JP5035786B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を向上させる技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものもある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次、一つずつ読み出され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示される。このとき、特別図柄の変動表示に連動して、装飾図柄と呼ばれる図柄が主として演出目的で変動表示される場合もある。読み出された抽選値に基づいて、特別図柄の停止表示態様が決定される。
所定時間の変動表示後、特定態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口も一旦閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−230714号公報
図柄の変動時間を長く設定すれば、遊技者の大当たりに対する期待感を喚起するための演出を好適に実行しやすくなる。反面、図柄の変動中に保留球は増えやすくなる。保留球が既に最大個数に達しているときに遊技球が始動口に落入しても、その結果として新たに保留球は記憶されない。このような場合において、始動口へ遊技球が落入することを「無効入賞」とよぶ。長い変動時間の設定は無効入賞を発生させやすくするため、遊技者にとってはデメリットとなる可能性がある。
従来、遊技者がボタンを押下したときに図柄変動を強制停止させるタイプの遊技機もある。このような遊技機によれば、遊技者は自らの意思によって図柄の変動時間を短くすることができる。しかし、図柄の変動表示が強制的に停止されると演出が不自然に停止をしてしまい、遊技興趣が減殺されかねない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、遊技状況に応じて図柄の変動時間を好適に制御することにより、遊技性の高い弾球遊技機を提供することにある。
本発明のある態様は、弾球遊技機である。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機として、ランダムに抽選値を取得する抽選値取得手段と、取得された抽選値を所定個数保持する抽選値保持手段と、図柄の変動表示開始に際して保持されている抽選値を読み出し、当たりとなるべき抽選値を1個以上定めた当否判定テーブルを参照して、読み出した抽選値が当たりとなるべき抽選値に一致するか否かにより抽選値の当否を判定する当否判定手段と、図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、パターン記憶手段からいずれかの表示パターンを選択するパターン選択手段と、選択された表示パターンにて、図柄を変動表示させる表示制御手段と、抽選の結果が当たりと判定されたときには、図柄の変動表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、遊技者による操作入力を検出する操作検出手段と、を備える。
パターン記憶手段は、第1表示パターン群と、第1表示パターン群に含まれる表示パターンよりも図柄の変動時間が短い表示パターンの集合である第2表示パターン群とに分類して各表示パターンを記憶し、パターン選択手段は、通常は第1表示パターン群から表示パターンを選択し、操作入力が検出されたことを条件として第2表示パターン群から表示パターンを選択するとともに、少なくとも第2表示パターン群から表示パターンを選択するときには、保持されている抽選値の個数に応じて各表示パターンの選択確率が定められたパターン選択テーブルを参照することにより、抽選値が読み出されるときに保持されている抽選値の個数に応じた選択確率にていずれかの表示パターンを選択する。
遊技者が操作入力したか否かに応じて、2種類の表示パターン群のいずれかが選択対象とされてもよい。第1表示パターン群における平均的な図柄変動時間は、第2表示パターン群における平均的な図柄変動時間よりも長く設定されてもよい。このとき、各表示パターンの選択確率をもとにして、各表示パターン群の平均的な図柄変動時間を加重平均計算により求めてもよい。第1表示パターン群に含まれる表示パターンは、従来の弾球遊技機における一般的な表示パターンと同等であってもよいが、第2表示パターン群に含まれる表示パターンは、たとえば、第1表示パターン群に含まれる各表示パターンの一部をカットした短縮版の表示パターンの集合であってもよい。このような態様によれば、ユーザからの操作入力に応じて実質的に図柄の変動時間を短縮することができる。また強制停止ではないので、図柄変動時において演出が不自然に中断されないように処置できる。
また、図柄変動開始時の保留球数に応じて選択されやすい表示パターンが変化するので、遊技状態に応じた表示パターンの選択が可能となる。たとえば、保留球数が2個であるときにしか選択されない表示パターン、あるいは、2個であるときに選択されやすい表示パターンを用意してもよい。このように、遊技状態と表示パターンの選択に相関関係を持たせることにより、表示パターンの選択に対する遊技者の興味を深める上で効果がある。
パターン選択手段は、第1表示パターン群から表示パターンを選択するときにも、同様のパターン選択テーブルを参照して、保持されている抽選値の個数に応じた選択確率にて表示パターンを選択してもよい。
