JP2009261981A - 紙おむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透液性トップシートは、吸収体の両側縁を周り込み吸収体の裏面に延在し固着され、起立カフスCを形成する起立シートは、透液性トップシートが周り込んだ吸収体の両側縁をさらに上側から周り込み吸収体の裏面に延在し固着され、固着の始端部が起立カフスCの起立端を形成し、起立カフスCは自由部分の先端部と根本部の伸縮部材の収縮力により吸収主体10の両側部を持ち上げ、ウエスト部Wに複数の糸状あるいは細帯状のウエスト伸縮部材20F,20Bを縦方向に一定の間隔で周方向に平行に設け、腰下部Uは、腰下部領域の60%以上の縦方向範囲で620dtex以下の腰下伸縮部材21F,21Bをウエスト伸縮部材の間隔より短い間隔で周方向に平行に、吸収体の中央部では不連続に設け股部領域Lの前身頃も短い間隔で周方向に平行に、吸収体の中央部では不連続に設ける。
【選択図】図2
Description
<請求項1記載の発明>
外形シートと前記外形シートの内面に股間部を中心として縦方向に延存する吸収主体を有し、使用状態においてウエスト開口部および左右のレッグ開口部を有するパンツ型紙おむつであって、
前記パンツ型紙おむつは、ウエスト部と腰下部とからなる胴周り領域と、股部領域からなり、
前記吸収主体は、少なくとも透液性トップシートと、吸収体と、不透液性バックシートと、起立カフスとから構成され、
前記透液性トップシートは、前記吸収体の両側縁を周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、
前記起立カフスを形成する起立シートは、前記透液性トップシートが周り込んだ前記吸収体の両側縁をさらに上側から周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、固着の始端部が前記起立カフスの起立端を形成する、
前記起立カフスは、起立端より先端側に自由部分を有し、前記自由部分の先端部と根本部に伸縮部材を前記吸収主体の長手方向に沿って設け、
前記自由部分の先端部と根本部の前記伸縮部材の収縮力により、吸収主体の両側部を持ち上げ、
前記ウエスト部には、複数の糸状あるいは細帯状のウエスト伸縮部材が、縦方向に一定の間隔を持って周方向に平行に設けられ、
前記腰下部には、前記腰下部領域の60%以上の縦方向範囲にわたって、複数の太さが620dtex以下の腰下伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に、且つ、前記吸収体の中央部では不連続に設けられ、
前記股部領域の前身頃には、複数の太さが620dtex以下の整形伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に、且つ、前記吸収体の中央部では不連続に設けられている
ことを特徴とするパンツ型紙おむつ。
請求項1記載の発明は、前記吸収主体は、少なくとも透液性トップシートと、吸収体と、不透液性バックシートと、起立カフスとから構成され、前記透液性トップシートは、前記吸収体の両側縁を周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、前記起立カフスを形成する起立シートは、前記透液性トップシートが周り込んだ前記吸収体の両側縁をさらに上側から周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、固着の始端部が前記起立カフスの起立端を形成し、前記起立カフスは、起立端より先端側に自由部分を有し、前記自由部分の先端部と根本部に伸縮部材を前記吸収主体の長手方向に沿って設け、前記自由部分の先端部と根本部の前記伸縮部材の収縮力により、吸収主体の両側部を持ち上げられることから、吸収主体の側部を変形させ持ち上げ、また若干吸収コア13も変形させつつ持ち上げ、深いポケット空間を形成し尿または軟便を閉じ込める。
また、前記腰下部には、前記腰下部領域の60%以上の縦方向範囲にわたって、複数の太さが620dtex以下の腰下伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に設けられ、前記股部領域の前身頃には、複数の太さが620dtex以下の整形伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に設けられていることから、腰下部から股部領域の前身頃にわたって、皺が目立たず、見えるとしても木目細かい皺であり、全体的には平坦面状の外面を呈し、すっきり感、すなわち製品の外面が「モコモコ」せず、見栄えに優れた紙おむつとなる。
