺合する螺子を有する押圧部材を備え、該押圧部材が前記支柱を押圧することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の幅木取付具。
- 足場の少なくとも周縁開放部に沿って取り付けられる幅木の端部に配置され、該幅木同士を接続する幅木連結具であって、
少なくとも横方向に連接した矩形状の前面板、上面板、背面板、下面板とにより形成される断面矩形状の筒状部材と該筒状部材の内部に設けられる仕切部を備え、
前記幅木が前記筒状部材の1の開口から挿入されると該幅木の端部が前記仕切部に当接し、該筒状部材を貫通しないことを特徴とする幅木連結具。 - 前記仕切部は前記筒状部材の中心線に略垂直に取り付けられることを特徴とする請求項4記載の幅木連結具。
- 前記仕切部は1又は複数の棒状部材からなることを特徴とする請求項4又は5記載の幅木連結具。
- 請求項4ないし6のいずれか1項記載の幅木連結具の1の開口から前記幅木が挿入され、他の開口から別の前記幅木が挿入されることによって該2つの幅木が前記足場の周縁部に沿って連結され、請求項1ないし3のいずれか1項記載の幅木取付具が前記幅木を連結した前記幅木連結具を掛止して前記支柱に固定することを特徴とする足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001474U JP3175924U (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 幅木取付具及び幅木連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001474U JP3175924U (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 幅木取付具及び幅木連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3175924U true JP3175924U (ja) | 2012-06-07 |
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ID=48002925
Family Applications (1)
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JP2012001474U Expired - Lifetime JP3175924U (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 幅木取付具及び幅木連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175924U (ja) |
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2012
- 2012-03-16 JP JP2012001474U patent/JP3175924U/ja not_active Expired - Lifetime
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