パターン選択手段は、保持されている抽選値の個数が多いほど、変動時間が短い表示パターンの選択確率が高くなるように定められたパターン選択テーブルを参照して表示パターンを選択してもよい。
このような態様によれば、無効入賞の発生の抑制と大当たりに対する遊技者の期待感演出の両立を図りやすくなる。抽選値が多く保持されているときほど無効入賞の発生確率が高くなるため、変動時間が短い表示パターンが選択されやすくなるように設定することにより無効入賞の発生を効果的に抑制できる。
所定の遊技条件が成立したときに有効期間を設定する有効期間設定手段を更に備えてもよい。パターン選択手段は、有効期間中に操作入力が検出されたことを条件として、第2表示パターン群から表示パターンを選択してもよい。
「所定の遊技条件」とは、抽選などによってランダムに決定されてもよいし、単位時間当たりの図柄の変動回数が所定回数に達したとき、特定の停止図柄にて特別図柄が停止したときなど、遊技状態に関するさまざまな条件であってもよい。また、有効期間の長さも抽選や各種遊技条件に応じて決定してもよい。このような態様によれば、有効期間において操作入力が検出されるか否かに応じて選択対象となる表示パターン群が決定されるので、有効期間において遊技に対する遊技者の集中力を喚起する上で効果がある。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、遊技状況に応じて図柄の変動時間を好適に制御することにより、弾球遊技機の遊技性を高める上で効果がある。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17、操作ボタン82およびスピーカ18を含む。
外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。透明板13は、ガラスなどにより形成され、遊技盤50の遊技領域52を透視可能な板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。
上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が再生される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66および一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
始動口62は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置74と、始動口を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62は、遊技領域52における所定位置に設けられる。始動口62は普通電動役物により形成され、その入口が拡開可能となっている。普通電動役物が拡開状態にあるときには、遊技球は始動口62に落入しやすくなる。以下、始動口62に関し、普通電動役物が拡開して遊技球が始動口62に落入しやすい状態を「開放状態」と呼ぶ。
大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。大入賞口66はアウト口58の上方等の位置に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入賞検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15および下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本明細書において「落入」は「通過」を含むものとする。
遊技盤50の略中央に設けられた特別図柄表示装置61と装飾図柄表示装置60は、それぞれの画面に特別図柄202と、特別図柄202に連動する装飾図柄200を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。ここで、特別図柄202は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「特別図柄抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。始動口62に遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値(以下、「特図乱数」とよぶ)が取得される。特図乱数は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は適宜読み出され、当否判定され、特別図柄202が変動表示される。特別図柄抽選とは、この抽選値の当否判定のことをいう。特別図柄202の変動表示が終了すると、特別図柄抽選の結果が停止表示される。そのあと、次の保留球が読み出され、新たな変動表示が開始される。
装飾図柄200は、特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200としてスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、本実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示装置であってもよい。
