JP4584806B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、男性の失禁に配慮したパンツ型使い捨ておむつに関する。
従来より、パンツ型使い捨ておむつでは、体液の吸収を図る吸収体を身体に装着するため、前記吸収体を保持する不織布などに対して弾性伸縮部材を配設し、身体へのフィット性を向上させるようにしている。
また、下記特許文献1では、図5に示されるように、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体からなる吸収性本体と、吸収性本体が接合され、着用者に吸収性本体を当てて保持する外装部材50とからなり、外装部材50の前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、前記開口部に沿って伸縮弾性部材が配置されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、前記外装部材50の前身頃側には、一方の側縁部から股下部を経て他方の側縁部に至る複数本の伸縮弾性材料からなる第1伸縮弾性部材51,51…が配置され、そのうちの少なくとも一部分が前記脚周り開口部に沿って配置されており、前記外装部材の後身頃側には、一方の側縁部から股下部を経て他方の側縁部に至る複数本の伸縮弾性材料からなる第2伸縮弾性部材52,52…が配置され、そのうちの少なくとも一部分が前記脚周り開口部に沿って配置されているパンツ型使い捨ておむつが開示されている。
特開平11−36103号公報
ところで、大人用のパンツ型使い捨ておむつでは、着用者が男性の場合、陰茎の向きが横を向いている状態の時に排尿が行われると漏れが生じ易いことが知見された。そのため、テープ止めのおむつを別に使用したり、陰茎に巻き付けるタイプの吸収パッドを使用したりすることが行われていた。
しかしながら、これらは装着者が違和感を感じ不快感を増すことになるとともに、着用者の尊厳を損なうことになっていた。また、蒸れやカブレが生じ易いとともに、トイレでの着脱が非常に困難になるなどの問題があった。
上記特許文献1記載のパンツ型使い捨ておむつでは、股下前側位置で第1伸縮弾性部材51,51…が横断し、両側部では脚周りに沿って前記第1伸縮弾性部材51,51…が配置されていることにより、ある程度の男性器へのフィット性は確保し得るものの、未だ十分なものとは言えない。
そこで本発明の課題は、特に男性の失禁による漏れを確実に防止するようにしたパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた外装シートとからなり、製品状態で前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された使い捨て紙おむつにおいて、
前記外装シートは、前記ウエスト開口部回りに配置されたウエスト部弾性部材を有するとともに、前身頃において、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から略水平若しくは緩勾配で中心側に延び、一方側鼠蹊部領域近傍で進路を大きく変更して急勾配で股下側に延び、股下部で迂回した後、他方側鼠蹊部領域近傍で急勾配でウエスト側に延びた後、進路を大きく変更して略水平若しくは緩勾配で前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の腹側湾曲弾性部材群を備え、かつ前記腹側湾曲弾性部材群の内の一部は、股下部の折畳み線を越えて陰嚢部と肛門部との間の領域を迂回しており、前身頃側において前記吸収性本体内の両側部領域に高い弾性力を示す高弾性帯が形成されているとともに、前記陰嚢部と肛門部との間の領域に高い弾性力を示す高弾性帯が形成されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつが提供される。なお、本発明で「幅方向」又は「水平方向」とは、腹側部から股下部を挟んで背側部に亘る方向に略直交する方向である。また、上記「陰嚢部と肛門部との間の領域」とは個人差もあるが、前身頃と後身頃との折畳み線若しくはその近傍から背側に数cmの領域である。
上記請求項に記載の発明は、腹側において、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の腹側湾曲弾性部材群の軌跡を、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から略水平若しくは緩勾配で中心側に延び、一方側鼠蹊部領域近傍で進路を大きく変更して急勾配で股下側に延び、股下部で迂回した後、他方側鼠蹊部領域近傍で急勾配でウエスト側に延びた後、進路を大きく変更して略水平若しくは緩勾配で前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達し、かつ前記腹側湾曲弾性部材群の内の一部を、股下部の折畳み線を越えて陰嚢部と肛門部との間の領域を迂回する軌跡とした。
従って、陰嚢部及び陰茎部を囲む両側部及び後部ゾーンにおいて、弾性力を作用させ、前記陰嚢部及び陰茎部を保持するようにしたため、排尿が予定箇所に行われるようになるため、漏れを生じさせ難いものとなる。また、腹側湾曲弾性部材群の内の一部を、股下部の折畳み線を越えて陰嚢部と肛門部との間の領域を迂回させているため、尿が肛門部よりも背側に流れ難くしてあるため、背側からの漏れを防止できるようになる。
