JP6915776B2 - 梯子金具 - Google Patents

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Description

本発明は、上下に離れ過ぎて設置された既存の足場金具の間に追加の足場金具を追加する梯子金具に関する。
鉄骨構造物に足場を設けるための足場金具として、例えば、平面視、コ字状の足踏み部を取り付けるものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開平7−331863号公報 特開2013−213378号公報
しかし、足場金具を取り付ける鉄骨構造物には、各種鉄板や鋼材等が溶接されているため、それらの鉄板や鋼材が障害物となって足場金具を装着できず、足場金具の間隔が空き過ぎてしまうと場合がある、いう問題があった。
そこで、本発明は、上下の足場金具の間隔が空き過ぎてその間の柱材に直接足場を取り付けることができない場合でも、その間に足場金具を追加することができる梯子金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る梯子金具は、上下方向に離れた上側足場金具と下側足場金具に対し左右方向に所定間隔を空けて固定される一対の縦材と、前記一対の縦材の上側それぞれを前記上側足場金具に固定する上部固定金具と、前記一対の縦材の下側それぞれを前記下側足場金具に固定する下部固定金具と、前記一対の縦材の中間に設けられた追加足場金具と、を備え、前記一対の縦材は、それぞれ、その上端部にフック形状のフック部が設けられ、そのフック部の先端部にはネジ部が形成されており、前記上部固定金具は、前記縦材が通る縦材通し孔が形成された縦材係止板部と、前記フック部先端に係止する横溝部が形成されたフック部係止板部と、を有し、前記縦材係止板部の縦材通し孔に前記縦材を通して回動させることにより、前記フック部係止板部の横溝部を前記縦材のフック部先端に係止し、前記フック部係止板部の横溝部より突出する前記縦材のフック部先端のネジ部にナットを締結することによって、前記一対の縦材の上側を前記上側足場金具に固定することを特徴とする。
ここで、前記梯子金具において、前記縦材係止板部の縦材通し孔は、前記上部固定金具の長手方向に延びる長孔形状であり、前記フック部係止板部は、前記縦材係止板部に対し傾斜しているようにしても良い。
また、前記梯子金具において、前記下側足場金具は、作業者の足で踏まれる足踏み部を有し、前記下部固定金具は、フック状金具と、台座金具と、を備え、前記フック状金具は、ネジ部が形成された直線状のフック状金具本体と、そのフック状金具本体の先端でU字形状に折れ曲がったフック部とから構成され、前記台座金具は、前記縦材が通る縦材通し孔が形成され水平板部と、その水平板部から起立して形成され、前記フック状金具のフック状金具本体を通すフック状金具通し孔が形成された起立板部と、その起立板部から前記水平板部と対向しつつ前記下側足場金具の足踏み部の外径よりも小さい長さだけ突出した突出板部とを有し、前記台座金具の水平板部の縦材通し孔に前記縦材を通す共に、前記フック状金具のフック部を前記縦材に係止して前記フック状金具のフック状金具本体を前記台座金具の起立板部のフック状金具通し孔に通し、前記フック状金具本体のネジ部に対し前記縦材の反対側からナットを締結することによって、前記一対の縦材の下側を前記下側足場金具に固定するようにしても良い。
また、本発明に係る梯子金具は、上下方向に離れた上側足場金具と下側足場金具に対し左右方向に所定間隔を空けて固定される一対の縦材と、前記一対の縦材の上側それぞれを前記上側足場金具に固定する上部固定金具と、前記一対の縦材の下側それぞれを前記下側足場金具に固定する下部固定金具と、前記一対の縦材の中間に設けられた追加足場金具と、を備え、前記下側足場金具は、作業者の足で踏まれる足踏み部を有し、前記下部固定金具は、フック状金具と、台座金具と、を備え、前記フック状金具は、ネジ部が形成された直線状のフック状金具本体と、そのフック状金具本体の先端でU字形状に折れ曲がったフック部とから構成され、前記台座金具は、前記縦材が通る縦材通し孔が形成され水平板部と、その水平板部から起立して形成され、前記フック状金具のフック状金具本体を通すフック状金具通し孔が形成された起立板部と、その起立板部から前記水平板部と対向しつつ前記下側足場金具の足踏み部の外径よりも小さい長さだけ突出した突出板部とを有し、前記台座金具の水平板部の縦材通し孔に前記縦材を通す共に、前記フック状金具のフック部を前記縦材に係止して前記フック状金具のフック状金具本体を前記台座金具の起立板部のフック状金具通し孔に通し、前記フック状金具本体のネジ部に対し前記縦材の反対側からナットを締結することによって、前記一対の縦材の下側を前記下側足場金具に固定することを特徴としても良い。
