JP5575496B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、失禁パッド等の幅方向側方にサイドシートを配し、該サイドシートが起立可能とされた吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品は、幅方向側方に撥水性のサイドシートを配して、幅方向の外方への漏れを防ぐ技術が実施されている。
特許文献1には、立体ギャザーの突出端部を内側へ折り返して液の流れ止めを形成することで、弾性伸縮部材の伸縮力により表面に現れる微細な波状面による微孔によって、尿等の液が立体ギャザーの内面に沿って伝わり、先端部に形成された微孔を通って外に漏れたり沁み出すことを防止した吸収性物品が記載されている。
また、特許文献2には、吸収性物品の幅方向側方に弾性部材を付与した防漏カフを配し、該防漏カフは自由端と起立端の中間部において、サイドシートどうしを接合して固定端部と自由端部との幅寸法を狭めた接合部を形成することで、装着時の脚の挿入を容易とし、使用時に防漏カフがおむつの側方へはみ出ることがない使い捨ておむつが記載されている。
また、特許文献3には、サイドシートの長手方向に実質的に連続する接合ラインが、吸収性本体の長手方向中心線に近い部分と該中心線から遠い部分とを交互にそれぞれ複数有することで、ポケットが形成されている吸収性物品が記載されている。
特開2003−275242号公報 特開2000−354607号公報 特開2005−342368号公報
特許文献1の吸収性物品では、突出端部が内側に折り返されて設けられているので、立体ギャザーの内面に沿って流れ出た尿等の液は、突出端部で折り返され、フラップの内面に沿って内部に戻されるものであり、折り返されて設けられた部分が立体ギャザーの起立性維持する機能を有していない。
また、特許文献2の使い捨ておむつでは、防漏カフは高さを抑制する事によって脚の挿入や側方へのはみ出しを抑える効果を有するものであり、高さを抑制するために形成された重ねられた部位自体に起立状態が安定する等の特別な効果を有していない。
更に、特許文献3における吸収性物品のポケット構造は、装着時の湾曲により形成されるものであるため、吸収性物品の前後方向では形成されやすいが、排泄部領域では湾曲の少なさや動きへの追従による変形により、安定して形成されにくい。
従って、本発明は、幅方向側方に部分的に多層領域を形成したサイドシートを有し、該サイドシートの下層側シートが上層側シートと分離可能とされることによって、起立部分の基端部とは異なる起立端を形成可能な吸収性物品に関する。
本発明は、肌当接面側に表面シート、非肌当接面側に裏面シート、両シート間に液保持性の吸収体を備えた縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部の肌当接面側に該吸収性本体の略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシートとを有する吸収性物品であって、前記サイドシートには他の部材との固定により形成された基端部と、該基端部より吸収性物品内方側に他の部材と固定されていない自由端部とを有し、前記サイドシートは、前記基端部と前記自由端部との間に、上層側シートと下層側シートとを有する多層領域を形成しており、該下層側シートは該上層側シートと離間可能であり、該上層側シートの前記基端部と前記自由端部との間に、該下層側シートの下層末端部が配されている吸収性物品を提供するものである。
本発明は、吸収性物品の装着やサイドシートの弾性部材の収縮により形成される湾曲形状への変形によって、部分的に層数が異なるサイドシートの離間を発現させて、起立部の基端部以外に起立端を生じさせる事によって、サイドシートの起立状態を安定としながらサイドシートの違和感を少なくすることができる。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図及び断面図である。 図2は、図1の平面図である。 図3(a)は、図1のX1−X1線における固定部を示す断面図であり、図3(b)は、図3(a)の拡大断面図である。 図4は、図1のX2−X2線におけるサイドシートの起立状態を示す断面図である。 