特に、股部領域の前身頃において、整形伸縮部材によってレッグ開口縁が胴回りと平行に収縮して小さくなるとともに、縦方向(収縮方向と直交する方向)に沿った小皺が収縮方向に多数並列形成され、この縦小皺によりレッグ開口縁の剛性が高まる。そして、これらの相乗作用によってレッグ開口縁が従来品のように波状にヒラヒラしなくなり、脚周りがすっきりとして見栄えが良好となる。
さらに、腰下伸縮部材及び整形伸縮部材が、吸収コアの中央部において不連続となっていることから、腰下部から股部領域の前身頃にわたって、使い捨て紙おむつは、面として肌に対して押圧され、局部的な過度の肌への圧迫がなく、製品の内面と肌とがぴったり接触することによりフィット性が良好であり、紙おむつのずれ落ちを防止できる。
前記股部領域には、左右一対の脚周り伸縮部材が、前記レッグ開口部に沿って延在し、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口部近傍において、前記脚周り伸縮部材と交差する請求項1記載のパンツ型紙おむつ。
請求項2記載の発明は、前記股部領域には、左右一対の脚周り伸縮部材が、前記レッグ開口部に沿って延在し、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口部近傍において、前記脚周り伸縮部材と交差することから、整形伸縮部材の外側端部は内側に引き込まれ難くなり、股部領域全体を腰脇側へ向けて引き上げ、股部領域全体の肌へのフィット性も高めることができる。
前記レッグ開口部における前記脚回り伸縮部材からのレッグ開口縁のはみ出し幅が5mm以内である請求項1または2記載のパンツ型紙おむつ。
請求項3記載の発明は、前記レッグ開口部における前記脚回り伸縮部材からのレッグ開口縁のはみ出し幅が5mm以内であることから、レッグ開口縁のヒラヒラ感をさらに少なくし、見栄えを更にスッキリする。
前記吸収体は、少なくとも吸収体コアと前記吸収体コアを覆うクレープ紙で構成され、
前記腰下伸縮部材が、前記胴回り領域の左右の接合部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記腰下伸縮部材が、前記接合部と前記対応位置との間で伸縮する請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
請求項4記載の発明は、前記吸収体は、少なくとも吸収体コアと前記吸収体コアを覆うクレープ紙で構成され、前記腰下伸縮部材が、前記胴回り領域の左右の接合部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記腰下伸縮部材が、前記接合部と前記対応位置との間で伸縮することから、腰下部領域において、吸収体が肌から浮き上がりにくく、腰周り部分からの漏れがより一層生じにくい。
また、吸収コアは外形シートと比べて剛性が高い(撓みにくく、収縮しにくい)ので、腰下部はウエスト部と平行な方向に沿って幅方向中央の吸収コア側に収縮され、腰下部がより一層すっきりし見栄えが良くなる。
前記整形伸縮部材が、左右のレッグ開口縁部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口縁部と前記対応位置との間で伸縮する請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
請求項5記載の発明は、前記整形伸縮部材が、左右のレッグ開口縁部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口縁部と前記対応位置との間で伸縮することから、股部領域において、吸収体が肌から浮き上がりにくく、腰周り部分からの漏れがより一層生じにくい。
また、吸収コアは外形シートと比べて剛性が高い(撓みにくく、収縮しにくい)ので、股部はウエスト部と平行な方向に沿って幅方向中央の吸収コア側に収縮され、腰下部がより一層すっきりし見栄えが良くなる。
前記腰下伸縮部材の間隔と前記整形伸縮部材の間隔とが、同じ間隔である請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