請求項に係る本発明として、前記外装シートの前身頃及び/又は後身頃において、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材を有する請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項記載の発明は、外装シートの前身頃及び/又は後身頃において、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材を備えるようにするものであり、この腰回り弾性部材により腰回りのフィット性が向上するようになる。
請求項に係る本発明として、前記腹側湾曲弾性部材群の始終端は、前身頃と後身頃との接合縁の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り所定の間隔で接続されている請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項記載の発明においては、腹側湾曲弾性部材を広い範囲に亘り配設するようにしているため、腰部回りにおけるフィット性が向上するとともに、装着時に前身頃と後身頃との接合縁を掴んで上側に引き上げた際、その作用力が前記腹側湾曲弾性部材に伝わり易く、おむつを上方向に引き上げ易くなる。
請求項に係る本発明として、後身頃において、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の背側湾曲弾性部材群を備え、これら背側湾曲弾性部材群の内の一部と、前記腹側湾曲弾性部材群の内、股下部の折畳み線を越えて迂回している腹側湾曲弾性部材とが、ほぼ陰嚢部と肛門部との間の領域で交差している請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項記載の発明は、背側湾曲弾性部材群の内の一部と、前記腹側湾曲弾性部材群の内、股下部の折畳み線を越えて迂回している腹側湾曲弾性部材とを、ほぼ陰嚢部と肛門部との間の領域で交差させるようにしたものであり、肛門部より背側に尿が流れ難くなる。
請求項に係る本発明として、前記腹側湾曲弾性部材群の内、最もウエスト側に位置する弾性部材は、おむつ長手方向中心線上において、股下部の折畳み線から腹側に距離が50mm以上の位置を迂回している請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項記載の本発明は、換言すれば、陰茎部における腹側湾曲弾性部材群の配設範囲を規定したものであり、股下部の折畳み線から腹側に50mm以上の範囲に亘り前記湾曲弾性部材が配置されていることにより陰茎部の保持が確実となる。
請求項に係る本発明として、前記吸収性本体と重なる外装シート領域において、前記腹側湾曲弾性部材及び背側湾曲弾性部材による単位面積当たりの伸縮力は、陰嚢部と肛門部との間の領域>腹側部分>背側部分の関係とされる請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項記載の発明は、換言すれば、吸収性本体と身体とのフィット性(密着感)を各領域毎に規定したものであり、前記腹側湾曲弾性部材及び背側湾曲弾性部材による単位面積当たりの伸縮力を、陰嚢部と肛門部との間の領域>腹側部分>背側部分とすることにより、尿の漏れを確実に防止できるようになる。
以上詳説のとおり本発明によれば、特に男性の失禁による漏れを確実に防止できるようになる。また、おむつ単体で尿漏れを防止できるため、テープ止めのおむつや陰茎巻き付けタイプの吸収パッドを併用する必要がないため、装着感も良好となるとともに、蒸れやカブレを防止でき、またトイレでの着脱も容易になるなどの利点がもたらされるようになる。
以下に本発明を適用したパンツ型使い捨ておむつ1(以下、「おむつ」という)について、図1〜図4を用いて説明する。ここで、図1はおむつ1の製品状態斜視図、図2は分解図、図3は吸収性本体10の平面図及び横断面図、図4は外装シート20の展開図である。
図1及び図2に示すように、おむつ1は、透液性表面シート11と防漏シート12との間に吸収体13が介在された吸収性本体10と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた外装シート20とからなり、おむつ股下部で折り畳まれ、前記外装シート20の腹側部と背側部とが両側部において接合されることにより、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型の使い捨ておむつである。
以下、前記吸収本体10、外装シート20、その組立て要領の順で説明する。
〔吸収性本体10の構造〕
前記吸収性本体10は、詳細には図3に示されるように、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。外装シート20に対しては、図2に鎖線で示されるように、当該外装シート20の腹側部20Aから両脚の間の股下部20Bを通り背側部20Cに亘る位置に装着されている。
前記吸収体13は、例えば、綿やパルプ等の吸収性素材と高吸収性ポリマーとが組み合わされたものが好適に使用される。その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体13は、形状保持と透液性表面シート11を透過した体液の拡散性向上のためにクレープ紙14によって囲繞されているのが望ましい。なお、前記吸収体13としては、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いるのが望ましく、また、吸収体13は単層構造であっても良いし、複数層に分かれた構造でも構わない。