本発明に係る梯子金具では、上下方向に離れた上側足場金具と下側足場金具に対し左右方向に所定間隔を空けて固定される一対の縦材と、一対の縦材の上側それぞれを上側足場金具に固定する上部固定金具と、一対の縦材の下側それぞれを下側足場金具に固定する下部固定金具と、一対の縦材の中間に設けられた追加足場金具とを有する。
そのため、鉄骨構造物に取り付けた足場金具の間隔が空き過ぎて、その間の柱材に直接足場を取り付けることができない場合でも、その間に足場金具を簡単に追加することができる。
本発明に係る実施形態の梯子金具の正面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具における要部拡大正面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する縦材の正面図、側面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する上部固定金具の斜視図、平面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する上部固定金具の正面図、左側面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する下部固定金具の台座金具の斜視図、平面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する下部固定金具の台座金具の正面図、左側面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する下部固定金具のフック状金具の平面図、正面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する追加足場金具の斜視図、平面図である。 (a),(b)それぞれ、本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する追加足場金具の正面図、左側面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具の使用状態を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具の使用状態を示す側面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する上部固定金具による縦材上端部のフック部を固定した状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する上部固定金具による縦材上端部のフック部を固定した状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する下部固定金具による縦材下端部を固定した状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態の梯子金具を構成する下部固定金具による縦材下端部を固定した状態を示す平面図である。
以下、本発明にかかる梯子金具の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、下記に説明する実施形態はあくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
本実施形態の梯子金具1は、上下に離れ過ぎて使用し難い既存の上側足場金具と下側足場金具との間に追加の足場金具を追加するもので、図1および図2に示すように、一対の縦材11.11と、上部固定金具12R,12Lと、下部固定金具13と、追加足場金具14と、落下防止金具15と、ナット16a,16b,16と、ボルト17等を備えて構成される。
<縦材11>