図5は、筋状固定部の形状を示す平面図であり、図5(a)〜図5(c)は、弾性部材に対して同じ傾斜を有する実施形態の平面図であり、図5(d)〜図5(f)は、弾性部材に対して固定部中心側に傾斜を有する実施形態の平面図であり、図5(g)は、更に別の変形形態の平面図である。 図6は、本発明の第2実施形態の平面図である。 図7は、本発明の第3実施形態の平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキン1であり、図1,図2に示すように、肌当接面側に表面シート2、非肌当接面側に裏面シート3、両シート2,3間に液保持性の吸収体4を備えた縦長の吸収性本体10と、吸収性本体10の両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対のウイング部9,9と、吸収性本体10の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する一対のサイドシート5,5とを有し、生理用ナプキン1の周囲がヒートシール及び粘着剤によって形成されたシール部8を有している。
尚、本明細書において、「肌当接面側」とは、吸収性本体等の各部材の表裏両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側に配される側(面)である。また、「非肌当接面側」とは、着用時に着用者の肌側とは反対側に配される側(面)である。特に明記のない限り、「長手方向」とは、吸収性物品の長手方向に沿う方向であり、「幅方向」とは、吸収性物品の幅方向に沿う方向である。
また、吸収性本体10において、排泄部対向部Aとは、図1,図2に示すように、着用者の液排泄部(膣口等)と対向する領域であり、本発明のようにウイング部9を有する吸収性物品においては、両側部にウイング部9を有する部分である。吸収性本体10における、排泄部対向部Aよりも前方に位置する領域(吸収性物品着用時に排泄部対向部Aよりも着用者の前方に配される領域)を前方部Bといい、排泄部対向部Aよりも後方に位置する領域(吸収性物品着用時に排泄部対向部Aよりも着用者の後方に配される領域)を後方部Cという。
本実施形態の生理用ナプキン1について更に詳述する。吸収性本体10は、図1に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4を備えている。吸収体4は、平面視で、前後縁部が丸みを帯びた略長方形状を有している。
表面シート2は、図1に示すように、吸収体4の上面の全域を被覆している。表面シート2の前後縁部は、丸みを帯びており、吸収体4の前後縁部それぞれから長手方向に延出している。表面シート2の両側縁部は、長手方向に沿う直線状であり、吸収体4の両側縁部それぞれから幅方向に若干延出しているが、裏面シート3の縁部からは離間している。
裏面シート3は、図1に示すように、吸収体4の下面の全域を被覆している。裏面シート3の前後縁部は、丸みを帯びており、吸収体4の前後縁部それぞれから長手方向に延出している。裏面シート3の両側縁部は、吸収体4の両側縁部それぞれから幅方向に延出している。
また、裏面シート3の非肌当接面側には、吸収性本体10とショーツのクロッチ部の上面(内面)とを止着するためのズレ止め剤(図示せず)が設けられている。ズレ止め剤11は粘着剤等から形成される。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、液透過性を有する不織布や開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、液不透過性又は撥水性のフィルム等を用いることができる。吸収体4としては、従来から使用されているパルプ繊維や短繊維又は長繊維のウエブ等の繊維集合体を主体とする吸収性コアを、被覆シートで被覆したものを用いることができる。吸収性コアは高吸収性ポリマーを含んでいてもよい。
