JP4688078B2 - 弾球遊技機および遊技機管理システム - Google Patents

弾球遊技機および遊技機管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4688078B2
JP4688078B2 JP2005056619A JP2005056619A JP4688078B2 JP 4688078 B2 JP4688078 B2 JP 4688078B2 JP 2005056619 A JP2005056619 A JP 2005056619A JP 2005056619 A JP2005056619 A JP 2005056619A JP 4688078 B2 JP4688078 B2 JP 4688078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
symbol
game
gaming machine
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005056619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006239034A (ja
Inventor
重夫 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2005056619A priority Critical patent/JP4688078B2/ja
Publication of JP2006239034A publication Critical patent/JP2006239034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4688078B2 publication Critical patent/JP4688078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機の遊技状況を管理するための技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。
従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものもある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次、一つずつ読み出され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示される。読み出された抽選値に基づいて、特別図柄の停止表示態様が決定される。
所定時間の変動表示後、特定態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。
特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定期間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口も一旦閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に設けられたVゾーンとよばれる特定領域を遊技球が通過していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを主たる目的として遊技を行う(例えば、特許文献1参照)。
遊技球が始動口に落入して特別図柄が変動表示されるとき、ぱちんこ遊技機は変動表示が実行された旨を示す変動実行情報をホールコンピュータに送信する。ホールコンピュータは複数のぱちんこ遊技機の遊技状況を一元的に管理するための装置である。稼働率が高く、また、遊技球が始動口に落入しやすいぱちんこ遊技機は、特別図柄の変動表示回数が多くなる。ホールコンピュータは各ぱちんこ遊技機から変動実行情報を受信することにより、ぱちんこ遊技機ごとの遊技状況を把握する。
これらのぱちんこ遊技機の中には、いわゆるチャンスボタンなどともよばれる遊技者からの操作入力を受け付けるためのボタンを有する遊技機もある。遊技者がこのチャンスボタンを特別図柄の変動表示中に押下すると、その変動表示を強制的に停止させることができる。特別図柄の変動時間が短くなれば、保留球の読み出しが促進されるため、単位時間あたりの特別遊技への移行機会が増加することになる。このようなチャンスボタンは遊技者に有利なボタンとして一般的に親しまれている。
以下、このチャンスボタンのように特別図柄の変動表示を強制的に停止させるボタンのことを「強制停止ボタン」とよぶ。
特開2003−230714号公報
強制停止ボタンが押下されると、特別図柄の変動時間が短縮されるため、単位時間当たりの特別図柄の変動回数は増加する。したがって、ホールコンピュータは実際には稼働率が低いぱちんこ遊技機であっても稼働率が高いと誤認してしまう可能性がある。また、遊技球が始動口に落入しにくいぱちんこ遊技機であっても、同じく、強制停止ボタンの影響によって、始動口に遊技球が落入しやすいぱちんこ遊技機であると誤認されてしまう可能性がある。このように、特別図柄の変動表示回数だけで、強制停止ボタンを設けられたぱちんこ遊技機の遊技状態を正確に管理するのは困難である。
本発明はこのように認識された課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、弾球遊技機の遊技状況を好適に管理するための技術を提供することにある。
本発明のある態様は弾球遊技機である。
この遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる表示制御手段と、図柄が所定の表示態様にて停止表示されたときに、遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、図柄の変動表示を強制的に停止させるための遊技者による停止指示入力を検出する停止指示検出手段と、図柄の変動表示中において停止指示入力が検出されたとき、表示制御手段に指示して図柄の変動表示を強制的に停止させる停止指示制御手段と、図柄の変動表示の実行を示す変動実行情報を外部装置に送信する変動実行情報送信手段と、図柄の変動表示が強制的に停止されたことを示す停止情報を外部装置に送信する停止情報送信手段と、を備える。
ここでいう「図柄」とは、たとえば、特別図柄そのものであってよい。変動実行情報の送信タイミングは、図柄の変動表示が開始されたタイミングや終了したタイミングなど、その変動表示中のいずれであってもよい。また、単位時間当たりの変動表示回数として変動実行情報が送信されてもよい。停止情報も、図柄の変動表示が停止されたタイミングで送信されてもよいが、単位時間当たりの停止回数として送信されてもよい。
