JP5030554B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品には、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収体を備えた吸収性本体の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部を設けたものがある。このようなウイング部が設けられた吸収性物品は、吸収性本体をショーツのクロッチ部の上面(内面)に配設し、ウイング部をクロッチ部の下面(外面)側に折り返して、ウイング部をそれに設けられたズレ止め剤によってクロッチ部に止着することにより、吸収性物品の位置ズレを防止できるようになっている。
また、吸収性物品においては、吸収性本体の両側部からの横漏れ防止性を向上させるために、吸収性本体の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する一対のサイド防漏部を設けたものがある。このようなサイド防漏部が設けられた吸収性物品にウイング部を併せて設ける場合には、例えば、サイド防漏部を形成するサイドシート及び吸収性本体の裏面シートをそれぞれ吸収性本体の幅方向外方に延出させ、両シートの延出領域の積層体からウイング部を形成する構成が採用されている。
その一方で、サイドシート及び裏面シートの延出領域の積層体から形成されたウイング部は、例えば、剛性が高く、身体へのフィット性に劣り、また、裏面シートの存在により肌触り(柔らかさ)が劣るという欠点がある。
このような欠点を解決すべく、ウイング部をサイドシートの延出領域の単層から形成した吸収性物品(生理用ナプキン)が開発されている(下記特許文献1参照)。特許文献1記載の吸収性物品によれば、ウイング部の身体へのフィット性、ウイング部の肌触り(柔らかさ)等が劣るという前記欠点は解消される。
特開2002−272786号公報
しかし、特許文献1記載の吸収性物品によれば、ウイング部がサイドシートの単層からなるため、ウイング部が伸びやすく、個装状態の吸収性物品を包装材から取り出す際に、ウイング部に設けられたズレ止め剤を被覆する被覆シートからウイング部を引き剥がしにくい。また、ウイング部の剛性(コシ)が低いので、ショーツへの装着時においてウイング部の折り返し操作性が低い。更に、使用後、吸収性物品をショーツから引き剥がして廃棄する際に、ウイング部の折り返し部近傍の強度が低いので、ウイング部がその基端部近傍において破断して、ウイング部の一部がショーツに付着したままとなる場合がある。
従って、本発明の目的は、ウイング部及びサイド防漏部を有し、ウイング部がサイド防漏部を形成するサイドシートから形成されている吸収性物品において、ウイング部の身体へのフィット性及び肌触りが優れていると共に、ズレ止め剤を被覆する被覆シートからウイング部を引き剥がしやすく、ウイング部の折り返し操作性が高く、ウイング部がその基端部近傍において破断しにくい吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収体を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部と、該吸収性本体の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する一対のサイド防漏部とを有する吸収性物品であって、前記ウイング部はウイング上層及びウイング下層からなり、前記サイド防漏部は撥水性のサイドシートからなり、該サイドシートは、前記吸収性本体の両側部からそれぞれ延出して、前記ウイング上層を形成しており、前記裏面シートは、前記吸収性本体の両側部からそれぞれ延出して、前記ウイング下層を形成しており、前記ウイング部は、その基端部であるウイング基端部が、前記ウイング上層と前記ウイング下層との積層体からなり、該ウイング基端部以外の部分であるウイング先端部が、該ウイング上層からなる吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、ウイング部の身体へのフィット性及び肌触りが優れていると共に、ズレ止め剤を被覆する被覆シートからウイング部を引き剥がしやすい。また、ウイング部の折り返し操作性が高く、ウイング部がその基端部近傍において破断しにくい。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態(第1実施形態)に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1〜図4に示すように、表面シート2、裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された吸収体4を備えた吸収性本体10と、吸収性本体10の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部5,5及び一対の後部フラップ7,7と、吸収性本体10の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する一対のサイド防漏部6,6とを有している。