裏面シート3は、吸収性本体10のムレを低減させる観点から、透湿性(通気性)を有していることが好ましい。透湿性のシートとしては、例えば、熱可塑性樹脂に無機化合物又は有機化合物のフィラーを添加したものを、Tダイやサーキュラーダイから溶融押出してフィルムを形成し、次いで、該フィルムを一軸延伸又は二軸延伸して得られる樹脂シート、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化された複合不織布(例えばSM、SMS、SMMS等)、エアスルー不織布や前記SMS等の複合不織布と前記樹脂シートとの複合シートが挙げられる。
裏面シート3として、前記樹脂シートを用いると裏面シート3の非肌当接面側に設けられたズレ止め剤(図示せず)の固定性がよい点から好ましく、また、前記複合不織布を用いると透湿性及び柔軟性がよい点から好ましい。
吸収体4は、図1に示すように、上部吸収体41及び下部吸収体42からなる2層構造を有している。上部吸収体41は、平面視で、下部吸収体42よりも長さ及び幅が短くなっており、後述の中央第1シール線12よりも小さい形状を有しており、下部吸収体42には接合されていない。また、上部吸収体41は、下部吸収体42における長手方向及び幅方向に中央寄りに位置しており、延いては、吸収性本体10における長手方向及び幅方向に中央寄りに位置している。従って、上部吸収体41は、吸収性本体10におけるいわゆる中高領域11を形成する。
表面シート2には、図1,図2に示すように、表面シート2から下部吸収体42までが一体的に圧密化されて形成された中央第1シール線12及び中央第2シール線13が設けられている。中央第1シール線12は、図2に示すように、平面視で上部吸収層41を包囲するように、表面シート2の上面におけるサイドシート5によって被覆されていない領域に、環状に設けられている。前後一対の中央第2シール線13,13は、図2に示すように、略半円弧状であり、中央第1シール線12の前部及び後部よりもそれぞれ前方側及び後方側に、中央第1シール線12と連続的に設けられている。
中央第1シール線12及び中央第2シール線13は、表面シート2と下部吸収体42とを接合しているが、表面シート2と上部吸収体41とは接合していない。従って、上部吸収体41は、表面シート2と下部吸収体42とからなる閉鎖空間に封入されている。
ウイング部9は、図1,図2に示すように、排泄部対向部Aにおいて吸収性本体10の両側部から延出している。ウイング部9は、ショーツ等の下着のクロッチ部の下面(外面)側に折り返されて用いられるものである。ウイング部9は、図1に示すように、平面視で、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体10の側部側に位置する略台形形状を有している。
また、ウイング部9の非肌当接面側には、ズレ止め剤が設けられている(図示せず)。ズレ止め剤によって、使用時に、ショーツのクロッチ部の下面(外面)側に折り返されたウイング部9を、クロッチ部に止着できるようになっている。
本発明においては、ウイング部9の両付け根を結ぶ直線が、吸収性本体10とウイング部9との境界線とする。
サイドシート5は、図1に示すように、吸収性本体10の肌当接面側の両側部それぞれを被覆する構成部位で、吸収性本体10の肌当接面側における両側部それぞれに、吸収性本体10の長手方向に沿ってその略全長に亘るように設けられている。
本発明においては、サイドシート5には他の部材との固定により形成された基端部73と、基端部73より吸収性物品(生理用ナプキン1A)の内方側に他の部材と固定されていない自由端部74とを有しており、サイドシート5は、基端部73と自由端部74との間に、上層側シート51Aと下層側シート51Bとを有する多層領域を形成している。詳述すると、第1実施形態においては、図3(a)に示すように、サイドシート5は一枚の撥水性の不織布51からなり、一枚の不織布51は、不織布51の幅方向外方側の一端部が、吸収性本体10の表面シート2及び裏面シート3上に配され、接着剤や熱融着等により固定され、基端部73を形成している。第1実施形態の基端部73は、図4に示すように、ドット状の熱融着部の集合からなり、吸収性本体10の長手方向側部に沿って一直線状に形成されており、基端部73の幅方向内方側の端が、サイドシート5が起立する際の起立基端となる。一枚の不織布51の他端部は、図3(a)に示すように、吸収性本体10の幅方向内方側に延出し、サイドシート5の自由端部74となる部位で下面側(表面シート2側)に折り返されて2つ折りにされ、基端部73と自由端部74との間に、上層側シート51Aと下層側シート51Bからなる2層領域を形成している。第1実施形態においては、2層領域における自由端部74側(前記折返された部位付近)には上層側シート51A及び下層側シート51Bの間に弾性部材6が配されてサイドシート5が起立可能となっている。