このような態様によれば、図柄の変動表示が強制停止されたとき、その旨を示す停止情報が外部装置、たとえば、ホールコンピュータに送信される。そのため、たとえば、実行された変動表示のうち、どれくらいの割合で強制停止が実行されているかを外部装置にて知ることも可能である。このような態様によれば、遊技者が図柄の変動表示を強制的に停止させる場合であっても、外部装置にて弾球遊技機ごとの遊技状況を正確に把握しやすくなる。
本発明の別の態様もまた、弾球遊技機である。
この遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる表示制御手段と、図柄が所定の表示態様にて停止表示されたときに、遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、図柄の変動表示を強制的に停止させるための遊技者による停止指示入力を検出する停止指示検出手段と、図柄の変動表示中において停止指示入力が検出されたとき、表示制御手段に指示して図柄の変動表示を強制的に停止させる停止指示制御手段と、図柄の変動表示が強制的に停止させられた回数である停止回数を計数する停止回数計数手段と、図柄の変動表示回数に対する停止回数の割合を示す停止情報を外部装置に送信する停止情報送信手段と、を備える。
このような態様によれば、実行された変動表示のうち強制的に停止された割合を弾球遊技機側にて把握できる。また、その割合を停止情報として外部に送信すれば、どの弾球遊技機にて図柄の変動表示が強制停止されやすい傾向にあるかを外部にて把握しやすくなる。そのため、遊技者が図柄の変動表示を強制的に停止させても、外部装置にて正確に弾球遊技機ごとの遊技状況を把握しやすくなる。
停止情報送信手段は、停止情報として単位時間あたりの図柄の変動表示回数に対する停止回数の割合を外部装置に送信してもよい。
このような態様によれば、弾球遊技機の単位時間当たりの入賞容易性や遊技状況をより把握しやすくなる。
この遊技機は、停止情報を画面表示させる停止情報表示手段を更に備えてもよい。
このような態様によれば、遊技者は停止情報を遊技中に視認できる。たとえば、図柄の変動表示回数に対する停止回数の割合によって遊技内容が変化する弾球遊技機の場合、遊技者は表示された停止情報に応じて遊技スタイルを変更しやすくなる。
停止情報表示手段は、図柄が変動表示されていない期間において停止指示入力が検出されたとき、停止情報を画面表示させてもよい。
このような態様によれば、強制停止ボタンによって停止情報を表示させることができるため、入力インタフェースを複雑化させずに停止情報を表示させることができる。
この遊技機は、停止指示制御手段による図柄の変動表示を強制的に停止させる処理の実行を妨げる無効化手段を更に備えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、遊技機管理システムである。
このシステムは、1以上の弾球遊技機と、弾球遊技機と通信回線によって接続され、各弾球遊技機の遊技状況を管理するための遊技機管理装置を含む。
弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる表示制御手段と、図柄が所定の表示態様にて停止表示されたときに、遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、図柄の変動表示を強制的に停止させるための遊技者による停止指示入力を検出する停止指示検出手段と、図柄の変動表示中において停止指示入力が検出されたとき、表示制御手段に指示して図柄の変動表示を強制的に停止させる停止指示制御手段と、図柄の変動表示の実行を示す変動実行情報を遊技機管理装置に送信する変動実行情報送信手段と、図柄の変動表示が強制的に停止されたことを示す停止情報を遊技機管理装置に送信する停止情報送信手段と、を備える。
一方、遊技機管理装置は、弾球遊技機から変動実行情報を受信する変動実行情報受信手段と、弾球遊技機から停止情報を受信する停止情報受信手段と、変動実行情報と停止回数を遊技機情報として保持する遊技機情報保持手段と、を備える。
このような態様によれば、遊技者が図柄の変動表示を強制的に停止させることができる場合であっても、遊技機管理装置はより正確に弾球遊技機ごとの遊技状態を把握できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、弾球遊技機の遊技状況を管理する上で効果がある。
図1は、遊技店におけるぱちんこ遊技機を管理するためのハードウェア構成図である。
遊技店250には、複数のぱちんこ遊技機10が設置される。中間管理装置210は、複数のぱちんこ遊技機10から管理情報を受信し、これを遊技機管理装置300に送信する。管理情報とは、変動実行情報や停止情報などの、ぱちんこ遊技機10から中間管理装置210に送信される遊技状況に関する情報である。遊技機管理装置300は、複数の中間管理装置210から管理情報を受信する。このようにして、各ぱちんこ遊技機10から送信された管理情報は最終的に遊技機管理装置300に集積される。この管理情報によって、遊技機管理装置300は各ぱちんこ遊技機10の遊技状況を管理する。
なお、ぱちんこ遊技機10と遊技機管理装置300は中間管理装置210を介することなく接続されてもよいし、あるいは多段階の中間管理装置210を介してぱちんこ遊技機10と遊技機管理装置300が接続されてもよい。そのハードウェア構成についてはぱちんこ遊技機10の数や遊技機管理装置300の処理性能に応じて最適に設計されればよい。
図2は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤面で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、発射ハンドル17、スピーカ18および強制停止ボタン82を含む。
外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。透明板13は、ガラスなどにより形成され、遊技盤50の遊技領域52を透視可能な板である。扉14は、透明板13を支持する。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。
上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が再生される。強制停止ボタン82は、図柄の変動表示を強制的に停止するためのボタンである。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、図柄表示装置60、始動入賞口(以下、「始動口」という)62、センター飾り64、大入賞口66および一般入賞口72を含む。更に遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
