JP5530734B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関するものである。
例えば成人向け使い捨ておむつにおいては、ウエスト開口部からの漏れを防止するために、胴回り周辺に吸収体側に開口を有する漏れガードポケットが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1,特許文献2)。
一方、成人向けの使い捨ておむつは、交換頻度を考慮して、内面に尿吸収を目的とした吸収パッドを装着して使用することが一般的になっている。
しかし、従来の漏れガードポケットを有する使い捨ておむつでは、吸収パッドの併用に際して、大型の吸収パッドを用いると、漏れガードポケットの上に吸収パッドの端部が被さってしまい、また、小型の吸収パッドを使用した場合は、吸収パッドの端部と漏れガードポケットの開口との間が空いてしまい、いずれにせよ、漏れ防止効果を奏することができないという問題があった。
特開2001−252303号公報 特開2008−188048号公報
そこで、本発明の主たる課題は、内面に装着する吸収パッドの大きさにかかわらず、ウエスト開口部からの漏れを防止できる使い捨ておむつを提供することである。
上記課題を解決した本発明は次記の通りである。
<請求項1記載の発明>
前後方向中央部と、その前側及び後側にそれぞれ延在する腹側部分及び背側部分とを有し、
液透過性表面シート、液不透過性裏面側シート、及びこれら表面シートと裏面側シートとの間に介在する吸収体を、前記腹側部分から背側部分にかけて備え、
前記腹側部分及び背側部分の少なくとも一方の内面における、ウエスト側部分の幅方向中央部に、股間側に開口する漏れガードポケットを備えた、使い捨ておむつにおいて、
前記漏れガードポケットは、開口位置が縦方向に離間するように前記ウエスト側部分に複数設けられており、
前記複数の漏れガードポケットの少なくとも一つは、その収容スペースのうち、幅方向両側の縁部及びウエスト側の縁部の少なくとも一方がスペース拡大部分として開放可能なように閉じられるとともに、このスペース拡大部分以外の部分が開放されているか又は開放可能なように閉じられている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明の使い捨ておむつは、腹側、背側のいずれか一方又は両方に、開口位置が縦方向に離間する複数のポケット状の漏れガードを有するため、パッドが長いものであっても、また短いものであってもいずれかの漏れガードポケットが効果的に漏れ防止効果を発揮する。例えば、内面に大型の吸収パッドを装着すると、股間側に配置されたガードポケットは吸収パッドに覆われて効果を発揮できないことがあるが、本発明ではウエスト開口側にも漏れガードポケットを有するため、吸収パッドの大きさと漏れガードポケットとの位置関係にもよるが、吸収パッドの端部により覆われない漏れガードポケットがある限り、漏れ防止効果が発揮されるようになる。また、小型の吸収パッドを装着した場合には、股間側に配された漏れガードポケットが吸収パッドの端部近傍で主たるガード機能を発揮し、ウエスト側の漏れガードポケットは補助的なガード機能を発揮し、全体として二重の漏れガード機能を発揮するようになる。
また、このような構造を採用することにより、単一のガードポケットのポケット部分の大きさ(深さ、幅)を、装着する吸収パッドの大きさ(長さ、幅)に応じて変更することができる。
<請求項2記載の発明>
前記漏れガードポケットの少なくとも一つの開口は、開放可能なように閉じられている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
漏れガードポケットは、非接着部位により予め形成されていても良いが、使用前においては閉じられており、使用に際して開放するように構成すると、吸収パッドの端部に対して被さる又は遠すぎる漏れガードポケットを、邪魔にならないように、また装着者に不快感を与えないように閉じておくことができるため好ましい。
<請求項3記載の発明>
前記漏れガードポケットの少なくとも一つは、その収容スペースの内面のうち、装着者の身体側となる面又はその反対側の面にメカニカルファスナーの雄テープが取り付けられており、
このメカニカルファスナーの雄テープが対向面に係止されることにより、前記漏れガードポケットの開口が開放可能なように閉じられている、請求項2記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
漏れガードポケットの内部にメカニカルファスナー(面ファスナー)を配することにより、装着する吸収パッドのウエスト側端部をポケット内面の雄テープで固定し、吸収パッドのズレを防止することができる。これにより漏れ防止効果をより一層のものとすることができる。また、面ファスナーを用いることで、接着力を弱まらせることなく、繰り返し吸収パッドを付け替えることができる。
<請求項記載の発明>
各前記漏れガードポケットは、前記ウエスト側部分の内面における少なくともウエスト端部から股間側に向かって延在し、収容スペースとなる部分のウエスト側及び幅方向両側が前記ウエスト側部分の内面に固定された漏れガードシートからなるものである、請求項1〜のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような漏れガードポケットは、構造が簡素であり、既存製品への適用及び製造も容易であるため好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、パッドが長いものであっても、また短いものであっても、いずれかの漏れガードポケットが効果的に漏れ防止効果を発揮するため、内面に装着する吸収パッドの大きさにかかわらず、ウエスト開口部からの漏れを防止できるようになる、等の利点がもたらされる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 図1より弾性部材を省略した平面図である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(外面側)である。 