また、本発明においては、下層側シート51Bは上層側シート51Aと離間可能であり、上層側シート51Aの基端部73と自由端部74との間に、下層側シート51Bの下層末端部510が配されている。詳述すると、図4に示すように、下層側シート51Bは、弾性部材6の周辺、前方部B、及び後方部C以外では、接着剤等により上層側シート51Aと固定されていない。言い換えれば、下層側シート51Bは、排泄部対向部Aにおいては、弾性部材6の周辺以外、上層側シート51Aと固定されておらず、離間可能に形成されている。第1実施形態においては、図4に示すように、自然状態における上層側シート51A及び下層側シート51Bの離間の間隔が、自由端部74から基端部73に向かって漸次広くなっており、自然状態におけるサイドシート5が、排泄部対向部Aにおいて、断面視して略三角形状に起立している。サイドシート5の起立について詳述すると、サイドシート5の下層側シート51Bは、図4に示すように、この弾性部材6の収縮時(自然状態)に、上層側シート51Aと排泄部対向部Aにおいて固定されていない事によって離間し、下層側シート51Bの下層末端部510が部分的に表面シートと接触した状態となる。このように、サイドシート5は、弾性部材6の収縮時(自然状態)には、基端部73の起立基端と下層末端部510とにより支えられて起立する。このため、弾性部材6の収縮応力が小さい状態であってもサイドシート5の起立状態が安定し易く、動きによる微小な変動へも追従可能となる。一方で、サイドシート5の下層末端部510は基端部73と自由端部74との間にあり、弾性部材6の収縮により起立した状態より低い起立状態で機能を発現するため、違和感となり難い利点を有する。
尚、本実施形態において、ウイング部9は、1層の撥水性の不織布51(上層側シート51A)と裏面シート3により形成されている。
第1実施形態においては、図3(a),図4に示すように、下層側シート51Bの幅が上層側シート51Aの幅より短くなるように、不織布51が2つ折りに折り返されている。具体的には、下層側シート51Bの下層末端部510は、サイドシート5の起立(皺形成)に起因する離間し易さ、起立の安定性、及び装着感(違和感のなさ)の観点から、上層側シート51Aの自由端部74及び基端部73の間の40〜80%の間に、即ち、上層側シート51Aの自由端部74及び基端部73の間隔を100%とした場合に、自由端部74から40%の位置〜80%の位置の間に下層側シート51Bの下層末端部510が配されることが好ましく、50〜70%の間に配されることが更に好ましい。
第1実施形態においては、図2に示すように、各サイドシート5の前方部B及び後方部Cそれぞれに、起立接合部72を備えている。各起立接合部72は、吸収性本体5の長手方向においては、後述する筋状固定部7とウイング部9との間に配され、吸収性本体5の幅方向においては、サイドシート5の基端部73と自由端部74との間に配され、各起立接合部72によりサイドシート5を形成する上層側シート51A及び下層側シート51Bが表面シート2に接合されている。各起立接合部72は、図1,図2に示すように、各サイドシート5における前方部Bの起立接合部72と後方部Cの起立接合部72との間隔が、基端部73側から自由端部74側に向かって漸次広くなるように傾斜して形成されている。このように、前方部Bの起立接合部72と後方部Cの起立接合部72との間のサイドシート5が、基端部73側から自由端部74側に向かって漸次広くなるように形成されているため、伸張状態でサイドシート5に固定された弾性部材6の収縮により、図1に示すように、サイドシート5が表面シート2から起立した状態となり易い。