尚、本明細書において、「肌当接面側」とは、吸収性本体等の各部材の表裏両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側に配される側(面)である。また、「非肌当接面側」とは、着用時に着用者の肌側とは反対側に配される側(面)である。特に明記のない限り、「長手方向」とは、吸収性物品の長手方向に沿う方向であり、「幅方向」とは、吸収性物品の幅方向に沿う方向である。
また、吸収性本体10において、排泄部対向部Aとは、図1に示すように、着用者の排泄部と対向する領域であり、本発明のようにウイング部5を有する吸収性物品においては、両側部にウイング部5を有する部分である。排泄部対向部Aよりも前方に位置する領域を前方部Bといい、排泄部対向部Aよりも後方に位置する領域を後方部Cという。
本実施形態の生理用ナプキン1について更に詳述する。吸収性本体10は、図1〜図4に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4を備えている。吸収体4は、平面視で、前後縁部が丸みを帯びた略長方形状を有している。
表面シート2は、図1、図3及び図4に示すように、吸収体4の上面の全域を被覆している。表面シート2の前後縁部は、丸みを帯びており、吸収体4の前後縁部それぞれから長手方向に延出している。表面シート2の両側縁部は、図3及び図4に示すように、長手方向に沿う直線状であり、吸収体4の両側縁部それぞれから幅方向に若干延出しているが、裏面シート3からは離間している。
裏面シート3は、図2〜図4に示すように、吸収体4の下面の全域を被覆している。裏面シート3の前後縁部は、丸みを帯びており、吸収体4の前後縁部それぞれから長手方向に延出している。裏面シート3の両側縁部は、吸収体4の両側縁部それぞれから幅方向に延出している。
図2〜図4に示すように、吸収性本体10の非肌当接面側には、詳細には、裏面シート3の非肌当接面側には、吸収性本体10とショーツのクロッチ部の上面(内面)とを止着するためのズレ止め剤11が設けられている。ズレ止め剤11は粘着剤等から形成される(後述のズレ止め剤55,75も同様)。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、液透過性を有する不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、液不透過性又は撥水性のフィルム等を用いることができる。吸収体4としては、従来から使用されているパルプ繊維や短繊維又は長繊維のウエブ等の繊維集合体を主体とする吸収性コアを、被覆シートで被覆したものを用いることができる。吸収性コアは高吸収性ポリマーを含んでいてもよい。
裏面シート3は、吸収性本体10のムレを低減させる観点から、透湿性(通気性)を有していることが好ましい。透湿性のシートとしては、例えば、熱可塑性樹脂に無機化合物又は有機化合物のフィラーを添加したものを、Tダイやサーキュラーダイから溶融押出してフィルムを形成し、次いで、該フィルムを一軸延伸又は二軸延伸して得られる樹脂シート、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化された複合不織布(例えばSM、SMS、SMMS等)、エアスルー不織布や前記SMS等の複合不織布と前記樹脂シートとの複合シートが挙げられる。
裏面シート3として、前記樹脂シートを用いると裏面シート3の非肌当接面側に設けられたズレ止め剤11の固定性がよい点から好ましく、また、前記複合不織布を用いると透湿性及び柔軟性がよい点から好ましい。
吸収体4は、図3に示すように、上部吸収体41及び下部吸収体42からなる2層構造を有している。上部吸収体41は、平面視で、下部吸収体42よりも長さ及び幅が短くなっており、後述の中央第1シール線12よりも小さい形状を有しており、下部吸収体42には接合されていない。また、上部吸収体41は、下部吸収体42における長手方向及び幅方向に中央寄りに位置しており、延いては、吸収性本体10における長手方向及び幅方向に中央寄りに位置している。従って、上部吸収体41は、吸収性本体10におけるいわゆる中高領域を形成する。
表面シート2には、図1、図3及び図4に示すように、表面シート2と下部吸収体42とが一体的に圧密化されて形成された中央第1シール線12及び中央第2シール線13が設けられている。中央第1シール線12は、平面視で上部吸収層41を包囲するように、表面シート2の上面におけるサイド防漏部6によって被覆されていない領域に、環状に設けられている。前後一対の中央第2シール線13,13は、略半円弧状であり、中央第1シール線12の前部及び後部よりもそれぞれ前方側及び後方側に、中央第1シール線12と連続的に設けられている。
中央第1シール線12及び中央第2シール線13は、表面シート2と下部吸収体42とを接合しているが、表面シート2と上部吸収体41とは接合していない。従って、上部吸収体41は、表面シート2と下部吸収体42とからなる閉鎖空間に封入されている。