各縦材11は、それぞれ、図3(a),(b)等に示すように、長尺の棒鋼材から構成され、その上端部はU字状に曲げられてフック部11aが設けられており、フック部11aの先端部にはナット16(図1や図2等参照。)が螺合するようにネジ部11bが形成されている。
各縦材11の下端部には、落下防止金具15の抜止めピン15aが挿入されるピン孔11cが設けられている。
<上部固定金具12L,12R>
上部固定金具12L,12Rは、それぞれ、左右の縦材11の上側を上部固定金具12Lに固定するもので、左右対称に構成されているため、左側の上部固定金具12Lについて説明する。
上部固定金具12Lは、図4(a),(b)および図5(a),(b)に示すように、断面コ字状のチャネル材の長手方向のほぼ中央を曲げて縦材係止板部12L1と、フック部係止板部12L2とを設けており、縦材係止板部12L1とフック部係止板部12L2とは傾斜して構成されている。
縦材係止板部12L1には、縦材11が通る縦材通し孔12L1aが形成されており、その縦材通し孔12L1aは、上部固定金具12Lの長手方向に延びる長孔形状に形成されている。
そのため、縦材通し孔12L1aに縦材11を通した際、縦材通し孔12L1aが丸穴形状の場合よりも、縦材11との間に上部固定金具12Lの長手方向に隙間が空くので、上部固定金具12Lが縦材11を中心に回動し易くなり、作業性を向上させることができる。
また、縦材通し孔12L1aは、上部固定金具12Lの長手方向に延びる長孔形状であり、縦材係止板部12L1とフック部係止板部12L2とは傾斜しているため、図2や後述する図13等に示すようにナット16aを締結した際に、フック部係止板部12L2とナット16aとの平行状態が保たれ、フック部係止板部12L2とナット16aとは面で当たる。
そのため、ナット16aの締結力(軸力)を確実に上部固定金具12Lに伝達できる一方、縦材係止板部12L1は縦材11に対し傾斜した状態で取り付けられ、縦材通し孔12L1aにおける上部固定金具12Lの長手方向の内周面角部が縦材11の外周面に角で当接するので、確実に縦材11に係止されると共に、縦材係止板部12L1側のガタツキも確実に防止できる。
また、上部固定金具12Lのフック部係止板部12L2には、フック部11a先端に係止する横溝部12L2aが形成されている。
そのため、縦材係止板部12L1の縦材通し孔12L1aに縦材11を通して上部固定金具12Lを回動させることにより、フック部係止板部12L2の横溝部12L2aに簡単にフック部11a先端に係止させることができる。
これにより、図2や後述する図13等に示すように、フック部係止板部12L2の横溝部12L2aから下方へ突出するフック部11a先端のネジ部11bにナット16aを締結して縦材11を上側足場金具2の上側足場金具2aに固定することができ、作業性を向上させることができる。
尚、上部固定金具12Rは、上述した左側の上部固定金具12Lと左右対称に形成されており、上部固定金具12Lと同様に、縦材係止板部12R1およびフック部係止板部12R2から構成され、縦材係止板部12R1には縦材通し孔12R1aが形成されている一方、フック部係止板部12R2には横溝部12R2aが形成されている。
<下部固定金具13>
下部固定金具13は、一対の縦材11の下端部それぞれを下側足場金具3に固定するもので、台座金具13aと、フック状金具13bと、ナット16b等から構成される。
台座金具13aは、図6(a),(b)および図7(a),(b)に示すように、水平板部13a1と、水平板部13a1に対しほぼ90度の角度で起立した起立板部13a2と、起立板部13a2に対しほぼ90度の角度で折れ曲がって水平板部13a1とほぼ平行に対向しつつ突出した突出板部13a3とを有する。
水平板部13a1には、縦材11が通る長孔形状の縦材通し孔13a11が形成されている。
起立板部13a2には、フック状金具13bの後述するフック状金具本体13b1を通すためのフック状金具通し孔13a21L,13a21Rが形成されており、このフック状金具通し孔13a21L,13a21Rは水平板部13a1まで連続して形成されている。尚、後述するように、台座金具13aを左側の縦材11の固定に使用する場合は、フック状金具通し孔13a21Lにフック状金具13bのフック状金具本体13b1が通され、台座金具13aを右側の縦材11の固定に使用する場合は、フック状金具通し孔13a21Rにフック状金具13bのフック状金具本体13b1が通されるが、この逆に通すこともできる。