サイドシート5の上層側シート51Aと下層側シート51Bの離間は、弾性部材6の収縮によって発現するだけでなく、装着により生理用ナプキン1Aが湾曲する際のサイドシート5の湾曲追従性の違いによっても発現する。即ち、装着時の湾曲によって下層側シート51Bの下層末端部510は表面シート2から離れて立ち上がり易いが、サイドシート5の基端部73では裏面シート3等の他の部材との一体化によって、湾曲変形への追従性が低下している。そのため、上層側シート51Aでは、自由端部74側で起立による変化と湾曲による皺形成がおこり、下層側シート51Bの下層末端部510では、起立による変化と上層側シート51Aによる皺への追従が起こりにくい事によって、下層末端部510の離間が進むと推定される。
サイドシート5としては、撥水性(疎水性)有するシート状材料であればよく、生理用ナプキン等の吸収性物品において従来用いられている撥水性の各種材料を特に制限なく用いることができ、透湿性を有していることが更に好ましい。サイドシート5の材料としては、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMS等)、ヒートロール不織布、エアスルー不織布等の撥水性(疎水性)不織布が挙げられる。SM、SMS、SMMS等の複合化されたシートを用いると、該シートの表面の平滑性による滑らかな感触及び該シートの物性(強度等)が良好であるため、ウイング部5における耐引き裂き性やズレ止め剤の転着性が良好となる点で好ましい。また、エアスルー法により作られた不織布を用いると、低坪量でも厚みが得られ易く、風合い(クッション感)や肌触りが良好となる点で好ましい。
本発明の吸収性物品(生理用ナプキン1)は、薄型であり柔軟性を有する吸収体3より構成されている。そのため、吸収性本体10の厚みは、排泄部対向部Aにおいて、好ましくは5mm以下、更に好ましくは3.5mm以下である。また、吸収性本体10の厚みは、前方部B及び後方部Cにおいて、好ましくは3mm以下、更に好ましくは2mm以下である。吸収性本体10の厚みがこのような範囲に設定されていると、装着時に違和感が生じにくく、身体の前後方向に沿って更にフィットし、装着時に前記ポケットが開口しやすく、横モレ防止性が一層向上するので好ましい。
吸収性本体10の厚みは、以下の測定方法により測定される。
〔厚みの測定方法〕
製品(吸収性物品全体)を平らな場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、吸収性本体の排泄部対向部又は前方部若しくは後方部における吸収体が配されている領域の上面に、5cN/cm2の荷重を掛け、その状態下での厚みを測定する。製品装着時の装着圧は、身体の部位、個人差、状態(座っている/動いている)等により異なるが、排泄部対向部の中央域(排泄ポイント付近)では、ショーツ等の衣類を着用する以外に外圧が掛らない状態において、無荷重〜5cN/cm2の荷重となるため、この荷重(5cN/cm2)での測定を行なった。厚みの測定には、厚み計 PEACOCK DIAL PRIGHT GAUGES R5-C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用いた。このとき、厚み計の先端部と製品との間の測定部分にプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、荷重が5cN/cm2となるようにプレートの大きさを調整する。プレートの形状は、円形又は正方形とする。
一方で、本発明の吸収性物品(生理用ナプキン1)は、サイドシート5に付与された弾性部材6の収縮力によって容易に曲がるようにされていないことが好ましく、動きへの追従性も高いことが好ましい。
このため、弾性部材6を細くしながら高い伸長性と弾性部材6の抜け防止を両立するため、吸収性本体10の前方部B及び後方部Cに形成する筋状固定部7により弾性部材6の変形が少ない固定を施している。
具体的には、従来技術である熱エンボスによる凹凸形成の固定部では、弾性部材6を厚み方向に引き伸ばしながら、強い圧縮力による弾性材の変形により弾性材を挟みこむ材料(例えばサイドシート5)に密着させ、弾性部材6に直接及び間接に配した粘着剤の固定効果を高めている。このため、従来技術では弾性部材6の切断による弾性部材の抜けが発生しやすく、抜け防止のため弾性部材6に配する粘着剤量を増やす、太い弾性部材6を使用する等により、弾性部材6による身体への負担(皮膚とのこすれ)、サイドシート起立部の硬さ、低応力での追従性の低下等が起こっている。