前記吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
前記吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う防漏シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。かかる防漏シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
表面側両側部には立体ギャザーBSを形成するとともに、サイドフラップSFを形成するためのサイド不織布15が設けられている。前記サイド不織布15を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、エアスルー法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができる。サイド不織布15としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、体液の浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、体液等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにすることが望ましい。
前記透液性トップシート11は、吸収体13側縁よりも若干外方に突出し、前記防漏シート12と接合されている。前記サイド不織布15は、前記吸収体13の側縁部近傍よりも外側部分が外縁まで延び、前記防漏シート12と接合され、この積層シート部分によってサイドフラップSFを構成している。サイドフラップSFにおいては、大腿部相当部位に略弧状の切欠き17,17が形成されている。
他方、前記サイド不織布15の前記固着部よりも内方側の不織布シート部分によって表面側に起立する立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、吸収体13の側縁近傍位置に起立端を有し、その先端が紙おむつ長手方向に沿って二重に折り返され、この折り返し部の内方に1本の弾性伸縮部材16を、または必要により複数本の弾性伸縮部材を配設することにより、その伸縮力を利用して立体ギャザーBSを起立させるようになっている。
前記弾性伸縮部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。
〔外装シート20の構造〕
前記外装シート20は、詳細には図2に示されるように、装着者の腹側に位置する腹側部20Aと、装着者の背側に位置する背側部20Cと、前記腹側部20Aと前記背側部20Cの間であって装着者の股下に位置する股下部20Bとから構成され、全体として擬似砂時計状を成している。
前記外装シート20は、上層不織布22A及び下層不織布22Bとからなる2層構造の不織布積層シートとされ、前記上層不織布22Aと下層不織布22Bとの間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。
本発明に係る外装シート20においては、前記弾性部材として、図4に示される展開形状において、前記ウエスト開口部回り23に配置されたウエスト部弾性部材24,24…と、前身頃F及び後身頃Bに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群25,25…とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に、前身頃Fと後身頃Bとを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群26…、28…を備えるものである。
以下、前記各種弾性部材毎に詳述する。
前記ウエスト部弾性部材24,24…は、前身頃Fと後身頃Bとが接合された脇部接合縁21、22の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に上下方向に間隔をおいて配設された複数条の糸ゴム状弾性部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることにより紙おむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。
前記腰回り弾性部材群25,25…は、脇部接合縁21、22の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から脇部接合縁21、22の中間位置までの範囲に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状の弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰回り部分に夫々水平方向の伸縮力を与え、紙おむつを身体に密着させるためのものである。なお、前記ウエスト部弾性部材24、24…と腰回り弾性部材群25、25…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰回り弾性部材として機能していればよい。