特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は一定時間経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、大入賞口66の開閉動作が開始され、特別遊技に移行する。このときスロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が大入賞口66内の特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、例えば15回繰り返される。特別遊技中におけるこの大入賞口66が1回開放される期間を「単位遊技」または「ラウンド」とよぶ。特別遊技は、たとえば15回を限度とした複数回の単位遊技により構成されるともいえる。大入賞口66に遊技球が落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61の保護、装飾等の機能を有する。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
なお、作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は装飾図柄表示装置60の右下隅にて変動表示される。所定時間の経過後に普通図柄204の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。そのため、遊技球が一時的に始動口62に落入しやすくなる。
操作ボタン82は、遊技機所定の入力をするためのボタンである。遊技者は、操作ボタン82を押下することによって、特別図柄202の変動時間を実質的に短縮させることができる。詳しくは後述する。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別図柄抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60や特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。同図においては、ぱちんこ遊技機10の各機能ブロックの役割を説明し、図6以降に示すフローチャートにて、これらの機能ブロックの相互作用について説明する。
始動口62、大入賞口66、普通電動役物ソレノイド76、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18、遊技効果ランプ90、操作ボタン82および遊技制御装置100との間は電気的に接続されている。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウエア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できる。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板41と、図柄の演出等を制御するサブ基板49とに機能を分担させた形態で構成されてもよい。
遊技制御装置100は、入球判定手段110、操作検出手段111、特別図柄抽選手段112、図柄決定手段120、有効期間設定手段130、表示制御手段132、特別遊技実行手段134および開閉制御手段136を含む。
入球判定手段110は、大入賞口66の入賞検出装置78または始動口62の入賞検出装置74から遊技球が落入した旨の情報を取得し、更にその情報に基づいて入賞の有無を判定する。操作検出手段111は、操作ボタン82の押下を検出する。特別図柄抽選手段112は、特別図柄抽選を実行して、その当否を判定する。図柄決定手段120は、特別図柄202や装飾図柄200の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶している。図柄決定手段120は、特別図柄抽選の当否に応じて特別図柄202と装飾図柄200の図柄変動の停止図柄および表示パターンを決定する。有効期間設定手段130は、後述する有効期間の設定に関する制御を行う。表示制御手段132は、図柄決定手段120により決定された表示パターンおよび停止図柄にて特別図柄202や装飾図柄200を装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61に表示させる。また、表示制御手段132は、遊技効果ランプ90など電飾等の表示も制御する。特別遊技実行手段134は、特別遊技の実行を制御する。開閉制御手段136は、大入賞口ソレノイド80を励磁することにより、特別遊技において大入賞口66の開閉を制御する。また、開閉制御手段136は、作動口68への遊技球の落入を契機とする普通電動役物ソレノイド76の開閉も制御する。
特別図柄抽選手段112は、特図乱数取得手段114、特図乱数記憶手段116および当否判定手段118を含む。
遊技球が始動口62に落入すると、入賞検出装置74はそれを検出して落入を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したと判定する。入球判定手段110は、一般入賞口72など各種入球口への遊技球の落入についても判定する。
入球判定手段110が始動入賞情報を受け取ったとき、特図乱数取得手段114は保留球数が上限に達しているか否かを調べる。保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限の4つに達していない場合、特図乱数取得手段114が始動入賞に対する特図乱数を取得する。このとき、特図乱数記憶手段116は保留球数として1を加算し、保留球として新たに取得された特図乱数を一時記憶する。特図乱数取得手段114は、数学的に特図乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を特図乱数として取得してもよい。特図乱数は「0〜65535」の範囲で生成される。