始動口62は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置74と、始動口を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動口62は、遊技領域52における所定位置に設けられる。始動口62は普通電動役物により形成され、その入口が拡開可能となっている。普通電動役物が拡開状態にあるときには、遊技球は始動口62に落入しやすくなる。以下、始動口62に関し、普通電動役物が拡開して遊技球が始動口62に落入しやすい状態を「開放状態」とよぶ。
大入賞口66は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、大入賞口66を拡開させるための大入賞口ソレノイド80を備える。大入賞口66はアウト口58の上方に設けられる。大入賞口66の内側は、特定領域(いわゆるVゾーン)と一般領域に区画されている。大入賞口66の入球検出装置78は、遊技球の特定領域の通過を検出するセンサと、一般領域の通過を検出するセンサを備えて構成される。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や始動口62、大入賞口66の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15および下球皿16に払い出される。賞球として払い出された遊技球は、後に打球の対象となるため、多くの賞球が獲得されるほど遊技者の利益となる。
一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」は「通過」を含むものとする。
遊技盤50の略中央に設けられた図柄表示装置60は、その画面に特別図柄202と、特別図柄202に連動する装飾図柄200を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202と装飾図柄200の変動開始時点と変動終了時点は一致する。すなわち、特別図柄202の変動時間にあわせて装飾図柄200は変動表示される。
ここで、特別図柄202は、始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「特別図柄抽選」とよぶ)の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。遊技球が始動口62に落入すると、図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示されるが、それらの変動表示は一定時間経過後に停止される。装飾図柄200は、特別図柄抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。
本実施例において、図柄表示装置60は、装飾図柄200としてスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。図柄表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示装置であってもよい。
停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、大入賞口66の開閉動作が開始され、特別遊技に移行する。このときスロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。なお、装飾図柄200による演出は、このようなスロットマシーンを模した演出態様に限られるものではなく、特別図柄202変動表示に合わせて表示態様を変化させつつ、特別図柄抽選の結果を示す表示態様への至るような動画像演出であればよい。
大入賞口66は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。大入賞口66が開放中に遊技球が特定領域へ少なくとも1球落入した場合、大入賞口66は再度開放される。このように、大入賞口66が1回開放される間に遊技球が少なくとも1球以上特定領域へ落入することを条件に大入賞口66の開閉が所定回数、たとえば15回繰り返される。
図柄表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、図柄表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。また遊技効果ランプ90が遊技領域52に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
なお、作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204とよばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は図柄表示装置60の右下隅にて変動表示される。所定時間の経過後に普通図柄204の変動表示が停止すると、通常、50%から80%程度の確率で始動口62が所定時間拡開する。そのため、遊技球が一時的に始動口62に落入しやすくなる。
図3は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板41は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に始動口62へ入賞したときの特別図柄抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板49は、液晶ユニット42を備え、図柄表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板41およびサブ基板49は、遊技制御装置100を構成する。
セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図4は、ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。
同図においては、ぱちんこ遊技機10の各機能ブロックの役割を説明し、図7以降に示すフローチャートにて、これらの機能ブロックの相互作用について説明する。同図は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10が果たすべき機能をモジュール化して示している。
