JP3414409B2 - 紙おむつ - Google Patents

紙おむつ

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JP3414409B2 JP15474891A JP15474891A JP3414409B2 JP 3414409 B2 JP3414409 B2 JP 3414409B2 JP 15474891 A JP15474891 A JP 15474891A JP 15474891 A JP15474891 A JP 15474891A JP 3414409 B2 JP3414409 B2 JP 3414409B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、使用状態において横断
面山形のバリヤーカフスを有する紙おむつに関する。 【0002】 【従来の技術】近年の紙おむつの改良には著しいものが
あり、その改良の代表例は、紙おむつの両側部にバリヤ
ーカフスを形成し、もって特に軟便の横漏れの防止を図
ったものがある。 【0003】たとえば、特開昭62−250201号公報には、
フラップ部分に一枚のバリヤーシートを固着して近位端
とし、自由の遠位端に弾性伸縮部材を設けた構造、およ
びその変形例として、トップシートを延在させて、フラ
ップ部分の途中に折り畳んで起立させてバリヤーカフス
とし、その折り畳み部分の側縁を遠位端とし、起立個所
を近位端とした構造も開示している。他にも多くの提案
があるが、前記の公報技術を基本として、そのバリエー
ションが多い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の公報記
載の紙おむつでは、使用時において、内方に傾斜して起
立するバリヤーカフスが伏倒し易く、もって、脚回り部
分とバリヤーカフスの自由側縁との間が離間することが
多く、その結果、その離間部分を軟便または尿が越えて
しまい、横漏れの原因となる。 【0005】したがって、本発明の課題は、軟便および
尿の横漏れをより確実に防止することができる紙おむつ
の構造を追求するとともに、その構造の下で、吸収体の
横ずれの防止、尿の幅方向の拡散の促進、バリヤーカフ
ス部分での縦方向の拡散を防止することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題は、不透液性バ
ックシートと透液性トップシートとの間に吸収体が介在
され、かつ両側部に使用面側に突出するバリヤーカフス
を有する紙おむつにおいて、前記各バリヤーカフスは、
撥水性または不透水性の単一のバリヤーシートにより形
成され、少なくとも脚回り部分において、紙おむつの幅
方向に関し、前記吸収体の側縁より内方の上面側に位置
した内起立線およびフラップに位置した外起立線を有
し、これら起立線から起立した起立端部において紙おむ
つの長手方向に延在して配設された弾性伸縮部材を有
し、さらに各バリヤーカフスの起立状態において起立端
部から内起立線へ至る内壁と、この内壁より長さが長い
前記起立端部から外起立線に至る外壁との離間間隔は末
広がりに形成され、前記外壁から延在する裾部分は、フ
ラップにおいて不透液性シートに対して固定され、前記
内壁の裾部分は前記透液性トップシートに固定され、前
記透液性トップシートの側縁部は吸収体の側面を包むよ
うにしてバリヤーカフスの起立部分の下方まで延在し、
そのバリヤーカフスの下方の部分において不透液性シー
トに対して固定され、かつこの前記幅方向固定開始位置
と前記吸収体の側縁との離間距離が10mm以内とさ
れ、さらに前記透液性トップシートの側縁は前記外起立
線より外方に延在していない、または延在するときその
側縁より外側に前記バリヤーシートと不透液性シートと
の間を接合する長手方向に沿う接着剤線が設けられてい
ることで解決できる。 【0007】 【作用】本発明に係る紙おむつの1つの態様におけるバ
リヤーカフスは、幅方向に連続した撥水性または不透水
性の単一のバリヤーシートと弾性伸縮部材とにより構成
され、紙おむつ本体に拘束された二つの近位端(内起立
線および外起立線)と自由の一つの遠位端とを有し、前
記遠位端(起立端部)に(その近傍でもよい。)前記弾
性伸縮部材が配置され、近位端の一方はフラップにあ
り、他方は前記吸収体の側縁より内方の上面側に位置