当否判定手段118は、当否判定テーブルを参照して、特図乱数の当否を判定する。当否判定テーブルとは、特図乱数取得手段114により取得される特図乱数のうち当たりとなる特図乱数の値を定めたテーブルである。当否判定テーブルにおいては、特図乱数が「0〜200」の範囲にあるときに当たりと判定される。当否判定手段118が特図乱数記憶手段116から順次保留球を読み出して当否判定することにより特別図柄抽選が実行される。その抽選結果に応じて、図柄決定手段120は図柄の表示パターンと変動時間および変動表示後の停止図柄を決定する。
図柄決定手段120は、パターン記憶手段126およびパターン選択手段128を含む。
パターン記憶手段126は、特別図柄202と装飾図柄200の変動表示過程を示す表示パターンを記憶する。パターン選択手段128は、この記憶されている複数種類の表示パターンの中からいずれかの表示パターンを選択する。パターン選択手段128は、各表示パターンの選択確率を定めたパターン選択テーブルを参照して、いずれかの表示パターンを選択する。パターン選択手段128は、まず特別図柄202の表示パターンを選択する。そして、特別図柄202の変動時間に対応するように装飾図柄200の表示パターンを選択する。
なお、以下の説明においては特別図柄202と装飾図柄200がそれぞれ変動表示される期間は一致するので、図柄の変動表示、または単に変動表示というときには、これら2種類の図柄の変動表示を指すものとする。
図4は、第1パターン群におけるパターン選択テーブルのデータ構造図である。
本実施例においては、特別図柄の表示パターンは第1パターン群と第2パターン群の二つの集合のいずれかに分類される。それに対応して装飾図柄の表示パターンも第1パターン群と第2パターン群の二つの集合のいずれかに分類される。パターン選択手段128は通常は第1パターン群から表示パターンを選択し、後述する短縮フラグがオンされているときには第2パターン群から表示パターンを選択する。
また、パターン選択手段128は、保留球数に応じた選択確率にて表示パターンを選択する。各表示パターンは、さまざまな変動時間に対応づけられる。そのため、保留球数に応じた選択確率にて表示パターンを選択することにより、保留球数に応じて変動時間が特定されるといえる。
同図において、パターンID欄150は、表示パターンを識別するためのパターンIDを示す。パターンIDと表示パターンデータは1対1に対応づけられる。選択確率欄152は、遊技状態に応じた各表示パターンの選択確率を示す。本実施例においては、第1パターン群にはパターンID「A」〜「K」の11種類の表示パターンが含まれる。
パターンID欄150に示すパターンID「A」〜「K」の11種類の表示パターンにおける図柄の変動時間も、それぞれ5秒から150秒までの11種類となる。パターンID欄150において括弧内に示す時間が、各表示パターンの対応する変動時間である。たとえば、パターンID「A」の表示パターンの変動時間は、5秒間である。選択確率欄152は、当否判定手段118が特図乱数記憶手段116から特図乱数を取り出すときに特図乱数記憶手段116に記憶されている残りの保留球数ごとに各パターンIDの選択確率を示す。
特図乱数が読み出されたとき、残りの保留球数は0個から3個までの4通りとなる。これら4通りの状態について、それぞれ特図乱数の当否に応じて選択確率が設定される。すなわち、計8種類の遊技状態に応じて、各パターンIDの選択確率が定義されている。
たとえば、保留球が0個の場合において特図乱数が当たりと判定されたときには、パターン選択手段128はパターンID「C」の表示パターンを選択することはなく、15%の確率でパターンID「H」の表示パターンを選択する。一方、保留球が0個の場合において特図乱数が外れと判定されたときには、パターン選択手段128は5%の確率でパターンID「C」の表示パターンを選択し、15%の確率でパターンID「H」の表示パターンを選択する。
全体として、保留球が0個の場合においては、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間が選択されやすく設定されている。たとえば、保留球0で特図乱数が当たりの時の平均的な変動時間は、
20×0.05+30×0.05+40×0.10+50×0.10+60×0.15+90×0.20+120×0.20+150×0.15=85
により85秒である。
これに対し、保留球0で特図乱数が外れの時の平均的な変動時間は、
15×0.05+20×0.05+30×0.10+40×0.15+50×0.15+60×0.15+90×0.15+120×0.10+150×0.10=67.75
により67.75秒である。
そのため、遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。
保留球が3個の場合において特図乱数が当たりと判定されたときには、パターン選択手段128は15%の確率でパターンID「C」の表示パターンを選択し、5%の確率でパターンID「H」の表示パターンを選択する。一方、保留球が3個の場合において特図乱数が外れと判定されたときには、パターン選択手段128は20%の確率でパターンID「C」の表示パターンを選択するが、パターンID「H」の変動パターンを選択することはない。