これに対して、本発明の吸収性物品(生理用ナプキン1)は、図3(b)に示すように、吸収性本体10の前方部B及び後方部Cに、弾性部材6を、サイドシート5と表面シート2とともに加熱及び加圧して形成された固定部でありながら、弾性部材を引き伸ばす凹凸を形成することなく弾性部材6とサイドシート5との(弾性部材の周囲の)密着性を高め、複数の固定部を形成する事で固定が不足することの抜けを防止している。
第1実施形態においては、図1,図2に示すように、弾性部材6は、吸収性本体10の前方部B及び後方部Cに形成された筋状固定部7によってサイドシート5、表面シート2及び吸収体4に固定され、弾性部材6の伸長状態が維持されている。筋状固定部7の筋状とは、図5(a)に示すように、弾性部材6と直交する方向の長さL1が、該弾性部材6と平行な方向の長さL2よりも長い形状を意味する。前方部Bに配される筋状固定部7は、吸収性本体10の中心側から前方部Bに向かって傾斜して形成されており、後方部Cに配される筋状固定部7は、吸収性本体10の中心側から後方部Cに向かって傾斜して形成されている。
このように形成された本発明の吸収性物品(生理用ナプキン1A)では、物品本体の柔軟性による追従性やフィット感に加え、細い弾性繊維が高い伸長性を有して固定されていることで柔らかなサイドシート5の感触が維持されるだけでなく、追従性に優れ身体への負担も最小限のものとすることができる。
このため、本発明に使用される弾性部材6としては、ポリウレタン、ブタジエンやイソプレン等のジエン系弾性材の太さ620dtex以下、より好ましくは200〜470dtexの糸状物を使用することができ、弾性部材の変形性も1.0〜2.0、より好ましくは1.0〜1.5とすることができる。なお、本発明における弾性部材6は、複数の弾性糸が複合されて形成されたマルチフィラメントタイプとなっており、後述する製造方法によって弾性部材の切断が起こりにくく、変形も抑えられやすい。
弾性部材6の変形性は、以下の測定方法により測定される。
〔変形性の測定方法〕
起立部における弾性部材と固定部における弾性部材の断面を拡大観察し、式1により変形性を算出する。
(式1) (固定部における真円度)/(起立部における真円度)

拡大観察は、電子顕微鏡(JEOL製 JCM5100)やマイクロスコープ(キーエンス製 VHX−1000)等を使用して、起立部及び固定部の弾性部材6mの拡大断面を撮影(画像データ化)する。撮影画像を画像解析ソフト(NEXUS社製 NEW QUBE ver.4.20)により二値化後、真円度計測処理による各々の真円度(上記画像解析ソフトで、絶対最大長2×π)/(4×面積)×100を自動算出)を導き、式1により算出した値を5点平均して変形性とした。
図3(b)における本発明の実施形態では、弾性部材6の変形性は1.2であった。なお、固定部における変形性について、凹凸構造等、弾性部材の伸張状態が異なるような構造に由来する違いがある場合には、より大きな値(となる構造部位の値)をその吸収性物品の変形性とする。
本発明の実施形態としては、図5(a)〜図5(g)に示すように、筋状固定部7の形状は弾性部材6と交差する部分において複数が離間して、長手方向から傾きを有していれば良く、図5(a)〜図5(c)のような同一方向の傾き、図5(d)〜図5(f)のような固定部中央側に向いた傾きや、図5(g)のように図柄の一部として使用して印象性を高めることができる。また、弾性部材と交差する部分以外は長手方向に連続として形成して、表面シートとの接合性を高めることもできる。図5(a)〜図5(g)においては、各図の左側が生理用ナプキンの長手方向中央側であり、下側が生理用ナプキンの幅方向の中央側である。
第1実施形態においては、起立接合部72は、起立部形状の自由度の高さからエンボスによるヒートシール法で形成されており、弾性部材6の切断をおこさないよう弾性部材6の位置から外れた位置で形成されている(図2参照)が、形状の自由度より弾性部材6の切断しない点を優先させる場合には、ホットメルト等の粘着剤をスパイラル法、スロットスプレー法等の既知の手段で上層側シート51A及び下層側シート51Bの間を固定する事で形成することが好ましい。基端部73についても、ホットメルト粘着剤による形成をおこなってもよく、ウイング部9の可撓性等やウイング部9を別体の部材で形成する場合には、ヒートシール法による裏面シート3との接合を使用することが好ましい。