ウイング部5は、図1及び図3に示すように、排泄部対向部Aにおいて吸収性本体10の両側部から延出しており、ウイング上層51及びウイング下層52からなる。ウイング部5は、ショーツ等の下着のクロッチ部の下面(外面)側に折り返されて用いられるものである。
ウイング部5は、その基端部であるウイング基端部53が、ウイング上層51とウイング下層52との積層体からなり、ウイング基端部53以外の部分であるウイング先端部54が、ウイング上層51のみからなる。ウイング部5は、図1に示すように、平面視で、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体10の側部側に位置する略台形形状を有している。
図2及び図3に示すように、ウイング部5の非肌当接面側には、詳細には、ウイング下層52には、ズレ止め剤55が設けられている。ズレ止め剤55によって、使用時に、ショーツのクロッチ部の下面(外面)側に折り返されたウイング部5を、クロッチ部に止着できるようになっている。
ウイング基端部53は、その吸収性物品の幅方向に沿う長さが、2〜30mmであることが好ましく、3〜15mmであることが更に好ましい。ただし、ウイング基端部53は、ズレ止め剤55よりも吸収性物品の幅方向内方に位置させる。吸収性物品の幅方向に沿うウイング基端部53の長さが吸収性物品の長手方向に沿って一定ではないときは、最長の長さをウイング基端部53の長さとする。
後部フラップ7は、図1及び図4に示すように、後方部Cにおいて吸収性本体10の両側部から延出しており、フラップ上層71及びフラップ下層72からなる。後部フラップ7は、吸収性本体10から延出した状態で折り返されることなく、ショーツ等の下着に装着されて用いられるものである。ただし、後部フラップ7は、個装形態等においてコンパクトにするために吸収性本体10の肌当接面側又は非肌当接面側に折り返してもよい。
後部フラップ7は、その基端部であるフラップ基端部73が、フラップ上層71とフラップ下層72との積層体からなり、フラップ基端部73以外の部分であるフラップ先端部74が、フラップ上層71のみからなる。後部フラップ7は、図1に示すように、平面視で、幅方向外方に凸に湾曲した形状を有している。
図2及び図4に示すように、後部フラップ7の非肌当接面側には、詳細には、フラップ下層72には、ズレ止め剤75が設けられている。ズレ止め剤75によって、使用時に、後部フラップ7をショーツに止着できるようになっている。
フラップ基端部73は、その吸収性物品の幅方向に沿う長さが、2〜30mmであることが好ましく、3〜15mmであることが更に好ましい。ただし、フラップ基端部73は、ズレ止め剤75よりも吸収性物品の幅方向内方に位置させる。吸収性物品の幅方向に沿うフラップ基端部73の長さが吸収性物品の長手方向に沿って一定ではないときは、最長の長さをフラップ基端部73の長さとする。
サイド防漏部6は、図1、図3及び図4に示すように、吸収性本体10の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する構成部位で、吸収性本体10の肌当接面側における両側部それぞれに、吸収性本体10の長手方向に沿ってその略全長に亘るように設けられている。
サイド防漏部6は、撥水性のサイドシート61からなる。サイドシート61は、幅方向に2つ折りにされて、サイド防漏部6の内側縁部において、折り返し部を形成し、2層領域を形成している。本実施形態においては、サイド防漏部6の平面視面積の80%以上が2層領域となっている。サイド防漏部6の内側縁部は、吸収性本体10の長手方向に沿う直線状になっている。このように構成されていると、装着時に、サイド防漏部6における内側縁部側が、吸収性本体10の幅方向内方側にポケットとして開口しやすい。
撥水性のサイドシート61としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている撥水性の各種材料を特に制限なく用いることができ、透湿性を有していることが更に好ましい。サイドシート61は、液不透過性であってもよい。サイトシート61の材料としては、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMS等)、ヒートロール不織布、エアスルー不織布等の撥水性(疎水性)不織布が挙げられる。SM、SMS、SMMS等の複合化されたシートを用いると、該シートの表面の平滑性による滑らかな感触及び該シートの物性(強度等)が良好であるため、ウイング部5における耐引き裂き性やズレ止め剤55の転着性が良好となる点で好ましい。また、エアスルー法により作られた不織布を用いると、低坪量でも厚みが得られ易く、風合い(クッション感)や肌触りが良好となる点で好ましい。
サイドシート61としては、略円形、楕円形、角が丸みを帯びた矩形等の角のないエンボス凹部を、不織布に散発的に多数形成したエンボスシートが好ましい。エンボス凹部を形成することで、肌との接触面積を低減でき、また、角のないエンボス凹部を形成することで、(主として繊維破壊による)不織布の毛羽立ちを防止でき、肌触りが向上するといった利点がある。