突出板部13a3は、図7(a)に示すように下側足場金具3の足踏み部3aの外径よりも小さい長さLだけ突出して形成されている。そのため、後述する図15や図16等に示すように、水平板部13a1の縦材通し孔13a11に通した縦材11と、台座金具13aの起立板部13a2との間で下側足場金具3を挟持して固定した際に、突出板部13a3先端が縦材11の外周面に当接せず下側足場金具3をガタが生じないように確実に挟持できる。
フック状金具13bは、図8(a),(b)に示すように、ネジ部13b11が形成された直線状のフック状金具本体13b1と、フック状金具本体13b1の先端でU字形状に折れ曲がったフック部13b2とから構成されている。
<追加足場金具14>
追加足場金具14は、図9(a),(b)および図10(a),(b)に示すように、追加足踏み部14aと、追加足踏み部14aの両側に設けられた追加足踏み部取付具14bとから構成されている。
追加足踏み部14aは、作業者の靴で踏まれる部分であり、U字状の棒鋼等を曲げて構成されている。
追加足踏み部取付具14bは、縦材11が通るように縦材11のほぼ外径で平面視U字状に折れ曲げて構成されており、その両側にはそれぞれボルト17が通されるボルト孔14b1が形成されている。尚、ボルト17として角根ボルトが両方向から挿入して使用できるように各ボルト孔14b1は角根ボルトの角根部分の形状に合わせて正方形状に形成されている。
<落下防止金具15>
落下防止金具15は、図2等に示すように、縦材11の下端部に設けられたピン孔11cに挿入される抜止めピン15aと、縦材11が挿入される挿入孔が形成された落下防止盤15bとから構成されており、落下防止盤15bの挿入孔に縦材11を通した後、縦材11のピン孔11cに抜止めピン15aを挿入して、下部固定金具13や追加足場金具14、上部固定金具12R,12L等の落下を防止する。
次に以上のように構成された実施形態の梯子金具1の取付け方法について説明する。
図11は、実施形態の梯子金具1の使用状態を示す斜視図、図12はその側面図である。
図11および図12に示すように、鉄骨構造物の柱材4に取り付けた上側足場金具2とその下の下側足場金具3との間の間隔が空き過ぎていて、上側足場金具2と下側足場金具3とを使用し難いものの、その間に面積が広く、また高さの大きい鋼板5等が取り付けられていて、上側足場金具2とその下の下側足場金具3との間の柱材4に足場を直接取り付けることができない場合がある。
尚、上側足場金具2および下側足場金具3は、それぞれ、作業者の靴で踏まれるU字状の足踏み部2a,3aと、足踏み部2a,3aを柱材4に取り付けるための足踏み部取付具2b,3bとを備えている。
このような場合には、上側足場金具2と下側足場金具3とに、図1〜図10に示すように構成された実施形態の梯子金具1を取付けて、上側足場金具2と下側足場金具3との間に追加足場金具14を追加する。
その際、実施形態の梯子金具1と上側足場金具2との固定は、上部固定金具12L,12Rとナット16a,16aを使用して、図11〜図14に示すように、実施形態の梯子金具1を上側足場金具2に固定する。
具体的には、図13および図14に示すように、上側足場金具2の両側にそれぞれに縦材11のフック部11aを引っ掛けて下方から各縦材11に縦材係止板部12L1の縦材通し孔12L1aを通した上部固定金具12L,12Rを上昇させると共に、上側足場金具2に上部固定金具12L,12Rそれぞれのフック部係止板部12L2,12R2が当接した際に上部固定金具12L,12Rそれぞれを各縦材11を中心に回動してそれぞれのフック部係止板部12L2,12R2の横溝部12L2a,12R2aを、左右の各縦材11のフック部11a先端に係止する。
すると、フック部係止板部12L2,12R2の横溝部12L2a,12R2aから下方へ各縦材11のフック部11a先端のネジ部11bが突出するので、図13および図14に示すように、突出した各ネジ部11bにナット16aを螺合して締結する。
これにより、上側足場金具2の両側を各縦材11のフック部11aと上部固定金具12L,12Rのフック部係止板部12L2,12R2先端部とにより挟持できるので、実施形態の梯子金具1の上部を上側足場金具2の両側に固定することができる。