図1のC−C矢視図である。 図1のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態の斜視図である。 図4のD部分の拡大図及び変形例である。(A)D部分の拡大図である、(B)漏れガードポケットPBを別体シートで形成する変形例、(C)漏れガードポケットPA,PBを別体シートで形成する変形例。 図4のE部分の拡大図及び変形例である。(A)E部分の拡大図である、(B)漏れガードポケットPBを別体シートで形成する変形例、(C)漏れガードポケットPA,PBを別体シートで形成する変形例。 漏れガードポケットの別の形態を示す展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 図10より弾性部材を省略した平面図である。 小型の吸収パッドを装着したパンツタイプ使い捨ておむつの形態の例を示した平面図(内面側)である。 大型の吸収パッドを装着したパンツタイプ使い捨ておむつの形態の例を示した平面図(内面側)である。 図13のF−F矢視図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。
図1〜図7は参考形態のパンツタイプ使い捨ておむつ1を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ1(以下、単におむつともいう。)は、前身頃F及び後身頃Bを有する外装シート20と、この外装シート20の内面に固定され一体化された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。製造に際しては、外装シート20の内面(上面)に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤Gなどの接合手段によって固定された後に、内装体10および外装シート20が前身頃F及び後身頃Bの境界である縦方向(前後方向)中央で折り畳まれ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることによって、ウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。
(外装シートの構造例)
外装シート20は、図4〜図6に示されるように、上層不織布20A及び下層不織布20Bからなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間、及び下層不織布20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するために形成された凹状の脚回りカットライン29により、全体として擬似砂時計形状をなしている。
特に、図示形態の外装シート20においては、弾性部材として、図4に示される展開形状において、ウエスト開口部回り23に配置されたウエスト部弾性部材24,24…と、前身頃F及び後身頃Bに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性部材群25,25…とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、腰回り弾性部材群25,25…とは別に、前身頃Fと後身頃Bとを接合する一方側接合縁から股下側に延び、股下側を迂回して腹側部分と背側部分との他方側接合縁に到達するとともに、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材群26…、28…を備えている。なお、本外装シート20では、脚回りカットライン29に沿って実質的に連続する、所謂脚回り弾性部材は設けられていない。
ウエスト部弾性部材24,24…は、前身頃Fと後身頃Bとが接合された脇部接合縁21、22の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に上下方向に間隔をおいて配設された複数条の糸ゴム状弾性部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることによりおむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。また、図示形態のウエスト部弾性部材24,24…は、ウエスト部における下層不織布20Bの折り返し部分20Cの不織布間に挟持されているが、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に挟持しても良い。
腰回り弾性部材群25,25…は、脇部接合縁21、22の内、概ね上部から下部までの範囲に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状の弾性部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰回り部分に夫々水平方向の伸縮力を与え、おむつを身体に密着させるためのものである。なお、ウエスト部弾性部材24、24…と腰回り弾性部材群25、25…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性部材として機能し、残りの弾性部材が腰回り弾性部材として機能していればよい。
後身頃Bにおいて、腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された背側湾曲弾性部材群26、26…は、所定の(一方側の脇部接合縁22からほぼ脚回りカットライン29に沿って股下部に至り、股下部を横切った後に反対側の脚回りカットライン29にほぼ沿いながら他方側の脇部接合縁22に到達する)曲線に沿って配置された複数本、図示例では9本の糸ゴム状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材群26、26…は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材群26、26…は、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、3以上、好ましくは5本以上配置される。