サイドシート61は、吸収性本体10の両側部からそれぞれ延出して、ウイング上層51及びフラップ上層71を形成している。また、裏面シート3は、吸収性本体10の両側部からそれぞれ延出して、ウイング下層52及びフラップ下層72を形成している。
このように、ウイング部5と後部フラップ7とは、その設けられている位置(排泄部対向部A/後方部C)、その使用方法(折り返して使用する/折り返さずに使用する)等が異なるが、基本的な構成(特に厚み方向の構成)自体は同様となっている。従って、前述又は後述のウイング部5に関する説明は、後部フラップ7にも適宜適用される。
サイド防漏部6は、図1及び図2に示すように、前方部Bにおいて、その前端部側及び外側縁部側が、前方部シール線84によって、吸収性本体10の表面シート2又は裏面シート3に接合されている。前方部シール線84は、例えば、ヒートシール、超音波シール、高周波シールにより形成される。尚、後述の各シール線81,82及び83も同様に形成される。
また、サイド防漏部6は、図1〜図5に示すように、排泄部対向部Aにおいて、その外側縁部側が、排泄部対向部シール線81によって吸収性本体10の裏面シート3に接合されている。排泄部対向部シール線81は、ウイング部5の一方の付け根から他方の付け根との間に連続的に亘って、幅方向内方に凸に湾曲して設けられている。ウイング部5の付け根は、吸収性本体10とウイング部5との境界線(詳細は後述)の前端部及び後端部に位置する。
また、サイド防漏部6は、図1及び図2に示すように、後方部Cにおいて、その外側縁部側及び後端部側が、後方部シール線83によって、吸収性本体10の裏面シート3又は表面シート2に接合されている。後方部シール線83は、後方部Cに位置するサイド防漏部6における前端部側及び後端部側に長手方向に離間して設けられている。
表面シート2は、図1に示すように、平面視でサイド防漏部6と重なる領域においては、サイド防漏部6に設けられた各シール線84、81及び83によって、サイド防漏部6を介して吸収性本体10の裏面シート3に接合されている。また、表面シート2は、平面視でサイド防漏部6と重ならない領域においても、前方部シール線84及び後方部シール線83によって吸収性本体10の裏面シート3に接合されている。前方部シール線84は、吸収性本体10の前方部Bの左側縁部から前端縁部を経由して右側縁部に亘って、略半円弧状に連続的に延びている。後方部シール線83は、吸収性本体10の後方部Cの後端縁部に連続的に延びている。
ウイング部5においては、図1〜図5に示すように、ウイング上層51とウイング下層52とは、ウイング基端部シール線82によって接合されている。ウイング基端部シール線82は、ウイング基端部53の前端部側及び後端部側のみに長手方向に離間して設けられている。
後部フラップ7においては、フラップ上層71とフラップ下層72とは、サイド防漏部6における前端部側及び後端部側からそれぞれ延びる後方部シール線83によって接合されている。後方部シール線83は、フラップ基端部73の前端部側及び後端部側に長手方向に離間して設けられている。
次に、ウイング部5の折り返し線について説明する。本実施形態においては、ウイング部5を吸収性本体10の裏面シート3側に折り返したときに形成される折り返し線(図6参照)が、吸収性本体10とウイング部5との境界線となる。本実施形態においては、吸収体4の幅方向外方に、幅方向内方に凸に湾曲した折り返し誘導線が設けられており、ウイング部5を吸収性本体10の裏面シート3側に折り返したときに、前記折り返し線が前記折り返し誘導線に沿って湾曲して形成される。本実施形態における折り返し誘導線は排泄部対向部シール線81であり、従って、折り返し線も排泄部対向部シール線81である。
一方、本発明において、ウイング部5を吸収性本体10の裏面シート3側に折り返したときに、折り返し線が明確に形成されないときは、ウイング部5の両付け根を結ぶ直線が、吸収性本体10とウイング部5との境界線となる。
吸収性本体10と後部フラップ7との境界線は、吸収性本体10とウイング部5との境界線の最も後方部C寄りの位置から長手方向に沿って吸収性本体10の後端部に向けて伸びる直線である。
一対のサイド防漏部6それぞれには、図1に示すように、サイド防漏部第1シール線63及びサイド防漏部第2シール線64からなるサイド防漏部シール線62が設けられている。サイド防漏部第1シール線63は、排泄部対向部Aに設けられており、幅方向外方に凸に湾曲して長手方向に延びている。サイド防漏部第1シール線63の長さは、吸収性本体10の長手方向に沿うウイング基端部53の長さと略同じである。サイド防漏部第2シール線64は、前方部B及び後方部Cそれぞれに離間して設けられており、長手方向に沿ってジグザグ形状を有している。
サイド防漏部第1シール線63は、折り返し誘導線である排泄部対向部シール線81の幅方向内方側に近接して、サイド防漏部6を表面シート2に接合している。