本発明の第2実施形態の生理用ナプキン1Bとしては、図6に示すように、サイドシート5に弾性部材6を付与せず、また、起立接合部72を形成していない。しかし、第1の実施形態の弾性材固定部と同様に、筋状固定部7を形成することで、第1実施形態におけるサイドシート5の起立可能範囲の自由端部74と基端部73との長さが逆転するよう形成され、さらに、前方部B及び後方部Cの筋状固定部7より長手方向端部側のサイドシート5上に波状の固定線71を形成して、サイドシート5の起立基端の長さがサイドシート5の折返し部より長い台形状の起立可能範囲を成している。即ち、第2実施形態においては、自然状態における各サイドシート5の起立可能な範囲は、基端部73側の長手方向の長さが自由端部74側の長手方向の長さより長くされている。このことによって、装着によるナプキンの形状変形(主に前方部B及び後方部Cにおける湾曲変形)によって、起立基端の変形量が多くなり、その影響が折り返し部に影響する事で起立性が安定すると推定される。
また、このような筋状固定部7の端部側から長手方向の外方に向かって延びる波状の固定線71が、エンボスにより形成された場合には、シール部8はサイドシート5の接合部(例えば、筋状固定部7、基端部73、起立接合部72)及びその周辺を除いて形成することが、生理用ナプキンの(端部の)柔軟性の観点から好ましい。
本発明の第3の実施形態の生理用ナプキン1Cとしては、図7に示すように第2の実施形態に弾性部材6を付与した形状となっており、より起立性に優れるとともに上層側シート51A及び下層側シート51Bの分離性に優れる。また、生理用ナプキン1Cに配される基端部73’は、一直線状に形成されている第2実施形態の生理用ナプキン1Bの基端部73と異なり、図7に示すように、吸収性本体10の長手方向側部に沿って波状に形成されている。基端部73’が波状に形成されていることにより、下層末端部510だけでなく基端部73の起立基端から自由端部74までに筋状構造が形成されやすく、緩やかな凹凸が自由端部74側に形成されて肌に優しい感触を与えることができる。
以上の実施形態における筋状固定部7には、筋状固定部7の形成時に弾性部材6の切断を防止し、かつ筋状固定部7による抜け防止のため、生理用ナプキン排泄部領域A側から前方部B及び後方部Cほど強い接合強度を形成する手段として、図5(a)〜図5(g)に示した弾性部材6の交差部以外に連続した部位を有し、前方部B及び後方部Cほど、筋状固定部7の線圧力を向上させるように、長手方向に細い筋状固定部7を形成する方法がある。
また、筋状固定部7の接合強度を弾性部材6の切断に至らない程度に比較的弱い接合強度としながら、弾性部材6の抜けを防止する方法として、接合部のさらに端部側において弾性部材6を蛇腹状に変形させるよう弾性部材6及びサイドシート5に粘着剤を塗布せず、弾性部材6の延びる方向に対して斜め(斜めに徐々に接触する方向)にエンボスを配して、エンボス部を弾性部材6が避けるようにする事で形成することができる。
また、同様の効果を利用する事で、弾性部材6がサイドシート5の折り返し部側に動き易いよう、エンボス部が斜め方向に徐々に接触するよう形成することが、前述した弾性部材6の切断の効果とともに弾性部材6の位置を安定させる点から好ましい。
本発明は、上記の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、ウイング部9が形成されていない場合の排泄部対向領域Aは、長手方向長さ80〜100mmの範囲にある特異形状、例えば吸収体の多層部、環状の中央シールやサイドシート5の基端部73より特定する事ができる。
また、本発明における上層と下層は、サイドシート5の内方端に弾性部材が固定されていることで区分できるが、弾性部材以外にも折返しによっても区分できる。また、上層と下層の内方端側を接着剤や溶着により接合することで、生理用ナプキンの湾曲によるサイドシート5の上層及び下層の離間を起こりやすくすることもできる。