外装シート20の前身頃Fにおいて、腰回り弾性部材群25,25…とは別に配設された腹側湾曲弾性部材群28,28…も、所定の(一方側の脇部接合縁21から股下側に至り、股下部を横切った後に他方側の脇部接合縁21に到達する)曲線とともに、交差することなく間隔をおいて配置された複数本の、図示例では9本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材群28,28…は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材群28、28…も、2,3本程度の弾性伸縮部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、所定の伸縮ゾーンを形成するように所定の間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
また、上記形態例では、前身頃F及び後身頃Bに配置された腰回り弾性部材群25,25…及び湾曲弾性部材26…、28…は、吸収性本体10を横切る部分を切断し、不連続としているが、吸収性本体10上においても連続させて配置することもできる。弾性部材を吸収性本体10上で不連続とすることにより、吸収体13の縮こまりをより防止することができる。
上述した外装シート20は、例えば特開平4−28363号公報や、特開平11−332913号公報記載の技術により製造することができる。また、湾曲弾性部材26…、28…を吸収性本体10上で切断し不連続化するには、特開2002−35029号公報、特開2002−178428号公報及び特開2002−273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。
(吸収性本体の構造例)
吸収性本体10は、図5及び図6に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う液透過性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。液透過性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。液透過性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う液不透過性裏面側シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの液不透過性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
吸収体13としては、公知のもの、例えばパルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができ、図示例では平面形状を略方形状として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体13は、形状及びポリマー保持等のため、必要に応じてクレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート14によって包装することができる。吸収体13の形状は、図示形態のように長方形状とする他、背側及び腹側に対して股間部の幅が狭い砂時計形状(括れ形状)とすることもできる。
吸収性本体10の両側部には脚回りにフィットする立体ギャザーBSが形成されているのが好ましい。この立体ギャザーBSはギャザー不織布15により形成される、ギャザー不織布としては、図5に示されるように、折返しによって二重シートとした不織布が好適に用いられ、液透過性表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、ギャザー不織布15は、おむつ1の長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16、16…が配設されている。糸状弾性伸縮部材16、16…は、製品状態において図5に二点鎖線で示すように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
液不透過性裏面側シート12は、二重シート状のギャザー不織布15の内部まで進入し、図6に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっている。この液不透過性裏面側シート12としては、排便や尿などの褐色が出ないように不透明のものを用いるのが望ましい。不透明化としては、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
糸状弾性伸縮部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は7.0mm以下として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も液透過性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらにギャザー不織布15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(ウエスト回り漏れガードポケットの例)
使い捨ておむつは、ウエスト開口部からの漏れを防止するため、背側、腹側のどちらか一方、または両方に漏れガードポケットPA,PBを有する。漏れガードポケットPA,PBの形態の一例を、図1,2,8,9を参照しつつ詳説する。漏れガードポケットPA,PBは、図1,2に示すように、装着時に開口部が収容スペース(内空部)の股間側端部に位置するポケット状の構造をとり、おむつの縦(長手)方向に離間して2つ以上(図示例では2つ)配置される。