サイド防漏部第1シール線63及びサイド防漏部第2シール線64は、サイド防漏部第2シール線64、サイド防漏部第1シール線63及びサイド防漏部第2シール線64の順で、前方部Bから排泄部対向部Aを経由して後方部Cに亘って連続している。サイド防漏部シール線62により、サイド防漏部6は、吸収性本体10の表面シート2の上面に接合されている。
尚、サイド防漏部シール線62は、サイド防漏部6を表面シート2と共に吸収体4に固定するように設けることができ、また、表面シート2を介在させずに、サイド防漏部6を吸収体4に直接固定するように設けることができる。
サイド防漏部6の内側縁部とサイド防漏部シール線62との間の領域は、表面シート2に接合されておらず、表面シート2との間でポケットを形成している。該ポケットは、着用時に開口し、その開口したポケットに、幅方向外方へ移動した体液を捕捉できるため、防漏性を向上させることができる。また、視覚的にも、幅方向の防漏性が高いことを容易に理解できるため、着用者に安心感を与える点でも好ましい。
サイド防漏部シール線62は、前記ポケットで捕捉された体液がスムーズに吸収体4に吸収され、防漏性を一層向上させる点で、その全部又は一部が平面視において吸収体4と重なっていることが好ましい。前記ポケットで捕捉された体液は、該ポケットの手前から奥へ移動する間に吸収体4に吸収されるか、又は該ポケットの奥に到達した後、吸収体4側に戻って吸収される。
本実施形態の生理用ナプキン1の各構成部材は、前述の各シール線81〜84及び62以外にも、ホットメルト型接着剤等の各種接着剤(図示せず)により更に接合されている。接着剤は、主として、前記各シール線81〜84及び62による接合を補強する目的で設けられる。
接着剤は、例えば、ウイング上層51とウイング下層52との間、フラップ上層71とフラップ下層72との間、吸収体4と裏面シート3との間、サイド防漏部6と表面シート2との間に設けられる。接着剤は、連続的に(面状に)塗工されていてもよい(いわゆるベタ塗り)が、塗工された領域の通気性を考慮すると、間欠的に塗工されていることが好ましい。間欠的な塗工形態としては、例えば、スパイラル状、幅方向に延びるストライプ状、Ω状、ドット状が挙げられる。
ウイング部5においては、ウイング基端部53はウイング先端部54よりも伸長性が低いことが好ましい。ウイング基端部53とウイング先端部54との伸長性の差は、例えば、ウイング基端部53において、ウイング上層51とウイング下層52とを接着剤、ヒートシール等で接合することによって実現される。ウイング基端部53の伸長性とは、その全体で、つまりウイング上層51とウイング下層52との積層体で評価した伸長性である。ウイング基端部53及びウイング先端部54の伸長性の高低は、伸長率の大小により評価される。ウイング基端部53及びウイング先端部54の伸長率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長率の測定方法〕
ウイング基端部53及びウイング先端部54を、長さ30mm以上、幅10mmに切り出し、サンプルとする。テンシロン引張試験機(株式会社エー・アンド・デイ製、RTC−1210A)にて、チャック間20mmでサンプルを把持し、サンプルをその長さ方向に100cNの荷重/10mm幅で引っ張り、伸長後のサンプルの長さをAとすると、そのときの伸長率は、次の通り定義される。
(A/20)×100。
つまり、伸長率(%)は、(伸長後のサンプルの長さ)/(伸長前のサンプルの長さ)×100である。例えば、伸長後のサンプルの長さが30mmであれば、伸長率は150%であり、伸長後のサンプルの長さが40mmであれば、伸長率は200%である。
吸収性本体10の厚みは、排泄部対向部Aにおいて、好ましくは5mm以下、更に好ましくは3.5mm以下である。また、吸収性本体10の厚みは、前方部B及び後方部Cにおいて、好ましくは3mm以下、更に好ましくは2mm以下である。吸収性本体10の厚みがこのような範囲に設定されていると、装着時に違和感が生じにくく、身体の前後方向に沿って更にフィットし、装着時に前記ポケットが開口しやすく、横モレ防止性が一層向上するので好ましい。
吸収性本体10の厚みは、以下の測定方法により測定される。
〔厚みの測定方法〕
製品(吸収性物品全体)を平らな場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、吸収性本体の排泄部対向部又は前方部若しくは後方部における吸収体が配されている領域の上面に、5cN/cm2の荷重を掛け、その状態下での厚みを測定する。製品装着時の装着圧は、身体の部位、個人差、状態(座っている/動いている)等により異なるが、排泄部対向部の中央域(排泄ポイント付近)では、ショーツ等の衣類を着用する以外に外圧が掛らない状態において、無荷重〜5cN/cm2の荷重となるため、この荷重(5cN/cm2)での測定を行なった。厚みの測定には、厚み計 PEACOCK DIAL PRIGHT GAUGES R5-C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用いた。このとき、厚み計の先端部と製品との間の測定部分にプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、荷重が5cN/cm2となるようにプレートの大きさを調整する。プレートの形状は、円形又は正方形とする。