また、基端部73は、熱エンボスにより形成されているが、表面シート2上に粘着剤を塗布する事で形成してもよく、表面シート2が吸収体4より狭い場合には、吸収体4上や裏面シート3上に粘着剤を塗布する事で形成する事ができ、熱エンボスを併用または単独で使用して、表面シート2、吸収体4、裏面シート3に形成することができる。
また、サイドシート5の複層領域は一枚の不織布51の折返しにより形成されていたが、複数のシート(不織布)が貼り合せて形成されていても良く、上層側シート51Aと下層側シート51Bの離間性向上とサイドシート5の起立性向上の観点から、下層側を複数のシートで形成することができ、下層側シート51Bの下層末端部510を下層側の複数のシートごとに異ならせると、起立性を向上させた事による違和感を抑えることができる。
また、弾性部材6に粘着剤を塗布しない領域においては、筋状固定部7と併用してエンボス等により弾性部材6を蛇行させて抜け難くする方法の他、筋状固定部7の形成に換えて、弾性部材6の伸張性を非常に低下させるとともにドット状エンボスにより弾性部材6を低伸張状態でも直線状に配置することができる。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
1A,1B,1C 生理用ナプキン
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 上部吸収体
42 下部吸収体
5 サイドシート
51A 上層側シート
51B 下層側シート
510 下層末端部
6 弾性部材
7 筋状固定部
71 波状の固定線
72 起立接合部
73,73’ 基端部
74 自由端部
8 シール部(周辺)
9 ウイング部
10 吸収性本体
11 中高領域
12 中央第1シール線
13 中央第2シール線

Claims (3)

  1. 肌当接面側に表面シート、非肌当接面側に裏面シート、両シート間に液保持性の吸収体を備えた縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部の肌当接面側に該吸収性本体の略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシートとを有する吸収性物品であって、
    前記サイドシートには他の部材との固定により形成された基端部と、該基端部より吸収性物品内方側に他の部材と固定されていない自由端部とを有し、
    前記サイドシートは、前記基端部と前記自由端部との間に、上層側シートと下層側シートとを有する多層領域を形成しており、該下層側シートは該上層側シートと離間可能であり、該下層側シート上に該上層側シートを重ねた状態において、該上層側シートの前記基端部と前記自由端部との間に、該下層側シートの下層末端部が配されており、
    前記下層側シートは、前記吸収性本体の前方部及び後方部にて、前記上層側シートと固定され且つ前記表面シートと接合されており、
    前記下層側シートは、前記下層末端部を含み、前記吸収性本体の前方部及び後方部以外では、前記上層側シートと固定されておらず、
    前記多層領域における前記自由端部側には前記上層側シート及び前記下層側シートの間に弾性部材が配されて前記サイドシートが起立可能となっており、自然状態における該サイドシートの起立可能な範囲は、前記基端部側の長手方向の長さが前記自由端部側の長手方向の長さより長く、
    前記弾性部材は、前記吸収性本体の前方部及び後方部に形成された筋状固定部によって前記サイドシート、前記表面シート及び前記吸収体に固定され、該弾性部材の伸長状態が維持されており、
    前記筋状固定部は、前記吸収性本体の幅方向に対し前方部及び/又は後方部に向かって傾斜して形成されている吸収性物品。
  2. 自然状態における前記上層側シート及び前記下層側シートの離間の間隔は、前記自由端部から前記基端部に向かって漸次広くなっている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記下層側シートの幅は、前記上層側シートの幅より短い請求項1又は2記載の吸収性物品。
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