保留球が3個の場合においても、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間の表示パターンが選択されやすく設定されている。そのため、遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。また、保留球が3個の状態において、パターンID「H」の表示パターンが選択されたときには、遊技者は大当たりを確信できる。一方、保留球が2個の状態において、パターンID「H」の表示パターンが選択されても、遊技者は大当たりを確信できない。保留球が2個のときには、特図乱数の当否にかかわらずパターンID「H」は選択され得るが、保留球が3個のときには、特図乱数が当たりの時にしかパターンID「H」は選択され得ないからである。
そのため、パターンID「H」が選択されたときには、保留球が3個の時に開始された図柄変動だったか2個の時に開始された図柄変動だったかを認知することができたか否かによっても遊技者の大当たりに対する期待感を変化させることができる。
保留球が0個の場合と保留球が3個の場合を比較すると、保留球が0個の場合に比べて保留球が3個の場合の方が概ね短い変動時間となりやすくなるようパターンIDの選択確率が設定されている。無効入賞が発生しやすい保留球3個の状況で図柄の変動時間を短くすることにより、その発生を抑制することができる。また、無効入賞が発生しにくい保留球0個の状況で図柄の変動時間を長くすることにより、結果として装飾図柄200による演出時間が確保されやすくなる。
図5は、第2パターン群におけるパターン選択テーブルのデータ構造図である。
パターン選択手段128は、第2パターン群を選択対象とするときにも、保留球数に応じた選択確率にて表示パターンを選択する。パターンID欄150は、表示パターンを識別するためのパターンIDを示す。選択確率欄152は、遊技状態に応じた各表示パターンの選択確率を示す。本実施例においては、第2パターン群にはパターンID「L」〜「V」の11種類の表示パターンが含まれる。
パターンID欄150に示すパターンID「L」〜「V」の11種類の表示パターンにおける図柄の変動時間も、それぞれ5秒から150秒までの11種類となる。パターンID欄150において括弧内に示す時間が、各表示パターンの対応する変動時間である。たとえば、パターンID「L」の表示パターンの変動時間は、5秒間である。選択確率欄152は、当否判定手段118が特図乱数記憶手段116から特図乱数を取り出すときに特図乱数記憶手段116に記憶されている残りの保留球数ごとに各パターンIDの選択確率を示す。
同図によると、たとえば、保留球が0個の場合において特図乱数が当たりと判定されたときには、パターン選択手段128はパターンID「N」の表示パターンを5%の確率で選択し、10%の確率でパターンID「T」の表示パターンを選択する。一方、保留球が0個の場合において特図乱数が外れと判定されたときには、パターン選択手段128は15%の確率でパターンID「S」の表示パターンを選択し、10%の確率でパターンID「S」の表示パターンを選択する。
全体として、保留球が0個の場合においては、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間が選択されやすく設定されている。そのため、遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。
保留球が3個の場合において特図乱数が当たりと判定されたときには、パターン選択手段128は20%の確率でパターンID「N」の表示パターンを選択し、5%の確率でパターンID「S」の表示パターンを選択する。一方、保留球が3個の場合において特図乱数が外れと判定されたときには、パターン選択手段128は25%の確率でパターンID「N」の表示パターンを選択するが、パターンID「T」の変動パターンを選択することはない。
保留球が3個の場合においても、特図乱数が当たりであるときは外れであるときに比べて、概ね長い変動時間の表示パターンが選択されやすく設定されている。そのため、遊技者は変動時間が長いほど、大当たりに対する期待感を高められる。
保留球が0個の場合と保留球が3個の場合を比較すると、保留球が0個の場合に比べて保留球が3個の場合の方が概ね短い変動時間となりやすくなるようパターンIDの選択確率が設定されている。無効入賞が発生しやすい保留球3個の状況で図柄の変動時間を短くすることにより、その発生を抑制することができる。また、無効入賞が発生しにくい保留球0個の状況で図柄の変動時間を長くすることにより、結果として装飾図柄200による演出時間が確保されやすくなる。
更に、図4と図5を比べると、第1パターン群に比べて第2パターン群は、相対的に図柄の変動時間が短く設定されている。まとめると、
1.外れの時には当たりの時にくらべて変動時間が概ね短くなる
2.保留球が多いほど変動時間が概ね短くなる
3.第2パターン群は第1パターン群に比べて変動時間が概ね短くなる
として設定されている。
その効果として、
1について:当たりの時には外れの時に比べて遊技者の期待感を喚起するための演出時間が相対的に長く確保されるため、演出効果を確保しやすい
2について:無効入賞の発生を抑制しやすい
3について:後述する短縮フラグのオンオフに応じて実質的に変動時間を変化させることができる
が挙げられる。
図6は、ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。
遊技球が始動口62へ入球したか否かに基づき、入球判定手段110や特別図柄抽選手段112により始動入賞判定処理が実行される(S10)。遊技球が始動口62へ落入している場合に、図柄決定手段120等により図柄変動開始判定処理が実行される(S12)。最後に特別遊技実行手段134により特別遊技移行判定処理が実行される(S14)。これら一連のフローはループ処理となっており、遊技中に繰り返し実行される。