一方、実施形態の梯子金具1と下側足場金具3との固定は、2個の下部固定金具13,13およびナット16b,16bを使用して、図15および図16に示すように、実施形態の梯子金具1を下側足場金具3に固定する。
具体的には、左右の縦材11,11にそれぞれ通されている下部固定金具13の台座金具13aを、下側足場金具3の高さまで上昇させ、台座金具13aの突出板部13a3をそれぞれ下側足場金具3の上側に掛止する。
すると、下側足場金具3の足踏み部3aと下部固定金具13の水平板部13a1との間にフック状金具13bが通る程度の隙間が形成されるため、下部固定金具13の起立板部13a2のフック状金具通し孔13a21L,13a21Rそれぞれに、フック状金具13bのフック状金具本体13b1側とを挿通する。
その際、下部固定金具13の台座金具13aを左側の縦材11の固定に使用する場合は、台座金具13aのフック状金具通し孔13a21Lにフック状金具13bのフック状金具本体13b1を通す一方、下部固定金具13の台座金具13aを右側の縦材11の固定に使用する場合は、台座金具13aのフック状金具通し孔13a21Rにフック状金具13bのフック状金具本体13b1を通す。
すると、下側足場金具3の内側には、台座金具13aの起立板部13a2のフック状金具通し孔13a21L,13a21Rの内、一方のフック状金具通し孔13a21L,13a21Rからフック状金具13bのフック状金具本体13b1が突出するので、そのネジ部13b11にナット16bを螺合し締結して、図15および図16に示すように、左右の各縦材11と下部固定金具13の起立板部13a2および突出板部13a3等との間で下側足場金具3を挟持して、実施形態の梯子金具1の下部を下側足場金具2の両側に固定することができる。
これにより、図11に示すように、上部固定金具12L,12Rとナット16a,16aによって実施形態の梯子金具1の上部を上側足場金具2の両側に固定する一方、台座金具13aおよびフック状金具13bからなる下部固定金具13とナット16bによって実施形態の梯子金具1の下部を下側足場金具2の両側に固定して、間隔が空き過ぎている上側足場金具2と下側足場金具3とに縦材11,11を固定できることになる。
その結果、左右両側の縦材11の長手方向のほぼ中間には、図9および図10に示すように構成された追加足場金具14が図2等に示すようにボルト17およびナット16cによって取り付けられているので、間隔が空き過ぎている上側足場金具2と下側足場金具3との間に、追加足場金具14を取り付けることができる。
なお、追加足場金具14の高さは、ボルト17およびナット16cを緩める再度締結することによって適宜調整できる。
以上説明したように、実施形態の梯子金具1は、上下方向に離れた上側足場金具2と下側足場金具3を連結する一対の縦材11と、一対の縦材11の上側それぞれを上側足場金具2に固定する上部固定金具12と、一対の縦材11の下端部それぞれを下側足場金具3に固定する下部固定金具13と、一対の縦材11の中間に設けられた追加足場金具14とを有するため、上側足場金具2と下側足場金具3との間隔が空き過ぎて、その間の柱材4に直接足場を取り付けることができない場合でも、上側足場金具2と下側足場金具3とに図1〜図10に示すように構成された実施形態の梯子金具1を固定して、上側足場金具2と下側足場金具3との間に追加足場金具14を追加することができる。
特に、縦材11の上側はフック形状のフック部11aを有しており、上部固定金具12L,12Rは、縦材11が通る縦材通し孔12L1a,12R1aが形成された縦材係止板部12L1,12R1と、フック部11a先端に係止する横溝部12L2a,12R2aが形成されたフック部係止板部12L2,12R2とを備え、各縦材11に通した上部固定金具12L,12Rを各縦材11を中心に回動させてフック部係止板部12L2,12R2の横溝部12L2a,12R2aをフック部11a先端に係止して下方からナット16により締結できるので、実施形態の梯子金具1の上部を上側足場金具2の両側に容易かつ確実に固定することができ、作業性を向上させることができる。
また、上部固定金具12L,12Rの縦材係止板部12L1,12R1には、縦材11が通る縦材通し孔12L1a,12R1aが形成されており、その縦材通し孔12L1a,12R1aは、上部固定金具12L,12Rの長手方向に延びる長孔形状に形成されている。