前記外装シート20の前身頃Fにおいて、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された腹側湾曲弾性部材群28,28…は、前身頃Fと後身頃Bとを接合する一方側接合縁21から略水平若しくは緩勾配で中心側に延び、一方側鼠蹊部領域近傍で進路を大きく変更して急勾配で股下側に延び、股下部で迂回した後、他方側鼠蹊部領域近傍で急勾配でウエスト側に延びた後、進路を大きく変更して略水平若しくは緩勾配で前身頃Fと後身頃Bとの他方側接合縁21に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の、図示例では20本程度の糸状弾性部材である。
前記腹側弾性部材群28,28…の始終端は、前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り、所定の間隔で接続されている。
前記腹側弾性部材28、28…は、一方側接合縁21から略水平若しくは緩勾配で中心側に延びた後、一方側鼠蹊部領域近傍(以下、鼠蹊部ゾーンZともいう。)で進路を大きく変更して急勾配で股下側に延びている。この鼠蹊部ゾーンZでは、急勾配で股下側に延びることにより、弾性部材の線密度が上がり(間隔が小)、高い弾性力を示す高弾性帯が形成されている。また、他方側鼠蹊部領域近傍(以下、鼠蹊部ゾーンZともいう。)では、股下を迂回した腹側湾曲弾性部材28,28…が急勾配でウエスト側に延びることにより、弾性部材の線密度が上がり(間隔が小)、高い弾性力を示す高弾性帯が形成されている。
また、股下部においては、前記腹側湾曲弾性部材28,28…群の内の一部が、股下部の折畳み線CLを越えて陰嚢部と肛門部との間の領域(会陰ゾーンZともいう。)を迂回しているため、ここでも高い弾性力を示す高弾性帯が形成されている。
従って、陰嚢部及び陰茎部を囲むゾーン(Z〜Z)において、腹側湾曲弾性部材28,28…の弾性力を効果的に作用させ、前記陰嚢部及び陰茎部を保持するようにしたため、排尿が予定箇所に行われるようになり、尿漏れを生じさせ難いものとなる。また、腹側湾曲弾性部材28,28…群の内の一部を、股下部の折畳み線CLを越えて陰嚢部と肛門部との間の領域(会陰ゾーンZ)を迂回させているため、尿が肛門部よりも背側に流れ難くなり、背側からの漏れを防止できるようになる。
前記腹側湾曲弾性部材28、28…の内、最もウエスト側に位置する弾性部材28は、おむつ長手方向中心線上において、股下部の折畳み線CLからの距離MFが50mm以上の位置を迂回していることが望ましい。すなわち、股下部の折畳み線CLから腹側に50mm以上の範囲に亘り前記湾曲弾性部材28,28…が配置されていることにより陰茎部の保持が確実となる。
前記腹側弾性部材群28,28…の始終端は、前身頃Fと後身頃Bとの脇部接合縁21の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り、股下側では上記範囲に亘り配置されることにより、尿の漏れを確実に防止できるようになるが、それと同時に、脇部接合縁21の広い範囲に亘って配置されることにより、装着に際して着用者がウエスト部の脇をもって上方に引き上げた際、前記腹側湾曲弾性部材28、28…の弾性力によって紙おむつの前身頃F側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
一方、前記後身頃Bにおいて、前記腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された背側湾曲弾性部材群26、26…は、一方側の脇部接合縁22からほぼ脚回りカットライン29に沿うように股下部に延び、股下部を迂回して反対側の脚回りカットライン29にほぼ沿いながら他方側の脇部接合縁22に到達するように配置された複数本、図示例では19本程度の糸ゴム状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材群26、26…は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。
前記背側湾曲弾性部材群26,26…の始終端は、前身頃Fと後身頃Bとの接合縁22のウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り所定の間隔で接続されている。
そして、これら背側湾曲弾性部材群26,26…の内の一部と、前記腹側湾曲弾性部材群28,28…の内、股下部の折畳み線CLを越えて迂回している腹側湾曲弾性部材28,28…とが、ほぼ陰嚢部と肛門部との間の領域、すなわち会陰部ゾーンZで交差するようになっている。従って、前記会陰部ゾーンZでは、より一層のフィット性が得られるようになり、背側からの尿漏れが防止されるようになる。
また、背側湾曲弾性部材26,26…が脇部接合縁22の広い範囲に亘って配置されることにより、装着に際して着用者がウエスト部の脇を掴んで上方に引き上げた際、前記背側湾曲弾性部材26、26…の弾性力によって紙おむつの後身頃B側を上方に引上げ易くなり、穿き易さが向上するようになる。
ところで、前記吸収性本体10と重なる外装シート20領域において、前記腹側湾曲弾性部材28,28…及び背側湾曲弾性部材26,26…による単位面積当たりの伸縮力は、陰嚢部と肛門部との間の領域>腹側部分>背側部分の関係とするのが望ましい。すなわち、腹側湾曲弾性部材28,28…の単位面積当たりの伸縮力を背側湾曲弾性部材26,26…の単位面積当たりの伸縮力よりも大きく設定することにより、先ず、前記陰嚢部と肛門部との間の領域で尿の背側への流れを止め、次に腹側からの漏れを止めるようにするのが望ましい。