S10からS14の各処理の具体的内容については次の図7以降に関連して詳述する。
図7は、図6のS10における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。
入球判定手段110は始動口62の入賞検出装置74から始動入賞情報を取得しているか否かを判定する(S20)。入球判定手段110が始動入賞情報を取得していなければ(S20のN)、S10の始動入賞判定処理は終了する。取得していれば(S20のY)、払出ユニット43が、入賞に応じた賞球を払い出す(S22)。例えば、この賞球数は4に設定される。
次に、特図乱数取得手段114は特図乱数記憶手段116が記憶する保留球が上限内であるか否か判定する(S24)。保留球が上限内でなければ(S24のN)、S10の始動入賞判定処理は終了する。上限内であれば(S24のY)、特図乱数取得手段114は特図乱数を取得する(S26)。このとき特図乱数記憶手段116は、取得した特図乱数を保留球として記憶する。保留球数として1が加算される(S28)。
図8は、図6のS12における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。
図柄決定手段120は、保留球が存在するか判定する(S30)。保留球があれば(S30のY)、図柄決定手段120は図柄の変動表示を開始可能か判定する(S32)。特別遊技の実行中や、既に特別図柄202が変動表示中である場合には、それらの処理が終了するまでは図柄の変動表示は開始されない。図柄の変動表示の開始が可能であれば(S32のY)、当否判定手段118は特図乱数記憶手段116から特図乱数を取り出す。保留球数として1が減算される(S34)。
当否判定手段118は、取り出した特図乱数を当否判定テーブルを参照して当否判定する(S36)。すなわち、取り出された特図乱数が当否判定テーブルにおいて当たりとなるべき数値と等価であれば、特別図柄抽選の当たり、すなわち「大当たり」と判定される。
パターン選択手段128は、短縮フラグがオンされているかを判定する(S37)。短縮フラグとは、有効期間内に操作ボタン82が押下されたときにオンされるフラグである。S48に関連して後述する。短縮フラグがオンされていれば(S37のY)、パターン選択手段128は第2パターン群から保留球数や特別図柄抽選の当否に応じた選択確率にていずれかの表示パターンを選択する(S38)。そして、パターン選択手段128は短縮フラグをオフする(S39)。一方、S37において短縮フラグがオフであれば(S37のN)、パターン選択手段128は第1パターン群から保留球数や特別図柄抽選の当否に応じた選択確率にていずれかの表示パターンを選択する(S40)。
図柄決定手段120は、S36にて実行された特図抽選の結果が大当たりであれば、特別図柄202と装飾図柄200の停止図柄として当たり図柄をセットし、外れであれば外れ図柄をセットする(S41)。有効期間設定手段130は、有効期間の設定可否を判定するための抽選(以下、「有効期間抽選」とよぶ)を実行する(S42)。有効期間抽選は、有効期間の設定可否のみならず有効期間の長さを決めるための抽選である。たとえば、有効期間の長さと選択確率を対応づけたテーブルを参照して、有効期間の設定可否と設定する場合の有効期間の長さを決定してもよい。有効期間を設定するときには(S42のY)、有効期間設定手段130は有効期間フラグをオンする(S43)。このときには、たとえば、S43の処理タイミングを基準として「20秒後から30秒後」までの期間が有効期間であるとして設定されてもよい。有効期間の開始および終了タイミングはタイマによって管理される。すなわち、この場合、S43においてはタイマがリセットされると共にカウントが開始され、このタイマのカウント値によって有効期間にあるか否かが判定される。なお、有効期間を設定しないときには(S42のN)、S43はスキップされる。表示制御手段132は、図柄決定手段120により決定された表示パターンにて図柄の変動表示を開始する(S44)。
保留球がないときや(S30のN)、図柄の変動表示開始タイミングでないときには(S32のN)、図柄決定手段120は有効期間フラグがオンされているか判定する(S45)。オフの時には(S45のN)、S12の図柄変動開始判定処理は終了する。オンであれば(S45のY)、図柄決定手段120はS43にて設定されたタイマによって有効期間内にあるか判定する(S46)。有効期間中であって(S46のY)、操作検出手段111が操作ボタン82の押下を検出すれば(S47)、図柄決定手段120は短縮フラグをオンする(S48)。一方、有効期間がすでに終了していれば(S46のN、S49のY)、有効期間フラグはオフされる(S51)。
このように、図柄変動開始タイミングにおいて有効期間の設定タイミングが決定され、かつ、その有効期間内に遊技者が首尾良く操作ボタン82を押下したときに、次回の図柄変動開始時において第2パターン群から表示パターンが選択されることになる。遊技者はいつ有効期間が始まるかという興味から、遊技に対する没入感を高められることになる。そのためには、有効期間の設定タイミングは遊技者にとって不可知性が高く、たとえば、ランダムなタイミングであることが望ましく、また、有効期間は1秒〜3秒程度の短時間であることが望ましい。