始動口62、大入賞口66、図柄表示装置60、遊技効果ランプ90、強制停止ボタン82および遊技制御装置100との間は電気的に接続されている。
遊技制御装置100は、ハードウェア的にはデータやプログラムを格納するROM、演算処理や制御処理に用いるCPUやRAM等の素子で実現でき、ソフトウェア的には画像処理機能、制御機能、乱数発生機能等のプログラムによって実現されるが、本図ではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろな形で実現できる。次の図5にて示す遊技機管理装置300についても同様である。
遊技制御装置100は、入球判定手段110、特別図柄抽選手段112、図柄決定手段120、停止制御手段126、表示制御手段138、特別遊技制御手段140、開閉制御手段142、管理情報通信手段144および無効化手段150を有する。
入球判定手段110は、大入賞口66の入球検出装置78や始動口62の入球検出装置74などから遊技球が落入した旨の情報を取得し、入賞の有無を判定する。特別図柄抽選手段112は、特別図柄抽選を実行する。図柄決定手段120は、特別図柄202と装飾図柄200の両方について、図柄変動の停止図柄および表示パターンを決定する。停止制御手段126は、強制停止ボタン82の押下による停止指示入力に基づいて、特別図柄202の変動表示を強制停止させる強制停止処理を実行する。表示制御手段138は、特別図柄202や装飾図柄200などの図柄や電飾等の表示を制御する。特別遊技制御手段140は、通常遊技から特別遊技へ移行すべきか否かを判定するとともに、特別遊技の実行を制御する。
開閉制御手段142は、始動口62や大入賞口66の開閉を制御する。管理情報通信手段144は、ぱちんこ遊技機10の遊技状況を示す管理情報を中間管理装置210を介して遊技機管理装置300に送信する。
無効化手段150は、強制停止処理の実行を妨げる。無効化手段150は有効フラグを保持し、有効フラグがオフされているときには、停止制御手段126は強制停止処理を実行しない。以下の説明においては、特に断らない限り、この有効フラグがオンされているものとして説明する。
特別図柄抽選手段112は、特図乱数取得手段114、特図乱数保留手段116および当否判定手段118を含む。
遊技球が始動口62に落入すると、入球検出装置74はそれを検出して落入を示す始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、始動入賞情報を受け取ると遊技球が始動口62に入賞したことを判定する。入球判定手段110が始動入賞情報を受け取ったタイミングで、特図乱数取得手段114は始動入賞に対する乱数(以下、「特図乱数」とよぶ)を取得する。特図乱数は「0〜65535」の範囲で取得される。特図乱数取得手段114は、数学的に特図乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を特図乱数として取得してもよい。
特図乱数が取得されると保留球数として1が加算され、特図乱数保留手段116は保留球としてこの特図乱数を一時記憶する。当否判定手段118は、特図乱数保留手段116が一時記憶する特図乱数を適宜読み出し、その特図乱数に基づいて特別図柄抽選を実行する。当否判定手段118は、特図乱数の当否を判定するための当否判定テーブルを記憶する。この当否判定テーブルには当たりとなるべき数値範囲が、たとえば、「0〜250」として定義されている。当否判定手段118は読み出した特図乱数が、この当たりとなるべき数値範囲にあるか否かにより特別図柄抽選の当否を判定する。
特別図柄抽選が大当たりとなると、特別遊技制御手段140は図柄変動後に特別遊技に遊技状態を移行させる。
図柄決定手段120は、パターン記憶手段122とパターン選択手段124を含む。
パターン記憶手段122は、装飾図柄200と特別図柄202の変動表示過程を示す表示パターンのデータをそれぞれ記憶する。各表示パターンを一意に識別するために、各表示パターンにはID(以下、「パターンID」とよぶ)が付与されている。あるパターンIDにて特定される特別図柄202の表示パターンと、そのパターンIDにて特定される装飾図柄200の表示パターンは、変動時間が一致する。たとえば、パターンID「05」にて特定される特別図柄202の表示パターンによる変動時間が60秒であるとする。このときには、パターンID「05」にて特定される装飾図柄200の表示パターンによる変動時間も60秒として設定される。このように、同じパターンIDによって特定される特別図柄202の表示パターンと装飾図柄200の表示パターンの間には、それぞれの図柄の変動時間について時間的な対応関係が成立している。
パターン選択手段124は、特図乱数とパターンIDを対応づけたパターンテーブルを記憶する。パターン選択手段124は、特別図柄抽選の対象となる特図乱数について、このパターンテーブルを参照することによりパターンIDを選択する。結果として、パターンIDに対応した特別図柄202と装飾図柄200の表示パターンがそれぞれ選択される。表示制御手段138は、選択された装飾図柄200と特別図柄202の表示パターンにてそれぞれ装飾図柄200と特別図柄202を変動表示させる。
同じパターンIDに対応する特別図柄202と装飾図柄200の表示パターンによる図柄の変動時間はそれぞれ一致するため、装飾図柄200と特別図柄202の変動表示は時間的に連動することになる。
なお、図柄決定手段120は、パターン選択手段124が表示パターンを選択して図柄変動が実行ときに、その変動表示回数をカウントする。
停止制御手段126は、停止指示検出手段128、停止判定手段130、停止指示手段132、停止回数計数手段134および停止情報表示手段136を含む。
停止指示検出手段128は、強制停止ボタン82により遊技者による停止指示入力なされたときにこれを検出する(以下、このような検出のことを「停止指示検出」とよぶ)。停止判定手段130は、停止指示検出されたときに、強制停止処理を実行すべきか否かを決定づける停止条件の成否を判定する。本実施例においては、特図乱数が300〜10000の範囲にあって、かつ、特別図柄202の変動表示が開始されてから10秒以上経過しているときに停止条件が成立する。このほかにもさまざまな遊技状態を停止条件としてもよいし、停止判定手段130は抽選により停止条件の成否を判定してもよい。
停止指示手段132は、停止条件が成立したとき、表示制御手段138に指示して特別図柄202の変動表示を強制的に停止させる。このとき、特別図柄抽選の結果を示す図柄が停止表示される。また、特別図柄202の変動表示の停止にあわせて、装飾図柄200も停止表示される。