これら漏れガードポケットPA,PBのうち、1つについては外装シートの下層不織布20Bのウエスト折返し部分20Cを延長して形成し、残りを別体のシートで形成することができる(図8(A)(B)、図9(A)(B))。または、全ての漏れガードポケットについて、別体シート50A,50Bをおむつの内面に付加して形成してもよい(図8(C),図9(C))。これらの漏れガードポケットPA,PBは、ポケット形成シート(ウエスト折り返し部分20C、別体のシート)のうち、収容スペースとなる領域のウエスト側及び幅方向両側を、その内面側に位置するシートの表面に固着することにより(図中の固着部SA,SB)形成することができる。
この他、外装シート20のウエスト折返し部分20CをΣ状に折り畳み、収容スペースとなる領域のウエスト側及び幅方向両側を、その内面側に位置するシートの表面に固着することにより、外装シート20のウエスト折返し部分20Cのみで漏れガードポケットを形成することもできる。
付加される別体のシート50A,50Bの幅方向の長さは、製品幅より短くしても良いが、製品幅と同じ長さとし、外装シート20と共に、その両側部が熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることが好ましい。
図8(A)(背側は図9(A))に示される例では、ウエスト開口部側に位置する漏れガードポケットPBが外装シート折返し部分20Cによって形成されており、別体のシート50Aが折返し部分20Cと表面シートの間に固着部SAにおいて固定され、股間側に位置する漏れガードポケットPAを形成している。別の例としては、図8(B)(背側は図9(B))に示すように、股間側に位置する漏れガードポケットPBを折返し部分20Cに形成し、折返し部分20Cの表層側に別体のシート50Bを固着部SBにおいて固定する形態、図8(C)(背側は図9(C))に示すように、折返し部分20Cでは漏れガードポケットを形成せず、折返し部分20Cの表層側に別体のシート50Aを、さらに表層側に重ねて別体のシート50Bを固定して漏れガードポケットを形成する形態等が挙げられる。
別体のシート50A,50Bとしては、撥水性と通気性を有する素材を使用することが好ましく、具体的には、ギャザー不織布15と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等からなり、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができる。また、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
折返し部分20Cで漏れガードポケットPAまたはPBを形成する場合においては、折返し部分20Cのうち固着部SA,SB以外の自由部分については撥水処理をすることが好ましい。
漏れガードポケットPA,PBの少なくとも一方は、開口が開放可能なように閉じられていると、吸収パッドの端部に対して被さる又は遠すぎる漏れガードポケットを、邪魔にならないように、また装着者に不快感を与えないように閉じておくことができるため好ましい。このような構造は、漏れガードポケットPA,PBの収容スペースの内面のうち厚み方向の対向面(装着者の身体側となる面及びその反対側の面に)相互を剥離可能に接合することにより構成することができる。この剥離可能接合部は、漏れガードポケットPA,PBの収容スペースの全体としても良いが、少なくとも一部に設ければ良く、例えば開口の縁部にのみ設けることができる。剥離可能接合部は、周囲の固定部分より弱い接合強度で接合されている部分であり、接着剤を用いない単なる圧着により形成できる他、接着剤を用いて弱く接着することにより形成できる。接着剤を用いる場合、剥離可能接合部の接着剤の量を周囲の固着部分SA,PAより少なくすることにより、剥離可能接合部を形成することができる。この場合、剥離可能接合部と周囲の固着部分とにおいて、接着剤の塗布パターンは同じで塗布量を代える他、両者の塗布パターンを異ならしめ、例えば剥離可能接合部の塗布パターンをスパイラル塗布等の間欠塗布とし、周囲の固着部分SA,PAをベタ塗りとするといった手法を採用することができる。また、剥離可能接合部と対応する部分において外装シート20に固定する弾性部材25の本数を多くして、つまり弾性部材25の間隔を小さくすることでこまかいシャーリングを生じさせ、その皺により剥離可能接合部と接合対象当接部材との接合面積を減じる、といった手法を採用することもできる。
剥離可能接合部は、漏れガードポケットPA,PBの収容スペースの内面のうち厚み方向の対向面(装着者の身体側となる面及びその反対側の面に)のいずれか一方の面にメカニカルファスナーの雄テープMを接着剤等で固定し、この雄テープMを他方の面に係止することにより剥離可能に接合する形態としてもよい(図14(B))。この場合、ポケットを閉じておくことによる効果はもちろん、装着する吸収パッド100のウエスト側端部をポケット内面の雄テープで固定し、吸収パッドのズレを防止できるという効果も発揮され、漏れ防止効果をより一層のものとすることができる。
漏れガードポケットPA,PBのおむつ長手方向の長さ(ポケットの深さ)は、5〜1100mmとすることが好ましく、特に10〜50mmとすることが好ましい。最もウエスト開口部側に位置する漏れガードポケットPBの幅方向の長さは、300〜350mmとすることが好ましく、特に300〜330mmであることが望ましい。また、股間側に位置する漏れガードポケットPAの幅方向の長さは、200〜300mmとすることが好ましく、特に230〜290mmであることが好ましい。ウエスト開口部から漏れガードポケットPA,PBの開口縁までの距離は、それぞれ100〜230mm、60〜200mmとすることが好ましく、特に135〜205mm、85〜170mmとすることが好ましい。
最も股間側に位置する漏れガードポケットPAは、その収容スペースの股間側端部が吸収性本体10の吸収体13におけるウエスト側端部の幅方向全体を覆うように設けられているのが好ましい。また、複数の漏れガードポケットPA,PBの縦方向間隔は適宜定めることができるが、開口部間の間隔、すなわち図示例ではポケット形成シート(ウエスト折り返し部分20C、別体のシート)の下端の離間距離が10〜150mm、特に15〜115mmであることが望ましい。