し、バリヤーカフスは紙おむつの未使用の展開状態で実
質的に内方に折り畳まれ、その折り畳み側縁部分に前記
弾性伸縮部材が位置した状態でバリヤーカフスの前後端
部のみが紙おむつの本体に固定され、中間部分は自由に
弾性伸縮部材の収縮力により起立するようにしたので、
起立状態では不等辺三角形の頂点が中心より内方に位置
したバリヤーカフスとなる。したがって、後述のよう
に、バリヤーカフスが外側に反転することを確実に防止
できる。 【0008】この場合、図10に示すように、透液性ト
ップシート2の側縁を、吸収体3の側部上面に止めてお
くことが考えられる。しかし、この場合には、(1)着
用後に幼児の激しい運動により、吸収体3が符号Xのよ
うに横にずれが生じることがある。(2)透液性トップ
シート2上への排尿は、幅方向に拡散するのに限界があ
るために、吸収体3内に吸収されるのを待つのみであ
り、したがって吸収速度が遅くなる傾向がある。(3)
吸収体3に一旦吸収された尿が、着用者による圧迫によ
り、吸収体の側面から流出することがあり、流出した尿
が不透液性トップシート上に溜まると、吸収されるシー
トが存在しないので、やがて長手方向Y(縦方向)に沿
って分散し、長手方向の前後漏れの要因となる。 【0009】これに対して、本発明では、透液性トップ
シートの側縁は吸収体の側面を包むようにしてバリヤー
カフスの起立部分の下方まで延在し、そのバリヤーカフ
スの下方の部分において不透液性(バック)シートに対
して固定されている、より具体的にはその幅方向固定開
始位置と吸収体の側縁との離間距離が10mm以内おい
て固定されていることで、(A)吸収体の側面が透液性
トップシートにより包まれるので、吸収体の横ずれが防
止される。(B)透液性トップシートに吸収された尿は
幅方向に拡散するが、その際に透液性トップシートの幅
が広いので、拡散吸収能力が高まる。(C)吸収体から
流出した尿は、バリヤーカフスの起立部分の下方にまで
延在する透液性トップシートにより吸収されるので、長
手方向の拡散が防止され、前後漏れを防ぐ。 【0010】一方、透液性トップシートをバリヤーシー
トと不透液性バックシートの間を通って紙おむつの側縁
まで延在させる、あるいは透液性トップシートの幅を長
くしてバックシートと貼り合わせてフラップを形成しな
がら紙おむつの側縁を定めるとともに、バリヤーシート
の外壁部の裾の縁をそのフラップの途中に設定すること
が考えられる。実際にこのように構成された紙おむつ構
造について幾つかの提案がある。 【0011】しかし、これでは透液性トップシートを通
って尿が幅方向に拡散し、尿の横漏れの原因となる。こ
れに対して、本発明では、透液性トップシートの側縁は
バリヤーカフスの外起立線より外方に延在していない、
または延在するときその側縁より外側にバリヤーシート
と不透液性シートとの間を接合する長手方向に沿う接着
剤線が設けてあるので、それ以上尿が横方向に拡散せ
ず、もって尿の横漏れを防止できる。 【0012】 【実施例】以下本発明を図面を参照しながら実施例によ
りさらに詳説する。 (第1実施例) 図1〜図3は第1の実施例を示している。本発明に係る
紙おむつでは、ポリエチレン等からなる不透液性バック
シート1と不織布などからなる透液性トップシート2と
の間に、綿状パルプ等からなる、たとえば長方形または
好ましくは図示のようにある程度剛性を有する吸収体3
が介在されている。吸収体3はその形状保持のために吸
収紙(図示せず)により包むことができる。 【0013】不透液性バックシート1は吸収体3の周囲
より外方に延在して砂時計形状をなしている。不透液性
バックシート1の側方の延在部は、後述するバリヤーシ
ート4とともに、フラップFを構成する。透液性トップ
シート2の側方形状はほぼ吸収体3の側縁形状と相似形
状をなし、吸収体3の側縁より若干外方に延在し、不透
液性バックシート1とホットメルト接着剤などにより固
着されている。長手方向端部は紙おむつと一致してい
る。 【0014】紙おむつの両側部には、使用面側に突出す
るバリヤーカフスB、Bが形成され、このバリヤーカフ
スBは、実質的に幅方向に連続したバリヤーシート4と
一本または図示のように複数本の弾性伸縮部材5、5と
により構成されている。 【0015】さらに、バリヤーカフスBは、バリヤーシ
ート4を折り畳みすることにより形成され、紙おむつ本
体に拘束された二つの近位端、すなわち内起立線51お