また、ウイング部5の付け根における引き裂き強度は、500〜1000cNであることが好ましく、使用後にウイング部5のズレ止め剤55をショーツのクロッチ部から引き剥がしてもウイング部5の付け根を起点する引き裂きが生じにくいことをより確実なものにするために、650cN以上であることが更に好ましい。
ウイング部5の引き裂き強度は、以下の測定方法により測定される。
〔引き裂き強度の測定方法〕
JIS K7128(プラスチック−フィルム及びシートの引裂強さ試験方法)に規定されたA法(トラウザー引裂法)を参考に、テンシロン引張試験機(株式会社エー・アンド・デイ製、RTC−1210A)を使用し、上下チャック間の距離を5mm(試験片を挿入可能な程度の間隔)に調整したチャックの上側に製品の吸収性本体、下側にウイング部を挟み、上側のチャックに挟んだ製品の吸収性本体を一定速度200mm/minで上昇させ、試験片を製品長手方向に沿って引き裂いた時の最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して引き裂き強度とした。
尚、試験片は、製品形態の吸収性物品における長手方向のウイング部の中心を基準に、前後75mm(計150mm:ウイング部の付け根部分が確実に残る長さ)になるように、製品形態の吸収性物品を幅方向に裁断してサンプルとなし、更に、ウイング部の付け根部分から長手方向に15mmの長さで長手方向に切り込みを入れ、これを試験片とした。
テンシロン引張試験機の上側のチャックに、得られた試験片における吸収性本体の部分を挟み(ウイング部は挟まない)、下側のチャックに、切り込みを入れて下方に折り返したウイング部の折り返し部を挟み、測定を行った。
本実施形態の生理用ナプキン1は、吸収性本体10をショーツのクロッチ部(図示せず)の上面(内面)に配設し、ズレ止め剤11によってクロッチ部に固定する。また、後部フラップ7をショーツの上面(内面)に配設し、ズレ止め剤75によってショーツに固定する。そして、図6に示すように、ウイング部5をクロッチ部の下面(外面)側に折り返して、ズレ止め剤55によってウイング部5をクロッチ部の外面に止着することにより、位置ズレを防止しながら装着することができる。
以上の構成を有する第1実施形態の生理用ナプキン1においては、ウイング基端部53がウイング上層51とウイング下層52との積層体からなり、ウイング先端部54がウイング上層51のみからなる。そのため、ウイング部5の身体へのフィット性及び肌触りが優れているのみならず、ウイング部5が伸びにくく、個装状態の生理用ナプキン1を包装材から取り出す際に、ウイング部5に設けられたズレ止め剤55を被覆する被覆シート(図示せず)からウイング部5を引き剥がしやすい。
また、後部フラップ7も、ウイング部5と同様の構成を有しているため、同様の効果を奏する。
また、ウイング部5の剛性(コシ)が高いので、ショーツへの装着時においてウイング部5の折り返し操作性が高い。更に、ウイング部5の折り返し部近傍の強度が高いので、使用後、生理用ナプキン1をショーツから引き剥がして廃棄する際に、ウイング部5がウイング基端部53近傍において破断せず、ウイング部5の一部がショーツに付着したままとなりにくい。
また、ウイング基端部53が透けにくいので、ショーツへの装着時にウイング部5の折り返し部近傍においてショーツが透けて見えにくく、ウイング部5の視覚的防漏効果が高い。
ウイング基端部53がウイング先端部54よりも伸長性が低いので、前述のウイング部5の破断防止効果が向上している。
また、吸収体4の幅方向外方に、幅方向内方に凸に湾曲した折り返し誘導線として、排泄部対向部シール線81が設けられており、ウイング部5を吸収性本体10の裏面シート3側に折り返したときに、ウイング部5の折り返し線が折り返し誘導線(排泄部対向部シール線81)に沿って湾曲して形成される。従って、ウイング部5が、ショーツのクロッチ部の側縁部形状(通常、幅方向内方に向けて凹んでいる)に沿って折り返されることになるため、ショーツへの生理用ナプキン1の装着安定性が高い。
更に、サイド防漏部6には、折り返し誘導線(排泄部対向部シール線81)の幅方向内方側に近接して、サイド防漏部6を表面シート2に接合するサイド防漏部シール線62(サイド防漏部第1シール線63)が設けられている。そのため、折り返し誘導線の幅方向内側の領域の剛性が高くなり、折り返し線が明確に形成され、その結果、ウイング部5の折り返し操作性が向上する。