漏れガードポケットを腹側、背側の両方に配する場合、ウエスト開口部側の漏れガードポケット間の距離PD2は540〜600mmとすることが好ましく、特に550〜580mmとすることが好ましい。また、股間側の漏れガードポケット間の距離PD1は、470〜500mm、より好ましくは480〜495mmとすることが望ましい。
図10及び図11に、ウエスト回り漏れガードポケットの本発明実施形態を示す。股間側に位置する漏れガードポケットPAは、初期収容スペースとなる部分(幅方向中央部における股間側縁からウエスト側の所定位置まで)が非接着部(剥離可能に接合しても良い)PA1とされ、この非接着部PA1の幅方向両側部及びウエスト側の三方をそれぞれ取り囲むスペース拡大部分PA2が剥離可能に接合されている。また、図示例では、背側に位置する漏れガードポケットPBも初期収容スペースとなる非接着部(剥離可能に接合しても良い)PB1とそれを取り囲むスペース拡大部分PB2を有している。これらの初期収容スペース及びスペース拡大部分PB2を剥離可能に接合する手法としては、前述の剥離可能接合部と同様の手法を採用することができる。
このようなスペース拡大部分PA2,PB2を有することにより、併用する吸収パッドの寸法が、股間側に位置するポケットの初期収容スペースに挿入するには大きすぎるが当該ポケットのウエスト側に位置する次のポケットの収容スペースに挿入するには小さい場合や、ウエスト側に位置するポケットの初期収容スペースに対して若干寸法が大きい場合等、必要に応じて、所望のポケットのスペース拡大部分の剥離によりポケットの収納部分を拡大し、吸収パッドの寸法に適合させることが可能となる。複数ある漏れガードポケットPA,PBの全てをこのようなスペース拡大部分を有する構造としてもよく、また最もウエスト側に位置するポケットのみ、最も股間側に位置するポケットのみ等、一部のポケットのみにスペース拡大部分を設けても良い。さらに、腹側、背側のどちらか一方に配された漏れガードポケットにのみスペース拡大部分を設けることもできる。
(吸収パッド装着例)
吸収パッドを装着した使い捨ておむつの例を図12,13に示す。図12に例示する吸収パッド100は小型タイプであり、おもに、液透過性表面シート111、液不透過性裏面側シート112及び吸収体113より構成される。吸収パッド100は、腹側及び背側の股間側に位置する漏れガードポケットPAにその前後方向両端が挟み込まれるようにして配置されるのが好ましい。図14に、吸収体100の腹側端部を挟み込んだ漏れガードポケットPAの断面を示す。吸収パッド100の液透過性シート111は、不織布が使用されるのが一般的であるため、図14(B)のようにポケット内部に面ファスナーの雄テープMが配されている場合は、雄テープMを吸収体パッド100の液透過性シート111に係合させ、吸収体パッド100にズレを防止することができる。
図13に示すような大型の吸収パッド200を使用する場合は、漏れガードポケットPAの上をまたぐようにして、腹側及び背側のウエスト側の漏れガードポケットPBにその前後方向両端が挟み込まれるように配置されるのが好ましい。
本発明は、上記例のようなパンツ型使い捨ておむつの他、テープ式の使い捨ておむつ、にも適用できるものである。
1…パンツ型使い捨ておむつ、10…吸収性本体、11…液透過性表面シート、12…液不透過性裏面側シート、13…吸収体、14…包装シート、15…ギャザー不織布、16…糸状弾性伸縮部材、20…外装シート、21,22…脇部接合縁、24…ウエスト部弾性部材、25…腰回り弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…脚回りカットライン、50A,50B…漏れガードポケット形成シート、20C…外装シート折り返し部、100…吸収体パッド、111…液透過性表面シート、112…液不透過性裏面側シート、F…腹側部分、B…背側部分、PA,PB…漏れガードポケット、PA1、PB1…漏れガードポケット非接着部、PA2,PB2…漏れガードポケット剥離部、M…雄テープ。

Claims (4)

  1. 前後方向中央部と、その前側及び後側にそれぞれ延在する腹側部分及び背側部分とを有し、
    液透過性表面シート、液不透過性裏面側シート、及びこれら表面シートと裏面側シートとの間に介在する吸収体を、前記腹側部分から背側部分にかけて備え、
    前記腹側部分及び背側部分の少なくとも一方の内面における、ウエスト側部分の幅方向中央部に、股間側に開口する漏れガードポケットを備えた、使い捨ておむつにおいて、
    前記漏れガードポケットは、開口位置が縦方向に離間するように前記ウエスト側部分に複数設けられており、
    前記複数の漏れガードポケットの少なくとも一つは、その収容スペースのうち、幅方向両側の縁部及びウエスト側の縁部の少なくとも一方がスペース拡大部分として開放可能なように閉じられるとともに、このスペース拡大部分以外の部分が開放されているか又は開放可能なように閉じられている、
    ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記漏れガードポケットの少なくとも一つの開口は、開放可能なように閉じられている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記漏れガードポケットの少なくとも一つは、その収容スペースの内面のうち、装着者の身体側となる面又はその反対側の面にメカニカルファスナーの雄テープが取り付けられており、
    このメカニカルファスナーの雄テープが対向面に係止されることにより、前記漏れガードポケットの開口が開放可能なように閉じられている、請求項2記載の使い捨ておむつ。
  4. 各前記漏れガードポケットは、前記ウエスト側部分の内面における少なくともウエスト端部から股間側に向かって延在し、収容スペースとなる部分のウエスト側及び幅方向両側が前記ウエスト側部分の内面に固定された漏れガードシートからなるものである、請求項1〜のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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