そのため、縦材通し孔12L1a,12R1aそれぞれに縦材11を通した際、縦材通し孔12L1a,12R1aが丸穴形状の場合よりも、縦材11との間に上部固定金具12L,12Rの長手方向に隙間が空くので、上部固定金具12L,12Rが縦材11を中心に回動し易くなり、作業性を向上させることができる。
また、縦材通し孔12L1a,12R1aは、上部固定金具12L,12Rの長手方向に延びる長孔形状であり、縦材係止板部12L1,12R1とフック部係止板部12L2,12Rとは傾斜しているため、図2や図13等に示すようにナット16aを締結した場合でも、フック部係止板部12L2,12R2とナット16aとの平行状態が保たれ、フック部係止板部12L2,12R2とナット16aとは面で当たる。
そのため、ナット16aの締結力(軸力)を確実に上部固定金具12L,12Rに伝達でき、上部固定金具12L,12Rによって各縦材11の上部を上側足場金具2の足踏み部2aにより確実に固定できる。
さらに、縦材係止板部12L1,12R1は、縦材11に対し傾斜した状態で取り付けられ、縦材通し孔12L1a,12R1aにおける上部固定金具12L,12Rの長手方向の内周面角部が縦材11の外周面に角で当接するので、確実に縦材11に係止されると共に、縦材係止板部12L1側のガタツキも確実に防止できる。
また、下部固定金具13は、台座金具13aと、フック状金具13bとを備え、台座金具13aは、縦材11が通る縦材通し孔13a11が形成され水平板部13a1と、その水平板部13a1から起立して形成され、フック状金具13bのフック状金具本体13b1を通すフック状金具通し孔13a21L,13a21Rが形成された起立板部13a2と、その起立板部13a2から水平板部13a1と対向しつつ下側足場金具3の足踏み部3aの外径よりも小さい長さLだけ突出した突出板部13a3とを有する。
そのため、実施形態の梯子金具1の下側を下側足場金具3に固定する場合、台座金具13aの水平板部13a1の縦材通し孔13a11に縦材11を通す共に、フック状金具13bのフック部を縦材11に係止してフック状金具13bのフック状金具本体13b1を台座金具13aの起立板部13a2のフック状金具通し孔13a21L,13a21Rに通して、フック状金具本体13b1のネジ部13b11に対し縦材11の反対側からナット16bを締結することによって、各縦材11の下側を下側足場金具3の足踏み部3aに固定できる。
その結果、実施形態の梯子金具1の下側を下側足場金具3に容易かつ確実に固定することでき、作業性が向上すると共に、下側足場金具3の高さが一定でなくても、縦材11における下部固定金具13の取付け位置を任意の高さに設定して、下部固定金具13の取付け位置を容易に下側足場金具3の高さに合わせることが可能となり、この点でも作業性を向上させることができる。
また、実施形態の梯子金具1では、各縦材11の下端部には、落下防止金具15の抜止めピン15aが挿入されるピン孔11cを設け、抜止めピン15aを介して落下防止盤15bを設け、その上に予め下部固定金具13の台座金具13aや、上部固定金具12L,12Rを縦材11に予め通しておくと共に、下部固定金具13の台座金具13aと上部固定金具12L,12Rとの間に予め追加足場金具14を取付けておくことができるため、落下防止金具15によって下部固定金具13や追加足場金具14、上部固定金具12R,12L等の落下を防止することが可能となり、この点でも作業性を向上させることができる。
1 梯子金具
11 縦材
11a フック部
11b ネジ部
11c ピン孔
12L,12R 上部固定金具
12L1,12R1 縦材係止板部
12L1a,12R1a 縦材通し孔
12L2,12R2 フック部係止板部
12L2a,12R2a 横溝部
13 下部固定金具
13a 台座金具
13a1 水平板部
13a11 縦材通し孔
13a2 起立板部
13a21L,13a21R フック状金具通し孔
13a3 突出板部
13b フック状金具
13b1 フック状金具本体
13b11 ネジ部
13b2 フック部
14 追加足場金具
14a 追加足踏み部
14b 追加足踏み部取付具
14b1 ボルト孔
14b2 開口部
15 落下防止金具
15a 抜止めピン
15b 落下防止盤
16a,16b,16c ナット
17 ボルト
2 上側足場金具
3 下側足場金具
2a, 3a 足踏み部
2b, 3b 足踏み部取付具

Claims (4)