停止回数計数手段134は、強制停止処理の実行回数である停止回数を計数する。停止回数計数手段134は、単位時間あたり、たとえば、過去1時間における停止回数を計数する。停止情報表示手段136は、停止情報を表示する。停止情報は、停止回数であってもよいし、特別図柄202の変動表示回数のうち、強制停止処理が実行された回数の割合(以下、「強制停止率」とよぶ)を示す情報であってもよい。強制停止率は、単位時間当たりの停止回数を変動実行回数で除すことにより求められる。
なお、強制停止率は、停止回数と強制停止処理されずに終了した変動表示回数の比として定義されてもよいし、所定の変動表示回数あたりの停止回数として定義されてもよい。
管理情報通信手段144は、変動実行情報送信手段146と停止情報送信手段148を含む。
変動実行情報送信手段146は、特別図柄202の変動表示が実行されたことを示す変動実行情報を遊技機管理装置300に送信する。このとき、ぱちんこ遊技機10を識別するためのID(以下、「遊技機ID」とよぶ)も併せて送信する。停止情報送信手段148は、強制停止処理が実行されたことを示す停止情報を遊技機管理装置300に送信する。このときにも、遊技機IDが併せて送信される。管理情報には、この変動実行情報と停止情報が含まれる。
図5は、遊技機管理装置の機能ブロック図である。
遊技機管理装置300は、管理情報取得手段310、遊技機情報更新手段316および遊技機情報記憶手段318を含む。
遊技機管理装置300は、中間管理装置210から各ぱちんこ遊技機10の管理情報を受信する。管理情報取得手段310は、変動実行情報受信手段312と停止情報受信手段314を含む。変動実行情報受信手段312は、変動実行情報を受信し、停止情報受信手段314は停止情報を受信する。遊技機情報記憶手段318は、ぱちんこ遊技機10ごとの管理情報をまとめて保持する。遊技機情報更新手段316は、ぱちんこ遊技機10から管理情報が取得されるごとに、遊技機情報記憶手段318の管理情報の内容を更新する。以下、遊技機情報記憶手段318が記憶する各ぱちんこ遊技機10の遊技状況を示す情報のことを「遊技機情報」とよぶ。
図6は、遊技機管理装置における遊技機情報記憶手段のデータ構造図である。
遊技機情報記憶手段318は、各ぱちんこ遊技機10の遊技状況を示す遊技機情報を記憶する。中間管理装置210には、それぞれを識別するためのID(以下、「管理ID」とよぶ)が割り振られている。また、各ぱちんこ遊技機10にも、それぞれを識別するための遊技機IDが割り振られている。管理ID欄320は管理IDを示し、遊技機ID欄322は遊技機IDを示す。
変動表示回数欄324は、単位時間(以下、「監視時間」とよぶ)あたりの特別図柄202の変動表示回数を示す。各ぱちんこ遊技機10の変動実行情報送信手段146は、特別図柄202の変動表示が実行されるごとに、遊技機IDとあわせて変動実行情報を中間管理装置210に送信する。中間管理装置210は、この変動実行情報に更に自身の管理IDを付して遊技機管理装置300に送信する。遊技機情報更新手段316は、変動実行情報が受信されたときや時間の経過に応じて監視時間中の変動表示回数を更新する。監視時間は、たとえば、現時から過去1時間までとして設定される。
停止回数欄326は、監視時間当たりの停止回数を示す。ぱちんこ遊技機10の停止情報送信手段148は、強制停止処理が実行されるごとに、遊技機IDとあわせて強制停止処理が実行された旨を示す停止情報を中間管理装置210に送信する。中間管理装置210は、この停止情報に更に自身の管理IDを付して遊技機管理装置300に送信する。遊技機情報更新手段316は、停止情報が受信されたときや時間の経過に応じて監視時間中の停止回数を更新する。
同図において、たとえば、管理IDが「01」の中間管理装置210によって管理されている遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10は、監視時間中に400回の変動表示が実行され、そのうち212回強制停止処理が実行されている。
停止率欄328は、強制停止率を示す。たとえば、遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10の場合、監視時間中に400回の変動表示が実行され、それに対して212回、強制停止処理が実行されているの。そのため、強制停止率は212÷400の0.53となる。一方、遊技機ID「02」のぱちんこ遊技機10の強制停止率は316÷450の0.70となっている。そのため、遊技機ID「02」のぱちんこ遊技機10は、遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10よりも遊技者が停止指示入力を積極的に実行しているといえる。
監視時間中の変動表示回数は、遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10に比べて、遊技機ID「02」のぱちんこ遊技機10の方が50回分多い。そのため、遊技機ID「02」のぱちんこ遊技機10は、遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10よりも始動口62へ遊技球を落入させるのが容易、すなわち入賞容易性が高い遊技機であると考えられる。これに対して、遊技機ID「02」のぱちんこ遊技機10は、遊技機ID「01」のぱちんこ遊技機10よりも強制停止率が高いため、変動表示回数が増加しているといえる。そのため、変動表示回数欄324に示す変動表示回数だけでは、ぱちんこ遊技機10の入賞容易性を単純比較できない。
入賞容易係数欄330は、各ぱちんこ遊技機10の入賞容易性を示す指標として定義された入賞容易係数を示す。本実施例においては、
入賞容易係数=強制停止処理されない変動表示回数+強制停止処理された変動表示回数×0.3
として計算する。ここでは、強制停止処理されなかった図柄変動の平均的な変動時間と強制停止処理されたときの平均的な変動時間の比が10対3であると仮定して、入賞容易係数を算出している。実際の比率は、ぱちんこ遊技機10の変動時間に関する設計情報や試射実験によって統計的に定められてもよい。すなわち、ここでいう入賞容易係数は、図柄の変動回数に強制停止率を加味することにより、ぱちんこ遊技機10の入賞容易性の指標として算出される係数であればよい。
図7は、ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。
遊技球が始動口62へ入球したか否かに基づき、入球判定手段110等により始動入賞判定処理が実行される(S10)。遊技球が始動口62へ落入している場合に、図柄決定手段120等により図柄変動開始判定処理が実行される(S14)。停止制御手段126等により停止判定処理が実行され(S14)、最後に特別遊技制御手段140等により特別遊技移行判定処理が実行される(S16)。これら一連のフローはループ処理となっており、遊技中に繰り返し実行される。