図9は、図6のS14における特別遊技実行判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、図柄の変動表示が終了していなければ(S50のN)、S14の特別遊技実行判定処理は終了する。変動表示が終了している場合であって(S50のY)、特図乱数が当たりであれば(S52のY)、特別遊技実行手段134は特別遊技を開始する(S54)。一方、特図乱数が外れである場合には(S52のN)、S14の特別遊技実行判定処理は終了する。
本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、保留球数に応じて変動時間の長さを好適に設定できる。また、ボタンが押下されたときに図柄変動を強制的に停止するのではなく、図柄の変動時間が短い表示パターンが選ばれやすくなるように制御するため演出効果を担保しやすい。また、第2表示パターン群から表示パターンが選択される場合であっても、大当たりのときには図柄の変動時間が比較的長くなりやすいように選択確率を設定することにより、大当たりに対する期待感を喚起するための演出効果が減殺されないように制御できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。 第1パターン群における各表示パターンの選択確率についてのパターン選択テーブルのデータ構造図である。 第2パターン群における各表示パターンの選択確率についてのパターン選択テーブルのデータ構造図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図6のS10における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のS12における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図6のS14における特別遊技実行判定処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 41 メイン基板、 49 サブ基板、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 装飾図柄表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 68 作動口、 82 操作ボタン、 110 入球判定手段、 111 操作検出手段、 112 特別図柄抽選手段、 114 特図乱数取得手段、 116 特図乱数記憶手段、 118 当否判定手段、 120 図柄決定手段、 126 パターン記憶手段、 128 パターン選択手段、 130 有効期間設定手段、 132 表示制御手段、 134 特別遊技実行手段、 136 開閉制御手段。

Claims (3)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機として、ランダムに抽選値を取得する抽選値取得手段と、
    前記取得された抽選値を所定個数保持する抽選値保持手段と、
    図柄の変動表示開始に際して前記保持されている抽選値を読み出し、当たりとなるべき抽選値を1個以上定めた当否判定テーブルを参照して、読み出した抽選値が当たりとなるべき抽選値に一致するか否かにより前記抽選値の当否を判定する当否判定手段と、
    図柄の変動表示過程を示す表示パターンを複数種類記憶するパターン記憶手段と、
    前記パターン記憶手段からいずれかの表示パターンを選択するパターン選択手段と、
    前記選択された表示パターンにて、図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記抽選の結果が当たりと判定されたときには、図柄の変動表示後に遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    遊技者による操作入力を検出する操作検出手段と、を備え、
    前記パターン記憶手段は、第1表示パターン群と、前記第1表示パターン群に含まれる表示パターンよりも図柄の変動時間が短い複数の表示パターンの集合である第2表示パターン群とに分類して各表示パターンを記憶し、
    前記パターン選択手段は、図柄の変動表示開始前に前記操作入力が検出されないことを条件として前記第1表示パターン群から表示パターンを選択し、図柄の変動表示開始前に前記操作入力が検出されたことを条件として前記第2表示パターン群から表示パターンを選択するとともに、前記第2表示パターン群から表示パターンを選択する状態において、前記第2表示パターン群から当たりとなるべき抽選値に対応する表示パターンを選択する際には、外れとなるべき抽選値に対応する表示パターンよりも変動時間が長い表示パターンを選択することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記パターン選択手段は、前記保持されている抽選値の個数が多いほど、変動時間が短い表示パターンの選択確率が高くなるように定められたパターン選択テーブルを参照して表示パターンを選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 所定の遊技条件が成立したときに有効期間を設定する有効期間設定手段を更に備え、
    前記パターン選択手段は、前記有効期間中に前記操作入力が検出されたことを条件として、前記第2表示パターン群から表示パターンを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
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