よび外起立線52と自由の一つの遠位端60とを有し、
この遠位端60に弾性伸縮部材5、5が配置され、外起
立線52はフラップFにあり、内起立線51は前記吸収
体3の側縁の内方に位置している。 【0016】より詳しく説明すると、バリヤーシート4
の外側部分は、ガスケットカフス用弾性伸縮部材7、
7、7を挟んで不透液性バックシート1にホットメルト
接着剤などにより固着され、内側部分は吸収体3の側縁
部分にほぼ一致する個所において透液性トップシート2
にホットメルト接着剤などにより固着され、これらの両
固着部分の中間は自由部分となっている。この折り返し
自由部分において、紙おむつの未使用の展開状態(図2
の仮想線で示す)で実質的に内方に折り畳まれ、その折
り畳み側縁部分に前記弾性伸縮部材5、5が内包された
状態でバリヤーシート4に固着されている。 【0017】また、バリヤーシート4の自由部分の前後
端部は、その前記折り畳み内面が、図2のハッチングで
示す部分において、ホットメルト接着剤などにより、透
液性トップシート2の上面に固着され、紙おむつ本体に
対して拘束されている。したがって、この拘束部分を除
くバリヤーシート4の長手方向中間部分は自由になって
おり、着用時に前後方向に船形となったときにおいて、
弾性伸縮部材5、5の収縮力により、図2の実線で示す
ように、起立するようになっている。この起立により、
バリヤーカフスBが生成される。6は止着テープであ
る。 【0018】このバリヤーカフスB、Bは、着用者の脚
回りに当接し、そのバリヤーカフスB、Bと透液性トッ
プシート2とで囲まれる空間は、上方開放のほぼ台形の
空間であり、尿または軟便の閉じ込め空間を形成する。
この空間内に排尿されると、その尿は透液性シート1を
通って吸収体3内に吸収されるとともに、軟便の固形分
については、バリヤーカフスB、Bが(障壁)バリヤー
となり、その乗り越えが防止される。万一、バリヤーカ
フスB、Bの起立側縁を乗り越えて横に漏れた尿は、弾
性伸縮部材7、…によるガスケットカフスにより横漏れ
が防止される。 【0019】一方、本発明に係るバリヤーカフスBは、
図3に示されているように、起立状態では外壁B1およ
び内壁B2を斜面とする不等辺三角形の頂点が中心より
内方に位置した状態となる。この形状により、着用時に
おいて、外方に反り返ることがなく、バリヤー性が良好
となる。しかも、内方に伏倒することも、基本的に防止
される。この内方への伏倒が防止される理由は次記の通
りである。すなわち、弾性伸縮部材5、5はその収縮力
により直線を保持するように作用する。このとき、着用
時において、紙おむつの前後が舟形となったとき、弾性
伸縮部材5、5の直線化に対抗する力が作用する。した
がって、図2に示すように、バリヤーカフスBの前後端
部を除く自由部分は、遠位端60から内起立線51方向
に引き寄せられるようになり、起立が生じるとともに、
遠位端60と外起立線52との長さ、遠位端60と内起
立線51との長さ、ならびに紙おむつの船形度合いがバ
ランスした位置において、バリヤーカフスBがその形状
を保持する。逆に、このバランスした状態から、外方ま
たは内方にバリヤーカフスBの側縁が移動するにして
も、前記両長さが規制されているので、外方への反り返
りおよび内方への伏倒が防止される。さらに、内起立線
51は吸収体3の側縁より内方に位置している。したが
って、その内起立線51の個所は吸収体3があることで
ある程度の剛性を有し、形状的に安定しており、船形に
よく追従するので、一層前記の効果が顕在化する。 【0020】ところで、本発明では、図2にも参照され
るように、透液性トップシート2の側縁が、外起立線5
2の付近における不透液性バックシート1とバリヤーシ
ート4との固着部より若干内方寄りの位置まで延出して
おり、その下面を不透液性バックシート1に固着されて
いる。図3に示すようにバリヤーカフスBの外壁B1か
ら外起立線52を境にして外方に延在するバリヤーカフ
スB(またはバリヤーシート4)の裾部分は、不透液性
バックシート1に対して、弾性伸縮部材7、…を途中に
介在させながらホットメルト接着剤により相互に固定さ
れている。 【0021】このように構成された紙おむつにおいて
は、前述のバリヤーカフスの外方への反り返りおよび内
方への伏倒が防止されるとの効果のほか、第1に吸収体
3の側面が透液性トップシート2により包まれるので、