S10からS16の各処理の具体的内容については次の図8以降に関連して詳述する。
図8は、図7のS10における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。
入球判定手段110は始動口62の入球検出装置74から始動入賞情報を取得しているか否かを判定する(S20)。入球判定手段110が始動入賞情報を取得していなければ(S20のN)、S10の始動入賞判定処理は終了する。取得していれば(S20のY)、払出ユニット43が、入賞に応じた賞球を払い出す(S22)。例えば、この賞球数は4に設定される。
次に、特別図柄抽選手段112が記憶する保留球が上限の4個に達しているか否か判定する(S24)。保留球がすでに4個あれば(S24のN)、S10の始動入賞判定処理は終了する。上限に達していなければ(S24のY)、特別図柄抽選手段112は特図乱数を取得する(S26)。このとき特図乱数保留手段116は、取得した特図乱数を保留球として記憶する。保留球数として1が加算される(S28)。
図9は、図7のS12における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。
図柄決定手段120は、保留球が存在するか判定する(S30)。保留球がなければ(S30のN)、S12の図柄変動開始判定処理は終了する。保留球があれば(S30のY)、図柄決定手段120は図柄の変動表示を開始可能か判定する(S32)。特別遊技の実行中や、既に特別図柄202が変動表示中である場合には、それらの処理が終了するまでは図柄の変動表示は開始されない。後述する特別遊技フラグがオンされている場合には、特別遊技の実行中として判定され、図柄の変動表示は開始されない。図柄の変動表示が開始不可能であれば(S32のN)、S12の図柄変動開始判定処理は終了する。図柄の変動表示の開始が可能であれば(S32のY)、特別図柄抽選手段112は保留球として保持されている特図乱数を特図乱数取得手段114から取り出す。保留球数として1が減算される(S34)。
当否判定手段118は、取り出した特図乱数を当否判定テーブを参照してその当否を判定する(S36)。すなわち、取り出された特図乱数が当否判定テーブルにおいて当たりとなるべき数値と等価であれば、特別図柄抽選の当たり、すなわち「大当たり」と判定される。大当たりであれば(S38のY)、特別遊技制御手段140は、特別遊技開始を示すための特別遊技フラグをオンする(S40)。外れであれば(S38のN)、S40はスキップされる。
パターン選択手段124は、特図乱数と対応づけられたパターンIDを選択する(S42)。このパターンIDに対応する表示パターンにて、特別図柄202と装飾図柄200が変動表示されることになる。図柄決定手段120は、監視時間中の変動表示回数を示す変動回数カウンタを更新する(S44)。変動実行情報送信手段146は、変動表示が開始された旨を示す変動実行情報を遊技機IDと併せて遊技機管理装置300に送信する(S46)。このとき、遊技機管理装置300の遊技機情報更新手段316は、遊技機情報記憶手段318の遊技機情報のうちの該当データを更新する。具体的には、変動表示回数欄324、停止率欄328および入賞容易係数欄330である。
表示制御手段138は、S42にて選択された表示パターンにて特別図柄202と装飾図柄200の変動表示を開始する(S48)。
図10は、図7のS14における停止判定処理を詳細に示すフローチャートである。
図柄変動中において(S50のY)、停止指示検出手段128が停止指示入力を検出すると(S52のY)、停止判定手段130は停止条件の成否を判定する(S54)。
停止条件が成立しないときには(S54のN)、処理はS64にスキップする。S64の処理内容については後述する。停止条件が成立するときには(S54のY)、停止指示手段132は表示制御手段138に指示して、図柄の変動表示を停止させる(S56)。このとき、表示制御手段138は、変動表示を停止すると共にS36における特別図柄抽選の結果を示す図柄を停止表示させる。停止回数計数手段134は、監視時間中の停止回数を示す停止回数カウンタを更新する(S58)。停止情報送信手段148は、強制停止処理が実行された旨を示す停止情報を遊技機管理装置300に送信する(S60)。このとき、遊技機管理装置300の遊技機情報更新手段316は、遊技機情報記憶手段318の遊技機情報のうちの該当データを更新する。具体的には、停止回数欄326、停止率欄328および入賞容易係数欄330である。
なお、図柄決定手段120と停止回数計数手段134は、時間経過にともなって定期的に変動回数カウンタや停止回数カウンタを更新する。これにより、監視時間中における変動表示回数や停止回数が正しく保持される。
一方、S50において図柄の変動表示中でないときに(S50のN)、停止指示入力が検出されると(S62のY)、停止情報表示手段136は停止回数カウンタの値を停止情報として図柄表示装置60に表示する(S64)。なお、停止指示入力が検出されていないときには(S52のN、S62のN)、S14の停止判定処理は終了する。
このような態様によれば、変動実行情報送信手段146は図柄の変動表示が開始されるごとに変動実行情報を遊技機管理装置300に送信する。また、停止情報送信手段148は、強制停止処理が実行されるごとにその旨を示す停止情報を遊技機管理装置300に送信する。こうして、遊技機管理装置300の遊技機情報記憶手段318は各ぱちんこ遊技機10の遊技状況をリアルタイムに反映するデータとして遊技機情報を保持する。
別の実施例として、ぱちんこ遊技機10の停止回数計数手段134は、停止回数の代わりに強制停止率を計算してもよい。具体的には、S58において、停止回数カウンタの値を変動回数カウンタの値で除算することにより強制停止率を求める。この場合、S60において停止情報送信手段148は、停止回数ではなく強制停止率を停止情報として送信してもよい。この場合、S64においては、停止情報表示手段136は、停止情報として強制停止率を表示させてもよい。あるいは、強制停止処理がされない変動表示回数と、強制停止処理がされた変動表示回数が停止情報として並べて表示されてもよい。