  1. 上下方向に離れた上側足場金具と下側足場金具に対し左右方向に所定間隔を空けて固定される一対の縦材と、
    前記一対の縦材の上側それぞれを前記上側足場金具に固定する上部固定金具と、
    前記一対の縦材の下側それぞれを前記下側足場金具に固定する下部固定金具と、
    前記一対の縦材の中間に設けられた追加足場金具と、
    備え、
    前記一対の縦材は、
    それぞれ、その上端部にフック形状のフック部が設けられ、そのフック部の先端部にはネジ部が形成されており、
    前記上部固定金具は、
    前記縦材が通る縦材通し孔が形成された縦材係止板部と、
    前記フック部先端に係止する横溝部が形成されたフック部係止板部と、を有し、
    前記縦材係止板部の縦材通し孔に前記縦材を通して回動させることにより、前記フック部係止板部の横溝部を前記縦材のフック部先端に係止し、前記フック部係止板部の横溝部より突出する前記縦材のフック部先端のネジ部にナットを締結することによって、前記一対の縦材の上側を前記上側足場金具に固定することを特徴とする梯子金具。
  2. 請求項1に記載の梯子金具において、
    前記縦材係止板部の縦材通し孔は、前記上部固定金具の長手方向に延びる長孔形状であり、
    前記フック部係止板部は、前記縦材係止板部に対し傾斜していることを特徴とする梯子金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の梯子金具において、
    前記下側足場金具は、
    作業者の足で踏まれる足踏み部を有し、
    前記下部固定金具は、
    フック状金具と、台座金具と、を備え、
    前記フック状金具は、
    ネジ部が形成された直線状のフック状金具本体と、
    そのフック状金具本体の先端でU字形状に折れ曲がったフック部とから構成され、
    前記台座金具は、
    前記縦材が通る縦材通し孔が形成され水平板部と、
    その水平板部から起立して形成され、前記フック状金具のフック状金具本体を通すフック状金具通し孔が形成された起立板部と、
    その起立板部から前記水平板部と対向しつつ前記下側足場金具の足踏み部の外径よりも小さい長さだけ突出した突出板部とを有し、
    前記台座金具の水平板部の縦材通し孔に前記縦材を通す共に、前記フック状金具のフック部を前記縦材に係止して前記フック状金具のフック状金具本体を前記台座金具の起立板部のフック状金具通し孔に通し、前記フック状金具本体のネジ部に対し前記縦材の反対側からナットを締結することによって、前記一対の縦材の下側を前記下側足場金具に固定することを特徴とする梯子金具。
  4. 上下方向に離れた上側足場金具と下側足場金具に対し左右方向に所定間隔を空けて固定される一対の縦材と、
    前記一対の縦材の上側それぞれを前記上側足場金具に固定する上部固定金具と、
    前記一対の縦材の下側それぞれを前記下側足場金具に固定する下部固定金具と、
    前記一対の縦材の中間に設けられた追加足場金具と、
    を備え、
    前記下側足場金具は、
    作業者の足で踏まれる足踏み部を有し、
    前記下部固定金具は、
    フック状金具と、台座金具と、を備え、
    前記フック状金具は、
    ネジ部が形成された直線状のフック状金具本体と、
    そのフック状金具本体の先端でU字形状に折れ曲がったフック部とから構成され、
    前記台座金具は、
    前記縦材が通る縦材通し孔が形成され水平板部と、
    その水平板部から起立して形成され、前記フック状金具のフック状金具本体を通すフック状金具通し孔が形成された起立板部と、
    その起立板部から前記水平板部と対向しつつ前記下側足場金具の足踏み部の外径よりも小さい長さだけ突出した突出板部とを有し、
    前記台座金具の水平板部の縦材通し孔に前記縦材を通す共に、前記フック状金具のフック部を前記縦材に係止して前記フック状金具のフック状金具本体を前記台座金具の起立板部のフック状金具通し孔に通し、前記フック状金具本体のネジ部に対し前記縦材の反対側からナットを締結することによって、前記一対の縦材の下側を前記下側足場金具に固定することを特徴とする梯子金具。
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