(紙おむつの組立)
前記吸収性本体10と外装シート20とは、図2に示されるように、外装シート20の上面側に吸収性本体10がホットメルト等の接着剤によって接着され一体化される。そして、吸収性本体10および外装シート20を折畳み線CLで前後方向に折り畳み、その両側部を相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることによりパンツ型紙おむつ1に組み立てられる。
〔他の形態例〕
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、
(1)上記形態例では、腰回り弾性部材25,25…をウエスト部を除くほぼ上部位置から脇部接合縁21、22の中間位置までの範囲に亘り配設したが、脇部接合21,22の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り広く配置するようにしてもよい。
(2)上記形態例では、腰回りのフィット性を向上させるべく、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、腰回り弾性部材群25,25…を配設するようにしたが、前身頃F又は後身頃Bの一方側にのみ配設するようにしてもよいし、場合によっては省略が可能である。
おむつ1の製品状態斜視図である。 おむつ1の組立て要領を示す斜視図である。 吸収性本体10を示す、(A)は平面図、(B)は横断面図(B-B断面)である。 外装シート20の展開図である。 従来の使い捨ておむつの展開図である。
1…おむつ、10…吸収性本体、11…透液性表面シート、12…防漏シート、13…吸収体、14…クレープ紙、15…サイド不織布、20…外装シート、20A…腹側部、20B…股間部、20C…背側部、29…脚回りカットライン、22A…上層不織布、22B…下層不織布、24…ウエスト部弾性部材、25…腰回り弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、26…背側湾曲弾性部材

Claims (6)

  1. 吸収体を含む吸収性本体と、この吸収性本体の外面側に一体的に設けられた外装シートとからなり、製品状態で前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された使い捨て紙おむつにおいて、
    前記外装シートは、前記ウエスト開口部回りに配置されたウエスト部弾性部材を有するとともに、前身頃において、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から略水平若しくは緩勾配で中心側に延び、一方側鼠蹊部領域近傍で進路を大きく変更して急勾配で股下側に延び、股下部で迂回した後、他方側鼠蹊部領域近傍で急勾配でウエスト側に延びた後、進路を大きく変更して略水平若しくは緩勾配で前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の腹側湾曲弾性部材群を備え、かつ前記腹側湾曲弾性部材群の内の一部は、股下部の折畳み線を越えて陰嚢部と肛門部との間の領域を迂回しており、前身頃側において前記吸収性本体内の両側部領域に高い弾性力を示す高弾性帯が形成されているとともに、前記陰嚢部と肛門部との間の領域に高い弾性力を示す高弾性帯が形成されていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記外装シートの前身頃及び/又は後身頃において、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材を有する請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記腹側湾曲弾性部材群の始終端は、前身頃と後身頃との接合縁の内、ウエスト部を除くほぼ上部位置から下部位置の範囲に亘り所定の間隔で接続されている請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 後身頃において、前身頃と後身頃とを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して前身頃と後身頃との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の背側湾曲弾性部材群を備え、これら背側湾曲弾性部材群の内の一部と、前記腹側湾曲弾性部材群の内、股下部の折畳み線を越えて迂回している腹側湾曲弾性部材とが、ほぼ陰嚢部と肛門部との間の領域で交差している請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記腹側湾曲弾性部材群の内、最もウエスト側に位置する弾性部材は、おむつ長手方向中心線上において、股下部の折畳み線から腹側に距離が0mm以上の位置を迂回している請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記吸収性本体と重なる外装シート領域において、前記腹側湾曲弾性部材及び背側湾曲弾性部材による単位面積当たりの伸縮力は、陰嚢部と肛門部との間の領域>腹側部分>背側部分の関係とされる請求項1〜いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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