図11は、図7のS16における特別遊技移行判定処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、図柄の変動表示が終了していなければ(S70のN)、S16の特別遊技実行判定処理は終了する。特別遊技は図柄の変動終了後に実行される遊技だからである。変動表示が終了している場合であって(S70のY)、特別遊技フラグがオンされていれば(S72のY)、特別遊技実行処理が開始される(S74)。一方、特別遊技フラグがオンされていなければ(S72のN)、S16の特別遊技実行判定処理は終了する。特別遊技制御手段140は、S74において複数の単位遊技で構成される特別遊技を実行する。特別遊技の終了条件が満たされていなければ(S76のN)、S12の特別遊技移行判定処理は終了する。次に図7のメインループが実行されるとき、結果として、特別遊技の続きの処理が実行されることになる。特別遊技の終了条件が満たされれば(S76のY)、特別遊技制御手段140は、特別遊技フラグをオフする(S78)。
以上、本実施例に示すぱちんこ遊技機10によれば、強制停止処理が実行されるタイプのぱちんこ遊技機10であってもその遊技状況を正確に管理しやすくなる。また、強制停止率の高いぱちんこ遊技機10は、遊技者が装飾図柄200による演出に飽きはじめていると考えられる。そのため、遊技店250は強制停止率に応じてぱちんこ遊技機10の入れ替え時期を判断しやすくなる。また、強制停止ボタン82の押下タイミングにて、強制停止処理が実行されるか、停止情報が表示されるかが切り替わるので、ユーザインタフェースを簡易にできる。
なお、請求項に記載の抽選手段の機能は、本実施例においては特別図柄抽選手段112により実現される。請求項に記載の停止指示制御手段の機能は、本実施例においては停止指示手段132により実現される。これら請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
停止情報は、強制停止処理が実行されたタイミングを示す情報であってもよいし、単位時間当たりの停止回数や強制停止率を示す情報であってもよい。また、ぱちんこ遊技機10は停止情報や変動実行情報を適宜送信するのではなく、たとえば、遊技店250の閉店時間となってから1日分のデータをまとめて送信してもよい。また、変動実行情報と停止情報は同じタイミングでまとめて送信されてもよい。
遊技店におけるぱちんこ遊技機を管理するためのハードウェア構成図である。 ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機における遊技を制御する構成を中心とした基本的な機能ブロック図である。 遊技機管理装置の機能ブロック図である。 遊技機管理装置における遊技機情報記憶手段のデータ構造図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な処理過程を示すフローチャートである。 図7のS10における始動入賞判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図7のS12における図柄変動開始判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図7のS14における停止判定処理を詳細に示すフローチャートである。 図7のS16における特別遊技移行判定処理を詳細に示すフローチャートである。
符号の説明
10 ぱちんこ遊技機、 41 メイン基板、 49 サブ基板、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 60 図柄表示装置、 62 始動口、 66 大入賞口、 82 強制停止ボタン、 110 入球判定手段、 112 特別図柄抽選手段、 114 特図乱数取得手段、 116 特図乱数保留手段、 118 当否判定手段、 120 図柄決定手段、 122 パターン記憶手段、 124 パターン選択手段、 126 停止制御手段、 128 停止指示検出手段、 130 停止判定手段、 132 停止指示手段、 134 停止回数計数手段、 136 停止情報表示手段、 138 表示制御手段、 140 特別遊技制御手段、 142 開閉制御手段、 144 管理情報通信手段、 146 変動実行情報送信手段、 148 停止情報送信手段、 150 無効化手段、 200 装飾図柄、 202 特別図柄、 204 普通図柄、 210 中間管理装置、 250 遊技店、 300 遊技機管理装置、 310 管理情報取得手段、 312 変動実行情報受信手段、 314 停止情報受信手段、 316 遊技機情報更新手段、 318 遊技機情報記憶手段。

Claims (7)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記図柄が所定の表示態様にて停止表示されたときに、遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記図柄の変動表示を強制的に停止させるための遊技者による停止指示入力を検出する停止指示検出手段と、
    前記図柄の変動表示中において前記停止指示入力が検出されたとき、前記表示制御手段に指示して前記図柄の変動表示を強制的に停止させる停止指示制御手段と、
    前記図柄の変動表示が強制的に停止させられた回数である停止回数を計数する停止回数計数手段と、
    過去の所定の期間に計数された前記図柄の変動表示回数に対する前記停止回数の割合を示す停止情報を、弾球遊技機の遊技状況を管理するための遊技機管理装置に送信する停止情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記停止情報送信手段は、前記停止情報として単位時間あたりの前記図柄の変動表示回数に対する前記停止回数の割合を前記遊技機管理装置に送信することを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  3. 前記停止情報を画面表示させる停止情報表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記停止情報表示手段は、前記図柄が変動表示されていない期間において前記停止指示入力が検出されたとき、前記停止情報を画面表示させることを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記停止指示制御手段による前記図柄の変動表示を強制的に停止させる処理の実行を妨げる無効化手段を更に備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 1以上の弾球遊技機と、
    前記弾球遊技機と通信回線によって接続され、各弾球遊技機の遊技状況を管理するための遊技機管理装置と、を含み、
    前記弾球遊技機は、
    遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機に抽選を実行する抽選手段と、