吸収体3の横ずれが防止される、第2に透液性トップシ
ート2に吸収された尿が幅方向に拡散したとき、透液性
トップシート2の幅が広いので、拡散吸収能力が高ま
る、第3に吸収体3から流出した尿は、バリヤーカフス
Bの起立部分の下方にまで延在する透液性トップシート
2により吸収されるので、長手方向の拡散が防止され、
前後漏れを防ぐ、第4に透液性トップシート2の側縁は
バリヤーカフスBの外起立線52より外方に延在してい
ないので、それ以上尿が横方向に拡散せず、もって尿の
横漏れを防止できるなどの効果がある。 【0022】(第2実施例) 一方、図4に示すように、バリヤーカフスBの外壁B1
の下部分の内面と透液性トップシート2の側部外面とを
ホットメルト接着剤により固定し、かつ透液性トップシ
ート2の側縁より間隔dを離間させた個所において、バ
リヤーシート4と不透液性バックシート1とをホットメ
ルト接着剤により相互に固定することができる。この場
合、容易に推測できるように、当該ホットメルト接着剤
の塗布端部縁が外起立線52となる。図4においても、
図1〜図3に示す第1の実施例と同様の効果がある。 【0023】(第3実施例) 図5はさらに別の実施例を示したもので、バリヤーカフ
スBの外壁B1の下部分の内面と透液性トップシート2
の側部外面とをホットメルト接着剤により固定するとと
もに、第2実施例とは異なり、透液性トップシート2の
側縁を跨いで、バリヤーシート4と不透液性バックシー
ト1とをホットメルト接着剤により相互に固定したもの
である。この場合には、図示のように、透液性トップシ
ート2に対するバリヤーシート4の固定部分の左端が外
起立線52となる。 【0024】この例では、前述の第1〜第3の効果があ
る。しかし、第4の効果については、結果的には同一の
効果があるが、その理由が異なる。すなわち、第3の実
施例では、透液性トップシート2の側縁はバリヤーカフ
スBの外起立線52より外方に延在しているものの、透
液性シートの側縁より外側にバリヤーシート4と不透液
性バックシート1との間を接合する長手方向に沿う接着
剤線(実施例では複数の接着剤線)または接着剤の帯が
あるために、尿はその接着剤線により遮られて、それ以
上尿が横方向に拡散せず、もって尿の横漏れを防止でき
るものである。 【0025】(その他) 他方、第2および第3の実施例では、バリヤーカフスB
の外裾部分と透液性トップシート2の側縁部分とを相互
に固着するので、紙おむつの組み立て前に、予めバリヤ
ーシート4と透液性トップシート2とを相互にホットメ
ルト接着剤により固定しておき、これを吸収体3を包み
ながら不透液性バックシート1と相互に固定できるの
で、図3に示された第1の実施例とは異なり、透液性ト
ップシート2の内起立線51より外方部分がペラペラす
ることなく、またバリヤーカフスBの遠位端60、およ
び不透液性バックシート1に対する固定部分を容易に位
置決めすることができ、製造が容易となる。なお、予め
バリヤーシート4と透液性トップシート2とを相互にホ
ットメルト接着剤により固定したものを、組み立て工程
に導入する場合には、バリヤーカフスBの起立部分は透
液性トップシート2の上に重ねて供給する。 【0026】本発明はさらに多くの変形例を含む。すな
わち、図6に示すように、バリヤーカフスBを構成する
場合、前述のように単一のバリヤーシートでなく、内壁
用シート4Aと外壁用シート4Bとに分離し、それらを
合掌するように遠位端60において相互に固定すること
ができる。相互の固定位置は、他の位置を選択すること
ができる。図7に示すように、2重のバリヤーシート4
によりフラップを構成することができる。図8の例は、
バリヤーカフスBの裾部分において、透液性または不透
液性の副帯7と接合して、この副帯7を介して不透液性
バックシート1に対して固定したものである。図9はバ
リヤーカフスBの遠位端60の内面部分に添え帯8を設
け、弾性伸縮部材5群を固定するとともに、遠位端60
部分を平坦化させたものである。 【0027】本発明において、バリヤーシートは、透液
性でなく不透水性であるのが望ましい。また、透液性シ
ートに対してシリコン処理などにより撥水性とするよう
にしてもよい。 【0028】なお、9は吸収体3を舟形に成形するため
に用いる形状保持用弾性伸縮部材で、この弾性伸縮部材
9を設けると、紙おむつの使用時において、ある程度剛