請求項6記載の発明は、前記腰下伸縮部材の間隔と前記整形伸縮部材の間隔とが、同じ間隔であることから、腰下部から股部領域の前身頃にわたって、生成する皺は胴周り方向に幅狭であり、股下方向の長さが等しく製品の外面が「モコモコ」せず、より見栄えに優れた使い捨て紙おむつとなる。
前記整形伸縮部材が、前記前記股部領域の前身頃の60%以上の縦方向範囲にわたって設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
請求項7記載の発明は、前記整形伸縮部材が、前記前記股部領域の前身頃の60%以上の縦方向範囲にわたって設けられていることから、製品の外面が「モコモコ」せず、より見栄えに優れた使い捨て紙おむつとなる。
前記起立カフスの長手方向前後端部において、前記自由部分の先端部が幅方向中央側に向かう状態で前記透液性トップシートの表面に固定されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
請求項8記載の発明は、前記起立カフスの長手方向前後端部において、前記自由部分の先端部が幅方向中央側に向かう状態で前記透液性トップシートの表面に固定されていることから、起立カフスで囲まれる空間は、尿または軟便の閉じ込め空間を形成し、軟便の固形分については、起立カフスがバリヤーとなり、その乗り越えが防止される。
主に図1によって、本発明の部位や方向に関する用語説明をしつつ、図2〜図6によって、第1の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
この第1の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつは、図2及び図3に示すように、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定され、股間(股下、折り返し部)4を中心として縦方向(前後方向)に延在する吸収主体10とを主体として構成されている。
第1の実施形態の整形伸縮部材23F,23Bは、通常の場合ホットメルト接着剤等の接着剤により外形シート1に対して固定されるが、その場合、整形伸縮部材23F,23Bの外側端部が中央側に向かって引き込まれてしまうおそれがある。
第3の実施形態は、図9および図10に示すように、整形伸縮部材23F,23Bを、各身頃の対応するレッグ開口部に沿って接合部30(レッグ開口始端の上側部位)まで延在させた形態である。この延在部分が符号EGにより示されている。この場合にも、整形伸縮部材23F,23Bは、股部領域Lにおける股間部4の前後各2〜3cm、特に4〜6cmの長さ範囲Rを除いて設けられている。
第4の実施形態は、図11に示すように、第1の実施形態とは反対に、前身頃Fにおける整形伸縮部材23Fは一方側のレッグ開口縁6から他方側のそれまで連続的に設けられており、後身頃における整形伸縮部材23Bは両レッグ開口縁6,6から吸収コア13と対応する位置まで連続的にそれぞれ設けられ、かつ吸収コア13の中央部には設けられていない形態である。図示例では、整形伸縮部材23F,23Bに合わせて腰下部伸縮部材21F,21Bも連続・不連続が第1の実施形態とは反対にされている。
第5の実施形態は、図12に示すように、前身頃Fの整形伸縮部材23Fおよび後身頃Bの整形伸縮部材23Bの両方が、両レッグ開口縁6,6から吸収コア13と対応する位置まで連続的にそれぞれ設けられ、かつ吸収コア13の中央部には設けられていない形態である。図示例では、これら整形伸縮部材23F,23Bに合わせて、ウエスト伸縮部材20F,20Bの両方および腰下部伸縮部材21F,21Bの両方も、それぞれ中央部に不連続部分を設けている。
第6の実施形態は、図13に示すように、前身頃Fの整形伸縮部材23Fおよび後身頃Bの整形伸縮部材23Bの両方が、一方側のレッグ開口縁6から他方側のそれまで連続的に設けられた形態である。図示例では、これら整形伸縮部材23F,23Bに合わせて、ウエスト伸縮部材20F,20Bの両方および腰下部伸縮部材21F,21Bの両方も、胴周り領域Tの一方側接合部から他方側接合部まで連続させている。
本発明における整形伸縮部材は、例えば図14に前身頃Fの整形伸縮部材23Fの例を示すように、股部領域Lにおけるレッグ開口縁から吸収コアの近傍位置、好ましくは吸収コア13から幅方向に5mm、特に2mm離間する位置までしか、延在させないようにすることもできる。図示例ではこの距離を符号zにより示してある。この構成は、前身頃の整形伸縮部材23Fであると後身頃Bの整形伸縮部材23Bであるとを問わず、適用することができる。
また本発明における整形伸縮部材は、例えば図15に前身頃Fの整形伸縮部材23Fの例を示すように、股部領域Lにおけるレッグ開口縁6,6だけに設けることもできる。この構成も、前身頃の整形伸縮部材23Fであると後身頃Bの整形伸縮部材23Bであるとを問わず、適用することができる。
さらに上記例では、股間部4の前後各2〜3cm、特に4〜6cm長さ範囲R(図9参照)には整形伸縮部材23F,23Bを設けていないが、本発明における整形伸縮部材23F,23Bは、股部領域Lの縦方向全体に設けることもできる。
本発明においては、整形伸縮部材の他にも、股間部をフィットさせるために、種々の形態で伸縮部材を外形シート1に設けることができる。第10の実施形態は、図17に示すように、整形伸縮部材23F,23Bに加えて、レッグ開口縁6,6の全体に、レッグ開口部に沿って連続する脚周り伸縮部材24,24を外形シート1の不織布間に固定した形態である。本発明においては、この脚周り伸縮部材24,24からのレッグ開口縁6,6のはみ出し幅tを5mm以内(好適には2mm以内)とするのが望ましい。なお、図17では脚周り伸縮部材を目立たせるために、吸収主体10を仮想線で示してある(後述の図18および図19の例も同じ)。
第11の実施形態は、図18に示すように、前身頃F及び後身頃Bにおいて、左方の脇部の端部から左方のレッグ開口縁6を通り、股間(股下)部を横断して、右方のレッグ開口縁6を通り脇部の端部まで連続させて、それぞれ脚周り・股間部伸縮部材25F,25Bを外形シート1の不織布間に固定したものである。また、この例においては、前身頃F側と後身頃B側の脚周り・股間部伸縮部材25F,25Bが股間部4の前後各2〜3cm、特に4〜6cmの範囲R内で一部交差する形態としてある。
第12の実施形態は、図19に示すように、第12の実施形態に対して、前身頃F側と後身頃B側の脚周り・股間部伸縮部材26F,26Bが股間部4の前後各2〜3cm、特に4〜6cmの範囲R内を通るものの、交差しない点が異なる形態である。かかる形態でも、伸縮部材26F,26Bの脚周り部分からのレッグ開口縁6,6のはみ出し幅tを5mm以内(好適には2mm以内)とすると、第10の実施形態と同様、さらにレッグ開口縁6のヒラヒラ感がさらに少なくなる。
上記の実施の形態を比較して推測できるように、本発明の整形伸縮部材23F,23Bは、吸収主体10を横断して胴周りと平行に連続して配置固定する形態と、吸収コア13のほぼ全体部分には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定する形態を採ることができる。また、前身頃の整形伸縮部材23Fは、吸収コア13のほぼ全体部分には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定し、後身頃の整形縮部材23Bについては吸収主体10を横断して胴周りと平行に連続して配置固定することができる。もちろん、この逆でもよい。
前述のように、本発明はパンツ型使い捨ておむつのほか、テープ式紙おむつをも対象とする。この第1の実施の形態を図21及び図22に示す。この例においては、両側部に起立シート41,41を有し、これらの自由起立部の先端部に伸縮部材51,51が設けられ、起立カフスC,Cを構成している。起立シート41は外形シートと同様の裏面シート1と接合されている。42は背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合するためのテープファスナーである。この例において、前身頃F及び後身頃Bの長手方向端部において、ウエスト部Wにおける外形シート(裏面シート)1の不織布間には、ウエスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口部WOの端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸縮部材20F,20B…が伸縮するように伸長下に配置固定されている。さらに前身頃Fの下腹部及び後身頃Bの臀部に、胴周り方向に沿って腰下部伸縮部材21F,21Bが設けられている。
第2の実施の形態を図23及び図24に示す。この形態は起立カフスを有しない例である。そして、吸収コア13の外方のフラップ部に伸縮部材52,52が、透液性トップシート11とバックシート12との間に固定されている。この例においても、ウエスト伸縮部材20F,20B…、及び腰下部伸縮部材21F,21Bが設けられている。
本発明の各伸縮部材としては、天然ゴムや合成ゴムなどの材質のほか、ウレタンなどの弾性伸縮性のものを用いることができる。また、細帯状の弾性伸縮性帯や、面積的に大きいシート状のものも使用できる。これらの例として、ウレタンなどの帯、フィルムまたはシートなどがある。フィルムとしては無孔フィルムや孔開きフィルム、さらにシートとしては前述のような網目状のシートなどを適宜選択できる。無孔フィルム60の配設例を図25に示した。また、網目状のフィルム61の配設例を図26に示した。
Claims (8)
- 外形シートと前記外形シートの内面に股間部を中心として縦方向に延存する吸収主体を有し、使用状態においてウエスト開口部および左右のレッグ開口部を有するパンツ型紙おむつであって、
前記パンツ型紙おむつは、ウエスト部と腰下部とからなる胴周り領域と、股部領域からなり、
前記吸収主体は、少なくとも透液性トップシートと、吸収体と、不透液性バックシートと、起立カフスとから構成され、
前記透液性トップシートは、前記吸収体の両側縁を周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、
前記起立カフスを形成する起立シートは、前記透液性トップシートが周り込んだ前記吸収体の両側縁をさらに上側から周り込み前記吸収体の裏面に延在し固着され、固着の始端部が前記起立カフスの起立端を形成する、
前記起立カフスは、起立端より先端側に自由部分を有し、前記自由部分の先端部と根本部に伸縮部材を前記吸収主体の長手方向に沿って設け、
前記自由部分の先端部と根本部の前記伸縮部材の収縮力により、吸収主体の両側部を持ち上げ、
前記ウエスト部には、複数の糸状あるいは細帯状のウエスト伸縮部材が、縦方向に一定の間隔を持って周方向に平行に設けられ、
前記腰下部には、前記腰下部領域の60%以上の縦方向範囲にわたって、複数の太さが620dtex以下の腰下伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に、且つ、前記吸収体の中央部では不連続に設けられ、
前記股部領域の前身頃には、複数の太さが620dtex以下の整形伸縮部材が、前記ウエスト伸縮部材の間隔より短い7mm以下の間隔を持って周方向に平行に、且つ、前記吸収体の中央部では不連続に設けられている
ことを特徴とするパンツ型紙おむつ。 - 前記股部領域には、左右一対の脚周り伸縮部材が、前記レッグ開口部に沿って延在し、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口部近傍において、前記脚周り伸縮部材と交差する請求項1記載のパンツ型紙おむつ。
- 前記レッグ開口部における前記脚回り伸縮部材からのレッグ開口縁のはみ出し幅が5mm以内である請求項1または2記載のパンツ型紙おむつ。
- 前記吸収体は、少なくとも吸収体コアと前記吸収体コアを覆うクレープ紙で構成され、
前記腰下伸縮部材が、前記胴回り領域の左右の接合部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記腰下伸縮部材が、前記接合部と前記対応位置との間で伸縮する請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。 - 前記整形伸縮部材が、左右のレッグ開口縁部から吸収コアの両側部の対応位置までそれぞれ設けられ、前記整形伸縮部材が、前記レッグ開口縁部と前記対応位置との間で伸縮する請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
- 前記腰下伸縮部材の間隔と前記整形伸縮部材の間隔とが、同じ間隔である請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
- 前記整形伸縮部材が、前記前記股部領域の前身頃の60%以上の縦方向範囲にわたって設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
- 前記起立カフスの長手方向前後端部において、前記自由部分の先端部が幅方向中央側に向かう状態で前記透液性トップシートの表面に固定されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のパンツ型紙おむつ。
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