    前記抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記図柄が所定の表示態様にて停止表示されたときに、遊技者に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記図柄の変動表示を強制的に停止させるための遊技者による停止指示入力を検出する停止指示検出手段と、
    前記図柄の変動表示中において前記停止指示入力が検出されたとき、前記表示制御手段に指示して前記図柄の変動表示を強制的に停止させる停止指示制御手段と、
    前記図柄の変動表示の実行を示す変動実行情報を前記遊技機管理装置に送信する変動実行情報送信手段と、
    前記図柄の変動表示が強制的に停止させられた回数である停止回数を計数する停止回数計数手段と、
    過去の所定の期間に計数された前記図柄の変動表示回数に対する前記停止回数の割合を示す停止情報を前記遊技機管理装置に送信する停止情報送信手段と、を備え、
    前記遊技機管理装置は、
    前記弾球遊技機から前記変動実行情報を受信する変動実行情報受信手段と、
    前記弾球遊技機から前記停止情報を受信する停止情報受信手段と、
    前記変動実行情報と前記停止情報を遊技機情報として保持する遊技機情報保持手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機管理システム。
  7. 前記停止情報送信手段は、前記停止情報として単位時間あたりの前記図柄の変動表示回数に対する前記停止回数の割合を前記遊技機管理装置に送信することを特徴とする請求項6に記載の遊技機管理システム。
JP2005056619A 2005-03-01 2005-03-01 弾球遊技機および遊技機管理システム Expired - Fee Related JP4688078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005056619A JP4688078B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 弾球遊技機および遊技機管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005056619A JP4688078B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 弾球遊技機および遊技機管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006239034A JP2006239034A (ja) 2006-09-14
JP4688078B2 true JP4688078B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=37046027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005056619A Expired - Fee Related JP4688078B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 弾球遊技機および遊技機管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4688078B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179034A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Heiwa Corp 遊技結果管理システム
JP2003159399A (ja) * 2001-11-29 2003-06-03 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2004344484A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Heiwa Corp 遊技機
JP2006130000A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11179034A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Heiwa Corp 遊技結果管理システム
JP2003159399A (ja) * 2001-11-29 2003-06-03 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2004344484A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Heiwa Corp 遊技機
JP2006130000A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006239034A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4780593B2 (ja) 弾球遊技機
JP4641032B2 (ja) 弾球遊技機
JP5977558B2 (ja) 遊技機
JP2005211430A (ja) 弾球遊技機
JP2010075241A (ja) 遊技機
JP4646059B2 (ja) 弾球遊技機
JP6017991B2 (ja) パチンコ機
JP4688078B2 (ja) 弾球遊技機および遊技機管理システム
JP7097080B2 (ja) 遊技機
JP6869545B2 (ja) 遊技機
JP4458237B2 (ja) 弾球遊技機
JP5035786B2 (ja) 弾球遊技機
JP4646062B2 (ja) 弾球遊技機
JP4646060B2 (ja) 弾球遊技機
JP4730726B2 (ja) 弾球遊技機
JP4636528B2 (ja) 弾球遊技機
JP2005143650A (ja) 遊技機
JP6869544B2 (ja) 遊技機
JP4562077B2 (ja) 乱数生成装置、遊技機および乱数生成方法
JP2006149532A (ja) 乱数生成装置、遊技機および乱数生成方法
JP7097079B2 (ja) 遊技機
JP4889082B2 (ja) 弾球遊技機
JP7097078B2 (ja) 遊技機
JP7097081B2 (ja) 遊技機
JP7249021B2 (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees