JPH0390149A - 紙おむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、バリヤーカフスを有する紙おむつに関する。

［従来および先行の技術］ 近年、バリヤーカフスを有する紙おむつが提案され、一
部実用に供されているものもある。

この種の紙おむつは、軟便の横漏れをバリヤーカフスで
堰止めようとするものである。

その代表的な具体例として、特開昭６２−２５０２０１
号、同６２−２３１００４号公報に記載の技術が提案さ
れている。この場合、バリヤーカフスとともにガスケッ
トカフスをバリヤーカフスの外側に設けることも知られ
ている。

前記バリヤーカフスは軟便を堰止めることはできるけれ
ども、その堰止められた便と肌が直接接触するため、便
カブレが避けられなかった。

そこで本出願人は、局部の中央部に相当する部分に好ま
しくは伸縮性を有する軟便透過性の表面シートを設け、
その両側においてバリヤーシートと連結するとともに、
バリヤーカフスをそこに取付ける伸縮弾性部材の伸縮力
により起立させて堰を作ることにより、軟便の横漏れを
防止するとともに、中央部の表面シートの軟便透過効果
により着用者の肌が直接軟便に接触しに＜＜シたものを
先に提案した（特願昭６３−２１８０２６号）。

しかしながら、上記従来例および先行例ではいずれもバ
リヤーカフスの突出縁が装着時、着用者の肌に線状に当
接するため、傷つきやすい着用者、特に乳幼児の肌を傷
める恐れがある。そこで、着用者への圧迫を弱めると、
バリヤーカフスによる堰止め効果が弱まる。

また、着用者の肌へのフィツト性が悪い。すなわち、装
着時紙おむつは、止着テープによる止め付けによって、
そのテープ方向に引かれるとともに、着用者の足の運動
に伴って、バリヤーカフスが脚の太股から付は根に向か
って徐々にせりあがり、排便で汚れた部分を超えるよう
になる。しかも、バリヤーカフスの縁が肌が特に敏感な
脚の付は根に当たり、肌を傷める。

さらに、バリヤーカフスは、装着後起立するとしても、
装着の際、バリヤーカフスが内がわへ伏倒した状態で、
−旦装着してしまうと、バリヤーカフスは伏倒したまま
となり、両バリヤーカフスの縁間が尿および便の吸収有
効域となり、狭い吸収域でしかなくなり、有効域以外に
排尿をしてしまうこともある。さらに、バリヤーカフス
が伏倒したままであると、漏れが生じやすい。これを防
止するためには、装着の度に、バリヤーカフスを起立す
るように装着せねばならず、使用者にとって負担が大き
い。

そこで本出願人は、特願昭６３−３１０７９４号におい
て、バリヤーカフスの突出端部が基部フラップとの間で
Ｔ字状をなし、かつその横−字状部分の前記基部フラッ
プを境にした両側がそれぞれ弾性伸縮性を有するバリヤ
ーカフスについて提案した。

〔発明が解決しようとする課題〕

なるほど、これによって着用者に対するフィツト性が改
良されるが、さらに研究を進めると、新たな問題がある
ことが判った。

すなわち、吸収体は柔らかいとしてもある程度の剛性を
有し、したがって、第１６図の仮想線で示すように、常
に平面であろうとする。これに対して、バリヤーカフス
はその使用時立ち上がるけれども、吸収体が平面であろ
うとするため、後述の本発明に係る屈曲用伸縮弾性部材
が存在しない下では、より立ち上がろうとするどくリヤ
ーカフスの立ち上がりを抑えるような力が作用する。し
たがって、結果的にバリヤーカフスの立ち上がりが不十
分となり、着用者の運動に十分追従できず、バリヤーカ
フス先端と着用者の肌との間から便漏れが生じがちであ
った。かかる現象は、股間部および背・腹部の何れにお
いても生じる。

他方、バリヤーカフスの外側にガスケットカフスを設け
たものが知られており、かかる構成によれば、フラップ
のみが屈曲して肌に密着すると１７ても、ガスケットカ
フスにおいて湿気を遮断するため、折角バリヤーカフス
を通気性とした効果がなくなる。また、バリヤーカフス
を形成する弾性伸縮部材は吸収体の側縁から遠く離れて
おり、吸収体を屈曲させるほどの力は、吸収体に作用（
７ない。

そこで、本発明の主たる目的は、バリヤーカフスが、着
用者の肌に着用者の激しい運動にもかかわらず密着し、
フィツト性に優れ、軟便漏れ防止効果が高い紙おむつを
提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題は、透液性シートと不透液性シートとで吸収体
が内包された紙おむつにあって、その前後方向に沿い、
かつ透液性シートより表面がわに突出したバリヤーカフ
スを有し、しかもバリヤーカフスが弾性伸縮性を有する
紙おむつにおいて；前記バリヤーカフス先端部の内側側
縁が紙おむつの伸長状態において吸収体の上方に位置し
、前記吸収体の側縁部の少なくとも透液性シートの少な
くとも股間部に長手方向に沿って屈曲用伸縮弾性部材が
固着され、この屈曲用伸縮弾性部材の収縮力が吸収体を
その横断面において表面がわに皿状に屈曲させる作用を
有する力であり、さらに屈曲用伸縮弾性部材の固着位置
はバリヤーカフス先端部の内側側縁より外方であること
で解決できる。

〔作　用〕

本発明では、吸収体の側縁部の少なくとも透液性シート
の少なくとも股間部に長手方向に沿って屈曲用伸縮弾性
部材が固着され、この屈曲用伸縮弾性部材の収縮力が吸
収体をその横断面において表面がわに皿状に屈曲させる
作用を有する力であり、さらに屈曲用伸縮弾性部材の固
着位置はバリヤーカフス先端部の内側側縁より外方であ
る構成とされているため、吸収体が皿状に屈曲すると、
バリヤーカフスが、第１６図の実線のように、着用者の
肌がわに近づき、より密着し易くなる。

したがって、バリヤーカフスが着用者の肌に着用者の激
しい運動にもかかわらず良好に密着し、フィツト性に優
れたものとなり、軟便漏れ防止効果が高まる。

また、バリヤーカフスの突出高さを高くすることで、肌
への密着性が高めることが可能であるけれども、そうす
ると、バリヤーカフスの突出端開口幅が狭くなり、吸収
開口幅が狭くなり好ましいものではない。これに対して
、本発明によればバリヤーカフスの突出端開口幅が狭く
とも、確実にバリヤーカフスの肌に対する相対的突出高
さを高くでき、きわめて有用である。

〔実施例〕

以下本発明を図面に示す実施例によってさらに詳説する
。

本発明の紙おむつでは、ポリエチレン等からなる不透液
性シート１と、不織布等からなる前記不透液性シート１
より幅が狭い透液性シート２との間に綿状バルブ等から
なる、たとえば砂時計形のある程度剛性を有する吸収体
３が介在されている。

この構成そのものは公知である。

吸収体３の側方にはシート１．２および次述する疎水性
バリヤーシート６により吸収体３が存在しないフラップ
Ｆが形成されている。このフラップＦには透液性シート
２と不透液性シート１との間に吸収体３に対する屈曲伸
縮弾性部材としての糸ゴム４が片フラップ当たり１本ま
たは図示のように複数本長手方向に沿って介在され、シ
ート１．２とホットメルト接着剤などにより一体化され
ている。

他方、透液性シート２上の幅方向（第２図左右方向）中
央には、多数の透孔を有する表面シート５が必要により
設けられ（第４図のみにしか示していない）、その両側
には好ましくは疎水性のバリヤーシート６．６が配され
ている。表面シート５は、図示しないが長手方向両端ま
で延在している。またバリヤーシート６はシートｌの側
縁まで延在しており、外側縁部のみが不透液性シートｌ
および透液性シート２にホットメルト接着剤等により固
着され、それより内側は透液性シート２に対して非固着
となっている。なお、第１図において、やや目の粗いハ
ツチングはホットメルト接着剤による固着部分を示して
いる。

バリヤーシート６は、たとえば基部フラップ６ａと当り
帯６ｂとで、装着時Ｔ字状（ただし直交していることを
要しない）をなすようになっており、当り帯６ｂがＴ字
の横−文字を構成している。

当り帯６ｂは、第２図および第７図のように、シートを
左右に折り返し、その後右方に折り返し、三重部分を一
体化、たとえば熱溶着（この部分を符号Ｈで示す）によ
り一体化するとともに、当り帯６ｂの前記基部フラップ
６ａを境にした両側にそれぞれ少なくとも一本の弾性伸
縮部材７．７．７を設けることで形成している。この弾
性伸縮部材７としては、実施例では糸ゴムを使用してい
る。

８は疎水性ポケットシートで、バリヤーシート６．６の
表面にあって非固着部を越えて固着部まで横外方向に延
在し、かつ長手方向については紙おむつの前後端と一致
している。このポケットシート８は第２図のように、長
手方向中央部に向かってＵ字状に周囲が固着され、ポケ
ット８ａが形成されている。９は通気性でかつ非透液性
のポリウレタン発泡体等からなる弾性伸縮性の腰バンド
で、シート１．２間に介在されている。

他方、前記のバリヤーシートＢ、Ｂの長手方向両端部は
、非着用時には第５図のように幅方向中央線がわに伏倒
せられ、その全幅がホットメルト接着剤等により、表面
シート５、透液性シート２、不透液性シート１およびポ
ケットシート８に固着されている。ｌＯは止着テープで
ある。

一方、本発明においては、先に若干軸れたように、バリ
ヤーカフス６．６先端部の内側側縁（実施例では当り帯
６ｂの内側側縁）が紙おむつの伸長状態（第１図）にお
いて吸収体の上方に位置し、前記吸収体３の側縁部の少
なくとも透液性シート２の少なくとも股間部に（紙おむ
つの前後端にまで延在していてもよい）長手方向に沿っ
て屈曲用伸縮弾性部材４が固着され、この屈曲用伸縮弾
性部材４の収縮力が吸収体３をその横断面において表面
がわに第４図のように、皿状に屈曲させる作用を有する
力であり、さらに屈曲用伸縮弾性部材４の固着位置はバ
リヤーカフスＢ先端部の内側側縁より紙おむつの幅方向
外方であるとされる。

屈曲用伸縮弾性部材４が着用時吸収体３を収縮させると
、バリヤーカフスＢが長手方向に収縮するので、吸収体
３が結果的に皿状に屈曲または湾曲する。

ところで、屈曲用伸縮弾性部材４は、不透液性シート１
に固着されなくても、吸収体３を屈曲させることが可能
であり、また屈曲用伸縮弾性部材４は、吸収体３の側部
と不透液性シート１との間にあってそれらの両者に固着
されていてもよい。

しかしながら、実施例のように、シート１．２間に屈曲
用伸縮弾性部材４が固着されているのが最適であり、か
つ屈曲用伸縮弾性部材４の最内側と吸収体３の側縁との
間隔ｄ（第１図）は、２〜１５１ＩＩＩ１１が好ましい
。またバリヤーカフスＢの固着部の内側側縁と屈曲用伸
縮弾性部材４の内側との間隔りは、バリヤーカフスＢの
固着部の内側側縁からバリヤーカフスＢの当り帯６ｂと
の交差部までの立ち上がり部長さａより短く、２／３以
下、特にｌ／２が好ましい。

屈曲用伸縮弾性部材４の伸張率は１００％を超え、好ま
しくは１５０％以上であり、２５０％以下が好ましい。

このように構成された紙おむつにおいては、製品の折り
畳み状態から展開し着用者に装着すると、主に糸ゴムか
らなる弾性伸縮部材７の収縮力によって、バリヤーカフ
スＢが直線化しようとする作用がみられる。しかるに、
シート１．２および吸収体３は腹から背方向に屈曲し、
基本的にある程度剛性をもった吸収体３には収縮力が作
用しないから、第４図のように、股下区域において、バ
リヤーカフスＢ、Ｂがやや中央線がわに向きながら起立
するようになる。また、先に述べたように、吸収体３が
その横断面において皿状に屈曲する。

さらに、実質的に、各弾性伸縮部材７．７．７の収縮復
元力（伸縮力）を同一としておくと、第２図のように、
当り帯６ｂがその幅方向に関し、長手（前後）方向に均
一に引っ張られるので、はぼ水平な状態となる。したが
って、第６図のように、着用者Ｍに紙おむつを装着する
と、当り帯６ｂが足ｒの付は根部分の肌に全体的に密着
する。その結果、当り帯６ｂの肌に対する圧迫力は分散
されたものとなり、肌を傷めることが少なくなるととも
に、肌に対する当接面積が大きくなり、摩擦力の増大に
伴って足ｆに沿ってずれることがなくなり、所望の広幅
の排尿吸収域を保持できる。さらに、当り帯６ｂが常時
広い幅をもって肌に全体として当るようになると、漏れ
防止が確実になる。

本発明において、表面シート５を設けることを要件とし
ていないが、この表面シート５を設けること、望ましく
は少なくとも長手方向に伸縮性を有する表面シート５を
設けると、弾性伸縮部材７の収縮力によって、ならびに
表面シート５自体の収縮力も加算して、表面シート５が
透液性シート２から浮き上がるようになり、軟便溜空間
Ｓが構成される。また逆に、バリヤーシート６．６の非
固着部も表面シート５の収縮力によって透液性シート２
からより浮き上がるようになる。

この状態で尿の排出があると、尿は表面ジ・−ト５を伝
わって、かつ透液性シート２を通って吸収体３内に吸収
される。また軟便溜空間Ｓに速やかに侵入するが、軟便
の固形分については透液性シート２を通過できず、その
軟便溜空間Ｓに溜まる。

しかし、軟便そのものは表面シート５を抜けるので、そ
の固形分が表面シート５上に残ることがなく、もって便
カブレが防止される。また、排出された軟便は、幅方向
にも移行しようとするが、バリヤーカフスＢ、Ｂが着用
者の脚回りに起立状態で接触しているため、バリヤーカ
フスＢ、、Ｂが障壁となって、幅方向の漏れを防止する
。バリヤーシートが疎水性であると、軟便の液分の横漏
れをより防止できる。ただし、バリヤーシートが疎水性
であっても、通気性を有することが望ましい。

一方、バリヤーカフスＢＳＢの側外方のフラップＦ部分
屈曲用伸縮弾性部材４より外方にフィツト用伸縮弾性部
材を設け、ガスケットカフスを形成すると、紙おむつの
フラップＦが脚回りに好適にフィツトし、尿の横漏れを
防止でき、また、万一、バリヤーカフスＢ、Ｂを越えた
軟便があっても、糸ゴム部分で横漏れを防止する効果が
あるけれども、通気性を阻害し、ムレを生じ、あまり好
ましいものではない。

一方、バリヤーカフスの形成態様は、種々存在する。た
とえば、その１つは、第７図のように、バリヤーシート
の原反を中央で切断し、各バリヤーシート片の内側部分
を一旦外側に折り返すとともに、ホットメルト接着剤１
１Ａにより各糸ゴム７を固着した後、各側端部を内側に
折り返し、三重重ね部分を熱溶着Ｈすることである。

さらに、第８図のように、糸ゴム７群を包むように内側
に折り返し、さらに内側に折り返して、左方のみをホッ
トメルト接着剤１１Ｂにより固着することもできる。

第９図は別の雄片１２．１３を用いた例である。

第１０図および第１１図は別の雄片１２と折り返しとを
併用した例である。第１２図および第１３図は別の雄片
Ｉ２を用いて、これを折り返して糸ゴム７群を包む例で
ある。

なお、弾性伸縮部材として糸ゴム７を用いたが、これは
第１４図のように、帯状の弾性伸縮部材７Ａでもよく、
また−本の帯状の弾性伸縮部材が、横−字部分６ｂにお
いて、基部フラップ６ａを境にして両側にわたっている
限り、本発明の要旨内である。

さらに、第１５図のように、横−字部分６ｂと基部フラ
ップ６ａとを別体とし、それらをホットメルト接着剤に
より連結してもよい。

本発明において、バリヤーシートの材質そのものが弾性
伸縮性を有したものでバリヤーカフスを形成してもよい
。また、基部フラップ６ａに沿って弾性伸縮部材を付加
してもよい。

上記の表面シートは、その目の粗さが透液性シート２の
目の粗さより大きく、軟便の固形分を通過できる程度の
透孔を多数有するものである。この場合の透孔の開口率
としては５０％以上が好ましく、かつ透孔の形状は、丸
、三角、四角、菱形等の適宜の形状でよく、１つの透孔
径は３〜３０−１よりこのましくは１０〜１５ｍｍであ
り、工つの透孔の開口面積は９〜９００ｍｍ２が好まし
い。

材質は、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ウレタン、ポリブチレンテレフタレート等の糸を棒線、
丸編、縦線で平織、平織、斜子織としたネット状のもの
が好ましく、さらにそのネットが少なくとも長手方向、
より好適には横方向にも伸縮可能であることが、着用者
へのフィツト性を高める上で好ましい。この種のものは
東し四等から入手可能である。しかし、プラスティック
フィルムまたはシートに打ち抜き孔を形成して本発明に
言う透孔を形成したものも使用可能である。

本発明におけるバリヤーカフスとしては、ポリラミ不織
布等を用いることができる。

［発明の効果］ 以上の通り、本発明によれば、バリヤーカフスの肌への
フィツト性に優れ、漏れ防止効果が高い紙おむつを提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる紙おむつの展開状態平面図、第
２図はバリヤーカフス部の断面図、第３図はその斜視図
、第４図は第１図におけるＩＶ−ＩＶ線矢視図、第５図
は同Ｖ−ｖ線矢視図、第６図は本発明のおむつの装着状
態の説明図、第７図〜第１５図は本発明にかかる紙おむ
つのバリヤーカフス部の形成態様を説明する図、第１６
図は先行例と本発明例との着用者の肌への着用状態の比
較を示す横断面図である。 １・・・不透液性シート、２・・・透液性シート、３・
・・吸収体、４・・・糸ゴム（屈曲用伸縮弾性部材）、
５・・・表面シート、６・・・（疎水性）バリヤーシー
ト、６ａ・・・基部フラップ、６ｂ・・・当り帯、７．
７Ａ・・・弾性伸縮部材、８・・・ポケットシート、８
ａ・・・ポケット部、１０・・・止着テープ、ＩＩＡ、
ＩＩＢ・・・ホットメルト接着剤、１２．１３・・・雄
片、ｆ・・・足、Ｂ・・・バリヤーカフス、Ｆ・・・フ
ラップ、Ｍ・・・着用者、Ｓ・・・軟便溜空間。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）透液性シートと不透液性シートとで吸収体が内包
   された紙おむつにあって、その前後方向に沿い、かつ透
   液性シートより表面がわに突出したバリヤーカフスを有
   し、しかもバリヤーカフスが弾性伸縮性を有する紙おむ
   つにおいて； 前記バリヤーカフス先端部の内側側縁が紙おむつの伸長
   状態において吸収体の上方に位置し、前記吸収体の側縁
   部の少なくとも透液性シートの少なくとも股間部に長手
   方向に沿って屈曲用伸縮弾性部材が固着され、この屈曲
   用伸縮弾性部材の収縮力が吸収体をその横断面において
   表面がわに皿状に屈曲させる作用を有する力であり、さ
   らに屈曲用伸縮弾性部材の固着位置はバリヤーカフス先
   端部の内側側縁より外方であることを特徴とする紙おむ
   つ。
2. （２）１本以上の屈曲用伸縮弾性部材は透液性シートと
   不透液性シートとの間において少なくともその一方に固
   着され、内側屈曲用伸縮弾性部材と吸収体側縁との間隔
   が２〜１５ｍｍである請求項１記載の紙おむつ。