性のある吸収体3を舟形に折り曲げ着用者の体にフィッ
トした形状に保持させることができる。この場合におい
て、弾性伸縮部材9の収縮力が吸収体3に作用するため
には、弾性伸縮部材9が吸収体3の側面に近接している
ことが重要であるが、このためにも、本発明に従って、
透液性トップシート2をバリヤーカフスBの下方の部分
において不透液性バックシート1に対して固定する構造
が、弾性伸縮部材9を吸収体3の側面に近接して固定す
るために有効である。さらに、本発明において、図3に
示す符号S、すなわち吸収体3の側面と透液性トップシ
ート2の不透液性バックシート1に対する固定開始位置
との離間距離Sは10mm以下、特に5mm以下であること
が望ましい。また、弾性伸縮部材9(複数ある場合には
最も近接部材)と吸収体3との(幅方向)離間距離は、
19mm以下、特に10mm以下であるのが望ましい。 【0029】 【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、吸収体の
横ずれの防止、尿の幅方向の拡散の促進、バリヤーカフ
ス部分での縦方向の拡散の防止などを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る紙おむつの展開状態一部破断平面
図である。 【図2】その要部斜視図である。 【図3】図2例の要部概要断面図である。 【図4】第2実施例の要部概要断面図である。 【図5】第3実施例の要部概要断面図である。 【図6】他の例の要部概要断面図である。 【図7】別の例の要部概要断面図である。 【図8】異なる例の要部概要断面図である。 【図9】さらに別の例の要部概要断面図である。 【図10】参考例の斜視図である。 【符号の説明】 1…不透液性トップシート2…透液性シート、3…吸収
体、4…バリヤーシート、5…弾性伸縮部材、51…内
起立線、52…外起立線、60…遠位端、B…バリヤー
カフス、F…フラップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 満 愛媛県伊予三島市紙屋町2番60号 大王 製紙株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−325153(JP,A) 特開 平2−274250(JP,A) 特開 昭59−146651(JP,A) 特開 平1−213402(JP,A) 特開 昭63−50501(JP,A) 実開 平1−173106(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】不透液性バックシートと透液性トップシー
    トとの間に吸収体が介在され、かつ両側部に使用面側に
    突出するバリヤーカフスを有する紙おむつにおいて、 前記各バリヤーカフスは、撥水性または不透水性の単一
    のバリヤーシートにより形成され、 少なくとも脚回り部分において、紙おむつの幅方向に関
    し、前記吸収体の側縁より内方の上面側に位置した内起
    立線およびフラップに位置した外起立線を有し、これら
    起立線から起立した起立端部において紙おむつの長手方
    向に延在して配設された弾性伸縮部材を有し、 さらに各バリヤーカフスの起立状態において起立端部か
    ら内起立線へ至る内壁と、この内壁より長さが長い前記
    起立端部から外起立線に至る外壁との離間間隔は末広が
    りに形成され、前記外壁から延在する裾部分は、フラッ
    プにおいて不透液性シートに対して固定され、前記内壁
    の裾部分は前記透液性トップシートに固定され、 前記透液性トップシートの側縁部は吸収体の側面を包む
    ようにしてバリヤーカフスの起立部分の下方まで延在
    し、そのバリヤーカフスの下方の部分において不透液性
    シートに対して固定され、かつこの前記幅方向固定開始
    位置と前記吸収体の側縁との離間距離が10mm以内と
    され、さらに前記透液性トップシートの側縁は前記外起
    立線より外方に延在していない、または延在するときそ
    の側縁より外側に前記バリヤーシートと不透液性シート
    との間を接合する長手方向に沿う接着剤線が設けられて
    いることを特徴とする紙おむつ。
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