生理用ナプキン1のショーツへの装着時において、ウイング部5が吸収性本体10の裏面シート3側に折り返されるのに対し、後部フラップ7は折り返されないため、ウイング部5の付け根と後部フラップ7の付け根との間(本実施形態においては両付け根はほとんど同じ位置に存在する)は、生理用ナプキン1において最もヨレが発生しやすい箇所である。而して、本実施形態においては、ウイング基端部53及びフラップ基端部73がサイドシート61及び裏面シート3との積層体からなり、剛性が高いため、ウイング部5の付け根と後部フラップ7の付け根との間のヨレが生じにくい。
ウイング先端部54及びフラップ先端部74は、前記エンボスシートからなるサイドシート61から形成され、不織布の繊維の集合状態が全体的に緻密であるため、ウイング先端部54とズレ止め剤55との接合性及びフラップ先端部74とズレ止め剤75との接合性が優れている。また、フラップ先端部74においては、幅方向への滲みがエンボス凹部により生じにくい。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
図7は、本発明の吸収性物品の第2実施形態の生理用ナプキンにおけるウイング部5及びその近傍の排泄部対向部Aを示している。第2実施形態の生理用ナプキン1は、第1実施形態の生理用ナプキン1に比して、折り返し誘導線である排泄部対向部シール線81の形状が異なる。具体的には、排泄部対向部シール線81は、第1実施形態においては、湾曲した連続線状であるのに対し、第2実施形態においては、湾曲した破線状(ドット線状を含む)である。排泄部対向部シール線81は、巨視的には、ウイング部5の両付け根に亘って延びている。
湾曲した破線状の排泄部対向部シール線81(折り返し誘導線)によれば、第1実施形態における湾曲した連続線状の排泄部対向部シール線81と同様に、湾曲した折り返し線を形成できるため、第2実施形態の生理用ナプキン1によっても、第1実施形態の生理用ナプキン1と同様の効果が奏される。また、排泄部対向部シール線81を破線状とすることで、シール線81の剛性を低減させ、使用感をより向上させることが可能となる。
図8は、本発明の吸収性物品の第3実施形態の生理用ナプキンにおけるウイング部5及びその近傍の排泄部対向部Aを示している。第3実施形態の生理用ナプキン1は、第2実施形態の生理用ナプキン1に比して、折り返し誘導線である排泄部対向部シール線81の形状が異なる。具体的には、排泄部対向部シール線81は、第2実施形態においては、巨視的に視てウイング部5の両付け根に亘って延びているのに対し、第3実施形態においては、ウイング部5の両付け根近傍のみにしか設けられておらず、その間には設けられていない。
このような構成によっても、ウイング部5の両付け根近傍に設けられた排泄部対向部シール線81により、図8において2点鎖線で示す幅方向内方に凸の湾曲形状で、折り返し線が形成される。従って、このような排泄部対向部シール線81も折り返し誘導線となる。
ウイング部5の両付け根近傍のみ設けられた排泄部対向部シール線81からなる折り返し誘導線によれば、第2実施形態におけるウイング部5の両付け根に亘って延びる排泄部対向部シール線81と同様に、湾曲した折り返し線を形成できるため、第3実施形態の生理用ナプキン1によっても、第2実施形態の生理用ナプキン1と同様の効果が奏される。また、ウイング部5の両付け根近傍のみにシール線81を設けることにより、ショーツに巻き込んだ場合におけるウイング部5の折り返し部分の柔軟性を維持し、しわにもなりにくくなるため、使用感を損ねることがない。
図9は、本発明の吸収性物品の第4実施形態の生理用ナプキンにおけるウイング部5及びその近傍の排泄部対向部Aを示している。第4実施形態の生理用ナプキン1は、第1実施形態の生理用ナプキン1に比して、折り返し誘導線である排泄部対向部シール線81の形状が異なる。具体的には、湾曲した連続線状の排泄部対向部シール線81は、第1実施形態においては、その両端部がウイング部5の両付け根に位置しているのに対し、第4実施形態においては、その両端部が、ウイング部5の両付け根から長手方向内方にずれた位置に位置している。
このような構成によっても、排泄部対向部シール線81に沿って折り返し線の一部が形成されると共に、ウイング部5の付け根と排泄部対向部シール線81の端部とを結ぶ線(図9において2点鎖線で示す)に沿って折り返し線の残りの一部が形成される。従って、このような排泄部対向部シール線81も折り返し誘導線となる。
ウイング部5の両付け根から離間した排泄部対向部シール線81からなる折り返し誘導線によれば、大部分が湾曲した折り返し線を形成できるため、第4実施形態の生理用ナプキン1によっても、第1実施形態の生理用ナプキン1と同様の効果が奏される。また、ウイング部5の両付け根から離間したシール線81を設けることにより、ショーツに巻き込んだ場合におけるウイング部5の折り返し部分において最も歪みが生じやすいウイング部5の両付け根近傍のしわを低減することが可能となり、ショーツへのフィット性をより高めることが可能となる。
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、サイド防漏部6の2層領域は、前記実施形態のように1枚のサイドシート61を幅方向に折り返して形成されたものに制限されず、2枚のシートを積層して形成することもできる。また、サイド防漏部6は、2層領域を有していなくてもよい。つまり、サイド防漏部6は、折り返されていない1枚のサイドシート61から形成することができる。
折り返し線及び折り返し誘導線は、前記各実施形態においては、幅方向内方に凸に湾曲しているが、吸収性物品の長手方向に沿って延びる直線状(連続線状及び破線状の両方を含む)とすることもできる。
前記各実施形態における各構成は、他の実施形態に適宜組み合わせることができる。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに制限されず、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等にも適用することができる。装着される下着は、ショーツに制限されない。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。 図2は、図1に示す生理用ナプキンを示す底面図である。 図3は、図1に示すIII−III線断面図である。 図4は、図1に示すIV−IV線断面図である。 図5は、図1に示す生理用ナプキンにおけるウイング部及びその近傍の排泄部対向部を示す部分拡大平面図である。 図6は、図1に示す生理用ナプキンの装着状態を示す斜視図(下着省略)である。 図7は、本発明の吸収性物品の第2実施形態としての生理用ナプキンにおけるウイング部及びその近傍の排泄部対向部を示す部分拡大平面図(図5対応図)である。 図8は、本発明の吸収性物品の第3実施形態としての生理用ナプキンにおけるウイング部及びその近傍の排泄部対向部を示す部分拡大平面図(図5対応図)である。 図9は、本発明の吸収性物品の第4実施形態としての生理用ナプキンにおけるウイング部及びその近傍の排泄部対向部を示す部分拡大平面図(図5対応図)である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
10 吸収性本体
11 ズレ止め剤
12 中央第1シール線
13 中央第2シール線
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 上部吸収体
42 下部吸収体
5 ウイング部
51 ウイング上層
52 ウイング下層
53 ウイング基端部
54 ウイング先端部
55 ズレ止め剤
6 サイド防漏部
61 サイドシート
62 サイド防漏部シール線
63 サイド防漏部第1シール線
64 サイド防漏部第2シール線
7 後部フラップ
71 フラップ上層
72 フラップ下層
73 フラップ基端部
74 フラップ先端部
75 ズレ止め剤
81 排泄部対向部シール線(折り返し線、折り返し誘導線)
82 ウイング基端部シール線
83 後方部シール線
84 前方部シール線
A 排泄部対向部
B 前方部
C 後方部

Claims (3)

  1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在配置された吸収体を備えた吸収性本体と、該吸収性本体の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部と、該吸収性本体の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する一対のサイド防漏部とを有する吸収性物品であって、
    前記ウイング部はウイング上層及びウイング下層からなり、
    前記サイド防漏部は撥水性のサイドシートからなり、該サイドシートは、前記吸収性本体の両側部からそれぞれ延出して、前記ウイング上層を形成しており、
    前記裏面シートは、前記吸収性本体の両側部からそれぞれ延出して、前記ウイング下層を形成しており、
    前記ウイング部は、その基端部であるウイング基端部が、前記ウイング上層と前記ウイング下層との積層体からなり、該ウイング基端部以外の部分であるウイング先端部が、該ウイング上層からなり、
    前記ウイング部を前記吸収性本体の前記裏面シート側に折り返したときに形成される折り返し線が、該吸収性本体と該ウイング部との境界線となり、該境界線よりも吸収性物品の幅方向外方において、前記積層体を構成する前記ウイング上層と前記ウイング下層とが接合され、該積層体からなる前記ウイング基端部は、前記ウイング先端部よりも伸長性が低く且つその吸収性物品の幅方向に沿う長さが2〜30mmである吸収性物品。
  2. 前記吸収体の幅方向外方には、幅方向内方に凸に湾曲した折り返し誘導線が設けられており、
    前記ウイング部を前記吸収性本体の前記裏面シート側に折り返したときに、前記折り返し線が前記折り返し誘導線に沿って湾曲して形成される請求項記載の吸収性物品。
  3. 前記サイド防漏部には、前記折り返し誘導線の幅方向内方側に近接して、該サイド防漏部を前記表面シートに接合するサイド防漏部シール線が設けられている請求項記載の吸収性物品。
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